JP5286384B2 - マッチングシステム - Google Patents
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Description
2. 任意の企業pに関して、pを含むペア(a,p)はXにおいて、企業の定員Q(p)個以下である。
2.志願者と企業のすべてのペア(a,p)のうち、マッチングXに含まれないものは、いずれもブロッキングペアではない。ここで、ブロッキングペアとは次の3つの条件を共に満たすものである。
2.0. aはpの優先度リストに記載され、かつ、pはaの優先度リストに記載されている。
2.1. Xにおいてaはどの企業ともマッチングしていないか、またはXにおいてaはp’とマッチングしていて、aの優先度リストにおいてp<p’が成り立つ。
2.2. Xにおいてpがマッチングしている志願者数は定員Q(p)より少ないか、または、Xにおいてpがマッチングしているある志願者a’が存在し、pの優先度リストにおいてa<a’が成り立つ。
次に、井上さんがプロポーズを行う。井上さんの優先度リストにおいては、第1希望が双川病院であるので、井上さんは双川病院にプロポーズする。双川病院では、井上さんが優先度リストの5位にあり、かつ、双川病院の定員は2名でまだ1名分空いているので、(井上,双川病院)が仮マッチングされる。
次に、上野さんがプロポーズを行う。上野さんの優先度リストにおいては、第1希望が双川病院であるので、上野さんは双川病院にプロポーズする。双川病院では、上野さんが優先度リストの6位にあり、かつ、双川病院の定員は空きがないので、優先度リストの第2希望の病院にプロポーズを行う。第2希望の一山病院では、上野さんは1位であるので、(上野,一山病院)が仮マッチングされる。
次に、大川さんは、第1希望の双川病院にプロポーズする。双川病院の優先度リストで、大川さんは3位である。定員は2名であり、すでに2名が仮マッチングされている。しかしながら、仮マッチングされているのは、優先度リストにおける4位の明石さんと5位の井上さんである。このため、最も順位の大きい井上さんが除外され、(大川,双川病院)が仮マッチングされる。
除外された井上さんは、双川病院の次に自分の優先度リストでの順位が小さい病院に対してプロポーズをやり直す。当該病院は一山病院である。しかしながら、一山病院の優先度リストに井上さんの名前はないため、拒絶される。井上さんの優先度リストには第2希望までしか登録されていないため、井上さんは、すべての病院から拒絶されたことになる。
次に、木村さんは、第1希望の双川病院にプロポーズする。双川病院の優先度リストで、木村さんは1位である。定員は2名であり、すでに2名が仮マッチングされている。しかしながら、仮マッチングされているのは、優先度リストにおける4位の明石さんと3位の大川さんである。このため、最も順位の大きい明石さんが除外され、(木村,双川病院)が仮マッチングされる。
次に、工藤さんは、第1希望の四谷病院にプロポーズする。四谷病院の優先度リストで、工藤さんは5位である。定員は2名であり、すでに1名が仮マッチングされているが、空きが1名分ある。そのため、(工藤,四谷病院)が仮マッチングされる。
マッチングの結果は、(大川,双川病院)、(木村,双川病院)、(上野,一山病院)、(江口,美村病院)、(川口,四谷病院)、(工藤,四谷病院)となり、明石さんと井上さんは自分の優先度リストに記載したすべての病院から拒絶されたことになった。
ここで、志願者(参加者)側に、「ある条件に合致した企業(施設)とのマッチングしか許可しない」等の条件がある場合、志願者が条件に合致した企業のみを優先度リストに登録することで、条件を満たすマッチングを行うことができる。しかしながら、この方法では志願者に対して、条件に合致した企業を優先度リストに登録するように、十分に留意させる必要がある。また従来のマッチングシステムには、条件に合致された企業のみを登録しているかを確認する手段がないため、もし条件に合致しない企業が登録されていた場合、その人的ミスを排除させる方法がなく、志願者をその志願者が許可されていない企業とマッチさせてしまう可能性がある。
