JP4852586B2 - 通信機器及びデータ同期方法 - Google Patents

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本発明は、データ同期処理を行う通信機器及びデータ同期方法に関する。
近年ではパーソナルコンピュータが一般に普及し、室内用のデスクトップコンピュータに加えて、外出先で使用するノートPC(personal computer)等のモバイルコンピュータを所持するユーザが増加している。モバイルコンピュータとデスクトップコンピュータとの2台のコンピュータを所持するユーザは、外出先でモバイルコンピュータを使用したとしても、室内に居るときにはデスクトップコンピュータをメインとして用いるのが一般的である。この場合、ユーザがこれらの2つのコンピュータをシームレスに使用可能とするためには、これらのコンピュータにおいてユーザが使用するユーザデータの内容を一致させるデータ同期処理を行う必要がある。
両コンピュータのデータ同期手法として、例えば、データ同期用のアプリケーションプログラムを両コンピュータにインストールしておき、ユーザがモバイルコンピュータを室内に持ち帰った際に、当該アプリケーションプログラムを起動して、モバイルコンピュータに記憶されているユーザデータでデスクトップコンピュータに記憶されているユーザデータを更新することが考えられる。しかしながら、このような手法では、ユーザはデータ同期を行うためだけにモバイルコンピュータの電源を投入する必要があり、不便であった。
従来のデータ同期の技術として、特許文献1には、情報処理装置のデータと、この情報処理装置に装着されるメモリカードのデータとの同期をとる技術が記載されている。
また、特許文献2には、複数の情報処理装置のうち1台をマスタ、他の情報処理装置をスレーブとするように動作モードを設定し、スレーブが変更データをマスタに通知し、マスタが各装置間における共有データの同期をとるための同期用データを作成し、スレーブがこの同期用データを基にして共有データの同期をとることが記載されている。また、特許文献3には、データ更新時等の所定のタイミングでPCとPDA(Personal Digital Assistants)との間の無線通信リンクを確立し、PCとPDAとのデータ同期を行う技術が記載されている。
特開2007−66296号公報 特開2002−259189号公報 特開2002−190845号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、メモリカードは独自に動作することができず、情報処理装置に物理的に接続されて始めて情報処理装置とのデータ同期が可能となるため、このようなデータ同期の技術を、自律的に動作するコンピュータ間におけるデータ同期に適用することは困難である。
また、特許文献2及び3に記載の技術を用いた場合には、コンピュータの電源を投入しないとデータの同期をとることができず、データ同期を行うためだけに、ユーザが使用しない方のコンピュータの電源までも投入する必要があるという問題点は解消できない。
本発明は、上記の従来技術の問題点を解決するためになされたものであり、情報処理端末で使用されるユーザデータと、外部端末で使用されるユーザデータとの同期を、情報処理端末の電源を投入することなく可能とする通信機器、及び、データ同期方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の請求項1に記載の通信機器は、情報処理端末に装着される通信機器であって、前記情報処理端末で使用されるユーザデータを記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶されたユーザデータと、外部端末に記憶されたユーザデータとの同期をとるデータ同期処理を行うデータ同期手段と、前記外部端末が設置されたユーザの自宅内で前記通信機器の無線通信を可能とする自宅網と、前記データ同期処理を行うべきトリガを検知するトリガ検知手段と、充電式の電池と、前記情報処理端末の電源が投入されている時に、前記情報処理端末から供給される電力を用いて、前記充電式の電池を充電する充電手段と、を備え、前記トリガ検知手段は、自器が前記自宅網に在圏したことを前記トリガとして検知し、前記データ同期手段は、前記トリガ検知手段によりトリガが検知されたときに、前記データ同期処理を行うことを特徴とする。
本発明によれば、通信機器は、情報処理端末で使用されるユーザデータを記憶する記憶手段と、記憶手段に記憶されたユーザデータと、外部端末に記憶されたユーザデータとのデータ同期処理を行うデータ同期手段とを備えているため、情報処理端末で使用されるユーザデータと外部端末で使用されるユーザデータとの同期を、情報処理端末の電源を投入することなく実現することが可能となる。したがって、情報処理端末の電源が投入されなくてもデータ同期処理が自動的に行われるため、ユーザは情報処理端末を使用した後に外部端末を使用する場合に、シームレスに作業を継続することができる。
また、自器が自宅網に在圏したことをトリガとして検知し、トリガが検知されたときにデータ同期処理を行うため、ユーザが情報処理端末を携えて帰宅し自宅網に在圏した時に、情報処理端末の電源を入れなくても、情報処理端末と外部端末とのデータ同期処理を行うことができる。
また、通信機器は、情報処理端末の電源が投入されている時に、情報処理端末から供給される電力を用いて充電式の電池を充電するため、情報処理端末の電源が投入されていない時にも自律的に起動し続けることができる。
請求項2に記載の通信機器は、請求項1において、前記トリガ検知手段は、通信ネットワークから受信したデータ同期指示を、前記トリガとして検知することを特徴とする。
本発明によれば、通信機器は、通信ネットワークからのデータ同期指示を受信した時に、データ同期処理を行うことができる。
請求項に記載の通信機器は、請求項1又は2において、前記トリガ検知手段は、前記外部端末と前記情報処理端末との少なくとも一方の電源投入又は電源遮断が行われるタイミングを、前記トリガとして検知することを特徴とする。
