JP2008188170A - 景品発行・買取システム - Google Patents
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Abstract
【課題】複数の対価に対応するコンテンツを内蔵した景品の発行によるコンテンツ内蔵型景品の在庫管理の低減と、不正な景品の買い取りを防ぐことができる景品発行・買取システムを提供することにある。
【解決手段】景品買取端末9は、買取対象の景品1に景品発行端末1で書き込まれたID情報等の対価情報が書き込まれている場合のみ当該景品1の対価に対応した買取金額相当の現金を払い出す。
【選択図】図1
【解決手段】景品買取端末9は、買取対象の景品1に景品発行端末1で書き込まれたID情報等の対価情報が書き込まれている場合のみ当該景品1の対価に対応した買取金額相当の現金を払い出す。
【選択図】図1
Description
本発明は、遊技場の遊技玉や遊技メダルと交換するコンテンツ内蔵の景品の発行と買取を行う景品発行・買取システムに関するものである。
現在、回胴式遊技機や、パチンコ遊技機を設置している遊技場では、遊技者が獲得した遊技メダルや遊技玉と、交換される対価分の景品の多くはケース内に収められた文鎮、アトマイザ、ゴルフマーカー、ペンダントトップ等があった。
また、景品の偽造品も出回りや、不正使用後、買取依頼される景品等があり、景品流通管理におけるセキュリティ性の向上が遊技場や景品買取所から求められていた。それに応えるものとしてセキュリティ性の向上を図った景品精算管理方法やシステムが提供されている(例えば特許文献1,特許文献2)。
特開2004−97319号公報
特開2006−20673号公報
ところで、上述した景品は、本来遊技者が希望する景品でない場合が多い上に、実際に使用する場合にはケースから取り出す必要があるが、ケースが強固に密封され、開梱が困難な場合が多い。しかも景品を入れているケースが新品でなく、汚れているため、中古品のイメージがあり、そのため遊技者の多くは景品を使用せず、遊技場外にある景品買取所で買い取りを依頼する場合が大半である。一方、最近市場性が増してきた景品としては、CDやDVD等もあるが、これらは使用が前提であるため、遊技者が希望するコンテンツが収められたCDやDVDを数多くの揃える必要があるが、遊技場の景品交換カウンターのスペースや在庫管理などからコンテンツを備えていることが不可能であった。またこれらCDやDVDは盗難されても使用できるという問題がある上に、買取対象となるためには不正使用を防ぐ手だての対策が必要あった。
本発明は、上述の点に鑑みて為されたもので、その目的とするところは、複数の対価に対応するコンテンツを内蔵した景品の発行によるコンテンツ内蔵型景品の在庫管理の低減と、不正な景品の買い取りを防ぐことができる景品発行・買取システムを提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1の発明では、複数の対価に対応するコンテンツを内蔵する景品を、対価情報を書き込んで遊技場で発行する景品発行端末と、買取対象の景品を受け取る手段、受け取った前記景品に前記対価情報が書き込まれている場合のみ当該景品の対価に対応した買取金額相当の現金を払い出す手段を有する景品買取端末とを備えていることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、数の対価に対応するコンテンツを内蔵する景品を、対価情報を書き込んで遊技場で発行する景品発行端末を備えることで、遊技場において景品発行のために予め用意するコンテンツ内蔵の景品の数を減らすことができ、遊技場での景品の在庫管理負担の軽減が図れ、しかも受け取った前記景品に前記対価情報が書き込まれている場合のみ当該景品の対価に対応した買取金額相当の現金を払い出す手段を有する景品買取端末を備えることで、発行前に盗難された景品等不正な景品の買い取りを防止でき、セキュリティが向上する。
請求項2の発明では、請求項1の発明において、前記景品発行端末は、発行する前記景品にID情報を書き込み、前記景品買取端末は、ID情報が書き込まれている前記景品のみを買い取ることをことを特徴とする。
請求項2の発明によれば、ID情報の書き込みの有無により確認した上で、景品の買い取りを行うので、セキュリティが向上する。
請求項3の発明では、請求項1又は2の発明において、発行された前記景品の前記ID情報を集中して記録・管理するセンターサーバと、前記景品発行端末は、前記景品のID情報を前記センターサーバに電気通信回路を介して登録する手段を備え、前記景品買取端末は、発行された前記景品のID情報を読み取り、当該ID情報を前記センターサーバに電気通信回路を介して確認する手段を備え、当該ID情報が登録されている場合に当該景品を買い取ること特徴とする。
