JP2008186975A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

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Kazuharu Yamabe
和治 山部
Yasuhiro Taniguchi
泰弘 谷口
Fukuo Owada
福夫 大和田
Yasushi Oka
保志 岡
Hideaki Yamakoshi
英明 山越
Kozo Watabe
浩三 渡部
Seiji Yoshida
省史 吉田
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Abstract

【課題】半導体装置の製造歩留まりを向上させる。
【解決手段】
半導体基板1上に、絶縁膜3、導体膜4および側壁絶縁膜12aからなる積層体15を形成する。それから、半導体基板1の主面上に絶縁膜16を形成し、更に導体膜17を形成する。そして、導体膜17をエッチバックすることで、積層体15間に導体膜17を残してソース線SLとし、積層体15の側壁15b上に導体膜17を残してワード線WLとし、他の領域の導体膜17を除去する。ソース線SLとワード線WLは同じ導体膜17を用いて同工程で形成する。導体膜4は、浮遊ゲート電極FGとなり、不揮発性メモリの電荷蓄積部として機能する。
【選択図】図18

Description

本発明は、半導体装置の製造方法に関し、特に、不揮発性メモリを有する半導体装置の製造方法に適用して有効な技術に関する。
スプリットゲート型フラッシュメモリについては、例えば特開2005−159361号公報(特許文献1)、特開2005−72578号公報(特許文献2)、特開2003−133445号公報(特許文献3)に開示がある。このフラッシュメモリは、半導体基板上に形成された酸化膜パターンと、前記酸化膜パターン上に形成されたスプリットゲートパターンと、スプリットゲートパターンの側面および上部面に形成された酸化膜パターンと、前記酸化膜パターン間のギャップの内部に半導体基板と接続するように形成されたソースラインとからなるスプリットゲート電極構造物を、半導体基板のメモリセル領域に有している。そして、スプリットゲート電極構造物および半導体基板の表面に酸化シリコン膜が形成され、その酸化シリコン膜が形成されているスプリットゲート電極構造物の両側面にワードラインが形成されている。
特開2005−159361号公報 特開2005−72578号公報 特開2003−133445号公報
本発明者の検討によれば、次のことが分かった。
スプリットゲート型フラッシュメモリは、セルフアラインプロセスでフローティングゲートを形成できるので、メモリセルを高密度化でき、また、フローティングゲートの端部を尖らすことで、電界を集中させ、消去電圧を低くできるという利点を有している。
しかしながら、スプリットゲート型フラッシュメモリでは、フローティングゲート、ソースラインおよびワードラインを多結晶シリコンで構成するため、スプリットゲート型フラッシュメモリの製造工程では、多結晶シリコン膜の堆積工程数が多く、フローティングゲート用の多結晶シリコン膜の堆積工程と、ソースライン用の多結晶シリコン膜の堆積工程と、ワードライン用の多結晶シリコン膜の堆積工程とがそれぞれ必要である。
しかしながら、多結晶シリコン膜の堆積工程は、異物の混入を生じ易い。半導体ウエハにおいて、異物が混入すると、その異物が混入したチップ領域は不良品として除去するので、半導体装置の製造歩留まりが低下してしまう。また、多結晶シリコン膜の堆積後にその多結晶シリコン膜をエッチングした際に、エッチング残りが生じると、そのエッチング残りがショート不良を発生させて半導体装置の製造歩留まりを低下させる可能性がある。
このため、多結晶シリコン膜の堆積工程数が多くなるほど、工程毎に不良率が積算されてゆき、半導体装置の製造歩留まりが低下してしまう。従って、多結晶シリコン膜の堆積工程数が多く、フローティングゲート用の多結晶シリコン膜の堆積工程と、ソースライン用の多結晶シリコン膜の堆積工程と、ワードライン用の多結晶シリコン膜の堆積工程とがそれぞれ必要なスプリットゲート型フラッシュメモリの製造工程では、半導体装置の製造歩留まりが低くなってしまう。
本発明の目的は、半導体装置の製造歩留まりを向上させることができる技術を提供することにある。
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次のとおりである。
本発明は、浮遊ゲート電極を含む積層体の両側にソース線とワード線とを同じ導体膜を用いて形成するものである。
本願において開示される発明のうち、代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば以下のとおりである。
半導体装置の製造歩留まりを向上させることができる。
以下の実施の形態においては便宜上その必要があるときは、複数のセクションまたは実施の形態に分割して説明するが、特に明示した場合を除き、それらはお互いに無関係なものではなく、一方は他方の一部または全部の変形例、詳細、補足説明等の関係にある。また、以下の実施の形態において、要素の数等(個数、数値、量、範囲等を含む)に言及する場合、特に明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その特定の数に限定されるものではなく、特定の数以上でも以下でも良い。さらに、以下の実施の形態において、その構成要素(要素ステップ等も含む)は、特に明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。同様に、以下の実施の形態において、構成要素等の形状、位置関係等に言及するときは、特に明示した場合および原理的に明らかにそうでないと考えられる場合等を除き、実質的にその形状等に近似または類似するもの等を含むものとする。このことは、上記数値および範囲についても同様である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための全図において、同一の機能を有する部材には同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。また、以下の実施の形態では、特に必要なとき以外は同一または同様な部分の説明を原則として繰り返さない。
また、実施の形態で用いる図面においては、断面図であっても図面を見易くするためにハッチングを省略する場合もある。また、平面図であっても図面を見易くするためにハッチングを付す場合もある。
(実施の形態1)
本実施の形態の半導体装置の製造方法および半導体装置について図面を参照して説明する。
図1〜図17は、本発明の一実施の形態である半導体装置の製造工程中の要部断面図である。本実施の形態の半導体装置は、不揮発性メモリを有する半導体装置であり、図1および図2には、不揮発性メモリ(フラッシュメモリ)のメモリセルが形成される領域であるメモリセル領域MCRと、素子分離領域8が形成される領域(非メモリセル領域)ISRとの要部断面図が示され、図3〜図16には、メモリセル領域MCRの要部断面図が示されている。
