JP2005267823A - 車載用ディスクプレーヤのロック機構 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ロック動作中に発生するラットルノイズを抑制できる「車載用ディスクプレーヤのロック機構」を提供すること。
【解決手段】 シャーシ3の前後方向に沿って往復移動するスライド部材22に係合溝22dを形成し、このスライド部材22にロックレバー23を回転可能に連結すると共に、該ロックレバー23をスライド部材22の突部22aに対して近接方向へ弾性付勢する引張コイルばね25を設け、ドライブユニット1がロック状態にあるとき、ドライブユニット1の手前側の突起1aをスライド部材22の係合溝22dに係合させると共に、ドライブユニット1の奥側の突起1aをロックレバー23のドライブロック部23aとスライド部材22の突部22aとの間で弾性的に挟持するように構成した。
【選択図】 図3

Description

本発明は、車載用CDプレーヤやCD−ROMプレーヤ等のディスクプレーヤに係り、特に、ドライブユニットをシャーシに弾性的に支持する防振構造を選択的にロックまたはアンロック状態とするためのロック機構に関するものである。
一般的に車載用CDプレーヤにおいては、ピックアップやターンテーブル等が搭載されたドライブユニットをシャーシに弾性部材を介して移動可能に支持する防振構造となっており、ディスクの再生動作状態が外部からの振動によって乱されないように構成されている。この場合、ディスクの搬送中にもドライブユニットが弾性的に支持されていると、ドライブユニットが外部からの振動によって移動した場合、搬送途中のディスクがドライブユニットに衝突して損傷する虞があるため、従来から、ディスクがドライブユニットに装着されていないときは防振構造をロック状態となし、ドライブユニットをシャーシに対して固定的に支持させるロック機構が広く採用されている(例えば、特許文献1参照)。
図5〜図8は本出願人が上記特許文献1において先に提案した従来例を説明するものであり、図5は車載用ディスクプレーヤの平面図、図6は該ディスクプレーヤをシャーシの右側から見た側面図、図7は該ディスクプレーヤに備えられるロック機構の分解斜視図、図8は該ロック機構の動作説明図である。
図5において、符号1はドライブユニット1を示し、このドライブユニット1は複数のコイルばね2やシリコンオイルを封止したオイルダンパ(図示せず)からなる弾性部材を介してシャーシ3に防振支持されているので、ドライブユニット1はシャーシ3に対して弾性部材が許容する分だけ移動可能となっている。ドライブユニット1には、ディスクDを回転するためのターンテーブルとその駆動源であるスピンドルモータ(いずれも図示せず)や、ディスクDから情報信号を読取るための光学式ピックアップ4等が搭載されており、この光学式ピックアップ4はガイドシャフト5に案内されてディスクDの半径方向へ移動する。また、ドライブユニット1の図示右端に被ロック部である一対の突起1aが一体成形されており、これら突起1aはシャーシ3の右側板3aに穿設された透孔6内に露出している。さらに、ドライブユニット1の後端にクランプアーム7が回転可能に軸支されており、このクランプアーム7には前述したターンテーブルと対向する位置にクランパ8が回転自在に支持されている。クランプアーム7は図示せぬコイルばねによりドライブユニット1と常時接近する方向へ付勢されているが、ディスクDがターンテーブルに装着されていないときは、ドライブユニット1から離反して上方に待機するよう規制されている。
シャーシ3の右側板3aと左側板3bにローラブラケット9が回転可能に軸支されており、このローラブラケット9に駆動ローラ10の両端が回転可能に支持されている。駆動ローラ10はシャーシ3の底面に配置されたモータ11を駆動源として正逆両方向へ回転可能であり、モータ11の回転力は減速歯車列12を介して駆動ローラ10に伝達される。また、シャーシ3の左側板3bには駆動板13と切り換えレバー14が取り付けられており、図示省略してあるが、駆動板13に設けられたカム孔はローラブラケット9の左端に設けられたピンと係合している。切り換えレバー14は前記クランプアーム7に設けられたトリガレバー7aによって回転動作され、この切り換えレバー14によって駆動板13に設けられたラック13aと減速歯車列12とが選択的に噛合する。ラック13aが減速歯車列12に噛合すると、モータ11の回転力により駆動板13が前進し、駆動板13のカム孔に係合するローラブラケット9が回転する。また、駆動板13の後端に設けられた別のラック(図示せず)に回動アーム15が噛合しており、駆動板13が前後進することによって回動アーム15は回転する。回動アーム15はドライブユニット1の下方に配置されたロック板16と係合しており、このロック板16にはドライブユニット1に設けられたロック孔1bと係脱可能なロック部16aが形成されると共に、前述したクランプアーム7をドライブユニット1の離反位置に待機させる規制部(図示せず)が形成されている。
