JP2008190192A - 錠装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】錠装置に関し、回転検出部をコンパクトにまとめることができるために、装置を大型化を防ぐことができることを目的とする。
【解決手段】アクチュエータ1により駆動されるデッドボルト2と、
アクチュエータ1からの動力をデッドボルト2に伝達する動力伝達ルート中に挿入される検出用回転体3と、
検出用回転体3の平板部4に沿って配置されるプリント基板5とを有し、
前記プリント基板5には、
基準電位に保持される基準電位パターン6と、検出用回転体3が所定の検出回転位置に移動した際に該検出用回転体3の導体部7を介して基準電位パターン6に短絡する回転回転位置検出パターン8と、
回転回転位置検出パターン8の電位変化を検出してアクチュエータ1による駆動結果位置を判別する判定回路との接続をとるパターン配線が形成されるように構成する。
【選択図】 図13

Description

本発明は錠装置に関するものである。
アクチュエータを使用してデッドボルトを施解錠駆動する錠装置としては、特許文献1に記載のものが知られている。この従来例において、錠装置は、アクチュエータにより回転駆動される駆動歯車と、アクチュエータが収容され、側壁に磁気感度スイッチが固定されるカセットケースとを有する。駆動歯車が回転駆動されると、駆動歯車に固定された磁石が磁気感度スイッチに正対し、当該駆動歯車の回転位置が検出される。
特開2006-138136号公報
しかし、上述した従来例において、駆動歯車の複数の回転位置を検出するためには、駆動歯車を囲むようにして複数の磁気感度スイッチを配置する必要があるために、装置が大型化するという欠点がある。
本発明は、以上の欠点を解消すべくなされたものであって、装置の小型化が可能な錠装置の提供を目的とする。
錠装置は、アクチュエータ1からの動力を動力伝達ルートを経由してデッドボルト2に伝達し、該デッドボルト2を施解錠駆動するように形成される。動力伝達ルート中には検出用回転体3A、3Bが挿入されるとともに、検出用回転体3A、3Bの平板部4A、4Bに沿ってプリント基板5が配置され、アクチュエータ1が回転駆動されて検出用回転体3A、3Bが所定の回転角度に達すると、検出用回転体3A、3Bの導体部7A、7Bがプリント基板5の基準電位パターン6と回転位置検出パターン8とを短絡させる。
短絡による電位変化をプリント基板5上、あるいは別途設けられた錠制御装置内の判定装置に接続すると検出用回転体3A、3Bの回転位置を検知することができる。導体部7A、7Bによる検出パターン間の短絡は、いずれか一方に所定回転位置で他方に接触する接点9A、9Bを突設することにより実現できる。
検出用回転体3A、3Bの平板部4A、4Bに沿って配置されるプリント基板5により検出用回転体3A、3Bの回転位置を検出するこの発明において、プリント基板5上に対応する検出パターンを増やすだけで複数の検出位置を設定することができるために、装置が大型化することがない。
本発明によれば、回転検出部をコンパクトにまとめることができるために、装置を大型化を防ぐことができる。
図1、2に示すように、錠装置は、錠ケース12内に動力ユニット11により駆動されるデッドボルト2を収容して形成され、扉体13に固定して使用される。
錠ケース12は、図4に示すように、四周に立ち上がり片を立ち上げた下ケース12Aの上部開口を上ケース12Bにより閉塞して中空ボックス形状に形成され、前端面に取付プレート14が固定される。取付プレート14は、扉体13内に挿入して固定するときの扉体13への固定用フランジを提供し、扉体13に固定した後、化粧プレート15により覆われる。
後述するように、動力ユニット11内で生成された動力は回転出力軸(後段の検出用回転体3B)に出力され、回転出力軸3Bに連結された中継ギア16を回転させる。中継ギア16の回転は、ラック部材17を介してデッド駆動カム18に伝達される。
