JP2008190142A - 建具 - Google Patents

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Abstract

【課題】足の指を挟むことを防止でき、床が傷つくことも防止できる建具の提供。
【解決手段】折れ戸1において、障子の一方の縦框131の下端に下部キャップ部材40、50を設ける。一方の下部キャップ部材40には、障子が直線上に並ぶ全閉状態において、下部キャップ部材50側に向かって突出された突出部44を設ける。下部キャップ部材50には、前記全閉状態において、突出部44が収納され、かつ、突出部44が当接して係合される収納凹部54と、全閉状態にした際に突出部44に対して平面的に重なるカバー部56とを設ける。カバー部56は収納凹部54において突出部44が当接して係合される位置よりも外側に張り出されている。
【選択図】図4

Description

本発明は、一対の面材の側端縁同士が回動自在に連結されるとともに、連結された側と反対の側端縁上部および下部が左右スライドに上レールおよび下レールに支持された折れ戸等の建具に関する。
一対の面材(パネル)の側端縁同士を回動自在に連結した折れ戸において、各面材を上下レールに沿って一直線状に配置する全閉状態を維持するため、各面材の側端縁の上部に磁石を組み込んだものが知られている(例えば特許文献1参照)。
特許文献1に記載された折れ戸では、面材の側端縁において、全閉状態で互いに対向する面に磁石を有する磁着用突部を形成していた。そして、折れ戸を開いている状態では、磁着用突部の磁石が設けられた対向面同士は離れており、折れ戸を閉じると、その対向面同士が当接し、前記磁石によって所定の保持力でその全閉状態を維持していた。
また、折れ戸においては、面材を全閉状態にした際に、回動自在に連結された側端縁の上端部や下端部からレールに向かって突出して係合するラッチを設けることで、全閉状態を維持するものも知られている(例えば特許文献2参照)。
実公平4−13787号公報 実公平2−2877号公報
ところで、前記特許文献1のような折れ戸は、近年、居室空間の床から天井までの高さ寸法を有し、前記居室空間を区画する折れ戸タイプの可動パーティションなどとしても用いられるようになった。このような高さ寸法が大きい折れ戸においては、上部側のみに磁石を設けただけでは十分な保持力が得られないため、折れ戸の下部にも前記磁石を設け、折れ戸を閉じた際にその磁石が設けられた面同士を当接させたものも用いられるようになった。
しかしながら、このような折れ戸の下部に、全開状態では互いに離れており、全閉状態では前記磁石によって互いに当接する面が設けられていると、全閉時にその面によって利用者の足の指を挟むおそれがあった。
一方、特許文献2の場合には、このような問題は生じないが、フランス落としのように、面材の下部から突出するラッチを設けているため、折れ戸が全閉状態になっていない状態で前記ラッチが突出すると、折れ戸が設置されたフローリングなどの床を傷つけてしまうという問題があった。
本発明の目的は、足の指を挟むことを防止できかつ床が傷つくことも防止できる建具を提供することにある。
本発明の建具は、上レールおよび下レールに支持される少なくとも一対の面材を備え、前記一対の面材の互いに隣接する一方の側端縁同士が回動自在に連結されるとともに、当該面材の他方の側端縁上部および下部がそれぞれ左右スライド自在かつ回動自在に前記上レールおよび下レールに支持された建具であって、前記各面材の一方の側端縁の下端にはそれぞれ端部部材が設けられ、一方の端部部材には、前記面材が直線上に並ぶ全閉状態において、前記他方の端部部材側に向かって突出された突出部が設けられ、他方の端部部材には、前記面材が直線上に並ぶ全閉状態において、前記一方の端部部材の突出部が収納され、かつ、前記突出部が当接して係合される収納凹部と、前記面材を全閉状態にした際に前記突出部に対して平面的に重なるカバー部とが設けられ、前記カバー部は前記収納凹部において前記突出部が当接して係合される位置よりも外側に張り出して形成されていることを特徴とする。
ここで、本発明の建具としては、上枠、下枠および左右の縦枠で構成された枠体内部に支持された一対の面材が開閉可能に構成された折れ戸が例示できる。この際、上枠に上レールが設けられ、下枠に下レールが設けられていればよい。また本発明の建具としては、折れ戸に限らず、可動間仕切り(可動パーティション)等であってもよく、この際には、上レールや下レールは枠体に設けられたものに限らず、上レールが設けられた上レール部材が天井に固定され、下レールが設けられた下レール部材が床に設けられていてもよい。さらに、本発明の建具としては、一対の面材を一組み有したものであってもよく、さらに一対の面材を二組み以上の複数組み有したものであってもよい。
また、面材としては、上框、下框および左右の縦框で構成された框組みの内部にガラス製や樹脂製のパネルを嵌め込んで形成された障子が例示できる。
さらに、カバー部が突出部に対して平面的に重なるとは、カバー部が突出部の下面側あるいは上面側に配置され、例えば、カバー部の上に突出部が重なることができるように構成されていることを意味する。そして、全閉状態において、前記カバー部が突出部に平面的に重なるのであるから、例えば、カバー部の上に突出部が重なる場合には、突出部が収納される収納凹部はカバー部の上面側に形成されていることになる。
