JP2008181182A - 同期シリアルバスシステムおよびその二次局制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】通信用スレーブICにて接続されている周辺回路を直接制御できるようにすることにより、必要最小限の部品で様々な形態の二次局を構成することができる同期シリアルバスシステムを提供する。
【解決手段】通信用スレーブIC1は、様々な周辺回路を直接制御するための複数のインターフェース回路10、11、1nと、動作モードを設定する動作モード設定入力により、動作モードを設定し、複数のインターフェース回路10、11、1nに対する動作の有効・無効を設定する動作判別回路7を備え、動作モードの設定により、第二送受信メモリ2のメモリマップを有効となっているインターフェース回路10、11、1nに最適になるようにマッピングし、通信用スレーブIC1と接続されている周辺回路に直接アクセスする。
【選択図】図1
【解決手段】通信用スレーブIC1は、様々な周辺回路を直接制御するための複数のインターフェース回路10、11、1nと、動作モードを設定する動作モード設定入力により、動作モードを設定し、複数のインターフェース回路10、11、1nに対する動作の有効・無効を設定する動作判別回路7を備え、動作モードの設定により、第二送受信メモリ2のメモリマップを有効となっているインターフェース回路10、11、1nに最適になるようにマッピングし、通信用スレーブIC1と接続されている周辺回路に直接アクセスする。
【選択図】図1
Description
本発明は、本発明は一次局と複数の二次局との間で、所定のフレームフォーマットを用いて一定周期の通信を行う同期シリアルバスシステムおよびその二次局制御方法に関する。
従来の一次局と複数の二次局の間で伝送路を用いて通信を行う同期シリアルバスシステムは、一次局側にメイン演算部であるマスタCPUと、マスタCPUデータバス上に接続された通信用マスタICを持ち、二次局側に通信用スレーブICと、一次局より受信したデータの演算処理を行うと共に、一次局に対して送信するデータの処理を行うためのスレーブCPUを持ち、一次局と複数の二次局を接続される伝送ラインにて構成されている。(例えば、特許文献1参照)
図11は従来の同期シリアルバスシステムの構成を示すブロック図である。図11において、100は一次局の上位コントローラであり、101、102、10nは複数の二次局の下位コントローラ、111、112、11nはこれらの局を接続する伝送路である。この構成で一次局100が二次局101、102、10nに対して指令データを送信すると、各二次局101、102、10nが応答データを一次局100に対して応答データを出力する。
図12は従来の一次局の構成を示すブロック図である。図12において、51は送受信データの演算を行い通信を制御するマスタCPU、25はデータバス、21は通信用マスタICであり、指令データと応答データを格納するための送受信メモリ22、送受信メモリ22から指令データと応答データを読み出したり書き込んだりするDMA制御回路23、マスタCPU51からのバス制御信号を受け送受信メモリ22に対してデータのリード、ライトを行うためCPUバスインターフェース24、データ送信回路31、32、3n、データ受信回路41、42、4nにより構成されている。
マスタCPU51から送受信メモリ22に書き込まれた指令データは、DMA制御回路23によりデータ送信回路31、32、3nに転送され、複数の二次局に対してデータの送信が行われる。また、複数の二次局より送信される応答データはデータ受信回路41、42、4nにて受信処理を行い、DMA制御回路23によりデータ受信回路41、42、4nから送受信メモリ22に転送される。
図11は従来の同期シリアルバスシステムの構成を示すブロック図である。図11において、100は一次局の上位コントローラであり、101、102、10nは複数の二次局の下位コントローラ、111、112、11nはこれらの局を接続する伝送路である。この構成で一次局100が二次局101、102、10nに対して指令データを送信すると、各二次局101、102、10nが応答データを一次局100に対して応答データを出力する。
図12は従来の一次局の構成を示すブロック図である。図12において、51は送受信データの演算を行い通信を制御するマスタCPU、25はデータバス、21は通信用マスタICであり、指令データと応答データを格納するための送受信メモリ22、送受信メモリ22から指令データと応答データを読み出したり書き込んだりするDMA制御回路23、マスタCPU51からのバス制御信号を受け送受信メモリ22に対してデータのリード、ライトを行うためCPUバスインターフェース24、データ送信回路31、32、3n、データ受信回路41、42、4nにより構成されている。
マスタCPU51から送受信メモリ22に書き込まれた指令データは、DMA制御回路23によりデータ送信回路31、32、3nに転送され、複数の二次局に対してデータの送信が行われる。また、複数の二次局より送信される応答データはデータ受信回路41、42、4nにて受信処理を行い、DMA制御回路23によりデータ受信回路41、42、4nから送受信メモリ22に転送される。