本発明によれば、通信機器は、外部端末や情報処理端末の電源の投入又は遮断が行われるタイミングでデータ同期処理を行うことができるため、例えば、ユーザの作業の開始や終了のタイミングでデータ同期処理を行うことができる。
請求項に記載の通信機器は、請求項1からの何れか1項において、前記データ同期手段は、前記記憶手段に記憶されたユーザデータのうち前記データ同期処理に使用するデータを、データ一時保存用のサーバを中継して前記外部端末に送信することを特徴とする。
本発明によれば、通信機器は、データ同期処理を行うために使用されるデータを、データ一時保存用のサーバを中継して外部端末に送信するため、データ同期処理を行うべき適切なタイミングで、サーバが一時記憶していたデータを外部端末に送信してデータ同期処理を行うことができる。
請求項に記載の通信機器は、請求項1からの何れか1項に記載の通信機器において、前記データ同期手段は、前記記憶手段に記憶されたユーザデータのうち前記データ同期処理に使用するデータを、前記外部端末に直接送信することを特徴とする。
本発明によれば、サーバを中継することなく、通信機器と外部端末との間でデータ同期処理を直接行うことができる。
請求項に記載の通信機器は、請求項1からの何れか1項において、前記データ同期手段は、前記外部端末から送信されてきた前記データ同期処理に使用するデータをデータ一時保存用のサーバを中継して受信し、該受信したデータを用いて前記データ同期処理を行うことを特徴とする。
本発明によれば、通信機器はデータ一時保存用のサーバからデータ同期処理に使用するデータを受信してデータ同期処理を行うため、通信機器に都合のよい適切なタイミングでデータ同期処理を行うことができる。
請求項に記載の通信機器は、請求項において、前記データ同期手段は、前記トリガ検知手段により前記データ同期処理を行うべきトリガが検知された時に前記外部端末の電源が投入されていないことを検知した場合に、前記記憶手段に記憶されたユーザデータのうち前記データ同期処理に使用するデータを、前記外部端末に直接送信する代わりに、データ一時保存用のサーバに送信して一時記憶させることを特徴とする。
本発明によれば、通信機器が外部端末と直接通信できない場合に、同期用のデータをデータ一時保存用のサーバに送信して一時記憶させるため、外部端末の電源が投入された時にデータ一時保存用のサーバから外部端末に対してデータ同期処理を行うことが可能となる。
請求項に記載の通信機器は、請求項において、前記データ同期手段は、前記トリガ検知手段により前記データ同期処理を行うべきトリガが検知された時に前記外部端末の電源が投入されていないことを検知した場合に、前記記憶手段に記憶されたユーザデータのうち前記データ同期処理に使用するデータを、前記外部端末に装着された通信機器に送信して一時記憶させることを特徴とする。
本発明によれば、外部端末にも通信機器を装着し、通信機器が外部端末と直接通信できない場合に、データ同期処理に使用するデータを外部端末に装着された通信機器に送信して一時記憶させるため、外部端末の電源が投入された時に外部端末に装着された通信機器から外部端末に対してデータ同期処理を行うことが可能となる。
請求項に記載の通信機器は、請求項において、前記データ同期手段は、前記トリガ検知手段により前記データ同期処理を行うべきトリガが検知された時に前記外部端末の電源が投入されていないことを検知した場合に、前記外部端末の電源が投入されるまで待機し、前記外部端末の電源が投入されたことを検知した時に前記記憶手段に記憶されたユーザデータのうち前記データ同期処理に使用するデータを前記外部端末に送信することを特徴とする。
本発明によれば、通信機器は、外部端末の電源が投入される時まで待ってデータ同期処理を行うことができる。
請求項10に記載の通信機器は、請求項1からの何れか1項において、前記記憶手段は、前記情報処理端末からの入力に基づくユーザデータを記憶することを特徴とする。
本発明によれば、記憶手段は情報処理端末からの入力に基づくユーザデータを記憶するため、情報処理端末で使用されるユーザデータを記憶することができる。
請求項11に記載の通信機器は、請求項10において、前記記憶手段は、前記情報処理端末からの入力に基づき該情報処理端末が備えるデータ記憶装置に記憶されたユーザデータと同一のデータを記憶することを特徴とする。
本発明によれば、通信機器が備える記憶手段は、情報処理端末からの入力に基づき情報処理端末が備える記憶装置に記憶されたユーザデータと同一のデータを記憶するため、記憶手段に記憶されているデータと情報処理端末に記憶されているデータとの同期をとることで、情報処理端末で使用されるユーザデータを記憶することができる。
請求項12に記載のデータ同期方法は、情報処理端末に装着される通信機器と外部端末とを含む通信システムにおいて、前記情報処理端末で使用され且つ該通信機器に記憶されたユーザデータと、前記外部端末に記憶されたユーザデータとの間のデータの同期をとるデータ同期処理を行うデータ同期方法であって、前記通信機器は、充電式の電池と、前記情報処理端末の電源が投入されている時に、前記情報処理端末から供給される電力を用いて、前記充電式の電池を充電する充電手段と、を備え、前記外部端末が設置されたユーザの自宅内で前記通信機器の無線通信を可能とする自宅網に自器が在圏したことを、前記データ同期処理を行うべきトリガとして検知するトリガ検知ステップと、前記トリガを検知した時に、前記データ同期処理を行うデータ同期ステップとを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、通信機器は、情報処理端末で使用されるユーザデータを記憶する記憶手段と、該記憶手段に記憶されたユーザデータと、外部端末に記憶されたユーザデータとのデータ同期処理を行うデータ同期手段と、外部端末が設置されたユーザの自宅内で前記通信機器の無線通信を可能とする自宅網と、データ同期処理を行うべきトリガを検知するトリガ検知手段と、充電式の電池と、前記情報処理端末の電源が投入されている時に、前記情報処理端末から供給される電力を用いて、前記充電式の電池を充電する充電手段と、を備え、トリガ検知手段は、自器が前記自宅網に在圏したことを前記トリガとして検知し、データ同期手段はトリガ検知手段によりトリガが検知されたときに、データ同期処理を行うため、情報処理端末で使用されるユーザデータと外部端末で使用されるユーザデータとの同期を、情報処理端末の電源を入れることなく実現することが可能となる。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照して説明する。なお、以下の説明において参照する各図では、他の図と同等の構成要素は同一符号によって示されている。