一方、シャーシ3の右側板3aにアーム部材17とスライド部材18が取り付けられており、これらアーム部材17とスライド部材18および前記ローラブラケット9とによってロック機構が構成されている。図6に示すように、アーム部材17は支軸19によってシャーシ3の右側板3aに回転可能に支持されており、スライド部材18は複数のガイド孔によってシャーシ3の右側板3aに前後進可能に支持されている。図7に示すように、ローラブラケット9の右端に腕部9aが形成されており、この腕部9aの先端に駆動ピン20が植設されている。駆動ピン20はアーム部材17に形成された第1のカム溝17aと係脱可能であり、第1のカム溝17aの開放端近傍には突片17bが形成されている。また、アーム部材17に連結ピン17cとストツパ部17dが形成されており、ストツパ部17dはドライブユニット1の前方部に当接してドライブユニット1の前方向の移動を阻止する機能を有する。アーム部材17の連結ピン17cはスライド部材18に形成された長孔18aと係合しており、連結ピン17cが長孔18a内を上下方向へ移動することにより、アーム部材17の回転運動がスライド部材18の直線運動に変換される。また、スライド部材18には下端を開放する第2のカム溝18bと逃げ孔18cが形成されており、逃げ孔18cの前端近傍と後端にはドライブユニット1の突起1aと係脱可能な係合溝18dがそれぞれ形成されている。第2のカム溝18bの下端はアーム部材17の回転状態に応じて第1のカム溝17aの開放端と選択的に連通するようになっており、これら第1および第2のカム溝17a,18b内を駆動ピン20が移動する。なお、図5に示すように、シャーシ3の上端手前側に2点鎖線で示すトップシャーシ21が一体化されている。このトップシャーシ21の裏面には高滑性樹脂等からなるディスクガイド板(図示せず)が取り付けられており、ディスクDはこのディスクガイド板と前記駆動ローラ10との間に挟持された状態で矢印X1またはX2方向へ搬送されるようになっている。
このように構成された車載用ディスクプレーヤでは、ディスクDがディスクプレーヤに装填されていないイジェクト時において、図8(A)に示すように、ローラブラケット9に設けられた駆動ピン20は上方位置にあってスライド部材18の第2のカム溝18bと係合しており、スライド部材18は駆動ピン20によって前進位置に係止されている。この場合、アーム部材17の第1のカム溝17aとスライド部材18の第2のカム溝18bとは互いの開放端で連通しており、アーム部材17の突片17bはスライド部材18と板厚方向にオーバーラップして駆動ピン20の脱落を防止している。また、スライド部材18の両係合溝18dはそれぞれ突起1aと係合してドライブユニット1の移動を阻止しており、ドライブユニット1はシャーシ3に固定的に支持されたロック状態となっている。なお、このロック状態では、ロック板16のロック部16aもドライブユニット1のロック孔1bと係合しており、クランプアーム7はドライブユニット1の上方に離反した状態に待機されている。
ディスクDを図示せぬディスク挿入口からディスクプレーヤの内部に挿入し始めると、図示せぬ検出スイッチによってモータ11が一方向へ回転し、その回転力が減速歯車列12を介して駆動ローラ10に伝達されるため、ディスクDはトップシャーシ21のディスクガイド板と駆動ローラ10との間に挟持されながら図5の矢印X1方向へ搬送される。この間、ローラブラケット9は上方に位置して駆動ピン20と第2のカム溝18bとの係合を維持するため、ディスクDがロック状態のドライブユニット1に衝突することは防止される。ディスクDの中心がドライブユニット1のターンテーブル真上まで搬送されると、クランプアーム7に設けられたトリガレバー7aが切り換えレバー14を回転動作し、それに伴って駆動板13のラック13aが減速歯車列12に噛合するため、駆動板13が前進してローラブラケット9を上方位置から下方位置へと回転させる。