JP2008185480A - 人体検出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】検出精度の低下を抑制しながらも処理時間の短縮化が図れる人体検出装置を提供することにある。
【解決手段】人体検出装置1は、撮像手段10により得られた撮像画像を元にして人体検出に用いる移動領域を抽出する画像処理手段13を備え、画像処理手段13は、撮像画像の解像度を低下させた低解像度画像を作成する低解像度化手段13aと、前記低解像度画像から輪郭を抽出する輪郭抽出手段13bと、前記輪郭から移動体の輪郭を抽出する移動輪郭抽出手段13cと、前記移動体の輪郭に外接する領域からなる移動領域を抽出する移動領域抽出手段13dとを有し、低解像度化手段13aは、撮像画像を構成する画素群のうち所定の大きさの方形の領域内に含まれる複数の画素の各画素値を前記複数の画素の画素値の平均値に置き換えることによって、人体検出が行える範囲で撮像画像の解像度を低下させるように構成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、人体検出装置、特に画像処理型の人体検出装置に関するものである。
昨今の防犯意識の向上により、訪問者(外来者)の顔を確認できる、または不在時の訪問者の顔を録画できるなどの利便性が評価され、住宅向けドアホンシステムが普及してきている。また、人体を検出して報知することで住宅周辺の警戒を行い、住宅への侵入を未然に防止するための撮像装置(センサカメラ)をドアホンシステムに組み込むことが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
このような撮像装置では、例えば、人体検出装置として画像処理型のものが用いられており、画像処理型の人体検出装置としては、例えば、CCDイメージセンサやCMOSイメージセンサなどの撮像素子を有し所定領域を撮像する撮像手段と、撮像手段で撮像された撮像画像を元にして移動体の輪郭に外接する矩形状の領域からなる移動領域を抽出する画像処理手段と、画像処理手段で抽出された移動領域の大きさが所定の閾値以上であれば当該移動領域を人体によるものと判定する人体判定手段とを備えるものが提案されている。
このような画像処理手段は、例えば、撮像画像から輪郭を抽出する輪郭抽出手段と、輪郭抽出手段で抽出した輪郭から移動体の輪郭を抽出する移動輪郭抽出手段と、移動輪郭抽出手段で抽出した移動体の輪郭を元に移動領域を抽出する移動領域抽出手段とを備えている。
特開2006−333144号公報
ところで、画像処理手段において移動領域を抽出するために必要な処理時間は、撮像画像の画素数に依存する。つまり、撮像画像の画素数が少なければ処理時間が短くなり、逆に画素数が多ければ処理時間が長くなる。
しかし、撮像画像の画素数は、画像処理手段における移動体の検出のし易さにも影響を及ぼす。すなわち、撮像画像の画素数が多ければ、撮像画像から輪郭を抽出し易くなって人体検出の精度が向上し、逆に画素数が少なければ、撮像画像から輪郭を抽出し難くなって人体検出の精度が低下する。
つまり、画像処理手段における処理時間の短縮を図ろうとした際には、人体検出の精度が低下し、人体検出の精度を向上しようとした際には、処理時間の短縮が図れなくなってしまうのである。
本発明は上述の点に鑑みて為されたもので、その目的は、検出精度の低下を抑制しながらも処理時間の短縮化が図れる人体検出装置を提供することにある。
上記の課題を解決するために、請求項1の発明では、所定領域を撮像する撮像手段と、撮像手段で撮像された撮像画像を元にして移動体の輪郭に外接する領域からなる移動領域を抽出する画像処理手段と、移動領域が人体によるものか否かを判定する人体判定手段とを備え、画像処理手段は、撮像画像の解像度を低下させた低解像度画像を作成する低解像度化手段と、低解像度化手段により得られた低解像度画像から輪郭を抽出する輪郭抽出手段と、輪郭抽出手段で抽出した輪郭から移動体の輪郭を抽出する移動輪郭抽出手段と、移動輪郭抽出手段で抽出した移動体の輪郭に外接する領域からなる移動領域を抽出する移動領域抽出手段とを備え、低解像度化手段は、低解像度画像を作成するにあたっては、撮像画像を構成する画素群のうち所定の大きさの方形の領域内に含まれる複数の画素の各画素値を前記複数の画素の画素値の平均値に置き換えることによって、人体検出が行える範囲で解像度を低下させるように構成されていることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、撮像画像の解像度を人体検出が行える範囲で解像度を低下させた低解像度画像を元にして移動領域の抽出を行うから、撮像画像そのものを元にして移動領域の抽出を行う場合に比べて、検出精度の低下を抑制しながらも処理時間の短縮化が図れる。