(システム全体の構成)
図1は、本発明の実施形態に係る通信システムの全体構成を示すブロック図である。本実施形態に係る通信システムは、通信機器10が装着され、持ち運び可能なパーソナルコンピュータ(以下、「モバイルコンピュータ」という)20と、ユーザの宅内に設置されたデスクトップコンピュータ30と、無線LAN(Local Area Network)等のユーザの自宅網のアクセスポイントである自宅AP(Access Point)40と、インターネット網上にあるデータサーバ50と、移動機通信事業者網を構成する交換機60、データ同期指示装置70及び加入者プロファイル保持装置80と、を含んで構成される。
デスクトップコンピュータ30は、インターネット網を介した通信を行う。通信機器10は、移動機通信事業者網や自宅AP40を介した通信を行う。通信機器10は、モバイルコンピュータ20とは独立した電源やOS(Operating System)を備えており、モバイルコンピュータ20の電源のON/OFFに依存せずに、携帯電話端末のように常時起動し待ち受けることが可能である。
(通信機器のハードウェア構成)
図2は、通信機器10のハードウェア構成を示すブロック図である。同図に示すように、通信機器10は、全体を制御するCPU(Central Processing Unit)11と、OSやデータ同期用のプログラム等のソフトウェアが記憶されたROM(Read Only Memory)12と、データを一時的に記憶するRAM(Random Access Memory)13と、無線通信を行うための無線通信インターフェース14と、充電式の電池15と、ユーザデータを記憶するハードディスクやフラッシュメモリ等のデータ記憶装置16と、モバイルコンピュータ20と物理的かつ電気的に接続するためのカードスロット等の接続インターフェース17と、を含んで構成される。充電式の電池15は、モバイルコンピュータ20の起動中に、モバイルコンピュータ20から充電することができる。
(モバイルコンピュータのハードウェア構成)
図3は、モバイルコンピュータ20のハードウェア構成を示すブロック図である。同図に示すように、モバイルコンピュータ20は、全体を制御するCPU21と、OS等のソフトウェアが記憶されたROM22と、データを一時的に記憶するRAM23と、通信機器10と物理的かつ電気的に接続するための接続インターフェース24と、外出先で電力を供給するための充電電池や電源コンセントから電力を供給するプラグを含む電源25と、ハードディスク等のデータ記録媒体で構成されたデータ記憶装置16と、を含んで構成される。
(デスクトップコンピュータのハードウェア構成)
図4は、デスクトップコンピュータ30のハードウェア構成を示すブロック図である。同図に示すように、デスクトップコンピュータ30は、全体を制御するCPU31と、OS等のソフトウェアが記憶されたROM32と、データを一時的に記憶するRAM33と、インターネット等の通信ネットワークを介して通信を行うための通信インターフェース34と、電源コンセントから電力を供給するプラグを含む電源35と、ユーザデータを記憶するハードディスク等のデータ記憶装置16と、を含んで構成される。
(通信機器の機能構成)
次に、図2に示すハードウェアとROM12及びデータ記憶装置16に記憶されるソフトウェアとが協働して動作することにより実現される通信機器10の機能構成について説明する。図5は、通信機器10の機能構成を示すブロック図である。同図に示すように、通信機器10は、機能構成として、記憶部101と、データ同期部102と、トリガ検知部103と、充電部104とを備えている。
記憶部101は、データ記憶装置16で構成され、モバイルコンピュータ20で使用されるユーザデータを記憶する。
具体的には、本実施形態では、モバイルコンピュータ20によるユーザデータの読込元及び書込先を、モバイルコンピュータ20のデータ記憶装置26ではなく、通信機器10のデータ記憶装置16に設定する。これにより、モバイルコンピュータ20からのデータ入力があった時に、通信機器10のデータ記憶装置16にユーザデータが記憶され、モバイルコンピュータ20からのユーザデータの読込要求があった時に、通信機器10のデータ記憶装置16からユーザデータが読み出される。
すなわち、モバイルコンピュータ20で使用されるユーザデータは、モバイルコンピュータ20のデータ記憶装置26に記憶されず、通信機器10のデータ記憶装置16に記憶される構成とする。
このような構成とした場合、例えば、通信機器10が盗難にあった場合や紛失した際に、公知の技術を用いて、通信機器10のデータ記憶装置16内のデータを消去したり、データ記憶装置16へのアクセスを不可能とすることで、データの流出を防ぐことが可能となる。
なお、モバイルコンピュータ20で使用されるユーザデータをデータ記憶装置16に記憶する方法としては、上記以外に、モバイルコンピュータ20のデータ記憶装置26に記憶されたユーザデータと、通信機器10のデータ記憶装置16に記憶されたユーザデータの同期をとる方法も考えられる。
この場合、モバイルコンピュータ20からモバイルコンピュータ20のデータ記憶装置26をアクセスし、所定のタイミングでモバイルコンピュータ20のデータ記憶装置26に記憶されたユーザデータと通信機器10のデータ記憶装置16に記憶されたユーザデータとの同期をとるようにするとよい。