図13は従来の二次局の構成を示すブロック図である。図13において、52は一次局100より送信された指令データの処理を行いデータバス26上に接続された周辺回路53の制御を行うスレーブCPU、1aは通信用スレーブICであり、指令データと応答データを格納するための送受信メモリ2、送受信メモリ2から指令データと応答データを読み出したり書き込んだりするDMA制御回路3、スレーブCPU52からのバス制御信号を受け送受信メモリ2に対してデータのリード、ライトを行うためCPUバスインターフェース6、データ送信回路4、データ受信回路5により構成されている。一次局100より送信された指令データは、データ受信回路5にて受信処理を行い、DMA制御回路3によりデータ受信回路5から送受信メモリ2に転送される。スレーブCPU52は、CPUバスインターフェース6を介して送受信メモリ2に転送された指令データを読み出し周辺回路53に対して処理を行い、また、一次局100に対する応答データを送受信メモリ2に書き込む。
スレーブCPU52から送受信メモリ2に書き込まれた応答データは、DMA制御回路3によりデータ送信回路4に転送され一次局100に対して応答データの送信を行う。
このように、従来の一次局と複数の二次局の間で伝送路を用いて通信を行う同期シリアルバスシステムでは、一次局より送信された指令データを二次局側に実装されたスレーブCPUにて演算処理を行ったのち周辺回路に対する処理を行い、また、スレーブCPUで演算処理を行った送信データを一次局に対する応答データとして送信するのである。
特開2005−51700号公報(図3)
スレーブCPU52から送受信メモリ2に書き込まれた応答データは、DMA制御回路3によりデータ送信回路4に転送され一次局100に対して応答データの送信を行う。
このように、従来の一次局と複数の二次局の間で伝送路を用いて通信を行う同期シリアルバスシステムでは、一次局より送信された指令データを二次局側に実装されたスレーブCPUにて演算処理を行ったのち周辺回路に対する処理を行い、また、スレーブCPUで演算処理を行った送信データを一次局に対する応答データとして送信するのである。
従来のシリアルバスシステムでは、一次局より送信された指令データに基づき二次局に実装された周辺回路に対する制御を行い、また、一次局に対する応答データの処理を行い一次局に対してデータの送信するためのスレーブCPUが必ず必要となるため、部品点数が増え、機器の小型化が困難であるという問題があった。
本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであり、通信用スレーブICにて接続されている周辺回路を直接制御できるようにすることにより、必要最小限の部品で様々な形態の二次局を構成することができる同期シリアルバスシステムを提供することを目的とする。
本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであり、通信用スレーブICにて接続されている周辺回路を直接制御できるようにすることにより、必要最小限の部品で様々な形態の二次局を構成することができる同期シリアルバスシステムを提供することを目的とする。
上記問題を解決するため、本発明は、次のように構成したのである。
請求項1に記載の発明は、一次局と複数の二次局間とが複数の通信路で接続され、前記一次局は、前記複数の二次局に対し指令データを送信する複数の第一データ送信回路と、前記複数の二次局より送信される応答データを受信する複数の第一データ受信回路と、前記指令データと前記応答データを格納する第一送受信メモリと、前記第一送受信メモリに書き込まれた前記指令データと前記応答データを読み出したり書き込んだりする第一DMA制御回路とを有する通信用マスタICと、演算処理を行いシステム全体の制御を行うためのマスタCPUとを有し、前記二次局は、前記一次局からの指令データを受信するための第二データ受信回路と、前記一次局に対して応答データを送信するための第二データ送信回路と、前記指令データと前記応答データを格納する第二送受信メモリと、前記第二送受信メモリに書き込まれた指令データと応答データを読み出したり書き込んだりする第二DMA制御回路とを有する通信用スレーブICと、前記通信用スレーブICに接続された周辺回路とを有し、前記一次局から複数の二次局に対してシリアルクロックと該シリアルクロックに同期して前記指令データを送信し、前記複数の二次局から一次局に対して前記シリアルクロックに同期して前記応答データを送信する同期シリアルバスシステムにおいて、前記通信用スレーブICは、様々な周辺回路を直接制御するための複数のインターフェース回路と、前記インターフェース回路の動作モードを設定する動作モード設定入力により、動作モードを設定し、前記複数のインターフェース回路に対する動作の有効・無効を設定する動作判別回路を備え、前記動作モードの設定により、前記第二送受信メモリのメモリマップを有効となっているインターフェース回路に最適になるようにマッピングし、前記通信用スレーブICと接続されている周辺回路に直接アクセスすることを特徴とするものである。
請求項2に記載の発明は、請求項1記載の同期シリアルバスシステムにおいて、前記動作モードは第一、第二、第三の動作モードの3種類であることを特徴とするものである。
請求項3に記載の発明は、請求項1記載の同期シリアルバスシステムにおいて、前記動作モードが第一の動作モードのときには、前記二次局の周辺回路としてCPUを接続し、前記通信用スレーブICのインターフェース回路は、前記周辺回路からの制御信号を受け前記第二送受信メモリに対してデータの読み書きを行う回路を備え、前記インターフェース回路により、制御データのみで前記周辺回路に対してアクセスすることを特徴とするものである。
請求項4に記載の発明は、請求項1記載の同期シリアルバスシステムにおいて、前記動作モードが第二の動作モードのときには、前記二次局の周辺回路としてバスインターフェースを持つデバイスを接続し、前記通信用スレーブICのインターフェース回路は、前記周辺回路を制御するためのコントロール信号、リード信号、ライト信号を生成する回路を備え、前記インターフェース回路により、制御アドレスと制御データの対で前記周辺回路に対してアクセスすることを特徴とするものである。
