JP2008181549A - 双方向マッチングシステムおよび双方向マッチングプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】複数の要素からなり、要素の一部に複数の要素を含むグループが属する集合Aと、複数の要素からなる集合Bの各要素をマッチングし、集合Aおよび集合Bの各要素は、相手の集合の全部または一部に対して一意に順位付けられた優先度リストを有し、集合Bの各要素は、集合Aに対する正整数の定員とを有している。集合Aおよび集合Bの各要素が有する前記優先度リストに基づき、集合Aの要素と集合Bの要素とをマッチングさせ、マッチングを繰り返した後、未処理の集合Aの要素がなくなったとき、マッチングを確定させる。このとき、当該マッチングの際に、集合Bの所定の要素の定員を、集合Bの所定の要素にマッチングされた集合Aの要素の中で、(最も要素数の多いグループの要素数−1)まで増員させる。
【選択図】図2
Description
2. 任意の企業pに関して、pを含むペア(a,p)はMにおいて、企業の定員Q(p)個以下である。
2.マッチングMに含まれない志願者と企業のすべてのペア(a,p)はブロッキングペアではない。ここで、ブロッキングペアとは次の3つの条件を共に満たすものである。
2.0. aはpの優先度リストに記載され、かつ、pはaの優先度リストに記載されている。
2.1. Mにおいてaはどの企業ともマッチングしていないか、またはMにおいてaはp'とマッチングしていて、aの優先度リストにおいてp<p'が成り立つ。
2.2. Mにおいてpがマッチングしている志願者数は定員Q(p)より少ないか、または、Mにおいてpがマッチングしているある志願者a'が存在し、pの優先度リストにおいてa<a'が成り立つ。
明石さんは、第1希望が双川病院であるので、先ず、はじめに、明石さんは双川病院にプロポーズする。双方病院では、明石さんが優先度リストの4位にあるので、(明石,双川病院)が仮マッチングされる。
次に、井上さんがプロポーズを行う。井上さんの優先度リストにおいては、第1希望が双川病院であるので、井上さんは双川病院にプロポーズする。双川病院では、井上さんが優先度リストの5位にあり、かつ、双川病院の定員は2名でまだ1名分空いているので、(井上,双川病院)が仮マッチングされる。
次に、上野さんがプロポーズを行う。上野さんの優先度リストにおいては、第1希望が双川病院であるので、上野さんは双川病院にプロポーズする。双川病院では、上野さんが優先度リストの6位にあり、かつ、双川病院の定員は空きがないので、優先度リストの第2希望の病院にプロポーズを行う。第2希望の一山病院では、上野さんは1位であるので、(上野,一山病院)が仮マッチングされる。
次に、江口さんは、第1希望の一山病院にプロポーズするが、一山病院の優先度リストに江口さんの名前はないため、拒絶され、第2希望の双川病院にプロポーズするが、双川病院の優先度リストの7位で、かつ、定員に空きがないため、拒絶され、第3希望の美村病院にプロポーズすると、6位に名前があるため、(江口,美村病院)が仮マッチングされる。
次に、大川さんは、第1希望の双川病院にプロポーズする。双川病院の優先度リストで、大川さんは3位である。定員は2名であり、すでに2名が仮マッチングされている。しかしながら、仮マッチングされているのは、優先度リストにおける4位の明石さんと5位の井上さんである。このため、最も順位の大きい井上さんが除外され、(大川,双川病院)が仮マッチングされる。
除外された井上さんは、双川病院の次に自分の優先度リストでの順位が小さい病院に対してプロポーズをやり直す。当該病院は一山病院である。しかしながら、一山病院の優先度リストに井上さんの名前はないため、拒絶される。井上さんの優先度リストには第2希望までしか登録されていないため、井上さんは、すべての病院から拒絶されたことになる。