本発明では、一対の面材の一方の側端縁(例えば、障子の縦框)の下端に各端部部材を設け、これらの端部部材のうち、一方の端部部材に突出部を設け、他方の端部部材に突出部が当接して係合される収納凹部と、カバー部とを設けている。このため、面材を全閉状態にした際に収納凹部と突出部とを係合させることができるので、面材を全閉状態に保持する保持力を確保できる。
また、カバー部は突出部および収納凹部の係合位置よりも外側に張り出して形成されているので、前記係合位置はカバー部の外側縁よりも奥まった位置に設けられている。このため、床に置かれた足の指を収納凹部に近づけた場合でも、足がカバー部に当接するため収納凹部内に指が入ってしまうことを防止でき、各端部部材で指が挟まれることも防止できる。
さらに、レールに向かって突出するラッチを設ける必要がないため、フローリング等の床が傷つくことも防止できる。
本発明では、前記カバー部は、前記突出部の下面に沿って配置されていることが好ましい。
カバー部が突出部の下面に設けられていれば、突出部が収納される収納凹部はカバー部の上面側に形成されることになる。従って、床から所定高さ位置に収納凹部が形成され、その下側にはカバー部が配置されているので、床の上にある足の指はカバー部に当接し、収納凹部内に侵入することを効果的に防止できる。
本発明では、前記他方の端部部材には、前記突出部の上面に沿って配置され、前記カバー部と対向する案内部が設けられ、前記カバー部および案内部間に前記収納凹部が形成されていることが好ましい。
カバー部の他に案内部が設けられ、これらの間に収納凹部が形成されていれば、収納凹部に足の指を入れようとしても前記カバー部や案内部に足が当たり、指が収納凹部に入ってしまうことを効果的に防止できる。
さらに、突出部をカバー部および案内部でガイドすることができるので、全開状態および全閉状態間で面材を移動する際に突出部の移動もスムーズに行うことができる。
本発明では、前記各端部部材には、各面材を全閉状態にした際に互いに当接する逆折れ防止用当接部が設けられていることが好ましい。
各端部部材に逆折れ防止用当接部が設けられていれば、各面材を全開状態から全閉状態に移動した際に、更に面材が逆方向に折れ曲がってしまう逆折れ現象を確実に防止でき、全閉状態での面材の安定性を向上できる。
本発明では、前記突出部は、前記面材を全閉状態にした際に、前記収納凹部に対向する外側面を備え、前記収納凹部は、前記面材を全閉状態にした際に、前記突出部の外側面に対向する傾斜面を備え、前記突出部の外側面および収納凹部の傾斜面は、前記面材を全開状態から全閉状態に移動した際に、各外側面および傾斜面間が、突出部および収納凹部が離れた開口側から突出部および収納凹部が互いに当接する係合部に向かって徐々に狭くなるように形成されていることが好ましい。
各外側面および傾斜面間が、突出部および収納凹部が離れた開口側から突出部および収納凹部が互いに当接する係合部に向かって徐々に狭くなるように形成されていれば、仮に収納凹部内に指が入ってしまっても、外側面および傾斜面は奥に行くに従って狭くなっているため、指は押し戻されて奥まで入ってしまうことがない。このため、指が収納凹部内に入ってしまっても、突出部および収納凹部で指が挟まれてしまうことを防止できる。
ここで、前記突出部の外側面は円弧状に形成されていることが好ましい。
外側面が円弧状に形成されていれば、前記指を押し戻しやすくでき、指が挟まれることをより一層確実に防止できる。
また、前記突出部には円弧状に突出された係合突起が形成され、前記収納凹部には前記係合突起が係合される係合凹部が形成されていることが好ましい。
このような構成によれば、係合突起および係合凹部の係合によって突出部および収納凹部を面材の全閉状態に維持することができる。このため、端部部材間において、磁石を用いて保持力を確保する必要が無く、コストを低減でき、床に落ちている金属製のゴミが磁石に磁着してしまうことも確実に防止できる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る建具である折れ戸1を示す正面図である。図2は、折れ戸の縦断面図であり、図3は折れ戸1の横断面図である。
図1〜図3において、折れ戸1は、天井2、床3および左右の壁(不図示)で囲まれた開口部に設けられて空間を左右に仕切るものであって、天井2位置に設けられた上枠4と、床3の床面材3Aに埋設して設けられた下レール5と、壁に設けられた左右の縦枠6と、上枠4および下レール5に開閉支持される6枚の面材としての障子10とを備えて構成されている。6枚の障子10は、それぞれ一対2枚の障子10が三組みで構成され、各組の一対の障子10同士が互いに連結され、連結位置で折れ曲がりつつ開閉されるようになっている。
上枠4は、天井2の下地材2Aに固定される上枠ベース4Aと、この上枠ベース4Aに取り付けられる上レール材4Bとを有して構成されている。上レール材4Bには、長手方向に延びて下方に開口した上レール4Cが形成されている。そして、上レール4Cには、長手方向に転動自在なローラー4Dが支持され、このローラー4Dには、下方に延びるロッドが連結され、このロッドを介して障子10が上枠4に吊り下げ支持されている。
