JP2008183083A - バランサー装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易に靭帯バランス、即ち、靭帯の張力の大きさ及び左右のバランスの調整及び確認ができるバランサー装置を提供する。また、膝蓋骨が正規の位置にある状態で簡易に靭帯バランスの調整及び確認ができるバランサー装置を提供する。
【解決手段】本発明は、人工膝関節の設置手技において脛骨と大腿骨との間に挿入されるバランサー装置に関する。本発明によるバランサー装置(1)は、下部材(6)と、上部材(8)と、下部材(6)と上部材(8)との間に配置され且つ下部材(6)及び上部材(8)をそれぞれ脛骨及び大腿骨に向かって付勢させる圧縮コイルバネ (10)を有する。上部材(8)は、圧縮コイルバネ(10)を介して下部材(6)に対して上下に移動可能であり且つ前後左右に傾斜可能である。上部材(8)の上下方向の位置及び左右の傾斜を指示する目盛り(26a,26b)及び指示体(28a,28b)が設けられる。
【選択図】図3

Description

本発明は、バランサー装置に関し、更に詳細には、人工膝関節の設置手技において脛骨と大腿骨との間に挿入されるバランサー装置に関する。
膝の軟骨がすり切れることにより変形性関節症又は慢性リウマチ等になった患者の治療に人工膝関節が使用されることがある。図10は、人工膝関節を設置した大腿骨及び脛骨を示す概略的な側面断面図である。図10に示すように、人工膝関節100は、脛骨Tの近位端部Taに固定される脛骨トレイ102及びサーフェスライナ104と、大腿骨Fの遠位端部Faを覆うように大腿骨Fに固定される大腿骨コンポーネント106とを有している。場合によって、脛骨トレイ102と脛骨Tの間にスペーサ(図示せず)が挿入される。大腿骨Fと脛骨Tとは、その左右両側に配置された靭帯(図示せず)によって連結され且つ互いに引っ張られており、それにより、大腿骨コンポーネント106は、サーフェスライナ104に押付けられている。また、大腿骨F及び脛骨Tの正面側には、膝蓋骨(いわゆる、お皿)Pがある。膝蓋骨Pの下部は、膝蓋腱P1を介して脛骨Tと連結され、その上部は、大腿四頭筋腱P2を介して、膝を伸ばすための筋肉である大腿四頭筋P3に連結されている。大腿骨コンポーネント106とサーフェスライナ104とは、接触箇所108で摺動可能に接触する。このような人工膝関節100では、膝を、曲げた位置(屈曲位)と伸ばした位置(伸展位)との間で動かすと、大腿骨コンポーネント106がサーフェスライナ104に沿って摺動する。
図11は、人工膝関節を設置するために一部分が切除された脛骨及び大腿骨を示す概略的な側面図である。図11に示すように、脛骨Tの近位端部Taは、すり切れた軟骨を除去するために、且つ、脛骨トレイ102を脛骨Tに固定するための設置面、即ち、近位端面Tbを形成するために切除されている。同様に、大腿骨Fの遠位端部Faは、すり切れた軟骨を除去するために、且つ、大腿骨コンポーネント106を大腿骨Fに固定するための5つの設置面Fb1〜Fb5を形成するために切除されている。5つの設置面は、遠位端面Fb1と、遠位端面Fb1に対して垂直な前設置面Fb2及び後設置面Fb3と、遠位端面Fb1と前設置面Fb2及び後設置面Fb3との間の2つの傾斜設置面Fb4、Fb5である。なお、脛骨Tの近位端面Tbから接触箇所108までの上下方向距離をH1で表し、大腿骨Fの遠位端面Fb1から接触箇所108までの上下方向距離をH2で表す(図10参照)。
一般的な人工膝関節の設置手技では、最初に、脛骨Tの近位端面Tbと大腿骨Fの遠位端面Fb1が切除される。その段階で、いわゆる靭帯バランスが調整され且つ確認される。靭帯バランスとは、人工膝関節100を取付けたときの靭帯の張力の大きさ及びこの張力の左右のバランスをいう。靭帯の張力の大きさが大きすぎたり小さすぎたりすると、大腿骨コンポーネント106とサーフェスライナ104との間の摺動がスムーズに行われなくなる。また、靭帯の張力の左右のバランスがとれていないと、患者に不均一な負荷がかかる。その結果、術後の患者の膝に痛みが生じることがある。従って、人工膝関節の設置手技において、靭帯バランスの調整及び確認は非常に重要である。