請求項3の発明によれば、複数のID情報を使用できる上に、センターサーバを介してID情報を確認して景品の買い取りを行うので、セキュリティが更に向上する。
請求項4の発明では、請求項1乃至3の何れかの発明において、前記景品発行端末は、視認可能なパスワード情報を前記景品に印字する手段を有し、前記景品買取端末は、前記景品のパスワード情報を顧客が入力する手段を備え、入力されたパスワード情報が正しいパスワード情報か否かをチェックして正しいパスワード情報である場合に当該景品を買い取ることを特徴とする。
請求項4の発明によれば、パスワード情報を確認して、景品を買い取るので、セキュリティが向上する。
請求項5の発明では、請求項4の発明において、発行された前記景品のパスワード情報を集中して記録・管理するセンターサーバを備え、前記景品発行端末は、前記景品のパスワード情報を前記センターサーバに電気通信回路を介して登録する手段を有し、前記景品買取端末は、入力された前記景品のパスワード情報を前記センターサーバに電気通信回路を介して確認する手段を有し、当該パスワード情報が正しいものである場合に当該景品を買い取ることを特徴とする。
請求項5の発明によれば、センターサーバを介してパスワード情報を確認した上で、景品を買い取るので、景品買取に対するセキュリティが更に向上する。
請求項6の発明では、請求項1乃至5の何れかの発明において、前記景品買取端末は、買い取る景品から前記対価情報を消去する手段を備えていることを特徴とする。
請求項6の発明によれば、買い取られた景品から対価情報を消去することで、発行前の状態に戻せ、該景品をリサイクルすることができる。
本発明は、数の対価に対応するコンテンツを内蔵する景品を、対価情報を書き込んで遊技場で発行する景品発行端末を備えることで、遊技場において景品発行のために予め用意するコンテンツ内蔵の景品の数を減らすことができ、遊技場での景品の在庫管理負担の軽減が図れ、しかも受け取った前記景品に前記対価情報が書き込まれている場合のみ当該景品の対価に対応した買取金額相当の現金を払い出す手段を有する景品買取端末を備えることで、発行前に盗難された景品等不正な景品の買い取りを防止でき、セキュリティが向上するという効果がある。
以下本発明を一実施形態により説明する。
図1は一実施形態のシステム構成を示しており、本実施形態は、各遊技場の景品交換カウンターに設置され、オーディオや、ビジュアル、ゲーム用アプリケーションソフト等のコンテンツの情報を記憶内蔵した記憶媒体10を備えた景品1を発行する景品発行端末2と、管理センターなどに設置され、景品発行等の情報を集中・管理するセンターサーバ3及びコンテンツサーバ4と、POS端末7と、景品1のコンテンツ情報を書き換えるとともに、コンテンツの販売も行える情報書換端末8と、この情報書換端末8に付設するプリペイドカード発券機8aと、景品買取業者が設置する景品買取所に設けられる景品買取端末9とで構成される。そしてこの発行されて景品1のコンテンツを使用する際に用いる、遊技者(以下顧客という)等個人が所有するコンテンツ使用端末、例えばパーソナルコンピュータ(以下パソコンという)5aや携帯電話機5b、更にテレビ5c、ゲーム機5d、カーナビゲーション装置(以下カーナビという)5e等が周辺機器と存在し、パソコン5aや携帯電話機5bが当該システムの一部を利用するようなっている。
センターサーバ3は、コンテンツサーバ4から電気通信回路であるインターネット6を通じてコンテンツに関する情報の授受を可能とするとともに、景品発行端末2や景品買取端末9、更にコンテンツ使用端末であるパソコン5aや携帯電話機5bとインターネット6を介して接続されるようになっている。
景品発行端末2は、図2に示すように、全体の信号処理と制御を行う制御部20と、インターネット6に接続するためのイーサネット(登録商標)対応の通信部21a及びPOS端末7との間で情報授受をシリアル通信で行う通信部21bと、入力操作のためのタッチスイッチ等からなる操作部22と、景品発行に必要な情報を表示する液晶ディスプレイ等からなる表示部23と、制御部20の制御の下で景品1を発行するための景品発行機構部24とから構成される。
