JP2008188886A - 射出成形機の安全扉 - Google Patents

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Abstract

【課題】低コストで、作業者の負荷が少なく、より安全な安全扉を得る。
【解決手段】型締部に天井部を有する操作側安全扉10aと反操作側安全扉10bを設ける。両安全扉10aと10bは、当接部18a、18bで当接する。反操作側安全扉10bには、案内部材12によって揺動する係止部材11を有する。係止部材11は一方に屈曲するヒンジ部材11dを有する。両安全扉10a、10bを閉鎖した状態(aの状態)では、操作側安全扉10aを独立して自由に開閉できる(a、b参照)。反操作側安全扉10bを開くと、両安全扉10aと10bは係止手段11で係合され一体的となり移動する(c、d参照)。(e)の状態で、操作側安全扉10aを閉鎖方向に移動させると、ヒンジ部材11dが屈曲し、両安全扉10a、10bは係合し一体となる。両安全扉が共に移動するときは連結され一体となるから、その移動が制御不能とはならず安全である。
【選択図】図3

Description

本発明は、射出成形機の型締部に設けられる安全扉に関する。
射出成形機は、型締部により固定プラテンに取り付けた固定側金型に対して可動プラテンに取り付けた可動側金型を移動させて金型を閉じ、樹脂を該金型内に射出した後、型締部を駆動し金型を開き、成形品を取り出す動作が行われる。この型締部に金型を取り付けるときや、型締部の保守、メンテナンスのとき、さらに、成形品を手動で取り出す場合など、この型締部に外部からアクセスできるようにする必要がある。しかし、型締部は、金型を開閉するものであることから、金型で作業員の手等を挟む恐れがある。そのため、この型締部に安全扉を設けて、該安全扉が型締部を閉鎖している状態のときのみ型締部が動作可能になるようにした安全対策がなされている。
通常、型締部における操作側と反操作側にそれぞれ安全扉が設けられており、安全を確保するには、操作側安全扉及び反操作側安全扉の双方に、安全扉の開閉を検知するスイッチを設ける必要がある。各安全扉毎に検出スイッチを設けることによるコストアップを防止するために、操作側安全扉及び反操作側安全扉を一体とし、検出スイッチの数を削減する構造の射出成形機もあるが、この一体化構造では、安全扉の重量が増加し、手動で成形品を金型から取り出すような作業を行う場合、頻繁に安全扉を開閉することになるから作業者に多大な負荷がかかることなり、好ましくない。
そこで、安全を図ると共に、作業者にかかる負荷を軽減させることを目的として、操作側安全扉を反操作側安全扉に対して独立して開閉できるようにした安全扉が公知である。 例えば、操作側安全扉と反操作側安全扉の間に回転軸を設け、操作側安全扉がロックされているときには、回転軸は回転できず、これにより反操作側安全扉も開くことができない。操作側安全扉がロックされていないときには、操作側安全扉は自由に開閉できるが、反操作側安全扉を開くと、回転軸が回転し、操作側安全扉を所定距離だけ開かせ、反操作側安全扉が開いているときは、操作側安全扉は必ず開くようにし、かつ、反操作側安全扉が閉じられているときのみ操作側安全扉を完全に閉じることができるようにしたものが知られている(特許文献1)。
又、操作側安全扉と反操作側安全扉からそれぞれブラケットを出し、反操作側安全扉のブラケットを操作側安全扉のブラケットの後ろ(扉を閉じる側)に配置し、操作側安全扉を閉じると反操作側安全扉も閉じ、操作側安全扉は独立して開くことができるが、反操作側安全扉を開くと、操作側安全扉も連動して開くようにして安全を図ったものも知られている(特許文献2参照)。
さらに、操作側安全扉と反操作側安全扉を手操作で連動する連結機構を設け、該連結機構で操作側安全扉と反操作側安全扉を連結したときは、両安全扉は連動し、連結を解いたときには、両安全扉は単独で自由に開閉できるようにした発明も知られている(特許文献3参照)。
特開2002−187184号公報 実開昭55−58321号公報 特開昭64−36425号公報
