JP2008182590A - 情報処理装置、電源供給装置およびデータバックアップシステム - Google Patents

情報処理装置、電源供給装置およびデータバックアップシステム Download PDF

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Abstract

【課題】セキュリティを確保しながら情報処理装置のバックアップを簡易に行ったり必要な情報のみをバックアップすることのできる情報処理装置、電源供給装置およびデータバックアップシステムを得る。
【解決手段】充電用の卓上ホルダ100は、カードスロット111にメモリカード(図示せず)を装着できる。本体101にセットする携帯電話機(図示せず)は、このメモリカードのIDを登録しており、IDが一致したら携帯電話機から入力されるパスワードが登録したものと一致することをもって所望のユーザデータをメモリカードにバックアップする。これにより、卓上ホルダ100等の充電器を選ばずにバックアップが可能であり、また、各種の記憶媒体がバックアップの対象となる。
【選択図】図1

Description

本発明は、携帯電話機のような情報処理を行う情報処理装置、その情報処理装置に電源を供給する電源供給装置および情報処理装置の処理したデータをバックアップするデータバックアップシステムに関する。
携帯電話機、PHS(Personal Handy-phone System)、PDA(Personal Digital Assistant)、ノート型のパーソナルコンピュータのような各種の情報処理装置が家庭やオフィスで広く使用されている。このうちの比較的小型の装置である携帯電話機を例にとっても分かるように、これら情報処理装置は多くの機能を備えており、一時的に使用する情報や登録して常時使用する情報のような各種の情報を取り扱っている。これらの情報の中には、たとえば住所録に代表されるように、データの追加や変更が頻繁に行われているものも含まれている。
情報処理装置の個々のユーザの取り扱うこれらのデータ(以下、ユーザデータと称する)は、ユーザごとに内容が相違するプライベートな情報であることが多い。したがって、情報処理装置に何らかの障害が発生してユーザデータを失うと、その復旧が不可能になるおそれがある。そこで、携帯電話事業者や情報処理装置のメーカは、ユーザデータを外部メモリにバックアップすることを推奨している。
前記した携帯電話機を例にとって考える。最近の携帯電話機にはカードスロットが備えられているものが多く、ここに外部メモリとしてのメモリカードを装着することができる。そこで、携帯電話機をバックアップモードに設定することで、カードスロットに装着したメモリカードにユーザデータをバックアップすることができる。そして、携帯電話機に何らかの障害が発生した場合には、このメモリカードに格納しておいたバックアップデータを用いて、携帯電話の本体側のユーザデータを復旧させることができる。
ところが、携帯電話機にメモリカードを装着した状態で障害が発生すると、これがそのメモリカードに波及する場合がある。このような場合に、そのメモリカードのユーザデータが破損するおそれがある。また、携帯電話機自体が火災や水害に遭遇した場合にも、バックアップ用のメモリカードを携帯電話機に常時装着しておくと、同様にユーザデータの復旧ができなくなる場合がある。もちろん、携帯電話機をメモリカードと共に紛失した場合もユーザデータを復旧することはできない。したがって、ユーザはバックアップ用のメモリカードをバックアップ時以外は携帯電話機とは別の場所に保管する必要がある。
しかしながら、多くのユーザは、携帯電話機に装着するメモリカードにメモリ領域を拡張するための機能とバックアップ機能を持たせて使用している。たとえば、携帯電話機で撮影した画像や動画をメモリカードに保存する一方で、バックアップデータも同一のメモリカードに格納している。このようなユーザは、メモリカードを常に携帯電話機に装着して利用することになる。したがって、携帯電話機に前記したような不測の事態が発生すると、データのバックアップを行うことができなくなることが多い。
そこで、携帯電話機をネットワークに接続したときに、ネットワーク側でユーザデータのバックアップ処理を行うことが第1の提案として提案されている(たとえば特許文献1参照)。この第1の提案では、携帯電話機がネットワーク上の情報サーバにアクセスすると、ユーザ認証を経て、ユーザデータを情報サーバ側に格納させるようになっている。
ところが、この第1の提案では、ユーザが情報サーバという特別のサーバにアクセスしてバックアップ処理を実行する必要がある。携帯電話機自体がメモリカードに対するバックアップ機能を備えていても、ユーザの多くはこのバックアップ機能を全く活用しなかったり、滅多に活用しない。これは、バックアップ操作が面倒であるのが大きな原因であるとされている。
第1の提案では、バックアップ時に情報サーバにアクセスする処理が必要である。したがって、携帯電話機そのものにセットされているメモリカードに対するバックアップよりも更にバックアップ処理が煩雑である。しかも、大量のデータをメモリカードにデータ転送する場合に問題となるデータの転送時間が、ネットワークとの通信を要する第1の提案の場合には更に長時間化する可能性がある。また、サーバとの通信やバックアップデータの保存にコストを要する場合には、これがユーザの負担となる。
そこで、携帯電話機の充電に使用する充電器に、バックアップデータを格納することが第2の提案として提案されている(たとえば特許文献2参照)。この第2の提案では、特別に用意した充電器をACアダプタと携帯電話機の間に接続して、ユーザ認証を行い、これが成功した場合に携帯電話機の充電を行わせるようになっている。認証手続きやユーザデータの転送には専用のケーブルを使用してもよいが、赤外線通信を行うようにしてもよい。
特開2006−013824号公報(第0032段落、第0039段落、図1、図4) 特開2000−031882号公報(第0078段落、図2、図5)
この第2の提案では、ネットワークに接続することなく、充電を行うたびに携帯電話機のユーザデータを充電器にバックアップすることができる。ところが、第2の提案では、セキュリティを確保するために、充電器側にID(Identification)情報登録部とパスワード登録部を配置している。そして、まず、携帯電話機が自装置に格納したID情報と充電器に格納しているID情報を比較してこれらの一致を確認する。次に、携帯電話機からその操作キーでユーザにパスワードを入力させて、充電器側に登録されているパスワードと比較する。そして、これらID情報とパスワードが共に一致したことをもってバックアップデータを充電器側に格納できるようにしている。