同期をとる所定のタイミングとしては、例えば、ユーザのモバイルコンピュータ20を用いた作業が終了して、モバイルコンピュータ20の電源25が遮断されるタイミングが考えられる。或いは、モバイルコンピュータ20からの入力に基づき、モバイルコンピュータ20のデータ記憶装置26に記憶されたユーザデータが更新されるタイミングと同じタイミングで、通信機器10のデータ記憶装置16に記憶されたユーザデータを同じ様に更新してもよい。
データ同期部102は、CPU11がROM12に記憶されたデータ同期用のプログラムに従って処理を実行することにより実現される機能であり、通信機器10のデータ記憶装置16に記憶されたユーザデータと、デスクトップコンピュータ30のデータ記憶装置36に記憶されたユーザデータとの同期をとるデータ同期処理を行う。データ記憶装置16に記憶されたユーザデータはモバイルコンピュータ20で使用されるユーザデータであるため、このデータ同期処理により、モバイルコンピュータ20で使用されるユーザデータとデスクトップコンピュータ30のデータ記憶装置36に記憶されたユーザデータとの同期がとれることとなる。
トリガ検知部103は、データ同期部102がデータ同期処理を行うトリガ(契機)を検知する。例えば、トリガ検知部103は、移動機通信事業者網のデータ同期指示装置70から受信したデータ同期指示を、トリガとして検知する。或いは、トリガ検知部103は、通信機器10が自宅網に在圏したことを、トリガとして検知する。或いは、トリガ検知部103は、モバイルコンピュータ20の電源25、又は、デスクトップコンピュータ30の電源35が、ユーザのスイッチ操作等により、ON(投入)されたり、OFF(遮断)が実行されようとしていることを、トリガとして検知する。トリガ検知部103によるデスクトップコンピュータ30の電源35のON/OFFの検知方法としては、例えば、デスクトップコンピュータ30に無線通信機能を設け、デスクトップコンピュータ30の電源35がONされた時にデスクトップコンピュータ30と通信機器10とが無線通信を開始するように構成すれば、トリガ検知部103はデスクトップコンピュータ30の電源35のON/OFFを検知することができる。
充電部104は、モバイルコンピュータ20の電源25が投入されている時に、モバイルコンピュータ20から供給される電力を用いて、電池15を充電する。
(データサーバの構成)
次に、データサーバ50の構成について説明する。データサーバ50は、ハードウェア構成として、上記で説明した各種コンピュータと同様に、CPU、ROM、RAM、ハードディスク、通信インターフェース等のハードウェアを備えており、ハードディスクには、データ同期用のプログラム、データ更新用のプログラム、データベース等のソフトウェアが記憶されている。これらのハードウェアとROMやハードディスクに記憶されるソフトウェアとが協働して動作することにより、図6に示すデータサーバ50の機能構成が実現される。同図に示すように、データサーバ50は、機能構成として、データ更新判定部51と、データ同期指示部52と、データ更新実施部53と、データ記憶部54とを備えている。
データ更新判定部51は、通信機器10又はデスクトップコンピュータ30からのデータ記憶部54に対するデータ更新を認識した時に、その旨を通知先に通知する。
データ同期指示部52は、データ更新判定部51からの通知、デスクトップコンピュータ30の電源35のON/OFF、通信機器10の自宅網への在圏等の、データ同期処理のトリガを検知した時に、データ同期指示を所定の装置に送信する。
データ更新実施部53は、デスクトップコンピュータ30又は通信機器10から受信した、データ同期処理に使用するデータをデータ記憶部54に記憶する。
データ記憶部54は、ハードディスク等のデータ記憶装置に設けられたデータベースである。
(加入者プロファイル保持装置の構成)
次に、加入者プロファイル保持装置80の構成について説明する。加入者プロファイル保持装置80は、ハードウェア構成として、CPU、ROM、RAM、ハードディスク、通信インターフェース等を備え、ハードディスクには、通信機器10の在圏を確認するためのプログラム、通信機器10の在圏情報を通知するためのプログラム、加入者プロファイル用のデータベース等のソフトウェアが記憶されている。これらのハードウェアとROMやハードディスクに記憶されるソフトウェアとが協働して動作することにより、図6に示す加入者プロファイル保持装置80の機能構成が実現される。同図に示すように、加入者プロファイル保持装置80は、機能構成として、在圏確認部81と、在圏通知部82とを備えている。
在圏確認部81は、通信機器10の在圏情報を管理し、通信機器10が自宅網に在圏したか否かを確認する。
在圏通知部82は、通信機器10が自宅網に在圏したことが在圏確認部81により確認された場合に、その旨をデータ同期指示装置70に通知する。
(データ同期指示装置の構成)
次にデータ同期指示装置70の構成について説明する。データ同期指示装置70は、ハードウェア構成として、CPU、ROM、RAM、ハードディスク、通信インターフェース等を備えており、ハードディスクには、データ同期用のプログラム、データ更新判定用のプログラム等が記憶されている。これらのハードウェアとROMやハードディスクに記憶されるソフトウェアとが協働して動作することにより、図6に示すデータ同期指示装置70の機能構成が実現される。同図に示すように、データ同期指示装置70は、機能構成として、データ更新判定部71と、データ同期指示部72とを備えている。
データ更新判定部71は、データサーバ50のデータ記憶部54に記憶されたデータが更新されたことを判定する。
データ同期指示部72は、在圏通知部82から通信機器10が自宅網に在圏したことの通知をうけた等の、データ同期処理のトリガを検知した時に、データ同期処理のためのデータ同期指示を所定の装置に送信する。
(通信機器からのデータの同期処理)