操作側安全扉と反操作側安全扉を有する射出成形機において、操作側安全扉は独立して自由に開閉でき、かつ、操作側安全扉を閉鎖したときには、必ず反操作側安全扉も閉鎖されるようにして安全を図ると共に、作業者にかかる負荷も軽減したものは上述したように公知であるが、特許文献1に記載された発明では、反操作側安全扉を大きく開いても、回転軸の角度はある角度以上に大きくならないため、操作側安全扉はそれ以上開かないうえ、反操作側安全扉を閉じても、操作側安全扉を閉じることはできないという問題がある。 又、特許文献2に記載された発明では、反操作側安全扉を開くように操作し、ブラケット衝突後に反操作側安全扉を停止させたとき、反操作側安全扉はその移動を停止しても、操作側安全扉はその慣性で移動し続け、操作側安全扉は非制御状態となり、安全が確保できないという問題がある。
特許文献3に記載された発明は、連結機構で操作側安全扉と反操作側安全扉を連結すれば、両安全扉は一体となって移動することから、非制御状態とはならず安全が図れ、かつ、連結を解けば、両安全扉はそれぞれ独立に開閉できるものとなることから、作業者の負荷少なくなる。しかし、連結機構を手動で操作しなければならないという問題があり、かつ、両安全扉は単独で開閉できる構造のため、両安全扉に対してその開閉を検知する検出スイッチを設けて安全を図る必要がありコストアップとなるという問題がある。
そこで、本発明の目的は、コストアップにはならず、かつ、作業者に負荷を増加させることもない、より安全な安全扉を提供することにある。
本発明は、正面に操作側安全扉を備え、背面側に反操作側安全扉を備え、操作側安全扉には第1の当接部材を設け、反操作側安全扉には第2の当接部材を設け、反操作側安全扉を開くとき、前記第1の当接部材と前記第2の当接部材が当接して操作側安全扉も開き、操作側安全扉を閉じるとき、前記第1の当接部材と前記第2の当接部材が当接して反操作側安全扉も閉じる射出成形機の安全扉において、操作側安全扉に係止部を設け、反操作側安全扉に該係止部と係合する係止部材を設け、該係止部材は、反操作側安全扉の閉鎖状態において操作側安全扉の係止部に係止不能な非係止位置にあり、反操作側安全扉の開放状態において操作側安全扉の係止部に係止可能な係止可能位置にあり、係止可能位置にあるときに前記第2の当接部材に対して前記第1の当接部材を所定の距離以下まで接近させることにより、係止部材と係止部の係合により操作側安全扉と反操作側安全扉を係合させるように構成されていることを特徴とするものである。
前記係止部材は、反操作側安全扉の開閉方向に沿って設けられた案内部材に案内されることによって、係止部に対して非係止位置と係止可能位置に置かれるようにしている。又、前記係止部材は、前記案内部材に案内されて揺動するレバーと、該レバーの先端に設けられたヒンジ部材を備え、該ヒンジ部材は、付勢手段で付勢されて突出位置まで揺動可能とされ、該係止手段が係止可能位置に置かれたとき、前記第1の当接部材が前記第2の当接部材に近づく方向の移動で操作側安全扉の係止部で押圧されて回動して該係止部を通過させ、該係止部より逆方向に押されたときには、ヒンジ部材は回動しないものとした。
又は、前記係止部材を、前記案内部材に案内されて揺動するレバーと、該レバーの先端に設けられた突出部を備えたものとし、操作側安全扉の係止部として、付勢手段で付勢されて突出位置まで揺動可能な揺動可能部材で構成し、前記係止手段が係止可能位置におかれたとき、前記第1の当接部材が前記第2の当接部材に近づく方向の移動で前記レバーに設けた突出部により前記揺動可能部材が押圧されて回動して該突出部を通過させ、該突出部より逆方向に押されたときには、前記揺動可能部材は回動しないものとした。
反操作側安全扉を閉じた状態では、操作側安全扉を単独で自由に開閉ができ、作業者に大きな負荷をかけることはない。又、反操作側安全扉を開いた状態では、操作側安全扉は必ず開いた状態となり安全が図られる。かつ、操作側安全扉、反操作側安全扉は共に単独で開閉することも、又は、操作側安全扉と反操作側安全扉を係合させて一体的に移動させて開閉させることができる。又、操作側安全扉を閉鎖すれば、必ず、反操作側安全扉も閉鎖され、操作側安全扉及び反操作側安全扉が閉鎖されている状態で、反操作側安全扉を操作して開けば、操作側安全扉が開き、かつ、この場合、操作側安全扉と反操作側安全扉は係合状態で一体的に移動することから、操作されていない操作側安全扉が慣性で、勝手に移動することはなく、反操作側安全扉の操作によって、操作側安全扉の操作も制御でき、安全性を確保することができる。
操作側安全扉又は反操作側安全扉の一方を操作して、両安全扉を移動させる場合は、必ず、両安全扉は連結係合されて一体的となっているから、操作していない安全扉が制御不能になることはない。又、一方の安全扉しか移動させない場合は、移動する安全扉は、当然、作業員が操作しているものであるから、安全が確保されていることになり、いずれの場合でも、安全が確保できるものである。