景品発行機構部24は、未発行(使用不可能状態)の景品1をストックする景品ストック部24aと、景品1に備えているRF型のICタグ11(図3参照)に後述するロック解除用ID情報を書き込むためのICリーダライタ部24bと、景品1にロイコ色素によってパスワード情報となるインストーラ用ID情報を視認可能に印字するサーマル印字部24cと、サーマル印字後、当該景品1を払い出す景品払い出し部24dと、これら景品ストック部24aから景品払い出し部24dまでの各部に景品1を順次搬送させるための景品搬送部24eとから構成される。
情報書換端末8は、図3に示すように、全体の信号処理と制御を行う制御部80と、インターネット6に接続するためのイーサネット(登録商標)対応の通信部81と、入力操作のためのタッチスイッチ等からなる操作部82と、コンテンツ情報書換やコンテンツの販売に必要な情報を表示する液晶ディスプレイ等からなる表示部83と、制御部20の制御の下で、景品1の記憶媒体10に記憶内蔵されているコンテンツ情報の書き換えや、販売するコンテンツ情報を記憶媒体10に書き込むためのコンテンツ処理機構部84と、コンテンツ販売に用いる販売決済部85とから構成される。
コンテンツ処理機構部84は、書き換えや販売用のコンテンツ情報をハードディスクなどにストックしているコンテンツストック部84aと、景品1に備えているRF型のICタグ11(図5参照)からロック解除用ID情報を読み取るためのICリード部84bと、景品1の記憶媒体10のコンテンツ情報を書き換えるためのコンテンツ或いは販売するコンテンツ情報を記憶媒体10に書き込むための記憶媒体読書部84cとから構成される。
景品買取端末9は、図4に示すように、全体の信号処理と制御を行う制御部90と、インターネット6に接続するためのイーサネット(登録商標)対応の通信部91、入力操作のためのタッチスイッチ等からなる操作部92と、景品発行に必要な情報を表示する液晶ディスプレイ等からなる表示部93と、買い取る景品1の受け入れから買い取った景品1をストックするまでの一連の処理を行う買取処理機構部94と、景品1の買取価格に対応する現金を払い出す現金払出部95とから構成される。
買取処理機構部94は、景品1に備えているICタグ11のロック解除用ID情報を読み書きするためのICリーダライタ部94cと、景品1の印字スペース13に印字されている印字情報(インストーラ用ID情報等)を消去するためのサーマル印字部94cと、ICタグ1の書き込み情報が消去された且つ印字スペース13の印字情報が消去されて、無価値となった景品1をストックする景品ストック部94dと、景品挿入部94から景品ストック部94dまでの間を順次景品1を移動させる景品搬送部94eとから構成される。
さて、遊技場で発行される景品1は、例えば図5に示すようなカード状で封印されている樹脂製ケース12内に記憶媒体10を内装するとともに、ケース11の封印を外してあけた場合に読み取り不可となるようにアンテナやそれ自体が破壊されるICタグ11を内装し、ケース12の表面にロイコ色素による印字によって上述したインストーラ用ID情報が視認可能に書き込まれる印字スペース13を設けたものである。
記憶媒体10は複数のオーディオ、ビジュアル、或いはゲームなどのアプリケーションソフトなどのコンテンツが予め記録内蔵されたものであり、それらは景品未発行状態では読み出しや起動ができないようにロックがかかっている。
記憶媒体10は、例えばSDメモリ(登録商標)などのフラッシュメモリカードからなるもので、記憶内蔵されているコンテンツを楽しみたい顧客(或いはそれを貰った者)は記憶媒体10をケース12から取り出し、各種コンテンツ使用端末(5a〜5e)に備わったメモリリーダに読み取らせ、コンテンツがオーディオやビジュアルであれば再生して楽しむことができ、またゲーム等のアプリケーションソフトであれば、実行することで楽しむことができる。
そしてこの記憶媒体10をケース12から取り出すと、ケース12内のICタグ11のアンテナが断線したりICタグ1が破損されて、情報が読み取り不可となり、コンテンツの使用後、記憶媒体10をケース12に戻して未使用を装い、景品買取所に買い取り依頼を行ってもICタグ11の情報読み取り不可から不正使用が発見できるようになっている。
尚景品1としては図6(a)、(b)に示すような構成であっても良い。この図6で示す景品1は、名刺大でカード状の樹脂製のベース14に切り取り可能に設けた記憶媒体10と、このベース14上に配置されたICタグ11と、ICタグ11に接続され記憶媒体10上を通るようにベース14上に配線されたループ状のアンテナ11aと、これら記憶媒体10,ICタグ11,アンテナ11aを被蔽するようにベース14に貼り付けてあるシート15とで構成され、シート15には視認可能なインストーラ用ID情報をロイコ色素により書き換え自在に印字するための印字スペース13を設けてある。