このため、ユーザは、オフィスと家庭で別々の充電器を用意している場合には、これら2つの充電器に同じ内容の登録を行う必要があった。また、たとえば出先に他人の充電器が存在するような場合に、これを借用して自分の携帯電話機のバックアップデータをとることができないという問題があった。これは、携帯電話機とその充電に使用する充電器が対の関係にないと、ユーザデータのバックアップを行うことができないからである。
以上、携帯電話機のバックアップについての問題点を説明したが、他の情報処理装置のユーザデータをバックアップする場合、充電器との関係で同様の問題があった。
そこで本発明の目的は、セキュリティを確保しながら情報処理装置のバックアップを簡易に行うことのできる情報処理装置、電源供給装置およびデータバックアップシステムを提供することにある。
本発明の他の目的は、セキュリティを確保しながら情報処理装置内の必要な情報のみをバックアップすることのできる情報処理装置、電源供給装置およびデータバックアップシステムを提供することにある。
請求項1記載の発明では、(イ)装置内部に電源を供給する二次電池と、(ロ)この二次電池を充電するために外部装置と接続する充電用端子と、(ハ)データ処理を行うデータ処理手段と、(ニ)外部装置に接続され、このデータ処理手段の処理の対象となるデータのうち所定のものをバックアップデータとして保存する外部メモリについてその識別情報を格納する外部メモリID格納手段と、(ホ)バックアップデータを用いてデータのバックアップを行う際のユーザを認証するためのパスワードを格納するパスワード格納手段と、(へ)充電用端子に外部装置が接続されたときこの外部装置を経由して外部メモリが接続されているかを外部メモリID格納手段に格納された外部メモリIDを用いて確認する外部メモリ存否確認手段と、(ト)この外部メモリ存否確認手段が外部メモリが接続されていることを確認したときパスワード格納手段に格納されたパスワードが入力されることを条件としてバックアップデータを前記した外部装置に送り出すバックアップデータ送信手段とを情報処理装置に具備させる。
すなわち本発明では、処理の対象となるデータのうち所定のものをバックアップデータとして保存するようにする情報処理装置が、二次電池を充電するための充電用端子に接続された外部装置を経由した外部メモリにこのバックアップデータを保存することにしている。このために、この情報処理装置には、その外部メモリの識別情報を格納する外部メモリID格納手段と、バックアップを行うユーザを認証するためのパスワードを格納するパスワード格納手段および外部装置に外部メモリが接続されているかを判別するための外部メモリ存否確認手段が備えられている。そして、充電時に外部メモリ存否確認手段が外部装置に外部メモリが存在したことを確認したら、外部メモリIDが一致するかどうかをチェックして、一致する場合にはパスワードが一致することを条件にバックアップデータをその外部装置に送出し、これを経由した外部メモリにバックアップできるようにしている。これにより、充電用の外部装置がどのような装置であってもユーザの指定した外部メモリに情報処理装置のデータをバックアップすることができる。
バックアップデータ送信手段は、充電用端子から二次電池に対して充電用の電力が供給される状態でバックアップデータを近距離にのみ到達する無線で送信する無線通信手段であってもよいが、前記した充電用の外部装置とケーブルで接続されていてもよい。無線通信手段の場合には、その種類を問わないが、一例としては赤外線通信手段を挙げることができる。
請求項4記載の発明では、(イ)データ処理を行う情報処理装置に接続してこれに電源を供給する電源供給端子と、(ロ)情報処理装置のデータ処理の対象となるデータのうち所定のものをバックアップデータとして保存する外部メモリを接続する外部メモリ接続手段と、(ハ)この外部メモリ接続手段に接続した外部メモリの識別情報としての外部メモリIDを電源供給端子に接続された情報処理装置に送信する外部メモリID送信手段と、(ニ)電源供給端子に接続された情報処理装置からバックアップデータが送られてきたときこれを前記した外部メモリに転送するバックアップデータ転送手段とを電源供給装置に具備させる。
すなわち本発明では、情報処理装置に接続して充電のためや通常の動作のために電源を供給する電源供給端子を備えた電源供給装置が、外部メモリ接続手段を備えており、これに外部メモリを接続できるようになっている。そして、電源供給端子に接続された情報処理装置に対して外部メモリの識別情報としての外部メモリIDを送出し、情報処理装置側でこれに対応する形でバックアップデータが送られてきたときこれをその外部メモリに転送するようにしている。このように、情報処理装置側に外部メモリのIDを送出できるので、その情報処理装置がバックアップデータをその外部メモリに転送することを判断すれば、送られてきたバックアップデータをバックアップデータ転送手段を用いて外部メモリに転送してバックアップを実行することができる。電源供給装置は必ずしも情報処理装置に対して充電用の電力を供給する必要はない。
ここで、外部メモリID送信手段およびバックアップデータ転送手段は、前記した電源供給端子から情報処理装置に対して電力が供給される状態でバックアップデータを近距離にのみ到達する無線で送信する無線通信手段であってもよいが、有線の通信手段であってもよい。
請求項6記載の発明では、(イ)装置内部に電源を供給する電源供給端子と、データ処理を行うデータ処理手段と、このデータ処理手段の処理の対象となるデータのうち所定のものをバックアップデータとして保存する外部メモリについてその識別情報を格納する外部メモリID格納手段と、前記したバックアップデータを用いてデータのバックアップを行う際のユーザを認証するためのパスワードを格納するパスワード格納手段と、電源供給端子に外部装置が接続されたときこの外部装置を経由して外部メモリが接続されているかを外部メモリID格納手段に格納された外部メモリIDを用いて確認する外部メモリ存否確認手段と、この外部メモリ存否確認手段が外部メモリが接続されていることを確認したときパスワード格納手段に格納されたパスワードが入力されることを条件としてバックアップデータを外部装置に送り出すバックアップデータ送信手段とを備えた情報処理装置と、(ロ)この情報処理装置に接続してこれに電源を供給する電源供給端子と、バックアップデータを保存する外部メモリを接続する外部メモリ接続手段と、電源供給端子に接続された情報処理装置から外部メモリ接続手段に接続された外部メモリの外部メモリIDが要求されたときこれをその情報処理装置に送信する外部メモリID送信手段と、電源供給端子に接続された情報処理装置からバックアップデータが送られてきたときこれを外部メモリに転送するバックアップデータ転送手段とを備えた、前記した外部装置としての電源供給装置とをデータバックアップシステムに具備させる。