次に、図7に示すシーケンス図を参照して、通信機器10から送信される更新分のデータに基づいて、デスクトップコンピュータ30のユーザデータを、通信機器10のユーザデータに同期させるデータ同期処理の動作例について説明する。
まず、ユーザが、通信機器10が装着されたモバイルコンピュータ20を携えて外出先から帰宅し、通信機器10が自宅網に在圏した時に、加入者プロファイル保持装置80は、通信機器10の在圏情報を加入者プロファイルデータベースに登録することにより、通信機器10が自宅AP40を介した通信を可能とするための自宅網在圏処理を行う(ステップS101)。
次に、加入者プロファイル保持装置80の在圏確認部81は、加入者プロファイルデータベースを参照して、通信機器10が自宅網に在圏しているか否かの在圏判定を行う(ステップS102)。
在圏確認部81が通信機器10の自宅網の在圏を確認した場合、その旨を在圏通知部82に通知する。通知を受けた在圏通知部82は、その旨をデータ同期指示装置70に通知する。データ同期指示装置70は、データ同期用のプログラムを実行することにより、データ同期指示部72を起動する(ステップS103)。
データ同期指示部72は、交換機60、インターネット網のデータサーバ50、自宅AP40経由で、データ同期指示を通信機器10に送信する(ステップS104〜S107)。
通信機器10がデータ同期指示を受信すると、トリガ検知部103は、当該データ同期指示の受信をデータ同期のトリガとして検知する。これにより、通信機器10は、データ同期用のプログラムを実行することにより、データ同期部102を起動する(ステップS108)。データ同期部102は、前回のデータ同期処理からの更新分のユーザデータを、自宅AP40経由でデータサーバ50にアップロードする(ステップS109〜S110)。
データサーバ50が更新分のデータを受信すると、データ更新実施部53は、データ記憶部54に記憶されているデータを更新し(ステップS111)、自宅AP40経由で通信機器10にデータ更新完了を通知する(ステップS112〜S113)。
データサーバ50のデータ更新判定部51は、通信機器10からのデータ更新があったことを認識し、その旨をデータ同期指示部52に通知する。当該通知を受けたデータ同期指示部52は、データ更新通知をデスクトップコンピュータ30に対して送信する(ステップS115)。
デスクトップコンピュータ30は、データサーバ50からデータ更新通知を受信すると、通知された内容及びデータ記憶装置36に現在記憶されているユーザデータに基づいて、前回データ同期処理時からのデータ差分を判定し(ステップS116)、当該データ差分をダウンロードするためのデータ差分ダウンロード要求をデータサーバ50に対して送信する(ステップS117)。
データサーバ50がデータ差分ダウンロード要求を受信すると、データ同期指示部52は、要求されたデータ差分をデータ記憶部54から検出し(ステップS118)、当該データ差分をデスクトップコンピュータ30に送信する(ステップS119)。
デスクトップコンピュータ30は、データサーバ50からデータ差分を受信すると、データ記憶装置36に記憶されているユーザデータを更新し(ステップS120)、データダウンロード完了通知をデータサーバ50に送信する(ステップS121)。
以上のような動作により、ユーザが、通信機器10が装着されたモバイルコンピュータ20を自宅に持ち帰った際、図1に示すように、移動機通信事業者網のデータ同期指示装置70は、インターネット網、自宅網を経由して、モバイルコンピュータ20に装着されている通信機器10にデータ同期指示を送信し(ステップS1)、通信機器10はデスクトップコンピュータ30とのデータ同期処理を、データサーバ50を介して開始することとなる(ステップS2、S3)。
モバイルコンピュータ20に入力されたデータは、モバイルコンピュータ20に装着された通信機器10に記憶されているため、モバイルコンピュータ20の電源25が入っていない場合においても、通信機器10は、通信ネットワークからのデータ同期指示を受信することが可能となる。
なお、本動作例では、トリガ検知部103は、通信ネットワークからデータ同期指示を受信した時にデータ同期を行うべきトリガを検知したが、これに限らず、トリガ検知部103が、通信機器10が自宅網に在圏したことを自律的に検知できるようにしてもよい。
(デスクトップコンピュータからのデータ同期処理)
次に、図8に示すシーケンス図を参照して、デスクトップコンピュータ30から送信される更新分のデータに基づいて、通信機器10のユーザデータをデスクトップコンピュータ30のユーザデータに同期させるデータ同期処理の動作例について説明する。本動作例では、ユーザが自宅でデスクトップコンピュータ30を使用してデータ記憶装置36内のユーザデータを更新した後、デスクトップコンピュータ30の電源35の遮断操作をした時に、デスクトップコンピュータ30がデータ同期処理に用いる更新分のデータをデータサーバ50にアップロードする場合について説明する。
図7を参照して説明したように、ユーザが、通信機器10が装着されたモバイルコンピュータ20を携えて外出先から帰宅し、通信機器10が自宅網に在圏した時に、自宅網在圏処理(ステップS101)及び、通信機器10からデスクトップコンピュータ30に対するデータ同期処理(ステップS102)が実行される。
これらの処理が完了した後、ユーザはデスクトップコンピュータ30を用いて作業を行う。デスクトップコンピュータ30は、ユーザの入力操作に基づき、データ記憶装置36に記憶されているユーザデータを更新したり、ユーザデータを表示したりする。
ユーザの作業終了後、ユーザはデスクトップコンピュータ30の電源35を遮断する操作を行う。これにより、デスクトップコンピュータ30は、データ同期用のプログラムを実行することにより、データ同期機能を起動し(ステップS201)、データ記憶装置36に記憶されているユーザデータのうち更新分のデータをデータサーバ50にアップロードする(ステップS202)。