また、低解像度画像を作成するにあたっては、撮像画像を構成する画素群のうち所定の大きさの方形の領域内に含まれる複数の画素の各画素値を前記複数の画素の画素値の平均値に置き換えるので、撮像画像をそのまま用いる場合に比べてS/N比を向上できるから、検出精度の向上が図れる。
請求項2の発明では、請求項1の発明において、低解像度化手段は、前記所定の大きさの方形の領域として、横方向の画素数よりも縦方向の画素数が多い長方形の領域を用いるように構成されていることを特徴とする。
請求項2の発明によれば、人体による移動領域は、横方向の画素数よりも縦方向の画素数が多い長方形の領域として抽出されることが多く、横方向の解像度の低下に比べれば縦方向の解像度の低下が検出精度の低下に与える影響は少ないから、横方向の画素数が同じであれば、縦方向と横方向との画素数が等しい正方形の領域を用いる場合に比べて、検出精度の低下を抑制しながらも処理時間の短縮化が図れる。
本発明は、検出精度の低下を抑制しながらも処理時間の短縮化が図れるという効果を奏する。
(実施形態1)
本実施形態の人体検出装置1は、例えば、図2に示すように、住宅屋内外間で通話を行うためのドアホンシステムに接続される撮像装置Aに用いられている。ここで、上記ドアホンシステムは、例えば、図2に示すように、庭に設置される撮像装置Aと、撮像装置Aで得られた画像をモニタする機能を備えるとともに住宅Dの屋内に設置されるドアホン親機Bと、住宅Dの屋外に設置されるドアホン子器Cとで構成されている。なお、ドアホン親機Bおよびドアホン子器Cは従来周知のものを採用できるから詳細な説明を省略する。
撮像装置Aは、例えば、ドアホン親機Bに接続されるセンサ付きカメラであって、図1に示すように、人体検出装置1と、侵入者などに対する威嚇を行うための報知手段2とを備えている。
人体検出装置1は、画像処理型の人体検出装置であって、図1に示すように、撮像手段10を備えている。
撮像手段10は、所定領域を時系列で連続して撮像する撮像素子10aと、撮像素子10aの動作を制御する制御手段10bとを備えている。撮像素子10aは、例えば、CCDイメージセンサやCMOSイメージセンサなどの固体撮像素子が用いられる。また、撮像素子10aとしては、暗所の撮像を可能とするためには、例えば、赤外線(少なくとも近赤外線)によって電荷の蓄積が可能なものを用いている。制御手段10bは、撮像素子10aの出力(電荷)を所定のタイミング(フレームレート)で取り込む機能(撮像素子10bの出力タイミング制御機能)や、撮像素子10aより取り込んだ出力を元に画像(例えば、YUV信号からなる画像)を作成する機能、撮像素子10aの利得の自動制御機能、画像を濃淡画像などに変換する色制御機能、時系列順に画像を並べてなる動画を作成する機能などを有して、撮像素子10aとともにカメラとしての機能を発揮するように構成されている。なお、撮像素子10aとしてCMOSイメージセンサを用いる場合には、システム・オン・チップ(SoC)技術などを利用することで、撮像素子10aと制御手段10bとを一体に構成したワンチップカメラなどを用いることもできる。また、制御手段10bは、人体検出装置1の全体的な制御を行う信号処理手段11により制御される。
上述したような撮像手段10で撮像された撮像画像は、図1に示すように、信号処理手段11と、撮像画像の信号形式を変換する信号変換手段12と、撮像手段で撮像された画像を元にして移動体の輪郭に外接する領域からなる移動領域を抽出する画像処理手段13とにそれぞれ出力される。
信号変換手段12は、例えば、YUV信号からなる撮像画像を、NTSC(NationalTV Standards Committee)信号からなる画像に変換して、伝送手段14に出力するように構成されている。