まず、図1に示されるように、例えば1〜10Ωcm程度の比抵抗を有するp型の単結晶シリコンなどからなる半導体基板(半導体ウエハ)1を用意(準備)する。それから、イオン注入法などを用いて、半導体基板1のメモリセル領域MCRに、例えばホウ素(B)などのp型の不純物を導入することでp型ウエル2を形成する。
次に、半導体基板1の主面全面上(p型ウエル2上)に絶縁膜3を形成する。絶縁膜3は、酸化シリコン膜などからなり、例えば熱酸化法などを用いて形成することができる。それから、半導体基板1の主面全面上に(すなわち絶縁膜3上に)、導体膜(導体層)4および絶縁膜5を下から順に形成(堆積)する。導体膜4は、例えば多結晶シリコン膜のようなシリコン膜からなり、CVD法などを用いて形成することができ、また、絶縁膜5は、例えば窒化シリコン膜などからなり、CVD法などを用いて形成することができる。
次に、絶縁膜5上に形成したフォトレジストパターン(図示せず)をエッチングマスクとして用いて、絶縁膜5を選択的にエッチングすることで、素子分離領域形成予定領域の絶縁膜5を除去する。フォトレジストパターンを除去した後、絶縁膜5をハードマスク(エッチングマスク)として用いて、導体膜4、絶縁膜5および半導体基板1をエッチングすることにより、素子分離領域形成用の溝6を形成する。
次に、溝6内を埋めるように半導体基板1の主面全面上に、酸化シリコン膜などからなる絶縁膜7を形成(堆積)し、絶縁膜5の表面が露出するまで絶縁膜7をCMP(Chemical Mechanical Polishing;化学機械研磨)処理する。これにより、図2に示されるように、溝6内に埋め込まれた絶縁膜7からなる素子分離領域8が、領域ISRに形成される。その後、エッチングなどにより絶縁膜5を除去する。この段階では、半導体基板1の主面の素子分離領域8が形成されていない領域上に、絶縁膜3と絶縁膜3上に導体膜4とが形成された状態となっている。すなわち、絶縁膜3および絶縁膜3上の導体膜4が主面上に形成された半導体基板1が形成(用意)される。導体膜4は、多結晶シリコン(イントリンシックポリシリコンまたはドープトポリシリコン)のようなシリコン膜で形成されている。このようにして、後で浮遊ゲート電極FGとなる導体膜4を残したままSTI(Shallow Trench Isolation)を形成することができる。
このように、絶縁膜3および絶縁膜3上の導体膜4が主面上に形成された半導体基板1が用意された後、図3に示されるように、半導体基板1の主面全面上に(すなわち導体膜4上に)、窒化シリコン膜などからなる絶縁膜11を形成(堆積)する。それから、絶縁膜11上にフォトレジストパターン(レジストパターン、マスクパターン、エッチングマスクパターン)RP1を形成し、このフォトレジストパターンRP1をエッチングマスクとして用いて絶縁膜11をエッチングする。これにより、フォトレジストパターンRP1で覆われていない領域では、絶縁膜11が除去されてその下の導体膜4が露出する。このようにして、パターニングされた絶縁膜11からなる絶縁膜パターン(第2絶縁膜パターン)11aが形成される。その後、フォトレジストパターンRP1をイオン注入阻止マスクとして用いてイオン注入を行うことにより、半導体基板1(p型ウエル2)のチャネル領域となる領域に、しきい値調整用のイオン注入を行うこともできる。なお、絶縁膜パターン11aは、ギャップ(空間、絶縁膜11が形成されていない領域、パターニングにより絶縁膜11を除去した領域)を介して対向する側壁11bを有しており、後でこの側壁11b上に側壁絶縁膜12aが形成される。
次に、図4に示されるように、フォトレジストパターンRP1およびその下の絶縁膜パターン11aをエッチングマスクとして用いて導体膜4をエッチングする。この際、導体膜4をラウンドエッチングするため、異方性エッチングではなく、等方性エッチング(ウェットエッチングまたは等方性のエッチング作用を含むドライエッチング)を行う。このエッチングの際には、フォトレジストパターンRP1およびその下の絶縁膜パターン11aで覆われていない領域において、導体膜4の上層部分をエッチングして除去するが、導体膜4の全膜厚が除去されることがないようにし、導体膜4の下層部分は残存させる。すなわち、絶縁膜パターン11aから露出する領域の導体膜4の上層部分をエッチングし、導体膜4の下の絶縁膜3が露出する前に導体膜4のエッチングを停止する。このエッチングにより、導体膜4は、ラウンドエッチングされて、フォトレジストパターンRP1および絶縁膜パターン11aで覆われていない領域の底部の両側部(すなわち導体膜4のエッチングされた部分の両側部)が丸くなる。このように導体膜4がラウンドエッチングされることにより、後で形成される浮遊ゲート電極FGの端部(チップ部分、後述の角部4aに対応)を尖らせることができる。その後、フォトレジストパターンRP1をアッシングなどにより除去する。また、導体膜4をエッチングする前にフォトレジストパターンRP1を除去してから、絶縁膜パターン11aをエッチングマスクとして用いて絶縁膜パターン11aから露出する領域の導体膜4の上層部分をエッチング(等方性エッチング)することもできる。なお、等方性エッチング以外にも、露出された導体膜4の表面を酸化させることにより、後で形成される浮遊ゲート電極FGの端部(チップ部分)を尖らせる方法もある。
次に、図5に示されるように、半導体基板1の主面全面上に、絶縁膜パターン11aを覆うように、側壁絶縁膜形成用の絶縁膜12を形成(堆積)する。ここで、窒化シリコン膜などからなる絶縁膜パターン11aはディスポーザブルであり、浮遊ゲート電極FGとなる導体膜4を分割ゲート(Split Gate)にするために後でエッチングにより除去する。なお、絶縁膜12は、酸化シリコン膜などからなり、例えばTEOS(Tetraethoxysilane)酸化膜などとすることができる。
次に、図6に示されるように、絶縁膜12を異方性エッチングによりエッチバック(エッチング)することにより、絶縁膜パターン11aの側壁上に、絶縁膜12からなる側壁絶縁膜(サイドウォールスペーサ)12aを形成し(残し)、絶縁膜12の他の部分を除去して導体膜4を露出させる。このようにして、絶縁膜パターン11aのギャップを介して対向する側壁11b上に側壁絶縁膜12aを形成することができる。側壁絶縁膜12aは、半導体基板1の主面上に、絶縁膜パターン11aの側壁11bに沿って、図6の紙面に垂直な方向に延在している。
次に、図7に示されるように、絶縁膜パターン11aにも側壁絶縁膜12aにも覆われていない領域の導体膜4をエッチングにより除去する。この際、絶縁膜パターン11aおよび側壁絶縁膜12aはエッチングマスクとして機能するので、絶縁膜パターン11aの下に位置する導体膜4と側壁絶縁膜12aの下に位置する導体膜4とがエッチングされずに残存し、他の領域の導体膜4が除去される。すなわち、絶縁膜パターン11aおよび側壁絶縁膜12aから露出する領域の導体膜4を除去し、絶縁膜パターン11aおよび側壁絶縁膜12aの下に導体膜4を残す。絶縁膜パターン11aにも側壁絶縁膜12aにも覆われていない領域で、導体膜4を除去した後、更に導体膜4を除去したことで露出した絶縁膜3をエッチングにより除去することもでき、図7ではこの場合を図示しているが、導体膜4を除去したことで露出した絶縁膜3(すなわち絶縁膜パターン11aを介さずに隣り合う側壁絶縁膜12aの間の絶縁膜3)を除去せずに半導体基板1上に残存させても良い。