図2、3に示すように、デッド駆動カム18は入力ギア18aとデッド操作アーム18bを備え、動力ユニット11の施解錠動作に伴ってほぼ90°施解錠回転位置間で回転駆動される。デッド駆動カム18が施錠回転位置側に回転駆動されると、デッド操作アーム18bがデッドボルト2に形成された施錠用被押動部2aを前方に押し出し、デッドボルト2を先端が前方に飛び出した施錠位置に移動させる。また、この状態からデッド駆動カム18が解錠回転位置側に回転駆動されると、デッド操作アーム18bはデッドボルト2の解錠用被押動部2bを後方に押し込み、デッドボルト2を図2に示す解錠位置に移動させる。
また、図1(b)に示すように、扉体13に固定されるシリンダ錠19、あるいはサムターン装置20によりデッドボルト2を駆動するために、デッド駆動カム18の回転中心部には、シリンダ錠19等の回転軸部材を嵌合するための連結孔18cが形成される。
上記デッド駆動カム18にはリンク杆21が連結され、リンク杆21の一端部が、錠ケース12に回転自在に立設された支柱22に側方から摺動自在に貫通する。リンク杆21には一端が支柱22に、他端がリンク杆21に形成されるストッパフランジ21bに押さえ付けられた圧縮スプリング21bが巻装されており、デッド駆動カム18を施解錠いずれかのストローク終端位置に節度停止させる。
図6に示すように、ラック部材17は、一端に中継ギア16に噛合する中継ギア側ラック17aが形成された合成樹脂製のラック本体17bの他端に金属材料により板状に形成される入力ギア側ラック17cを固定して形成される。中継ギア16は動力ユニット11の外周壁面の一部を低くして形成されるラックスライド面11aに外周を露出させて装着され、中継ギア側ラック17aは、ラックスライド面11aと上ケース12Bの内壁面23との間の間隙に挿入可能な厚さに形成される。
ラック本体17bのラックスライド面11aとの摺接部には、摺動抵抗を少なくするためのリブ17dが形成され、さらに、ラックスライド面11aには、中継ギア側ラック17aの背面を支承するラックガイド24が形成される。
また、ラック本体17bは全長にわたって上ケース12Bの内壁面23を摺動面として移動自在であり、中継ギア側ラック17aの上ケース12Bとの摺接部、およびラック本体17bの反対端には、上ケース12Bの内壁面23に摺接するリブ17dが形成される。
ラック部材17の移動方向線周りの座りをよくして当該方向の転びを防止し、噛合不良の発生を防止するために、上記リブ17dは、ラック本体17bの全幅、すなわち、ラック部材17の移動方向に直交する方向の全長にわたって形成される。さらに、上記方向の転びを防止するために、上記ラックガイド24は、中継ギア側ラック17aの全高にほぼ一致する高さに形成され、支承寸法の増加が図られる。
また、ラック部材17は入力ギア側ラック17cを錠ケース12に立設されるガイド支柱25により移動方向がガイドされるとともに、ガイド支柱25基端部に形成されるラック支承部26に支承される。ガイド支柱25は上下ケース12A、12Bを連結するビス28の挿通部材の周壁が利用され、この挿通部材に空転自在なリングを外嵌合してラック支承部26が形成される。
図5に示すように、上記デッドボルト2を円滑にスライドさせ、作動時の異音発生等を防止するために、錠ケース12には合成樹脂製のガイド部材28が固定される。ガイド部材28はデッドボルト2の側壁が摺接するガイド面を有して断面コ字形状に形成される。ガイド部材28は、図示したものとほぼ同形のものが対になって矩形筒形状をなし、デッドボルト2の側壁全体を囲むが、図5においては一方のガイド部材28のみが図示されている。
さらに、錠ケース12には、ストッパレバー29が支軸30周りに揺動自在に連結される。ストッパレバー29は先端部に円柱状のデッドストッパ29aを有し、図外のトーションスプリングにより図5において反時計回りに付勢される。このストッパレバー29は、上記デッド駆動カム18が施錠回転位置から解錠回転位置に移動する途上でデッド操作アーム18bに干渉して上部ストローク終端位置まで押し上げられる。