この景品1では記憶媒体10をベース14から切り離すと、アンテナ11aが切断されるようになっている。尚ICタグ11をベース14上でなく、図7に示すように記憶媒体10上に配置しても良く、この場合には記憶媒体10をベース14から切り離すと、ICタグ11が切り離されるようになっている。
これらの図6,図7の景品1の場合も記憶媒体10をベース14から切り離すと、ICタグ11の情報が読み取り不可となり、記憶媒体10をベース14に戻して未使用を装っても、図5の景品1の場合と同様に不正使用を発見することができるようなっている。
尚図6,図7ではアンテナ11aを同心状のループを複数の線輪で構成しているように図示しているが、実際のアンテナ11aはアンテナ線の始端と、終端とをICタグ11に接続してその間の部位をループ状に巻回したものである。
次に本実施形態のシステムでの景品発行までを図8(a)のフローチャートにより説明する。
まず、遊技場では管理センターのセンターサーバ3を通じてコンテンツ供給会社のコンテンツサーバ4から複数の対価に対応するコンテンツを購入して予め記憶媒体10に夫々の対価が異なる複数のコンテンツを記録内蔵し且つ使用不可になるようにICタグ11にロック解除用ID情報が未記入であって、印字スペース13に印字していない未発行の景品1を景品発行端末2の景品発行機構部24の景品ストック部24aに予め貯留し、発行に備えておく。
これらの未発行景品1の記憶媒体10、ICタグ11、印字スペース13の状態を模式的に示したのが図9(a)である。この場合記憶媒体10には複数の対価(例えば500円、1000円、2000円、3000円、4000円)のコンテンツC1〜C5のデータが記憶内蔵されるとともに、コンテンツ使用端末(5a〜5e)でコンテンツ使用時に読み込まれる認証用のインストーラデータDが記憶内蔵され、またコンテンツC1〜C5を使用できないようにICタグ11にはロック解除用ID情報を書き込まず、また印字スペース13にはインストーラ用ID情報を印字していない状態としている。つまりこれにより当該景品1は使用に対してロック状態となっている。
そして遊技場では、遊技玉や遊技メダルとコンテンツ入りの景品1との交換を希望する顧客にわかるように、内蔵コンテンツと対価とを対応付けた表などを景品交換カウンターにおいて提示しておく。
さて、顧客が計数機(図示せず)において発行された遊技玉や遊技メダルの計数値が印字された交換レシートを景品交換カウンターにもってきて、コンテンツ入りの景品1と交換を希望すると、まずPOS端末7によって交換レシートの計数値を読み取らせ、POS端末7から計数値に対応する対価の景品の発行指示を景品発行端末2に送信する。
これにより図8(a)のステップS1で景品発行端末2の制御部20は通信部21bを通じてPOS端末7からの発行指示を受信する。この発行指示を受信した制御部20は景品発行機構部24の景品発行ストック部24aに対して顧客が希望したコンテンツが記憶内蔵されている景品1をICリーダライタ部24bへ景品搬送部24eを通じて送り出すように指示を与える。
また制御部20は交換対価に対応した所定のコンテンツのロック解除用ID情報を生成し、当該ID情報をICリーダライタ部24により当該景品1上のICタグ11に書き込ませる(S2)。このロック解除用ID情報が対価に見合った当該景品の対価情報となる。
さて、ID情報がICタグ11に書き込まれた景品1は景品搬送部24eによってサーマル印字部24cの印字位置へ運ばれると、制御部20はサーマル印字部24cにより印字スペース13に対象コンテンツの使用可能にするインストーラ用ID情報を視認可能に印字させる(S3)。
更に、制御部20は上述のICタグ11に書き込んだロック解除用ID情報及び印字スペース13に印字したインストーラ用ID情報を通信部21aからインターネット6を通じてセンターサーバ3へ送信する(S4)。
この送信後、制御部20は、景品搬送部24eによって搬送された当該景品1を景品払い出し部24から払い出させて発行する(S5)。そしてこの発行と同時に制御部11はセンターサーバ11に発行情報(遊技場の区分、景品名等)を送信し(S6)、一連の景品発行を終了する。
図9(b)は発行された景品1の状態を示す模式的に示した図であり、この図示する景品1では、例えば景品として対価が500円、3000円のコンテンツC1、C4が使用可能となるようにロックが解除され(白抜きで示す)、ICタグ11には、500円のコンテンツ及び3000円のコンテンツのロック解除用ID情報が書き込まれ、印字スペース13には500円のコンテンツと3000円のコンテンツの使用を許可するインストーラ用ID情報が印字されている。