次に、図8に示されるように、半導体基板1の主面全面上に、絶縁膜パターン11aおよび側壁絶縁膜12aを覆うように、酸化シリコン膜などからなる絶縁膜(第3絶縁膜)13を形成(堆積)する。
次に、図9に示されるように、絶縁膜パターン11a上の絶縁膜13を除去するとともに、側壁絶縁膜12aの側壁(第2側壁)12c上に絶縁膜13を残存させる。側壁絶縁膜12aは、両側の側壁12b,12cのうち、側壁(第1側壁)12bが絶縁膜パターン11aに接しており、側壁12bとは反対側の側壁12c上に、絶縁膜13を残存させる。すなわち、絶縁膜パターン11a上の絶縁膜13を除去し、側壁絶縁膜12aの絶縁膜パターン11aに接する側壁12bとは反対側の側壁12c上に絶縁膜13を残す。この絶縁膜パターン11a上の絶縁膜13を除去する工程では、絶縁膜パターン11aを介さずに隣り合う側壁絶縁膜12aの間の半導体基板1上にも、絶縁膜13が残存するようにする。すなわち、絶縁膜パターン11a上の絶縁膜13を除去する際に、側壁絶縁膜12aの側壁12c上だけでなく、側壁12c側に隣り合う壁絶縁膜12aの間の半導体基板1上にも、絶縁膜13を残す。残存した絶縁膜13は、図7の導体膜4のエッチングにより形成された導体膜4の側面上も覆っている。例えば、絶縁膜パターン11aの上面が露出するまで絶縁膜13をCMP処理することにより、絶縁膜パターン11a上の絶縁膜13を除去するとともに、側壁絶縁膜12aの側壁12c上と、側壁12c側に隣り合う側壁絶縁膜12a間の半導体基板1上とに、絶縁膜13を残存させることができる。なお、絶縁膜13をCMP処理すると、側壁絶縁膜12aの上部の絶縁膜13も除去され得る。
次に、図10に示されるように、絶縁膜パターン11aおよび側壁絶縁膜12aをイオン注入阻止マスクとして用いて、半導体基板1にn型の不純物(例えばリン(P)またはヒ素(As))をイオン注入することにより、ソース用のn型半導体領域(ソース領域、第1半導体領域)14を形成する。ソース用のn型半導体領域14は、絶縁膜パターン11aを介さずに隣り合う側壁絶縁膜12aの間(すなわち側壁12c側に隣り合う側壁絶縁膜12aの間)の半導体基板1(p型ウエル2)中に形成される。なお、上記のように、側壁12c側に隣り合う側壁絶縁膜12a間に絶縁膜13が残存しており、この状態でn型半導体14を形成するので、n型半導体領域14上に絶縁膜13が残存している状態となる。このn型半導体領域14形成工程は、側壁絶縁膜12aをイオン注入阻止マスクとして用いるので、側壁絶縁膜12a形成工程よりも後に行う。
次に、図11に示されるように、エッチングにより絶縁膜パターン11aを除去する。側壁絶縁膜12aおよび絶縁膜13を絶縁膜パターン11aとは異なる材料により形成しておき、絶縁膜パターン11aをエッチングする際に、側壁絶縁膜12aおよび絶縁膜13のエッチング速度が絶縁膜パターン11aのエッチング速度よりも遅くなるようなエッチング条件を用いることにより、絶縁膜パターン11aを除去するとともに、側壁絶縁膜12aおよび絶縁膜13を残存させることができる。例えば、絶縁膜パターン11aを窒化シリコン膜により形成し、側壁絶縁膜12aおよび絶縁膜13を酸化シリコン膜により形成しておけばよい。
次に、図12に示されるように、絶縁膜パターン11aを除去したことによって露出した導体膜4(絶縁膜パターン11aの下に位置していた導体膜4)を、エッチングなどにより除去する。この際、側壁絶縁膜12aがエッチングマスクとして機能するので、側壁絶縁膜12aの下に位置する導体膜4は、エッチングされずに残存する。すなわち、絶縁膜パターン11aを除去したことにより露出された導体膜4を除去し、側壁絶縁膜12aの下に導体膜4を残す。側壁絶縁膜12aの下に残された導体膜4は、浮遊ゲート電極FGとなる。浮遊ゲート電極FGは、不揮発性メモリの電荷蓄積部として機能する。
この導体膜4のエッチング工程では、導体膜4を構成するシリコン膜がエッチングされ易い条件でエッチングを行うので、もしn型半導体領域14上に絶縁膜13が無ければ、シリコンにより構成されるn型半導体領域14もエッチングされてしまう。しかしながら、本実施の形態では、上記のように、n型半導体領域14上に絶縁膜13が残存している状態で導体膜4をエッチングするので、絶縁膜13がエッチングマスクとして機能することにより、絶縁膜13の下の半導体基板領域(ここではn型半導体領域14)がエッチングされるのを防止することができる。このように、絶縁膜パターン11aを除去したことによって露出した導体膜4のエッチング工程で、絶縁膜13は半導体基板1(n型半導体領域14)のエッチング防止膜として機能することができる。
次に、洗浄処理(前洗浄)を行う。この洗浄処理には、例えばフッ酸を含有する洗浄液などを用いることができる。これにより、図13に示されるように、絶縁膜パターン11aおよびその下の導体膜4を除去したことにより露出された領域(絶縁膜パターン11aを形成していた領域)において、絶縁膜3などの絶縁膜(酸化シリコン膜)が除去されて半導体基板1(p型ウエル)の表面が清浄化され露出される。洗浄処理を行っても、側壁絶縁膜12aがエッチングマスクとして機能するので、側壁絶縁膜12aの下の導体膜4および絶縁膜3は残存する。また、絶縁膜13を絶縁膜3よりも厚く形成しておけば、この洗浄処理の際にも、絶縁膜13を残存させることができる。このような導体膜4のエッチング工程および洗浄処理を行うことにより、側壁絶縁膜12aの下に導体膜4と絶縁膜3とが残されて、下から順に絶縁膜3、導体膜4(浮遊ゲート電極FG)および側壁絶縁膜12aからなる積層体15が半導体基板1上に形成され、絶縁膜パターン11aを形成していた領域における導体膜4および絶縁膜3が除去される。積層体15は、半導体基板1の主面上に、図13の紙面に垂直な方向に延在している。
次に、半導体基板1の主面全面上に、酸化シリコン膜などからなる絶縁膜(第4絶縁膜)16を形成(堆積)する。これにより、絶縁膜11およびその下の導体膜4を除去したことにより露出された領域において、半導体基板1(p型ウエル2)上に清浄な絶縁膜16が形成される。また、絶縁膜16は、半導体基板1上に、絶縁膜3、導体膜4および側壁絶縁膜12aからなる積層体15と絶縁膜13とを覆うように形成される。
次に、図14に示されるように、半導体基板1の主面上に、フォトレジストパターン(レジストパターン、マスクパターン、エッチングマスクパターン)RP2を形成する。このフォトレジストパターンRP2は、n型半導体領域14の上部に開口部RP2aを有している。それから、フォトレジストパターンRP2をエッチングマスクとして用いて、n型半導体領域14の上部の絶縁膜(絶縁膜16や絶縁膜13)をエッチングして除去することにより、側壁15c側に隣り合う積層体15の間(すなわち側壁12c側に隣り合う側壁絶縁膜12aの間)に半導体基板1の表面、すなわちn型半導体領域14の表面(上面)を露出させる。この際、異方性エッチングを行うことで、n型半導体領域14の上部の絶縁膜13,16を除去するが、積層体15の側壁15c(側壁絶縁膜12aの側壁12c)上に絶縁膜13を残存させる。これにより、この工程で露出された半導体基板(のn型半導体領域14)に、後で形成されるソース線SLを電気的に接続できるようにするとともに、導体膜4(浮遊ゲート電極FG)の側面上に絶縁膜13を残して、後で形成されるソース線SLと導体膜4(浮遊ゲート電極FG)との間を絶縁膜13で絶縁(分離)することができる。また、積層体15の側壁15c(側壁絶縁膜12aの側壁12c)上に絶縁膜13を残存させれば、絶縁膜13上の絶縁膜16は除去されてもよい。その後、アッシングなどにより、フォトレジストパターンRP2を除去する。