デッドボルト2は、厚板鋼板をU字形状に折り曲げて形成される。このデッドボルト2は開放断面部を下方に向けた姿勢でガイド部材28に長手方向摺動自在に嵌合され、後部上端にストッパ用段部2cが形成される。このストッパ用段部2cは、図3に示すように、デッドボルト2が施錠位置にあるときにデッドストッパ29aが係止してデッドボルト2の解錠位置側への移動を規制する。
上述したように、デッドストッパ29aは、デッド駆動カム18の解錠回転位置側への回転初期、すなわち、デッドボルト2の解錠位置側への移動に先立って上部ストローク終端側にドライブされてストッパ用段部2cとの係止を解除し、デッドボルト2の解錠位置側への移動を許容する。
上記デッドボルト2には、鎌部材31が支軸32周りに揺動自在に軸支される。図1に示すように、鎌部材31は芯板部31Aの両面にカバープレート31Bを固定して形成され、前後端部に係止爪31aと作動突部31bとを備える。この鎌部材31は、デッドボルト2が解錠位置にある時には、図2に示すように、係止爪31aがデッドボルト2内に格納されて施錠動作時の係止爪31aのストライクとの衝接が防止される格納姿勢を取る。この格納姿勢は、上記ガイド部材28に形成された干渉部28aに作動突部31bが乗りあがることにより維持されており、この状態からデッドボルト2が施錠位置側に移動すると、図3に示すように、作動突部31bがガイド部材28に形成される鎌操作突条28bに当接し、鎌部材31に反時計回りに回転力を付与する。
図1に示すように、鎌部材31の回転により、鎌部材31の係止爪31aはデッドボルト2の下端縁から突出し、以後、ストライク33がデッドボルト2脱離方向、すなわち、図1において左側に移動した場合にはストライク孔33aの周壁に係止し、当該方向への移動を規制する。
図7以下に動力ユニット11の詳細を示す。動力ユニット11は、下ユニットケース10Aに上記ラックスライド面11aが形成された上ユニットケース10Bを連結して形成されるユニットケース10を有し、該ユニットケース10内にモータ1、モータ1の動力を回転出力軸3Bの回転動力に変換する歯車列等が収容される。上記歯車列は、モータ1の回転軸1aに固定されるウォーム34の回転を、ウォームホイル35、第1ギア36、第2ギア37、前段の検出用回転体3Aとしての最終段ギア、出力軸3Bの順に伝達するように構成される。モータ1への給電、あるいは制御信号の入出力を行うために、ユニットケース10には、リード線38が引き込まれる。
図7(a)に示すように、上記最終段ギア3Aは、下ユニットケース10Aとプリント基板5により平板部4Aが挟まれた姿勢で装着される。プリント基板5には、後述する出力軸3Bの筒状軸部39が挿入される軸挿通穴5aが開設され、下ユニットケース10Aには、最終段ギア3Aから突出する軸部40が嵌合する軸受凹部41と、軸受凹部41の中心から突出して最終段ギア3Aの軸部40に形成される貫通状の軸貫通孔42が外嵌合する軸固定突部43が形成される。
図9、10に示すように、最終段ギア3Aは、平板部4A裏面に上記軸部40を突設して形成され、軸部40形成面と反対面にクラッチ部44を構成するクラッチスライダ45が装着される。クラッチスライダ45は、同一形状のものを反転させた一対が使用され、杆部45aの中心部から角度規制突部45bを突設させてT字形状に形成される。このクラッチスライダ45は、角度規制突部45b裏面に突出するスライド突部45cと、杆部45aから突出するばね受け杆とを有し、スライド突部45cを最終段ギア3Aのスライダ受容長孔46内に摺動自在に挿入して装着される。
装着状態においてばね受け杆45dは他のクラッチスライダ45の貫通孔45eを貫通し、相互に離接動作をすることができる。図10に示すように、これらばね受け杆45dの間には、圧縮スプリング47が介装され、各クラッチスライダ45は互いに離間する方向に付勢される。