画像処理手段13は、撮像画像の解像度を低下させた低解像度画像を作成する低解像度化手段13aと、低解像度化手段13aにより得られた低解像度画像から輪郭を抽出する輪郭抽出手段13bと、輪郭抽出手段13bで抽出した輪郭から移動体の輪郭を抽出する移動輪郭抽出手段13cと、移動輪郭抽出手段13cで抽出した移動体の輪郭を元に移動体に相当する領域(以下、「移動領域」と称する)を抽出する移動領域抽出手段13dとを備えている。
低解像度化手段13aは、低解像度画像を作成するにあたっては、撮像画像を構成する画素群のうち所定の大きさの方形の領域内に含まれる複数の画素の各画素値を前記複数の画素の画素値の平均値に順次置き換えていくことによって、人体検出が行える範囲で解像度を低下させるように構成されている。
このような低解像度化手段13aによる低解像度化の方法について図3(a),(b)を参照して説明する。ここで、図3(a)は、撮像画像の一部分の画像を例示しており、図3(a)に示す画像は、6×6の計36個の画素Pij(但し、i=1〜6の整数、j=1〜6の整数)により構成されているとする。
低解像度化手段13aは、例えば、図3(a)に示すように、前記所定の大きさの方形の領域Fとして、2×2の計4個の画素からなる正方形の領域(図3(a)においてドットで示す部分)を用い、このような領域F内に含まれる4個の画素P11,P12,P21,P22の各画素値を当該4個の画素P11,P12,P21,P22の画素値の平均値に置き換えることによって、図3(b)に示すように、画素値を等しくした画素P11,P12,P21,P22からなる統合画素L11を形成する。例えば、4個の画素P11,P12,P21,P22の各画素値をa11,a12,a21,a22とすれば、4個の画素P11,P12,P21,P22からなる統合画素L11の画素値は、(a11+a12+a21+a22)/4で表される。
低解像度化手段13aは、上記と同様にして、2×2の計4個の画素P13,P14,P23,P24の各画素値を前記4個の画素P13,P14,P23,P24の画素値の平均値に置き換えることによって、画素値を等しくした画素P13,P14,P23,P24からなる統合画素L12を形成し、以後、同様にして統合画素L13,L21、L22、L23,L31,L32,L33を形成していく。なお、このような領域Fは、領域F同士が重なることがない(画素Pijが一の領域Fにのみ属する)ように撮像画像上に設定される。
上述したように低解像度化手段13aによれば、図3(a)に示すような6×6の計36個の画素Pij(但し、i=1〜6の整数、j=1〜6の整数)により構成された画像を元にして、図3(b)に示すような3×3の計9個の統合画素Lst(但し、s=1〜3の整数、t=1〜3の整数)により構成された画像が作成される。したがって、撮像画像を構成する全ての画素について上記の処理を行うことによって、撮像画像の解像度を低下させた低解像度画像が得られる。
ところで、上記の例では、領域Fの一例として、2×2の計4個の画素からなる正方形の領域を示しているが、このような領域Fは、例えば、3×3の計9個の画素からなる正方形の領域であってもよく、要はm×m(但し、mは2以上の整数)の計m個の画素からなる正方形の領域としてもよい。ここで、mの値を大きくすればするほど、低解像度画像の解像度が低下する。このようなmの値は、人体検出が行える範囲で解像度を低下させるように設定され、mの最大値は、人体検出が行える必要最低限まで解像度を低下させた際の値である。ここで、mの最大値は、撮像手段10における画角と、撮像範囲とを考慮して決定することができる。例えば、撮像手段10がVGA規格に対応するものであって、その水平方向における画角が60度、被写体までの距離(撮影距離)を5mとすれば、水平方向における撮像範囲は、5×2×tan30°≒5.8[m]となり、VGA規格の解像度は640×480なので、水平方向では1画素が約0.9cmに相当することになる。ここで、人体の幅はおおよそ20cm程度と考えることができ、人体検出が行える必要最低限の画素を考えれば、人体を幅方向、すなわち水平方向では2画素を用いて表せば人体検出が行えると考えられるので、約10cmに相当する画素の数である11が、mの値の最大値となる。