次に、図15に示されるように、半導体基板1の主面全面上(すなわち絶縁膜16上)に、積層体15および絶縁膜13を覆うように、多結晶シリコン膜などからなる導体膜(第2導体膜、導体層)17を形成(堆積)する。この際、隣り合う積層体15の間のn型半導体領域14上の領域を埋め込むように導体膜17を形成する。この導体膜17は、多結晶シリコン(ドープトポリシリコン)のようなシリコン膜で形成されており、ワード線WLおよびソース線SLを形成するための導体膜(シリコン膜)である。
次に、図16に示されるように、導体膜17を異方性エッチングによりエッチバック(エッチング)する。これにより、積層体15の側壁15b上に、サイドウォール(サイドウォールスペーサ、側壁絶縁膜)状に導体膜17を残してワード線(ワードライン、ワード線用導体膜、側壁導体膜)WLとし、かつn型半導体領域14を間にして隣り合う積層体15間に導体膜17を残してソース線(ソースライン、ソース線用導体膜)SLとするとともに、導体膜17の他の部分(他の領域の導体膜17)を除去する。
このように、本実施の形態では、上記導体膜17のエッチバック工程で側壁15c(12c)側に隣り合う積層体15(側壁絶縁膜12a)の間に残された導体膜17がソース線SLとなり、上記導体膜17のエッチバック工程で積層体15(側壁絶縁膜12a)の側壁15b(12b)上に残された導体膜17がワード線WLとなり、ソース線SLとワード線WLとを同じ導体膜17(シリコン膜)により形成する。このため、浮遊ゲート電極FG(導体膜4)を含む積層体15の両側にソース線SLとワード線WLとが同じ導体膜17を用いて形成される。形成されたワード線WLは、半導体基板1の主面上に、積層体15の側壁15bに沿って、図16の紙面に垂直な方向に延在し、ソース線SLは、半導体基板1の主面上に、側壁15c側に隣り合う積層体15間を埋めるように、図16の紙面に垂直な方向に延在している。
なお、積層体15の両側の側壁15b,15cのうち、ワード線WLが形成される側の側壁(第1側壁)15bは、その積層体15を構成する側壁絶縁膜12aの上記側壁12b(第1側壁)に対応する側壁であり、絶縁膜11aを除去する前に絶縁膜パターン11aに接していた側の側壁である。導体膜17の上記エッチバック工程では、積層体15の側壁15b上に、すなわち側壁絶縁膜12aの側壁12b上に、絶縁膜16を介して導体膜17が残されてワード線WLとなる。ワード線WLと積層体15(の側壁15b)の間、およびワード線WLと半導体基板1(p型ウエル2)の間には、絶縁膜16が介在している。
また、積層体15の側壁15bとは反対側の側壁(第2側壁)15cは、その積層体15を構成する側壁絶縁膜12aの上記側壁12c(第2側壁)に対応する側壁である。導体膜17の上記エッチバック工程では、側壁15c側に隣り合う積層体15の間に、すなわち側壁12c側に隣り合う側壁絶縁膜12aの間に導体膜17が残されてソース線SLとなる。また、上記のように絶縁膜パターン11aのギャップを介して対向する側壁11b上に側壁絶縁膜12aが形成されたが、絶縁膜パターン11aのギャップに形成されて側壁12c側で隣り合う側壁絶縁膜12aの間に、導体膜17がソース線SLとして残されることになる。なお、積層体15の側壁12c上に絶縁膜13が形成されている状態で導体膜17を堆積したので、導体膜17のエッチバックにより形成されたソース線SLと積層体15の側壁15cとの間には、絶縁膜13が介在している。形成されたソース線SLは、その底部でn型半導体領域14(半導体基板1の上記図14の工程で露出された部分)に接して電気的に接続される。
次に、図17に示されるように、イオン注入法などを用いて、ドレイン用のn型半導体領域(ドレイン領域)18を形成する。ドレイン用のn型半導体領域18は、ワード線WLの隣の領域(積層体15とは反対側)の半導体基板1(p型ウエル2)中に形成される。それから、積層体15、ソース線SLおよびワード線WLで覆われていない領域の絶縁膜16を、必要に応じてエッチングなどにより除去する。
その後、半導体基板1の主面上に層間絶縁膜や配線層が形成されるが、ここではその図示や説明は省略する。なお、ソース線SLは、プラグ(図示せず)を介してソース線用の配線(図示せず)に電気的に接続され、ワード線WLは、プラグ(図示せず)を介してワード線用の配線(図示せず)に電気的に接続され、ドレイン用のn型半導体領域18は、プラグ(図示せず)を介してビット線用の配線(図示せず)に電気的に接続される。
次に、上記のようにして製造された本実施の形態の半導体装置についてその構造をより詳細に説明する。図18は、本実施の形態の半導体装置の要部断面図である。また、図19は、本実施の形態の半導体装置の要部回路図である。図18の要部断面図には、ソース線SLを共有する2つのメモリセルが示されており、これは図19の回路図の点線で囲まれた領域20にほぼ相当する部分である。なお、図19において、符号WL1,WL2,WL3,WL4はワード線(断面図ではワード線WLに対応)、SL1,SL2はソース線(断面図ではソース線SLに対応)、BL1,BL2はビット線(断面図では図示省略)である。
本実施の形態の半導体装置は、図18に示されるように、半導体基板1上に、下から順に絶縁膜3、導体膜4(浮遊ゲート電極FG)および側壁絶縁膜12aからなる積層体15が配置されている。この積層体15は、半導体基板1内に形成されたn型半導体領域(ソース領域)14を間に介して対称(線対称、面対称)に配置されており、n型半導体領域14を間に配置して隣り合う積層体15の間(のギャップ内)には、ソース線SLが埋め込まれており、ソース線SLは、その底部で半導体基板1のn型半導体領域14に接して電気的に接続されている。また、積層体15のソース線SL側の側壁15c上には、絶縁膜13が、サイドウォール(側壁絶縁膜、サイドウォールスペーサ)状に形成されており、更にその上に絶縁膜16が形成されていてもよい。このため、積層体15とソース線SLとの間には絶縁膜13が介在しており、この絶縁膜13により、積層体15の導体膜4(浮遊ゲート電極FG)とソース線SLとが絶縁されている。
積層体15の導体膜4は、浮遊ゲート電極(フローティングゲート、フローティングゲート電極)FGとして機能し、不揮発性メモリの(メモリセルの)電荷蓄積部(電荷蓄積層)として機能することができる。また、導体膜4(浮遊ゲート電極FG)の下の絶縁膜3(すなわち積層体15の絶縁膜3)は、トンネル絶縁膜(トンネル酸化膜、フローティングゲート絶縁膜)として機能することができる。
積層体15に隣接してサイドウォール(サイドウォールスペーサ)状の導体膜(側壁導体膜)によりワード線WLが形成されている。ワード線WLは、半導体基板1の主面上に、絶縁膜16を介して形成され、ワード線WLと積層体15との間にも絶縁膜16が介在している。すなわち、積層体15の側壁(絶縁膜13やソース線SLが形成された側の側壁15cとは反対側の側壁)15b上に絶縁膜16を介してワード線WLが形成されている。
