JP2008183027A - パチンコ機 - Google Patents

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Abstract

【課題】遊技者の被った不利益を補償できるパチンコ機を提供する。
【解決手段】パチンコ機10は、不正行為が行われたと判定されるとエラーモードへ移行する。エラーモードでは、発生した入賞が無効化される。また、エラーモードでは、入賞の無効化により未実施となった特典の内容が作業用メモリ86に記録されており、補償ボタン34を押下することで、未実施となった特典が実施される。これにより、万が一、不正行為が行われていないにもかかわらずエラーモードへ移行してしまった場合でも、補償ボタン34を押下することで遊技者の被った不利益を補償できる。
【選択図】図4

Description

本発明は、パチンコ店などの遊技場に設置されるパチンコ機に関するものである。
パチンコ機には、遊技球が打ち出される遊技領域に、流下する遊技球の流れに変化を与えるための遊技釘や、複数の入賞口が設けられている。入賞口は、遊技球が入賞することで賞球が払い出される通常入賞口や、遊技球が入賞することで賞球の払い出しに加えて、遊技者にとって有利となる遊技状態へ移行するか否かの抽選が行われる始動入賞口などがあるが、いずれの入賞口に入賞した場合も、遊技者には特典が与えられる。このため、遊技球が入賞口に入賞し易いように、遊技釘を曲げるといった不正行為を行う者があり問題であった。
このような不正を防止するため、下記特許文献1には、一定時間内に入賞口に入賞する遊技球の許容入賞数を定め、入賞数が許容入賞数を超える場合にこれを異常と判断して賞球の払い出しを停止する装置が記載されている。
特開2003−310999
しかしながら、上記特許文献1記載の装置では、入賞を検知するセンサの誤作動や、偶然の連続入賞により不正が行われていないにもかかわらず異常と判断された場合、遊技者は、この間の入賞により得られるべき賞球を得られないといった不利益を被ることになる。
本発明は、上記背景を鑑みてなされたものであり、遊技者の被った不利益を補償できるパチンコ機を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明のパチンコ機は、遊技盤面内に設けられた入賞口に遊技球が入賞した際に、入賞口に対応付けされた特典を遊技者に与えるパチンコ機において、遊戯中に所定の条件を満たした場合に、不正行為が行われたとみなし、前記入賞を無効化する入賞無効化手段と、前記入賞の無効化により未実施となった特典の内容を記録する未実施特典記録手段と、遊技者は操作できないようになっており、不正行為が行われていないにもかかわらず不正行為が行われたとみなされて入賞が無効化された場合に、パチンコ機設置店側の担当者により操作される操作部材と、前記操作部材が操作された際に、前記未実施の特典を実施する未実施特典実施手段とを備えたことを特徴としている。
前記未実施の特典を実施せずに、前記未実施特典記録手段により記録された記録の内容を消去する初期化手段を備えていることが好ましい。
また、遊技者がパチンコ機設置店側の担当者を呼び出すための呼び出しボタンと、入賞が無効化された際に、前記呼び出しボタンの操作を促すメッセージを報知する報知手段と、前記報知から所定の有効時間内に前記呼び出しボタンが操作されたか否かを判定する判定手段とを備えていることが好ましい。
本発明によれば、不正行為が行われたとみなされて入賞が無効化されることにより未実施となった特典を、後の操作により実施できる。このため、不正行為が行われていないにもかかわらず入賞が無効化された際に、遊技者の不利益を補償できる。
また、不正行為を行っていない遊技者は、入賞が無効化されたときに躊躇することなくパチンコ店の従業員(パチンコ機設置店側の担当者)を呼んで対応を求めることができるが、不正行為を行った者は、入賞が無効化されても、パチンコ店の従業員の呼び出しを躊躇することが予想される。このため、入賞が無効化されたときに、パチンコ店の従業員を呼び出すための呼び出しボタンの操作を促すとともに、操作を促されてから所定の有効時間内に呼び出しボタンが操作されたか否かを判定するようにすれば、不正行為が事実であるか否かを判断する際に、この判定結果を利用できるので便利である。
[実施例1]
以下、本発明の実施例1について説明を行う。図1、図2において、パチンコ機10は、本体12の前面を露呈させる開き位置と、本体12を前面側から覆う閉じ位置との間で開閉自在に設けられた前扉14を備えている。前扉14は、その中央部にガラス16が組み込まれている他、ガラス16の上方にはスピーカ18が設けられ、ガラス16の下方には賞球が払い出される受け皿20と遊技球の発射操作を行うための発射ハンドル22とが設けられている。