請求項5に記載の発明は、請求項1記載の同期シリアルバスシステムにおいて、前記動作モードが第三の動作モードのときには、前記二次局の周辺回路としてシリアルインターフェースを持つデバイスを接続し、前記通信用スレーブICのインターフェース回路は、前記周辺回路を制御するためのコントロール信号、シリアルクロック、シリアルデータを送受信するための回路を備え、前記インターフェース回路により、シリアルインターフェース設定データおよびシリアル送信データにより周辺回路に対してアクセスを行うことを特徴とするものである。
請求項6に記載の発明は、請求項1記載の同期シリアルバスシステムにおいて、前記一次局が複数の二次局に対して送信する指令データに前記通信用スレーブICの動作モード設定入力の設定を読み出すための動作モード読み出し信号を出力し、前記通信用スレーブICは、前記動作モード読み出し信号を受信したときは、全てのインターフェース回路を無効とし、前記一次局に対して動作モード設定入力の設定を応答データとして送信することを特徴とするものである。
請求項1に記載の発明は、一次局と複数の二次局間とが複数の通信路で接続され、前記一次局は、前記複数の二次局に対し指令データを送信する複数の第一データ送信回路と、前記複数の二次局より送信される応答データを受信する複数の第一データ受信回路と、前記指令データと前記応答データを格納する第一送受信メモリと、前記第一送受信メモリに書き込まれた前記指令データと前記応答データを読み出したり書き込んだりする第一DMA制御回路とを有する通信用マスタICと、演算処理を行いシステム全体の制御を行うためのマスタCPUとを有し、前記二次局は、前記一次局からの指令データを受信するための第二データ受信回路と、前記一次局に対して応答データを送信するための第二データ送信回路と、前記指令データと前記応答データを格納する第二送受信メモリと、前記第二送受信メモリに書き込まれた指令データと応答データを読み出したり書き込んだりする第二DMA制御回路とを有する通信用スレーブICと、前記通信用スレーブICに接続された周辺回路とを有し、前記一次局から複数の二次局に対してシリアルクロックと該シリアルクロックに同期して前記指令データを送信し、前記複数の二次局から一次局に対して前記シリアルクロックに同期して前記応答データを送信する同期シリアルバスシステムにおいて、前記通信用スレーブICは、様々な周辺回路を直接制御するための複数のインターフェース回路と、前記インターフェース回路の動作モードを設定する動作モード設定入力により、動作モードを設定し、前記複数のインターフェース回路に対する動作の有効・無効を設定する動作判別回路を備え、前記動作モードの設定により、前記第二送受信メモリのメモリマップを有効となっているインターフェース回路に最適になるようにマッピングし、前記通信用スレーブICと接続されている周辺回路に直接アクセスすることを特徴とするものである。
請求項2に記載の発明は、請求項1記載の同期シリアルバスシステムにおいて、前記動作モードは第一、第二、第三の動作モードの3種類であることを特徴とするものである。
請求項3に記載の発明は、請求項1記載の同期シリアルバスシステムにおいて、前記動作モードが第一の動作モードのときには、前記二次局の周辺回路としてCPUを接続し、前記通信用スレーブICのインターフェース回路は、前記周辺回路からの制御信号を受け前記第二送受信メモリに対してデータの読み書きを行う回路を備え、前記インターフェース回路により、制御データのみで前記周辺回路に対してアクセスすることを特徴とするものである。
請求項4に記載の発明は、請求項1記載の同期シリアルバスシステムにおいて、前記動作モードが第二の動作モードのときには、前記二次局の周辺回路としてバスインターフェースを持つデバイスを接続し、前記通信用スレーブICのインターフェース回路は、前記周辺回路を制御するためのコントロール信号、リード信号、ライト信号を生成する回路を備え、前記インターフェース回路により、制御アドレスと制御データの対で前記周辺回路に対してアクセスすることを特徴とするものである。
請求項5に記載の発明は、請求項1記載の同期シリアルバスシステムにおいて、前記動作モードが第三の動作モードのときには、前記二次局の周辺回路としてシリアルインターフェースを持つデバイスを接続し、前記通信用スレーブICのインターフェース回路は、前記周辺回路を制御するためのコントロール信号、シリアルクロック、シリアルデータを送受信するための回路を備え、前記インターフェース回路により、シリアルインターフェース設定データおよびシリアル送信データにより周辺回路に対してアクセスを行うことを特徴とするものである。
請求項6に記載の発明は、請求項1記載の同期シリアルバスシステムにおいて、前記一次局が複数の二次局に対して送信する指令データに前記通信用スレーブICの動作モード設定入力の設定を読み出すための動作モード読み出し信号を出力し、前記通信用スレーブICは、前記動作モード読み出し信号を受信したときは、全てのインターフェース回路を無効とし、前記一次局に対して動作モード設定入力の設定を応答データとして送信することを特徴とするものである。
