JP2008181603A - 光ディスク装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ディスクトレイの排出動作終了時に、ディスクトレイのラックと噛み合うピニオンに作用する衝撃力を吸収、緩和し、ピニオンの機械的劣化や歯折損等を防止できる光ディスク装置を提供する。
【解決手段】ディスクトレイ13のラック13aの挿入方向X側の端部に、挿入・排出方向に摺動可能なサブラック14を、ディスクトレイ13の排出停止と同時にピニオン12がサブラック14のみと噛み合うように設けると共に、サブラック14を挿入方向Xに付勢する付勢手段(コイルばね15)を設ける。ピニオン12はディスクトレイ13の排出停止と同時に停止せず、サブラック14と噛み合ってサブラック14を付勢力に抗して排出方向Yに摺動させながら、駆動モータが停止するまで回転して、ピニオン12に作用する衝撃力を吸収、緩和する。
【選択図】図4

Description

本発明はCD、DVD、BDなどの光ディスク装置に関し、特に、ディスクトレイの排出動作終了時に、ディスクトレイのラックと噛み合うピニオンに作用する衝撃力を吸収、緩和できるように改良した光ディスク装置に関する。
従来より、光ピックアップやターンテーブルを搭載したトラバースシャーシを、その後端部でローダーシャーシに上下揺動可能に取付け、このトラバースシャーシの上側にディスクトレイを配置してローダーシャーシの内側に挿入・排出可能に取付けると共に、ディスクトレイが所定の位置まで排出されたときにディスクトレイを停止させるストッパーをローダーシャーシに設け、ディスクトレイの裏面に挿入・排出方向に形成したラックとローダーシャーシに設けたピニオンを噛み合わせた構成の光ディスク装置が知られている。
また、ディスク状記録媒体にデータを記録・再生する手段が搭載されたスレッドと、このスレッドをガイド部材で案内してディスク状記録媒体の内外周間で移動するスレッド移動機構を備え、このスレッド移動機構をスレッド駆動モータと、該モータで駆動されるギアトレインの出力端に配置されたピニオンと、スレッドに固定されてピニオンと噛合するラックとで構成したディスク装置のスレッド移動機構において、上記ラックを、2枚のラック間にスライド付勢手段を介在させていずれか一方のラックをスレッドに固定したバックラッシュ・キャンセル機能付のダブルラックに構成すると共に、上記ピニオンを、上記ダブルラックの各ラックにそれぞれ噛合するバックラッシュ・キャンセル機能を持たない2枚の重ねピニオンで構成し、この2枚の重ねピニオンの入力側に1枚のギアを共通に噛合させて配置したスレッド移動機構も知られている(特許文献1)。
特開2000−306345号公報
上記のようにディスクトレイを停止させるストッパーを設けたトレイアウトスイッチのない従来の光ディスク装置は、ディスクトレイが所定の位置まで排出されてストッパーにより停止されると、このディスクトレイのラックと噛み合うピニオンの回転も同時に停止されることになるが、このようにディスクトレイの停止に伴ってピニオンが停止したときには、駆動モータの回転力がまだピニオンに作用しているため、ピニオンに大きい衝撃力が加わり、ピニオンの機械的劣化や歯折損等の原因になるという問題があった。
一方、上記特許文献1に開示されたディスク装置のスレッド移動機構は、最小のバックラッシュ・キャンセル機能でスレッド移動機構のギアトレイン中のバックラッシュによるギアのガタを取り除くようにしたものであって、このスレッド移動機構のダブルラックや重ねピニオンを、従来の光ディスク装置におけるディスクトレイのラックやピニオンに転用しても、ストッパーによりディスクトレイが停止したときにピニオンに加わる大きい衝撃力を吸収、緩和することはできない。
