JP2003195952A - 熱媒流体を用いて対象物の温度を調節するための装置及び方法 - Google Patents

熱媒流体を用いて対象物の温度を調節するための装置及び方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 熱媒体流体を用いて対象物の温度を所望値に
制御する場合、対象物の温度の変動を十分に小さく抑制
する。 【解決手段】 対象物(5)に供給される熱媒流体を冷
却又は加熱する熱電変換デバイス(6)のパワーをコン
トローラ(9)が制御する。コントローラ(9)は、熱
電変換デバイス(6)から出た熱媒流体の温度(T1)
と、対象物の温度(Ts)とを用いてフィードバック制
御動作を行なう。このフィードバック制御動作では、ま
ず、対象物(5)に外部から熱負荷が加わる前に、熱媒
体温度(T1)のみに基づいて追従制御が行われて、間
接的に対象物温度(Ts)が設定温度(SV)に整定さ
せられる。その後、対象物(5)に外部から熱負荷が加
わるようになると、現在の熱媒体温度(T1)と対象物
温度(Ts)との温度差に応じて動的に現在の目標温度
が決定され、その現在の目標温度に熱媒体温度(T1)
を制御するように追値制御が行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、熱媒流体を用いて
対象物の温度を調節するための装置と方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、半導体ウェハをプラズマ雰囲気
中で処理するためのプロセスチャンバでは、半導体ウェ
ハが載せられるテーブル(以下、「サセプタ」と呼ぶ)
の温度を制御するために、制御された温度をもった熱媒
流体が用いられる。熱媒流体は、チャンバから離れた場
所に設置された温度調節装置(例えば、チャンバから戻
ってくる高温の熱媒流体を冷却するチラー)で適当温度
にされてそこから送り出され、チャンバ内に入ってサセ
プタ内を巡り、そして、チャンバ外へ出て温度調節装置
に戻る。
【0003】従来、この種の温度調節装置は、図1に示
すように、この装置から吐出されたばかりの熱媒体流体
の温度T1を測定し、測定された吐出温度T1が設定温度
SVになるように、熱媒体流体への冷却量又は加熱量を調
節している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した熱媒体流体の
吐出温度を設定温度に制御する従来方法によれば、プロ
セスチャンバ内でプラズマ処理が開始されてサセプタに
熱負荷(外乱)が加えられたとき、サセプタの温度が大
きく上昇してしまうことを抑制することが難しい。より
一般的な言い方をすれば、熱媒体流体の吐出温度の制御
では、温度制御の対象物に熱負荷が加わったとき、その
対象物の温度変化を十分小さく抑えることが難しい。
【0005】また、上記吐出温度制御によれば、温度調
節装置の外部に存在する配管やチャンバにおける熱損失
や熱抵抗や無駄時間や遅れ等の影響により、サセプタの
ような温度制御対象物の温度が大きく変わることにな
る。
【0006】また、温度制御対象物それ自体の温度を検
出して、それを設定温度にするように制御動作を行う方
法も一般に知られている。しかし、熱媒体流体を介して
間接的に温度制御対象物の温度を調節するものである以
上、温度制御対象物それ自体の温度のみに基づいて制御
作を行っても、温度制御対象物の温度変動を小さくする
ことは難しい。
【0007】従って、本発明の目的は、熱媒体流体を用
いて温度制御対象物の温度を制御する装置において、温
度制御対象物の温度の変動を十分に小さく抑制できるよ
うにすることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に従う、熱媒流体
を用いて対象物の温度を調節するための装置は、対象物
に供給される熱媒流体を冷却又は加熱する冷却/加熱器
と、前記熱媒流体の現在温度を検出する熱媒体温度セン
サと、前記対象物の現在温度を検出する対象物温度セン
サと、前記熱媒体温度センサからの現在の熱媒体温度と
前記対象物温度センサからの現在の対象物温度とを入力
し、前記冷却/加熱器に対する操作量を出力するコント
ローラとを備える。そして、前記コントローラは、前記
対象物に外部から熱負荷が加わる前に、定常状態の時に
検出された前記熱媒体温度と前記対象物温度との間の温
