JP2008187892A - 避雷器の切離し制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】直撃雷サージを対象とする避雷器ARに適用する。
【解決手段】開閉器SWと、制御ユニット10とを設け、制御ユニット10からのトリップ信号S1 により避雷器ARを電源系統Lから切り離す。
【選択図】図1

Description

この発明は、故障や劣化を生じた避雷器を速やかに電源系統から切り離して分離することができる避雷器の切離し制御装置に関する。
低圧電源回路に使用される避雷器は、開閉サージや誘導雷サージに加えて、直撃雷サージに対しても有効に動作することが求められている。低圧電源回路には、コンピュータシステムを含む重要負荷を接続するケースがますます増加しつつあるからである。
一方、避雷器は、短絡故障を生じたり、劣化して過大な続流を生じたりした場合、速やかに電源系統から切り離して電源短絡故障を未然に防止する必要がある。そこで、避雷器と直列にヒューズを介装することが少なくない(たとえば特許文献1、2)。
特開2002−238110号公報 特開2002−270330号公報
かかる従来技術によるときは、避雷器と直列に介装するヒューズは、避雷器の動作対象として直撃雷サージを考慮すると、必ずしも適切であるとはいい得ないという問題があった。すなわち、ヒューズの定格電流が小さいと、直撃雷サージのエネルギによりヒューズ自体が溶断して避雷器が正常に動作しないことがあり、逆にヒューズの定格電流を大きくすると、避雷器の故障や劣化の際にヒューズが適切に溶断しないおそれがあるからである。
そこで、この発明の目的は、かかる従来技術の問題に鑑み、避雷器と直列の開閉器を制御ユニットからのトリップ信号により開放させることによって、低圧電源回路において、直撃雷サージをも動作対象とする避雷器に有効に適用することができる避雷器の切離し制御装置を提供することにある。
かかる目的を達成するためのこの発明の構成は、電源系統と避雷器との間に介装する開閉器と、所定値以上の避雷器電流が0.5サイクルを超える規定時間以上継続したことを検知してトリップ信号を出力する制御ユニットとを備えてなり、制御ユニットは、整流回路、検出回路、出力回路を縦続し、整流回路は、避雷器電流に比例する全波整流波形の電圧を出力し、検出回路は、過大な避雷器電流が継続すると、0.5サイクルごとに出力パルスを発生するコンパレータと、コンパレータからの出力パルスを連続して2個カウントすることにより出力パルスを発生し、出力回路をトリガするカウンタとを縦続し、開閉器は、出力回路からのトリップ信号により避雷器を電源系統から切り離すことをその要旨とする。
かかる発明の構成によるときは、制御ユニットは、所定値以上の過大な避雷器電流が0.5サイクルを超える規定時間以上継続したことを検知してトリップ信号を出力し、避雷器と直列の開閉器を開放させることにより、故障や劣化を生じた避雷器を電源系統から速やかに切り離すことができる。また、制御ユニットは、直撃雷サージの襲来によって開閉器を誤って開放させるおそれがなく、避雷器を正常に動作させることができる。ただし、所定値は、たとえば正常な避雷器の漏れ電流の最大値を超えるような適当な値に設定すればよい。また、規定時間は、正常な避雷器の続流の最大継続時間が0.5サイクルであることを考慮して、たとえば約1サイクル相当の時間に設定することが好ましい。なお、避雷器は、低圧電源回路用として使用されるもので、直撃雷サージをも処理し得る放電耐量を有するものとする。
以下、図面を以って発明の実施の形態を説明する。
避雷器の切離し制御装置は、開閉器SWと、制御ユニット10とを備えてなる(図1)。
開閉器SWは、電源系統Lから給電される低圧電源回路L1 において、電源系統Lと避雷器ARとの間に介装されている。なお、低圧電源回路L1 には、ブレーカBKを介して負荷LDが接続されている。ただし、ブレーカBK、負荷LDは、図示に拘らず、1回線でもよく、2回線以上の複数回線であってもよい。
開閉器SWは、外部からのトリップ信号S1 によって開放する外部引外し形である。このような開閉器SWとしては、自己トリップ機構を有しない外部引外し形のノーヒューズブレーカの他、トリップ信号S1 によって開放する電磁開閉器を使用することができる。
開閉器SWと避雷器ARとの間には、避雷器電流Ia を検出する電流検知用の電流変成器CTが装備されている。電流変成器CTの出力は、制御ユニット10内の整流回路11に導かれている。なお、制御ユニット10は、整流回路11、検出回路12、出力回路13を縦続して構成されており、出力回路13の出力は、トリップ信号S1 として開閉器SWに導かれている。
整流回路11は、たとえばブリッジ形の全波整流回路である。そこで、整流回路11は、避雷器電流Ia に比例する全波整流波形の電圧Va を出力することができる。