本発明は上記事情の下になされたもので、その解決しようとする課題は、ディスクトレイの排出動作終了時、即ち、ストッパーでディスクトレイが停止したときに、ディスクトレイのラックと噛み合うピニオンに作用する衝撃力を吸収、緩和し、ピニオンの機械的劣化や歯折損等を防止することができる光ディスク装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明に係る光ディスク装置は、光ピックアップやターンテーブルを搭載したトラバースシャーシを、その後端部でローダーシャーシに上下揺動可能に取付け、ディスクトレイをトラバースシャーシの上側に配置してローダーシャーシの内側に挿入・排出可能に取付けると共に、ディスクトレイが所定の位置まで排出されたときにディスクトレイを停止させるストッパーをローダーシャーシに設け、ディスクトレイの裏面に挿入・排出方向に形成したラックとローダーシャーシに設けたピニオンを噛み合わせた光ディスク装置において、上記ラックの挿入方向側の端部に、挿入・排出方向に摺動可能なサブラックを、ディスクトレイの排出停止と同時に上記ピニオンがサブラックのみと噛み合うように設けると共に、サブラックを挿入方向に付勢する付勢手段を設けたことを特徴とするものである。
本発明の光ディスク装置にあっては、上記付勢手段として、サブラックに形成したばね支持部と、ディスクトレイに形成したばね支持部との間に、自由長のコイルばねをサブラックと平行に架け渡し、コイルばねの両端を双方のばね支持部に固定することが好ましい。
そして、本発明の更に具体的な好ましい光ディスク装置は、光ピックアップやターンテーブルを搭載したトラバースシャーシを、その後端部でローダーシャーシに上下揺動可能に取付け、ディスクトレイをトラバースシャーシの上側に配置してローダーシャーシの内側に挿入・排出可能に取付けると共に、ディスクトレイが所定の位置まで排出されたときにディスクトレイを停止させるストッパーをローダーシャーシに設け、ディスクトレイの裏面に挿入・排出方向に形成したラックとローダーシャーシに設けたピニオンを噛み合わせた光ディスク装置において、上記ラックの挿入方向側の端部に歯の下半部を切り欠いた切欠部を形成し、サブラックを、その挿入方向側の端部が上記ラックの挿入方向側の末端歯よりも挿入方向側に突き出すように、上記ラックの切欠部に重ねて挿入・排出方向に摺動可能に設けると共に、サブラックに形成したばね支持部と、ディスクトレイに形成したばね支持部との間に、自由長のコイルばねをサブラックと平行に架け渡し、コイルばねの両端を双方のばね支持部に固定したことを特徴とするものである。
本発明の光ディスク装置は、ディスクトレイのラックと噛み合うピニオンの回転によってディスクトレイが所定の位置まで排出されると、ストッパーによってディスクトレイは停止するが、このディスクトレイの排出停止と同時にピニオンが上記ラックから外れてサブラックのみと噛み合い、一定の負荷がかかって駆動モータが停止するまでピニオンが回転して、サブラックを挿入方向の付勢力に抗して排出方向に摺動させる。このようにピニオンはディスクトレイの排出停止と同時に停止せず、サブラックと噛み合ってサブラックを付勢力に抗して排出方向に摺動させながら、一定の負荷がかかって駆動モータが停止するまで回転するため、この回転によって、ピニオンに作用する衝撃力を充分に吸収、緩和することができる。従って、衝撃力によるピニオンの機械的劣化や歯折損等を防止することができ、衝撃音の発生なども防止することができる。また、付勢手段によるサブラックの付勢力を増減調節すると、ピニオンに作用する衝撃力の減衰性能をコントロールすることもできる。