この発明の実施の形態1に係るマッチングシステムは、1対M(M≧1)の組合せを決定するためのシステムである。例を挙げて説明すれば、例えば、医学部の卒業生で研修を希望する研修希望者(以下、参加者とする。)は、1以上の医療研修施設(すなわち、大学病院、総合病院など。以下、施設とする。)で、研修を経験する必要がある。
本実施の形態では、このような条件を有する参加者が属していたとしても、その条件を満たしながら、安定マッチングを得ることを特徴としている。
ユーザID 001には、「施設コード A001、A003は許可(その他の施設コードは許可しない)」との条件が設定され、ユーザID 004には、「施設コード A002は、不許可(その他の施設コードは許可する)」との条件が設定されている。なお参加者条件ファイル1の項目に、許可施設コード、不許可施設コードのそれぞれの項目を設定し、その項目に該当の施設コードを記憶するように構成してもよい。また条件がない参加者(図10の例では、ユーザID 002、003)については、参加者条件ファイル1のレコードに記憶しないように構成してもよい。
さらに、マッチングサーバ100が、各都道府県の隣接関係を記憶している場合には、図11のユーザID 005のように、「隣接都道府県」という条件が指定されてもよい。
なお図10、11のユーザID 001、004、005のユーザのように、施設コード条件を有するユーザのことを、以降、「条件付参加者」と称す。
例えば、施設情報ファイル2の施設コード A001のレコードを参照すると、A001は定員数 10で、その内訳として特別枠定員数が1であることがわかる。その情報から、特別枠定員設定ファイル3には、分離施設コードとして、A0011(特別枠外定員対応)とA0012(特別枠定員対応)が登録され、定員数は9、1と記憶される。またA0012は、特別枠定員に対応する分離施設コードであるため、特別枠フラグに1を設定する。「特別枠フラグ=1」は、特別枠定員対応の施設コードであることを示す。
なお、施設コード A002は、特別枠定員を持たない(特別枠定員数がゼロである)ので、特別枠外定員数に対応する分離施設コード A0021のみが指定されている。
図15および図16において、nの値は参加者ごとに又は施設ごとに異なってもよい。
一例を示すと、参加者ROLファイル5には、ユーザID 001として、「施設コード A002 順位 1、施設コード A001 順位2」と登録されている。一方、参加者条件ファイル1を参照すると、ユーザID 001は、「施設コード A001、A003のみ指定できる」という条件を有する条件付参加者であることがわかるため、「施設コード A002、順位 1」と登録されるレコードは無効であることがわかる。そのため、該当のレコードは削除する。また、特別枠定員設定ファイル3を参照することにより、施設コード A001の特別枠定員対応の分離施設コードは、A0012であることがわかるため、「施設コード A001 順位2」のレコードを、「施設コード A0012 順位1」と書き換えて登録する。ユーザが登録した順位1のレコードは条件に一致せず削除したため、「施設コード A0012」が順位1となる。ユーザID 002は、参加者条件ファイル1に施設コード条件が登録されていないため、特別枠外定員対応として扱われる。すなわち、ユーザID 002について指定された施設コードは、すべて、その施設コードに対応する特別枠外定員対応の分離施設コードに書き換えて、最適化参加者ROLファイル7に登録する。