尚センターサーバ3は、景品発行端末2から送られてくるID情報や発行情報、更には景品買取所での景品毎の買取価格、情報書換端末8で書換可能なコンテンツのグループ等を表1のようにテーブルを格納したデータベースを備え、コンテンツの発行、販売、買取、交換、使用の管理を総合的に行うとともに、コンテンツサーバ4と連携することで、顧客の欲するコンテンツを遊技場に供給するようになっている。またセンターサーバ3からインターネット6を介して情報書換端末8に書換可能なグループの情報を送信するようになっている。
さて、遊技玉や遊技メダルと交換した景品1を使用せずに、景品買取所で当該景品1を買い取って貰う場合には、景品買取所に設置されている景品買取端末9の景品挿入部94aに景品1をそのまま挿入すれば良い。
この景品買取端末9の動作を図8(b)に示すフローチャートに基づいて説明する。
上述のように景品1が景品挿入部94aの受け入れ口に挿入されると(S10)、この挿入されたことを示す情報が買取処理機構部94から制御部90に送られ、制御部90は買取処理機構部94の景品搬送部94eを制御して、景品1を景品挿入部94aからICリーダライタ部94bの位置に移動させ、ICリーダライタ部94bにより景品1のICタグ11に書き込まれているID情報を読み取らせる。制御部90は読み取られたID情報を通信部91からインターネット6を介してセンターサーバ3へ送信する(S11)。
センターサーバ3では送られてきたID情報が登録されているものか否かをチェックしし、登録されている場合には当該景品1の買取価格の情報を読み出して、該買取価格情報を含むOK情報を照合結果としてインターネット6を介して当該景品買取端末9へ送信する。また登録されていない場合にはNG情報を照合結果として送信する(S12)。
景品買取端末9の制御部90は通信部91を通じて受信した照合結果をチェックし(S13)、「NG」であれば景品搬送部94eを制御し、当該景品1を景品挿入部94aの受け入れ口から排出して顧客に返却する(S14)。
一方「OK」であれば、制御部90は、ICリーダライタ部94bを制御して、景品1のICタグ11に書き込まれているID情報を消去し(S15)、この消去後、当該景品1を景品搬送部94eにより、サーマル印字部94bの位置に移動させ、景品1の印字スペース13に印字してあるパスワード情報たるID情報等の印字情報をサーマル印字部94bで消去する(S16)。この消去処理後、制御部90は、現金払出部95を制御することで、センターサーバ3から送られてきている買取価格に対応した現金を顧客に払い出し(S17)、また買取情報をセンターサーバ3にインターネット6を介してセンターサーバ3へ送信する。センターサーバ3では買取情報に基づいて当該ID情報に対応する景品1の情報等を消去する処理を行う。そして景品買取端末9では、ICタグ11に書き込まれているID情報や印字スペース13の印字情報が消去されて無価値となった景品1を景品搬送部94eにより景品ストック部94dに移動させて回収してストックするのである。
この回収ストックした景品1は検品されて、景品買取所から景品販売業者に買い取られ、更に景品販売業者から遊技場に販売される。
尚景品挿入部94aに挿入された景品1の印字スペース13が景品買取端末9の外から視認できるように景品挿入部94aを構成し、当該景品1のインストーラ用ID情報を操作部92で入力するように顧客に表示部93の表示で求め、操作部92で入力されたインストーラ用ID情報を、上述のICタグ11のロック用ID情報とともにセンターサーバ3へ送信して正しいものであるかの照合を行うようにすれば、セキュリティを更に向上させることができる。
一方発行された景品1を景品買取所で買い取って貰わず、コンテンツを楽しみたいが、交換時の景品1に内蔵記憶されたコンテンツが気に入らない場合には、遊技場に設けられている情報書換端末8でコンテンツ情報を好みのコンテンツの情報に書き換えることができる。
この情報書換端末8での情報書き換えについて図10(a)のフローチャートにより説明する。
まず顧客は、コンテンツ情報を書き換えたい景品1を情報書換端末8のICリード部84bにかざす。これによって景品1のICタグ11に書き込まれたロック解除用ID情報をICリード部84bが読み取る(S20)。また制御部80は表示部80で印字スペース13に印字されているインストーラ用ID情報、つまりパスワード情報を入力するための画面を表示する。ここで顧客は操作部82を用いてインストーラ用ID情報を入力する。