度差と、設定温度とに基づいて固定的な目標温度を決定
し、決定された前記固定的な目標温度に現在の前記熱媒
体温度を制御するように追従制御動作を行う追従制御手
段と、前記対象物に外部から熱負荷が加わるときに、現
在の前記熱媒体温度と現在の前記対象物温度との間の温
度差と、設定温度とに基づいて現在の目標温度を動的に
決定し、決定された前記現在の目標温度に現在の前記熱
媒体温度制御するように追値制御動作を行う追値制御手
段とを有する。
【0009】この温度調節装置によれば、対象物の温度
を、その変動を小さく抑制して設定温度に制御すること
ができる。
【0010】好適な実施形態では、前記追従制御手段
は、まず、前記設定温度に現在の前記熱媒体温度を制御
するように第1の制御動作を行い、前記第1の追従制御動
作により前記熱媒体温度が設定温度に整定する定常状態
が確立したとき、前記熱媒体温度と前記対象物温度との
間の温度差を算出し、算出された定常状態での温度差と
前記設定温度とを用いて前記固定的な目標温度を決定
し、そして、前記固定的な目標温度に現在の前記熱媒体
温度を制御するように第2の制御動作を行うようになっ
ている。
【0011】好適な実施形態では、前記追値制御手段
は、前記追値制御動作を開始する前に、前記追値制御動
作動作中に前記対象物に外部から加わる予定の熱負荷の
大きさに関する数値を設定し、設定された前記数値を用
いて前記熱負荷の大きさに応じた前記操作量の初期値を
決定し、そして、前記追値制御動作を開始する時、決定
された前記初期値を初期的に出力するようになってい
る。
【0012】好適な実施形態では、前記追値制御手段
は、前記追値制御動作を開始する前に、前記追従制御手
段が行った前記第2の制御動作によって定常状態が確立
されたときの前記操作量の大きさに関する値を保持し、
前記初期値を決定するとき、前記熱負荷の大きさだけで
なく前記保持された値も用いて前記初期値を調整するよ
うになっている。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を説明
する。以下の実施形態は、半導体ウェアをプラズマ雰囲
気中で処理するプロセスチャンバ内の、半導体ウェハを
保持するためのサセプタの温度を一定に制御する用途で
本発明を実施した場合の一例であるが、本発明の適用対
象はこれのみに限られるものではなく、本発明は他の様
々な用途で実施することができる。
【0014】図2は、この実施形態の全体構成を示す。
【0015】熱媒流体を冷却するためのチラー1が、プ
ロセスチャンバ4から例えば1〜数メートルの場所に配
置される。チラー1によって温度が制御された熱媒流体
がチラー1から吐出され、配管2を通じてプロセスチャ
ンバ4に供給される。熱媒流体には、例えば、水、エチ
レングリコール又はフロリナート(登録商標)等を用い
ることができる。プロセスチャンバ4内に入った熱媒流
体は、サセプタ5内部を巡って、サセプタ5の温度を調
節する。プロセスチャンバ4内では、サセプタ5上に置
かれた半導体ウェハを処理するとき、プラズマが発生さ
れ、そのプラズマから熱がサセプタ5に加えられる。そ
のとき、熱媒流体はサセプタ5から熱を奪ってこれを冷
却し、高温になってプロセスチャンバ4から出る。その
高温の熱媒流体は、配管3を通じてチラー1に戻る。
【0016】チラー1内には、冷却器6があって、戻っ
て来た高温の熱媒流体を冷却する。冷却器6には、例え
ば、半導体のペルチェ効果を利用したヒートポンプであ
る熱電変換デバイスが用いられる(しかし、必ずしもそ
うでなければならないわけではない)。この熱電変換デ
バイスは、π形状に電気接続されたn型半導体チップと
p型半導体チップのペアの多数から構成されている。こ
の熱電変換デバイスは、その多数のペアが電気的に直接
接続され且つ2次元平面上に配列されて成るプレート形
状のデバイスであり、それに電流を流すと、一方の側の
主面で熱を吸収し反対側の主面で熱を放出するよう動作
する。熱電変換デバイスに流す電流の向きを反転させる
と、熱電変換デバイスが熱を移動させる方向も反転す
る。
【0017】冷却器6は、上記プレート形状の熱電変換
デバイスの一方の側の主面にて、配管3から配管2へと
流れる熱媒流体から熱を吸収し、且つ、反対側の主面に
て、配管7から来て配管8へ出て行く冷却水へ熱を放出
する。
【0018】上述したような熱電変換デバイスを用いて
