JP2008182178A - 接続ピン及びプリント基板の接続構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】電気的導通を確保した上で、省スペースで接続することができる接続ピン及びプリント基板の接続構造を提供する。
【解決手段】第1プリント基板10の配線パターン12のパッド部14に接続ピン30が設けられるとともに、第2プリント基板20の配線パターン22のランド部24にはスルーホール26が設けられ、接続ピン30のピン38はスルーホール26に嵌合されていることを特徴とする。また、接続ピン本体に、第1のプリント基板10を保持する第1の保持部と、第2のプリント基板20を保持する第2の保持部とを有し、更に第1の保持部と第2の保持部とを離隔する連接部とを有することを特徴とする。
【選択図】図4

Description

本発明は、接続ピン及びプリント基板の接続構造に関するものである。
従来から、種々の電子機器において、表面に複数の配線パターンを有するプリント基板
同士が接続されたプリント基板の接続構造が知られている。このようなプリント基板の接
続構造としては、例えば、プリント基板に形成された凹凸部同士を嵌合させて接続する構
造や、各種コネクタを介して接続する構造が採用されている(例えば、特許文献1,2参
照)。
近年、このような電子機器分野においては、携帯性の向上や高機能化が強く求められる
技術傾向にあることから、プリント基板の接続構造においても、一層の小型、軽量、薄型
化が要望されている。
特許第3635585号公報 特許第3833425号公報
しかしながら、上述のようなプリント基板の接続構造にあっては、プリント基板同士を
コネクタ介して接続するため、コネクタを実装するスペースが必要となるが、ますます小
型化が進む電子機器分野においてはマイナスの要因となってしまう。
また、コネクタの内部にはコンタクト部が形成されており、そのコンタクト部が接触し
てプリント基板間の電気的導通を得ることができるが、コンタクト部間の接触不良による
電子機器の不具合が生じてしまう場合がある。
さらに、プリント基板や配線パターンの組合せに応じたコネクタを作成しなければなら
ないため、コネクタの製作日程に遅延が生じてしまうとともに、製造コストが増加してし
まうという問題がある。
そこで、本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、電気的導通を確
保した上で、省スペースで接続することができる接続ピン及びプリント基板の接続構造を
提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明では、接続ピンに係る第1の手段として、配線パタ
ーンが形成された第1プリント基板と第2プリント基板とを接続する接続ピンにおいて、
ピン本体に、このピン本体を支持するベースが形成され、前記ベースは前記第1プリント
基板の配線パターンの端部に配置して半田付け可能に構成されているものを採用した。
また、接続ピンに係る第2の手段として、前記ベースの周縁には、周壁が一体成形され
、この周壁の内側に半田を収容するための半田だまり部が形成されていることを特徴とす
るものを採用した。
また、プリント基板の接続構造に係る第1の手段として、上記第1または2の手段に記
載の接続ピンを用い、前記第1プリント基板の配線パターンの端部に前記接続ピンが設け
られるとともに、前記第2プリント基板の配線パターンの端部にはスルーホールが設けら
れ、前記接続ピンは前記スルーホールに嵌合されているものを採用した。
また、プリント基板の接続構造に係る第2の手段として、前記第1プリント基板の前記
接続ピンが前記第2プリント基板の前記スルーホールに嵌合された後、第2プリント基板
の配線パターンの前記スルーホールの周囲に形成されたランド部は半田付けにより前記接
続ピンに固定されているものを採用した。
また、プリント基板の接続構造に係る第3の手段として、前記第1プリント基板と前記
第2プリント基板はリジッド状材質および/またはフレキシブル状材質で形成されている
ものを採用した。