データサーバ50がデスクトップコンピュータ30から更新分のデータを受信すると、データ更新実施部53は、当該更新分のデータに基づいてデータ記憶部54に記憶されているデータを更新する(ステップS203)。
これにより、データサーバ50のデータ更新判定部51は、デスクトップコンピュータ30からのデータ更新があったことを認識し(ステップS204)、その旨をデータ同期指示部52に通知する。通知を受けたデータ同期指示部52は、移動機通信事業者網の交換機60を経由して、加入者プロファイル保持装置80にデータ同期指示を送信する(ステップS205、S206)。
加入者プロファイル保持装置80がデータサーバ50からデータ同期指示を受信すると、在圏確認部81は、通信機器10の加入者プロファイルデータベースを調べて、通信機器10が自宅網に在圏しているか否かの在圏判定を行う(ステップS207)。在圏確認部81が通信機器10の自宅網の在圏を確認した場合、その旨を在圏通知部82に通知する。通知を受けた在圏通知部82は、その旨をデータ同期指示装置70に通知する。データ同期指示装置70は、データ同期用のプログラムを実行することにより、データ同期指示部72を起動し(ステップS208)、交換機60、データサーバ50、自宅AP40を経由して、データ同期指示を通信機器10に送信する(ステップS209〜S212)。
通信機器10がデータ同期指示を受信すると、データ同期部102は、データ同期指示により通知された内容及びデータ記憶装置16に現在記憶されているユーザデータに基づいて、前回データ同期処理時からのデータ差分を判定し(ステップS213)、当該データの差分をダウンロードするためのデータ差分ダウンロード要求を自宅AP40経由でデータサーバ50に送信する(ステップS214、S215)。
データサーバ50がデータ差分ダウンロード要求を受信すると、データ同期指示部52は、要求されたデータ差分をデータ記憶部54から検出し(ステップS216)、自宅AP40を経由して通信機器10に当該データ差分を送信する(ステップS217、S218)。
通信機器10がデータ差分を受信すると、データ同期部102は、データ記憶装置16に記憶されているユーザデータを更新し(ステップS219)、データダウンロード完了通知を、自宅AP40経由でデータサーバ50に送信する(ステップS220、S221)。
以上説明したように、通信機器10のデータ記憶装置16にはモバイルコンピュータ20で使用されるユーザデータが記憶されており、モバイルコンピュータ20の電源25が投入されている時にモバイルコンピュータ20から供給される電力を用いて電池15を充電することにより、常に自律的に起動し続けることが可能であり、データ同期部102は自律的にデータ記憶装置16に記憶されているユーザデータとデスクトップコンピュータ30のデータ記憶装置36に記憶されているユーザデータとの同期処理を行うことができるため、モバイルコンピュータ20で使用されるユーザデータと、デスクトップコンピュータ30で使用されるユーザデータとのデータ同期処理を、モバイルコンピュータ20の電源を入れることなく実施することが可能となる。
また、通信機器10のトリガ検知部103が、通信機器10の自宅網への在圏や、デスクトップコンピュータ30やモバイルコンピュータ20の電源ON/OFF等の、データ同期処理を行うべきトリガを検知するため、適切なタイミングでデータ同期処理を行うことが可能となる。
したがって、例えば、ユーザがモバイルコンピュータ20を携えて外出先から帰宅した時に、モバイルコンピュータ20の電源25を入れなくても、モバイルコンピュータ20とデスクトップコンピュータ30とのデータ同期を自動的にとることができる。したがって、ユーザは、外出先でモバイルコンピュータ20を用いて行っていた作業の続きを、デスクトップコンピュータ30を用いてシームレスに行うことができる。このように、シームレスに2台のコンピュータ20、30を使用することが可能となり、ユーザの利便性が向上する。
また、デスクトップコンピュータ30やモバイルコンピュータ20の電源がON/OFFされるタイミングでデータ同期処理を実行することで、例えば、ユーザの作業開始や終了のタイミングでデータ同期をとることが可能となり、ユーザの利便性が向上するとともに電力消費を抑えることができる。
また、通信機器10とデスクトップコンピュータ30とがデータサーバ50を介してデータ同期処理を行うことで、例えば、デスクトップコンピュータ30の電源35がOFF中、無線通信環境が悪い等の理由で、通信機器10とデスクトップコンピュータ30とが直接通信できない状況にある場合にも、データサーバ50に一時的にデータ同期用のデータを保存しておくことができる。
このように、モバイルコンピュータ20が充電電池を消耗して不安定な無線通信でデータサーバ50に更新データを常に送信しなくても、また、デスクトップコンピュータ30のデータをモバイルコンピュータ20から遠隔で操作するというリモートデスクトップという手法を用いなくても、モバイルコンピュータ20とデスクトップコンピュータ30とのデータ同期が可能となる。
また、通信機器10が盗難にあった場合や紛失した際に、通信機器10のデータ記憶装置16内のデータ消去またはデータ記憶装置16へのアクセスを不可能とすることで、データの流出を防ぐことができ、セキュリティ向上に繋がる。
(変形例)
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は係る実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載の技術思想の範囲で様々な変形が可能である。変形例としては、例えば、以下のものが考えられる。
(1)上述した実施形態では、通信機器10とデスクトップコンピュータ30とがデータサーバ50を中継してデータの授受を行い、データ同期処理を行うとして説明したが、これに限定されることはなく、データサーバ50を中継せずに通信機器10とデスクトップコンピュータ30とが直接通信を行ってデータ同期処理を行ってもよい。