以下、本発明の一実施形態を図面と共に説明する。
図1は、本実施形態の安全扉を備えた射出成形機の全体概要図である。図1(a)は、平面図であり、図1(b)は正面図である。
図1において、符号3は射出成形機のベースであり、該ベース3上には、型締部1と射出部2が配置されている。型締部1には安全扉10が設けられており、該安全扉10は、操作側(正面側)に操作側安全扉10a、反操作側(背面側)に反操作側安全扉10bが設けられ、図1中左右方向にスライドして、該安全扉10a、10bの開閉ができるように構成されている。なお、操作側安全扉10aは、正面側と天井側を開閉するように屈曲された安全扉とされている。
図1の状態は、型締部1を閉鎖した状態を示し、操作側安全扉10aを、図1中左方向に移動させることによって、前面と天井部を開放し、型締部1に金型の取り付け、取り外し、成形品の取り出し、型締部の保守、管理等の作業ができるようにされている。又、同様に反操作側安全扉10bを図1中左方向に移動させることによって、背面側を開放し、同様に型締部1に対して各種作業が実行できるように構成されている。
図2は、安全扉10の構造説明図である。図2(a)は背面図、図2(b)は平面図、図2(c)は正面図である。安全扉10は、射出成形機の型締部1の前面部と天井部を覆い、開閉する操作側安全扉10aと、型締部1の背面部を覆い開閉する反操作側安全扉10bで構成され、この操作側安全扉10a、反操作側安全扉10bを独立して自由に開閉することも、又、係止手段11によって、この2つの安全扉10a、10bを一体的に移動させて開閉させることもできる構成となっている。図2には、操作側安全扉10a及び反操作側安全扉10bを共に一部開いた状態を示している。
射出成形機の型締部1の背面側には反操作側安全扉10bの開閉方向に沿って係止手段11のローラ11cを案内する案内部材12が配設されている。該案内部材12はローラ11cに対して一種のカム面を構成し反操作側安全扉10bを閉鎖する位置では、ローラ11cの案内面が低くなっている。
なお、14aは、操作側安全扉10aを開閉するための取っ手、14bは反操作側安全扉10bを開閉するための取っ手である。又、符号15a、15bは、操作側安全扉10a反操作側安全扉10bに設けられた、扉越しに内部を覗くための透明窓である。又、16、17は、操作側安全扉10aの開閉を検知するための検知スイッチであり、操作側安全扉10aに対してのみこの検出スイッチが設けられ、コストダウンを図っている。また、符号13は固定プラテンのカバーである。
図3は係止手段11の構成と、安全扉10の開閉動作の説明図である。又、図4は、この図3に示した安全扉10の開閉動作に対応した操作側安全扉10a、反操作側安全扉10bの状態を示す図である。
反操作側安全扉10bは、その扉閉鎖側の上端部に一部が内側に屈曲された突出部10b’を備え、操作側安全扉10aの天井側部材の前記突出部10b’と対向する位置には、切り欠き部10a’(図2参照)が設けられ、該切り欠き部10a’の端部は後述するストッパ18bが当接する当接部(第1の当接部)18aとされている。又、反操作側安全扉10bの突出部10b’には操作側安全扉10aの当接部と当接するゴム等の弾性体で構成されたストッパ18(第2の当接部)が設けられている。又、操作側安全扉10aの切り欠き部10a’には、係止手段11と係合し、操作側安全扉10aと反操作側安全扉10bを一体的に移動させるための係止部19が形成されている。
係止手段11は反操作側安全扉10bの突出部10b’に設けられたレバー回転支持部11bに揺動自在に軸支されたレバー11aと、該レバー11aの先端に回転自在に軸支され、案内部材12にガイドされるローラ11c、及びヒンジ部材11dで構成されている。該ヒンジ部材11dは、図3(a)において、ばね等の付勢手段でヒンジ回動中心11eより、時計方向に付勢され、レバー11aから突出した回動位置でその回動が阻止され、これ以上の回動はできない構成とされている。よって、このヒンジ部材11dはこの図3(a)に示す突出した位置より図3(a)において、時計方向への回動はできず、ばね等の付勢手段の力に抗して反時計方向への回動が可能である。