すなわち本発明では、データバックアップシステムを情報処理装置とこれに電源を供給しかつ外部メモリを接続した電源供給装置とで構成している。そして、情報処理装置に接続して充電のためや通常の動作のために電源を供給する電源供給端子を備えた電源供給装置が、電源供給端子に接続された情報処理装置に対して外部メモリの識別情報としての外部メモリIDを送出し、情報処理装置側でこれに対応する形でバックアップデータが送られてきたときこれをその外部メモリに転送するようにしている。このように、情報処理装置側に外部メモリのIDを送出できるので、その情報処理装置が外部メモリIDおよびパスワードを用いてバックアップデータをその外部メモリに転送することを判断すれば、バックアップデータを電源供給装置に送り、電源供給装置はバックアップデータ転送手段を用いて外部メモリに転送してバックアップを実行することができる。電源供給装置は必ずしも情報処理装置に対して充電用の電力を供給する必要はない。
ここで、情報処理装置と電源供給装置の間で行われる外部メモリIDとバックアップデータの通信は、近距離にのみ到達する無線で送信する無線通信手段であってもよいが、有線の通信手段であってもよい。また、外部メモリはUSBを介して電源供給装置に接続されるようになっていてもよい。
以上説明したように本発明によれば、情報処理装置がこれに電源を供給する電源供給装置と接続された外部メモリにデータをバックアップするので、外部ネットワークにアクセスしてバックアップを行う場合と比べて処理が簡単になり、また経済的である。更に、電源供給装置と接続された外部メモリのIDを情報処理装置側が保持してバックアップの際に照合できるので、セキュリティを確保することができるだけでなく、電源供給装置側が外部メモリのIDを格納する必要がないので、電源供給装置を選ばずにバックアップを行うことが可能になる。これにより、バックアップの実行と情報処理装置側でのデータの復元を簡単に行えるようになる。
以下実施例につき本発明を詳細に説明する。
図1は、本発明の第1の実施例としての卓上ホルダを表わしたものである。卓上ホルダ100の本体101は、ベッドのような縦長の形状をしており、その長さ方向の両端には図示しない携帯電話機の両端部を固定するための第1および第2の壁部102、103が立設されている。第1の壁部102の上面には、第1〜第3の表示ランプ104〜106が配置されている。第1の表示ランプ104は、認証の可否やエラーの発生を表示形態によってを示すもので、緑色に点灯したときはユーザの認証が成功したことを、赤色に点灯したときはエラーが生じたことを示す。第2の表示ランプ105は、データの転送状態を示すもので、赤色が転送中を、緑色が転送完了をそれぞれ示す。第3の表示ランプ106は、充電の状態を表わすもので、赤色が充電中を表わし、緑色が充電が完了したことを表わす。
第1の壁部102の側面で第2の壁部103と対向する位置の中央には赤外線送受信部108が配置されており、その両側には充電用の電源端子109、109が進退自在に配置されている。本体101の側面には、メモリカードを挿入するカードスロット111と、その取り出しに使用するリジェクタ112が配置されている。カードスロット111には、たとえばSDカード(Secure Digital card)をセットすることができるようになっている。
また、第2の壁部103の下部からは電源コードが繰り出されている。更に第2の壁部103における第1の壁部102と対向する箇所には、進退自在のスイッチからなる載置検出部115が配置されている。載置検出部115は、携帯電話機が第1の壁部102と第2の壁部103の間にセットされると、これを検知するようになっている。
図2は、本実施例の卓上ホルダの回路構成を表わしたものである。この卓上ホルダ100は、各部を制御するための制御部121を備えている。制御部121は、CPU(Central Processing Unit)122と、このCPU122が実行する制御用のプログラムを格納したROM(Read Only Memory)123を備えている。ROM123の代わりにハードディスク等の不揮発性のメモリを使用してもよい。制御部121は、データバス等の接続手段によって卓上ホルダ100内の各部と接続されている。
このうちUART(Universal Asynchronous Receiver Transmitter)部124は赤外線送受信部108と接続されている。UART部124は、この図には示していない携帯電話機から赤外線によって受信したシリアルデータをパラレルデータに変換すると共に、送信の対象となるパラレルデータをシリアルデータに変換するIC(Integrated Circuit)チップによって構成されている。作業用メモリ126は、CPU122が各種制御を行う上で一時的に必要とするデータを格納するメモリ領域であり、RAM(Random Access Memory)によって構成されている。
充電機構部127は、携帯電話機の電池を充電する制御を行うようになっている。表示制御部128は、第1〜第3の表示ランプ104〜106の点灯制御を行うようになっている。カードスロット111と載置検出部115も制御部121と接続されている。
図3は、本実施例の携帯電話機の構成の要部を表わしたものである。携帯電話機140は、各部を制御するための制御部141を備えている。制御部141は、CPU142と、このCPU142が実行する制御用のプログラムを格納したROM143を備えている。ROM143の代わりにハードディスク等の不揮発性のメモリを使用してもよい。制御部141は、データバス等の接続手段によって携帯電話機140内の各部と接続されている。