付勢手段として、サブラックに形成したばね支持部と、ディスクトレイに形成したばね支持部との間に、自由長のコイルばねをサブラックと平行に架け渡し、コイルばねの両端を双方のばね支持部に固定した光ディスク装置は、ピニオンによってサブラックが排出方向へ摺動すると、自由長のコイルばねが引張りばね又は圧縮ばねの働きをして、サブラックを挿入方向に付勢することができる。即ち、ディスクトレイのばね支持部がサブラックのばね支持部よりも挿入方向側に位置して形成されている場合は、サブラックが排出方向へ摺動すると、自由長のコイルばねが伸長して引張りばねとしてサブラックを挿入方向に付勢し、一方、ディスクトレイのばね支持部がサブラックのばね支持部よりも排出方向側に位置して形成されている場合は、サブラックが排出方向へ摺動すると、自由長のコイルばねが短縮して圧縮ばねとしてサブラックを挿入方向に付勢する。しかも、このようなコイルばねは、バネ定数を変えることで、ピニオンに作用する衝撃力の減衰性能を容易にコントロールすることができる。尚、上記の付勢手段はサブラックが排出方向へ摺動したときにサブラックを挿入方向に付勢する手段であるが、後述するように、付勢手段としてサブラックを常時、挿入方向に付勢する手段を設けてもよい。
また、本発明の更に具体的な好ましい光ディスク装置のように、ディスクトレイのラックの挿入方向側の端部に歯の下半部を切り欠いた切欠部を形成し、サブラックを、その挿入方向側の端部が上記ラックの挿入方向側の末端歯よりも挿入方向側に突き出すように、上記ラックの切欠部に重ねて挿入・排出方向に摺動可能に設けると、ディスクトレイの排出停止と同時にピニオンが上記ラックの末端歯から外れて、サブラックの挿入方向に突き出した端部の歯と噛み合うため、前述したように駆動モータが停止するまでサブラックを排出方向に摺動させながらピニオンが回転して、衝撃力を吸収、緩和することができる。
以下、図面に基づいて本発明の代表的な実施形態を詳述する。
図1は本発明の一実施形態に係る光ディスク装置の概略平面図、図2はディスクトレイを省略した同光ディスク装置の概略平面図、図3は同光ディスク装置のディスクトレイの挿入方向側の端部を斜め右下方から見た部分斜視図、図4は同ディスクトレイの挿入方向側の端部を斜め左下方から見た部分斜視図、図5は同ディスクトレイの挿入方向側の端部を分解して斜め左下方から見た分解部分斜視図、図6の(a)(b)(c)は同ディスクトレイの排出動作が停止するときのサブラックの作用を段階的に説明する説明図、図7はサブラックを設けた同ディスクトレイのラックの挿入方向側の端部の拡大断面図である。
この光ディスク装置は、図2に示すように、合成樹脂製のローダーシャーシ1の内側に、合成樹脂製のトラバースシャーシ2が、その後端両側部において取付ネジ3とゴムダンパー4を用いて上下揺動可能に取付けられており、このトラバースシャーシ2には、光ピックアップ5とターンテーブル6が搭載されている。
この光ピックアップ5は、そのラック5aと噛み合うピニオン7の回転により、ガイド軸8a,8bに沿ってターンテーブル6に対し接近、離反自在となっており、ターンテーブル6に接近しながらレーザービームを対物レンズから光ディスクに照射して、記録・再生を行うようになっている。
また、ターンテーブル6は、トラバースシャーシ2に搭載されたスピンドルモータ(不図示)の出力軸に固定され、トラバースシャーシ2が上方に回動したときに、このターンテーブル6とその真上のクランパー9との間に光ディスクの中央開口縁を挟んで光ディスクを回転させるようになっている。このクランパー9は、ローダーシャーシ1に一体成形されたブリッジ部1aの中央のクランパー保持部1bに回転自在に保持されている。
トラバースシャーシ2の前端部には、合成樹脂製のレバーシフト10が取付固定されており、このレバーシフト10には前方へ突き出す二つの凸部10a,10bが形成されている。そして、これらの凸部10a,10bが挿入されるカム溝11a,11bを形成した合成樹脂製のカムスライダー11が、ローダーシャーシ1の前枠部1cにスライド可能に取付けられており、このカムスライダー11の右端のラックギヤ11cがピニオンギヤ12と噛合するようになっている。従って、ピニオンギヤ12がラックギヤ11cと噛合して回転すると、カムスライダー11が左右にスライドし、そのカム溝11a,11bに沿ってレバーシフト10の凸部10a,10bが摺動しながら上下動するため、トラバースシャーシ2は後端両側部の取付部分を支点として上下に揺動するようになっている。