また、縦枠6は、壁に沿って上下に延びて取り付けられており、この縦枠6には、障子10の縦框13に当接するゴム製の戸当たり部材6Aが設けられている。
障子10は、それぞれアルミ形材製の上框11、下框12、および左右の縦框13を四周框組みした内部にガラス製や樹脂製のパネル14を嵌め込んで形成されている。そして、各一対の障子10は、図3において左側の二組の障子10のように、2枚の障子10が一直線上に並んだ全閉位置と、図3において右側の一組の障子10のように、2枚の障子10が連結位置で折れ曲がった全開位置との間を左右スライド移動かつ回動可能になっている。なお、各障子10は、レール4C,5に沿って自由に移動可能であるため、各組の障子10の全開状態とした場合、各組の障子10が左右の縦枠6側に引き分けた状態にしてもよいし、すべての組の障子10が左右いずれか一方の縦枠6側に片寄せした状態であってもよい。
一対の障子10は、互いに隣接する一方の側端縁である縦框131同士が連結部材15を介して回動自在に連結されている。また、一対の障子10において他方(つまり縦框131と反対側)の側端縁には縦框132が設けられ、各縦框131,132間に前記上框11、下框12が架け渡されている。上框11において、縦框132側の端部位置には、前記ローラー4Dから延びるロッドが回動自在に連結されている。下框12において、縦框132側の端部位置には、下レール5に左右スライド自在かつ回動自在に支持される案内部材20が設けられている。この案内部材20は、下框12に固定される固定部21と、この固定部21に支持されて障子10の下端縁から下方に突出した軸部22と、軸部22に回動自在に連結されたスライド部24とを有して構成されている。そして、障子10を開いた場合には、図3に示すように、各下框12に設けられたスライド部24同士が当接し、各縦框132間を所定間隔に保持している。このため、全開状態の障子10は、平面形状が三角形状となるように設定され、障子10が倒れずに安定した全開状態を維持できるようにされている。
連結部材15で回動自在に連結された縦框131の上部には、図4〜7に示すように、上部キャップ部材30が取り付けられている。
上部キャップ部材30には、一対の障子10を全閉状態にした際に、互いに対向する面に磁石31が埋設されている。このため、図6,7に示すように、障子10を全閉状態にした場合には、前記上部キャップ部材30の磁石31同士が磁着し、各障子10が一直線に並ぶ全閉状態を保持することができる。
縦框131の下部には、端部部材である下部キャップ部材40,50が取り付けられている。
すなわち、連結部材15で回動自在に連結された2つの縦框131のうち、一方の縦框131の下端には一方の端部部材である下部キャップ部材40が取り付けられ、他方の縦框131の下端には他方の端部部材である下部キャップ部材50が取り付けられている。
図8〜10は、図7のA−A線に沿った断面図であり、A−A線に沿った断面を下から見上げた図である。
下部キャップ部材40,50は、中空筒状に形成された縦框131内に挿入される図示略の挿入部と、この挿入部に一体的に形成されて縦框131の下端部に連続して配置された本体部41,51とを備えている。
本体部41,51は、概略角柱状に形成されている。すなわち、本体部41,51において一対の障子10が全閉状態になった際に互いに対向する面を対向面41A,51A、一対の障子10が折り曲げられて全開状態になった際に外側(山側)となる面を外面41B,51B、内側(谷側)となる面を内面41C,51C、パネル14を保持する側の面を裏面41D,51Dとすると、図3,4,5に示すように、外面41B,51B、内面41C,51Cは縦框131の外面13B、内面13Cと面一となるようにされている。また、裏面41D,51Dは、図6に示すように、縦框131のパネル保持面13Dと同様に断面コ字状に形成されている。
本体部41,51の対向面41A,51Aの最上部には、逆折れ防止用当接部42,52と、連結部材15を収納する収納凹部43,53が形成されている。
すなわち、逆折れ防止用当接部42,52は、図4や図8〜10に示すように、対向面41A,51Aから突出した平面略三角形状の突出片部によって形成されている。逆折れ防止用当接部42,52は、各外面41B,51B側から対向面41A,51Aの幅方向の略中央部まで徐々に突出するように斜め方向に突出するように形成され、縦框131の対向面13Aに設けられた傾斜面13Eに沿って設けられている。
また、逆折れ防止用当接部42,52の先端部には、縦框131の対向面13Aよりも突出する突部42A,52Aが形成されている。そして、図8〜図10に示すように、各障子10を全閉状態にした場合には、各突部42A,52A同士が当接し、図3,6にも示すように、各縦框131間に所定の隙間60を確保するとともに、図8〜図10の状態まで移動された障子10がさらに逆折れ方向にまで移動しないようにしている。すなわち、逆折れ防止用当接部42,52が互いに当接することによって、各障子10の逆折れが防止されている。