このうちUART部144は赤外線送受信部145と制御部141の間でデータをシリアルデータからパラレルデータに変換したり、その逆の変換を行うICチップによって構成されている。作業用メモリ146は、CPU142が各種制御を行う上で一時的に必要とするデータを格納するメモリ領域であり、RAMによって構成されている。
ユーザデータ格納部147は、バックアップの対象となるユーザデータと図2に示したカードスロット111に格納する図示しないメモリカードに関する情報を格納するメモリ領域である。ユーザデータは、それらの更新履歴の情報と共に格納されるようになっている。メモリカードに関する情報は、ID情報格納領域148にメモリカードのID情報(メモリID)が格納されるようになっており、パスワード登録領域149にそのメモリカードにバックアップを行う際にユーザ認証に使用するバックアップ用パスワードが格納されるようになっている。バックアップ項目・履歴記憶部151は、携帯電話機140のユーザがバックアップの対象として指定したユーザデータの各項目と、図2に示した卓上ホルダ100にバックアップを行った履歴を格納しておくメモリである。
操作部152は、携帯電話機140の図示しないキーボード等のユーザによって各種データを入力するための部品によって構成されている。表示部153は液晶ディスプレイあるいは有機EL(Electro Luminescence)等の図示しないディスプレイと表示を制御するための回路部分によって構成されている。携帯電話機機能部154は、図示しない通話のためのマイクロフォン、スピーカ、通信制御部等の携帯電話機としての共通した機能を有する部分を一括して示したものである。二次電池155は、携帯電話機140各部に電源を供給する繰り返し充電可能な電池である。
図4は、卓上ホルダに携帯電話機がセットされた状態を表わしたものである。携帯電話機140は、折り畳み型の場合には折り畳まれた状態で、そのサブ・ディスプレイ161が上に配置されるような状態で卓上ホルダ100にセットされる。携帯電話機140は、セットされた状態で図示しない2つの電極が図1に示した電源端子109、109に1つずつ接触するようになっている。これにより、図2に示した卓上ホルダ100内の充電機構部127が携帯電話機140の二次電池155(図3)と電気的に接続され、充電が開始される。
携帯電話機140側の図示しない2つの電極の間には図3に示した赤外線送受信部145が配置されている。したがって、卓上ホルダ100に携帯電話機140がセットされると、この赤外線送受信部145が図1に示した赤外線送受信部108と対向することになり、赤外線によるデータ通信が可能になる。
図5は、卓上ホルダの制御の概要を表わしたものである。卓上ホルダ100は、図2に示す制御部121のCPU122がROM123に格納された制御プログラムを実行することで各種の制御を行うようになっている。この制御の内容を、図1、図2および図4と共に説明する。
制御部121は載置検出部115が携帯電話機140を検出するか(ステップS201)と、赤外線送受信部108を介してメモリID(Identification)の読取要求があったか(ステップS202)と、バックアップデータを受信したか(ステップS203)と、リストア要求があったか(ステップS204)の監視を行っている。
ユーザが卓上ホルダ100に図4に示すように携帯電話機140をセットすると、図2に示した載置検出部115がこれを検出する(ステップS201:Y)。この場合、図2に示した充電機構部127は、携帯電話機140の充電制御を実行することになる(ステップS205)。そして、これと共に、バックアップデータがあれば、後に卓上ホルダ100側の処理として説明するようにバックアップのための処理を行う。
図6は、本実施例の携帯電話機側で行われるバックアップ処理の様子を表わしたものである。図3と共に説明する。携帯電話機140は、その表示部153にメニュー画面を表示して、この中から所望の項目を選択することができる。メニュー画面から「バックアップ処理」の項目が選択されると(ステップS221:Y)、制御部141は表示部153にバックアップ用パスワードの入力要求を表示する(ステップS222)。ユーザが操作部152を操作してパスワードを入力すると(ステップS223:Y)、それがパスワード登録領域149に格納されたバックアップ用パスワードと一致するかどうかの判別が行われる(ステップS224)。ここで、操作部152からその時点で入力されたパスワードがバックアップ用パスワードに一致しなかった場合には(N)、「入力したパスワードが間違っています。」等のエラー表示が行われる(ステップS225)。そして、バックアップ処理を開始することなく処理が終了する(エンド)。もちろん、パスワードの再入力を求めて、正しいパスワードが入力されなかった場合にのみ処理を終了させてもよい。
一方、バックアップ用パスワードが一致した場合(ステップS224:Y)、制御部141はこの携帯電話機140に充電器としての卓上ホルダ100が接続されているかどうかをチェックする(ステップS226)。卓上ホルダ100は電源に接続されている必要がある。ステップS226のチェックは、たとえば二次電池155が充電状態にあるかとか、充電電圧が二次電池155に印加されているかという判別により可能となる。充電器としての卓上ホルダ100に対して図4に示すように携帯電話機140がセットされていない場合には(ステップS226:N)、所定のエラー処理が行われる(ステップS225)。
これに対して、卓上ホルダ100に携帯電話機140がセットされている場合(ステップS226:Y)、制御部141は続いて外部メモリがこれに接続されているかどうかを判別する(ステップS227)。卓上ホルダ100に外部メモリとしてのメモリカードが接続されていない場合にはバックアップができない。そこで、メモリカードが接続されていない場合には(N)、所定のエラー処理が行われる(ステップS225)。
メモリカードの接続も行われていたら(ステップS227:Y)、現在の携帯電話機140が待ち受け状態で、かつPIM(Personal Information Manager)ロックになっていないことを確認する(ステップS228)。PIMロックとは、予め設定した端末暗証番号によって、携帯電話機140の電話帳、スケジュール、メール、カメラ等のアプリケーションプログラムを起動できないように設定することをいう。個人情報の漏洩を防止する機能であり、本実施例ではこれがロック状態となっているときにはバックアップを勝手に行えないようにしている。ステップS228の条件に適合しない場合にも(N)、所定のエラー処理が行われる(ステップS225)。