冷却器6を構成した場合、一般的なコンプレッサをもつ
冷媒回路で冷却器6を構成した場合に比較し、チラー1
のサイズはかなり小さくでき、チラー1とプロセスチャ
ンバ4との距離も短くして熱媒流体の量も減らすことが
でき、さらに、冷却器6自体の応答速度や温度制御精度
も向上するため、より性能の良い制御が可能になる。
【0019】チラー1に付随してコントローラ9があ
り、主として冷却器6の熱電変換デバイスに流す電流を
制御することで、冷却器6の冷却能力を制御し、それに
より、冷却器6から出る熱媒体流体の温度を適正値に制
御する。コントローラ9は、チラー1の熱媒流体吐出口
近傍に配置された吐出温度センサ10から、チラー1か
ら吐出されるときの熱媒流体の現在温度(吐出温度)T
1を示した検出信号11を入力する。また、コントロー
ラ9は、プロセスチャンバ4内のサセプタ5の温度を検
出するサセプタ温度センサ12から、現在のサセプタ温
度Tsを示した検出信号13を入力する。さらに、コン
トローラ9は、プロセスチャンバ4内に高周波プラズマ
を発生させるための高周波(RF)電源装置14から、
そのメインスイッチのオン/オフ信号やその出力パワー
レベルなどを示す運転信号15を入力する。これらの入
力に基づいて、コントローラ9は、以下に説明するよう
な制御動作を行う。コントローラ9は、例えば、プログ
ラムされたコンピュータにより構成される。
【0020】図3は、コントローラ9が行う全体的な制
御動作の流れを示す。
【0021】図3に示すように、ステップS1でコント
ローラ9は制御動作を開始するが、この初期的な時点で
は、プロセスチャンバ4では、RF電源装置14のメイ
ンスイッチはオフ状態にありチャンバ4でのプロセスは
開始されていない(以下、これを「アイドル状態」とい
う)。この初期的なアイドル状態において、コントロー
ラ9は、まず、ステップS2で、設定温度SVの変更に
対処するための追従制御を行う(S2)。この追従制御
の結果として、サセプタ温度Tsが設定温度SVに整定
した定常状態が確立される。その後、コントローラ9
は、その定常状態を維持しつつ、プロセスチャンバ4で
プロセスが開始されるのを待つ(S3)。チャンバプロ
セスが開始すると(例えば、RF電源装置14のメイン
スイッチのオン/オフ信号がターンオンを示すと)(S
3でYes)、コントローラ9は、ステップS4に進ん
で追値制御に入り、チャンバ4内でのプラズマ発生によ
る熱負荷などの外乱を克服してサセプタ温度Tsを一定
に制御するように動作する。
【0022】ところで、チャンバプロセスにおいては、
次のような動作が、それを1周期として、多数回繰り返
し実行されていく。その1周期の動作の開始時には、R
F電源装置14の出力パワーレベルは実質的にゼロであ
ってプラズマが発生していない状態(以下、「RF−O
FF」状態という)にある。この「RF−OFF」状態
において、新しい半導体ウェハがプロセスチャンバ4内
に入れられてサセプタ5上に置かれる。次に、RF電源
装置14の出力パワーレベルが規定のワット値まで増大
されて、プロセスチャンバ4内にプラズマが発生し(以
下、これを「RF−ON」状態という)、それによりチ
ャンバ4内の半導体ウェハに所定の加工が施される。こ
の「RF−ON」状態が一定時間の間継続した後、チャ
ンバ4内の状態は再び「RF−OFF」状態に切り替わ
り、そして、加工の終えた半導体ウェハがプロセスチャ
ンバ4外へ搬出される。これで、この1周期の動作が終
わる。この1周期の動作が繰り返し実行される。1回の
チャンバプロセスの間に、上記のような動作が多数回繰
り返され、それにより、多数枚の半導体ウェハが順次に
チャンバ4内で加工される。
【0023】上記のチャンバプロセスが継続している
間、コントローラ9は、ステップS4の追値制御を継続
する。途中で設定温度SVの変更が行われた場合には
(このとき、チャンバプロセスは一旦終了する)(S5
でYes)、コントローラ9は追値制御を止め、再びス
テップS2に戻って上述した追従制御から制御をやり直
し、その後にチャンバプロセスが再開すると再び追値制
御を行う。
【0024】上記チャンバプロセスが終了すると(例え
ば、RF電源装置14のメインスイッチのオン/オフ信
号がターンオフを示すと)(S6でYes)、コントロ
ーラ9は、制御動作を終了する(S7)。
【0025】図4は、上述した全体制御中、最初のアイ