一例を示すと、施設ROLファイル6には、施設コード A001として、「ユーザID 005 順位1、ユーザID 123 順位2」が登録されている。一方、参加者条件ファイル1を参照すると、図11には図示していないが、「ユーザID 005」は特別枠定員対応(条件付参加者として、施設コード A001とのマッチングは許可されている)であり、「ユーザID 123」は特別枠定員対応ではない(条件付参加者ではない)ことが判明したとする。その場合、「ユーザID 005」に対する施設コードは、A0012に変更され、「施設コード A0012、ユーザID 005、順位 1」と登録される。また「施設コード A0011、ユーザID 123、順位 1」と登録される。
図17および図18において、nの値は参加者ごとに又は施設ごとに異なってもよい。
このようにユーザIDと、割り当てられた施設の施設コードとが、それぞれ、対応付けて格納されるため、どの参加者が、どこの施設で研修を行うかを確認することができる。
なお、図10から図20に示したファイル構成で、行方向(横方向)の1行をレコードと呼ぶ。
なお、施設管理者端末300の内部構成は、参加者端末200と同様であるため、ここでは説明を省略する。
また、施設管理者端末300からのデータ入力を受付けるときも、図4に示したフローチャートと同様の流れになる。なお、参加者条件ファイル1、施設情報ファイル2、参加者ROLファイル5、施設ROLファイル6へのデータの追加、更新、削除の処理はマッチング管理者端末400から行なうこともできる。その場合は、それぞれのデータを何らかの記憶媒体により、管理者にファイル形式で受け渡し、管理者がマッチング管理者端末400から一括してファイル更新作業を行なうことになる。
次に、定員処理手段12は、現在の施設コードが記憶されている施設コードの最大値より大きいかどうかを確認し(ステップS22)、現在の施設コードが最大値より大きい場合は、処理を終了する。現在の施設コードが最大値以下の場合は、ステップS23に処理が移り、該当の施設コードに特別枠定員数の指定があるかどうかを確認し(ステップS23)、指定がある場合は、「定員数=元の定員数−特別枠定員数」とする第1の分離施設コードと、「定員数=特別枠定員数」とする第2の分離施設コードの情報を作成し、その後作成した第1の分離施設コード、第2の分離施設コードの情報を特別枠定員設定ファイル3に記憶する。また、元の施設コードと、第1の分離施設コード、第2の分離施設コードとの対応付けを分離情報ファイル4に記憶する(ステップS26)。ここで、第1の分離施設コードおよび第2の分離施設コードは、対応する施設コードの末尾に、それぞれ「1」および「2」を追加することによって生成される。その後、マッチングサーバ100の定員処理手段12は、施設コードを1加算し(ステップS25)、ステップS22の処理に移る。
またステップS23の分岐で、該当の施設コードに特別枠定員数の指定がないと判定したときは、ステップS24の処理に移る。ステップS24の処理で、該当の施設コードに基づいて特別枠外定員対応の分離施設コードを作成し、この分離施設コードと定員数とを、特別枠定員設定ファイル3の施設コード、定員数として記憶し(ステップS24)、その後施設コードを1加算し(ステップS25)、ステップS22の処理に移る。
以上、図5を用いて説明した処理で、特別枠定員設定ファイル3と分離情報ファイル4とが生成される。
処理1:処理中のレコードのユーザID項目を参照し、これと同一のユーザID項目を有する参加者条件ファイル1のレコードを参照し、施設コード条件が指定されているか否か、および、処理中のレコードの施設コードがその施設コード条件に合致するか否かを判定する。施設コード条件が指定されており、かつ、処理中のレコードの施設コードがその施設コード条件に合致しない場合は、一時的に記憶した暫定最適化参加者ROLファイルから削除する。
処理2:施設コード条件が指定されており、かつ、処理中のレコードの施設コードがその施設コード条件に合致する場合は、特別枠定員設定ファイル3の施設コード項目が該当施設コードと同一で、特別枠フラグ=1のレコードを参照し、分離施設コードの値を取得する。暫定最適化参加者ROLファイルにおいて、処理中のレコードの施設コードを、取得した分離施設コードに置き換える。