靭帯バランスの調整及び確認は、例えば、特許文献1に記載されたバランサー装置を使用して行われる。特許文献1に記載されているバランサー装置を図12を参照して説明する。図12は、特許文献1に記載されているバランサー装置の斜視図である。
図12に示すように、バランサー装置120は、脛骨Tの近位端面Tbに当接させる下パドル122が固定された下ブロック124と、大腿骨Fの遠位端面Fb1に当接させる上パドル126が固定された上ブロック128とを有し、下ブロック124と上ブロック128とは、ラック130及びピニオン(図示せず)を利用して互いに対して上下方向に相対移動可能である。即ち、ピニオン(図示せず)を回転させることにより、下ブロック124と上ブロック128との間の距離を大きくしたり小さくしたりすることが可能である。このバランサー装置120は、いったん広げた下ブロック124と上ブロック128との間の距離を維持するためのラチェット機構132を更に有し、また、ラチェット機構132は解除することにより、下ブロック124と上ブロック128との間の距離を小さくすることが可能である。更に、上ブロック128は、水平方向軸線134を中心に回動可能にラック130に取付けられている。
このバランサー装置120を用いて靭帯バランスを調整するには、次のように行う。靭帯の張力の大きさを調整するためには、トルクレンチを使用して、ピニオン(図示せず)に所定のトルク付与してピニオンを回転させることにより、下ブロック124と上ブロック128との間の距離を広げ、下ブロック124と上ブロックの相対移動が停止したときのそれらの間の距離、即ち、脛骨Tの近位端面Tbと大腿骨Fの遠位端面Fb1との間の距離を測定する。この距離が人工膝関節を設置するための所望の距離よりも短い場合には、例えば、靭帯の軟部組織の一部(図示せず)を解放して、靭帯の張力を弱めた後、ピニオンに所定のトルクを付与してピニオンを再び回転させる。下ブロック124と上ブロックの相対移動が停止したときの上記距離が所望の距離よりも長い場合には、ラチェット機構132を解除して、下ブロック124と上ブロック128との間の距離を小さくした後、下パドル122と脛骨Tの近位端面Tbとの間にスペーサを挿入する。その後、ピニオンに所定のトルクを付与してピニオンを再び回転させる。また、靭帯の張力の左右のバランスを調整するためには、上パドル126が上ブロック128に対して水平方向に向いているかどうかを見て調整する。上パドル126が右下がりになっているときには、例えば、右側の靭帯の軟部組織の一部(図示せず)を解放して、靭帯の張力を弱め、上パドル126が上ブロック128に対して水平方向に向くようにする。これらの調整及び確認を複数回行い、最終的な靭帯バランスを決定する。
特表2001−517135号
上述したバランサー装置120を使用すると、靭帯の張力の左右のバランスを容易に調整及び確認することができると共に、靭帯の張力の大きさを調整及び確認することができる。従って、適切な靭帯バランスを得ることができる。しかしながら、靭帯の張力の大きさを確認するたびに、トルクレンチを用いて、ピニオンを繰り返し回転させる必要がある。この繰り返し作業は、術者の負担になることがある。
また、バランサー装置を脛骨Tと大腿骨Fとの間に挿入するとき、膝蓋骨Pを正規の位置から、扉を開くように移動させる必要がある。従って、膝蓋骨Pが正規の位置にない状態で靭帯バランスを調整及び確認することになる。上述したように、膝蓋骨Pは、脛骨Tと大腿四頭筋P3に連結されているので、膝蓋骨Pが正規の位置にない状態の靭帯バランスと、膝蓋骨Pが正規の位置にあるときの靭帯バランスとが異なることがある。人工膝関節100は、最終的には、膝蓋骨Pが正規の位置にあるときに動作するので、特許文献1のバランサー装置120を使用した場合、靭帯バランスを最適な状態に調整できないことがある。
また、靭帯バランスの調整及び確認は、膝が伸展位にあるときだけでなく、膝が屈曲位にあるとき及び伸展位と屈曲位の間にあるときにもできることが好ましい。
そこで、本発明の第1の目的は、簡易に靭帯バランスの調整及び確認ができるバランサー装置を提供することにある。
また、本発明の第2の目的は、膝蓋骨が正規の位置にある状態で簡易に靭帯バランスの調整及び確認ができるバランサー装置を提供することにある。