このローラブラケット9の回転により駆動ローラ10と駆動ピン20は共に下方へ移動し、駆動ローラ10はディスクDの下面に接触するおそれのない退避位置まで下降する。また、駆動ピン20はスライド部材18の第2のカム溝18bからそれに連通するアーム部材17の第1のカム溝17aへと移行し、アーム部材17は図8(A)の矢印α方向へ回転を開始する。このようにアーム部材17が矢印α方向へ回転すると、その回転運動が連結ピン17cと長孔18aとの係合によりスライド部材18の直線運動に変換されるため、スライド部材18が図8(A)の矢印β、すなわち前進位置から後退位置へと移動し、図8(B)に示すように、スライド部材18の両係合溝18dがそれぞれドライブユニット1の突起1aから離脱する。その結果、係合溝18dと突起1aによるロック状態が解除されてアンロック状態となり、ドライブユニット1はコイルばね2等を介してシャーシ3に弾性的に支持される。
なお、このようなロック機構の切り換え動作に連動して、回動アーム15が前進する駆動板13によって回転動作され、ロック板16を図5の後方へ移動させる。これにより、ロック板16のロック部16aがドライブユニット1のロック孔1bから離脱すると共に、クランプアーム7の規制が解除され、クランパ8はディスクDの中心部を介してドライブユニット1のターンテーブルに圧接される。したがって、ディスクDはアンロック状態で光学式ピックアップ4により情報信号が読取られ、ディスクDの再生動作状態が外部からの振動によって乱されることを防止できる。
また、ドライブユニット1に装填されたディスクDをディスクプレーヤから排出する場合は、上記と逆の動作が行われ、ローラブラケット9の上昇過程でアーム部材17が図8(B)の矢印α´方向へ回転を開始し、スライド部材18を同図の矢印β´、すなわち後退位置から前進位置へ移動させた後、図8(A)に示すロック状態に戻る。しかる後、モータ11が上記と逆方向へ回転し、その回転力が減速歯車列12を介して駆動ローラ10に伝達されるため、ディスクDはトップシャーシ21のディスクガイド板と駆動ローラ10との間に挟持されながら図5の矢印X2方向へ搬送され、このディスクDをディスクプレーヤから排出することができる。
特開2000−48445号公報(第3−5頁、図4)
前述した従来例に係る車載用ディスクプレーヤのロック機構においては、ディスクDのイジェクト時や搬送時にスライド部材18の係合溝18dにドライブユニット1の突起1aが嵌挿されることでロック状態となっているため、搬送中のディスクDがドライブユニット1に衝突することを防止できると共に、ディスクDの再生時に係合溝18dと突起1aとの係合が解除されることでアンロック状態となるため、ディスクDの再生動作状態が外部からの振動によって乱されることを防止できる。しかしながら、係合溝18dと突起1aとがスムーズに係脱するように両者間に若干のクリアランスが確保されているため、ドライブユニット1のロック時に走行中の自動車から外部振動が加わると、係合溝18dと突起1aが上記クリアランス内でガタ付いてラットルノイズと呼ばれる衝突音が発生するという問題があった。
本発明は、このような従来技術の実情に鑑みてなされたもので、その目的は、ロック動作中に発生するガタ付きによるラットルノイズを抑制できる車載用ディスクプレーヤのロック機構を提供することにある。
本発明は、スライド部材の係合部に対して接離するロックレバーを設け、ばね部材によってロックレバーをスライド部材に対して近接方向へ弾性付勢し、ドライブユニットがロック状態にあるとき、ドライブユニットの被ロック部をスライド部材の係合部とロックレバーとで弾性的に挟持することとした。
本発明による車載用ディスクプレーヤのロック機構は、ドライブユニットがロック状態にあるとき、ドライブユニットの被ロック部をロックレバーとスライド部材とで弾性的に挟持するようにしたので、ドライブユニットのロック状態でのガタ付きを抑えてラットルノイズを低減することができる。
本発明は、シャーシに弾性部材を介して移動可能に支持されたドライブユニットと、前記シャーシの前後方向に沿って往復移動するスライド部材とを備え、このスライド部材に形成された係合部と前記ドライブユニットの被ロック部とが係合しているとき、該ドライブユニットの移動が阻止されてロック状態となり、前記係合部と前記被ロック部との係合が解除されたとき、該ドライブユニットが移動可能なアンロック状態となる車載用ディスクプレーヤのロック機構において、前記スライド部材の係合部に接離する方向に移動可能に設けられたロックレバーと、該ロックレバーを前記スライド部材に対して近接方向へ弾性付勢するばね部材とを設け、前記ドライブユニットがロック状態にあるとき、前記ドライブユニットの被ロック部を前記スライド部材の前記係合部と前記ロックレバーとで弾性的に挟持するように構成した。