また、プリント基板の接続構造に係る第4の手段として、前記第1プリント基板あるい
は前記第2プリント基板が一対設けられるとともに、これらを連結するジョイント基板が
設けられ、このジョイント基板の配線パターンの各端部に前記第1プリント基板の前記接
続ピンあるいは前記第2プリント基板の前記スルーホールに対応したスルーホールあるい
は接続ピンが設けられ、前記ジョイント基板の前記スルーホールあるいは前記接続ピンは
前記第1プリント基板あるいは前記第2プリント基板の前記接続ピンあるいは前記スルー
ホールに嵌合され、前記第1プリント基板と前記第2プリント基板とが接続されているも
のを採用した。
また、接続ピンの構造にかかる第2の手段として、配線パターンが形成された第1プリント基板と第2プリント基板とを接続する接続ピンにおいて、ピン本体に、前記第1のプリント基板を保持する第1の基板保持部と、前記第2のプリント基板を保持する第2の基板保持部を有し、更に、前記第1の基板保持部と前記第2の基板保持部を離隔する連接部と、を有するものを採用した。
また、接続ピンの構造にかかる第3の手段として、前記連接部は係止部本体のみから形成するか、または1対の係止部および連接部から形成されたものを採用した。
また、接続ピンの構造にかかる第4の手段として、前記連接部が弾性を有するものを採用した。
また、接続ピンの構造にかかる第5の手段として、前記連接部が一対の雄ネジと雌ネジからなり、前記雄ネジの肩部と前記雌ネジの肩部は前記係止部を兼ね、更にネジの締め加減により、第1のプリント基板と第2のプリント基板との間隔を調整することが可能なものを採用した。
また、接続ピンの構造にかかる第6の手段として、配線パターンが形成された複数のプリント基板とを接続する接続ピンにおいて、ピン本体に、第1のプリント基板を保持する第1の基板保持部と、第2のプリント基板を保持する第2の基板保持部を有し、更に、係止部と連接部を隔てて、第3のプリント基板を保持する第3の基板保持部と、第4のプリント基板を保持する第4の基板保持部と、を有し、加えて、前記接続ピンの両端に脱着可能なネジを配設したものを採用した。
また、プリント基板の接続構造に係る第5の手段として複数のプリント基板が接続可能な、複数の基板保持部を有するプリント基板の接続構造を採用した。
本発明に係る接続ピンによれば、ピン本体に、半田付け可能なベースが形成されている
ため、簡単な構造で、かつ第1プリント基板の配線パターンの端部にピン本体を確実に固
定することができる。
また、本発明に係るプリント基板の接続構造によれば、第1プリント基板に設けられた
接続ピンを第2プリント基板に設けられたスルーホールに嵌合することで、第1プリント
基板と第2プリント基板とを接続することができる。そのため、コネクタ等を介してプリ
ント基板同士を接続する場合と比べて、コネクタ内で生じる接触不良を防ぎ、省スペース
で第1プリント基板と第2プリント基板とを接続することができる。したがって、第1プ
リント基板と第2プリント基板との電気的導通を確保した上で、プリント基板の接続構造
を小型、軽量、薄型化することができる。
さらに、第1プリント基板と第2プリント基板の各配線パターンの端部に、接続ピンと
スルーホールとを設けるのみで第1プリント基板と第2プリント基板を接続することがで
きる。そのため、専用のコネクタを製作する必要なく、様々な配線パターンが形成された
プリント基板に接続することができる。したがって、プリント基板の製作期間を短縮する
ことができるとともに、製造コストを低減することができる。
次に、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1〜4は、本発明の第1実施形
態を示している。
図1に示すように、第1プリント基板10は、RPC(Rigid Printed
Circuit)基板等のリジッド状の材質からなり、この第1プリント基板10の表面
には複数の配線パターン12が形成されている。この配線パターン12は、銅箔等からな
り、各配線パターン12の端部にはパッド部14が形成されている。各パッド部14上に
は、接続ピン30が設けられている。