さらに、最終段ギア3Aのプリント基板5に対向する側の平板部4Aには導体部状の導体部7Aが固定される。導体部7Aは、導電性の良好な金属材料に形成され、図10(d)に示すように、接点脚48の自由端に半球状の接点9Aが形成される。
この最終段ギア3Aは、1回の施解錠操作により初期回転位置と施解錠いずれかの回転位置との間で往復駆動され、例えば、解錠操作の場合、初期回転位置を基点として一旦解錠回転位置まで駆動された後、再び逆回転駆動されて初期回転位置に復帰する。
図11(a)に示すように、これら最終段ギア3Aの回転位置を検出するために、プリント基板5には、グランドパターン(基準電位パターン6A)と、回転位置検出パターン8Aが軸挿通穴5aと同心円上に形成される。図11(b)に示すように、最終段ギア3Aが初期回転位置にあるとき、接点9Aは、グランドパターン6Aと回転位置検出パターン8Aの双方に接触しているために、上記両パターン6A、8Aは導体部7Aを介して短絡しており、回転位置検出パターン8Aはグランド電位になる。この状態から、最終段ギア3Aが図11(c)に示す解錠操作位置、あるいは図11(d)に示す施錠操作位置まで移動すると、接点9Aは回転位置検出パターン8Aから外れるために、回転位置検出パターン8Aはドライブ電位に変化する。
回転位置検出パターン8Aの電位変化は、プリント基板5上に形成されるパターン配線を経由してプリント基板5上、あるいはコネクタ、上記リード線38を経由して図外のコントローラに通知され、モータ1駆動の制御確認信号として利用される。
図7(b)、図15に示すように、上記下ユニットケース10Aには、軸固定突部43に一端が固定されて固定軸49が立設され、該固定軸49周りに出力軸3Bが空転自在に装着される。図12に示すように、出力軸3Bは平板部4Bの一面に筒状軸部39を有しており、該筒状軸部39を上記プリント基板5の軸挿通穴5aに挿通させて装着される。
また、出力軸3Bの平板部4Bにはプリント基板5に対峙して導体部7Bが形成される。導体部7Bは上述した最終段ギア3Aに使用されたものと同様に、導電性の良好な薄板材により形成され接点脚50の自由端に半球状の接点9Bを備える。
さらに、出力軸3Bの平板部4Bには上述したクラッチスライダ45と共にクラッチ部44を構成するクラッチ凹部51が形成される。最終段ギア3Aが背向位置に2個の角度規制突部45bを有することに対応して、クラッチ凹部51は出力軸3Bの回転中心を挟んで対称位置2箇所に形成される。各クラッチ凹部51、51は、出力軸3Bの回転中心を中心とする第1円弧面52と角度規制壁53とを境界とし、上記クラッチスライダ45は、角度規制突部45bが第1円弧面52に摺接させた状態で、角度規制壁53により回転範囲を規制される角度θ(この実施の形態においては90°)に相当する範囲で回転することができる。
また、角度規制壁53を境にクラッチ凹部51に隣接して第2クラッチ凹部54が形成される。第2クラッチ凹部54は、上記角度規制壁53と第1円弧面52に比して小径の第2円弧面55を境界とし、クラッチスライダ45は、角度規制突部45bの回転軌跡径が小さな場合にのみこの第2クラッチ凹部54内を回転できる。
クラッチ部44の動作を図13を使用して説明する。まず、図13(a)は、最終段ギア3Aが中立位置で、出力軸3Bは解錠状態にある場合を示す。この状態からモータ1が施錠駆動されると、最終段ギア3Aは反時計回りに90°回転して図13(b)の状態に移行する。上記条件下で、角度規制突部45bは、反時計回り方向の壁面が角度規制壁53に当接した状態であるために、出力軸3Bは、最終段ギア3Aの回転に追随して反時計回りに90°回転し、図13(b)の施錠位置に移動する。