検出回路12は、コンパレータ12a、単安定形のマルチバイブレータ12b、コンパレータ12cを縦続して構成されている(図2)。なお、マルチバイブレータ12b、コンパレータ12cの間には、抵抗R、コンデンサCからなる積分回路が介装されている。また、コンパレータ12a、12cには、それぞれ基準電圧V1 、V2 が印加されている。検出回路12は、所定値以上の避雷器電流Ia が0.5サイクルを超える規定時間以上継続したことにより、出力パルスVe を発生して出力回路13をトリガする(図1)。そこで、出力回路13は、検出回路12からの出力パルスVe に対応して、開閉器SWに対してトリップ信号S1 を出力することができる。
避雷器ARが故障し、または劣化して過大な避雷器電流Ia が継続すると(図3(A))、整流回路11からの電圧Va は、0.5サイクルごとにコンパレータ12aの基準電圧V1 によって設定される所定値を超えて継続する。そこで、コンパレータ12aは、0.5サイクルごとに出力パルスVb を発生するから、マルチバイブレータ12bは、出力パルスVc を連続的に出力することができる。ただし、マルチバイブレータ12bは、たとえば出力パルス幅を0.6サイクル相当の時間幅に設定するリトリガブルの単安定形マルチバイブレータとする。
一方、抵抗R、コンデンサCによる積分回路は、マルチバイブレータ12bからの出力パルスVc を積分して出力電圧Vd を作るから、コンパレータ12cは、規定時間Tの経過によりVd ≧V2 が成立することによって出力パルスVe を発生する。したがって、出力回路13は、トリップ信号S1 を出力して開閉器SWを開放し、避雷器ARを電源系統Lから切り離すことができる。ただし、コンパレータ12cの基準電圧V2 は、抵抗R、コンデンサCによる積分回路の時定数と相俟って、過大な避雷器電流Ia が発生してから出力パルスVe 、トリップ信号S1 が発生するまでの時間、すなわち過大な避雷器電流Ia が継続する規定時間Tを約1.2サイクル相当の時間に規定している。
これに対し、避雷器ARが正常であって、単発の直撃雷サージを正常に放電処理した場合(図3(B))、マルチバイブレータ12bは、単発の出力パルスVc を出力するだけであり、出力パルスVe 、トリップ信号S1 が発生しない。避雷器ARが正常であって、続流が0.5サイクル以内で消滅した場合も(同図(C))、同様である。
以上の説明において、検出回路12は、コンパレータ12aの出力パルスVb を連続して2個カウントすることによって出力パルスVe を出力するカウンタを使用してもよい。なお、このときのカウンタは、出力パルスVb を入力し、たとえば0.6サイクルごとに強制リセットするとともに、出力パルスVe を発生するカウントアップリミット値を2に設定すればよく、規定時間Tを0.6サイクル以上1サイクル以下相当の時間に設定することができる。
なお、開閉器SWは、直接手動操作によって、または図示しない手動操作回路を介して、任意に投入し、開放することができる。すなわち、避雷器ARは、必要に応じて電源系統L、低圧電源回路L1 から切り離し、点検保守作業を実行することができる。また、出力回路13または開閉器SWには、トリップ信号S1 によって開閉器SWが開放されたことを示す警報表示手段を設けることができ、警報表示手段の作動を示す表示信号を外部に送出することも可能である。
なお、低圧電源回路L1 が単相二線、単相三線、三相三線、三相四線の場合、避雷器ARは、中性線以外の各線に設けるのが普通である。このとき、電流変成器CT、制御ユニット10は、各線の避雷器ARごとに設け、いずれかの制御ユニット10からのトリップ信号S1 により開閉器SWを開放させ、すべての避雷器AR、AR…を同時に電源系統Lから切り離せばよい。また、制御ユニット10の検出回路12までを各線の避雷器ARごとに設け、いずれかの検出回路12からの出力パルスVe により共通の出力回路13からトリップ信号S1 を出力させてもよい。
全体構成ブロック系統図 要部詳細ブロック系統図 動作説明線図
符号の説明
AR…避雷器
SW…開閉器
L…電源系統
T…規定時間
Ia …避雷器電流
S1 …トリップ信号
10…制御ユニット

特許出願人 森長電子株式会社
代理人 弁理士 松 田 忠 秋

Claims (1)

  1. 電源系統と避雷器との間に介装する開閉器と、所定値以上の避雷器電流が0.5サイクルを超える規定時間以上継続したことを検知してトリップ信号を出力する制御ユニットとを備えてなり、該制御ユニットは、整流回路、検出回路、出力回路を縦続し、前記整流回路は、避雷器電流に比例する全波整流波形の電圧を出力し、前記検出回路は、過大な避雷器電流が継続すると、0.5サイクルごとに出力パルスを発生するコンパレータと、該コンパレータからの出力パルスを連続して2個カウントすることにより出力パルスを発生し、前記出力回路をトリガするカウンタとを縦続し、前記開閉器は、前記出力回路からのトリップ信号により避雷器を電源系統から切り離すことを特徴とする避雷器の切離し制御装置。
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