JP2008189964A - Cvd装置、cvd方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】品質のよい薄膜を形成可能なCVD装置と、CVD方法を提供する。
【解決手段】本発明のCVD装置1は、高周波電源9から21.12MHz以上の高周波電圧がカソード電極3に印加するようになっており、その周波数では従来に比べカソード電極3に近い位置でプラズマが発生するから、プラズマからサセプタ5や基板11に流入する熱量が小さく、基板11を過熱させずに済む。加熱冷却装置16によって、基板11を予め設定した下限温度以上上限温度以下に維持しながら薄膜が形成可能なので、膜質が安定する、
【選択図】図1

Description

本発明は薄膜形成の技術分野に係り、特に、プラズマを使用したCVD成膜技術に関する。
PECVD装置によって薄膜を形成する場合、成膜温度が高い方が膜質が良いことから、従来技術のPECVD装置では、基板を配置するサセプタ内に電熱線を埋設し、電熱線への通電を制御してサセプターを加熱し、基板を加熱していた。
しかし、カソード電極に印加するプラズマ励起電圧の周波数は、13.56MHzであり、連続成膜を行うとプラズマによって基板が予想外の高温に過熱され、熱ダメージを受けてしまうという問題点があった。
また、CVD装置を起動した直後には、CVD装置が過冷却状態にあり、複数枚の基板を処理し、プラズマによってサセプタが昇温するまで、形成される薄膜の膜質が悪化するという問題がある。
更に、従来のPECVD装置では、ヒータ加熱であったので、連続成膜時にプラズマによってサセプタが加熱され、上限温度を超えた場合には、ヒータをoffにするしかなかったが、有機EL基板への成膜の様に、低温での成膜が必要な場合、プラズマによる温度上昇だけで上限温度を超える場合があった。
特に、有機EL基板に成膜された有機物は100℃以上で損傷するから、成膜温度は発光に大きな影響を与える。従って、有機EL基板などへの封止膜のPECVD装置では、膜質を確保しつつ、有機物が損傷しないように、基板を下限温度以上、上限温度以下に制御する必要がある。
従来技術のCVD装置には、下記特許文献に示すものがある。
特開平11−312653号公報
本発明は、上記従来技術の課題を解決するために創作されたものであり、その目的は、CVD装置によって品質のよい薄膜を形成することにある。
上記課題を解決するため、本発明は、真空槽と、前記真空槽内に配置されたサセプタと、前記サセプタ上に配置されたカソード電極と、前記サセプタに接続され、前記サセプタに熱媒体を供給する熱媒体循環系と、前記熱媒体循環系に設けられ、前記熱媒体の温度を制御する加熱冷却装置と、前記カソード電極に接続され、前記カソード電極に27.12MHz以上の交流電圧(プラズマ励起電圧)を印加する高周波電源と、前記真空槽内を真空排気する真空排気系と、前記真空槽内にCVDガスを供給するガス供給系とを有するCVD装置である。
また、本発明は、真空槽内に設けられたサセプタ上に基板を配置し、真空雰囲気に置かれた前記真空槽内にCVDガスを導入しながら前記基板上に位置するカソード電極に交流電圧を印加し、前記基板上にプラズマを形成し、前記基板上に薄膜を成長させるCVD方法であって、前記薄膜が成長する際の前記基板の下限温度と上限温度を決定しておき、前記カソード電極に印加する前記交流電圧を27.12MHz以上の周波数に設定し、前記サセプタ内部に一定温度の熱媒体を流しながら前記カソード電極に前記周波数の前記交流電圧を印加し、前記基板上にプラズマを形成したときに、前記サセプタ上の基板が前記下限温度以上、前記上限温度以下の温度に維持される前記熱媒体の設定温度を予め求めておき、前記設定温度に温度制御した前記熱媒体を前記サセプタに流しながら、前記薄膜を成長させるCVD方法である。