上述したように、最終段ギア3Aは90°反時計回りに回転した後、再び反対方向、すなわち、時計回りに回転して中立位置に復帰する。この状態が施錠動作終了であり、図13(c)にこの状態を示す。施錠状態から再び解錠駆動されると、図13(c)の状態から最終段ギア3Aが出力軸3Bを伴って時計回りに回転し、図13(d)の状態に移行し、次いで、最終段ギア3Aのみが中立位置に復帰し、図13(a)の解錠状態になる。
また、例えば、図13(a)の解錠状態で、手動操作部を利用して施錠操作をする場合、手動操作部からの回転操作力は出力軸3Bに入力され、出力軸3Bは施錠方向回転である反時計回りに回転する。図13(a)に示すように、出力軸3Bは反時計回りに最終段ギア3Aの施解錠時の駆動角(90°)に一致する角度だけ遊び角が設けられるために、出力軸3Bの回転に最終段ギア3Aが追随することなく、結果、歯車列からの抵抗なしに施解錠操作ができる。
さらに、例えば、図13(c)に示す施錠状態からモータ1による解錠駆動をしている途中にモータ1が停止し、図13(e)に示す状態になった場合、手動操作により解錠状態に戻すことは、施錠方向に遊び角が存在するために、出力軸3Bを時計回りに回転させるだけで足りる。
これに対し、出力軸3Bを反時計回りに強制回転させると、角度規制突部45bの先端に形成されたカム面56は、角度規制壁53から内方に向けた分力を受ける。操作トルクが所定値に達して上記分力が圧縮スプリング21bの反力を超えると、クラッチスライダ45は圧縮スプリング21bの反力に抗して中心向きに移動し、結果、図13(f)に示すように、角度規制突部45bは角度規制壁53を越えて第2クラッチ凹部54内に進入する。この状態で出力軸3Bは歯車列により回転不能な最終段ギア3Aに対して空転することができ、所望の施錠位置まで回転させることができる。
さらに、プリント基板5には、上記出力軸3Bの回転位置を検出するためのグランドパターン(基準電位パターン6B)と回転位置検出パターン8Bとが形成される。これらのパターン6B、8Bは、出力軸3Bの導体部7B形成面に正対する面、すなわち、最終段ギア3Aの位置検出用のパターンが形成する面と反対面に形成される。
回転位置検出パターン8Bは解錠検出パターン8BAと、施錠検出パターン8BBとからなり、図14(a)において、長寸のグランドパターン6Bから時計回りに施錠検出パターン8BB、解錠検出パターン8BA、施錠検出パターン8BB、解錠検出パターン8BAの順に配置される。
したがってこの実施の形態において、図14(b)に示すように、出力軸3Bが解錠位置にあるときには、解錠検出パターン8BAがグランドに短絡し、図14(c)に示す施錠位置では施錠検出パターン8BBとグランドパターン6Bが短絡する。グランドパターン6Bとの短絡による電位変化を図外の錠制御部で検出すると、施解錠完了を知ることができる。
これを利用して錠制御部は、施解錠いずれかの方向にモータ1を駆動し、施解錠検出パターン8BBからの出力変化の検出を待つ。出力変化を検知すると、モータ1に逆方向の駆動命令を出力し、最終段ギア3Aに対応する回転位置検出パターン8が最終段ギア3Aの中立位置への復帰を検知すると、モータ1の駆動を停止する。
図8に示すように、動力ユニット11は、上記出力軸3B等を装着した下ユニットケース10Aに上ユニットケース10Bを固定して形成され、錠ケース12に組み込まれる。図15に示すように、錠ケース12に組み込んだ状態で、動力ユニット11内に立設される固定軸49は、出力軸3Bを貫通して上方に突出し、上ケース12Bに固定される。
動力ユニット11内の固定軸49を錠ケース12に固定することにより、出力軸3B等の傾きを防止して動作を円滑にすることができる上に、デッド駆動カム18等、錠ケース12基準に位置決めされる部品との位置関係を正確に決定することができる。