処理3:該当ユーザIDの全てレコードに対して処理が完了したら、暫定最適化参加者ROLファイルの順位項目の順位を1から1つずつ繰り上がるように、更新する。
なお、処理1〜3において、「施設コード条件に合致する施設コード」とは、施設コード条件として許可する施設コードが指定されている場合には指定された施設コードのいずれかに一致する施設コードを意味し、施設コード条件として許可しない施設コードが指定されている場合には指定された施設コードのいずれかにも一致しない施設コードを意味する。
この処理1〜3の処理を行った後、一時的に記憶した暫定最適化参加者ROLファイルのレコードをすべて最適化参加者ROLファイル7に追加し(ステップS37)、ユーザIDを1加算して(ステップS36)、ステップS33の処理に戻る。
処理4:特別枠定員設定ファイル3の施設コード項目が該当施設コードと同一で、特別枠フラグ≠1であるレコードを参照し、分離施設コードの値を取得する。暫定最適化参加者ROLファイルにおいて、該当レコードの施設コードを、取得した分離施設コードに置き換える。
処理4を行った後、一時的に記憶した暫定最適化参加者ROLファイルのレコードをすべて最適化参加者ROLファイル7に追加する(ステップS35)。その後、ユーザIDを1加算して(ステップS36)、ステップS33の処理に戻る。
以上、図6を用いて説明した処理で、最適化参加者ROLファイル7が生成される。
処理6:施設コード条件が指定されており、かつ、処理中のレコードの施設コードが施設コード条件に合致する場合は、特別枠定員設定ファイル3の施設コード項目が該当施設コードと同一で、特別枠フラグ=1のレコードを参照し、分離施設コードの値を取得する。処理中のレコードの施設コードを、取得した分離施設コードに置き換える。
処理7:施設コード条件が指定されていない場合(すなわち、参加者条件ファイル1のユーザID項目が該当レコードのユーザIDと同一のレコードを参照し、施設コード条件を有していない場合)は、特別枠定員設定ファイル3の施設コード項目が該当施設コードと同一で、特別枠フラグ≠1であるレコードを参照し、分離施設コードの値を取得する。処理中のレコードの施設コードを、取得した分離施設コードに置き換える。
この処理5〜7の処理を行い、未処理のレコードが存在するかどうか判定し(ステップS45)、未処理レコードが存在するときは、次のレコードを処理対象として(ステップS46)、ステップS44に戻る。
ステップS45で未処理ユーザIDが存在しないとしたときは、ステップS47の処理に移り、一時的に記憶した暫定最適化施設ROLファイルのレコードを、順位項目の順位を1から1つずつ繰り上がるように更新した後、最適化施設ROLファイル8に追加し(ステップS47)、ステップS43に処理が戻る。
以上、図7を用いて説明した処理で、最適化施設ROLファイル8が生成される。
上述の実施の形態1では、特別枠外定員設定ファイル3および分離情報ファイル4に分離施設コードを記憶し、この分離施設コードに基づいてマッチングを行った。実施の形態2では、このような分離施設コードを用いずにマッチングを行うものである。
その後、ROL処理手段が、各参加者のユーザIDについて、参加者条件ファイル1の施設コード条件を参照し、この条件に合致しない施設コードを参加者ROLファイル5から削除することによって、最適化参加者ROLファイルを作成する。ここで、実施の形態2では分離施設コードを用いないので、最適化参加者ROLファイルは図17に示すものとは異なり施設コードはそのままである(すなわち分離施設コードには置き換えられない)。
次に、ROL処理手段が、各参加者のユーザIDについて、参加者条件ファイル1の施設コード条件を参照し、この条件に合致しない施設コードとそのユーザIDとが指定されたレコードを施設ROLファイル6から削除することによって、最適化施設ROLファイルを作成する。ここで、実施の形態2では分離施設コードを用いないので、最適化施設ROLファイルは図18に示すものとは異なり施設コードはそのままである(すなわち分離施設コードには置き換えられない)。