次に、川口さんの処理を行う。川口さんの優先度リストにおいては、第1希望が双川病院であるので、川口さんは双川病院にプロポーズする。双川病院では、川口さんは優先度リストの8位にあり、かつ、双川病院の定員は川口さんより上位の志願者に占められ空きがないので、川口さんは川口さんの優先度リストの第2希望の病院にプロポーズを行う。第2希望の美村病院の優先度リストでは、川口さんの名前はないので、拒絶される。第3希望の一山病院でも同様に拒絶され、第4希望の四谷病院で、優先度リストの6位に名前があるので、(川口,四谷病院)が仮マッチングされる。
次に、木村さんは、第1希望の双川病院にプロポーズする。双川病院の優先度リストで、木村さんは1位である。定員は2名であり、すでに2名が仮マッチングされている。しかしながら、仮マッチングされているのは、優先度リストにおける4位の明石さんと3位の大川さんである。このため、最も順位の大きい明石さんが除外され、(木村,双川病院)が仮マッチングされる。
除外された明石さんは、双川病院の次に自分の優先度リストでの順位が小さい病院に対してプロポーズをやり直すが、明石さんの優先度リストには第1希望の双川病院しか登録されていないため、明石さんは、すべての病院から拒絶されたことになる。
次に、工藤さんは、第1希望の四谷病院にプロポーズする。四谷病院の優先度リストで、工藤さんは5位である。定員は2名であり、すでに1名が仮マッチングされているが、空きが1名分ある。そのため、(工藤,四谷病院)が仮マッチングされる。
ここで、すべての志願者が、いずれかの病院と仮マッチングされるか、または、自分の優先度リストに記載した病院すべてから拒絶されたので、処理は終了する。
マッチングの結果は、(大川,双川病院)、(木村,双川病院)、(上野,一山病院)、(江口,美村病院)、(川口,四谷病院)、(工藤,四谷病院)となり、明石さんと井上さんは自分の優先度リストに記載したすべての病院から拒絶されたことになった。
p1の優先度リスト={a1,c,a2,a3}
p2の優先度リスト={a2,a4,a1}
a1の優先度リスト={p2,p1}
a2の優先度リスト={p1,p2}
a3の優先度リスト={p1}
a4の優先度リスト={p2}
cの優先度リスト={p1}
ここで、優先度リストは左側の要素ほど順位が小さいものとする。例えば、p1の優先度リストは、a1<c<a2<a3である。また、企業の優先度リストはもともとの志願者個人に対する優先度リストから前記のように導出した、カップルとカップルを構成しない志願者に対する優先度リストであるとする。このマッチング問題に対して、Gale−Shapleyアルゴリズムを用いてマッチングを行うとする。ここで、カップルとカップルを構成しない志願者がa1,a2,a3,a4,cの順に自分の優先度リストで順位の小さい企業からプロポーズを行うとする。志願者a1からa4までプロポーズを行った段階(図9のステップS106)で、次のような仮マッチングが得られる。
p2の仮マッチング相手={a4,a1}
p2の仮マッチング相手={a4,a1}
p2の仮マッチング相手={a2,a4}
p2の仮マッチング相手={a2,a4}
p2の仮マッチング相手={a4}
p2の仮マッチング相手={a4,a1}
p2の仮マッチング相手={a4,a1}
以下では、企業と志願者の間のマッチングを例に取って記述するが、本発明は適用対象が何であれ(たとえば通信におけるパケットとチャネルの間のマッチング等)成立するものである。
p1の仮マッチング相手={a2,a3}
p2の仮マッチング相手={a4,a1}
次に、ステップS3に戻り、カップルcがプロポーズを行うことになる。カップルcは企業p1にのみプロポーズするが、本実施の形態によれば、ステップS8まで進み、次のような仮マッチングが得られることになる。
p1の仮マッチング相手={c,a2,a3}
p2の仮マッチング相手={a4,a1}
このとき、SM(p1)=4であり、企業p1の定員Q(p1)が2であることから、ステップS12まで2回進んだ後、次の仮マッチングが得られた段階で、ステップS3に戻ることになる。
p1の仮マッチング相手={c}
p2の仮マッチング相手={a4,a1}
今度は、仮マッチングから除外された志願者a2において、ステップS3では未処理とみなされるので、企業p2にプロポーズすることになり、次の仮マッチングが得られることになる。
p1の仮マッチング相手={c}
p2の仮マッチング相手={a2,a4}