請求項7に記載の発明は、一次局と複数の二次局間とが複数の通信路で接続され、前記一次局は、前記複数の二次局に対し指令データを送信する複数の第一データ送信回路と、前記複数の二次局より送信される応答データを受信する複数の第一データ受信回路と、前記指令データと前記応答データを格納する第一送受信メモリと、前記第一送受信メモリに書き込まれた前記指令データと前記応答データを読み出したり書き込んだりする第一DMA制御回路とを有する通信用マスタICと、演算処理を行いシステム全体の制御を行うためのマスタCPUとを有し、前記二次局は、前記一次局からの指令データを受信するための第二データ受信回路と、前記一次局に対して応答データを送信するための第二データ送信回路と、前記指令データと前記応答データを格納する第二送受信メモリと、前記第二送受信メモリに書き込まれた指令データと応答データを読み出したり書き込んだりする第二DMA制御回路とを有する通信用スレーブICと、前記通信用スレーブICに接続された周辺回路とを有し、前記一次局から複数の二次局に対してシリアルクロックと該シリアルクロックに同期して前記指令データを送信し、前記複数の二次局から一次局に対して前記シリアルクロックに同期して前記応答データを送信する同期シリアルバスシステムの二次局制御方法において、前記通信用スレーブICは、様々な周辺回路を直接制御するための複数のインターフェース回路を切り替えるため動作モードを設定し、前記複数のインターフェース回路の有効・無効を設定し、前記動作モードの設定により、前記第二送受信メモリのメモリマップを有効となっているインターフェース回路に最適になるようにマッピングし、前記通信用スレーブICにて接続されている周辺回路に直接アクセスすることを特徴とするものである。
請求項8に記載の発明は、請求項7記載の二次局制御方法において、前記動作モードは第一、第二、第三の動作モードの3種類であることを特徴とするものである。
請求項9に記載の発明は、請求項7記載の二次局制御方法において、前記動作モードが第一の動作モードのときには、前記二次局の周辺回路としてCPUを接続し、前記通信用スレーブICのインターフェース回路は、前記周辺回路からの制御信号を受け前記第二送受信メモリに対してデータの読み書きを行い、制御データのみで前記周辺回路に対してアクセスすることを特徴とするものである。
請求項10に記載の発明は、請求項7記載の二次局制御方法において、前記動作モードが第二の動作モードのときには、前記二次局の周辺回路としてバスインターフェースを持つデバイスを接続し、前記通信用スレーブICのインターフェース回路は、前記周辺回路を制御するためのコントロール信号、リード信号、ライト信号を生成し、制御アドレスと制御データの対で前記周辺回路に対してアクセスすることを特徴とするものである。
請求項11に記載の発明は、請求項7記載の二次局制御方法において、前記動作モードが第三の動作モードのときには、前記二次局の周辺回路としてシリアルインターフェースを持つデバイスを接続し、前記通信用スレーブICのインターフェース回路は、前記周辺回路を制御するためのコントロール信号、シリアルクロック、シリアルデータを送受信し、シリアルインターフェース設定データおよびシリアル送信データにより周辺回路に対してアクセスを行うことを特徴とするものである。
請求項12に記載の発明は、請求項7記載の二次局制御方法において、前記一次局が複数の二次局に対して送信する指令データに前記通信用スレーブICの動作モード設定入力の設定を読み出すための動作モード読み出し信号を出力し、前記通信用スレーブICは、前記動作モード読み出し信号を受信したときは、全てのインターフェース回路を無効とし、前記一次局に対して動作モード設定入力の設定を応答データとして送信することを特徴とするものである。
請求項8に記載の発明は、請求項7記載の二次局制御方法において、前記動作モードは第一、第二、第三の動作モードの3種類であることを特徴とするものである。
請求項9に記載の発明は、請求項7記載の二次局制御方法において、前記動作モードが第一の動作モードのときには、前記二次局の周辺回路としてCPUを接続し、前記通信用スレーブICのインターフェース回路は、前記周辺回路からの制御信号を受け前記第二送受信メモリに対してデータの読み書きを行い、制御データのみで前記周辺回路に対してアクセスすることを特徴とするものである。
請求項10に記載の発明は、請求項7記載の二次局制御方法において、前記動作モードが第二の動作モードのときには、前記二次局の周辺回路としてバスインターフェースを持つデバイスを接続し、前記通信用スレーブICのインターフェース回路は、前記周辺回路を制御するためのコントロール信号、リード信号、ライト信号を生成し、制御アドレスと制御データの対で前記周辺回路に対してアクセスすることを特徴とするものである。
請求項11に記載の発明は、請求項7記載の二次局制御方法において、前記動作モードが第三の動作モードのときには、前記二次局の周辺回路としてシリアルインターフェースを持つデバイスを接続し、前記通信用スレーブICのインターフェース回路は、前記周辺回路を制御するためのコントロール信号、シリアルクロック、シリアルデータを送受信し、シリアルインターフェース設定データおよびシリアル送信データにより周辺回路に対してアクセスを行うことを特徴とするものである。
請求項12に記載の発明は、請求項7記載の二次局制御方法において、前記一次局が複数の二次局に対して送信する指令データに前記通信用スレーブICの動作モード設定入力の設定を読み出すための動作モード読み出し信号を出力し、前記通信用スレーブICは、前記動作モード読み出し信号を受信したときは、全てのインターフェース回路を無効とし、前記一次局に対して動作モード設定入力の設定を応答データとして送信することを特徴とするものである。
請求項1、2、7、8に記載の発明によると、二次局の周辺回路の構成により有効とするインターフェース回路を切り替えるとともに、送受信メモリを有効となっているインターフェース回路毎に最適なマッピングとすることにより、スレーブICに接続されている周辺回路を直接制御することができ、必要最小限の部品で様々な形態の二次局を構成することができる。