ステップS228の条件にも合致した場合(Y)、制御部141はメモリカードのIDの読み取り処理を行う(ステップS229)。具体的には、卓上ホルダ100側にメモリカードのIDとしてのメモリIDの要求を行って、これを受信することになる。
図5に戻って卓上ホルダ100にメモリIDの要求があったときの処理を説明する。メモリIDの要求があると(ステップS202:Y)、卓上ホルダ100の制御部121は外部メモリとしてのメモリカードが接続されているかどうかをチェックする(ステップS206)。この結果、メモリカードが未接続の状態であれば(N)、赤外線送受信部108を起動して、その旨を送信する(ステップS207)。
これに対して、メモリカードが接続されていると判別された場合には(ステップS206:Y)、そのID情報としてのメモリIDと、メモリカードにユーザデータとして格納されている情報の更新情報(日時または版数)を読み出す(ステップS208)。そして、赤外線送受信部108を起動してこれらの情報を送信することになる(ステップS209)。ユーザデータとして格納されている情報の更新情報を携帯電話機140側に送信するのは、携帯電話機140側から差分のユーザデータの送信を受けるためである。
図6に戻って説明を続ける。ステップS229でメモリIDの読取処理を行ったら、制御部141は、得られたメモリIDをID情報格納領域148に格納されているメモリIDと一致するかどうかをチェックする(ステップS230)。携帯電話機140のユーザがバックアップ先のメモリカードについてメモリIDの登録を行っていないような場合にはメモリIDが一致しない(N)。そこて、この場合にはメモリIDの登録要求を表示部153に表示して(ステップS231)、バックアップ処理を終了させる(エンド)。
これに対して、バックアップ先の卓上ホルダ100側のメモリIDが一致した場合(ステップS230:Y)、ユーザデータ格納部147に格納されたユーザデータをメモリカード側から送られてきた更新情報と対比する(ステップS232)。そして、赤外線送受信部145を起動して、バックアップが必要な該当する項目のうちで更新していない差分に相当するユーザデータをバックアップデータとして送信する(ステップS233)。
再び図5に戻って説明を続ける。卓上ホルダ100側では、携帯電話機140からバックアップデータが送られてきたら(ステップS203:Y)、該当する項目ごとにバックアップデータを、外部メモリとしてのメモリカードに格納(上書き)する(ステップS210)。そして、格納結果を赤外線送受信部145から送信する(ステップS211)。
なお、携帯電話機側からバックアップデータのリストアの要求があった場合(ステップS204:Y)、卓上ホルダ100側ではメモリカードに格納されているデータを読み出して赤外線送受信部145から送信するリストア処理を実行することになる(ステップS212)。
図7は、携帯電話機側で行う卓上ホルダを使用したバックアップ(卓上バックアップ)についての設定処理の様子を表わしたものである。まず、ユーザは図3に示した携帯電話機140の操作部152を操作して各種設定画面を表示させる(ステップS241)。
図8は、表示部に表示された各種設定画面を表わしたものである。ここでは、表示部153に、各種の設定項目が数字と対比させて表示されている。バックアップについての設定処理として、「卓上バックアップ」の項目が示されている。ユーザはその対応する数字「4」を操作部152(図3)から入力するか、図示しないカーソルでその数字あるいは項目を指定することになる。
図7に戻って説明を続ける。このようにして「卓上バックアップ」の項目が選択されたら(ステップS242:Y)、「オン・オフ選択表示」が行われ(ステップS243)、ユーザはこの項目の設定を行うか否かを選択することになる(ステップS244、ステップS245)。
図9は、表示部に表示された「オン・オフ選択表示」を表わしたものである。ここでは、ユーザが「オン(ON)」を選択している。「オフ(OFF)」を選択した場合、「卓上バックアップ」は実行されない。
再び図7に戻って説明を続ける。ユーザが「オン(ON)」を選択した場合(ステップS244:Y)、バックアップの対象となる各項目が表示される(ステップS246)。したがって、ユーザは、たとえば用意したメモリカードの容量に応じてバックアップの対象となるユーザデータを取捨選択することができる。
図10は、表示部に表示されたバックアップの対象となる各項目を表わしたものである。表示部153に表示された項目のうちでチェックを入れたものがバックアップの対象となる。この図の例では、全ての項目がバックアップの対象となっている。
再び図7に戻って説明を続ける。ユーザが項目の選択を行うと(ステップS247:Y)、選択された各項目が図3に示すバックアップ項目・履歴記憶部151にバックアップ対象の項目として登録(上書き)される(ステップS248)。ステップS245で図9に示す「オフ(OFF)」を選択した場合(Y)、バックアップ項目・履歴記憶部151におけるバックアップ対象の項目がすべて削除される(ステップS249)。バックアップの対象となる項目の一部を変更する場合には、図7に示す処理を再度行って、ステップS246で表示された各項目を選択し直せばよい。
ところで、本実施例では、すでに説明したところから明らかなように、図3に示した携帯電話機140がユーザデータのバックアップ先のメモリカードのID情報(メモリID)を見て、これがユーザの登録したものと一致することと、バージョンアップの処理を行う操作者が正規のユーザとしてのパスワードを入力できることを条件として、そのメモリカードにバックアップを行うことにしている。これにより、出張先であっても、卓上ホルダ100がその場所にあれば、バックアップが可能になる。これを可能にするには、図3に示すユーザデータ格納部147のID情報格納領域148にメモリカードのメモリIDを格納しておくと共に、パスワード登録領域149にそのメモリカードにバックアップを行う際にユーザ認証に使用するバックアップ用パスワードを格納しておく必要がある。
このうち、バックアップ用パスワードは携帯電話機140自体のアクセスを本来のユーザのみに許可するために設定しているパスワードを当てることができる。そこで、これについての説明は省略し、次にメモリカードの登録処理を説明する。