輪郭抽出手段13bは、低解像度画像を、一般的に知られたSOBELフィルタなどを使用して微分処理(各画素の微分値を算出)して輪郭(エッジ)の抽出を行い、各画像の輪郭画像をRAMなどの記憶装置からなる輪郭画像記憶手段15に一定期間保存するものである。移動輪郭抽出手段13cは、輪郭画像記憶手段15に保存された時系列の輪郭画像を用いて論理合成を行い、移動体の輪郭(以下、「移動輪郭」と称する)のみを抽出した合成画像を作成するものである。移動領域抽出手段13dは、移動輪郭抽出手段13cで作成した合成画像をラベリングして移動体に相当する移動領域を検出するものであり、本実施形態では、移動領域を、移動輪郭に外接する矩形状(四角形)の領域(移動枠)で表わすように構成されている。
以上述べた本実施形態における画像処理装置13によれば、例えば、図4(a)に示すような人体100が写った撮像画像を元にして、低解像度化手段13aにより図4(c)に示すような人体200が写った低解像度画像が作成される。そして、このような低解像度画像を元にして輪郭抽出手段13bにより抽出された輪郭を用いて、移動輪郭抽出手段13cにより図4(d)に示すような人体200の移動輪郭300が抽出され、移動領域抽出手段13dによって、人体200による移動領域400が抽出される。
一方、低解像度化手段13aを用いない場合には、図4(a)に示すような人体100が写った撮像画像を元にして輪郭抽出手段13bにより抽出された輪郭を用いて、移動輪郭抽出手段13cにより図4(b)に示すような人体100の移動輪郭500が抽出され、移動領域抽出手段13dによって、人体100による移動領域600が抽出される。
このように低解像度化手段13aを用いた場合であっても、低解像度手段13aを用いない場合と同様の移動領域400が得られ、移動領域400の抽出を行うにあたっては、撮像画像よりも解像度が低い、すなわち画素数が少ない低解像度画像が用いられるから、処理時間を短縮することができる。なお、本実施形態における画像処理手段13では、従来に比べて、低解像度化手段13aによって撮像画像を低解像度化するための処理時間が必要になるが、低解像度化に必要な処理時間は、輪郭抽出手段13b、移動輪郭抽出手段13c、および移動領域抽出手段13dを経て移動領域を抽出するために必要な処理時間に比べれば非常に短く、撮像画像を低解像度化するための処理時間による影響は無視できる。
画像処理手段13により抽出された移動領域に関する情報は、移動領域が人体によるものか否かを判定する人体判定手段16に伝送される。
人体判定手段16は、例えば、移動領域の大きさが判定閾値以上であれば当該移動領域を人体によるものと判定するように構成されている。また、人体判定手段16は、移動領域を人体によるものと判定した際には、信号処理手段11に人体検出信号を出力するように構成されている。なお、移動領域が人体によるものか否かを判定する方法としては、上記のような移動領域の大きさを用いる方法に限らず、移動領域の形状によって判定するようにしてもよい。例えば、移動領域の形状が、横方向よりも縦方向の方が長い長方形状であれば、人体によるものと判定するようにしてもよい。また、人体判定手段16による判定方法としては、上記の例に限られるものではなく、従来周知の方法を用いてもよい。
信号処理手段11は、CPUなどを用いて構成されるもので、制御手段10b、伝送手段14、および報知手段2それぞれを制御する機能をソフトウェアなどにより実現している。例えば、信号処理手段11は、人体判定手段16から人体検出信号を受け取った際に、伝送手段14に伝送開始信号を出力するとともに、報知手段2に報知開始信号を出力するように構成されている。また、信号処理手段11は、人体検出信号を受け取ってから所定時間が経過した後に、伝送手段14に伝送終了信号を出力するように構成されている。さらに、信号処理手段11は、人体検出信号を受け取ってから所定時間が経過した後に、報知手段2に報知終了信号を出力するように構成されている。なお、伝送終了信号及び報知終了信号を出力するタイミングは、使用者が自由に設定できるようにしてもよい。