また、本発明は、前記基板上には有機EL素子の有機薄膜が形成され、前記CVDガスには、少なくともケイ素を含む原料ガスを含有させ、前記有機薄膜上にケイ素化合物の薄膜を形成するCVD方法であって、前記下限温度は60℃、前記上限温度は100℃、前記設定温度を60℃以上80℃未満とするCVD方法である。
本発明は、上記のように構成されており、PECVD装置によって薄膜を形成する際、温度上昇を抑えるために、ヒータによって加熱するのではなく、サセプタに熱媒体を循環させ、温度制御している。
熱媒体を循環させると、サセプタを加熱することも冷却することもできるので、過熱時には冷却し、低温時には加熱することができる。
基板の温度を測定して熱媒体の温度を変化させる方法もあるが、基板温度のセンシングが必要になり、また、制御が複雑になる。また、応答遅れによる温度が上限や下限を超える場合も発生する。
特に、13.56MHzの周波数では、基板の温度が上昇し、過熱状態になり易い。
下限温度60℃未満の熱媒体を供給すれば、連続的に成膜する場合でも、80℃以下にすることができるが、プラズマ発生前や、成膜開始時には、サセプタが過冷却状態にあり、基板が下限温度以下になって規定の膜質を維持できない。
本発明では、カソード電極に印加する高周波電圧の周波数を27.12MHz以上にすることで、プラズマから基板へ流入する熱を減少させ、下限温度以上の熱媒体を供給しても、連続成膜時に上限温度を超えることを抑えるている。
本発明では、上限温度、下限温度は上記100℃、60℃に限定されず、成膜される対象の上限/下限温度により決められ、それに好適な周波数と熱媒体の温度が選択される。
上限温度が低い場合は、プラズマからの熱の流入量を減少させるために、上限温度が高い場合の周波数よりも、周波数を高周波に設定する。
熱媒体の温度は、下限温度以上とすることで、成膜開始時等に基板を下限温度以上に維持することができる。
下限温度と上限温度の間の温度で成膜できるので、膜質が安定する。
図1の符号1は、本発明の一例のCVD装置を示している。
このCVD装置1は、真空槽2を有しており、真空槽2の内部の底面側には、サセプタ5が配置されている。
真空槽2の内部の天井側には、サセプタ5と対向する位置にカソード電極3が配置されている。
真空槽2の外部には、熱媒体循環系6と、真空排気系7と、ガス導入系8と、高周波電源9が配置されている。
熱媒体循環系6内には熱媒体が配置されている。
熱媒体循環系6には、熱媒体を移動させるポンプと、熱媒体を加熱する加熱装置と、冷却する冷却装置と、熱媒体の温度を測定する温度センサと、熱媒体の設定温度を記憶する記憶装置とを有する加熱冷却装置16が設けられている。
加熱冷却装置16は、熱媒体の温度を測定し、熱媒体を記憶された設定温度まで加熱又は冷却し、サセプタ5に供給するように構成されている。供給された熱媒体はサセプタ5の内部を流れ、サセプタ5を加熱又は冷却して加熱冷却装置16に戻る。このとき、熱媒体の温度は、設定温度よりも高温又は低温になっており、加熱冷却装置16は熱媒体を設定温度まで加熱又は冷却し、サセプタ5に供給する。かくて冷却媒体はサセプタと加熱冷却装置16の間を循環し、サセプタ5は、供給された設定温度の熱媒体によって加熱又は冷却される。
真空槽2は真空排気系7に接続されており、このCVD装置1によって成膜処理を開始する前に、予め真空槽2の内部を真空排気すると共に、熱媒体を加熱して室温から設定温度まで昇温させておき、設定温度の熱媒体をサセプタ5に供給する。サセプタ5は使用開始時には室温であり、設定温度の熱媒体が供給されると、サセプタ5は昇温される。