図2に示すように、接続ピン30は、リン青銅、黄銅、ベリリウム銅等からなり、下部
にベース32を備えている。このベース32は、平面視円形状のものであり、外径が例え
ば2〜3mmで形成されている。ベース32の下面は、第1プリント基板10の配線パタ
ーン12のパッド部14上に半田付け可能な接着部34として構成されている。ベース3
2の周縁には、この周縁を立ち上げて周壁37が形成され、この周壁37に囲まれた内側
に半田だまり部36がベース32と一体成形されている。この半田だまり部36は、第1
プリント基板10と第2プリント基板20とを半田によって接続する際に、第1プリント
基板10側に流入してくる半田を収容するものである。
ベース32の中心部には、上方に向けてピン38(ピン本体)が垂設されている。この
ピン38は、外径が、例えば0.7mmの円柱形状のものであり、ベース32に一体成形
されている。ピン38は、第1プリント基板10と第2プリント基板20を連結する部材
である。
図1に示すように、第2プリント基板20は、第1プリント基板10と同様にRPC基
板等のリジッド状の材質からなり、第2プリント基板20の表面には、銅箔等からなる配
線パターン22が5列形成されている。各配線パターン22の端部にはランド部24が形
成されており、このランド部24の中心には第2プリント基板20を貫通するスルーホー
ル26が形成されている。
図3,4に示すように、このスルーホール26には、前述した接続ピン30のピン38
が嵌合されている。第1プリント基板10の接続ピン30と第2プリント基板20のラン
ド部24とを半田付けすることで、第1プリント基板10と第2プリント基板20が電気
的に接続されている。
次に、作用を説明する。なお、本実施形態においては、第1プリント基板10の表面に
接続ピン30を直接半田付けする、SMT実装方式を採用している。
図3,4に示すように、まず第1プリント基板10の配線パターン12のパッド部14
上に接続ピン30を接続する。具体的には、配線パターン12のパッド部14上にクリー
ム半田を塗布する。そして、パッド部14上にベース32の接着部34を貼り合わせる。
そして、高温下で短時間にクリーム半田を溶解して半田付けを行い、第1プリント基板1
0のパッド部14上に接続ピン30を固定する。
次に、予め配線パターン22及びランド部24、スルーホール26が形成された第2プ
リント基板20を第1プリント基板10に重ね合わせ、第1プリント基板10と第2プリ
ント基板20とを接続する。具体的には、まず、第1プリント基板10に設けられた接続
ピン30のピン38を第2プリント基板20のスルーホール26に挿入する。続いて、第
2プリント基板20のランド部24と接続ピン30とを、第2プリント基板20の表面か
ら半田付けし、第1プリント基板10と第2プリント基板20とを接続する。
ここで、第1プリント基板10と第2プリント基板20とを半田付けにより接続する際
、第2プリント基板20の表面で溶融した半田H(図4参照)が第2プリント基板20の
スルーホール26及びスルーホール26に嵌合されたピン38を伝って、第1プリント基
板10側に流れ込むことがある。第1プリント基板10側に流れ込んだ半田Hは、第1プ
リント基板10の隣接する配線パターン12間に介在して、配線パターン12を短絡させ
る虞れがある。そこで、ピン38の根元を囲むように形成された半田だまり部36により
、第1プリント基板10側に流入してくる半田Hを、余裕を持って塞き止め、配線パター
ン12の短絡を防ぐことができる。
上述の実施形態によれば、第1プリント基板10の各配線パターン12のパッド部14
上に設けられた接続ピン30を、第2プリント基板20の各配線パターン22のランド部
24の中心に形成されたスルーホール26に嵌合して、第1プリント基板10と第2プリ
ント基板20とを接続する構成としたため、第1プリント基板10と第2プリント基板2
0とを配線パターン毎に接続することができる。よって、コネクタ等を介してプリント基
板同士を接続する場合と比べて、コネクタ内のコンタクト部で生じる接触不良を防ぐとと
もに、省スペースで第1プリント基板10と第2プリント基板20とを接続することがで