この構成は、請求項4の構成に対応する。
この構成は、請求項5の構成に対応する。
このように、本実施の形態によれば、卒業大学の指定や入学時、卒業時の条件等により、「ある条件に合致した施設(病院)とのマッチングしか許可しない」、あるいは「ある条件に合致する施設(病院)とのマッチングは許可しない」等の条件を有している参加者がいたとしても、その条件を満たしながら、安定マッチングを得ることができる。
実施の形態3は、実施の形態1において、1つの施設コードに対応する分離施設コードの数を3以上とするものである。たとえば、複数の特別枠定員にそれぞれ対応する複数の分離施設コードと、特別枠外定員に対応する1つの分離施設コードとを用いる。
たとえば、施設コード A001について、特別枠外定員対応の分離施設コード A0011と、同一都道府県内に居住する参加者限定である第一の特別枠定員対応の分離施設コード A0012と、奨学金の受給を希望する参加者限定である第二の特別枠定員対応の分離施設コード A0013とが生成される。
このような条件は、たとえば参加者に関する様々な情報を記憶する参加者情報ファイル(図示せず)にあらかじめ指定しておくことができる。この参加者情報ファイルは、各参加者について、たとえば居住都道府県と、奨学金の受給を希望するか否かを記憶してもよく、ROL処理手段はこれを参照することができる。
この場合、同一都道府県内の施設を希望する参加者、すなわち、同一都道府県内に居住する参加者限定である第一の特別枠定員対応の分離施設コードによるマッチングを希望する参加者については、施設コード A001は第一の特別枠定員対応の分離施設コード A0012に置き換えられるが、奨学金の受給を希望する参加者限定である第二の特別枠定員対応の分離施設コードによるマッチングを希望する参加者については、施設コード A001は第二の特別枠定員対応の分離施設コードを有しないので、特別枠外定員対応の分離施設コード A0011に置き換えられる。
この構成は、請求項1の構成に対応する。
この構成は、請求項2の構成に対応する。
この構成は、請求項3の構成に対応する。
例えば、CPUは、バスを介して、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、通信ボード、表示装置、K/B(キーボード)、マウス、FDD(Flexible Disk Drive)、CDD(コンパクトディスクドライブ)、磁気ディスク装置、光ディスク装置、プリンタ装置、スキャナ装置等と接続されている。
RAMは、揮発性メモリの一例である。ROM、FDD、CDD、磁気ディスク装置、光ディスク装置は、不揮発性メモリの一例である。これらは、記憶装置あるいは記憶部の一例である。
前述した実施の形態の各装置が扱うデータや情報は、記憶装置あるいは記憶部に保存され、装置の各部により、記録され読み出されるものである。
また、通信ボードは、例えば、LAN、インターネット、或いはISDN等のWAN(ワイドエリアネットワーク)に接続されている。磁気ディスク装置には、オペレーティングシステム(OS)、ウィンドウシステム、プログラム群、ファイル群(データベース)が記憶されている。
プログラム群は、CPU、OS、ウィンドウシステムにより実行される。
上記各装置の各部は、一部或いはすべてコンピュータで動作可能なプログラムにより構成しても構わない。或いは、ROMに記憶されたファームウェアで実現されていても構わない。或いは、ソフトウェア或いは、ハードウェア或いは、ソフトウェアとハードウェアとファームウェアとの組み合わせで実施されても構わない。
上記プログラム群には、実施の形態の説明において「〜手段」として説明した処理をCPUに実行させるプログラムが記憶される。これらのプログラムは、例えば、C言語やHTMLやSGMLやXMLなどのコンピュータ言語により作成される。