また、図1に示すように、光ディスクを載置して挿入、排出させるディスクトレイ13は、トラバースシャーシ2とブリッジ部1aとの間に配置されてローダーシャーシ1の内側に挿入・排出可能に取付けられており、このディスクトレイ13の裏面の右側縁部にはラック13a(以下、メインラックという)が挿入・排出方向(X−Y方向)に形成されている。このメインラック13aには前記のピニオン12が噛み合うようになっており、ピニオン12が回転すると、ディスクトレイ13が挿入・排出されるようになっている。尚、このピニオン12と、光ピックアップ5のラック5aに噛み合う前記ピニオン7は、駆動力伝達歯車機構(不図示)を介して、駆動モータ(不図示)から駆動力が伝達されるようになっている。
このディスクトレイ13の挿入方向X側の端部の左右両側には係止爪片13b,13bが形成されており、このディスクトレイ13が所定の位置まで排出されると、ローダーシャーシ1の左右側壁部の内面に形成されたストッパー1d,1dに上記の係止爪片13b,13bが係止して、ディスクトレイ13が停止するようになっている。また、このディスクトレイ13には、大径の光ディスクを載置する大円形載置部13c、小径の光ディスクを載置する小円形載置部13d、光ピックアップ5からのレーザービームの照射やターンテーブル6の上昇を妨げないように開口する中央開口部13e、ディスクトレイ裏面の2つのガイド溝13f,13fなどが形成されており、このガイド溝13f,13fには、図2に示すカムスライダー11の2つのボス11d,11dが嵌まり込むようになっている。
この光ディスク装置の大きい特徴は、ディスクトレイ13の挿入方向X側の端部裏面のラック形成部分にある。即ち、図5に示すように、ディスクトレイ13のメインラック13aの挿入方向X側の端部には、複数の歯(この実施形態では10個程度)の下半部を切り欠いた切欠部13gが形成されており、この切欠部13gには凸条13hが挿入・排出方向(X−Y方向)に形成されている。そして、裏面に凹溝14aを形成した短いサブラック14が、その凹溝14aを上記の凸条13hに嵌合させることによって、挿入・排出方向(X−Y方向)に摺動可能に取付けられている。
図4、図6の(a)に示すように、上記サブラック14は、挿入方向X側の端部の数個の歯がメインラック13aの挿入方向X側の末端歯130aよりも挿入方向X側へ突き出すように取付けられており、サブラック14の排出方向Y側の端部と、メインラック13aの下半部が切り欠かれていない最後の歯131aとの間には、数個の歯に相当する逃げ空間13iが確保されている。そして、ディスクトレイ13の前記係止爪片13b,13bがローダーシャーシ1の前記ストッパー1d,1dに係止してディスクトレイ13が停止すると、停止と同時に前記ピニオン12がメインラック13aの末端歯130aから外れて、サブラック14の次の歯140aと噛み合うようになっている。
このサブラック14の中央部裏面側には、図3、図7に示すように、メインラック13aの裏面側に当接してサブラック14の脱落を防止する凸部14bが、ばね支持部を兼ねて一体に形成されており、この凸部(ばね支持部)14bと、この凸部14bよりも挿入方向X側に位置してディスクトレイ13の裏面にばね支持部として突設されたボス部13jとの間に、自由長のコイルばね15がサブラック14と平行に架け渡されて、コイルばね15の両端が双方のばね支持部14b,13jに固定されている。このコイルばね15は、サブラック14が排出方向Y側に摺動したときに引張りばねの働きをして、サブラック14を挿入方向X側に付勢するものである。