本発明を示す図で、(a)は施錠状態を示す側面図、(b)は(a)の1B方向矢視図である。 錠装置の内部を示す図である。 施錠時の錠装置の内部を示す図である。 錠装置の組立を示す図で、(a)は下ケースに上ユケースを固定する状態を示す図、(b)は錠ケースに取付プレートと化粧プレートを固定する状態を示す図である。 デッド駆動カムを示す図で、(a)はデッドボルトを施錠操作した状態を示す図、(b)はデッドボルトを解錠操作する途中の状態を示す図である。 ラック部材を示す図で、(a)は分解斜視図、(b)は組立後を示す斜視図、(c)は装着状態を示す図、(d)は(c)におけるラック部材の6D方向矢視図である。 動力ユニットの組み立て工程を示す図である。 下ユニットケースに上ユニットケースを固定して動力ユニットを完成させる手順を示す斜視図である。 最終段ギアを示す図で、(a)は組立方法を示す図、(b)はクラッチスライダの9B方向矢視図である。 最終段ギアを示す図で、(a)は平面図、(b)は(a)の10B-10B線断面図、(c)は(a)の10C-10C線断面図、(d)は接点突部を示す拡大図である。 プリント基板を示す図で、(a)は裏面のパターンを実線で示した説明図、(b)は中立位置におけるブラシとパターンの関係を示す説明図、(c)(d)は中立位置以外の回転位置におけるブラシとパターンの関係を示す説明図である。 出力軸を示す図で、(a)は平面図、(b)は(a)の12B-12B線断面図、(c)は(b)の12C方向矢視図である。 クラッチ部の動作を示す図である。 プリント基板を示す図で、(a)は表面のパターンを実線で示した説明図、(b)は解錠位置における導体部とパターンの関係を示す説明図、(c)は施錠位置の回転位置における導体部とパターンの関係を示す説明図である。 図2の15A-15A線断面図である。
符号の説明
1 アクチュエータ
2 デッドボルト
3A、3B 検出用回転体
4A、4B 平板部
5 プリント基板
6A、6B 基準電位パターン
7A、7B 導体部
8A、8B 回転位置検出パターン
9A、8B 接点
10 ユニットケース
11 動力ユニット
12 錠ケース

Claims (6)

  1. アクチュエータにより駆動されるデッドボルトと、
    アクチュエータからの動力をデッドボルトに伝達する動力伝達ルート中に挿入される検出用回転体と、
    検出用回転体の平板部に沿って配置されるプリント基板とを有し、
    前記プリント基板には、
    基準電位に保持される基準電位パターンと、
    検出用回転体が所定の検出回転位置に移動した際に該検出用回転体の導体部を介して基準電位パターンに短絡する回転位置検出パターンと、
    回転位置検出パターンの電位変化を検出してアクチュエータによる駆動結果位置を判別する判定回路との接続をとるパターン配線が形成される錠装置。
  2. 前記導体部には検出用回転体の平板部に圧接する接点が形成される請求項1記載の錠装置。
  3. 前記基準電位パターンと回転位置検出パターンとが同一円周上に配置される請求項1または2記載の錠装置。
  4. 平板部がプリント基板の表裏面に正対する同心周りに相対回転自在な一対の検出用回転体を有し、
    プリント基板の表裏面には、対応する各検出用回転体の導体部による短絡が可能な回転位置検出パターンと基準電位パターンとが形成される請求項1、2または3記載の錠装置。
  5. 前記一方の検出用回転体は、アクチュエータに連動して初期回転位置から、施解錠動作種の違いにより回転方向が逆な操作回転位置までの間で往復回転駆動されるとともに、
    他方の検出用回転体は、前記一方の検出用回転体に対して所定の遊び角が設定されて該一方の検出用回転体の後段に配置され、
    前記アクチュエータは、後段の検出用回転体による施解錠回転位置の検出により反転駆動され、前段の検出用回転体による初期回転位置の検出により駆動停止される請求項4記載の錠装置。
  6. 前記アクチュエータ、検出用回転体、およびプリント基板をユニットケース内に収容した動力ユニットを錠ケース内に有し、
    動力ユニットの動力によりデッドボルトを施解錠駆動する請求項1から5のいずれかに記載の錠装置。
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