通信機器10とデスクトップコンピュータ30とが直接通信を行う方法としては、デスクトップコンピュータ30の通信インターフェース34に無線LANによる通信機能を持たせて、無線LANによる直接通信を行うようにすればよい。そして、図7のステップS109において、通信機器10のデータ同期部102が更新分のデータをデータサーバ50に送信する代わりに、デスクトップコンピュータ30に送信するようにすればよい。
(2)通信機器10とデスクトップコンピュータ30とが直接通信を行ってデータ同期処理を行う場合、通信機器10のトリガ検知部103が通信機器10の自宅網在圏等のトリガを検知した時にデスクトップコンピュータ30の電源35がOFFの場合にはデータ同期処理を行うことができないという問題が発生する。この問題を解決する手法として、図9から図11のフローチャートに示す処理方式が考えられる。
図9のフローチャートに示す処理方式は、データサーバ50に更新分のデータを一時記憶させる処理方式である。
図9に示すように、通信機器10のトリガ検知部103がデータ同期処理を行うべきトリガを検知した時に(ステップS301)、デスクトップコンピュータ30の電源35が投入されている場合は(ステップS302:Yes)、データ同期部102は、通常通り、更新分のデータをデスクトップコンピュータ30に直接送信する(ステップS303)。一方、デスクトップコンピュータ30の電源35が投入されていない場合は(ステップS302:No)、データ同期部102は、更新分のデータをデータサーバ50に送信して(ステップS304)、データサーバ50に更新分のデータを一時記憶させる。そして、デスクトップコンピュータ30の電源35が投入された時に、デスクトップコンピュータ30からデータサーバ50に電源35の投入通知を送信し、これを契機に、図7に示すステップS115以降のデータ同期処理を実行するようにすればよい。
図10のフローチャートに示す処理方式は、デスクトップコンピュータ30にも通信機器10を装着する方式である。図10に示すように、モバイルコンピュータ20に装着された通信機器10のトリガ検知部103が、データ同期処理を行うべきトリガを検知した時に(ステップS301)、デスクトップコンピュータ30の電源35が投入されていない場合(ステップS302:No)、データ同期部102は、デスクトップコンピュータ30に装着されている通信機器10に対して更新分のデータを送信して(ステップS404)、一時記憶させる。そして、デスクトップコンピュータ30の電源35が投入された時に(ステップS302:Yes)、デスクトップコンピュータ30に装着されている通信機器10が、一時記憶しておいた更新分のデータをデスクトップコンピュータ30に送信してデータ同期処理を行う(ステップS403)。
図11のフローチャートに示す処理方式は、通信機器10がデスクトップコンピュータ30の電源35が投入されるまで待機する方式である。図11に示すように、通信機器10のトリガ検知部103がデータ同期処理を行うべきトリガを検知した時に(ステップS301)、デスクトップコンピュータ30の電源35が投入されていない場合(ステップS302:No)、データ同期部102は、デスクトップコンピュータ30の電源35が投入されるまで待機し(ステップS503)、デスクトップコンピュータ30の電源35が投入されたことを検知した時に(ステップS302:Yes)、更新分のデータをデスクトップコンピュータ30に送信してデータ同期処理を行う(ステップS504)。
上記以外の処理方式としては、例えば、通信機器10からデスクトップコンピュータ30の電源35を投入する信号を送信することによって、デスクトップコンピュータ30の電源35を投入し、その後データ同期処理を行ってもよい。
(3)上述した実施形態では、インターネット網にデータサーバ50が位置するとして説明したが、これに限定されることはなく、移動機通信事業者網内に位置しても良い。また、上述した実施形態では、移動機通信事業者網の加入者プロファイル保持装置80は、通信機器10に対するデータ同期指示を、インターネット網と自宅網を経由して送信するとして説明したが、移動機通信網のみを用いて送信しても良い。
(4)上述した実施形態では、通信機器10のデータ記憶装置16に記憶されているユーザデータと、デスクトップコンピュータ30のデータ記憶装置36に記憶されているユーザデータとを同期するとして説明したが、同期するユーザデータとしては、例えば、特定のファイルデータであってもよいし、特定のアプリケーションで使用されるデータのみを対象としてもよい。
(5)上述した実施形態では、データ同期処理時の通信ネットワークの処理負荷を軽減させるために、通信機器10やデスクトップコンピュータ30は、前回のデータ同期処理時からの更新分のデータや差分データを送受信するとして説明したが、これに限定されることはなく、全てのデータを送受信してもよい。
(6)上述した実施形態においては、ユーザが外出時に持ち歩くモバイルコンピュータ20と、自宅に設置するデスクトップコンピュータ30とのデータ同期処理について説明したが、本発明は、通信機器10が装着されたモバイルコンピュータ20同士のデータ同期処理にも適用可能である。
本発明の実施形態に係る通信システムの全体構成を示すブロック図である。 同実施形態に係る通信機器のハードウェア構成を示すブロック図である。 同実施形態に係るモバイルコンピュータのハードウェア構成を示すブロック図である。 同実施形態に係るデスクトップコンピュータ30のハードウェア構成を示すブロック図である。 同実施形態に係る通信機器の機能構成を示すブロック図である。 同実施形態に係る通信システムのデータサーバ、加入者プロファイル保持装置、データ同期指示装置の機能構成を示す図である。 同実施形態に係る通信機器からのデータの同期処理を示すシーケンス図である。 同実施形態に係るデスクトップコンピュータからのデータ同期処理を示すシーケンス図である。 変形例に係る通信機器とデスクトップコンピュータとが直接通信を行ってデータ同期処理を行う場合の処理手順を示すフローチャートである。 変形例に係る通信機器とデスクトップコンピュータとが直接通信を行ってデータ同期処理を行う場合の処理手順を示すフローチャートである。 変形例に係る通信機器とデスクトップコンピュータとが直接通信を行ってデータ同期処理を行う場合の処理手順を示すフローチャートである。