図18および図19からもわかるように、ワード線WLは、半導体基板1の主面上を、図18の紙面に垂直な方向に延在しており、不揮発性メモリのメモリセルの制御用トランジスタのゲート電極(制御ゲート電極、コントロールゲート電極)としての機能と、ワード線WLの延在方向の各メモリセルのゲート電極同士を連結(接続)する機能とを有している。ワード線WLの下部(すなわち半導体基板1の主面とワード線WLとの間)に位置する絶縁膜16は、ワード線WLをゲート電極とする制御用トランジスタのゲート絶縁膜として機能することができる。また、ワード線WLと浮遊ゲート電極FG(導体膜4)との間に介在する絶縁膜16は、ワード線WLと浮遊ゲート電極FG(導体膜4)との間のトンネル絶縁膜として機能することができる。
積層体15の導体膜4、すなわち浮遊ゲート電極FGは、絶縁膜16を介してワード線WLに対向する側の側面の上部の角部4a(すなわち浮遊ゲート電極FGの上面のワード線WL側端部または角部)に先鋭な形状(尖った形状または尖った部位)を有している。このため、浮遊ゲート電極FG(導体膜4)に蓄積されていた電荷を、データ消去時に、先鋭な角部(チップ部分)4aからワード線WLに電界拡張FNトンネルによって容易に放出させることができる。なお、データの書き込み(プログラミング)は、ソース線SLに高電圧を印加し、ソース領域に高電界を形成する。浮遊ゲート電極FG(導体膜4)のポテンシャルをカップリングによって高くすることで、高速書き込みが可能となる。
次に、上記図18を参照して、本実施の形態の半導体装置におけるフラッシュメモリの書き込み、読み出しおよび消去の動作について説明する。
まず、データの書き込み(プログラミング)動作を説明する。ソース線SLを通じてソース領域(n型半導体領域14)に高電圧(例えば6V程度)を印加する。同時に、それよりも低い電圧(例えば0.6V程度)を、ビット線(図示しない配線により形成)を通じてドレイン領域(n型半導体領域18)に印加する。ドレイン領域(n型半導体領域18)で発生した電子は、ワード線WLに印加された電圧(例えば1.5V程度)により弱く反転されたチャネル領域を通じてソース領域(n型半導体領域14)に移動する。このソース領域(n型半導体領域14)に向けて移動する電子は、ソース線SLに印加された高電圧によりカップリングされた浮遊ゲート電極FG(導体膜4)とドレイン領域(n型半導体領域18)との間の電位差により励起されて、浮遊ゲート電極FG(導体膜4)に注入される。このように、データの書き込みは、ソースサイドホットキャリアインジェクションにより行われる。
次に、データの消去動作を説明する。ワード線WLに高電圧(例えば11V程度)を印加する。同時に、それよりも低い電圧(例えば0V程度)を、ソース線SLおよびビット線を通じてソース領域(n型半導体領域14)およびドレイン領域(n型半導体領域18)に印加する。浮遊ゲート電極FG(導体膜4)に蓄積されていた電子は、浮遊ゲート電極FG(導体膜4)の尖った角部4aから、その角部4aに隣接した絶縁膜16を通じてトンネリングされて、ワード線WLに放出される。このように消去は電界拡張FNトンネルにより行われる。
次に、データの読み出し動作を説明する。ソース線SLを通じてソース領域(n型半導体領域14)に電圧(例えば0V程度)を印加する。同時に、ビット線を通じてそれよりも高い電圧(例えば1.5V程度)をドレイン領域(n型半導体領域18)に印加する。さらに、ワード線WLにも電圧(例えば2.5V程度)を印加する。浮遊ゲート電極FG(導体膜4)に電荷(ここでは電子)が蓄積されているかどうかで、チャネル領域のオン・オフのしきい値電圧が変わるので、ソース領域(n型半導体領域14)とドレイン領域(n型半導体領域18)との間に流れる電流の状況により、浮遊ゲート電極FG(導体膜4)に電荷(ここでは電子)が蓄積されているかどうか(すなわちメモリセルのデータ)を読み出す(判別する)ことができる。
次に、本実施の形態の効果について、より詳細に説明する。
本実施の形態の半導体装置は、セルフアラインで浮遊ゲート電極FG、ソース線SLおよびワード線WLを形成でき、不揮発性メモリのメモリセルの高密度化を実現することができ、また、浮遊ゲート電極FGの角部4aを尖らすことで、電界を集中させ、消去電圧を低くすることができ、高性能の不揮発性メモリを実現することができる。このメモリセルの形成過程において、複数のシリコン膜部分(多結晶シリコン膜部分)が必要となる。すなわち、浮遊ゲート電極FG用のシリコン膜部分、ソース線SL用のシリコン膜部分、およびワード線WL用のシリコン膜部分が必要である。
このシリコン膜(多結晶シリコン膜)の堆積工程は、異物の混入を生じ易い。半導体ウエハにおいて、異物が混入すると、その異物が混入したチップ領域は不良品として除去するので、半導体装置の製造歩留まりが低下してしまう。また、シリコン膜(多結晶シリコン膜)の堆積後にそのシリコン膜をエッチングした際に、エッチング残りが生じると、そのエッチング残りがショート不良を発生させて半導体装置の製造歩留まりを低下させる可能性がある。このため、シリコン膜(多結晶シリコン膜)の堆積工程数が多くなるほど、工程毎に不良率が積算されてゆき、半導体装置の製造歩留まりが低下してしまう。このため、シリコン膜(多結晶シリコン膜)の堆積工程数は少ない方が好ましい。
そこで、本実施の形態では、同じ導体膜17を用いて、ソース線SLとワード線WLとを形成する。すなわち、ソース線SL用のシリコン膜(多結晶シリコン膜)とワード線WL用のシリコン膜(多結晶シリコン膜)とに、同じシリコン膜(ここでは導体膜17)を用いる。これにより、不揮発性メモリのメモリセルを形成するための導体膜(シリコン膜)の堆積工程数を少なく(ここでは導体膜4の堆積と導体膜17の堆積の2工程に)することができる。従って、半導体装置の製造歩留まりを向上することができる。
但し、同じ導体膜17(シリコン膜)を用いて、ソース線SLとワード線WLとを形成した場合、それに伴う不具合が発生する可能性がある。例えば、本実施の形態とは異なり、ソース線とワード線とを別々の導体膜で形成する場合、ソース線を形成した後に、絶縁膜パターン11aとその下の導体膜4を除去してからワード線を形成すればよいので、絶縁膜パターン11aの下に位置していた導体膜4をエッチングする際に、n型半導体領域14上にはソース線が既に配置されており、ソース線に覆われたn型半導体領域14がエッチングされてしまうことはない。しかしながら、本実施の形態のように同じ導体膜17を用いてソース線SLとワード線WLとを形成する場合、絶縁膜パターン11aを除去し、更に絶縁膜パターン11aの下に位置していた導体膜4をエッチングする際には、n型半導体領域14上にはソース線SLは、まだ配置されていない状態となる。このため、絶縁膜11の下に位置していた導体膜4をエッチングする際に、導体膜4と同じくシリコンで構成されたn型半導体領域14がエッチングされる可能性があり、n型半導体領域14がエッチングされてしまうと、不揮発性メモリの性能や信頼性を低下させる可能性がある。
それに対して、本実施の形態では、上記のように、n型半導体領域14上に絶縁膜13が残存した状態で、絶縁膜パターン11aおよびその下の導体膜4をエッチングする。このため、絶縁膜13がエッチングマスクとして機能することにより、絶縁膜13の下の半導体基板領域(n型半導体領域14)がエッチングされるのを防止することができる。これにより、半導体基板領域(n型半導体領域14)の不要なエッチングを防止できるので、不揮発性メモリの性能や信頼性を向上させることができる。