上記第1の目的を達成するために、本発明によるバランサー装置は、人工膝関節の設置手技において脛骨と大腿骨との間に挿入されるバランサー装置であって、脛骨側に配置される下部材と、大腿骨側に配置される上部材と、下部材と上部材との間に配置され、下部材を脛骨に向かって付勢させ且つ上部材を大腿骨に向かって付勢させるための弾性部材と、を有し、上部材は、弾性部材を介して下部材に対して上下方向に移動可能であり且つ前後左右に傾斜可能であり、更に、下部材に対する上部材の上下方向の位置及び左右の傾斜を指示する指示部を有することを特徴としている。
このように構成されたバランサー装置によれば、弾性部材によって、下部材が脛骨に向かって付勢され、上部材が大腿骨に向かって付勢されている。そのときの下部材に対する上部材の上下方向の位置、即ち、靭帯の張力の大きさは、指示部によって指示される。また、下部材に対する上部材の左右の傾斜、即ち、靭帯の張力の左右のバランスも、指示部によって指示される。従って、靭帯バランス、即ち、靭帯の張力の大きさ及び靭帯の張力の左右のバランスを調整した後、直ぐに、靭帯バランスを簡易に確認することができ、引続いて、靭帯バランスを更に調整することができる。
本発明によるバランサー装置において、好ましくは、上部材は、左部と右部とを有し、左部及び右部はそれぞれ、部材の側方に近接して位置する側部を有し、指示部は、側部及び下部材の一方に設けられた目盛りと、その他方に設けられ且つ目盛りを指示する指示体と、を有する。
また、本発明によるバランサー装置において、好ましくは、弾性部材は、前後方向及び左右方向に互いに間隔をおいた少なくとも4つの圧縮バネを有する。
また、本発明によるバランサー装置において、好ましくは、上部材、下部材、及び弾性部材は、膝蓋骨を移動させて上部材、下部材、及び弾性部材を脛骨と大腿骨との間に挿入したときに膝蓋骨を元の位置に戻すことができる寸法を有する。
このように構成されたバランサー装置では、本発明の第2の目的を達成することができる。即ち、膝蓋骨が正規の位置にある状態で、正確な靭帯バランスの調整及び確認を行うことができる。
また、本発明によるバランサー装置において、好ましくは、更に、下部材及び上部材を脛骨と大腿骨との間に挿入するために、弾性部材の付勢に抗して、下部材及び上部材を互いに上下方向に近接した近接位置に保持可能な保持部を有する。
このように構成されたバランサー装置では、保持部によって下部材及び上部材を近接位置に保持することにより、バランサー装置を脛骨及び大腿骨の間に容易に挿入することができる。
この実施形態において、好ましくは、上部材は、下部材に向かって凹んだ凹部を有し、保持部は、凹部内に配置され且つ前後方向軸線を中心に上位置と下位置との間を回動可能に下部材に支持されたカムを有し、凹部は、カムと係合可能な係合面を有し、カムが下位置にあるとき、カムは、係合面を弾性部材に抗して下部材に向かって押して、下部材及び上部材を近接位置に保持し、カムが上位置にあるとき、カムは、下部材及び上部材を近接位置から解放し、下部材及び上部材は、それぞれが弾性部材によって脛骨及び大腿骨に向かって付勢させられる付勢位置にある。
また、本発明によるバランサー装置において、好ましくは、更に、カムを回動させるために、下部材及びカムに取外し可能に取付けられるハンドルを有する。また、本発明によるバランサー装置において、好ましくは、更に、上部材又は下部材に取外し可能に取付けられるスペーサを有する。
以上説明したとおり、本発明によるバランサー装置によれば、簡易に靭帯バランスの調整及び確認ができる。
また、本発明によれば、膝蓋骨が正規の位置にある状態で簡易に靭帯バランスの調整及び確認ができる。
以下、図面を参照して本発明によるバランサー装置の実施形態を説明する。図1は、本発明によるバランサー装置の斜視図である。以下のバランサー装置の説明において、脛骨が延びる方向を上下方向と称し、脛骨における患者の前後方向及び左右方向をそれぞれ、前後方向及び左右方向と称する。
図1に示すように、人工膝関節の設置手技において脛骨と大腿骨との間に挿入されるバランサー装置1は、脛骨と大腿骨との間に配置されるバランサー本体2と、バランサー本体2を操作するためにバランサー本体2に取外し可能に取付けられるハンドル組立体4とを有している。