ドル状態に行われるステップS2の追従制御の手順を更
に詳細に示す。また、図5は、この追従制御の中で行わ
れるフィードバック温度制御のための制御ブロック図を
示す(後述する追値制御の中で行われるフィードバック
温度制御も、このブロック図の機能を用いて行われ
る)。さらに、図6は、この追従制御による吐出温度T
1とサセプタ温度Tsの変化カーブの一例を示す(な
お、縦軸の温度目盛りは設定温度SVを0℃とした相対
温度を示している)。
【0026】図4に示すように、コントローラ9は、追
従制御を開始する(S11)と最初に、吐出温度T1の
みに基づくフィードバック温度制御(吐出温度制御)を
行う(S12)。この吐出温度制御は、図5のブロック図
において、スイッチ207を開き、オフセット部208
から出力されるオフセット値をゼロに初期設定した状態
で行われる。ここで、ブロック201〜203と206
〜208がコントローラ9が行う演算処理であり、ブロ
ック204は冷却器6の伝達関数であり、ブロック20
5はサセプタ5の伝達関数である。また、図5内の変数
に付いているサフィックスnは、制御演算をデジタル処
理するときのサンプリングの回数目を示している。しか
し、このような時間離散的なサンプリングを行うデジタ
ルコントローラに代えて、時間連続的な演算を行なうア
ナログコントローラを用いても良いことは勿論である。
この実施形態では、フィードバック温度制御の方法とし
て、図5のブロック203に示すようにI−PD制御を
用いる。しかし、I−PD制御は説明のための例示に過
ぎず、他の制御方法を用いることも可能である。
【0027】この吐出温度制御では、図5に示すよう
に、コントローラ9は、検出された吐出温度T1とその
目標温度としての設定温度SV(オフセット値がゼロな
ので、SV=SV*)との間の偏差eを求め(202,20
2)、この偏差eに対してI−PD演算を行い(20
3)、その演算結果に従って冷却器6(204)の熱電
変換デバイスのパワーを操作する。それにより、吐出温
度T1は、図6に示す時刻t0からt1までの区間Aの
ように、設定温度SVに実質的に一致するように制御さ
れる。一方、サセプタ温度Tsは、吐出温度T1を追うよ
うに変化するものの、吐出温度T1との間に若干の温度
差を有するから、設定温度SVには一致しない。
【0028】再び図4を参照して、上述したステップS
12の吐出温度制御により、吐出温度T1が所定のレデ
ィ条件(例えば、設定温度SVの近傍範囲内に所定時間
に亘って安定して留まる)を満たすと(S13でYe
s)、コントローラ9は、吐出温度T1が定常状態にな
ったものと判断する(S14)。その判断は、図6では
例えば時刻B(t1)でなされる。そう判断した時刻B
で、コントローラ9は、この定常状態におけるサセプタ
温度Tsと吐出温度T1の間の温度差−ΔT(=T1−
Ts)を算出する(S15)。そして、コントローラ9
は、その温度差−ΔTをオフセット値として設定温度S
Vに加算する。そして、時刻B以降、その加算値(=S
V−ΔT)を、吐出温度T1の新たな目標温度SV*と
して用いて(S16)、図4のI―PD制御を更に実行
する(S17)。このステップS15〜S17の動作を
図5のブロック図で説明すると、まず、時刻Bでスイッ
チ207を閉じて時刻Bの温度差−ΔT(=T1−T
s)をオフセット部208に入力して記憶させ、続い
て、直ちにスイッチ207を開き、そして以後、スイッ
チ207は開いた状態で、オフセット部208に保持さ
れた時刻Bのオフセット値−ΔTを設定温度SVに加算
して目標温度SV*とし、その目標温度SV*に一致す
るように吐出温度T1をI−PD制御する。この制御動
作は、間接的にサセプタ温度Tsを設定温度SVに一致
させるように制御することを意味する。これにより、図
6に示す時刻B以降のカーブのように、サセプタ温度T
sが設定温度SVに制御される。
【0029】再び図4を参照して、上記ステップS17
の吐出温度制御により、サセプタ温度Tsが所定のレデ
ィ条件(例えば、設定温度SVの近傍範囲内に所定時間
に亘って安定して留まる)を満たしたら(S18でYe
s)、コントローラ9は、サセプタ温度Tsが定常状態
になったものと判断する(S19)。この判断は、図6
に示す例えば時刻C(t2)でなされる。
【0030】そう判断すると、コントローラ9は、その
定常状態におけるコントローラ9の出力値(冷却器6へ