今度は、仮マッチングから除外された志願者a1において、ステップS3では未処理とみなされるので、企業p1にプロポーズすることになる。企業p1の優先度リストに志願者a1は記載されているので、志願者a1を企業p1と仮マッチングさせることになるが、このときカップルcを仮マッチングから除く必要はない。なぜなら、SM(p1)=3であるが、企業p1において、最も順位の大きい仮マッチング相手がカップルcであるので、s(c)=2であることから、SM(p1)−s(c)<Q(p1)となり、ステップS11の判定により、ステップS12に進むことなく、ステップS3に戻ることになるからである。ステップS11は、企業p1において、最も順位の大きい仮マッチング相手がカップルであれば、仮マッチングしている志願者個人の数は定員Q(p1)より一人多くても構わないことを示している。この結果、次のような仮マッチングを得ることになる。
p1の仮マッチング相手={a1,c}
p2の仮マッチング相手={a2,a4}
本実施の形態によれば、最終的にこの仮マッチングが正式なマッチング結果になる。この仮マッチングに対しては、どの志願者およびカップルもブロッキングペアを構成しない。したがって、本実施の形態におけるマッチング方法により、安定なマッチングが得られる。また、処理の途中で無限ループに陥ることもない。
本実施の形態においては、まず、各企業pごとに図3のような仮採用リストTmpList(p)を持つ。図3(a)に示すように、仮採用リストTmpList(p)(符号1)は、仮マッチングしているカップルまたはシングルに対するポインタと、そのカップルまたはシングルの優先度リストROL(p)における順位と、そのカップルまたはシングルのマッチング順位によって構成される要素からなるリストである。また、仮採用リスト(符号2)は、図3(b)の例に示すように、優先度リストにおける順位に関して、順位が小さい順に要素を並べたものである。ここで、マッチング順位は次のように定義され、また計算することができる。
この発明の実施の形態3における双方向マッチングシステムにおけるマッチング方法は、この発明の実施の形態1における図1および図2のマッチング方法あるいは実施の形態2における図4のマッチング方法でマッチングを得た結果、どの企業ともマッチングできなかったカップルに対して次のような処理を行う。カップルcが優先度リストROL(c)に記載するどの企業ともマッチングできなかった場合、カップルを解消して、新たな未処理の2人のシングルa1、a2として図1および図2あるいは図4のマッチング処理を続行する。ただし、企業は、シングルと、カップルと、カップルを構成する個人とのすべてに対して、一意的な優先度リストを持つ必要があり、カップルを解消してもかまわない志願者個人は企業に対して、カップルとしての優先度リストの他に、シングルとしての優先度リストも持つ必要がある。ここでシングルとしての優先度リストはカップルの優先度リストと同じである必要はない。
この発明の上記の実施の形態1では、各企業において、マッチングする相手で順位最大のものがカップルである場合に、マッチングされる志願者個人の数が定員より1人多くなっても構わないとしたが、これを一部の企業または全企業で、マッチングを行う前に定員を実際より1だけ小さく設定し直しておくことにより、たとえマッチングする相手で順位最大のものがカップルであったとしても、該企業にマッチングされる志願者個人の数を必ずもともとの定員以下にすることができる。
Claims (4)
- 募集側の集合Bの各要素がそれぞれ保有する募集側コンピュータと、志願側の集合Aの各要素がそれぞれ保有する志願側コンピュータとが、通信ネットワークを介して、それぞれマッチング仲介コンピュータに接続されて、前記マッチング仲介コンピュータは、集合Aの要素を集合Bの要素と対応付けるマッチングを行い、集合Aおよび集合Bの各要素は互いに優先度リストに含まれる相手とのみ対応付けされる双方向マッチングシステムであって、
集合Bの各要素ごとに定員が設定されており、集合Bの各要素に対して、集合Aの複数の要素が該定員の範囲で割り当て可能であって、
前記マッチング仲介コンピュータは、