このように構成された車載用ディスクプレーヤのロック機構によれば、ドライブユニットがロック状態にあるとき、ドライブユニットの被ロック部がロックレバーからの弾発力を受けてスライド部材に圧接されているため、ドライブユニットのガタ付きを抑えてラットルノイズを低減することができる。
上記の記載において、前記ドライブユニットの被ロック部および前記スライド部材の係合部はそれぞれ前後方向に一対設けられており、一方の前記係合部は一方の前記被ロック部が嵌挿される係合溝で構成され、他方の前記係合部と前記ロックレバーとによって他方の被ロック部が弾性的に挟持されるように構成することが可能であり、このように構成すると、一方の被ロック部をスライド部材の係合溝に嵌挿させることによりドライブユニットを確実に固定状態とすることができて好ましい。
この場合、一方の被ロック部とスライド部材の係合溝とをディスク挿入口側に配置することで、ロック状態においてドライブユニットのディスク挿入口側を固定状態にできるため、挿入されるディスクがドライブユニット内の機構部と衝突するのを確実に防止できる。
また、上記の構成において、前記ロックレバーは、前記スライド部材に回転可能に連結され該スライド部材と一体的に前後進するように構成することが好ましい。これにより、スライド部材の係合部とロックレバーとの位置合わせが不要となり、機構の簡素化を図ることができる。
また、上記の構成において、前記シャーシに前記スライド部材の前後方向への移動に伴って前記ロックレバーを回転方向へ案内するカム部を設け、前記ドライブユニットがアンロック状態からロック状態へ移行する際に、前記被ロック部を挟持する前記ロックレバーと前記スライド部材の係合部との間の距離が拡がるようにすると、被ロック部をロックレバーとスライド部材間にスムーズに挟持できて好ましい。
この場合において、前記ばね部材がその両端を前記シャーシと前記ロックレバーとに掛止めした引張コイルばねからなり、前記ドライブユニットがロック状態からアンロック状態へ移行する途中で、前記ロックレバーの回転に伴って前記引張コイルばねのばね荷重が小さくなるように設定すると、ロック状態からアンロック状態への移行時に被ロック部を挟持する弾発力が小さくなるため、被ロック部をロックレバーとスライド部材に対して小さな摺動負荷で離反することができて好ましい。
実施例について図面を参照して説明すると、図1は実施例に係る車載用ディスクプレーヤの斜視図、図2は該ディスクプレーヤをシャーシの右側から見た側面図、図3は該ディスクプレーヤに備えられるロック機構のロック状態を示す説明図、図4は該ロック機構のアンロック状態を示す説明図であり、図5〜図8に対応する部分には同一符号を付してある。
本実施例に係るロック機構が前述した従来例(図5〜図8参照)と相違する点は、ドライブユニット1をロック/アンロック状態に切替え動作する部材をスライド部材22とロックレバー23との2部品に分け、ドライブユニット1の図示右端に一体成形された一対の突起1a(被ロック部)のうち、シャーシ3の奥側(図2の右方)に位置する片方の突起1aをスライド部材22とロックレバー23とで弾性的に挟持するようにしたことにあり、それ以外の構成は基本的に同じである。また、以下の説明ではディスクプレーヤの右側面部の構成を例として記載するが、左側面部にも同等の構成を備えたものとなっている。
前記ロックレバー23の前側の一端部はピン24を用いてスライド部材22に回転可能に軸支されており、このロックレバー23の他端部とシャーシ3の底面には引張コイルばね25の両端が掛止めされている。したがって、ロックレバー23にはピン24を支点とする図3,4の反時計回り方向への回動偏倚力が引張コイルばね25から付与されており、ロックレバー23はその後端側下面のドライブロック部23aがスライド部材22の後端側上面の突部(係合部)22aに近接する方向へ常時弾性付勢されている。また、図1および図2に示すように、ロックレバー23の他端部に形成された突部23bはシャーシ3の右側板3aに穿設されたガイド孔26と係合しており、このガイド孔26はシャーシ3の手前側から奥側に向かって下方へ傾斜するカム面26aを有している。なお、前述した従来例と同様に、スライド部材22には、アーム部材17の連結ピン17cに係合する長孔22bや、下端を開放する第2のカム溝22cや、ドライブユニット1の手前側の突起1aと係脱可能な係合溝22d等が形成されている。