の操作量)(以下、アイドル値という)と、予め定めら
れた標準の出力値との間の差を算出し、算出した出力差
を記憶する(S19−2)。ここで、上記標準出力値と
は、コントローラ9を設計する際の前提となった標準の
制御系条件(冷却水温度、気温、及び、冷却器6や配管
2、3やサセプタ5などの制御系構成要素のもつ各種特
性、など)の下で上述した吐出温度制御を実施した場合
において、サセプタ温度Tsが定常状態になっていると
きにコントローラ9から出力されることになる出力値の
ことである。この標準出力値は、上記の標準の制御系条
件の下でのみ正しい値である。従って、上記ステップS
19−2で算出したアイドル値と標準出力値との差は、
実際の制御系条件の下でのコントローラ9の出力値の過
不足量を意味する。この過不足量は記憶され、そして、
後の追値制御において、コントローラ9の出力値の過不
足を修正するために利用されることになる。
【0031】続いて、コントローラ9は、ステップS2
0で制御を図3に示したステップS3に進ませ、プロセ
スチャンバ4のプロセスが開始するのを待つ(待ってい
る間、図4のステップS17の吐出温度制御は継続す
る)。
【0032】なお、上述した図4の追従制御の流れの中
で、ステップS15で検出した温度差が不適切、もしく
は検出後の外乱によって適当でなくなり設定温度SVに
整定できなかった場合には、それ以降のステップS17
の吐出温度制御では、時々(例えば、30秒間隔で)吐
出温度T1の目標温度を微調整しつつサセプタ温度Ts
を診て、そのサセプタ温度Tsが設定温度SVに整定す
るように、その目標温度の微調整を繰り返していく。
【0033】さて、上述した追従制御が終了すると、既
に図3を参照して説明したとおり、コントローラ9は、
RF電源装置14のメインスイッチのターンオンに応答
して、プロセスチャンバ4のプロセスが開始したと判断
し(S3でYes)、ステップS4の追値制御を開始し、
チャンバプロセスが行われている間、その追値制御を継
続する。
【0034】図7は、チャンバプロセス中に実行される
追値制御の流れを更に詳細に示している。前述した図5
の制御機能は、その追値制御の中で行われるフィードバ
ック温度制御でも用いられる。さらに、図8は、追値制
御によるサセプタ温度Tsの変化カーブの一例を示して
いる(なお、温度目盛りは設定温度SVを0℃とした相
対温度を示している)。
【0035】図7に示すように、コントローラ9は、チ
ャンバプロセスの開始に応答して追値制御を開始するが
(S21)、その時点では、RF電源装置14の出力パ
ワーレベルは実質的にゼロであってチャンバ4の状態は
「RF−OFF」状態にある。この最初の「RF−OF
F」状態は、図8のカーブでは左端の温度0(=SV)
の区間Cに相当する。この状態において、コントローラ
9は、RF電源装置14の出力パワーレベルを診てチャ
ンバ4の状態が「RF−ON」状態に切り替わるのを待
つ(S22)。RF電源装置14の出力パワーレベルが
規定ワット値に立ち上がって「RF−ON」状態が開始
すると(S22でYes)(図8で時刻t3)、コントロ
ーラ9は、ステップS23のRF−ON領域処理を開始
し、以後、「RF−ON」状態が続く間(図8で区間
D)、そのRF−ON領域処理を継続する。このRF−
ON領域処理では、後述するように、吐出温度T1とサ
セプタ温度Tsの双方を使用して温度制御が行われる。
その後、チャンバ4の状態が「RF−OFF」状態に戻
ると(S24でYes)(図8で時刻t5)、コントロ
ーラは、ステップS25のRF−OFF領域制御を開始
し、以後、「RF−OFF」状態が続く間(図8の2番
目の区間C)、そのRF−OFF領域処理を継続する。
このRF−OFF領域処理では、後述するように、図4
に示した追従制御の方法と同様に原則的に吐出温度T1
のみを使用した吐出温度制御が行われる。以後、RF電
源装置14の「RF−ON」と「RF−OFF」の繰り
返しに同期して、上述したステップ23のRF−ON領
域処理とステップS25のRF−OFF領域処理も繰り
返し実行されることになる。
【0036】図7のステップS23のRF−ON領域処
理は、図5に示したブロック図においてスイッチ207
が閉じた状態で行われる。これは、吐出温度T1とサセ
プタ温度Tsの双方を用いたI−PD制御である。すな
わち、図5に示すように、現在の吐出温度T1と現在の