また、収納凹部43,53は、前記逆折れ防止用当接部42,52から内面41C,51Cに向かって略円弧状に形成されている。この収納凹部43,53には、連結部材15の下端部が配置され、各障子10を開閉して連結部材15に対して各縦框131や下部キャップ部材40,50が移動した際に、連結部材15と下部キャップ部材40,50が干渉しないようにされているとともに、図10に示すように、障子10を全閉状態とした際に、下部キャップ部材40,50の見込み寸法内に連結部材15が収納され、障子10によって閉じられた面から突出しないように構成されている。
図4〜7に示すように、下部キャップ部材40の本体部41の対向面41Aには突出部44が形成され、下部キャップ部材50の本体部51の対向面51Aには案内部55およびカバー部56が形成されている。これらの突出部44、案内部55、カバー部56は、高さ位置が、上から、案内部55、突出部44、カバー部56の順序で互い違いに設けられている。すなわち、案内部55、カバー部56の間に、前記突出部44が挿入して配置可能とされている。つまり、案内部55およびカバー部56は、突出部44の上面および下面に沿って形成されている。
これらの突出部44、案内部55、カバー部56について、図11〜16も参照して説明する。なお、図11〜13は、図7のB−B線に沿った断面図であり、B−B線に沿った断面を下から見上げた図である。また、図14〜16は、下部キャップ部材40,50の下面図である。
突出部44は、図4や図11〜13に示すように、下部キャップ部材40の対向面41Aから突出され、障子10が直線上に並ぶ全閉状態においては、下部キャップ部材50の案内部55およびカバー部56間に形成された収納凹部54内に収納可能に形成されている。
突出部44は、全体の平面形状が略三角形状でかつ水平方向に突出された水平板状に形成されている。この突出部44は、前記対向面41Aから突出された基端板部441と、基端板部441からさらに外側に突出された前端板部442とを備え、本体部41に一体に形成されている。
前記基端板部441の外側面441Aは、外面41B側から対向面41Aの幅方向の略中央部まで徐々に突出するように斜め方向に突出するように形成されて、縦框131の傾斜面にほぼ沿って設けられている。また、基端板部441の内側面441Bは、内面41Cから連続して形成されている。
前記前端板部442の外側面442Aは、前記傾斜面441Aから円弧状に連続して形成され、前記前端板部442の内側面442Bは、内側面441Bから連続して形成されている。
前端板部442の先端には、平面形状が半円状とされて外側に突出する係合突起443が形成されている。
突出部44は、全閉状態において前記カバー部56の上側に配置されて平面的に重なるため、下部キャップ部材40の下端から、カバー部56の厚さ寸法分以上の所定高さの位置に設けられている。本実施形態では、突出部44は下部キャップ部材40の下端から突出部44の下面までの高さ寸法が約5mmとなる位置に設けられている。また、突出部44の厚さ寸法は約4mmとされている。
一方、突出部44が配置される下部キャップ部材50の収納凹部54は、図11〜13に示すように、障子10の開閉に伴い、前記突出部44が移動可能に形成されている。すなわち、収納凹部54は、外面51B側から内面51Cに向かうに従って、対向面51Aから裏面51Dに向かう方向に傾斜された傾斜面54Aと、この傾斜面54Aに連続し、かつ裏面51Dにほぼ平行に設けられた平行面54Bとを備えている。平行面54Bには、前記係合突起443が係合する平面円弧状に形成された係合凹部543が設けられている。
従って、収納凹部54は、傾斜面54Aを備えているので、図11〜13に示すように、障子10を全開状態から全閉状態に移動させ、連結部材15に対して各縦框131が回動すると、傾斜面54Aと外側面442Aとの隙間は、奥(外面41B,51B側から内面41C,51Cに向かう方向)にいくほど狭くなるように設定されている。
下部キャップ部材50の最下部に設けられたカバー部56は、図4や図14〜16に示すように、突出部44の平面形状とほぼ線対称となるような平面形状とされている。カバー部56は、前記係合突起443に対応する突起が形成されていないが、その他の構成は前記突出部44に類似している。
すなわち、カバー部56は、図4や図14〜16に示すように、対向面51Aから突出され、障子10が直線上に並ぶ全閉状態においては、下部キャップ部材40の突出部44の下面側に形成された収納凹部46内に収納可能に形成されている。
カバー部56は、全体の平面形状が略三角形状でかつ水平方向に突出された水平板状に形成されている。このカバー部56は、前記対向面51Aから突出された基端板部561と、基端板部561からさらに外側に突出された前端板部562とを備え、本体部51に一体に形成されている。このため、カバー部56は、収納凹部54において突出部44が当接して係合する係合凹部543の位置よりも外側(下部キャップ部材50が外表面側)まで張り出して形成されている。
なお、カバー部56および突出部44の上面は平坦面とされているが、下面は、軽量化を図りつつ、強度を確保するために、外周および内部にリブが形成されている。