以上のような構成のディスク装置は、図1,図2に示す状態、即ち、光ディスクをディスクトレイ13に載せて装置内へ挿入し、トラバースシャーシ2を上昇させてターンテーブル6とクランパー9とで光ディスクをチャックして回転状態にすると、光ピックアップ5のラック5aに噛み合うピニオン7の回転により、光ピックアップ5がガイド軸8a,8bに沿ってターンテーブル6の方へ移動しながら、レーザービームを光ディスクに照射して記録・再生を行う。そして、記録・再生が終わると、レバートリガー(不図示)によってカムスライダー11が左方向に少し移動し、カムスライダー11のラック11cとピニオン12が噛み合ってカムスライダー11が左方向へ移動する。すると、トラバースシャーシ2の前端部に取付固定されたレバーシフト10から前方へ突き出す凸部10a,10bが、カムスライダー11のカム溝11a,11bを下降して、トラバースシャーシ2が下方に回動し、ターンテーブル6とクランパー9による光ディスクのチャックが外れて、光ディスクがディスクトレイ13に載置されると共に、カムスライダー11の左方向への移動によって、カムスライダー11のボス11d,11dがディスクトレイ13のガイド溝13f,13f内を移動して、ディスクトレイ13を排出方向Yに少し摺動させ、これによりディスクトレイ13のメインラック13aとピニオン12が噛み合って、ディスクトレイ13が排出方向Yに移動する。そして、所定の位置までディスクトレイ13が排出されると、ディスクトレイ13の係止爪片13b,13bがローダーシャーシ1のストッパー1d,1dに係止して、ディスクトレイ13が停止し、一定の負荷が駆動モータにかかると、駆動モータが停止する。
ディスクトレイ13が停止する前は、図6の(a)に示すように、ピニオン12がメインラック13aと噛み合い、停止する直前には、ピニオン12がメインラック13aとサブラック14の双方と噛み合っている。そして、ディスクトレイ13が停止すると、図6の(b)に示すように、停止と同時にピニオン12がメインラック13aの末端歯130aから外れて、サブラック14の次の歯140aと噛み合うようになる。この時点では、駆動モータの駆動力がまだピニオン12に作用しているため、図6の(c)に示すように、ピニオン12は回転しながらサブラック14をコイルばね15の引張力に抗して排出方向Y側へ摺動させ、コイルばね15の引張力によって一定の負荷が駆動モータにかかると、駆動モータが停止する。
上記のように、この光ディスク装置は、ディスクトレイ13の停止と同時にピニオン12が強制停止されることがなく、駆動モータが停止するまでサブラック14を排出方向Y側に摺動させながらピニオン12が回転するため、衝撃力を吸収、緩和することができる。従って、衝撃力によるピニオン12の機械的劣化や歯折損等を防止することができ、衝撃音の発生なども防止することができる。また、付勢手段であるコイルばね15のバネ定数を変えると、ピニオン12に作用する衝撃力の減衰性能を容易にコントロールすることもできる。
上記実施形態の光ディスク装置では、一方のばね支持部としてのボス部13jを、他方のばね支持部を兼ねたサブラック14の凸部14bよりも挿入方向X側に位置させてディスクトレイ13の裏面に形成しているが、これとは逆に、ボス部13jを凸部14bよりも排出方向Y側に位置させてディスクトレイ13の裏面に形成し、自由長のコイルばね15を架設して、ばね両端をボス部13jと凸部14bに固定してもよい。この場合は、サブラック14が排出方向Y側へ摺動すると、コイルバネ15が圧縮ばねの働きをして、サブラック14を挿入方向X側へ付勢することができる。
また、自由長のコイルばね15に代えて、引張りコイルばねや圧縮コイルばねを取付け、常時、サブラック14を挿入方向X側に付勢すると共に、サブラック14の挿入方向X側の端部を当止させるストッパーをメインラック13aに設けるようにしてもよい。この場合は、ピニオン12がサブラック14の歯140aに噛み合ったときから衝撃力が大きく減衰されるので、サブラック14の排出方向Y側への摺動距離を短縮することができる。
以上、代表的な実施形態を例に挙げて本発明の光ディスク装置を説明したが、