きる。したがって、電気的導通を確保した上で、プリント基板の接続構造を小型、軽量、
薄型化することができる。
また、第1プリント基板10と第2プリント基板20の各々に、接続ピン30とスルー
ホール26とを設けるのみで第1プリント基板10と第2プリント基板20を電気的に接
続することができる。そのため、専用のコネクタを製作する必要なく、様々な配線パター
ンが形成されたプリント基板に接続することができる。したがって、プリント基板の製作
期間を短縮することができるとともに、製造コストを低減することができる。
さらに、スルーホール26に直接、接続ピン30を嵌合させるため、ケーブル等を介し
て接続する場合と比べて、ケーブルの抵抗による導通損失や、ケーブル自体がアンテナ線
となり電子機器の性能を劣化させることを防ぐことができる。また、第1プリント基板1
0と第2プリント基板20の位置合わせを容易に行うことができる。
さらに、接続ピン30には、ピン38とベース32とが一体成形されているため、簡単
な構造で、かつベース32の接着部34を第1プリント基板10のパッド部14上に半田
付けすることで、接続ピン30を確実に固定することができる。また、接続ピン30のベ
ース32には、周壁37に囲まれた内側に半田だまり部36がベース32と一体成形され
ている。そのため、第1プリント基板10の接続ピン30と第2プリント基板20のラン
ド部24との半田付け時に、第1プリント基板10側に流入してくる半田を、半田だまり
部36内で塞き止め、第1プリント基板10の表面に広がることを防ぐことができる。し
たがって、隣接する配線パターン12間の短絡を防ぐことができる。
次に、図5,6に基づいて、本発明の第2実施形態について説明する。なお、本実施形
態においては、第1実施形態と同一構成には同一符号を付して説明を省略する。
図5に示すように、本実施形態は、ディップ実装方式のものであって、接続ピン300
に、ベース32の中心部から下方に延出する延出ピン390が形成されている点で第1実
施形態と相違している。この延出ピン390は、接続ピン300のピン38と同一線上に
形成され、接続ピン300と一体成形されている。
図6に示すように、第1プリント基板100のパッド部14の中心には、第1プリント
基板100を貫通するスルーホール15が形成されている。続いて、このスルーホール1
5に、接続ピン300の延出ピン390を挿入し、パッド部14上にベース32の接着部
34を半田付けにより固定する。そして、本実施形態においては、接続ピン300の延出
ピン390を、第1プリント基板100の裏面から半田付けにより固定するディップ実装
方式を採用している。
次に、第1実施形態と同様に、ピン38が第2プリント基板20のスルーホール26に
挿入され、ピン38とランド部24とを半田付けされることで、第1プリント基板100
と第2プリント基板20とが電気的に接続される。
本実施形態によれば、接続ピン300のベース32から下方に延出する延出ピン390
を形成し、第1プリント基板100のスルーホール15に嵌合する構成としたため、第1
実施形態と同等の効果を奏することに加えて、接続ピン300と第1プリント基板100
との接続において、機械的強度を向上させることができる。よって、プリント基板の接続
構造の耐久性を向上させることができる。
次に、図7に基づいて、本発明の第3実施形態について説明する。なお、本実施形態に
おいては、第1実施形態と同一構成には同一符号を付して説明を省略する。
図7に示すように、本実施形態では、一対の第1プリント基板10a,10bを、ジョ
イント基板50により連結している点で相違している。なお、第1プリント基板10a,
10bは、第1実施形態と同様の構成からなる。
ジョイント基板50は、第1実施形態における第1プリント基板10と同様のRPC基
板等のリジッド状材質からなり、表面には配線パターン52が形成されている。各配線パ
ターン52の両端部にはランド部54a,54bが形成されており、各ランド部54a,
54bの中心には、ジョイント基板50を貫通するスルーホール56a,56bが形成さ
れている。