前記基端板部561の外側面561Aは、外面51B側から対向面51Aの幅方向の略中央部まで徐々に突出するように斜め方向に突出するように形成されて、縦框131の傾斜面にほぼ沿って設けられている。また、基端板部561の内側面561Bは、内面51Cから連続して形成されている。
前記前端板部562の外側面562Aは、前記外側面561Aから円弧状に連続して形成され、前記前端板部562の内側面562Bは、内側面561Bから連続して形成されている。
カバー部56は、前記突出部44の下側に配置されるため、下部キャップ部材50の下端から、前記突出部44の下面の高さ位置以内となる高さ寸法で形成されている。すなわち、カバー部56の厚さ寸法は約5mmに設定されている。
一方、下部キャップ部材40の前記突出部44の下側には、カバー部56が配置可能な収納凹部46が形成されている。収納凹部46は、図14〜16に示すように、障子10の開閉に伴い、前記カバー部56が移動可能に形成されている。すなわち、収納凹部46は、外面41B側から内面41Cに向かうに従って、裏面41Dとほぼ平行な第1平行面46Aと、第1平行面46Aに連続しかつ裏面41D側に近づくように湾曲された湾曲面46Bと、湾曲面46Bに連続しかつ裏面41Dとほぼ平行な第2平行面46Cとを備えている。
従って、収納凹部46は、湾曲面46Bを備えているので、図14〜16に示すように、障子10を全開状態から全閉状態に移動させ、連結部材15に対して各縦框131が回動すると、湾曲面46Bと外側面562Aとの隙間は、奥(外面41B,51B側から内面41C,51Cに向かう方向)にいくほど狭くなるように設定されている。
下部キャップ部材50において、前記カバー部56の上方に形成された案内部55は、前記カバー部56と同じ形状・構成であるため、説明を省略する。
同様に、下部キャップ部材40において、前記案内部55が収納配置される収納凹部45も前記収納凹部46と同じ形状・構成であるため、説明を省略する。
但し、前記案内部55の厚さ寸法は約3.0mmとされて前記カバー部56よりも薄く形成されている。従って、収納凹部45の高さ寸法も約3.5mmと前記案内部55が収納可能な寸法とされ、前記収納凹部46の高さ寸法(約5mm)よりも小さくされている。
また、図14に示すように、突出部44と、案内部55およびカバー部56は、障子10を全開状態とした際に、先端の一部が上下方向に重なるように設定されている。このため、全開状態から障子10を閉める際に、突出部44の側面が案内部55やカバー部56の側面に引っ掛かってしまうことがなく、突出部44を案内部55およびカバー部56間にスムーズに案内できるように構成されている。
[障子の開閉時の動作]
障子10を全開状態から全閉状態に移動させる場合、図4に示すように、障子10の連結部材15の山側(突出部44、案内部55、カバー部56が突出する側)にいる人の足の指を挟んでしまうことを防止するため、各下部キャップ部材40,50は次のように動作する。
まず、障子10の全開状態においては、各突出部44、案内部55、カバー部56が対向面41A,51Aから突出されているため、足の指が対向面41A,51Aに近づくことが防止されている。
また、突出部44の上下に案内部55、カバー部56を配置しているので、各収納凹部45,46,54の高さ寸法も小さくでき、各収納凹部45,46,54に足の指が侵入することを防止できる。例えば、前記収納凹部46部分に足の指が位置していても、突出部44に足が当たるため、それ以上、奥まで指が入ることを防止できる。
さらに、収納凹部54部分には、まず、床に接している足の指は、カバー部56に当たるため、収納凹部54部分に指が入ることを防止できる。また、仮に、足の指を浮かせており、収納凹部54部分に指が位置していても、案内部55に足が当たるため、それ以上、奥まで指が入ることを防止できる。
また、収納凹部46部分は、床から高い位置に形成されているので、無意識のうちに足の指を配置することは殆どない。その上、突出部44が突出されているので、単に指を持ち上げただけでは、収納凹部46部分に指が入ることはない。
以上のように、突出部44、案内部55、カバー部56が設けられており、かつ、収納凹部45,46,54の高さ寸法も小さいために、収納凹部45,46,54に指が入って挟まれてしまうことが基本的に防止されている。
さらに、突出部44、案内部55、カバー部56および収納凹部45,46,54の形状によって指が挟まれることが防止されている。
すなわち、突出部44、案内部55、カバー部56の外側面442A,562Aは円弧状に形成され、かつ、収納凹部45,46,54には湾曲面46Bや傾斜面54Aが形成されているので、図11〜16に示すように、外側面442A,562Aと、傾斜面54A、湾曲面46B間の隙間は、縦框131が回転するに従いかつ奥に行くに従って幅寸法が狭くなっている。このため、万が一、指が収納凹部45,46,54に入ったとしても、先が狭くなっており、かつ、その側面が円弧状に形成されていて、縦框131が回転した際に徐々に間隔が狭くなるため、指は外に押し戻され、指が挟まれることがない。