次に、図2及び図3を参照して、バランサー本体2を詳細に説明する。図2は、バランサー本体の斜視図であり、図3は、バランサー本体の分解斜視図である。
図2及び図3に示すように、バランサー本体2は、脛骨側に配置される下部材6と、大腿骨側に配置される上部材8と、下部材6と上部材8との間に配置された弾性部材である圧縮コイルバネ10を有している。圧縮コイルバネ10は、下部材6を脛骨に向かって付勢し且つ上部材8を大腿骨に向かって付勢する。
下部材6は、脛骨の近位端面に当接する当接面即ち下面12aを有するプレート12と、プレート12の左部12b及び右部12cにおいてプレート12の上に設けられた2つのバネ支持部14、16とを有している。プレート12は、概略的には、矩形状であり、脛骨の近位端面とほぼ同じ大きさであることが好ましい。各バネ支持部14、16は、ブロック状であり、それぞれ、前面14a、16aと、圧縮コイルバネ10を受入れるための孔14b、16bが設けられた上面14c、16cとを有している。本実施形態では、圧縮コイルバネ10は4つ設けられ、各バネ支持部14、16に2つずつ前後方向に間隔をおいて配置されている。それにより、圧縮コイルバネ10は、前後方向及び左右方向に互いに間隔をおいてプレート12の四隅に配置されている。
上部材8は、左側のバネ支持部14を覆うように配置され且つ圧縮コイルバネ10に支持された左部18と、右側のバネ支持部16を覆うように配置され且つ圧縮コイルバネ14に支持された右部20と、それらの間に配置され且つ下部材6に向かって凹んだ凹部22aを形成する中間部22とを有している。左部18及び右部20はそれぞれ、大腿骨の遠位端面に当接する上面18a、20aを有している。また、左部18は、更に、上面18aから左側のバネ支持部14の左方において下方に延びる左壁18bと、その後方において下方に延びる後壁18cと、その右方において下方に延びる右壁18dとを有している。また、右部20は、更に、上面20aから右側のバネ支持部16の右方において下方に延びる右壁20bと、その後方において下方に延びる後壁20cと、その左方において下方に延びる左壁20dとを有している。左部18及び右部20の前方は開放し、上部材8及び下部材6を組立てたときに、下部材6のバネ支持部14、16の前面14a、16aを露出させる。左部18の左壁18b及び右壁18dは、左側のバネ支持部14の側方に近接して位置する側部を構成し、右部20の右壁20b及び左壁20dは、右側のバネ支持部16の側方に近接して位置する側部を構成する。かくして、上部材8は、圧縮コイルバネ10を介して下部材6に対して上下方向に移動可能であり且つ前後左右に傾斜可能である。
また、バランサー装置1は、更に、下部材6に対する上部材8の上下方向の位置及び左右の傾斜を指示する指示部24を有している(図2参照)。詳細には、下部材6のバネ支持部14、16の前面14a、16aにそれぞれ、目盛り線26a、26bが設けられ、この目盛り線26a、26bは、上下方向に間隔をおき且つ横方向に延びている。目盛り線26aと目盛り線26bとは、横方向に整列していることが好ましい。本実施形態では、目盛り線26a、26bは、溝及び溝と溝との間の平面部分によって構成されている。また、上部材8の左部18の左壁18b及び右壁18d、及び右部20の右壁20b及び左壁20dはそれぞれ、目盛り線26a、26bに向かって突出し且つそれを指示する指示体28a、28bを有している。指示体28a、28bは、その先が細くなっていることが好ましい。
このように構成された指示部24では、下部材6の下面12aと上部材8の上面18a、20aとが平行な状態で、上部材8が下部材6に対して上下方向に移動するとき、指示体28a、28bは、整列した目盛り線26a,26bを指示して上下方向に移動する。上部材8が下部材6に対して左右に傾斜し、例えば、右上がりになるとき、左部18の指示体28aは、右部20の指示体28bが指示する目盛り線26bよりも下の目盛り線26aを指示するように移動する。また、上部材8が下部材6に対して前後に傾斜し、例えば、前下がりになるとき、指示体28a、28bは、互いに横方向に整列する目盛り線26a,26bを指示するように移動する。上部材8が下部材6に対して上下方向に移動しているか前後に傾斜しているかは、上部材8と下部材6との間の前方の間隔と後方の間隔を比較することによって区別できる。具体的には、両者の間隔の差が変化しないとき、上部材8は下部材6に対して上下方向に移動し、両者の間隔の差が変化するとき、上部材8は、下部材6に対して前後に傾斜する。