ジョイント基板50の一端のスルーホール56aには、第1プリント基板10aの接続
ピン30のピン38が嵌合され、他端のスルーホール56bには第1プリント基板10b
の接続ピン30のピン38が嵌合されている。これにより、一対の第1プリント基板10
a,10bを、ジョイント基板50を介して電気的に接続することができる。
本実施形態によれば、互いに接続ピン30が設けられた一対の第1プリント基板10a
,10bを、配線パターン52の両端部にスルーホール56a,56bが形成されたジョ
イント基板50により連結する構成としたため、第1実施形態と同様の効果を奏するとと
もに、両プリント基板10a,10bを段差がないように横方向に沿って接続することが
できる。よって、薄型の電子機器に用いられる様々なプリント基板に好適である。
次に、図8に基づいて、本発明の第4実施形態について説明する。なお、本実施形態に
おいては、第3実施形態と同一構成には同一符号を付して説明を省略する。
本実施形態では、一対の第1プリント基板10a,10bを連結するジョイント基板と
して、可撓性を有するジョイント基板500を用いる点で第3実施形態と相違している。
ジョイント基板500は、FPC(Flexible Printed Circui
t)基板等のフレキシブル状材質からなり、このジョイント基板500の表面には配線パ
ターン520が形成されている。
各配線パターン520の両端部にはランド部540a,540bが形成されており、各
ランド部540a,540bにはジョイント基板500を貫通するスルーホール560a
,560bが形成されている。
ジョイント基板500の一端のスルーホール560aには、第1プリント基板10aの
接続ピン30のピン38が嵌合され、他端のスルーホール560bには第1プリント基板
10bの接続ピン30のピン38が嵌合されている。これにより、一対の第1プリント基
板10a,10bを、可撓性を有するジョイント基板500を介して電気的に接続するこ
とができる。そして、ジョイント基板500により連結された一対の第1プリント基板1
0は、ジョイント基板500において、柔軟に折り曲げることができる。
したがって、本実施形態によれば、第1実施形態と同様の効果を奏するとともに、可撓
性を有するジョイント基板500により一対の第1プリント基板10a,10bを接続す
ることで、可動部品への配線や、立体的な配線、空間的制約のために角度のある配線や基
板の接続においても柔軟に対応することができる。
次に、図9に基づいて、本発明の第5実施形態について説明する。図9(a)は本発明の第5の実施形態にかかる接続ピンの断面図である。符号61は接続ピン、62は先端部、63は第1の抜け止め、64は第1の基板接続部、65は係止部、66は第1の保持部、67は第2の基板接続部、68は第2の抜け止め、69は第2の保持部である。
接続ピンは係止部(ストッパー)を中心に対称形となっている。接続ピンの両端は基板のスルーホールへピンを差し込み易くするために、やや先端が鋭角と構成している。先端部に隣接した抜け止め63は、一旦基板を差し込んだ場合抜けにくいように、スルーホールの直径より若干大きく形成されている。更に抜け止めと隣接した基板接続部は、基板のスルーホールとほぼ同一直径としている。基板接続部64に隣接する係止部は、スルーホールより大きくし、また、基板に設けた電極パターンと十分接触65を保つことができる直径とする。
図9(b)は連接部を有する接続ピンに第1の基板10と第2の基板20を接続した様子の断面図である。符号71は接続ピン、72は先端部、73は抜け止め、74は基板接続部、75は第1の係止部、76は連接部、77は第2の係止部である。この図は図9(a)において、係止部を2つ設け、更に係止部と係止部との間を連接部76で繋いだ変形構成である。連接部と他の部材は同一部材とし、一体成型してもよい。用途によっては、連接部の部材を別部材とすることも可能である。
図9(c)は連接部の部材を弾性部材としたものである。符号701は接続ピン、702は先端部、703は抜け止め、704は基板接続部、705は係止部、706は連接部である。連接部706は基板を図のよう3次元的に配置にする際に、非常に有効である。弾性体の材料の軟度を調整することで、所望の角度(θ)とすることが可能となる。