図11は、携帯電話機側で行うバックアップ用メモリとしてのメモリカードの登録処理の流れを表わしたものである。図3と共に説明する。携帯電話機140は、その表示部153にメニュー画面を表示して、この中から所望の項目を選択することができる。メニュー画面から「メモリ登録処理」の項目を選択すると(ステップS261:Y)、制御部141はユーザがすでに他の処理でバックアップ用パスワードを入力して照合が済んでいる(パスワードによる認証がすでに成功している)かどうかをチェックする(ステップS262)。照合の手間を重複させないようにするためであるが、セキュリティを高度に保つために、図11に示す処理を開始する際にバックアップ用パスワードの入力を常に要求するようにしてもよい。
パスワードの照合がまだ済んでいない場合には(N)、携帯電話機140の表示部153にバックアップ用パスワードの入力要求が表示される(ステップS263)。これに対してユーザが操作部152を操作してパスワードを入力すると(ステップS264:Y)、制御部141はパスワード登録領域149に格納されているバックアップ用パスワードとこれが一致しているかどうかをチェックする(ステップS265)。なお、前記したようにバックアップ用パスワードとして特別のパスワードを設定していない場合には、パスワード登録領域149に携帯電話機140のアクセスを許可するためにユーザが登録したパスワードがそのままバックアップ用パスワードとして格納されるようになっている。
ステップS265のチェックでパスワードが一致しなかった場合には(N)、表示部153にパスワード不一致のエラー表示を行って(ステップS266)、バックアップ用メモリの登録処理が終了する(エンド)。もちろん、いきなりバックアップ用メモリの登録処理を終了させずに、所定回数だけバックアップ用パスワードの再入力を許す機会を与えるようにしてもよい。
ステップS265でパスワードが一致した場合には(Y)、ステップS262でパスワードの照合済みの場合(Y)と共に、赤外線送受信部145を起動して外部メモリのID要求を送信する(ステップS267)。すると、先に説明した図5のステップS202からステップS206に進む処理が卓上ホルダ100側で行われる。ただし、新規のメモリカードのIDを取得することを前提としている今回は図5のステップS208の処理で更新情報を読み出すことができないのでそのメモリカードのIDのみが読み出されて、ステップS209で図2に示す赤外線送受信部108からこれが返信されてくることになる。
制御部141は赤外線送受信部145を介して卓上ホルダ100の返信を待機しており、メモリIDを受信したら(図11ステップS268:Y)、バックアップ用メモリのIDとしてパスワード登録領域149に登録する(ステップS269)。
一方、卓上ホルダ100にメモリカードがセットされていないような場合には(図5ステップS206:N)、メモリカードが未接続の状態であることが通知されてくる(図5ステップS207、図11ステップS270:Y)。そこで、この場合、制御部141は表示部153に外部メモリの接続にエラーがあることを表示して(ステップS271)、処理を終了することになる(エンド)。
図12は、本発明の第2の実施例における充電用アダプタの要部を示したものである。この充電用アダプタ300は、図示しない携帯電話機の充電に用いるもので、直流電源ケーブル301の一端には、大径の円筒状のホルダ302が取り付けられており、このホルダ302の他端からは円筒状のホルダ302よりも小径の円筒状のオス型コネクタ303が突出している。オス型コネクタ303は、その内側と外側がそれぞれ電極を構成しており、携帯電話機の図示しないメス型コネクタと嵌合し接続することで、その内部の図示しない充電回路に充電のための電源を供給するようになっている。
ホルダ302における直流電源ケーブル301の繰り出される側と反対の端部には、オス型コネクタ303と並行に金属製の小突起304が植設されている。小突起304はオス型コネクタ303を携帯電話機に取り付けるときのホルダ302の回転位置を規制するために使用されている。ホルダ302の小突起304が植設された側の端部近傍には赤外線受信部305が配置されている。これは、携帯電話機のこれと対向する部位に配置された図示しない赤外線送信部と対向させるためである。したがって、ホルダ302のどの回転位置でも携帯電話機から良好に赤外線を用いたデータを受信できる場合、回転位置を設定するための小突起304は不要である。
ホルダ302の外周面には、第1の表示ランプ306と第2の表示ランプ307およびUSB(Universal Serial Bus)コネクタ(ミニAコネクタ)308が取り付けられている。第1の表示ランプ306は第1の実施例の第2の表示ランプ105と同様にデータの転送状態を表示するために使用され、第2の表示ランプ307は第1の実施例の第3の表示ランプ106と同様に充電中および充電終了を表示するために使用される。USBコネクタ308は、充電用アダプタ300に接続される図示しないメモリやコンピュータ等の他の情報処理装置に携帯電話機のユーザデータをバックアップするために使用されるようになっている。
図13は、この第2の実施例における充電用アダプタを用いた第1のバックアップ方法を示したものである。充電用アダプタ300はその円筒状のホルダ302の他端側が電源プラグを備えた直流電源部311となっており、電源プラグの部分が図示しない商用電源に接続されるようになっている。ホルダ302から突出したオス型コネクタ303は、携帯電話機400の充電端子401に差し込まれている。また、ホルダ302のUSBコネクタ308にはUSB端子付きのメモリ装置402が接続されている。
したがって、第1のバックアップ方法では、ユーザが携帯電話機400の充電を行う際に、USB端子付きのメモリ装置402に所望のユーザデータをバックアップすることができる。なお、図では携帯電話機400を1つの筐体に表示部412と操作部413が配置された一体型のものとして示しているが、2つの筐体を折り畳むようにした折り畳み式の携帯電話機であってもよいことは当然である。
図14は、この第2の実施例における充電用アダプタを用いた第2のバックアップ方法を示したものである。第2のバックアップ方法でも、充電用アダプタ300のオス型コネクタ303は、携帯電話機400の充電端子401に差し込まれている。ホルダ302のUSBコネクタ308は、USBケーブル421の一端を接続しており、その他端はパーソナルコンピュータ422のUSB端子423に接続されている。