また、前扉14には、この前扉14を閉じ位置に係止するためのロック機構24を構成するシリンダ26が設けられている。シリンダ26は、略円筒形状に形成され、前扉14から露呈された一端面に鍵穴28が形成されている。また、シリンダ26には、その外周から突出するように設けられたロック部材30が設けられている。ロック部材30は、パチンコ店の従業員などに所有される所定のキー(図示せず)を鍵穴28に差し込んで回転させることで、ロック位置とロック解除位置との間でシリンダ26の周方向に回動する。
ロック部材30をロック位置へ移動させることで、前扉14は施錠された状態で閉じ位置に係止される。また、ロック部材30をロック解除位置に移動させることで、前記係止を解除して前扉14を開き位置へ移動させることが可能となる。前扉14は、遊技中は遊技者が開放できないように閉じ位置に施錠された状態で係止され、メンテナンスや後述する補償などの際はパチンコ店の従業員などにより解錠されて開き位置に移動される。
前扉14の背後には、リセットボタン32、補償ボタン(操作部材)34が設けられている。パチンコ機10は、不正行為が行われたと判定されると通常モードからエラーモードへと移行するようになっており、リセットボタン32を押下することで、エラーモードを解除して通常モードへ移行できる。他方、補償ボタン34が押下されると、エラーモードから通常モードへの移行に加え、エラーモード中に遊技者に与えた不利益の補償が行われる。
各ボタン32、34の側方には、発射装置36が設けられ、発射装置36の上方には遊技盤38が設けられている。発射装置36は、発射ハンドル22の操作に連動し、遊技盤38の前面に形成された遊技領域40に遊技球を発射する。遊技領域40には流下する遊技球の動きに変化を与える遊技釘(図示せず)や、複数種類の入賞口、並びに、役物42が設けられている。本例では、入賞口として、袖入賞口51、52、53、54、始動入賞口55、スルーチャッカ56、57、大入賞口58を設けている。これら各入賞口51〜58には、入賞検知センサ61〜68(図3参照)が接続され、各入賞口51〜58で入賞が発生すると入賞検知センサ61〜68によりこの入賞が検知される。
袖入賞口51〜54に遊技球が入賞すると、払い出し装置70(図3参照)が駆動され、予め決められた個数の遊技球(例えば、6個)が賞球として払い出される。始動入賞口55に遊技球が入賞すると、賞球の払い出し(例えば、3個)に加え、当たり又はハズレを決定する当たり抽選が行われる。また、始動入賞口55は、開閉自在に設けられた可動片55a、55bを備えており、可動片55a、55bが開放されると入賞し易いようになっている。そして、この可動片55a、55bは、スルーチャッカ56、57に遊技球が入賞した際に行われる開放抽選に当選した場合に開放される。大入賞口58は、アタッカ72により開閉される。アタッカ72は、前述した当たり抽選に当選した際に開放される。
役物42には、液晶ディスプレイ74が設けられ、この液晶ディスプレイ74には、当たり抽選の結果が表示される。液晶ディスプレイ74には、始動入賞口55に遊技球が入賞すると、例えば1列が0〜9の数字からなる3列の図柄の変動表示が開始され、図柄が上から下へスクロールする。図柄は1列ずつ1つの図柄を表示するように順次停止し、全ての図柄が停止したときに同一図柄が揃っていると当たりとなり、それ以外ではハズレとなる。図柄の変動表示は複数種類の変動パターンから抽選で決定された変動パターンで行われる。変動パターンはその種類に応じて当たり期待度が異なっている。
当たりに当選すると当たりモードに移行し、アタッカ70が開放される。アタッカ72が開放されるとその内面で遊技球の大半が大入賞口58に案内され、多数の賞球を得ることができる。アタッカ72は大入賞口58に所定個数(例えば10個)の遊技球が入賞するか又は開放時間が、例えば30秒になると閉じられ、これにより第1ラウンドが終了する。当たりモードではアタッカ70の開閉が繰り返されて第16ラウンドで終了する。
図3に示すように、パチンコ機10の本体12内には制御基盤80が設けられている。制御基盤80には、パチンコ機10の各部を統括的に制御するCPU82や、各種プログラム、並びに、後述する不正行為検出用の閾値を含む各種設定情報を記憶したROM84が設けられている。CPU82は、ROM84に格納されたプログラムや設定情報を作業用メモリ86に読み出して、パチンコ機10の各部を駆動制御する。
また、CPU82には、前述した作業用メモリ86に加え、タイマ88、不正行為検出部(不正行為検出手段)90、入賞無効化部(入賞無効化手段)92、未実施特典記録部(未実施特典記録手段)94、エラー解除部(未実施特典実施手段、初期化手段)96が設けられている。