符号の説明
10 通信機器
101 記憶部
102 データ同期部
103 トリガ検知部
104 充電部
40 自宅AP
11 CPU
12 ROM
13 RAM
14 無線通信インターフェース
15 電池
16 データ記憶装置
17 接続インターフェース
20 モバイルコンピュータ
21 CPU
22 ROM
23 RAM
24 接続インターフェース
25 電源
26 データ記憶装置
30 デスクトップコンピュータ
31 CPU
32 ROM
33 RAM
34 通信インターフェース
35 電源
36 データ記憶装置
50 データサーバ
51 データ更新判定部
52 データ同期指示部
53 データ更新実施部
54 データ記憶部
60 交換機
70 データ同期指示装置
71 データ更新判定部
72 データ同期指示部
80 加入者プロファイル保持装置
81 在圏確認部
82 在圏通知部

Claims (12)

  1. 情報処理端末に装着される通信機器であって、
    前記情報処理端末で使用されるユーザデータを記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶されたユーザデータと、外部端末に記憶されたユーザデータとの同期をとるデータ同期処理を行うデータ同期手段と
    前記外部端末が設置されたユーザの自宅内で前記通信機器の無線通信を可能とする自宅網と、
    前記データ同期処理を行うべきトリガを検知するトリガ検知手段と、
    充電式の電池と、
    前記情報処理端末の電源が投入されている時に、前記情報処理端末から供給される電力を用いて、前記充電式の電池を充電する充電手段と、を備え、
    前記トリガ検知手段は、自器が前記自宅網に在圏したことを前記トリガとして検知し、
    前記データ同期手段は、前記トリガ検知手段によりトリガが検知されたときに、前記データ同期処理を行うことを特徴とする通信機器。
  2. 前記トリガ検知手段は、
    通信ネットワークから受信したデータ同期指示を、前記トリガとして検知することを特徴とする請求項記載の通信機器。
  3. 前記トリガ検知手段は、
    前記外部端末と前記情報処理端末との少なくとも一方の電源投入又は電源遮断が行われるタイミングを、前記トリガとして検知することを特徴とする請求項1又は2に記載の通信機器。
  4. 前記データ同期手段は、
    前記記憶手段に記憶されたユーザデータのうち前記データ同期処理に使用するデータを、データ一時保存用のサーバを中継して前記外部端末に送信することを特徴とする請求項1からの何れか1項に記載の通信機器。
  5. 前記データ同期手段は、
    前記記憶手段に記憶されたユーザデータのうち前記データ同期処理に使用するデータを、前記外部端末に直接送信することを特徴とする請求項1からの何れか1項に記載の通信機器。
  6. 前記データ同期手段は、
    前記外部端末から送信されてきた前記データ同期処理に使用するデータをデータ一時保存用のサーバを中継して受信し、該受信したデータを用いて前記データ同期処理を行うことを特徴とする請求項1からの何れか1項に記載の通信機器。
  7. 前記データ同期手段は、
    前記トリガ検知手段により前記データ同期処理を行うべきトリガが検知された時に前記外部端末の電源が投入されていないことを検知した場合に、前記記憶手段に記憶されたユーザデータのうち前記データ同期処理に使用するデータを、前記外部端末に直接送信する代わりに、データ一時保存用のサーバに送信して一時記憶させることを特徴とする請求項に記載の通信機器。
  8. 前記データ同期手段は、
    前記トリガ検知手段により前記データ同期処理を行うべきトリガが検知された時に前記外部端末の電源が投入されていないことを検知した場合に、前記記憶手段に記憶されたユーザデータのうち前記データ同期処理に使用するデータを、前記外部端末に装着された通信機器に送信して一時記憶させることを特徴とする請求項に記載の通信機器。
  9. 前記データ同期手段は、
    前記トリガ検知手段により前記データ同期処理を行うべきトリガが検知された時に前記外部端末の電源が投入されていないことを検知した場合に、前記外部端末の電源が投入されるまで待機し、前記外部端末の電源が投入されたことを検知した時に前記記憶手段に記憶されたユーザデータのうち前記データ同期処理に使用するデータを前記外部端末に送信することを特徴とする請求項に記載の通信機器。
  10. 前記記憶手段は、前記情報処理端末からの入力に基づくユーザデータを記憶することを特徴とする請求項1からの何れか1項に記載の通信機器。
  11. 前記記憶手段は、前記情報処理端末からの入力に基づき該情報処理端末が備えるデータ記憶装置に記憶されたユーザデータと同一のデータを記憶することを特徴とする請求項10に記載の通信機器。
  12. 情報処理端末に装着される通信機器と外部端末とを含む通信システムにおいて、前記情報処理端末で使用され且つ該通信機器に記憶されたユーザデータと、前記外部端末に記憶されたユーザデータとの間のデータの同期をとるデータ同期処理を行うデータ同期方法であって、
    前記通信機器は、充電式の電池と、前記情報処理端末の電源が投入されている時に、前記情報処理端末から供給される電力を用いて、前記充電式の電池を充電する充電手段と、を備え、
    前記外部端末が設置されたユーザの自宅内で前記通信機器の無線通信を可能とする自宅網に自器が在圏したことを、前記データ同期処理を行うべきトリガとして検知するトリガ検知ステップと、
    前記トリガを検知した時に、前記データ同期処理を行うデータ同期ステップと
    を備えたことを特徴とするデータ同期方法。
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