また、メモリセルにおいては、積層体15の導体膜4は、浮遊ゲート電極FGとして機能するので、周囲を絶縁膜(絶縁体)で覆われている必要があり、ここでは浮遊ゲート電極FG(導体膜4)は、上下の側壁絶縁膜12aおよび絶縁膜3と、両側面側の絶縁膜16および絶縁膜13とで囲まれた状態となっている。このため、絶縁膜13は、積層体15の側壁15c上に残す必要がある。更に、本実施の形態では、上記のように半導体基板領域(n型半導体領域14)のエッチング防止のために、n型半導体領域14上に絶縁膜13を一時的に残しておく必要がある。
従って、本実施の形態では、上記図8のように半導体基板1の主面全面上に絶縁膜13を形成(堆積)した後、上記図9のように絶縁膜パターン11aの上部の絶縁膜13を除去するが、この際、側壁絶縁膜12a(積層体15)の側壁12c上と、隣り合う側壁絶縁膜12aの間の半導体基板1上(すなわちn型半導体領域14形成予定領域上)とに、絶縁膜13を残存させる。これは、絶縁膜13のCMP処理などにより実現することができる。絶縁膜11の上面が露出するまで絶縁膜13をCMP処理することにより、絶縁膜パターン11a上の絶縁膜13を除去するとともに、側壁絶縁膜12aの側壁12c上と、隣り合う側壁絶縁膜12a間(すなわちn型半導体領域14形成予定領域上)とに、絶縁膜13を残存させることができる。これにより、浮遊ゲート電極FGとソース線SLとの間を絶縁膜13で絶縁できるようにするとともに、半導体基板領域(n型半導体領域14)の不要なエッチングを防止でき、不揮発性メモリの性能や信頼性を向上させることができる。
(実施の形態2)
図20〜図26は、本発明の他の実施の形態である半導体装置(フラッシュメモリ)の製造工程中の要部断面図である。図20〜図26には、上記実施の形態1と同様の不揮発性メモリのメモリセルが形成される領域であるメモリセル領域MCRに加えて、メモリセル以外のMISFET(Metal Insulator Semiconductor Field Effect Transistor)が形成される領域である周辺回路領域PCRも示されている。メモリセル領域MCRと周辺回路領域PCRは、同一の半導体基板1に設けられている。周辺回路領域PCRには、例えば周辺回路または論理回路などを形成することができる。図20〜図26では図示しないけれども、メモリセル領域MCRと周辺回路領域PCRとは、上記素子分離領域8により電気的に分離されている。
本実施の形態の半導体装置の製造工程は、上記図13の工程(絶縁膜16の形成工程)までは、上記実施の形態1の製造工程と同様であるので、ここではその説明を省略する。上記実施の形態1の上記図1〜図13と同様の工程を行うことで、上記図13に対応する図20の構造を得ることができる。なお、この段階では、周辺回路領域PCRにおいては、半導体基板1にp型ウエル2が形成され、そのp型ウエル2(半導体基板1)上に絶縁膜16が形成(堆積)された状態となっている。
次に、図21に示されるように、メモリセル領域MCRを覆いかつ周辺回路領域PCRを露出するようなフォトレジストパターン(レジストパターン、マスクパターン、エッチングマスクパターン)RP3を形成する。それから、このフォトレジストパターンRP3をエッチングマスクとして用いて、周辺回路領域PCRの絶縁膜16をエッチングして除去する。この際、メモリセル領域MCRの絶縁膜16は、フォトレジストパターンRP3で覆われているので、エッチングされずに残存する。その後、アッシングなどによりフォトレジストパターンRP3を除去する。
次に、必要に応じて洗浄処理を行ってから、図22に示されるように、周辺回路領域PCRの半導体基板1(p型ウエル2)上に、周辺回路領域PCRに形成すべきMISFETのゲート絶縁膜用の絶縁膜(ゲート絶縁膜)21を形成する。絶縁膜21は、例えば酸化シリコン膜などからなり、例えば熱酸化法などにより形成することができる。この際、メモリセル領域MCRの絶縁膜16の厚みも厚くなる可能性があるので、その膜厚増加分も考慮して、絶縁膜16の初期厚み(堆積膜厚)を調整しておけばよい。このため、絶縁膜21を形成した段階で、絶縁膜21の膜厚は、絶縁膜16の膜厚よりも薄くなる。
このように、周辺回路領域PCRの絶縁膜16を除去してから改めて絶縁膜21を形成することにより、メモリセル領域MCRの絶縁膜16よりも薄い絶縁膜21をゲート絶縁膜として用いたMISFETを、周辺回路領域PCRに形成できるようになる。
次に、上記実施の形態1の図14の工程と同様の工程を行う。すなわち、まず、図23に示されるように、半導体基板1の主面上に、上記実施の形態1と同様のフォトレジストパターン(レジストパターン)RP2を形成する。このフォトレジストパターンRP2は、メモリセル領域MCRは上記実施の形態1と同様であり、メモリセル領域MCRにおいてn型半導体領域14の上部などに開口部RP2aを有しており、周辺回路領域PCRは、全体がフォトレジストパターンRP2で覆われている。それから、フォトレジストパターンRP2をエッチングマスクとして用いて、n型半導体領域14の上部の絶縁膜(絶縁膜16や絶縁膜13)をエッチングして除去することにより、メモリセル領域MCRにおいて、n型半導体領域14の表面(上面)を露出させる。このように、メモリセル領域MCRに対して行われる処理は上記実施の形態1の図14と同様であるが、この際、周辺回路領域PCRはフォトレジストパターンRP2で覆われているので、周辺回路領域PCRの絶縁膜21はエッチングされずに残存する。その後、アッシングなどにより、フォトレジストパターンRP2を除去する。
次に、上記実施の形態1の図14の工程と同様の工程を行う。すなわち、図24に示されるように、半導体基板1の主面全面上に、上記実施の形態1と同様の導体膜17を形成(堆積)する。導体膜17は、メモリセル領域MCRでは、絶縁膜16上に、積層体15および絶縁膜13を覆うように形成され、周辺回路領域PCRでは、絶縁膜21上に形成される。
次に、図24に示されるように、周辺回路領域PCRの導体膜17上に、フォトレジストパターン(レジストパターン、マスクパターン、エッチングマスクパターン)RP4を形成する。このフォトレジストパターンRP4は、周辺回路領域PCRに形成すべきMISFETのゲート電極形成予定領域(すなわち周辺回路領域PCRの後述するゲート電極GDを形成すべき領域)の導体膜17上に設けられる。
次に、上記実施の形態1の図16の工程と同様の工程を行う。すなわち、図25に示されるように、導体膜17を異方性エッチングによりエッチング(エッチバック)する。この際、フォトレジストパターンRP4(第1マスクパターン)はエッチングマスクとして機能する。これにより、メモリセル領域MCRでは、上記実施の形態1と同様に、積層体15の側壁15b上に導体膜17を残してワード線WLとし、かつn型半導体領域14を間にして隣り合う積層体15間に導体膜17を残してソース線SLとし、更に本実施の形態では、周辺回路領域PCRにおいてフォトレジストパターンRP4の下に導体膜17を残してゲート電極GDとし、導体膜17の他の部分(他の領域の導体膜17)を除去する。その後、図26に示されるように、アッシングなどによりフォトレジストパターンRP4を除去する。