この第2のバックアップ方法では、ユーザが携帯電話機400の充電を行う際に、ホルダ302にUSBケーブル421を介して他の情報処理装置を接続することで、パーソナルコンピュータ122等の情報処理装置の記憶媒体にユーザデータをバックアップすることができることになる。
図15は、この第2の実施例の充電用アダプタの回路構成の概要を表わしたものである。充電用アダプタ300は、オス型コネクタ303を備えたホルダ302と、このホルダ302に前記した一端を接続した直流電源ケーブル301と、この直流電源ケーブル301の他端に接続した直流電源部311で構成されている。直流電源部311は、前記した商用電源と接続されて電圧を変換する変圧器441と、この変圧器441が低下させた電圧の交流を直流に整流する整流回路442を備えている。直流電源ケーブル301はこの整流後の所定の直流電源をホルダ302に供給するようになっている。ホルダ302は、この供給された直流電源を内部の回路に供給する他、オス型コネクタ303の所定のピンを介して、図13または図14に示した携帯電話機400に供給することになる。
ホルダ302内には、制御部451が備えられている。制御部451は、CPU452と、このCPU452が実行する制御用のプログラムを格納したROM453を備えている。制御部451は、データバス等の接続手段によって、UART部454、メモリ455、表示制御部456およびUSBコネクタ308と接続されている。ここでUART部454は赤外線受信部305と接続されており、携帯電話機400から受信したシリアルデータをパラレルデータに変換する。メモリ455は携帯電話機から受信したデータを一時的に格納してUSBコネクタ308を介して図13に示したメモリ装置402または図14に示したパーソナルコンピュータ422に送り出すことになる。表示制御部456は第1の表示ランプ306と第2の表示ランプ307の点灯制御を行うようになっている。
図16は、第2の実施例で使用される携帯電話機の構成の概要を表わしたものである。この携帯電話機400は、各部を制御するための制御部541を備えている。制御部541は、CPU542と、このCPU542が実行する制御用のプログラムを格納したROM543を備えている。ROM543の代わりにハードディスク等の不揮発性のメモリを使用してもよい。制御部541は、データバス等の接続手段によって携帯電話機400内の各部と接続されている。
このうちUART部544は赤外線送信部545と接続され、図12に示したホルダ302内の赤外線受信部305に送信するデータをパラレルデータからシリアルデータに変換するICチップによって構成されている。作業用メモリ546は、CPU542が各種制御を行う上で一時的に必要とするデータを格納するメモリ領域であり、RAMによって構成されている。
充電制御部547は充電端子401と接続されており、図12に示した充電用アダプタ300のオス型コネクタ303から給電されて、充電の制御を行うようになっている。操作部413は、携帯電話機400のキーボード等のユーザによって各種データを入力するための部品によって構成されている。表示部412は液晶ディスプレイあるいは有機EL等のディスプレイと表示を制御するための回路部分によって構成されている。携帯電話機機能部552は、図示しない通話のためのマイクロフォン、スピーカ、通信制御部等の携帯電話機としての共通した機能を有する部分を一括して示したものである。二次電池553は、携帯電話機400各部に電源を供給する繰り返し充電可能な電池であり、充電制御部547によって充電される。
この第2の実施例では、図12に示す充電用アダプタ300を商用電源に接続した状態で、図13あるいは図14に示すように携帯電話機400に接続すると、その充電が開始される。また、携帯電話機400の制御部541は、予め定めた電話帳やスケジューラ等のユーザデータを携帯電話機400の赤外線送信部545から送信することで、図13に示すようにメモリ装置402に、あるいは図14に示すようにパーソナルコンピュータ422にバックアップすることができる。これらにバックアップされたユーザデータを携帯電話機400にリストアすることも同様に可能である。
なお、第1および第2の実施例では、ユーザデータの転送が無事終了すると、対応するランプの表示色を緑色に変化させてデータの転送完了を知らせることにしたが、通信処理が起動できなかった場合や、通信相手が不明で通信を確立することができなかった場合、あるいは通信中に何らかの不具合があって通信が完了しなかった場合には、異常の発生を示すエラー表示を行う代わりに、異常の発生を示すアイコンを携帯電話機や充電側の装置に設けられたディスプレイに表示するようにしてもよい。
なお、第1の実施例では使用するメモリカードとしてSDカードを示したが、半導体メモリからなる各種のメモリカードを使用することができる。また、メモリカードのサイズが通常サイズとミニサイズがあるような場合、これらのサイズに関係なく本発明を適用することができる。
また、実施例ではバックアップのためのデータの転送を赤外線を用いた無線通信で行うことにした。赤外線以外のデータ通信手段を使用してこのような通信を行うことはもちろん可能である。たとえば、ブルーツース(Bluetooth)、W−LAN(Wireless LAN)あるいは非接触ICカードであるFeliCa(登録商標)を用いた無線通信にも本発明を適用することができる。
本発明の第1の実施例としての卓上ホルダを表わした斜視図である。 第1の実施例の卓上ホルダの回路構成を表わしたブロック図である。 第1の実施例の携帯電話機の構成の要部を表わしたブロック図である。 第1の実施例で卓上ホルダに携帯電話機がセットされた状態を表わした斜視図である。 第1の実施例における卓上ホルダの制御の概要を表わした流れ図である。 第1の実施例における携帯電話機側で行われるバックアップ処理の様子を表わした流れ図である。 第1の実施例で携帯電話機側で行う卓上ホルダを使用したバックアップについての設定処理の様子を表わした流れ図である。 第1の実施例で表示部に表示された各種設定画面を表わした平面図である。 第1の実施例で表示部に表示された「オン・オフ選択表示」を表わした平面図である。 第1の実施例で表示部に表示されたバックアップの対象となる各項目を表わした平面図である。 第1の実施例で携帯電話機側で行うバックアップ用メモリとしてのメモリカードの登録処理の流れを表わした流れ図である。 本発明の第2の実施例における充電用アダプタの要部を示した斜視図である。 第2の実施例における充電用アダプタを用いた第1のバックアップ方法を示した各部の接続説明図である。 第2の実施例における充電用アダプタを用いた第2のバックアップ方法を示した各部の接続説明図である。 第2の実施例の充電用アダプタの回路構成の概要を表わしたブロック図である。 第2の実施例で使用される携帯電話機の構成の概要を表わしたブロック図である。