請求項3、9に記載の発明によると、二次局の周辺回路としてCPUを接続することができる。
請求項4、10に記載の発明によると、二次局の周辺回路としてバスインターフェースを持つデバイスを接続することができる。
請求項5、11に記載の発明によると、二次局の周辺回路としてシリアルインターフェースを持つデバイスを接続することができる。
請求項6、12に記載の発明によると、システムの起動時等、一次局に接続されている二次局の動作モードが不明である場合に、誤った送受信メモリの内容で二次局の周辺回路に対し動作を行うことを防ぐことができる。
請求項3、9に記載の発明によると、二次局の周辺回路としてCPUを接続することができる。
請求項4、10に記載の発明によると、二次局の周辺回路としてバスインターフェースを持つデバイスを接続することができる。
請求項5、11に記載の発明によると、二次局の周辺回路としてシリアルインターフェースを持つデバイスを接続することができる。
請求項6、12に記載の発明によると、システムの起動時等、一次局に接続されている二次局の動作モードが不明である場合に、誤った送受信メモリの内容で二次局の周辺回路に対し動作を行うことを防ぐことができる。
以下、本発明の実施の形態について図を参照して説明する。
図1は、本発明の通信用スレーブICの構成を示すブロック図である。
図1において、送受信メモリ2、DMA制御回路3、データ送信回路4、データ受信回路5は従来技術の図12と同一であるので、ここでは説明を省略する。10、11、1nは様々な周辺回路を制御するためのインターフェース回路、7は動作判別回路であり、通信用スレーブIC1の動作モードを設定する動作モード設定入力の状態を判別し、動作モードを設定し、使用するインターフェース回路10、11、1nを有効とするインターフェース回路有効信号1、2、nを出力する。インターフェース回路10、11、1nは動作判別回路7より出力されるインターフェース回路有効信号1、2、nがイネーブルとなっている場合のみ動作を行う。
動作モード設定入力は二次局を構成する周辺機器ごとに変更する入力信号であり、通信用スレーブICの外部でHighレベルもしくはLowレベルに固定され、動作中には設定値は変更されない。
ここで、インターフェース回路10が有効な場合を第一の動作モード、インターフェース回路11が有効な場合を第二の動作モード、インターフェース回路1nが有効な場合を第三の動作モードとする。
また、ここでは第一の動作モードの場合は周辺機器としてCPUを接続し、第二の動作モードの場合は周辺機器としてバスインターフェースを持つデバイスを接続し、第三の動作モードの場合は周辺機器としてシリアルインターフェースを持つデバイスを接続するものとするが、ある動作モードのときにどういう周辺機器を接続するかは、インターフェース回路10、11、1nの内容をどう設定するかにより、任意に変更が可能である。
一次局100より送信された指令データは、データ受信回路5にて受信処理を行い、DMA制御回路3によりデータ受信回路5から送受信メモリ2に転送される。このとき、インターフェース回路有効信号1、2、nにて有効となっているインターフェース回路10、11、1nが送受信メモリ2に転送された指令データに従い周辺回路に対して処理を行う。また、一次局100に対する応答データを送受信メモリ2に書き込む。有効となっているインターフェース回路10、11、1nから送受信メモリ2に書き込まれた応答データは、DMA制御回路3によりデータ送信回路4に転送され一次局100に対して応答データとして送信される。
図1において、送受信メモリ2、DMA制御回路3、データ送信回路4、データ受信回路5は従来技術の図12と同一であるので、ここでは説明を省略する。10、11、1nは様々な周辺回路を制御するためのインターフェース回路、7は動作判別回路であり、通信用スレーブIC1の動作モードを設定する動作モード設定入力の状態を判別し、動作モードを設定し、使用するインターフェース回路10、11、1nを有効とするインターフェース回路有効信号1、2、nを出力する。インターフェース回路10、11、1nは動作判別回路7より出力されるインターフェース回路有効信号1、2、nがイネーブルとなっている場合のみ動作を行う。
動作モード設定入力は二次局を構成する周辺機器ごとに変更する入力信号であり、通信用スレーブICの外部でHighレベルもしくはLowレベルに固定され、動作中には設定値は変更されない。
ここで、インターフェース回路10が有効な場合を第一の動作モード、インターフェース回路11が有効な場合を第二の動作モード、インターフェース回路1nが有効な場合を第三の動作モードとする。
また、ここでは第一の動作モードの場合は周辺機器としてCPUを接続し、第二の動作モードの場合は周辺機器としてバスインターフェースを持つデバイスを接続し、第三の動作モードの場合は周辺機器としてシリアルインターフェースを持つデバイスを接続するものとするが、ある動作モードのときにどういう周辺機器を接続するかは、インターフェース回路10、11、1nの内容をどう設定するかにより、任意に変更が可能である。
一次局100より送信された指令データは、データ受信回路5にて受信処理を行い、DMA制御回路3によりデータ受信回路5から送受信メモリ2に転送される。このとき、インターフェース回路有効信号1、2、nにて有効となっているインターフェース回路10、11、1nが送受信メモリ2に転送された指令データに従い周辺回路に対して処理を行う。また、一次局100に対する応答データを送受信メモリ2に書き込む。有効となっているインターフェース回路10、11、1nから送受信メモリ2に書き込まれた応答データは、DMA制御回路3によりデータ送信回路4に転送され一次局100に対して応答データとして送信される。