次に、このように構成された車載用ディスクプレーヤの動作のうち、主としてロック機構の動作を図3と図4に基づいて説明する。
まず、ディスクがディスクプレーヤに装填されていないイジェクト時において、図3に示すように、ローラブラケット9に設けられた駆動ピン20は上方位置にあってスライド部材22の第2のカム溝22cと係合しており、スライド部材22は駆動ピン20によって前進位置に係止されている。この場合、アーム部材17の第1のカム溝17aとスライド部材22の第2のカム溝22cとは互いの開放端で連通しており、アーム部材17の突片17bはスライド部材22と板厚方向にオーバーラップして駆動ピン20の脱落を防止している。また、スライド部材22の係合溝(係合部)22dに手前側の突起1aが嵌挿してドライブユニット1の移動を阻止すると共に、ロックレバー23のドライブロック部23aとスライド部材22の突部22aが引張コイルばね25からの弾発力を受けて奥側の突起1aを挟持しており、ドライブユニット1はこれら2個所の突起1aでシャーシ3に固定的に支持されたロック状態となっている。この場合、スライド部材22の係合溝22dとドライブユニット1の手前側の突起1aとの間には両者をスムーズに係脱させるためのクリアランスが確保されているが、ドライブユニット1の奥側の突起1aがロックレバー23のドライブロック部23aとスライド部材22の突部22aとの間に弾性的に挟持されているため、上記クリアランスに起因するドライブユニット1のガタ付きを抑えてラットルノイズを低減することができる。
また、ディスクを図示せぬディスク挿入口からディスクプレーヤの内部に挿入すると、ディスクの中心がドライブユニット1のターンテーブル真上まで搬送された後、ローラブラケット9の回転により駆動ローラ10と駆動ピン20が共に下方へ移動し、駆動ローラ10がディスクの下面に接触するおそれのない退避位置まで下降する。そして、図4に示すように、駆動ピン20がスライド部材22の第2のカム溝22cからアーム部材17の第1のカム溝17aへと移行することにより、アーム部材17が同図の反時計方向へ回転を開始し、その回転運動が連結ピン17cと長孔22bとの係合によりスライド部材22の直線運動に変換されるため、スライド部材22が前進位置から後退位置へと移動する。その結果、スライド部材22の係合溝22dがドライブユニット1の手前側の突起1aから離脱すると共に、ロックレバー23がスライド部材22と一緒に前進位置から後退位置へと移動し、ドライブロック部23aと突部22aがドライブユニット1の奥側の突起1aから離脱するため、ドライブユニット1はロック状態が解除されてアンロック状態となる。この場合、ロックレバー23はピン24を支点として図4の反時計回りに付勢されており、その後端側がガイド孔26のカム面26aに沿って下がりながら移動するため、ロック状態からアンロック状態への移行時に引張コイルばね25の全長が縮んでばね荷重が小さくなり、ドライブユニット1の奥側の突起1aをドライブロック部23aと突部22aに対して小さな摺動負荷で離反させることができ、スライド部材22の摺動負荷も低減できる。
また、ドライブユニット1が図4に示すアンロック状態から図3に示すロック状態へ移行する場合、ロックレバー23は上記と逆に図4の時計回りに回転しながら移動するため、すなわち、ドライブロック部23aと突部22a間の距離を拡げながらドライブユニット1の奥側の突起1aに向かって移動するため、突起1aがドライブロック部23aと突部22a間を無理矢理こじ開ける負荷が不要となり、ドライブユニット1の奥側の突起1aをドライブロック部23aと突部22a間にスムーズに挟持することができる。
なお、上記実施例では、ローラブラケット9の回転に連動してアーム部材17を回転させ、その回転運動をスライド部材22の直線運動に変換することにより、スライド部材22をシャーシ3の前後方向に沿って往復移動させる場合について説明したが、スライド部材22を前後進させる駆動手段はこれに限定されるものではない。
また、上記実施例では、ドライブユニット1の奥側の突起1aのみをロックレバー23とスライド部材22とで挟持するようにしているが、手前側の突起1aもスライド部材22と別のロックレバーとで挟持してロック状態とすることも可能である。この場合、別のロックレバーをスライド部材22に対して弾性付勢する付勢部材の付勢力を、ドライブユニット1のロック機能を低下させない程度に強くすれば良い。