伝送手段14は、信号変換手段11から出力されたNTSC信号からなる画像を伝送用の信号に変調してドアホン親機Bへ出力するものであり、信号処理手段11から伝送開始信号を受け取った際に伝送を開始し、伝送終了信号を受け取った際に伝送を終了するように構成されている。なお、伝送手段14からドアホン親機Bへの画像の伝送のタイミングは、撮像手段10において撮像素子10aから電荷を取り出すタイミングと同期させている。
報知手段2は、侵入者に対して威嚇用の報知を行うためのものであって、視覚的な威嚇に用いられるライト2a(図2参照)や、聴覚的な威嚇に用いられるブザーやスピーカなどの電気音響変換器(図示せず)等を備えており、信号処理手段11から報知開始信号を受け取ってから報知終了信号を受け取るまでの間、ライト2aを点灯したり、電気音響変換器から音声を出力したりするように構成されている。
次に撮像装置Aの動作について簡単に説明する。撮像装置Aは、起動している間は常に撮像手段10により所定領域を撮像しており、撮像手段10により得られた撮像画像は、信号処理手段11、信号変換手段12、および画像処理手段13それぞれに出力される。信号変換手段12では、撮像画像の信号形式の変換(本実施形態では、YUV信号からNTSC信号への変換)が行われ、信号形式が変換された撮像画像が、伝送手段14に出力される。画像処理手段13では、上述したように、低解像度化手段13aにより撮像画像から低解像度画像が作成され、この低解像度画像を元にして移動領域の抽出が行われる。
人体判定手段16では、画像処理手段13により抽出された移動領域を用いて上述したような人体判定が行われ、画像処理手段13により抽出された移動領域のなかに人体による移動領域が存在した際には、人体検出信号が信号処理手段11に出力される。
人体検出信号を受け取った信号処理手段11では、報知開始信号が報知手段2に出力されるとともに、伝送開始信号が伝送手段14に出力される。報知開始信号を受け取った報知手段2では、侵入者に対する威嚇用の報知が行われ、この報知は、報知終了信号を受け取るまで継続される。一方、伝送開始信号を受け取った伝送手段14では、信号変換手段12より受け取った画像が伝送用に変調されてドアホン親機Bへ順次伝送される。この伝送は、伝送終了信号を受け取るまで継続される。
以上述べたように本実施形態の人体検出装置1によれば、人体検出が行える範囲で撮像画像の解像度を低下させてなる低解像度画像を元にして移動領域の抽出を行うから、撮像画像そのものを元にして移動領域の抽出を行う場合に比べて、検出精度の低下を抑制しながらも処理時間の短縮化が図れる。特に、低解像度画像を作成するにあたっては、撮像画像の解像度を人体検出が行える必要最低限まで低下させることによって、処理時間のさらなる短縮化が図れて、処理時間を最も短縮できる。
また、低解像度画像を作成するにあたっては、撮像画像を構成する画素群のうち所定の大きさの方形の領域内に含まれる複数の画素の各画素値を前記複数の画素の画素値の平均値に置き換えるので、撮像画像をそのまま用いる場合に比べてS/N比を向上できるから、検出精度の向上が図れる。
(実施形態2)
本実施形態の人体検出装置1は、低解像度化手段13aにおける低解像度化の方法が実施形態1と異なっており、その他の構成は実施形態1と同様であるから説明を省略する。
本実施形態における低解像度化手段13aは、前記所定の大きさの方形の領域Fとして、実施形態1のような横方向と縦方向の画素数が等しい正方形の領域ではなく、図5(a)に示すように、横方向の画素数よりも縦方向の画素数が多い長方形の領域Fを用いるように構成されている。
このような低解像度化手段13aによる低解像度化の方法について図5(a),(b)を参照して説明する。ここで、図5(a)は、撮像画像の一部分の画像を例示しており、図5(a)に示す画像は、6×6の計36個の画素Pij(但し、i=1〜6の整数、j=1〜6の整数)により構成されているとする。
低解像度化手段13aは、例えば、図5(a)に示すように、前記所定の大きさの方形の領域Fとして、3×2の計6個の画素からなる正方形の領域(図5(a)においてドットで示す部分)を用い、このような領域F内に含まれる6個の画素P11,P12,P21,P22,P31,P32の各画素値を当該6個の画素P11,P12,P21,P22,P31,P32の画素値の平均値に置き換えることによって、図5(b)に示すように、画素値を等しくした画素P11,P12,P21,P22,P31,P32からなる統合画素L11を形成する。