制御部80は、入力されたインストーラ用ID情報及びICタグ11のID情報をセンターサーバ3に通信部81からインターネット6を介して照合確認のために送信する(S21)。センターサーバ3では送られてきたID情報が登録済みのものかを照合し、その照合結果を情報書換端末8へ送信する。
情報書換端末8の制御部80は通信部81で受信した照合結果が「OK」か「NG」かをチェックし(S22)、「OK」であれば、表示部83で書換可能なコンテンツであることを顧客に対して表示するとともに、記憶媒体10で使用可能なコンテンツの価値と等価の書換可能なコンテンツリストを表示部83で表示する(S23)。一方「NG」であれば表示部83で「書換不可」の表示を行い、この表示後、例えば初期画面を表示部83で表示する(S24)。
さて、書換可能な場合にはステップS25において、顧客の書換意志の確認のための入力画面を表示部83で表示する。ここで書き換えの意志がないことを示す入力が操作部82であれば、制御部80は表示部83の表示画面を初期画面に戻す(S26)。また書き換えの意志があって、表示されている書換コンテンツから希望するコンテンツを顧客が選択すると、制御部80の制御の下でICタグ11のロック解除用ID情報を消去して無効化する。この場合印字スペース13の印字内容はそのまま残る。
さてこの後、表示部83のガイダンスに沿って顧客は記憶媒体10単体を景品1から取り出す或いは分離して記憶媒体読書部84cの挿入口に挿入すると、記憶媒体読書部84cは制御部80の制御の下で、当該記憶媒体10に記憶内蔵されている使用不可のコンテンツ及びインストーラデータDを消去し(S27)、表示部83で表示されているコンテンツリストから顧客が選択した書換用コンテンツ情報をコンテンツストック部84aから取り出して該コンテンツ情報を記憶媒体10に書き込む(S28)。そして制御部80は通信部81からインターネット6を開始してセンターサーバ3に書き換えに関する情報を送信し、書換処理を終了する(S29)。センターサーバ3では書換情報を管理して、買取等に対応する。
この後、表示部83で終了を見た顧客はコンテンツ情報が書き換えられた記憶媒体10を情報書換端末8から取り出させば良いことになる。
図11は図9に対応する景品1に対するコンテンツ情報書換手順を模式的に示しており、同図(a)は発行された景品1の状態を、同図(b)は書換意志を示し、ICタグ11からID情報を消去され、且つ記憶媒体10が取り出された状態を示し、同図(c)は書換後の記憶媒体10の記憶情報を示す。発行直後において使用可能な500円,3000円の各コンテンツC1は等価のコンテンツC1’,C4’に書き換えられ、インストーラデータDは夫々に対応するものとなっている。
尚上述のようにID情報が消去されたICタグ11を用い、使用後の記憶媒体10を元の景品1に戻して景品買取所の景品買取端末9に挿入しても、ID情報が読み取れないため、景品買取端末9での買取が拒否されることになる。つまりID情報が消去されることで、実質的には買取無効情報が書き込まれた状態となるのである。また記憶媒体10のコンテンツ情報を再度書き換えるために、ID情報が消去されたICタグ11を用い、書き換え後の記憶媒体10を元の景品1に戻しても、情報書換端末8ではICタグ11からのIDタグが読み取れないため、再書き換えを拒否することになる。
さて、顧客が記憶媒体10のコンテンツを使用する場合には、景品1から記憶媒体10を取り出す又は分離するか、書き換えのために既に取り外している又は分離している記憶媒体10をコンテンツ使用端末(5a〜5e)のメモリリーダに装着すれば、記憶媒体10のインストーラデータDが読み込まれ、このインストーラデータDによって、コンテンツが再生されたり、実行されることになり、顧客はコンテンツを楽しむことができることになる。
以上のように顧客は、景品1の記憶内蔵しているコンテンツが気に入らなければ、情報書換端末8により、等価の別のコンテンツに書き換えることができるので、希望がかなえ、一方遊技場では予め準備する景品1に記憶内蔵しているコンテンツの種類が少なくても、顧客が希望するコンテンツの景品を提供することができるのである。
上述のように情報書換端末8でコンテンツ書き換えを行った記憶媒体10を、パソコン5a、携帯電話機5b、テレビ5c、ゲーム機5d、カーナビ5e等のコンテンツ使用端末のメモリリーダに装着すれば、記憶媒体10内のインストーラによってコンテンツが起動し、コンテンツを使用することが可能となる。
ところで、上述のように情報書換を行わなかった景品1のコンテンツを使用する場合について図10(b)のフローチャートに基づいて説明する。