図4は、指示体が基準目盛り線を指示しているときのバランサー本体の正面図である。図4に示すように、基準目盛り線30は、複数の目盛り線26a、26bの上下方向中央にある目盛りであることが好ましい。このときのバランサー本体2の高さH3は、脛骨Tの近位端部Tbから大腿骨コンポーネント106とサーフェスライナ104との間の接触箇所108までの距離H1と同じであることが好ましく(図10参照)、圧縮コイルバネ10によって下部材6の下面12a及び上部材の上面18a、20aに加わる力は、数kgf〜数十kgf程度(数十N〜数百N程度)の生体に近い力であることが好ましい。
また、バランサー本体1は、膝蓋骨を移動させてバランサー本体1を脛骨と大腿骨との間に挿入したときに膝蓋骨を元の位置に戻すことができる寸法を有することが好ましい。
図2及び図3に示すように、バランサー装置1は、更に、バランサー本体1を脛骨と大腿骨との間に挿入するのを容易にするために、圧縮コイルバネ10の付勢に抗して、下部材6及び上部材8を互いに上下方向に近接した近接位置32a(図5参照)に保持可能な保持部34を有している。保持部34は、凹部22a内に配置され且つ前後方向軸線36を中心に下位置38a(図5参照)と上位置38b(図6参照)との間を回動可能に下部材6に支持されたカム38を有している。
詳細には、下部材6は、左右方向の中央部、即ち、左側のバネ支持部14と右側のバネ支持部16との間に、カム38を回転可能に支持するための2つの軸受け部40を有している。軸受け部40は、互いに前後方向に間隔をおき、各々、前後方向軸線36と同心の孔40aを有している。軸受け部40の間のプレート12には、掃除を容易にするための孔12eが設けられることが好ましい。カム38は、軸受け部40の孔40aに回転可能に嵌合可能な両端部38c、38dと、前後方向軸線36から偏心して且つそれに沿って両端部38c、38dの間を延びる中間部38eを有している。また、前側の端部38cの前側には、ハンドル4を受入れ可能なハンドル受入れ部38fを有している。カム38は、軸受け部40に対して前後方向に移動しないように軸受け部40に取付けられている。カム38は、凹部22a内に配置されているので、上部材8の中間部22の上方に位置し、凹部22aは、カム38の中間部38eと係合可能な係合面22bを有している。中間部38eと係合面22bとはそれぞれ、互いに係合する平面部分41a、41bを有している。
図5は、カムが下位置にあるときのバランサー本体の部分断面正面図であり、図6は、カムが上位置にあるときのバランサー本体の部分断面正面図である。
図5に示すように、カム38が下位置38aにあるとき、カム38の中間部38eは、凹部22aの係合面22bを圧縮コイルバネ10に抗して下部材6に向かって押して、下部材6及び上部材8を近接位置32aに保持する。中間部38eの平面部分41aと係合面22bの平面部分41bとが係合することにより、下部材6及び上部材8が近接位置32aから容易に解放されないことを可能にする。また、図6に示すように、カム38が上位置38bにあるとき、カム38は、下部材6及び上部材8を近接位置32aから解放し、下部材6及び上部材は、それぞれが圧縮コイルバネ10によって脛骨及び大腿骨に向かって付勢させられる付勢位置32bにある。
上部材8、下部材6、圧縮コイルバネ10、カム38は、滅菌処理可能な材料で作られることが好ましい。
図7は、ハンドル組立体4の分解斜視図である。ハンドル組立体4は、筒体42と、ハンドル本体44とを有している。
図7に示すように、筒体42は、長手方向に貫通する孔42aを有し、この孔42aの軸線42bと保持部34の前後方向軸線36とが整列するように、下部材6に取付け可能である。詳細には、筒体42の後端部42cに設けた下面42eから下方に延びる2つの突起42dと、下部材6のプレート12に設けられた2つの孔12d(図2参照)とを嵌合させ、且つ、下面42eをプレート12に当接させることにより、筒体42が下部材6に取付けられる。