次に、動作モードによる送受信メモリ2のマッピングについて説明する。
図2は、通信用スレーブIC1の各動作モード設定時の送受信メモリ2のメモリマップである。第一の動作モード設定時には周辺回路としてCPUを接続するため、制御データのみにより構成される。第二の動作モード設定時には周辺回路としてバスインターフェースを持つデバイスを接続するため、制御アドレスと制御データの対で構成される。第三の動作モード設定時には周辺回路としてシリアルインターフェースを持つデバイスを接続するため、シリアルインターフェースの設定データとシリアル送信データにより構成される。
このように、動作モードごとに送受信メモリのマップを変更することにより、通信用スレーブIC1にて周辺回路に直接アクセスすることが可能となり、必要最小限の部品により二次局を構成することができる。
なお、送受信メモリ2のマッピングは、電源投入時に動作モード設定入力の値を読み込んで行う。
本発明が、特許文献1と異なる部分は、通信用スレーブIC1に様々な周辺回路を制御するためのインターフェース回路10、11、1nと動作判別回路7とを備えた部分と、通信用スレーブIC1の動作モード毎に送受信メモリ2のメモリマップを変更する部分である。
図2は、通信用スレーブIC1の各動作モード設定時の送受信メモリ2のメモリマップである。第一の動作モード設定時には周辺回路としてCPUを接続するため、制御データのみにより構成される。第二の動作モード設定時には周辺回路としてバスインターフェースを持つデバイスを接続するため、制御アドレスと制御データの対で構成される。第三の動作モード設定時には周辺回路としてシリアルインターフェースを持つデバイスを接続するため、シリアルインターフェースの設定データとシリアル送信データにより構成される。
このように、動作モードごとに送受信メモリのマップを変更することにより、通信用スレーブIC1にて周辺回路に直接アクセスすることが可能となり、必要最小限の部品により二次局を構成することができる。
なお、送受信メモリ2のマッピングは、電源投入時に動作モード設定入力の値を読み込んで行う。
本発明が、特許文献1と異なる部分は、通信用スレーブIC1に様々な周辺回路を制御するためのインターフェース回路10、11、1nと動作判別回路7とを備えた部分と、通信用スレーブIC1の動作モード毎に送受信メモリ2のメモリマップを変更する部分である。
次に第一の動作モードとして、周辺機器としてCPUを接続する場合の説明をする。
図3は第一の動作モードの二次局の構成を示すブロック図であり、通信用スレーブIC1とスレーブCPU52はアドレスバス200、データバス201、チップセレクト信号、ライト信号、リード信号にて接続されている。
図4は第一の動作モードのインターフェース回路10の構成を示すブロック図である。図4において、210はアクセス制御回路であり、ライトアクセス時にはスレーブCPU52から入力されたアドレスバス200、チップセレクト信号、ライト信号により送受信メモリライトパルスの生成を行うとともに、データバス201から入力されたライトデータを出力し、一次局100への応答データとして送受信メモリ2に書き込みを行う。また、リードアクセス時には、リードデータセレクタ212にて一次局100より受信し送受信メモリ2に格納された制御データ0、1、nをリードデータとしてデータバス201に出力する。
図3は第一の動作モードの二次局の構成を示すブロック図であり、通信用スレーブIC1とスレーブCPU52はアドレスバス200、データバス201、チップセレクト信号、ライト信号、リード信号にて接続されている。
図4は第一の動作モードのインターフェース回路10の構成を示すブロック図である。図4において、210はアクセス制御回路であり、ライトアクセス時にはスレーブCPU52から入力されたアドレスバス200、チップセレクト信号、ライト信号により送受信メモリライトパルスの生成を行うとともに、データバス201から入力されたライトデータを出力し、一次局100への応答データとして送受信メモリ2に書き込みを行う。また、リードアクセス時には、リードデータセレクタ212にて一次局100より受信し送受信メモリ2に格納された制御データ0、1、nをリードデータとしてデータバス201に出力する。
次に第二の動作モードとして、周辺機器にバスインターフェースを持つデバイスを接続する場合の説明をする。
図5は第二の動作モードの二次局の構成を示すブロック図であり、通信用スレーブIC1と周辺回路53はアドレスバス200、データバス201、チップセレクト信号202、ライト信号203、リード信号204にて接続されている。
図6は第二の動作モードのインターフェース回路100の構成を示すブロック図である。図6において、215はバス制御信号生成回路であり、アクセスカウンタ216の値によりチップセレクト信号202、ライト信号203、リード信号204の生成を行う。217はライトデータセレクタであり、ライトアクセス時にアクセスカウンタ216の値により送受信メモリ92に格納された制御データ220、221、22nを切り替えてデータバス201に出力する。218はアドレスセレクタであり、アクセスカウンタ216の値により送受信メモリ92に格納された制御アドレス230、231、23nを切り替えてアドレスバス200に出力する。また、リードアクセス時にはデータバス201から入力されるリードデータ219を一次局1への応答データとして送受信メモリ92に書き込みを行う。