また、上記プログラムは、磁気ディスク装置、FD(Flexible Disk)、光ディスク、CD(コンパクトディスク)、MD(ミニディスク)、DVD(Digital Versatile Disk)等のその他の記録媒体に記憶され、CPUにより読み出され実行される。
Claims (5)
- 複数の要素からなる集合Aと複数の要素からなる集合Bとの各要素をマッチングするためのマッチングシステムであって、
上記集合Bの各要素のB要素IDごとに、マッチングで受け入れ可能な定員数と、複数の特別枠に対してそれぞれ特別枠定員数とを記憶した定員数ファイルと、
上記集合Aの各要素のA要素IDごとに、上記集合Bの要素の全部または一部に対して一意に順位付けられた第1の優先度リストを記憶している第1の優先度リストファイルと、
上記集合Bの各要素のB要素IDごとに、上記集合Aの要素の全部または一部に対して一意に順位付けられた第2の優先度リストを記憶している第2の優先度リストファイルと、
上記A要素IDごとにB要素IDに対する組み合わせ条件を記憶しているA要素条件ファイルと、
上記定員数ファイルに記憶された定員数と各特別枠定員数とを参照し、上記定員数から上記特別枠定員数の合計を減算した数値を定員数とする特別枠外B要素IDと、上記各特別枠定員数をそれぞれ定員数とする複数の特別枠B要素IDを生成し、この定員数と上記特別枠外B要素IDまたは各特別枠B要素IDとの対応付けを特別枠定員設定ファイルに記憶する定員処理手段と、
上記第1の優先度リストファイル、上記特別枠定員設定ファイルおよび上記A要素条件ファイルを参照し、A要素IDごとに上記A要素条件ファイルに記憶された組み合わせ条件に一致しない集合Bの要素を削除し、
A要素IDが特別枠定員数対応以外であると判定したときは、該当のA要素ID対応の集合Bの要素のB要素IDを特別枠外B要素IDに置き換え、
一方、A要素IDが特別枠定員数対応であると判定したときは、該当のA要素ID対応の集合Bの要素のB要素IDを、上記組み合わせ条件の内容に応じて、特別枠B要素IDのいずれかに置き換えた第1の最適化優先度リストを生成し、
さらに、上記第2の優先度リストファイル、上記特別枠定員設定ファイルおよび上記A要素条件ファイルを参照し、B要素IDごとに上記A要素条件に記憶された組み合わせ条件に一致しない集合Aの要素を削除し、
A要素IDが特別枠定員数対応以外であると判定したときは、該当のA要素ID対応の集合Bの要素のB要素IDを特別枠外B要素IDに置き換え、
一方、A要素IDが特別枠定員数対応であると判定したときは、該当のA要素ID対応の集合Bの要素のB要素IDを上記特別枠B要素IDに置き換えた第2の最適化優先度リストを生成するROL処理手段と、
上記第1の最適化優先度リスト、第2の最適化優先度リスト、および、上記特別枠定員設定ファイルに記憶された上記特別枠外B要素IDまたは上記特別枠B要素IDと上記定員数との対応付けに基づいて、上記集合Aの要素を、上記集合Bのいずれかの要素に対して、マッチング処理を行うマッチング処理手段と
を備えたことを特徴とするマッチングシステム。 - 複数の要素からなる集合Aと複数の要素からなる集合Bとの各要素をマッチングするためのマッチングシステムであって、
上記集合Bの各要素のB要素IDごとに、マッチングで受け入れ可能な定員数と、複数の特別枠定員数とを記憶した定員数ファイルと、
上記集合Aの各要素のA要素IDごとに、上記集合Bの要素の全部または一部に対して一意に順位付けられた第1の優先度リストを記憶している第1の優先度リストファイルと、
上記集合Bの各要素のB要素IDごとに、上記集合Aの要素の全部または一部に対して一意に順位付けられた第2の優先度リストを記憶している第2の優先度リストファイルと、
上記A要素の少なくとも1つについて、上記A要素IDごとに、B要素IDのそれぞれについてそのB要素IDとのマッチングを許可するか否かに関する組み合わせ条件を記憶しているA要素条件ファイルと、