ハンドル本体44は、カム38の前端部38fに設けられた四角形断面の孔38g(図2参照)に嵌合可能な後端部44aと、筒体42の孔42bに回転可能に嵌合する軸部44bと、軸部44bに対して垂直方向に延びる握り部44cとを有している。ハンドル本体44を軸線42b周りに回転させることにより、カム38を回転させることができる。
ハンドル本体44は、カム38を下位置38aまで回転させたときに、筒体42から引出すことができないように構成されることが好ましい。詳細には、筒体42は、孔42aの内部に突起又はピン42eを有し、ハンドル本体44の軸部44bは、突起42eを受入れる環状溝44dを有し、環状溝44dの一部に、突起42eを軸線方向に受入れる切欠き44eを有している。突起42eと切欠き44eとが整列しているとき、ハンドル本体44は、軸線方向に筒体42内を摺動してカム38に係合可能である。また、突起42eと環状溝44dが整列しているとき、ハンドル本体44は、筒体42に対して回転可能である。突起42e及び環状溝44dの位置は、突起42eと環状溝44dが整列しているときに、ハンドル本体44の後端部44aとカム38の孔38gとが嵌合するように、突起42e及び環状溝44dの位置を定められる。また、突起42e及び切欠き44eの位置は、ハンドル本体44を回転させてカム38を上位置38bに回転させたときにだけハンドル本体44の軸線方向移動ができるようにを定められる。それにより、ハンドル本体44は、カム38を下位置まで回転させたときに、筒体42から引出すことができないように構成される。ハンドル本体44が筒体42から引出すことができない状態において、ハンドル本体44の後端部44aとカム38の孔38gとが嵌合しているので、バランサー本体2をハンドル組立体4によって支持することが可能である。
また、図1に示すように、上部材8の上にスペーサ46を配置できることが好ましい。スペーサ46は、磁石で形成され、上部材8に磁力で取付けられることが好ましい。また、上部材8との位置決めのために、上部材8の上面18a、20aに凹部18e、20eが設けられ、スペーサ46の下面46aに凸部46bが設けられることが好ましい。
次に、図8及び図9を参照して、本発明によるバランサー装置1の使用方法を説明する。図8は、膝が伸展位にあるときの使用方法の説明図であり、図9は、膝が屈曲位にあるときの使用方法の説明図である。
膝部を切開し、膝蓋骨Pを正規の位置から前方に扉を開くように移動させた後、図8に示すように、脛骨Tの近位端面Tbと大腿骨Fの遠位端面Fb1を形成する。次いで、膝が伸展位にある状態で、厚さがH2(図10参照)のスペーサ50と、バランサー装置1を挿入する。スペーサ50は、図1に示すスペーサ46と同様の構成を有し、その厚さH2は、例えば9mmである。詳細には、バランサー本体2にハンドル組立体4の筒体42及びハンドル本体44を取付け、ハンドル本体44を回転させることにより、バランサー本体2の下部材6及び上部材8を近位位置に32aに移動させ、バランサー本体2をハンドル組立体4によって支持する。バランサー本体2をハンドル組立体4によって支持した状態で、バランサー本体2を脛骨Tと大腿骨Fとの間に挿入し、その後、ハンドル本体44を回転させ、下部材6及び上部材8を付勢位置に32bに移動させ、ハンドル組立体4をバランサー本体2から取外す。次いで、膝蓋骨Pを正規の位置に移動させる。スペーサの厚さが、大腿骨コンポーネント106の厚さ、即ち、接触箇所108から大腿骨Fの遠位端面Fb1までの距離H2と同じであるので(図10参照)、バランサー本体2の高さH4が、脛骨トレイ102及びサーフェスライナ104の厚さの合計、即ち、接触箇所108から脛骨Tの近位端面Taまでの距離H1と同じであれば、人工膝関節を取付けた状態において、圧縮コイルバネ10から上部材8及び下部材6に付与する力と同じ靭帯の張力が人工膝関節に付与されることになる。