まずコンテンツの使用に当たって、顧客は図12(a)に示す景品1から図12(b)のように記憶媒体10を取り出す或いは切り離す。そして図12(c)に示すインターネット6に接続可能なパソコン5a(ここではパソコン5aを用いるが記憶媒体10に対応した携帯電話機5bでも良い)のメモリリーダに装着する(S30)と、パソコン5a(又は携帯電話機5b)のOSの下で、記憶媒体10のインストーラデータDが読み込まれ、認証用のインストーラが起動する(S31)。この起動したインストーラによって、パソコン5aのディスプレイ50には図13(a)に示すようにコンテンツのインストールを始めるか否かを問う入力画面を表示され、この画面で実行キーが操作されると、図13(b)に示すように印字スペース13に印字しているインストーラ用ID情報の入力画面をディスプレイ50に表示させる。この画面では商品名とインストーラ用ID情報の入力を顧客に求める。
この画面を見た顧客が印字スペース13に印字されているインストーラ用ID情報及び商品名(尚商品名は印字スペース13に印字されているものとする)をパソコン5aのキーボード51から入力する(S32)。これに呼応してインストーラは、パソコン5aの通信機能を用いてインターネット6を通じてセンターサーバ3にアクセスし、入力されたインストーラ用ID情報を送信する。センターサーバ3では、このインストーラ用ID情報が予め景品発行端末2から送信され、登録済みのものか否かの照合を行い、その照合結果を当該パソコン5aへ送信する。このパソコン5a側のインストーラでは受信した照合結果のチェックを行い(S33)、照合結果が「OK」であれば、次にコンテンツ選択用のインストーラが起動する(S34)。そして印字スペース13に印字されているインストーラ用ID情報の入力に対応したコンテンツの確定と確定結果の記憶媒体10への登録処理を行い(S35)、その後コンテンツを読み込んで利用を開始する(S36)。
そしてコンテンツがオーディオ或いはビジュアルの場合にはそれを再生する処理を行い、アプリケーションソフトの場合にはそれをパソコン4aで実行する。一方照合結果が「NG」であれば、「NG」であったことをディスプレイ50に表示した後、初期画面に戻す(S37)。
このように上述のように一旦確定結果が登録された記憶媒体10は、パソコン5aや携帯電話機5bは勿論のこと、インターネット6に接続できない、テレビ5c、ゲーム機5d、カーナビ5eにおいて使用可能となり、夫々のコンテンツ使用端末のメモリリーダに装着すれば、記憶媒体10内のコンテンツが起動して該コンテンツを使用することが可能となる。
そして。使用後の記憶媒体10を元の状態に戻すようにしてもICタグ11とアンテナ11aの間が断線されるため、景品買取端末9で買い取らせようとしても、ID情報が読み取ることが不可能であるため、買い取りは拒否されることになる。
さて、本実施形態における、情報書換端末8はコンテンツを販売できる機能を備えており、この販売について説明する。
このコンテンツ販売は顧客が持参する記憶媒体10にコンテンツを書き込んで行うもので、まず顧客が持参した記憶媒体10を記憶媒体読書部82cの投入口に投入すれば、制御部80の制御の下で、販売可能なコンテンツのリストを表示部83で表示する。この表示を見た顧客はコンテンツから希望するコンテンツを、表示部83表面のタッチスイッチ若しくは操作部82を操作して選択する。この選択があると、販売コンテンツと販売価格を制御部83の制御の下で、表示部83に表示する。
この表示を見て購入を決めた顧客は販売決済部85にプリペイドカード発券機8aで購入したプリペイドカードや現金を投入するか、電子マネー用機器をかざすかすれば、販売決済部85が決済処理を行い、制御部80に当該コンテンツを記憶媒体10に書き込むように指示を出す。これにより制御部80の制御の下で、記憶媒体読書部82cはコンテンツストック部84aから読み出した当該コンテンツ情報を記憶媒体10に書き込むとともに、販売情報をセンターサーバ3に通信部81からインターネット6を通じて送信する。
これによってコンテンツ販売の処理が終了し、センターサーバ3では販売管理を行えるようになる。この販売したコンテンツの使用は景品1の場合と同じであるので、説明は省略する。
1 景品
2 景品発行端末
3 センターサーバ
4 コンテンツサーバ
5a パソコン
5b 携帯電話機
5c テレビ
5d ゲーム機
5e カーナビ
6 インターネット
7 POS端末
8 情報書換端末
8a プリペイドカード発券機
9 景品買取端末9
10 記憶媒体
2 景品発行端末
3 センターサーバ
4 コンテンツサーバ
5a パソコン
5b 携帯電話機