図5は第二の動作モードの二次局の構成を示すブロック図であり、通信用スレーブIC1と周辺回路53はアドレスバス200、データバス201、チップセレクト信号202、ライト信号203、リード信号204にて接続されている。
図6は第二の動作モードのインターフェース回路100の構成を示すブロック図である。図6において、215はバス制御信号生成回路であり、アクセスカウンタ216の値によりチップセレクト信号202、ライト信号203、リード信号204の生成を行う。217はライトデータセレクタであり、ライトアクセス時にアクセスカウンタ216の値により送受信メモリ92に格納された制御データ220、221、22nを切り替えてデータバス201に出力する。218はアドレスセレクタであり、アクセスカウンタ216の値により送受信メモリ92に格納された制御アドレス230、231、23nを切り替えてアドレスバス200に出力する。また、リードアクセス時にはデータバス201から入力されるリードデータ219を一次局1への応答データとして送受信メモリ92に書き込みを行う。
次に第三の動作モードとして、周辺機器にシリアルインターフェースを持つデバイスを接続する場合を説明する。
図7は第三の動作モードの二次局の構成を示すブロック図であり、通信用スレーブIC1と周辺回路53はコントロール信号、シリアルクロック、シリアル出力データ、シリアル入力データにて接続されている。
図8は第三の動作モードのインターフェース回路1nの構成を示すブロック図である。図8において、220はコントロール信号生成回路であり、周辺回路53に対するコントロール信号の生成を行う。221はシリアルクロック生成回路であり、周辺回路53に対するシリアルクロック221の生成を行う。コントロール信号生成回路220、及び、シリアルクロック生成回路は221は、一次局100より受信し送受信メモリ2に格納されたシリアルインターフェース設定データにより、コントロール信号の出力タイミングや極性、シリアルクロックの周波数等の設定が可能となっている。252はパラレル/シリアル変換回路であり、送受信メモリ2に格納されたシリアル送信データをシリアルクロックに同期してシリアル出力データとして周辺回路53に出力する。253はシリアル/パラレル変換回路であり、周辺回路53からシリアルクロックに同期して入力されたシリアル入力データをパラレル変換し、パラレル変換データを一次局100への応答データとして送受信メモリ2に書き込みを行う。
図7は第三の動作モードの二次局の構成を示すブロック図であり、通信用スレーブIC1と周辺回路53はコントロール信号、シリアルクロック、シリアル出力データ、シリアル入力データにて接続されている。
図8は第三の動作モードのインターフェース回路1nの構成を示すブロック図である。図8において、220はコントロール信号生成回路であり、周辺回路53に対するコントロール信号の生成を行う。221はシリアルクロック生成回路であり、周辺回路53に対するシリアルクロック221の生成を行う。コントロール信号生成回路220、及び、シリアルクロック生成回路は221は、一次局100より受信し送受信メモリ2に格納されたシリアルインターフェース設定データにより、コントロール信号の出力タイミングや極性、シリアルクロックの周波数等の設定が可能となっている。252はパラレル/シリアル変換回路であり、送受信メモリ2に格納されたシリアル送信データをシリアルクロックに同期してシリアル出力データとして周辺回路53に出力する。253はシリアル/パラレル変換回路であり、周辺回路53からシリアルクロックに同期して入力されたシリアル入力データをパラレル変換し、パラレル変換データを一次局100への応答データとして送受信メモリ2に書き込みを行う。
次に、一次局からの動作モード設定入力読み出しについて説明する。
この動作モード設定入力読み出しの操作は、システムの起動時等、一次局に接続されている二次局の動作モードが不明のときに行い、二次局の動作モードに合わせ、一次局の対応する送受信メモリのマッピングを行い、正しい送受信ができるようにする。
また、この動作モード設定入力読み出し中は、一次局と二次局で動作モードについて整合性が取れていないことがあるので、二次局のスレーブICは、全てのインターフェース回路を無効とし、誤動作を防ぐ。
図9は、動作モード設定入力読み出し時の通信用マスタIC21の動作を示すフローチャートである。以下、図9のフローチャートを用いて動作モード設定入力読み出し時の通信用マスタIC21の動作を説明する。
ステップS1で一次局100は全ての二次局101、102、10nに対して動作モード読み出し信号を出力する。ステップS2で二次局からの応答データを受信し、応答があった場合はステップS3に進み、一次局の送受信メモリの該当する二次局の部分のメモリマップを受信した動作モード設定入力にあわせてマッピングする。また、ステップS2で応答のなかった場合は、二次局が接続されていないと判断し、ステップS4に進み、該当する二次局に対するデータ送信回路、データ受信回路を無効化し、以降該当する二次局へのデータの送受信を行わないようにする。
図10は、一次局100からの指令データ受信時の通信用スレーブIC1の動作を示すフローチャートである。以下、図10のフローチャートを用いて動作モード設定入力読みだし時と通常時の通信用スレーブIC1の動作を説明する。
ステップS5で一次局100から送信される指令データの受信が完了すると、ステップS6で動作モード読み出し信号による動作モード設定入力読み出し要求かどうかを判別する。動作モード設定入力読み出し要求時には、ステップS7に進み、全インターフェース回路を無効化し、応答データとして動作モード設定入力を準備する。そしてステップS8で動作モード設定入力の設定を一次局100に送信する。こうすることにより、一次局100は通信用スレーブIC1の動作モード設定入力を読み出すことが可能となる。