次に、図10に基づいて、本発明の第6実施形態について説明する。図10(a)において、符号81は接続ピン、82は先端部、83は抜け止め、84は基板接続部、85は雌ネジ、86は雄ネジ、87は目盛である。雌ネジ85と雄ネジ86とを組み合わせることで、連接部の長さを調整することが可能となる。また目盛87により、長さの調整が容易となる。図10(b)において、符号91は間隔調整接続ピン、92は先端部、93は抜け止め、94は基板接続部、95は雌ネジ、96は雄ネジ、97は目盛である。
本実施形態では、間隔調整用の接続ピンのネジの重なり部分を少なくし、実質的に連接部の長さを長くしたものに相当する。
次に、図11に基づいて、本発明の第7実施形態について説明する。符号101は接続ピン(複合接続ピン)、102は端ネジキャップ、103は端ネジ部、104は第2の基板接続部、105は抜け止め、106は第1の基板接続部、107は係止部、108は連接部である。
本実施形態は4枚の基板を接続することが可能である。連接部108に対して対称である。係止部107より上方の部分について説明する。初期状態では端ネジキャップ102をはずしておき、1枚めの基板を第1の基板接続部まで押し込み、次に2枚めの基板を第2の基板接続部104に差し込む最後に端ネジ部103と端ネジキャップ102を締め付ける。以上の手順により2枚の基板を接続することが可能となる。引き続き連接部108の下方についても同様の手順を経ることで、総計4枚の基板を接続することが可能となる。
以上、添付図面を参照しながら本発明に係る好適な実施形態について説明したが、本発
明は係る例に限定されないことは言うまでもない。上述した例において示した各構成部材
の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の主旨から逸脱しない範囲において、電
源用や、通信、信号用等、様々な設計要求に基づき種々変更可能である。
例えば、この発明は上述した実施の形態に限られるものではなく、第2実施形態におい
て説明した接続ピンを第3,4実施形態で用いてもよい。
また、第5実施形態、第6実施携帯において、連接部と係止部は同一の直径としてもよい。またスルーホールの形が三角や四角の等の多角系の場合や楕円の場合は、それぞれの形状に合わせて接続ピンの抜け止め、基板接続部を形成してもよい。
また、上記実施の形態ではジョイント基板の配線パターンの両端部にスルーホールが形
成され、このジョイント基板を介して一対の第1プリント基板を接続している場合につい
て説明したが、ジョイント基板の配線パターンの両端部に接続ピンを設け、このジョイン
ト部を介して、スルーホールが形成された一対の第2プリント基板を接続する構成として
もよい。
本発明の第1実施形態におけるプリント基板の接続構造の分解斜視図である。 本発明の実施形態における接続ピンの斜視図である。 本発明の実施形態におけるプリント基板の接続構造の斜視図である。 図3のA−A線に沿う断面図である。 本発明の第2実施形態における接続ピンの斜視図である。 本発明の第2実施形態における図3のA−A線に相当する部分の断面図である。 本発明の第3実施形態におけるプリント基板の接続構造の斜視図である。 本発明の第4実施形態におけるプリント基板の接続構造の斜視図である。 本発明の第5実施形態における接続ピンとプリント基板の接続構造の断面図である。 本発明の第6実施形態における接続ピンとプリント基板の接続構造の断面図である。 本発明の第7実施形態における接続ピンとプリント基板の接続構造の断面図である。
符号の説明
10,100…第1プリント基板
12…配線パターン
20…第2プリント基板
22…配線パターン
24…ランド部
26…スルーホール
30,300…接続ピン
36…半田だまり部
37…周壁
38…ピン(ピン本体)
61…接続ピン
63…係止部(ストッパー)
66…第1の基板保持部
69…第2の基板保持部
71…接続ピン(連接部を有する接続ピン)
81、91…接続ピン(間隔調整用の接続ピン)
85、95…雌ネジ
86、96…雄ネジ