定員処理手段であって、
上記定員処理手段は、上記B要素IDごとに、上記定員数ファイルに記憶された定員数と各特別枠定員数とを参照し、上記定員数から上記特別枠定員数の合計を減算した数値を特別枠外定員数とする特別枠外B要素分離IDと、上記各特別枠定員数をそれぞれ定員数とする複数の特別枠B要素分離IDを生成し、
上記定員処理手段は、上記特別枠外定員数と特別枠外B要素分離IDとの対応付けを特別枠定員設定ファイルに記憶し、
上記定員処理手段は、上記各特別枠定員数と各特別枠B要素分離IDとの対応付けを特別枠定員設定ファイルに記憶する
定員処理手段と、
上記第1の優先度リストファイルに基づいて第1の最適化優先度リストを生成するとともに、上記第2の優先度リストファイルに基づいて第2の最適化優先度リストを生成するROL処理手段であって、
上記ROL処理手段は、上記第1の優先度リストファイル、上記特別枠定員設定ファイルおよび上記A要素条件ファイルを参照し、上記第1の優先度リストファイルにおいて、A要素IDごとに上記A要素条件ファイルに記憶された組み合わせ条件に一致しないB要素IDを削除し、
上記ROL処理手段は、上記A要素のそれぞれについて、上記A要素条件ファイルに基づき、そのA要素が特別枠外定員対応であるか、またはいずれの特別枠定員対応であるかを判定し、
上記ROL処理手段は、上記A要素のそれぞれについて、A要素IDが特別枠外定員数対応であると判定したときは、上記第1の優先度リストファイルにおいて、該当のA要素IDに関連付けられたB要素IDを、そのB要素IDに対応する特別枠外B要素分離IDに置き換え、
上記ROL処理手段は、上記A要素のそれぞれについて、A要素IDがいずれかの特別枠定員数対応であると判定したときは、上記第1の優先度リストファイルにおいて、該当のA要素IDに関連付けられたB要素IDを、そのB要素IDに対応するその特別枠B要素分離IDに置き換え、
上記ROL処理手段は、上記第1の優先度リストファイルに基づいて第1の最適化優先度リストを生成し、
上記ROL処理手段は、上記第2の優先度リストファイル、上記特別枠定員設定ファイルおよび上記A要素条件ファイルを参照し、上記第2の優先度リストファイルにおいて、B要素IDごとに上記A要素条件に記憶された組み合わせ条件に一致しないA要素IDを削除し、
上記ROL処理手段は、上記B要素のそれぞれの上記第2の優先度リストファイルにおいて、上記A要素のそれぞれについて、A要素IDが特別枠外定員数対応であると判定したときは、該当のA要素IDに関連付けられたB要素IDを、そのB要素に対応する特別枠外B要素分離IDに置き換え、
上記ROL処理手段は、上記B要素のそれぞれの上記第2の優先度リストファイルにおいて、上記A要素のそれぞれについて、A要素IDがいずれかの特別枠定員数対応であると判定したときは、該当のA要素IDに関連付けられたB要素IDを、そのB要素に対応するその特別枠B要素分離IDに置き換え、
上記ROL処理手段は、上記第2の優先度リストファイルに基づいて第2の最適化優先度リストを生成する
ROL処理手段と、
マッチング処理を行うマッチング処理手段であって、
上記マッチング処理手段は、
上記第1の最適化優先度リスト、
上記第2の最適化優先度リスト、
上記特別枠定員設定ファイルに記憶された、上記特別枠外定員数と上記特別枠外B要素分離IDとの対応付け、および、
上記特別枠定員設定ファイルに記憶された、上記各特別枠定員数と上記各特別枠B要素分離IDとの対応付け
に基づいて、上記集合Aの要素を、上記集合Bのいずれかの要素に対して、マッチング処理を行うマッチング処理手段と
を備えたことを特徴とするマッチングシステム。 - さらに、上記定員処理手段は、B要素IDと、特別枠外B要素分離IDまたはいずれかの特別枠B要素分離IDとの対応付けを記憶した、分離情報ファイルを生成し、