サセプタ温度Tsとの間の温度差がオフセット値として
設定温度SVに加算されて(201)、その加算値が吐
出温度T1に対する現在の目標温度SV*となる。現在
の吐出温度T1と現在のサセプタ温度Tsとの間の温度
差(オフセット値)は時々刻々と変化し、それに応じ
て、この目標温度SV*も時々刻々と変換する。このよ
うに、目標温度SV*は、現在の吐出温度T1とサセプ
タ温度Tsの温度差に応じて動的に決定される。そし
て、このような動的な目標温度SV*と現在の吐出温度
T1との偏差eが計算され(202)、その偏差eに対
してI−PD演算が行われ、その演算結果が操作量(コ
ントローラ9の出力値)として冷却器6に加えられる。
【0037】一方、図7のステップS25のRF−OF
F領域処理は、図5のブロック図においてスイッチ20
7が開いた状態で、オフセット部208からは先に記憶
しておいた追従制御の定常状態でのオフセット値を出力
して行われる。これは、図4に示した追従制御における
ステップS16のI−PD制御と同様である。
【0038】以下、上述した追値制御中のRF−ON領
域処理とRF−OFF領域処理について、更に詳細に説
明する。
【0039】また、図9は、RF−ON領域処理の流れ
を詳細に示している。図10は、そのRF−ON領域処
理の最初に行われる初期出力処理の流れを詳細に示して
いる。
【0040】図9に示すように、コントローラ9は、R
F−ON領域処理を開始する(S31)と最初に、その
時の制御系条件と設定温度SVとプラズマ発生による熱
負荷の大きさなどに合った適正な初期出力を決定して出
力する(S32)。この初期出力の処理では、図10に
示すように、コントローラ9はまず、所定の初期出力導
関数Fを用いて、その時のRF電源装置14の出力パワ
ーレベル(これは、プラズマ発生時にサセプタ5に加わ
る予定の熱負荷の大きさに対応する)と設定温度SVと
に適合した標準の初期出力を算出する(S42)。ここ
で、初期出力導関数Fとは、RF電源装置14の出力パ
ワーレベルと設定温度SVとに対する関数として、前述
した標準的な制御系条件の下におけるRF−ON領域処
理での初期出力の最適値(標準の初期出力:コントロー
ラ9の設計段階で実験的に求められたもの)を表したも
のである。この初期出力導関数Fは、例えば、RF電源
装置14の出力パワーレベルの一次関数であり、その一
次関数の傾きと切片とがそれぞれ設定温度SVの線形多
項式になっているようなものであり、ルックアップテー
ブルやサブルーチンなどの形でコントローラ9に実装す
ることができる。こうして標準の初期出力を求めると、
コントローラ9は次に、図4の追従制御のステップS1
9−2で記憶したアイドル値と標準出力との間の出力差
を読み出し、この出力差を標準の初期出力に加算するこ
とで、標準の初期出力がもつ過不足分を補正して、この
補正された初期出力値を出力する(S43)。これによ
り、コントローラ9は、実際の制御系条件に合った適正
な初期出力値を出力することになる。
【0041】再び図9を参照して、初期出力を出力する
と直ちに、コントローラ9は、図5に示したブロック2
03のI−PD制御の応答が若干鈍くなるように、I−
PD制御のゲインを初期値より若干小さくした(S3
3)上で、図5に示したスイッチ207を閉じて、吐出
温度T1とサセプタ温度Tsの双方を用いたI−PD温
度制御を行う(S34)。ここでI−PD制御の応答を
若干鈍くする理由は、サセプタ5の熱伝導率の悪さのた
めに、上記初期出力の結果がサセプタ温度Tsに現れる
までにある程度の時間がかかるが、この遅れ時間の間に
I−PD制御が効き過ぎてサセプタ5を冷やし過ぎてし
まわないようにするためである。
【0042】その後、図8の区間t3〜t4や区間t6
〜t7に示すように、プラズマ発生によってサセプタ温
度Tsは乱れて若干上昇するが、上記のI−PD制御の
効果が現れてきて、サセプタ温度Tsはじきに下降に転
じる。コントローラ9は、サセプタ温度Tsが上昇から
下降に転じるピーク時(図8の時刻t4、t7)(S3
5でYes)に、ステップS33で鈍くさせたI−PD
制御の応答性を僅かに初期値の方へ戻すように、I−P
D制御のゲインを僅かに増やし(S36)、そして、サ
セプタ温度Tsの乱れのピーク値(図8のTsp)に設
定温度SVをシフトさせた上で、上述した吐出温度T1
とサセプタ温度Tsの双方を用いたI−PD温度制御を