上述したように、バランサー本体2は、指示体28a、28bが基準目盛り線30を指示するとき、人工膝関節を取付けたときの靭帯の望ましい張力と釣合う力が圧縮コイルバネ10によって上部材8及び下部材6に付与され、且つ、バランサー本体2の高さH3が上記距離H1と同じになるように設計されている。バランサー本体2の指示部24は、常に、下部材6に対する上部材8の上下方向位置及び左右の傾斜を指示しているので、指示体28a、28bが基準目盛り線30を指示するように、靭帯の軟部組織の一部(図示せず)を解放すること、バランサー本体2にスペーサ46を追加すること等によって、靭帯バランスを調整することができる。靭帯の望ましい張力を変更したい場合には、支持体28a、28bが基準目盛り線30以外の目盛り線26a、26bを指示するように調整してもよいし、圧縮コイルバネ10のバネ定数を変更してもよい。靭帯バランスの調整後、バランサー本体2の指示部24が上記上下方向位置及び傾斜を指示しているので、靭帯バランスを直ちに確認することができ、引続いて、靭帯バランスの更なる調整を行うことができる。また、膝蓋骨を正規の位置に配置した状態で靭帯バランスの調整ができるので、従来技術のバランサー装置よりも、適切な靭帯バランスの調整が可能になる。
次いで、図9に示すように、膝が屈曲位にある状態で、バランサー装置1を挿入する。大腿骨Fの後設置面Fb3(図10参照)がまだ形成されていないので、膝が伸展位にある状態と異なり、バランサー本体2だけを大腿骨Fと脛骨Tとの間に挿入する。バランサー本体2を挿入した時点で、指示部24は、下部材6に対する上部材8の上下方向位置及び左右の傾斜を指示している。傾斜がある場合には、上述した方法と同様の方法で、靭帯の張力の左右のバランスを調整する。下部材6に対する上部材8の上下方向位置は、大腿骨Fの後設置面Fb3を形成するのにどれくらい骨切りをすればよいかの指標となる。それにより、骨切り用のジグの選択が容易になる。また、膝蓋骨Pを正規の位置に配置した状態で靭帯バランスの調整ができるので、従来技術のバランサー装置よりも、適切な靭帯バランスの調整が可能になる。
更に、靭帯の張力の左右のバランスについては、膝を伸展位と屈曲位の間で移動させながら連続的に確認することもできる。
また、術前計画に沿った正確なアライメントを再現できるナビゲーションシステムを用いた手術において、本発明によるバランサー装置2を併用することにより、靭帯バランスを定量的に調整することが実現でき、その結果、従来よりも正確な人工膝関節の設置が可能になる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることはいうまでもない。
上記実施形態では、4つの圧縮コイルバネをプレート12の四隅に配置したけれども、上部材8が下部材6に対して上下方向に移動可能であり且つ前後左右に傾斜可能であれば、圧縮コイルバネ10の個数及び配置は任意である。また、上記実施形態では、弾性部材として、圧縮コイルバネ10を採用したが、下部材6を脛骨に付勢し且つ上部材8を大腿骨に付勢することができれば、ゴム7又は他の形態のバネ等であってもよい。
また、上記実施形態において、靭帯バランスの調整及び確認が可能であれば、下部材6配置した構成要素と上部材8に配置した構成要素とを互いに交換してもよい。
上記実施形態では、目盛り線26a、26bを溝及び溝と溝との間の平面部分によって構成したけれども、マーキング等によって形成してもよい。また、下部材6に対する上部材8の上下方向位置及び/又は左右の指示することができれば、目盛り線26a、26b及び指示体28a、28bの位置、配置及び形態は任意である。
上記実施形態では、バランサー本体2とハンドル組立体4とが取外し可能であったが、下部材6に対する上部材8の上下方向位置及び/又は左右の指示することができれば、取外しができなくてもよい。その場合、膝蓋骨を正規の位置に移動させることができなくてもよい。
上記実施形態では、下部材6及び上部材8を近接位置32aに保持する保持部34が設けられていたが、バランサー本体2を脛骨と大腿骨との間に挿入することができれば、保持部34を省略してもよい。例えば、バランサー本体2を鋏状の器具で挟んで、脛骨と大腿骨との間に挿入してもよい。
また、上記実施形態では、保持部34はカム38を採用していたが、下部材6及び上部材8を近接位置32aに保持することができれば、保持部34の形態は任意である。