一定時間、設定温度の熱媒体を循環させた後、真空槽2内の真空雰囲気を維持しながら真空槽2内に成膜対象の基板11を搬入し、サセプタ5上に配置する。
カソード電極3のサセプタ5に対面する面には多数のノズル(孔)が形成されている。
カソード電極3はガス導入系8に接続されており、ガス導入系8からカソード電極3にCVDガスを導入すると、カソード電極3のノズルから真空雰囲気の真空槽2内にCVDガスが噴出される。
カソード電極3は高周波電源9に接続されており、サセプタ5と真空槽2を接地電位に接続されている。
ガス導入系8から真空槽2内にCVDガスを供給し、加熱冷却装置16から一定温度の熱媒体をサセプタ5に供給しながら高周波電源9を起動し、カソード電極3に高周波電圧を印加すると、導入されたCVDガスのプラズマが形成される。
プラズマ中で活性化されたCVDガスがサセプタ5上の基板11の表面に到達すると、基板11の表面に薄膜が成長する。
薄膜成長中は、加熱冷却装置16から一定温度の熱媒体がサセプタ5に供給されており、サセプタ5は、熱媒体によって加熱又は冷却され、一定温度に維持された状態で薄膜が形成される。
一般に、薄膜を形成する際の成長温度の下限温度は、薄膜の膜質から決まっており、上限温度は基板11上に既に形成されている薄膜のダメージの許容範囲で決まっている。
下限温度や上限温度は形成する薄膜の材質や、既に形成されている薄膜の材質等によって異なるが、有機EL素子の封止膜等に用いられるSiN膜やSiON膜を形成する場合は、膜質を確保するために下限温度が60℃であり、有機EL層を劣化させないために上限温度が100℃である。
カソード電極3に印加される交流電圧が、13.56MHz程度の比較的低周波である場合は、真空槽2内に形成されたプラズマが基板11付近まで広がるため、サセプタ5及びサセプタ5上の基板11はプラズマから流入する熱によって過熱され、60℃〜100℃の温度範囲を維持できない。
下限温度よりも低温の熱媒体を循環させ、サセプタ5を冷却すればサセプタ5及び基板11の温度を低下させることはできるが、過冷却になると膜質が悪化する。
また、サセプタ5を下限温度よりも低温の熱媒体で冷却する場合、CVD装置1が起動した後、プラズマから流入する熱によってサセプタ5が昇温するまでの間は、サセプタ5は下限温度よりも低温である。従って、複数枚の基板11を順次処理する場合、サセプタ5が昇温するまでに薄膜が形成された基板11は、膜質不良によって不良品となってしまう。
本発明のCVD装置1は、高周波電源9から27.12MHz以上の周波数の高周波電圧が出力されており、その周波数の電圧がカソード電極3に印加されると、13.56MHz程度の低周波電圧が印加されるときに比べ、カソード電極3側に近い位置でプラズマが発生する。
カソード電極3に近い位置でプラズマを維持させた場合、プラズマからサセプタ5や基板11に流入する熱量が小さくなるので、室温の熱媒体を循環させなくても、基板11を過熱させずに済む。
サセプタ5は真空槽2に連結されており、サセプタ5に供給された熱は真空槽2側に放熱される。従って、基板11を交換するとき等のプラズマが消滅している期間はサセプタ5の温度は低下し、室温になる。
プラズマからの熱の流入量が少ないので、逆に、下限温度よりも低温の熱媒体を循環させた場合には過冷却になってしまう。従って、プラズマとは別に、基板11に熱を流入させ、昇温させる必要がある。
本発明のCVD方法で形成される薄膜の膜質と成膜温度の相関関係と、成膜対象物(基板11)が受けるダメージと成膜温度の相関関係とは予め求められており、CVDプロセス中の基板11の下限温度と上限温度が分かっている(プロセス中の基板11の下限温度は60℃、上限温度は100℃)。