符号の説明
100 卓上ホルダ
104、306 第1の表示ランプ
105、307 第2の表示ランプ
106 第3の表示ランプ
108、145 赤外線送受信部
109 充電用の電源端子
111 カードスロット
121、141、451、541 制御部
127 充電機構部
140、400 携帯電話機
147 ユーザデータ格納部
151 バックアップ項目・履歴記憶部
155、553 二次電池
300 充電用アダプタ
303 オス型コネクタ
305 赤外線受信部
308 USBコネクタ
328 赤外線受信部
401 充電端子
402 メモリ装置
422 パーソナルコンピュータ(情報処理装置)
545 赤外線送信部
547 充電制御部

Claims (9)

  1. 装置内部に電源を供給する二次電池と、
    この二次電池を充電するために外部装置と接続する充電用端子と、
    データ処理を行うデータ処理手段と、
    前記外部装置に接続され、このデータ処理手段の処理の対象となるデータのうち所定のものをバックアップデータとして保存する外部メモリについてその識別情報を格納する外部メモリID格納手段と、
    前記バックアップデータを用いてデータのバックアップを行う際のユーザを認証するためのパスワードを格納するパスワード格納手段と、
    前記充電用端子に外部装置が接続されたときこの外部装置を経由して前記外部メモリが接続されているかを前記外部メモリID格納手段に格納された外部メモリIDを用いて確認する外部メモリ存否確認手段と、
    この外部メモリ存否確認手段が前記外部メモリが接続されていることを確認したとき前記パスワード格納手段に格納されたパスワードが入力されることを条件として前記バックアップデータを前記外部装置に送り出すバックアップデータ送信手段
    とを具備することを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記バックアップデータ送信手段は、前記充電用端子から前記二次電池に対して充電用の電力が供給可能な状態で前記バックアップデータを近距離にのみ到達する無線で送信する無線通信手段である
    ことを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  3. 前記無線通信手段は赤外線通信手段であり、この赤外線通信手段によって送信するバックアップデータの種類を選択する送信データ選択手段を更に具備する
    ことを特徴とする請求項2記載の情報処理装置。
  4. データ処理を行う情報処理装置に接続してこれに電源を供給する電源供給端子と、
    前記情報処理装置のデータ処理の対象となるデータのうち所定のものをバックアップデータとして保存する外部メモリを接続する外部メモリ接続手段と、
    この外部メモリ接続手段に接続した外部メモリの識別情報としての外部メモリIDを前記電源供給端子に接続された情報処理装置に送信する外部メモリID送信手段と、
    前記電源供給端子に接続された情報処理装置から前記バックアップデータが送られてきたときこれを前記外部メモリに転送するバックアップデータ転送手段
    とを具備することを特徴とする電源供給装置。
  5. 前記外部メモリID送信手段および前記バックアップデータ転送手段は、前記電源供給端子から前記情報処理装置に対して電力が供給可能な状態で前記バックアップデータを近距離にのみ到達する無線で送信する無線通信手段である
    ことを特徴とする請求項4記載の電源供給装置。
  6. 装置内部に電源を供給する電源供給端子と、データ処理を行うデータ処理手段と、このデータ処理手段の処理の対象となるデータのうち所定のものをバックアップデータとして保存する外部メモリについてその識別情報を格納する外部メモリID格納手段と、前記バックアップデータを用いてデータのバックアップを行う際のユーザを認証するためのパスワードを格納するパスワード格納手段と、前記電源供給端子に外部装置が接続されたときこの外部装置を経由して前記外部メモリが接続されているかを前記外部メモリID格納手段に格納された外部メモリIDを用いて確認する外部メモリ存否確認手段と、この外部メモリ存否確認手段が前記外部メモリが接続されていることを確認したとき前記パスワード格納手段に格納されたパスワードが入力されることを条件として前記バックアップデータを前記外部装置に送り出すバックアップデータ送信手段とを備えた情報処理装置と、
    この情報処理装置に接続してこれに電源を供給する電源供給端子と、前記バックアップデータを保存する外部メモリを接続する外部メモリ接続手段と、前記電源供給端子に接続された情報処理装置から前記外部メモリ接続手段に接続された外部メモリの前記外部メモリIDが要求されたときこれをその情報処理装置に送信する外部メモリID送信手段と、前記電源供給端子に接続された情報処理装置から前記バックアップデータが送られてきたときこれを前記外部メモリに転送するバックアップデータ転送手段とを備えた、前記外部装置としての電源供給装置
    とを具備することを特徴とするデータバックアップシステム。
  7. 前記情報処理装置と前記電源供給装置の間で前記外部メモリIDとバックアップデータを通信する、近距離にのみ到達する無線通信手段を具備することを特徴とする請求項6記載のデータバックアップシステム。
  8. 前記外部メモリはUSB(Universal Serial Bus)を介して前記電源供給装置に接続されることを特徴とする請求項6記載のデータバックアップシステム。
  9. 前記装置内部には二次電池が内蔵されており、前記電源供給端子は、この二次電池を充電する電源を供給する端子であることを特徴とする請求項6記載のデータバックアップシステム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2022121354A (ja) * 2021-02-08 2022-08-19 民傑資科股▲ふん▼有限公司 着脱式電気結合装置

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