さらに、上記実施例では、ロックレバー23をスライド部材22に回動自在に支持させた構成としたが、例えばロックレバーをシャーシ3の側面3aに対してスライド部材22の移動方向と直交する上下方向に平行移動可能に取り付け、かつ、スライド部材と近接する方向に弾性付勢しておくことで、スライド部材がロック位置まで後退したときに該スライド部材との間でドライブユニットの突起を挟持させることも可能である。
本発明の実施例に係る車載用ディスクプレーヤの斜視図である。 該ディスクプレーヤをシャーシの右側から見た側面図である。 該ディスクプレーヤのロック機構のロック状態を示す説明図である。 該ロック機構のアンロック状態を示す説明図である。 従来例に係る車載用ディスクプレーヤの平面図である。 該ディスクプレーヤをシャーシの右側から見た側面図である。 該ディスクプレーヤに備えられるロック機構の分解斜視図である。 該ロック機構の動作説明図である。
符号の説明
1 ドライブユニット
1a 突起
3 シャーシ
9 ローラブラケット
10 駆動ローラ
17 アーム部材
22 スライド部材
22a 突部
22d 係合溝
23 ロックレバー
23a ドライブロック部
23b 突部
24 ピン
25 引張コイルばね
26 ガイド孔
26a カム面

Claims (5)

  1. シャーシに弾性部材を介して移動可能に支持されたドライブユニットと、前記シャーシの前後方向に沿って往復移動するスライド部材とを備え、このスライド部材に形成された係合部と前記ドライブユニットの被ロック部とが係合しているとき、該ドライブユニットの移動が阻止されてロック状態となり、前記係合部と前記被ロック部との係合が解除されたとき、該ドライブユニットが移動可能なアンロック状態となる車載用ディスクプレーヤのロック機構において、
    前記スライド部材の係合部に接離する方向に移動可能に設けられたロックレバーと、該ロックレバーを前記スライド部材に対して近接方向へ弾性付勢するばね部材とを設け、前記ドライブユニットがロック状態にあるとき、前記ドライブユニットの被ロック部を前記スライド部材の前記係合部と前記ロックレバーとで弾性的に挟持するように構成したことを特徴とする車載用ディスクプレーヤのロック機構。
  2. 請求項1の記載において、前記ドライブユニットの被ロック部および前記スライド部材の係合部はそれぞれ前後方向に一対設けられており、一方の前記係合部は一方の前記被ロック部が嵌挿される係合溝で構成され、他方の前記係合部と前記ロックレバーとによって他方の被ロック部が弾性的に挟持されるようにしたことを特徴とする車載用ディスクプレーヤのロック機構。
  3. 請求項1の記載において、前記ロックレバーは、前記スライド部材に回転可能に連結され該スライド部材と一体的に前後進するようにしたことを特徴とする車載用ディスクプレーヤのロック機構。
  4. 請求項3の記載において、前記シャーシに前記スライド部材の前後方向への移動に伴って前記ロックレバーを回転方向へ案内するカム部を設け、前記ドライブユニットがアンロック状態からロック状態へ移行する際に、前記被ロック部を挟持する前記ロックレバーと前記スライド部材の係合部との間の距離が拡がるようにしたことを特徴とする車載用ディスクプレーヤのロック機構。
  5. 請求項4の記載において、前記ばね部材がその両端を前記シャーシと前記ロックレバーとに掛止めした引張コイルばねからなり、前記ドライブユニットがロック状態からアンロック状態へ移行する途中で、前記ロックレバーの回転に伴って前記引張コイルばねのばね荷重が小さくなるように設定したことを特徴とする車載用ディスクプレーヤのロック機構。
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JP2007323727A (ja) * 2006-05-31 2007-12-13 Alpine Electronics Inc 車載用ディスクプレーヤ
JP2016149171A (ja) * 2015-02-12 2016-08-18 アルパイン株式会社 車載用ディスクプレーヤ

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JP2007323727A (ja) * 2006-05-31 2007-12-13 Alpine Electronics Inc 車載用ディスクプレーヤ
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