更に、カソード電極3に27.12MHz以上の高周波電圧を印加してプラズマを形成した場合の、サセプタ5に供給する熱媒体の温度と基板11温度の関係が予め測定されており、CVDプロセス中に基板11温度を、下限温度以上、上限温度以下に維持するために、サセプタ5に供給する熱媒体の温度が求められている。
その温度は下限温度(ここでは60℃)であり、下限温度が記憶され、下限温度以上の温度に温度制御された熱媒体がサセプタ5に供給されるように設定されている。サセプタ5から還流された熱媒体は、加熱又は冷却され、60℃の設定温度の熱媒体がサセプタ5に供給される。
ここではCVDガスとして、シランガスとアンモニアガスと窒素ガスの混合ガスが供給されており、基板11は、下限温度以上上限温度以下の温度に維持された状態でSiN膜が形成される。
CVD装置1の起動直後は、サセプタ5は室温であり、サセプタ5から加熱冷却装置16に還流された熱媒体の温度は設定温度よりも低い。従って、起動直後は、加熱冷却装置16は還流された熱媒体を加熱して設定温度に昇温させ、サセプタ5に供給することになる。この場合、サセプタ5及び基板11は熱媒体によって加熱、昇温され、基板11は下限温度以上上限温度以下の範囲に維持される。
複数枚の基板11に連続して薄膜を形成すると、プラズマから流入する熱によってサセプタ5が昇温する。この場合、サセプタ5から加熱冷却装置16に還流される熱媒体は下限温度(60℃)よりも高温になっているため、加熱冷却装置16は熱媒体を冷却し、設定温度の熱媒体をサセプタ5に供給する。これにより、基板11を下限温度以上上限温度以下の範囲に維持しながら薄膜を形成することができる。
このように、加熱冷却装置16は、還流された熱媒体の温度が設定温度よりも低温の場合には熱媒体を加熱し、設定温度よりも高温の場合は熱媒体を冷却し、いずれの場合も設定温度の熱媒体をサセプタに供給しており、その結果、基板11は下限温度以上、上限温度以下の温度範囲が維持される。
薄膜が所定膜厚に形成されたら、基板11を真空槽2の外部に搬出し、未成膜の基板11を真空槽2内に搬入し、上記と同様に、設定温度の熱媒体を供給しながら薄膜を形成する。
熱媒体の有無と基板温度の関係を図2に示し、周波数と基板温度の関係を図3に示す。CVDガスに替え、真空槽2内にN2ガスを導入し、N2プラズマを発生させ、10分間プラズマを維持した後、プラズマを消滅させ、5分間排気状態を維持し、これを1サイクルとし、その繰り返し実験を10サイクル行い、各サイクル毎に、プラズマ消滅後1分経過したときの基板11の温度を熱電対により測定した。
プラズマ励起電圧の周波数を27.12MHzとし、熱媒体に水を用い、60℃に温度制御した温水をサセプタ5に供給した場合の測定結果を、図2のグラフ中の実施例1の折れ線L1に示す。
それに対し、同じ周波数で熱媒体を供給しなかった場合の測定結果を、同図中に比較例1の折れ線L2として示す。
また、プラズマ励起電圧の周波数を13.56MHzとし、熱媒体を供給しなかった場合の測定結果を図3のグラフの比較例2の折れ線L3に示す。同図には、周波数27.12MHzの実施例1の折れ線L1も併せて記載してある。
本発明の実施例1の折れ線L1と、比較例1、2の折れ線L2、L3を比較すると分かるように、実施例1の場合はサイクル数が増しても基板11温度の上昇は少なく、安定しているのに対し、比較例では徐々に温度が上がっているから、サイクル数が増加すると上限温度を超えるおそれがある。
上記有機EL素子の封止膜の上限温度は100℃であるが、制御上の上限温度は80℃としている。プラズマ励起電圧の周波数が13.56MHzの場合には100Wで80℃に達しているのに対し、27.12MHzの場合は、300Wを投入しないと80℃には達しなかった。
従って、基板11を同じ温度にする場合は、周波数が高い方が投入電力を大きくすることができる。