ゲート電極GDは、不揮発性メモリが形成される領域(ここではメモリセル領域MCR)以外の領域(ここでは周辺回路領域PCR)に形成されるMISFET(第1MISFET)のゲート電極であり、ゲート電極GDの下の絶縁膜21がそのMISFETのゲート絶縁膜となる。ゲート電極GDの下の絶縁膜21の膜厚は、ワード線WLの下の絶縁膜16の膜厚よりも薄くなる。
その後、周辺回路領域PCRにおけるゲート電極GDの側壁上の側壁絶縁膜、およびゲート電極GDをゲート電極とするMISFETのソース・ドレイン用のn型半導体領域や、メモリセル領域MCRにおける上記n型半導体領域18などが形成されるが、ここではその図示および説明は省略する。
このように、本実施の形態では、導体膜17は、多結晶シリコン(ドープトポリシリコン)のようなシリコン膜で形成されており、ワード線WL、ソース線SLおよびゲート電極GDを形成するための導体膜(シリコン膜)である。
本実施の形態でメモリセル領域MCRに対して行われる処理は、上記実施の形態1と同様であるが、導体膜17の堆積後でかつ導体膜17のエッチング前に、周辺回路領域PCRのゲート電極GDを形成すべき領域の導体膜17上にフォトレジストパターンRP4(第1マスクパターン)を形成しておく。そして、導体膜17をエッチングすることにより、側壁15c(12c)側に隣り合う積層体15(側壁絶縁膜12a)の間に導体膜17をソース線SLとして残し、積層体15(側壁絶縁膜12a)の側壁15b(12b)上に導体膜17をワード線WLとして残し、フォトレジストパターンRP4(第1マスクパターン)の下に導体膜17をゲート電極GDとして残し、他の領域の導体膜17を除去する。これにより、メモリセル領域MCRのソース線SLおよびワード線WLと周辺回路領域PCRのゲート電極GDとを、同じ導体膜17を用いて同工程で形成することができる。
本実施の形態では、同じ導体膜17(多結晶シリコン膜)を用いて、ソース線SLとワード線WLとゲート電極GDとを形成することにより、不揮発性メモリのメモリセルとそれ以外のMISFET(周辺回路領域PCRのMISFET)を形成するための導体膜(多結晶シリコン膜)の堆積工程数を少なく(ここでは導体膜4の堆積と導体膜17の堆積の2工程に)することができる。また、上記実施の形態1で必要な導体膜4および導体膜17に導体膜(シリコン膜)を追加することなく、周辺回路領域PCRのMISFET(のゲート電極GD)を形成することができる。従って、導体膜(シリコン膜)の堆積工程数が多いことに起因した製造歩留まりの低下を防止して、半導体装置の製造歩留まりを更に向上することができる。
また、本実施の形態でメモリセル領域MCRに対して行われる処理は、上記実施の形態1と同様であるが、絶縁膜16の形成後でかつ導体膜16の堆積前に、ゲート電極GDをゲート電極とするMISFETの形成予定領域(ここでは周辺回路領域PCR)の絶縁膜16を除去する。それから、そのMISFETの形成予定領域(ここでは周辺回路領域PCR)の半導体基板1(p型ウエル2)上に、そのMISFETのゲート絶縁膜用の絶縁膜21を形成する。これにより、ワード線WLの下、およびワード線WLと浮遊ゲート電極FGとの間に残された絶縁膜16よりも薄い絶縁膜21をゲート絶縁膜としたMISFETを、周辺回路領域PCRに形成することができる。このため、メモリセル領域MCRに形成される不揮発性メモリの絶縁膜16(ゲート絶縁膜およびトンネル絶縁膜)と、周辺回路領域PCRに形成されるMISFETのゲート絶縁膜(絶縁膜21)とを、それぞれに最適な膜厚にすることができる。従って、メモリセル領域MCRに形成する不揮発性メモリ(のメモリセル)の性能および信頼性の向上と、周辺回路領域PCRに形成する半導体素子(MISFET)の性能および信頼性の向上を、両立することができる。
以上、本発明者によってなされた発明をその実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。
本発明は、不揮発性メモリを有する半導体装置の製造方法に適用して有効である。
本発明の一実施の形態である半導体装置の製造工程中の要部断面図である。 図1に続く半導体装置の製造工程中の要部断面図である。 図2に続く半導体装置の製造工程中の要部断面図である。 図3に続く半導体装置の製造工程中の要部断面図である。 図4に続く半導体装置の製造工程中の要部断面図である。 図5に続く半導体装置の製造工程中の要部断面図である。 図6に続く半導体装置の製造工程中の要部断面図である。 図7に続く半導体装置の製造工程中の要部断面図である。 図8に続く半導体装置の製造工程中の要部断面図である。 図9に続く半導体装置の製造工程中の要部断面図である。 図10に続く半導体装置の製造工程中の要部断面図である。 図11に続く半導体装置の製造工程中の要部断面図である。 図12に続く半導体装置の製造工程中の要部断面図である。 図13に続く半導体装置の製造工程中の要部断面図である。 図14に続く半導体装置の製造工程中の要部断面図である。 図15に続く半導体装置の製造工程中の要部断面図である。 図16に続く半導体装置の製造工程中の要部断面図である。 本発明の一実施の形態の半導体装置の要部断面図である。 本発明の一実施の形態の半導体装置の要部回路図である。 本発明の他の実施の形態である半導体装置の製造工程中の要部断面図である。 図20に続く半導体装置の製造工程中の要部断面図である。 図21に続く半導体装置の製造工程中の要部断面図である。 図22に続く半導体装置の製造工程中の要部断面図である。 図23に続く半導体装置の製造工程中の要部断面図である。 図24に続く半導体装置の製造工程中の要部断面図である。 図25に続く半導体装置の製造工程中の要部断面図である。
符号の説明
1 半導体基板
2 p型ウエル
3 絶縁膜
4 導体膜
5 絶縁膜
6 溝
7 絶縁膜
8 素子分離領域
11 絶縁膜
11a 絶縁膜パターン
11b 側壁
12 絶縁膜
12a 側壁絶縁膜
12b,12c 側壁
13 絶縁膜
14 n型半導体領域
15 積層体
15b,15c 側壁
16 絶縁膜
17 導体膜
18 n型半導体領域
21 絶縁膜
BL1,BL2 ビット線
GD ゲート電極
ISR 領域
FG 浮遊ゲート電極
MCR メモリセル領域
PCR 周辺回路領域
RP1,RP2,RP3,RP4 フォトレジストパターン
RP2a 開口部
SL,SL1,SL2 ソース線
WL,WL1,WL2,WL3,WL4 ワード線

Claims (19)

  1. (a)第1絶縁膜および前記第1絶縁膜上の第1導体膜が主面上に形成された半導体基板を用意する工程、
    (b)前記第1導体膜上に第2絶縁膜パターンを形成する工程、
    (c)前記第2絶縁膜パターンの側壁上に側壁絶縁膜を形成する工程、
    (d)前記第2絶縁膜パターンおよび前記側壁絶縁膜から露出する領域の前記第1導体膜を除去し、前記第2絶縁膜パターンおよび前記側壁絶縁膜の下に前記第1導体膜を残す工程、
    (e)前記(d)工程後、前記半導体基板の主面上に第3絶縁膜を形成する工程、
    (f)前記第2絶縁膜パターン上の前記第3絶縁膜を除去し、前記側壁絶縁膜の前記第2絶縁膜パターンに接する第1側壁とは反対側の第2側壁上に前記第3絶縁膜を残す工程、
    (g)前記第2絶縁膜パターンを除去する工程、
    (h)前記(g)工程で前記第2絶縁膜パターンを除去したことにより露出された前記第1導体膜を除去し、前記側壁絶縁膜の下に前記第1導体膜を残す工程、