上記マッチング処理手段は、上記分離情報ファイルを参照し、特別枠外B要素分離IDおよび各特別枠B要素分離IDをB要素IDに統合して、A要素IDごとにマッチングされたB要素IDを記憶することを特徴とする
請求項1または2に記載のマッチングシステム。 - 複数の要素からなる集合Aと複数の要素からなる集合Bとの各要素をマッチングするためのマッチングシステムであって、
上記集合Bの各要素のB要素IDごとに、マッチングで受け入れ可能な定員数を記憶した定員数ファイルと、
上記集合Aの各要素のA要素IDごとに、上記集合Bの要素の全部または一部に対して一意に順位付けられた第1の優先度リストを記憶している第1の優先度リストファイルと、
上記集合Bの各要素のB要素IDごとに、上記集合Aの要素の全部または一部に対して一意に順位付けられた第2の優先度リストを記憶している第2の優先度リストファイルと、
上記A要素IDごとにB要素IDに対する組み合わせ条件を記憶しているA要素条件ファイルと、
上記第1の優先度リストファイルおよび上記A要素条件ファイルを参照し、A要素IDごとに上記A要素条件ファイルに記憶された組み合わせ条件に一致しない集合Bの要素を削除して第1の最適化優先度リストを生成し、さらに、上記第2の優先度リストファイルおよび上記A要素条件ファイルを参照し、B要素IDごとに上記A要素条件に記憶された組み合わせ条件に一致しない集合Aの要素を削除して第2の最適化優先度リストを生成するROL処理手段と、
上記第1の最適化優先度リスト、第2の最適化優先度リスト、および、上記定員数ファイルに記憶された上記B要素IDと上記定員数との対応付けに基づいて、上記集合Aの要素を、上記集合Bのいずれかの要素に対して、マッチング処理を行うマッチング処理手段と
を備えたことを特徴とするマッチングシステム。 - 複数の要素からなる集合Aと複数の要素からなる集合Bとの各要素をマッチングするためのマッチングシステムであって、
上記集合Bの各要素のB要素IDごとに、マッチングで受け入れ可能な定員数を記憶した定員数ファイルと、
上記集合Aの各要素のA要素IDごとに、上記集合Bの要素の全部または一部に対して一意に順位付けられた第1の優先度リストを記憶している第1の優先度リストファイルと、
上記集合Bの各要素のB要素IDごとに、上記集合Aの要素の全部または一部に対して一意に順位付けられた第2の優先度リストを記憶している第2の優先度リストファイルと、
上記A要素の少なくとも1つについて、上記A要素IDごとに、B要素IDのそれぞれについてそのB要素IDとのマッチングを許可するか否かに関する組み合わせ条件を記憶しているA要素条件ファイルと、
上記第1の優先度リストファイルに基づいて第1の最適化優先度リストを生成するとともに、上記第2の優先度リストファイルに基づいて第2の最適化優先度リストを生成するROL処理手段であって、
上記ROL処理手段は、上記第1の優先度リストファイルおよび上記A要素条件ファイルを参照し、上記第1の優先度リストファイルにおいて、A要素IDごとに上記A要素条件ファイルに記憶された組み合わせ条件に一致しないB要素IDを削除して、第1の最適化優先度リストを生成し、
上記ROL処理手段は、上記第2の優先度リストファイルおよび上記A要素条件ファイルを参照し、上記第2の優先度リストファイルにおいて、B要素IDごとに上記A要素条件に記憶された組み合わせ条件に一致しないA要素IDを削除して、第2の最適化優先度リストを生成する
ROL処理手段と、
マッチング処理を行うマッチング処理手段であって、
上記マッチング処理手段は、
上記第1の最適化優先度リスト、
上記第2の最適化優先度リスト、および
上記定員数ファイルに記憶された、上記定員数と上記B要素IDとの対応付け
に基づいて、上記集合Aの要素を、上記集合Bのいずれかの要素に対して、マッチング処理を行うマッチング処理手段と
を備えたことを特徴とするマッチングシステム。
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