不正行為検出部90は、入賞検知センサ61〜68が入賞を検知した際に出力する入賞検知信号と、タイマ88により計測された時間とに基づいて、各入賞口51〜58毎の一定時間内の入賞数を監視している。そして、不正行為検出部90は、いずれかの入賞口において、一定時間内の入賞数がROM84に記憶された不正行為検出用の閾値を上回る場合、不正行為が行われたと判定する。
CPU82は、不正行為が行われたと判定されると、パチンコ機10をエラーモードへ移行させるとともに、スピーカ18から報知音を発生させてこの旨を報知する。入賞無効化部92は、このエラーモードへの移行を契機に駆動され、エラーモード中の入賞を無効化する。
未実施特典記録部94は、入賞の無効化により未実施となった特典として、エラーモード中に始動入賞口55へ入賞して無効化された特典の内容を記録する。本例では、通常モードにおいて始動入賞口55へ入賞すると、3個の賞球の払い出し、及び、1回の当たり抽選が実施されるので、エラーモード中に始動入賞口55に1回入賞した場合、未実施特典記録部94は、未払いの賞球が3個あることを示す情報、及び、当たり抽選の未実施が1回あることを示す情報を、作業用メモリ86に記録する。この後、未実施特典記録部94は、始動入賞口55に入賞する毎に、賞球の未払い個数に「3」を加え、当たり抽選の未実施数に「1」を加えることによって、作業用メモリ86の内容を更新する。
エラー解除部96には、リセットボタン32、及び、補償ボタン34が押下された際に、各ボタンから出力される操作信号が入力される。エラー解除部96は、リセットボタン32が押下された場合は、作業用メモリ86に記録された未実施の特典の内容を消去した後、エラーモードを解除してパチンコ機10を通常モードへと移行させる。また、エラー解除部96は、補償ボタン34が押下された場合は、作業用メモリ86を参照し、未払いの賞球の払い出し、及び、未実施の当たり抽選を実行した後、作業用メモリ86に記録された未実施の特典の内容を消去する。そして、この後エラーモードを解除してパチンコ機10を通常モードへと移行させる。
以下、パチンコ機10の作用について図4に示すフローチャートをもとに説明する。パチンコ機10では、遊戯中、各入賞口51〜58の入賞数が監視され、各入賞口51〜58のいずれかにおいて、一定時間内の入賞数が閾値を上回る場合、不正行為が行われたと判定される。不正行為が行われたと判定されるとパチンコ機10がエラーモードへ移行される。そして、この旨がスピーカ18からの報知音により報知される。
エラーモードでは、発生した入賞が無効化されるとともに、入賞の無効化により未実施となった特典として、エラーモード中に始動入賞口55へ入賞することによって未実施となった特典の内容が作業用メモリ86に記録される。このエラーモードは、リセットボタン32、もしくは、補償ボタン34を押下することで解除できるが、これら各ボタン32、34は、施錠された状態で閉じ位置に係止された前扉14の背後に配置されている。このため、パチンコ店の従業員など前扉14を開放するための所定のキーを持つ者のみがエラーモードの解除を行うことができる。
パチンコ店の従業員は、スピーカ18から発せられた報知音を認識した場合、パチンコ機10を調べて不正行為の確認を行う。そして、確認の結果、不正行為が事実であった場合、不正行為を行った者に対して相応の対応を行うとともに、不正行為により変更された箇所の修正を行った後、リセットボタン32を押下すればよい。これにより、入賞の無効化により未実施となった特典の内容が消去された後、エラーモードが解除される。このように、エラーモード中の入賞を無効化することによって、不正行為による被害を防止できる。
他方、パチンコ店の従業員が不正行為の確認を行った結果、例えば、入賞検知センサ61〜68の誤作動などの原因により、不正行為が行われていないにもかかわらずエラーモードへ移行してしまった場合は、補償ボタン34を押下すればよい。これにより、エラーモード中に始動入賞口55へ入賞することによって未実施となった特典が実施された後、エラーモードが解除される。このように、パチンコ機10では、補償ボタン34を押下することで遊技者の損害を補償できる。
なお、不正行為が行われていないにもかかわらずエラーモードへ移行してしまった場合、遊技者への補償として、エラーモード中に始動入賞口に入賞して未実施となった特典を実施する例で説明をしたが本発明はこれに限定されるものではない。袖入賞口、スルーチャッカ、大入賞口など、始動入賞口以外の入賞口へ入賞して未実施となった特典の内容を作業用メモリに記録し、これらを遊技者への補償として実施してもよい。こうすれば、より確実な補償を行うことができる。