そして、障子10を完全に閉じると、図13に示すように、前記係合突起443が係合凹部543に係合するため、所定の保持力が発生し、利用者が障子10を移動させない限り、各下部キャップ部材40,50同士は図13に示す全閉状態を維持する。この際、上部キャップ部材30同士も磁石31によって磁着されるため、障子10は全閉状態を維持することができる。
このような本実施形態によれば、以下のような効果がある。
(1)突出部44が収納される収納凹部54の下側にカバー部56を設け、このカバー部56は下部キャップ部材50の対向面51Aから突出されているので、収納凹部54に足を近づけてもカバー部56に当たって近づけることができないため、収納凹部54に足の指が入ってしまうことを防止できる。
また、突出部44および収納凹部54は大きな厚さ寸法にする必要が無く、本実施形態では約4mm程度の小さな厚さ寸法とされているので、この点でも収納凹部54に足の指がはいってしまうことを防止できる。
さらに、収納凹部54の開口側つまり対向面51A側には傾斜面54Aを形成し、収納凹部54内に収納される突出部44の外側面442Aを円弧状に形成したので、仮に収納凹部54部分に指が入っても、上記傾斜面54A、外側面442A間は障子10が閉じられるに従って、図11〜13に示すように徐々に狭くなり、かつ、奥に行くに従って狭くなるように設定された指逃がし構造を採用しているので、指は傾斜面54A、外側面442Aで押し戻され、突出部44および収納凹部54で指が挟まれることを確実に防止できる。
その上、突出部44に形成された係合突起443も円弧状に形成されているので、係合突起443部分に指が引っ掛かってしまうことも防止でき、係合突起443が形成されていても指が挟まれることを防止できる。
(2)また、カバー部56が収納される収納凹部46には、その上側に前記突出部44を設け、この突出部44も下部キャップ部材40の対向面41Aから突出されているので、収納凹部46に足を近づけても突出部44に当たって近づけることができないため、収納凹部46に足の指が入ってしまうことを防止できる。
また、カバー部56および収納凹部46は大きな厚さ寸法にする必要が無く、本実施形態では約5mm程度の小さな厚さ寸法とされているので、この点でも収納凹部46に足の指がはいってしまうことを防止できる。
さらに、収納凹部46には湾曲面46Bを形成し、収納凹部46内に収納されるカバー部56の外側面562Aを円弧状に形成したので、仮に収納凹部46部分に指が入っても、上記湾曲面46B、外側面562A間は障子10が閉じられるに従って、図14〜16に示すように徐々に狭くなり、かつ、奥に行くに従って狭くなるように設定された指逃がし構造を採用しているので、前記指は湾曲面46B、外側面562Aで押し戻され、カバー部56および収納凹部46で指が挟まれることを確実に防止できる。
(3)さらに、案内部55が収納される収納凹部45は、床から比較的高い位置に形成され、かつ、その下側に前記突出部44が設けられているので、収納凹部45に足を近づけても突出部44に当たって近づけることができないため、収納凹部45に足の指が入ってしまうことを防止できる。
また、案内部55および収納凹部45は大きな厚さ寸法にする必要が無く、本実施形態では約3.5mm程度の小さな厚さ寸法とされているので、この点でも収納凹部45に足の指がはいってしまうことを防止できる。
さらに、収納凹部45は収納凹部46と同じ平面形状とされ、案内部55もカバー部56と同じ平面形状とされていて指逃がし構造を採用しているので、仮に収納凹部45部分に指が入っても、前記カバー部56および収納凹部46と同じ作用によって、指が押し戻されるため、案内部55および収納凹部45で指が挟まれることも確実に防止できる。
(4)突出部44に形成した係合突起443を、収納凹部54の係合凹部543に係合させているので、下部キャップ部材40,50同士を障子10の全閉状態に保持することができる。このため、上部キャップ部材30の磁石31のみで障子10を全閉状態に保持する場合に比べて、障子10を全閉状態に保持する保持力を増大でき、障子10を確実に保持することができる。
すなわち、下部キャップ部材においても、上部キャップ部材30のように磁石31が設けられた対向面を形成すると、障子10を閉じた際に、足の指がその対向面間に挟まれてしまうし、下部キャップ部材に磁石などの障子を全閉状態に保持する構造を設けない場合には上部キャップ部材30の磁石31のみで保持力を確保しなければならず、十分な保持力を確保することが困難である。これに対し、本実施形態では、下部キャップ40,50部分でも互いに係合して保持力を発生する構造を採用し、かつ、上記の通り、足の指が挟まれることを防止する構造を採用したので、足の指詰めを防止できて安全性を向上できると共に、障子10を全閉状態に確実に保持することができる。
(5)各下部キャップ部材40、50には、障子10を全閉状態にした際に互いに当接する突部42A,52Aを形成しているので、障子10の逆折れを確実に防止でき、使い勝手の良い折れ戸1を形成できる。
さらに、障子10を全閉状態にした際に、各突部42A,52Aが互いに当接することで、各縦框131間に隙間を形成することができ、下部キャップ部材40、50間だけでなく縦框131間においても指詰めを防止できる。