継続する(S37)。ここでI−PD制御の応答性を僅
かに初期値の方へ戻す理由は、応答性を上げることで設
定温度SVに速やかに到達するためである。また、サセ
プタ温度Tsの乱れのピーク値(図8のTsp)に設定
温度SVをシフトさせる理由は、既に上昇してしまった
サセプタ温度Tsを再び元の設定温度SVまで低下させ
るより、むしろ、上昇後のピーク値で一定に保持した方
が、チャンバ4内で処理されている半導体ウェハの品質
を一定に制御するのに好ましいからである。以後、チャ
ンバ4の状態が「RF−OFF」状態に切り替わるま
で、ステップS37の制御が継続する。
【0043】チャンバ4の状態が「RF−OFF」状態
に切り替わると(図8の時刻約220秒、470秒
で)、コントローラ9は、上述したRF−ON領域処理
を終了し、RF−OFF領域処理を開始する。
【0044】図11は、RF−OFF領域処理の流れを
詳細に示している。
【0045】図11に示すように、コントローラ9は、
RF−OFF領域処理を開始する(S55)と、RF−
ON領域処理で蓄積されたI−PD演算の積分(I)要
素をゼロにリセットし(S52)、そして、RF−ON
領域処理では初期値より少し小さかったI−PD制御の
ゲインを、初期値に戻す(S53)。そうした上で、コ
ントローラ9は、図4に示したチャンバプロセス開始前
の追従制御のステップS16で用いた吐出温度T1の目
標温度SV*(=SV−ΔT)を再び用いて、追従制御
のステップS16と同様の方法で、間接的にサセプタ温
度Tsを設定温度SVに制御する。
【0046】再びチャンバ4の状態が「RF−ON」状
態になるまで、RF−OFF領域処理が継続する。
【0047】以上説明したコントローラ9の制御によ
り、サセプタ温度Tsの変動は従来よりも抑制され、良
好な制御結果が得られる。
【0048】以上、本発明の実施形態を説明したが、こ
れは本発明の説明のための例示であり、この実施形態の
みに本発明の範囲を限定する趣旨ではない。従って、本
発明は、その要旨を逸脱することなく、他の様々な形態
で実施することが可能である。
【0049】以上、本発明の実施形態を説明したが、こ
れは本発明の説明のための例示であり、この実施形態の
みに本発明の範囲を限定する趣旨ではない。従って、本
発明は、その要旨を逸脱することなく、他の様々な形態
で実施することが可能である。
【0050】例えば、図2に示した構成から、吐出温度
T1をフィードバックする部分を除去し、サセプタ温度
Tsのみをコントローラ9にフィードバックし、コント
ローラ9は、直接的にサセプタ温度Tsを目標温度に制
御するような演算を行って、その演算結果に従い熱伝変
換デバイスのパワーをコントロールして熱媒流体の温度
を制御するような構成に対しても、本発明の原理は適用
可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来の吐出温度T1のみに基づく制御の方法
を示すブロック図。
【図2】 本発明の一実施形態の全体構成を示すブロッ
ク図。
【図3】 コントローラ9が行う全体的な制御動作の流
れを示すフローチャート。
【図4】 図3中の追従制御の流れを示すフローチャー
ト。
【図5】 この実施形態で用いられるフィードバック温
度制御のための構成を示すブロック図。
【図6】 図4の追従制御による吐出温度T1とサセプ
タ温度Tsの変化カーブの例を示す図。
【図7】 図3中の追値制御の流れを示すフローチャー
ト。
【図8】 図7の追値制御によるサセプタ温度Tsの変
化カーブの一例を示す図。
【図9】 図7中のRF−ON領域処理の流れを示すフ
ローチャート。
【図10】 図9中の初期出力を出力する処理の流れを
示すフローチャート。
【図11】 図7中のRF−OFF領域処理の流れを示
すフローチャート。
【符号の説明】
1 チラー 2、3 熱媒流体を循環させる配管 4 プロセスチャンバ 5 サセプタ 6 熱電変換デバイスを用いた冷却器 7、8 冷却水を循環させる配管 9 コントローラ 10 吐出温度T1を検出する温度センサ 11 吐出温度T1の検出信号 12 サセプタ温度Tsを検出する温度センサ 13 サセプタ温度Tsの検出信号 14 高周波(RF)電源装置 15 高周波電源装置の運転信号 203 コントローラ9のI−PD演算部 204 冷却器 205 サセプタ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対象物(5)に供給される熱媒流体を冷