また、いずれかの入賞口で一定時間内の入賞数が閾値を上回る場合に不正行為が行われたと判定する例で説明をしたが、不正行為の判定手法はこれに限定されるものではなく、周知の各種の手法を用いることができる。例えば、振動センサを設け、振動センサにより検知された振動に基づいて不正行為が行われたか否かを判定してもよいし、制御基板とパチンコ機の各部を接続するハーネスが外されたことを検知するセンサを設け、ハーネスが外されたことを検知した際に不正行為が行われたと判定してもよい。また、前扉が開放されたことを検知するセンサを設け、前扉が開放されたことを検知した際に不正行為が行われたと判定してもよい。
さらに、不正行為を検知した際に、スピーカから報知音を発生させることにより報知する例で説明をしたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、液晶ディスプレイに不正行為を検知した旨のメッセージを表示してもよい。また、パチンコ機にパイロットランプを設け、このパイロットランプを点灯させることによって不正行為を検知したことを報知してもよい。さらに、複数のパチンコ機が接続され、各パチンコ機の状態を監視するためのホールコンピュータに不正行為を検知した際に信号を送るといったことも考えられる。
また、補償ボタンを前扉の背後に配置する例で説明をしたが、本発明はこれに限定されるものではない。補償ボタンを、例えば、パチンコ機の背面に設けてもよい。また、前述したホールコンピュータに設けるといったことも考えられる。補償ボタンは、パチンコ店の従業員が操作でき、遊技者が操作できないようになっていれば、任意の位置に設けることができる。
なお、補償ボタンが操作された際に、作業用メモリに記憶した未実施の特典の内容を読み出す例で説明をしたが、作業用メモリに記憶された未実施の特典の内容を、例えば、エラーモード中リアルタイムで読み出して液晶ディスプレイに表示するといったことも考えられる。こうすることによって遊技者が自己の被った被害を把握し易く便利である。また、パチンコ機の中には複数のLEDランプを備え、このLEDランプの点灯個数により当たり抽選の保留回数を表すようにしたものもある。このようなパチンコ機では、このLEDランプを用いて未実施となった当たり抽選回数を表してもよい。
[実施例2]
以下、本発明の実施例2について説明を行う。なお、以下の説明においては、上述した実施例1と同様の部材については、同様の符号を付して説明を省略している。
図5において、パチンコ機100には、呼び出しボタン102が設けられている。呼び出しボタン102は、エラーモードに移行したなどの異常時に、遊技者がパチンコ店の従業員を呼び出す際に操作されるものであり、遊技者が操作可能な位置(例えば、パチンコ機100の前面)に配置される。
パチンコ機100の内部には、パチンコ機100の各部を統括的に駆動制御するCPU104が設けられている。CPU104は、呼び出しボタン102が押下されると、スピーカ18から呼び出し音を発生させたり、パイロットランプを点灯させたり、ホールコンピュータに信号を送信したりなどすることによって、パチンコ店の従業員に呼び出しがあったことを報知する。
また、CPU104は、不正行為が行われたと判定されると、パチンコ機100をエラーモードへ移行させるとともに、ホールコンピュータに信号を送信してこの旨を報知する。さらに、CPU104は、この報知に同期して、液晶ディスプレイ(報知手段)74に、例えば、図6に示すようなメッセージを表示して、遊技者に呼び出しボタン102の押下を促す。
また、CPU104には、判定部(判定手段)106が設けられている。判定部106は、呼び出しボタン102の押下が促されてから(液晶ディスプレイ74にメッセージが表示されてから)、呼び出しボタン102が押下されるまでの時間を測定する。続いて、判定部106は、測定した時間と、ROM84に記憶された所定時間とを比較して、操作が促されてから所定時間内に呼び出しボタン102が押下されたか否かを判定する。
この判定結果は、例えば、所定時間内に呼び出しボタン102が押下された場合は青色に、それ以外は赤色に点灯するランプ(図示せず)などを介して、パチンコ店の従業員が確認できるようになっている。なお、所定時間は、任意の時間に設定できるが、例えば、通常モード中にエラーモードへ移行した場合は、1分程度、また、当たりモード中にエラーモードへ移行した場合は、当たりモードの継続時間程度(1ラウンド30秒×16ラウンド=8分)であることが好ましい。
以下、このパチンコ機100の作用について、図7に示すフローチャートをもとに説明する。パチンコ機100は、不正行為が行われたと判定されると、エラーモードに移行するとともに、ホールコンピュータに信号に送信してこの旨を報知する。また、パチンコ機100は、エラーモードへ移行すると、液晶ディスプレイ74にメッセージを表示して、遊技者に呼び出しボタン102の押下を促す。さらに、押下を促してから所定時間内に呼び出しボタン102が押下されたか否かが判定される。