前記募集側コンピュータから集合Bの各要素ごとの上記定員を示す正整数の値を受信する手段と、
受信した前記値を、集合Bの各要素ごとに、それの定員として記憶する集合B定員記憶手段と、
前記志願側コンピュータから、集合Aの各要素ごとに、集合Bの要素の全部または一部に対して付した、対応付けのための一意的な優先度順位を示した優先度リストを受信する手段と、
前記志願側コンピュータから受信した前記優先度リストを記憶する集合A優先度リスト記憶手段と、
前記募集側コンピュータから、集合Bの各要素ごとに、集合Aの要素の全部または一部に対して付した、対応付けのための一意的な優先度順位を示した優先度リストを受信する手段と、
前記募集側コンピュータから受信した前記優先度リストを記憶する集合B優先度リスト記憶手段と、
集合Aの要素のうちの2以上の所定の要素は1つのグループを構成しており、
該グループの各要素は、集合Bの要素の全部または一部に対して付した一意的な対応付けのための優先度順位を示した同一の優先度リストを持ち、
集合Aは該グループを1以上含んでいるものであって、
集合Aの各該グループを他の要素と同様に1つの要素として置き換えた集合を集合A'とするとき、
集合Bの各要素の前記優先度リストとして、前記集合B優先度リスト記憶手段が記憶している優先度リストにおいて、前記グループを構成する要素のうち、優先度順位が最も大きい要素に対する優先度順位を該グループの優先度順位とし、該グループを構成する他の要素に対する優先度順位を削除した、新しい優先度リストを生成する集合B優先度リスト生成手段と、
前記集合B優先度リスト生成手段により生成された前記優先度リストと、前記集合B定員記憶手段に記憶されている前記定員の値と、前記集合A優先度リスト記憶手段に記憶されている前記優先度リストのうち前記グループを構成する要素についてはそれらの要素に対する前記同一の優先度リストを用いるとともにグループを構成しない要素については記憶されている当該要素の優先度リストを用いて、集合A’および集合Bの各要素のうち、互いが相手方の優先度リストに含まれている要素同士があるかを検索し、当該要素同士があれば、それらを優先度順位の小さい順に、かつ、集合Bの各要素ごとに設定された前記定員の範囲で、対応付けることで、集合Bの各要素と集合A’の各要素とを対応付けるマッチング処理を行うマッチング手段と、
集合Bの要素と対応付けされる集合A'の要素の中で、集合Bの要素と対応付けされる集合A'の要素の最も順位が大きいものが前記グループである場合には、該集合Bの要素の前記定員を、((該グループの要素の個数)−1)だけ大きくする定員増員処理手段と、
前記マッチング手段によるマッチング処理結果を出力する手段と
を備えたことを特徴とする双方向マッチングシステム。 - 前記募集側コンピュータは、
前記集合Bの要素ごとに、前記集合Aに含まれる前記グループとのマッチングを拒否する処理を行うか否かを設定する設定手段と、
前記設定手段において前記処理を行うと設定されている場合に、前記優先度リストへ優先度順位が入力される集合Aの要素がグループを構成しているか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段によりグループであると判定された場合に集合Aの当該要素に対する優先度順位の入力を拒否する入力確認手段と
を備えたことを特徴とする請求項1に記載の双方向マッチングシステム。 - 前記マッチング仲介コンピュータは、
前記マッチング手段によるマッチング処理の結果、集合A’に含まれる前記グループが集合Bのいずれの要素ともマッチングできなかった場合に、前記グループを解消して、前記グループを構成する各要素を未処理の別々の要素としてマッチング処理を再度行うために、集合Bの各要素の前記優先度リストとして、前記集合B優先度リスト記憶手段が記憶している前記優先度リストにおいて、前記グループを構成する要素のうち、優先度順位が最も大きい要素に対する優先度順位に対して、それより1つ大きい順位を該グループの優先度順位として挿入し、当該挿入された優先度順位以降の要素について、それらの優先度順位を1つずつ繰り下げた、新しい優先度リストを生成する第2の集合B優先度リスト生成手段と、