本発明の光ディスク装置はこの実施形態に限定されるものではなく、例えば、メインラック13aの切欠部13gに形成する凸条13hとサブラック14の裏面に形成する凹溝14aをアリとアリ溝にして、サブラック14の脱落を確実に防止したり、サブラック14の裏面側の凸部14bを複数形成して、サブラック14の脱落を確実に防止するなど、設計的な変更を許容し得るものである。
本発明の一実施形態に係る光ディスク装置の概略平面図である。 ディスクトレイを省略した同光ディスク装置の概略平面図である。 同光ディスク装置のディスクトレイの挿入方向側の端部を斜め右下方から見た部分斜視図である。 同ディスクトレイの挿入方向側の端部を斜め左下方から見た部分斜視図である。 同ディスクトレイの挿入方向側の端部を分解して斜め左下方から見た分解部分斜視図である。 同ディスクトレイの排出動作が停止するときのサブラックの作用を段階的に説明する説明図であって、(a)は停止前の状態を、(b)は停止したときの状態を、(c)は停止した直後の状態を示す。 サブラックを設けた同ディスクトレイのラックの挿入方向側の端部の拡大断面図である。
符号の説明
1 ローダーシャーシ
1d ストッパー
2 トラバースシャーシ
5 光ピックアップ
6 ターンテーブル
7,12 ピニオン
9 クランパー
11 カムスライダー
13 ディスクトレイ
13a ディスクトレイのラック(メインラック)
13b 係止爪片
13g メインラックの切欠部
13h 凸条
13i 逃げ空間
13j ばね支持部となるボス部
130a メインラックの末端歯
14 サブラック
14a ばね支持部を兼ねた凸部
15 コイルばね
X 挿入方向
Y 排出方向

Claims (3)

  1. 光ピックアップやターンテーブルを搭載したトラバースシャーシを、その後端部でローダーシャーシに上下揺動可能に取付け、ディスクトレイをトラバースシャーシの上側に配置してローダーシャーシの内側に挿入・排出可能に取付けると共に、ディスクトレイが所定の位置まで排出されたときにディスクトレイを停止させるストッパーをローダーシャーシに設け、ディスクトレイの裏面に挿入・排出方向に形成したラックとローダーシャーシに設けたピニオンを噛み合わせた光ディスク装置において、
    上記ラックの挿入方向側の端部に歯の下半部を切り欠いた切欠部を形成し、サブラックを、その挿入方向側の端部が上記ラックの挿入方向側の末端歯よりも挿入方向側に突き出すように、上記ラックの切欠部に重ねて挿入・排出方向に摺動可能に設けると共に、サブラックに形成したばね支持部と、ディスクトレイに形成したばね支持部との間に、自由長のコイルばねをサブラックと平行に架け渡し、コイルばねの両端を双方のばね支持部に固定したことを特徴とする光ディスク装置。
  2. 光ピックアップやターンテーブルを搭載したトラバースシャーシを、その後端部でローダーシャーシに上下揺動可能に取付け、ディスクトレイをトラバースシャーシの上側に配置してローダーシャーシの内側に挿入・排出可能に取付けると共に、ディスクトレイが所定の位置まで排出されたときにディスクトレイを停止させるストッパーをローダーシャーシに設け、ディスクトレイの裏面に挿入・排出方向に形成したラックとローダーシャーシに設けたピニオンを噛み合わせた光ディスク装置において、
    上記ラックの挿入方向側の端部に、挿入・排出方向に摺動可能なサブラックを、ディスクトレイの排出停止と同時に上記ピニオンがサブラックのみと噛み合うように設けると共に、サブラックを挿入方向に付勢する付勢手段を設けたことを特徴とする光ディスク装置。
  3. 上記付勢手段として、サブラックに形成したばね支持部と、ディスクトレイに形成したばね支持部との間に、自由長のコイルばねをサブラックと平行に架け渡し、コイルばねの両端を双方のばね支持部に固定したことを特徴とする請求項2に記載の光ディスク装置。
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