低解像度化手段13aは、上記と同様にして、3×2の計6個の画素P13,P14,P23,P24,P33,P34の各画素値を当該6個の画素P13,P14,P23,P24,P33,P34の画素値の平均値に置き換えることによって、画素値を等しくした画素P13,P14,P23,P24,P33,P34からなる統合画素L12を形成し、以後、同様にして統合画素L13,L21、L22、L23を形成していく。
上述したように本実施形態における低解像度化手段13aによれば、図5(a)に示すような6×6の計36個の画素Pij(但し、i=1〜6の整数、j=1〜6の整数)により構成された画像を元にして、図5(b)に示すような2×3の計6個の統合画素Lst(但し、s=1,2、t=1〜3の整数)により構成された画像が作成される。したがって、撮像画像を構成する全ての画素について上記の処理を行うことによって、撮像画像の解像度を低下させた低解像度画像が得られる。
ところで、上記の例では、領域Fの一例として、3×2の計6個の画素からなる長方形の領域を示しているが、このような領域Fは、例えば、4×2の計8個の画素からなる長方形の領域であってもよく、要はn×m(但し、m,nは2以上の整数であって、m<n)の計n*m個の画素からなる長方形の領域としてもよい。ここで、m,nの値を大きくすれば、低解像度画像の解像度が低下する。このようなmの最大値は、実施形態1と同様である。また、nの最大値は、mと同様に、撮像手段10における画角と、撮像範囲とを考慮して決定することができる。すなわち、mの最大値の決定にあたっては、人体の幅を考慮したが、nの最大値の決定にあたっては、人体の身長を考慮し、人体を身長方向、すなわち垂直方向(鉛直方向)では2画素を用いて表すような値を採用すればよい。
ここで、人体による移動領域400(図4(d)参照),600(図4(b)参照)は、横方向の画素数よりも縦方向の画素数が多い長方形の領域として抽出されることが多く、横方向の解像度の低下に比べれば縦方向の解像度の低下が検出精度の低下に与える影響が少ない。
そのため、本実施形態の人体検出装置1によれば、横方向の画素数が同じであれば、上記実施形態1のように縦方向と横方向との画素数が等しい正方形の領域を用いる場合に比べて、検出精度の低下を抑制しながらも処理時間の短縮化が図れる。
実施形態1の人体検出装置のブロック図である。 同上の人体検出装置を備える撮像装置の設置状況を示す概略説明図である。 同上における低解像度化手段による撮像画像の低解像度化の説明図である。 同上の説明図である。 実施形態2における低解像度化手段による撮像画像の低解像度化の説明図である。
符号の説明
1 人体検出装置
10 撮像手段
13 画像処理手段
13a 低解像度化手段
13b 輪郭抽出手段
13c 移動輪郭抽出手段
13d 移動領域抽出手段

Claims (2)

  1. 所定領域を撮像する撮像手段と、撮像手段で撮像された撮像画像を元にして移動体の輪郭に外接する領域からなる移動領域を抽出する画像処理手段と、移動領域が人体によるものか否かを判定する人体判定手段とを備え、
    画像処理手段は、撮像画像の解像度を低下させた低解像度画像を作成する低解像度化手段と、低解像度化手段により得られた低解像度画像から輪郭を抽出する輪郭抽出手段と、輪郭抽出手段で抽出した輪郭から移動体の輪郭を抽出する移動輪郭抽出手段と、移動輪郭抽出手段で抽出した移動体の輪郭に外接する領域からなる移動領域を抽出する移動領域抽出手段とを備え、
    低解像度化手段は、低解像度画像を作成するにあたっては、撮像画像を構成する画素群のうち所定の大きさの方形の領域内に含まれる複数の画素の各画素値を前記複数の画素の画素値の平均値に置き換えることによって、人体検出が行える範囲で解像度を低下させるように構成されていることを特徴とする人体検出装置。
  2. 低解像度化手段は、前記所定の大きさの方形の領域として、横方向の画素数よりも縦方向の画素数が多い長方形の領域を用いるように構成されていることを特徴とする請求項1記載の人体検出装置。
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