前記第2の集合B優先度リスト生成手段により生成された前記優先度リストと前記集合A優先度リスト記憶手段が記憶している前記優先度リストと前記集合B定員記憶手段に記憶されている前記定員の値とに基づいて、前記グループを構成していた各要素および集合Bの各要素のうち、互いが相手方の優先度リストに含まれている要素同士があるかを検索し、当該要素同士があれば、それらを優先度順位の小さい順に、かつ、集合Bの各要素ごとに設定された前記定員の範囲で、再度対応付けることで、集合Bの各要素と集合A’に含まれる前記グループを構成する各要素とを対応付けるマッチング処理を行う再マッチング手段と
をさらに備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の双方向マッチングシステム。 - 募集側の集合Bの各要素がそれぞれ保有する募集側コンピュータと、志願側の集合Aの各要素がそれぞれ保有する志願側コンピュータとが、通信ネットワークを介してそれぞれ接続されて、集合Aおよび集合Bの各要素を互いに優先度リストに含まれる相手とのみ対応付けするように、集合Aの要素を集合Bの要素と対応付けるマッチングを行うマッチング仲介コンピュータを、
前記募集側コンピュータから、集合Bの各要素ごとに集合Aの複数の要素に対して設定された割り当て可能な定員を示す正整数の値を受信する手段と、
受信した前記値を、集合Bの各要素ごとに、それの定員として記憶する集合B定員記憶手段と、
前記志願側コンピュータから、集合Aの各要素ごとに、集合Bの要素の全部または一部に対して付した、対応付けのための一意的な優先度順位を示した優先度リストを受信する手段と、
前記志願側コンピュータから受信した前記優先度リストを記憶する集合A優先度リスト記憶手段と、
前記募集側コンピュータから、集合Bの各要素ごとに、集合Aの要素の全部または一部に対して付した、対応付けのための一意的な優先度順位を示した優先度リストを受信する手段と、
前記募集側コンピュータから受信した前記優先度リストを記憶する集合B優先度リスト記憶手段と、
集合Aの要素のうちの2以上の所定の要素は1つのグループを構成しており、該グループの各要素は、集合Bの要素の全部または一部に対して付した一意的な対応付けのための優先度順位を示した同一の優先度リストを持ち、集合Aは該グループを1以上含んでいるものであって、集合Aの各該グループを他の要素と同様に1つの要素として置き換えた集合を集合A'とするとき、集合Bの各要素の前記優先度リストとして、前記集合B優先度リスト記憶手段が記憶している優先度リストにおいて、前記グループを構成する要素のうち、優先度順位が最も大きい要素に対する優先度順位を該グループの優先度順位とし、該グループを構成する他の要素に対する優先度順位を削除した、新しい優先度リストを生成する集合B優先度リスト生成手段と、
前記集合B優先度リスト生成手段により生成された前記優先度リストと、前記集合B定員記憶手段に記憶されている前記定員の値と、前記集合A優先度リスト記憶手段に記憶されている前記優先度リストのうち前記グループを構成する要素についてはそれらの要素に対する前記同一の優先度リストを用いるとともにグループを構成しない要素については記憶されている当該要素の優先度リストを用いて、集合A’および集合Bの各要素のうち、互いが相手方の優先度リストに含まれている要素同士があるかを検索し、当該要素同士があれば、それらを優先度順位の小さい順に、かつ、集合Bの各要素ごとに設定された前記定員の範囲で、対応付けることで、集合Bの各要素と集合A’の各要素とを対応付けるマッチング処理を行うマッチング手段と、
集合Bの要素と対応付けされる集合A'の要素の中で、集合Bの要素と対応付けされる集合A'の要素の最も順位が大きいものが前記グループである場合には、該集合Bの要素の前記定員を、((該グループの要素の個数)−1)だけ大きくする定員増員処理手段と、
前記マッチング手段によるマッチング処理結果を出力する手段と
して機能させるための双方向マッチングプログラム。
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