本発明によるバランサー装置の斜視図である。 バランサー本体の斜視図である。 バランサー本体の分解斜視図である。 基準目盛り線を指示する指示体を示す、バランサー本体の正面図である。 カムが下位置にあるときのバランサー本体の部分断面正面図である。 カムが上位置にあるときのバランサー本体の部分断面正面図である。 ハンドル組立体の分解斜視図である。 膝が伸展位にあるときの使用方法の説明図である。 膝が屈曲位にあるときの使用方法の説明図である。 人工膝関節を設置した大腿骨及び脛骨の概略的な側面断面図である。 人工膝関節を設置するために一部分が切除された脛骨及び大腿骨の概略的な側面図である。 従来技術のバランサー装置を示す斜視図である。
符号の説明
1 バランサー装置
4 ハンドル
6 下部材
8 上部材
10 圧縮コイルバネ
18 上部材の左部
18b 左壁(側部)
20 上部材の右部
20b 右壁(側部)
22a 凹部
22b 係合面
24 指示部
26a、26b 目盛り線
28a、28b 指示体
32a 近接位置
32b 付勢位置
34 保持部
36 前後方向軸線
38 カム
38a 下位置
38b 上位置
T 脛骨
F 大腿骨
P 膝蓋骨

Claims (8)

  1. 人工膝関節の設置手技において脛骨と大腿骨との間に挿入されるバランサー装置であって、
    脛骨側に配置される下部材と、
    大腿骨側に配置される上部材と、
    前記下部材と前記上部材との間に配置され、前記下部材を脛骨に向かって付勢させ且つ前記上部材を大腿骨に向かって付勢させるための弾性部材と、を有し、
    前記上部材は、前記弾性部材を介して前記下部材に対して上下方向に移動可能であり且つ前後左右に傾斜可能であり、
    更に、前記下部材に対する前記上部材の上下方向の位置及び左右の傾斜を指示する指示部を有することを特徴とするバランサー装置。
  2. 前記上部材は、左部と右部とを有し、前記左部及び右部はそれぞれ、前記下部材の側方に近接して位置する側部を有し、
    前記指示部は、前記側部及び前記下部材の一方に設けられた目盛りと、その他方に設けられ且つ前記目盛りを指示する指示体と、を有することを特徴とする請求項1に記載のバランサー装置。
  3. 前記弾性部材は、前後方向及び左右方向に互いに間隔をおいた少なくとも4つの圧縮バネを有することを特徴とする請求項1又は2に記載のバランサー装置。
  4. 前記上部材、前記下部材、及び前記弾性部材は、膝蓋骨を移動させて前記上部材、前記下部材、及び前記弾性部材を脛骨と大腿骨との間に挿入したときに膝蓋骨を元の位置に戻すことができる寸法を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のバランサー装置。
  5. 更に、前記下部材及び前記上部材を脛骨と大腿骨との間に挿入するために、前記弾性部材の付勢に抗して、前記下部材及び前記上部材を互いに上下方向に近接した近接位置に保持可能な保持部を有することを特徴とする請求項1に記載のバランサー装置。
  6. 前記上部材は、前記下部材に向かって凹んだ凹部を有し、
    前記保持部は、前記凹部内に配置され且つ前後方向軸線を中心に上位置と下位置との間を回動可能に前記下部材に支持されたカムを有し、
    前記凹部は、前記カムと係合可能な係合面を有し、
    前記カムが前記下位置にあるとき、前記カムは、前記係合面を前記弾性部材に抗して前記下部材に向かって押して、前記下部材及び前記上部材を前記近接位置に保持し、
    前記カムが前記上位置にあるとき、前記カムは、前記下部材及び前記上部材を前記近接位置から解放し、前記下部材及び前記上部材は、それぞれが前記弾性部材によって脛骨及び大腿骨に向かって付勢させられる付勢位置にあることを特徴とする請求項5に記載のバランサー装置。
  7. 更に、前記カムを回動させるために、前記下部材及び前記カムに取外し可能に取付けられるハンドルを有することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載のバランサー装置。
  8. 更に、前記上部材又は前記下部材に取外し可能に取付けられるスペーサを有することを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載のバランサー装置。
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