(6)各下部キャップ部材40、50の突出部44、案内部55、カバー部56は、障子10を開いた状態、つまり一対の障子10が連結部材15部分で折り曲げられている状態では、図4に示すように縦框131から突出されているが、図6に示すように全閉状態では各収納凹部45,46,54に収納されて縦框131の面外方向に突出していないので、折れ戸1を全閉状態にした場合に、その閉鎖面に突起が生じず、意匠性および使い勝手の良い折れ戸1にすることができる。
また、上部キャップ部材30においても、図6に示すように、障子10が全閉状態では縦框131の面外方向に突出する部分が無いため、この点でも意匠性および使い勝手の良い折れ戸1にすることができる。
(7)下部キャップ部材40、50において、上部キャップ部材30と同様に磁石を組み込むと、床に落ちている金属製のゴミを引き寄せてしまう可能性があるが、本実施形態では各キャップ40,50の係合を、係合突起443および係合凹部543によって行っているので、磁石を用いる必要が無く、前記金属製のゴミを引き寄せてしまうことも確実に防止できる。
(8)その上、上部キャップ部材30のみに磁石31を用いているので、下部キャップ部材40、50にも磁石を組み込む場合に比べてコストを低減できる。
また、本実施形態の下部キャップ部材40、50は、突出部44、案内部55、カバー部56等を備える点で従来にない新規な構造であるが、縦框131の下端には、従来も樹脂製のキャップ部材が取り付けられていることが多く、これらのキャップの代わりに本実施形態の下部キャップ部材40、50を組み込めばよいため、下部キャップ部材40、50部分のコストアップは低く抑えることができる。従って、本実施形態の折れ戸1は、上下に磁石を組み込んだ折れ戸に比べてコストが増大することを防止できる。
(9)下部キャップ部材40、50は、水平方向に突出する突出部44および収納凹部54の係合によって保持力を確保しているため、下部キャップ部材40、50の下端面からラッチなどを突出させてレールに係合させる必要がない。このため、前記ラッチによってフローリングなどの床を傷つけることも確実に防止できる。
なお、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的が達成できる他の構成等を含み、以下に示すような変形等も本発明に含まれる。
例えば、前記実施形態においては、突出部44側に係合突起443を形成し、収納凹部54に係合凹部543を形成していたが、図17に示すように、突出部44に係合凹部444を形成し、収納凹部54に係合突部544を形成し、これらの係合突部544および係合凹部444を係合させるように構成してもよい。
また、図18に示すように、突出部44および収納凹部54に、係合突起および係合凹部を設けずに、磁石70を設け、その磁力によって障子10の全閉状態での下部キャップ部材40、50間の保持力を確保しても良い。なお、当然ながら、突出部44および収納凹部54の両方に磁石70を組み込む代わりに、一方に磁石70を設け、他方には磁石70に磁着する金属材を設けてもよい。
さらに、前記実施形態では下部キャップ部材50に案内部55を設けていたが、図19に示すように、案内部を無くし、カバー部56のみを設けてもよい。このような場合でも、前記実施形態と同様に、収納凹部54や収納凹部46に足の指が入ることを防止でき、また、仮に足の指が入っても、その指を外側に逃がすことができるので、指詰めを確実に防止できる。
但し、前記実施形態では案内部55が設けられていてカバー部56の上、つまり収納凹部54部分に足の指を配置することができない構造となっており、収納凹部54内に指が入りにくい構造となっている点や、障子10を開閉する際に、突出部44の上下面を案内部55およびカバー部56で案内できてその移動をよりスムーズにできる点で、前記実施形態の構成が好ましい。
また、図19では、突出部44の下側にカバー部56を設けていたが、図20に示すように、突出部44の上側にカバー部56を設けてもよい。この場合も、収納凹部54に足が近づくと、足がカバー部56に当たるために、その指が収納凹部54に侵入することを防止できる。但し、前記実施形態のほうが、突出部44の上下に案内部55、カバー部56が設けられていて突出部44をスムーズに移動できる点で好ましい。
さらに、前記実施形態においては、三組み6枚の障子10を有した折れ戸1を例示したが、本発明の建具は、一組み2枚あるいは二組み4枚の障子を有した折れ戸であってもよく、また、四組み以上の障子の組み合わせを有した折れ戸であってもよい。さらに、本発明の建具は、折れ戸に限らず、一組みまたは複数組みの一対の障子(面材)を有した可動間仕切りであってもよい。
また、本発明の建具の用途としては、屋内の部屋や物入れ、浴室等の出入り口に設けられる戸の他、面材の下部に若干の隙間があっても使用上差し支えのない位置にて空間を仕切る用途に利用可能である。
また、前記実施形態では、一対の障子(面材)10の両方における他方の側端縁である縦框132の下端部に案内部材20が設けられ、一対の障子10が左右いずれの側にも開閉可能に構成されていたが、これに限らず、一対の面材のうちいずれか片方の面材における他方の側端縁下端部に案内部材が設けられ、反対側の面材の下端部がスライド移動不能(回動可能)に下レールや床に支持されていてもよい。