5c テレビ
5d ゲーム機
5e カーナビ
6 インターネット
7 POS端末
8 情報書換端末
8a プリペイドカード発券機
9 景品買取端末9
10 記憶媒体
Claims (6)
- 顧客が所有するコンテンツ使用機器で使用可能なコンテンツを内蔵する景品の発行と、該景品の買い取りを行う景品発行・買取システムであって、
複数の対価に対応するコンテンツを内蔵する景品を、対価情報を書き込んで遊技場で発行する景品発行端末と、
買取対象の景品を受け取る手段、受け取った前記景品に前記対価情報が書き込まれている場合のみ当該景品の対価に対応した買取金額相当の現金を払い出す手段を有する景品買取端末とを備えていることを特徴とする景品発行・買取システム。 - 前記景品発行端末は、発行する前記景品にID情報を書き込み、前記景品買取端末は、ID情報が書き込まれている前記景品のみを買い取ることをことを特徴とする請求項1記載の景品発行・買取システム。
- 発行された前記景品の前記ID情報を集中して記録・管理するセンターサーバを備え、
前記景品発行端末は、前記景品のID情報を前記センターサーバに電気通信回路を介して登録する手段を有し、
前記景品買取端末は、発行された前記景品のID情報を読み取り、当該ID情報を前記センターサーバに電気通信回路を介して確認する手段を有し、当該ID情報が登録されている場合に当該景品を買い取ること特徴とする請求項1又は2に記載の景品発行・買取システム。 - 前記景品発行端末は、視認可能なパスワード情報を前記景品に印字する手段を有し、
前記景品買取端末は、前記景品のパスワード情報を顧客が入力する手段を有し、入力されたパスワード情報が正しいパスワード情報か否かをチェックして正しいパスワード情報である場合に当該景品を買い取ることを特徴とする請求項1乃至3の何れかの1項に記載の景品発行・買取システム。 - 発行された前記景品のパスワード情報を集中して記録・管理するセンターサーバを備え、
前記景品発行端末は、前記景品のパスワード情報を前記センターサーバに電気通信回路を介して登録する手段を有し、
前記景品買取端末は、入力された前記景品のパスワード情報を前記センターサーバに電気通信回路を介して確認する手段を有し、当該パスワード情報が正しいものである場合に当該景品を買い取ることを特徴とする請求項4記載の景品発行・買取システム。 - 前記景品買取端末は、買い取る景品から前記対価情報を消去する手段を備えていることを特徴とする請求項1乃至5の何れか記載の景品発行・買取システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007024505A JP2008188170A (ja) | 2007-02-02 | 2007-02-02 | 景品発行・買取システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007024505A JP2008188170A (ja) | 2007-02-02 | 2007-02-02 | 景品発行・買取システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008188170A true JP2008188170A (ja) | 2008-08-21 |
Family
ID=39748836
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007024505A Withdrawn JP2008188170A (ja) | 2007-02-02 | 2007-02-02 | 景品発行・買取システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2008188170A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009201941A (ja) * | 2008-02-29 | 2009-09-10 | Rhythm Watch Co Ltd | 特殊景品 |
-
2007
- 2007-02-02 JP JP2007024505A patent/JP2008188170A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009201941A (ja) * | 2008-02-29 | 2009-09-10 | Rhythm Watch Co Ltd | 特殊景品 |
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