図3(a)、図4(a)は、操作側安全扉10a及び反操作側安全扉10bを共に閉鎖した状態を示している。この状態では、案内部材12の案内面が低くなっていることから、係止部材11のレバー11aは、該レバー11a及びローラ11cの自重で、レバー回転支持部11bを中心に揺動し、案内部材12の低い案内面とローラ11cが当接した低い位置の状態を形成している。この状態では、図3(a)に示すように、係止手段11のヒンジ部材11dと操作側安全扉10aの係止部19は、係合できず、図3(b)、図4(b)に示すように、操作側安全扉10aのみを単独で、自由に開閉できる。すなわち、反操作側安全扉10bを閉鎖した状態では、操作側安全扉10aを単独で、自由に開閉できる。
一方、図3(a)、図4(a)に示すように、操作側安全扉10a及び反操作側安全扉10bを共に閉鎖した状態から、反操作側安全扉10bを開く操作をすると、ストッパ(第2の当接部)18bが、操作側安全扉10aの切り欠き部10a’の係止部19の基部である第1の当接部18aを押し、反操作側安全扉10bと共に操作側安全扉10aも開くことになる。この状態が図3(c)、図4(c)の状態である。この図3(c)、図4(c)では、係止手段11のローラ11cが案内部材の高い位置に移動することから、レバー11aが押し上げられ、ヒンジ部材11dと操作側安全扉10aの係止部19が係合し、かつ、この係止部19は、反操作側安全扉10bの端面及びストッパ(第2の当接部)18と対向することになるから、反操作側安全扉10bを閉鎖しない限り、操作側安全扉10aを開く方向に操作すれば、係止部19とヒンジ部材11dの当接により(図3(d)の状態)反操作側安全扉10bも開くことになる。また、操作側安全扉10aを閉じる方向に操作すれば、係止部19の基部である第1の当接部18aとストッパ(第2の当接部)18bが当接(図3(c)の状態)して、反操作側安全扉10bも閉じる方向に移動することになる。
逆に、図3(c)、図4(c)の状態で、反操作側安全扉10bを操作して、反操作側安全扉10bを開けば、ストッパ(第2の当接部)18bが操作側安全扉10aの端部の第1の当接部18aを押して(図3(c)の状態)、操作側安全扉10aを開く方向に移動させ、反操作側安全扉10bを閉じる方向に操作すれば、ヒンジ部材11dと係止部19が当接し(図3(d)の状態)、ヒンジ部材11dは突出した位置から、時計方向へ回動して倒れることはないため、ヒンジ部材11dが係止部19を押して操作側安全扉10aを閉じる方向に移動させることになる。すなわち、反操作側安全扉10bが閉じられない限り、操作側安全扉10a又は反操作側安全扉10bの一方を開閉動作させれば、他方もその開閉動作に合わせて開閉し、操作側安全扉10aと反操作側安全扉10bは一体的に移動し開閉することになる。
又、図3(a)、図4(a)の両安全扉10a、10bを閉じた状態から、操作側安全扉10aを操作して図3(b)、図4(b)に示すように開くと、係止部19はヒンジ部材11dとストッパ18の間の位置には存在しないことから、操作側安全扉10aは独立に自由に開閉できる。又、この図3(b)、図4(b)の状態から、反操作側安全扉10bを操作して、図3(e)、図4(e)に示すように、ヒンジ部材11dと係止部19が当接しない範囲で、該反操作側安全扉10bを独立に自由に開閉できる。
しかし、図3(f)、図4(f)に示すように、図3(e)、図4(e)の状態から、ヒンジ部材11dと係止部19が当接するように、操作側安全扉10a又は反操作側安全扉10bを移動させると、ヒンジ部材11dは、反時計方向には回動することから、該ヒンジ部材11dは係止部19に押されて回転し倒れ、係止部19を通過させ、図3(d)、図4(d)の状態、又は、図3(c)、図4(c)の状態となる。この状態となった後は、前述したように、操作側安全扉10a及び反操作側安全扉10bは、共に閉鎖されるまで、一体的に開閉されることになる。
以上のように、操作側安全扉10a及び反操作側安全扉10bを単独で移動させて、開閉することができると共に、操作側安全扉10a及び反操作側安全扉10bを一体となって共に移動させて扉を開閉させることができる。一体となって移動させるときは、操作側安全扉10a及び反操作側安全扉10bは、係止手段11により係合されているので、操作している安全扉を停止させれば、他方の安全扉も停止し、慣性等で、操作していない側の安全扉が、移動を続けることはなく、安全を確保することができる。