その他、本発明を実施するための最良の構成、方法などは、以上の記載で開示されているが、本発明は、これに限定されるものではない。すなわち、本発明は、主に特定の実施形態に関して特に図示され、かつ説明されているが、本発明の技術的思想および目的の範囲から逸脱することなく、以上述べた実施形態に対し、形状、材質、数量、その他の詳細な構成において、当業者が様々な変形を加えることができるものである。
従って、上記に開示した形状、材質などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状、材質などの限定の一部もしくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
本発明の実施形態に係る建具を示す正面図である。 前記建具の縦断面図である。 前記建具の横断面図である。 全開状態の建具における連結部材および縦框部分を示す斜視図である。 全開状態および全閉状態の間の状態の建具における連結部材および縦框部分を示す斜視図である。 全閉状態の建具における連結部材および縦框部分を示す斜視図である。 全閉状態の建具における連結部材および縦框部分を示す正面図である。 図7のA−A線に沿った位置の下部キャップ部材の断面図である。 図8の状態からさらに障子を全閉状態に移動する途中の状態を示す下部キャップ部材の断面図である。 全閉状態となった障子の下部キャップ部材の断面図である。 図7のB−B線に沿った位置の下部キャップ部材の断面図である。 図11の状態からさらに障子を全閉状態に移動する途中の状態を示す下部キャップ部材の断面図である。 全閉状態となった障子の下部キャップ部材の断面図である。 全開状態となった障子の下部キャップ部材の下面図である。 全開状態から全閉状態に移動する途中の状態を示す下部キャップ部材の下面図である。 全閉状態となった障子の下部キャップ部材の下面図である。 本発明の変形例を示す下部キャップ部材の断面図である。 本発明の他の変形例を示す下部キャップ部材の断面図である。 本発明の他の変形例を示す連結部材および縦框部分を示す斜視図である。 本発明の他の変形例を示す連結部材および縦框部分を示す斜視図である。
符号の説明
1…建具である折れ戸、10…面材である障子、13…側端縁である縦框、15…連結部材、30…上部キャップ部材、40…一方の端部部材である下部キャップ部材、50…他方の端部部材である下部キャップ部材、41,51…本体部、42,52…逆折れ防止用当接部、44…突出部、45,46,54…収納凹部、55…案内部、56…カバー部、131…一方の側端縁である縦框、443…係合突起、543…係合凹部。

Claims (7)

  1. 上レールおよび下レールに支持される少なくとも一対の面材を備え、前記一対の面材の互いに隣接する一方の側端縁同士が回動自在に連結されるとともに、当該面材の他方の側端縁上部および下部がそれぞれ左右スライド自在かつ回動自在に前記上レールおよび下レールに支持された建具であって、
    前記各面材の一方の側端縁の下端にはそれぞれ端部部材が設けられ、
    一方の端部部材には、前記面材が直線上に並ぶ全閉状態において、前記他方の端部部材側に向かって突出された突出部が設けられ、
    他方の端部部材には、
    前記面材が直線上に並ぶ全閉状態において、前記一方の端部部材の突出部が収納され、かつ、前記突出部が当接して係合される収納凹部と、
    前記面材を全閉状態にした際に前記突出部に対して平面的に重なるカバー部とが設けられ、
    前記カバー部は前記収納凹部において前記突出部が当接して係合される位置よりも外側に張り出して形成されている建具。
  2. 前記カバー部は、前記突出部の下面に沿って配置されている請求項1に記載の建具。
  3. 前記他方の端部部材には、前記突出部の上面に沿って配置され、前記カバー部と対向する案内部が設けられ、
    前記カバー部および案内部間に前記収納凹部が形成されている請求項2に記載の建具。
  4. 前記各端部部材には、各面材を全閉状態にした際に互いに当接する逆折れ防止用当接部が設けられている請求項1から請求項3のいずれかに記載の建具。
  5. 前記突出部は、前記面材を全閉状態にした際に、前記収納凹部に対向する外側面を備え、
    前記収納凹部は、前記面材を全閉状態にした際に、前記突出部の外側面に対向する傾斜面を備え、
    前記突出部の外側面および収納凹部の傾斜面は、前記面材を全開状態から全閉状態に移動した際に、各外側面および傾斜面間が、突出部および収納凹部が離れた開口側から突出部および収納凹部が互いに当接する係合部に向かって徐々に狭くなるように形成されている請求項1から請求項4のいずれかに記載の建具。
  6. 前記突出部の外側面は円弧状に形成されている請求項5に記載の建具。
  7. 前記突出部には円弧状に突出された係合突起が形成され、前記収納凹部には前記係合突起が係合される係合凹部が形成されている請求項1から請求項6のいずれかに記載の建具。
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