形成する薄膜がSiNx膜等の絶縁膜の場合、絶縁性を確保できる範囲で大きな電力を投入する方が成膜速度が向上するため、上記結果からは、周波数が大きい方が生産量を高くできることになる。
次に、N2ガスプラズマを発生させ、10分間維持した後、N2ガスに替え、真空槽2内にHeガスを導入し、基板11を冷却したときの基板11温度と経過時間の関係を図4のグラフに示す。
プラズマ励起電圧の周波数を27.12MHzとし、熱媒体に水を用い、60℃に温度制御した熱媒体(水)をサセプタ5に供給した場合の結果を実施例2の折れ線L4に示す。同じ周波数で、熱媒体を供給しなかった場合の測定結果を比較例3の折れ線L5に示す。
熱媒体を流したほうが放電中の温度上昇が少なく、かつ放電後も速やかに温度が初期状態に復帰している。
なお、サセプタ5上に基板11を配置する際に、真空槽2の内部をHeガス雰囲気にすると、基板11とサセプタ5の間の熱伝導率が高くなり、基板11の温度制御性が向上する。CVDガスにHeガスを添加しても良い。
また、カソード電極3にも冷却水を循環させ、カソード電極3からの熱輻射を低下させ基板11に入射する熱量を減少させることができる。カソード電極3にサセプタ5に供給する熱媒体と同じ温度の熱媒体を供給すると、プロセス温度が安定する。
本発明のCVD装置の一例 周波数が同じで熱媒体を供給した場合としなかった場合の相違を説明するためのグラフ 周波数が相違し、熱媒体を供給した場合としなかった場合の相違を説明するためのグラフ 冷却時間と基板温度の関係を示すグラフ
符号の説明
1……CVD装置
2……真空槽
3……カソード電極
5……サセプタ
6……熱媒体循環系
7……真空排気系
9……高周波電源
16……加熱冷却装置

Claims (3)

  1. 真空槽と、
    前記真空槽内に配置されたサセプタと、
    前記サセプタ上に配置されたカソード電極と、
    前記サセプタに接続され、前記サセプタに熱媒体を供給する熱媒体循環系と、
    前記熱媒体循環系に設けられ、前記熱媒体の温度を制御する加熱冷却装置と、
    前記カソード電極に接続され、前記カソード電極に27.12MHz以上の交流電圧を印加する高周波電源と、
    前記真空槽内を真空排気する真空排気系と、
    前記真空槽内にCVDガスを供給するガス供給系とを有するCVD装置。
  2. 真空槽内に設けられたサセプタ上に基板を配置し、真空雰囲気に置かれた前記真空槽内にCVDガスを導入しながら前記基板上に位置するカソード電極に交流電圧を印加し、前記基板上にプラズマを形成し、前記基板上に薄膜を成長させるCVD方法であって、
    前記薄膜が成長する際の前記基板の下限温度と上限温度を決定しておき、
    前記カソード電極に印加する前記交流電圧を27.12MHz以上の周波数に設定し、前記サセプタ内部に一定温度の熱媒体を流しながら前記カソード電極に前記周波数の前記交流電圧を印加し、前記基板上にプラズマを形成したときに、前記サセプタ上の基板が前記下限温度以上、前記上限温度以下の温度に維持される前記熱媒体の設定温度を予め求めておき、
    前記設定温度に温度制御した前記熱媒体を前記サセプタに流しながら、前記薄膜を成長させるCVD方法。
  3. 前記基板上には有機EL素子の有機薄膜が形成され、
    前記CVDガスには、少なくともケイ素を含む原料ガスを含有させ、
    前記有機薄膜上にケイ素化合物の薄膜を形成するCVD方法であって、
    前記下限温度は60℃、前記上限温度は100℃、前記設定温度を60℃以上80℃未満とする請求項2記載のCVD方法。
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