91…接続ピン
101…接続ピン(複合接続ピン)
701…接続ピン(弾性を有する接続ピン)

Claims (12)

  1. 配線パターンが形成された第1プリント基板と第2プリント基板とを接続する接続ピン
    において、
    ピン本体に、このピン本体を支持するベースが形成され、前記ベースは前記第1プリン
    ト基板の配線パターンの端部に配置して半田付け可能に構成されていることを特徴とする
    接続ピン。
  2. 前記ベースの周縁には、周壁が一体成形され、この周壁の内側に半田を収容するための
    半田だまり部が形成されていることを特徴とする請求項1記載の接続ピン。
  3. 請求項1または請求項2記載の接続ピンを用いたプリント基板の接続構造において、
    前記第1プリント基板の配線パターンの端部に前記接続ピンが設けられるとともに、前
    記第2プリント基板の配線パターンの端部にはスルーホールが設けられ、前記接続ピンは
    前記スルーホールに嵌合されていることを特徴とするプリント基板の接続構造。
  4. 前記第1プリント基板の前記接続ピンが前記第2プリント基板の前記スルーホールに嵌
    合された後、第2プリント基板の配線パターンの前記スルーホールの周囲に形成されたラ
    ンド部は半田付けにより前記接続ピンに固定されていることを特徴とする請求項3記載の
    プリント基板の接続構造。
  5. 前記第1プリント基板と前記第2プリント基板はリジッド状材質および/またはフレキ
    シブル状材質で形成されていることを特徴とする請求項3または請求項4記載のプリント
    基板の接続構造。
  6. 前記第1プリント基板あるいは前記第2プリント基板が一対設けられるとともに、これ
    らを連結するジョイント基板が設けられ、このジョイント基板の配線パターンの各端部に
    前記第1プリント基板の前記接続ピンあるいは前記第2プリント基板の前記スルーホール
    に対応したスルーホールあるいは接続ピンが設けられ、前記ジョイント基板の前記スルー
    ホールあるいは前記接続ピンは前記第1プリント基板あるいは前記第2プリント基板の前
    記接続ピンあるいは前記スルーホールに嵌合され、前記第1プリント基板と前記第2プリ
    ント基板とが接続されていることを特徴とする請求項3から請求項5のいずれか1項に記
    載のプリント基板の接続構造。
  7. 配線パターンが形成された第1プリント基板と第2プリント基板とを接続する接続ピンにおいて、
    ピン本体に、前記第1のプリント基板を保持する第1の基板保持部と、
    前記第2のプリント基板を保持する第2の基板保持部を有し、
    更に、前記第1の基板保持部と前記第2の基板保持部を離隔する連接部と、
    を有することを特徴とする接続ピン。
  8. 前記連接部は係止部本体のみから形成するか、または1対の係止部および連接部から形成されることを特徴とする請求項7に記載の接続ピン。
  9. 前記連接部が弾性を有することを特徴とする請求項8に記載の接続ピン。
  10. 前記連接部が一対の雄ネジと雌ネジからなり、前記雄ネジの肩部と前記雌ネジの肩部は前記係止部を兼ね、更にネジの締め加減により、第1のプリント基板と第2のプリント基板との間隔を調整することが可能なことを特徴とする接続ピン。
  11. 配線パターンが形成された複数のプリント基板とを接続する接続ピンにおいて、
    ピン本体に、第1のプリント基板を保持する第1の基板保持部と、
    第2のプリント基板を保持する第2の基板保持部を有し、
    更に、係止部と連接部を隔てて、第3のプリント基板を保持する第3の基板保持部と、第4のプリント基板を保持する第4の基板保持部と、
    を有し、
    加えて、前記接続ピンの両端に脱着可能なネジを配設したことを特徴とする接続ピン。
  12. 複数のプリント基板とが接続されていることを特徴とする請求項7から請求項11のいずれか一項に記記載のプリント基板の接続構造。
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