    (i)前記(h)工程後、前記半導体基板の主面上に第4絶縁膜を形成する工程、
    (j)前記(i)工程後、前記半導体基板の主面上に第2導体膜を形成する工程、
    (k)前記(j)工程後、前記第2側壁側に隣り合う前記側壁絶縁膜の間に前記第2導体膜を残し、前記側壁絶縁膜の前記第1側壁上に前記第2導体膜を残し、他の領域の前記第2導体膜を除去する工程、
    を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 請求項1記載の半導体装置の製造方法において、
    前記(h)工程で前記側壁絶縁膜の下に残された前記第1導体膜は、浮遊ゲート電極となることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  3. 請求項2記載の半導体装置の製造方法において、
    前記浮遊ゲート電極は、不揮発性メモリの電荷蓄積部として機能することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  4. 請求項1記載の半導体装置の製造方法において、
    前記(k)工程で前記第2側壁側に隣り合う前記側壁絶縁膜の間に残された前記第2導体膜がソース線となり、前記(k)工程で前記側壁絶縁膜の前記第1側壁上に残された前記第2導体膜がワード線となることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  5. 請求項4記載の半導体装置の製造方法において、
    前記(c)工程では、前記第2絶縁膜パターンのギャップを介して対向する側壁上に前記側壁絶縁膜が形成され、
    前記(c)工程で前記ギャップに形成されて前記第2側壁側で隣り合う前記側壁絶縁膜の間に、前記(k)工程で前記第2導体膜が前記ソース線として残されることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  6. 請求項4記載の半導体装置の製造方法において、
    前記(i)工程後で前記(j)工程前に、
    (i1)前記第2側壁側に隣り合う前記側壁絶縁膜の間に前記半導体基板の表面を露出させる工程、
    を更に有し、
    前記(k)工程で形成された前記ソース線は、前記(i1)工程で露出された前記半導体基板に電気的に接続されることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  7. 請求項6記載の半導体装置の製造方法において、
    前記(c)工程後に、
    (c1)前記第2側壁側に隣り合う前記側壁絶縁膜の間の前記半導体基板中にソース用の第1半導体領域を形成する工程、
    を更に有し、
    前記(k)工程で形成された前記ソース線は、前記第1半導体領域に電気的に接続されることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  8. 請求項4記載の半導体装置の製造方法において、
    前記ワード線はゲート電極として機能し、前記ワード線の下の前記第4絶縁膜はゲート絶縁膜として機能することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  9. 請求項4記載の半導体装置の製造方法において、
    前記(k)工程では、前記側壁絶縁膜の前記第1側壁上に前記第4絶縁膜を介して前記第2導体膜が残されて前記ワード線となることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  10. 請求項1記載の半導体装置の製造方法において、
    前記第1導体膜は、シリコン膜からなることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  11. 請求項1記載の半導体装置の製造方法において、
    前記第2導体膜は、シリコン膜からなることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  12. 請求項1記載の半導体装置の製造方法において、
    前記(f)工程では、前記第2側壁側に隣り合う前記側壁絶縁膜の間の前記半導体基板上にも前記第3絶縁膜を残すことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  13. 請求項12記載の半導体装置の製造方法において、
    前記(h)工程では、前記第3絶縁膜が前記半導体基板のエッチング防止膜として機能することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  14. 請求項1記載の半導体装置の製造方法において、
    前記(b)工程後で、前記(c)工程前に、
    (b1)前記第2絶縁膜パターンから露出する領域の前記第1導体膜の上層部分をエッチングする工程、
    を更に有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  15. 請求項14記載の半導体装置の製造方法において、
    前記(b1)工程では、等方性エッチングが行われることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  16. 請求項1記載の半導体装置の製造方法において、
    前記(j)工程後で、前記(k)工程前に、
    (j1)第1MISFETの第1ゲート電極を形成すべき領域の前記第2導体膜上に第1マスクパターンを形成する工程、
    を更に有し、
    前記(k)工程では、前記第2導体膜をエッチングすることにより、前記第2側壁側に隣り合う前記側壁絶縁膜の間に前記第2導体膜をソース線として残し、前記側壁絶縁膜の前記第1側壁上に前記第2導体膜をワード線として残し、前記第1マスクパターンの下に前記第2導体膜を前記第1ゲート電極として残し、他の領域の前記第2導体膜を除去することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  17. 請求項16記載の半導体装置の製造方法において、
    前記第1MISFETは、不揮発性メモリが形成される領域以外の領域に形成されることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  18. 請求項16記載の半導体装置の製造方法において、
    前記(i)工程後で、前記(j)工程前に、
    (i2)前記第1MISFETの形成予定領域の前記第4絶縁膜を除去する工程、
    (i3)前記(i2)工程後、前記第1MISFETの形成予定領域の前記半導体基板上に前記第1MISFETのゲート絶縁膜用の第5絶縁膜を形成する工程、
    を更に有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  19. 請求項18記載の半導体装置の製造方法において、
    前記第1ゲート電極の下の前記第5絶縁膜の膜厚は、前記ワード線の下の前記第4絶縁膜よりも薄いことを特徴とする半導体装置の製造方法。
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