エラーモード中は、前述した実施例1の場合と同様に、入賞が無効化されるとともに、入賞の無効化により未実施となった特典の内容が記録される。そして、リセットボタン32、もしくは、補償ボタン34が押下されるとエラーモードが解除される。また、補償ボタン34が押下されると、エラーモードの解除に加え、未実施の特典が実施される。
パチンコ店の従業員は、ホールコンピュータを介しての報知により、不正行為が行われたと判定されたことを確認した際に、もしくは、呼び出しボタン102が押下されたことを確認した際に、不正行為が事実であったか否かを調べる。
このとき、パチンコ店の従業員は、押下を促してから所定時間内に呼び出しボタン102が押下されたか否かの判定結果を参考にできる。すなわち、不正行為を行っていない遊技者は躊躇なくパチンコ店の従業員を呼び出せるが、不正行為を行った遊技者はパチンコ店の従業員を呼び出すことを躊躇する可能性が高い。このため、所定時間内に呼び出しボタン102が押下されている場合は、不正行為が事実でない可能性が高いと判断でき、所定時間内に呼び出しボタン102が押下されていない場合は、不正行為が事実である可能性が高いと判断できる。
そして、パチンコ店の従業員は、不正行為が事実であった場合、不正行為を行った者に対して相応の対応を行うとともに、不正行為により変更された箇所の修正を行った後、リセットボタン32を押下すればよい。他方、不正行為が行われていないにもかかわらずエラーモードへ移行してしまった場合は、補償ボタン34を押下すればよい。
なお、所定時間内に呼び出しボタンが押下されたか否かの判定結果を、不正行為が事実であったか否かを調べる際に用いる例で説明をしたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、所定時間内に呼び出しボタンが押下されなかった場合、不正行為が事実であるとみなして、リセットボタンが押下されたときと同等の処理、すなわち、未実施の特典内容を消去した後、エラーモードを解除して通常モードへ移行させる処理を、自動的に行うようにしてもよい。
パチンコ機の外観図である。 パチンコ機の前扉を開放した状態を示す外観図である。 パチンコ機の構成を示すブロック図である。 遊技者の被った不利益が補償される手順を示すフローチャートである。 呼び出しボタンが所定時間内に押下されたか否かを判定するパチンコ機の構成を示すブロック図である。 呼び出しボタンの押下を促すメッセージの一例を示す説明図である。 呼び出しボタンが所定時間内に押下されたか否かを判定する例を示すフローチャートである。
符号の説明
10、100 パチンコ機
12 本体
14 前扉
18 スピーカ
24 ロック機構
32 リセットボタン
34 補償ボタン(操作部材)
51、52、53、54 袖入賞口(入賞口)
55 始動入賞口(入賞口)
56、57 スルーチャッカ(入賞口)
58 大入賞口(入賞口)
82、104 CPU
84 ROM
86 作業用メモリ
88 液晶ディスプレイ(報知手段)
90 不正行為検出部(不正行為検出手段)
92 入賞無効化部(入賞無効化手段)
94 未実施特典記録部(未実施特典記録手段)
96 エラー解除部(未実施特典実施手段、初期化手段)
102 呼び出しボタン
106 判定部(判定手段)

Claims (3)

  1. 遊技盤面内に設けられた入賞口に遊技球が入賞した際に、入賞口に対応付けされた特典を遊技者に与えるパチンコ機において、
    遊技中に所定の条件を満たした場合に、不正行為が行われたとみなし、前記入賞を無効化する入賞無効化手段と、
    前記入賞の無効化により未実施となった特典の内容を記録する未実施特典記録手段と、
    遊技者は操作できないようになっており、不正行為が行われていないにもかかわらず不正行為が行われたとみなされて入賞が無効化された場合に、パチンコ機設置店側の担当者により操作される操作部材と、
    前記操作部材が操作された際に、前記未実施の特典を実施する未実施特典実施手段とを備えたことを特徴とするパチンコ機。
  2. 前記未実施の特典を実施せずに、前記未実施特典記録手段により記録された記録の内容を消去する初期化手段を備えたことを特徴とする請求項1記載のパチンコ機。
  3. 遊技者がパチンコ機設置店側の担当者を呼び出すための呼び出しボタンと、
    入賞が無効化された際に、前記呼び出しボタンの操作を促すメッセージを報知する報知手段と、
    前記報知から所定の有効時間内に前記呼び出しボタンが操作されたか否かを判定する判定手段とを備えたことを特徴とする請求項1または2記載のパチンコ機。
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