なお、上述した実施形態では、係止手段11にヒンジ部材11dを設け、操作側安全扉10aに係止部19を設けたが、これを逆にしてもよいものである。
図5は、逆にしたときの例であり、操作側安全扉10aに上述したヒンジ部材と同様の揺動可能部材21が設けられ、係止手段11にはこの揺動可能部材21と係合する突出部22が設けられている。そして、揺動可能部材21は、自重又はばね等の付勢手段で図5(a)の状態に付勢され、揺動中心軸21aを中心に矢印方向には回動できるが、逆方向には回動できない構成とされている。そのため、図5(b)に示すように、操作側安全扉10a及び反操作側安全扉10bを移動させて、揺動可能部材21を突出部22に対して図中右から左方向に移動させると、揺動可能部材21は回動し、突出部22を乗り越える。揺動可能部材21が突出部22を乗り越え、突出部22と反操作側安全扉10b(ストッパ18)の間に位置すれば、揺動可能部材21は係止部22と当接しても回動しないから、係合状態となり、操作側安全扉10aと反操作側安全扉10bは一体となり、共に移動することになる。他の動作は、図3で説明した動作と同じとなる。
本発明の一実施形態の安全扉を備えた射出成形機の全体概要図である。 本発明の一実施形態の安全扉の構造説明図である。 同実施形態における係止手段の構成と安全扉の開閉動作の説明図である。 同実施形態における安全扉の開閉動作の各状態を示す図である。 同実施形態における係止手段の別の態様の説明図である。
符号の説明
1 型締部
2 射出部
3 ベース
10 安全扉
10a 操作側安全扉
10b 反操作側安全扉
11 係止手段
11a レバー
11c ローラ
11d ヒンジ部材
12 案内部材
16、17 検出スイッチ
18a 第1の当接部材(操作側安全扉の端部)
18b 第2の当接部材(ストッパ)
19 係止部

Claims (4)

  1. 正面に操作側安全扉を備え、背面側に反操作側安全扉を備え、操作側安全扉には第1の当接部材を設け、反操作側安全扉には第2の当接部材を設け、反操作側安全扉を開くとき、前記第1の当接部材と前記第2の当接部材が当接して操作側安全扉も開き、操作側安全扉を閉じるとき、前記第1の当接部材と前記第2の当接部材が当接して反操作側安全扉も閉じる射出成形機の安全扉において、操作側安全扉に係止部を設け、反操作側安全扉に該係止部と係合する係止部材を設け、該係止部材は、反操作側安全扉の閉鎖状態において操作側安全扉の係止部に係止不能な非係止位置にあり、反操作側安全扉の開放状態において操作側安全扉の係止部に係止可能な係止可能位置にあり、係止可能位置にあるときに前記第2の当接部材に対して前記第1の当接部材を所定の距離以下まで接近させることにより、係止部材と係止部の係合により操作側安全扉と反操作側安全扉を係合させるように構成されていることを特徴とする射出成形機の安全扉。
  2. 前記係止部材を案内する案内部材を反操作側安全扉の開閉方向に沿って設け、前記係止部材は、前記案内部材に案内されることによって、係止部に対して非係止位置と係止可能位置に置かれることを特徴とする請求項1に記載の射出成形機の安全扉。
  3. 前記係止部材は、前記案内部材に案内されて揺動するレバーと、該レバーの先端に設けられたヒンジ部材を備え、該ヒンジ部材は、付勢手段で付勢されて突出位置まで揺動可能とされ、該係止手段が係止可能位置に置かれたとき、前記第1の当接部材が前記第2の当接部材に近づく方向の移動で操作側安全扉の係止部で押圧されて回動して該係止部を通過させ、該係止部より逆方向に押されたときには、ヒンジ部材は回動しないことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の射出成形機の安全扉。
  4. 前記係止部材は、前記案内部材に案内されて揺動するレバーと、該レバーの先端に設けられた突出部を備え、操作側安全扉の係止部は、付勢手段で付勢されて突出位置まで揺動可能な揺動可能部材で構成され、前記係止手段が係止可能位置におかれたとき、前記第1の当接部材が前記第2の当接部材に近づく方向の移動で前記レバーに設けた突出部により前記揺動可能部材が押圧されて回動して該突出部を通過させ、該突出部より逆方向に押されたときには、前記揺動可能部材は回動しないことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の射出成形機の安全扉。
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