    却又は加熱する冷却/加熱器(6)と、 前記熱媒流体の現在温度を検出する熱媒体温度センサ
    (10)と、 前記対象物(5)の現在温度を検出する対象物温度セン
    サと(12)、 前記熱媒体温度センサからの現在の熱媒体温度(T1)
    と前記対象物温度センサからの現在の対象物温度(T
    s)とを入力し、前記冷却/加熱器(6)に対する操作
    量を出力するコントローラ(9)とを備え、 前記コントローラ(9)は、 前記対象物(5)に外部から熱負荷が加わる前に、定常
    状態の時に検出された前記熱媒体温度(T1)と前記対
    象物温度(Ts)との間の温度差と、設定温度(SV)
    とに基づいて固定的な目標温度を決定し、決定された前
    記固定的な目標温度に現在の前記熱媒体温度(T1)を
    制御するように追従制御動作を行う追従制御手段と、 前記対象物(5)に外部から熱負荷が加わるときに、現
    在の前記熱媒体温度(T1)と現在の前記対象物温度
    (Ts)との間の温度差と、設定温度(SV)とに基づ
    いて現在の目標温度を動的に決定し、決定された前記現
    在の目標温度に現在の前記熱媒体温度(T1)制御する
    ように追値制御動作を行う追値制御手段とを有する、熱
    媒流体を用いて対象物の温度を調節するための装置。
  2. 【請求項2】 前記追従制御手段は、まず、前記設定温
    度(SV)に現在の前記熱媒体温度(T1)を制御する
    ように第1の制御動作を行い、前記第1の追従制御動作に
    より前記熱媒体温度(T1)が設定温度(SV)に整定
    する定常状態が確立したとき、前記熱媒体温度(T1)
    と前記対象物温度(Ts)との間の温度差を算出し、算
    出された定常状態での温度差と前記設定温度(SV)と
    を用いて前記固定的な目標温度を決定し、そして、前記
    固定的な目標温度に現在の前記熱媒体温度(T1)を制
    御するように第2の制御動作を行う、請求項1記載の装
    置。
  3. 【請求項3】 前記追値制御手段は、前記追値制御動作
    を開始する前に、前記追値制御動作中に前記対象物
    (5)に外部から加わる予定の熱負荷の大きさに関する
    数値を設定し、設定された前記数値を用いて前記熱負荷
    の大きさに応じた前記操作量の初期値を決定し、そし
    て、前記追値制御動作を開始する時、決定された前記初
    期値を初期的に出力する、請求項1記載の装置。
  4. 【請求項4】 前記追値制御手段は、前記追値制御動作
    を開始する前に、前記追従制御手段が行った前記第2の
    制御動作によって定常状態が確立されたときの前記操作
    量の大きさに関する値を保持し、前記初期値を決定する
    とき、保持された前記値を用いて前記初期値を調整す
    る、請求項3記載の装置。
  5. 【請求項5】 対象物(5)に供給される熱媒流体を冷
    却又は加熱するステップと、 前記熱媒流体の現在温度を検出するステップと、 前記対象物(5)の現在温度を検出するステップと、 検出された現在の熱媒体温度(T1)と現在の対象物温
    度(Ts)とを入力し、前記熱媒流体の冷却/加熱の量
    をコントロールするステップとを備え、 前記コントロールするステップは、 前記対象物(5)に外部から熱負荷が加わる前に、定常
    状態の時に検出された前記熱媒体温度(T1)と前記対
    象物温度(Ts)との間の温度差と、設定温度(SV)
    とに基づいて固定的な目標温度を決定し、決定された前
    記固定的な目標温度に現在の前記熱媒体温度(T1)を
    制御するように追従制御動作を行うステップと、 前記対象物(5)に外部から熱負荷が加わるときに、現
    在の前記熱媒体温度(T1)と現在の前記対象物温度
    (Ts)との間の温度差と、設定温度(SV)とに基づ
    いて現在の目標温度を動的に決定し、決定された前記現
    在の目標温度に現在の前記熱媒体温度(T1)制御する
    ように追値制御動作を行うステップとを有する、熱媒流
    体を用いて対象物の温度を調節するための方法。
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