通常時の手順は次の通りである。ステップS5で一次局100からの指令データの受信が完了すると、ステップS6からステップS8に進み、動作モード設定入力により選択されているインターフェース回路10、11、1nを有効とするインターフェース回路有効信号1、2、nを出力し周辺回路の動作を有効とする。次にステップS9に進み、インターフェース回路10、11、1nから送受信メモリ2に書き込まれたデータを応答データとして一次局100に対して送信する。
この動作モード設定入力読み出しの操作は、システムの起動時等、一次局に接続されている二次局の動作モードが不明のときに行い、二次局の動作モードに合わせ、一次局の対応する送受信メモリのマッピングを行い、正しい送受信ができるようにする。
また、この動作モード設定入力読み出し中は、一次局と二次局で動作モードについて整合性が取れていないことがあるので、二次局のスレーブICは、全てのインターフェース回路を無効とし、誤動作を防ぐ。
図9は、動作モード設定入力読み出し時の通信用マスタIC21の動作を示すフローチャートである。以下、図9のフローチャートを用いて動作モード設定入力読み出し時の通信用マスタIC21の動作を説明する。
ステップS1で一次局100は全ての二次局101、102、10nに対して動作モード読み出し信号を出力する。ステップS2で二次局からの応答データを受信し、応答があった場合はステップS3に進み、一次局の送受信メモリの該当する二次局の部分のメモリマップを受信した動作モード設定入力にあわせてマッピングする。また、ステップS2で応答のなかった場合は、二次局が接続されていないと判断し、ステップS4に進み、該当する二次局に対するデータ送信回路、データ受信回路を無効化し、以降該当する二次局へのデータの送受信を行わないようにする。
図10は、一次局100からの指令データ受信時の通信用スレーブIC1の動作を示すフローチャートである。以下、図10のフローチャートを用いて動作モード設定入力読みだし時と通常時の通信用スレーブIC1の動作を説明する。
ステップS5で一次局100から送信される指令データの受信が完了すると、ステップS6で動作モード読み出し信号による動作モード設定入力読み出し要求かどうかを判別する。動作モード設定入力読み出し要求時には、ステップS7に進み、全インターフェース回路を無効化し、応答データとして動作モード設定入力を準備する。そしてステップS8で動作モード設定入力の設定を一次局100に送信する。こうすることにより、一次局100は通信用スレーブIC1の動作モード設定入力を読み出すことが可能となる。
通常時の手順は次の通りである。ステップS5で一次局100からの指令データの受信が完了すると、ステップS6からステップS8に進み、動作モード設定入力により選択されているインターフェース回路10、11、1nを有効とするインターフェース回路有効信号1、2、nを出力し周辺回路の動作を有効とする。次にステップS9に進み、インターフェース回路10、11、1nから送受信メモリ2に書き込まれたデータを応答データとして一次局100に対して送信する。
このように、通信用スレーブICは様々な周辺回路を直接制御できるようなインターフェース回路と、二次局の通信用スレーブICに各二次局の周辺回路により有効とするインターフェース回路を切り替えるための動作判別回路をもち、また、送受信メモリを有効となっているインターフェース回路毎に最適なマッピングとする構成となっているため、二次局を構成する周辺回路に合わせて通信用スレーブICのインターフェース回路を切り替えることにより、スレーブICに接続されている周辺回路を直接制御することができ、必要最小限の部品で様々な形態の二次局を構成することができる。
1 通信用スレーブIC
2、22 送受信メモリ
3、23 DMA制御回路
4、31、32、3n データ送信回路
5、41、42、4n データ受信回路
6、24 CPUバスインターフェース
7 動作判別回路
10、11、1n インターフェース回路
21 通信用マスタIC
24 CPUバスインターフェース
25、26、201 データバス
51 マスタCPU
52 スレーブCPU
53 周辺回路
100 一次局
101、102、10n 二次局
111、112、11n 伝送路
200 アドレスバス
210 アクセス制御回路
211 データバッファ
212 リードデータセレクタ
213 バス制御信号生成回路
214 アクセスカウンタ
215 ライトデータセレクタ
216 アドレスセレクタ
220 コントロール信号生成回路
221 シリアルクロック生成回路
222 パラレル/シリアル変換回路
223 シリアル/パラレル変換回路
2、22 送受信メモリ
3、23 DMA制御回路
4、31、32、3n データ送信回路
5、41、42、4n データ受信回路
6、24 CPUバスインターフェース
7 動作判別回路
10、11、1n インターフェース回路
21 通信用マスタIC
24 CPUバスインターフェース
25、26、201 データバス
51 マスタCPU
52 スレーブCPU
53 周辺回路
100 一次局
101、102、10n 二次局
111、112、11n 伝送路
200 アドレスバス
210 アクセス制御回路
211 データバッファ
212 リードデータセレクタ
213 バス制御信号生成回路
214 アクセスカウンタ
215 ライトデータセレクタ
216 アドレスセレクタ
220 コントロール信号生成回路
221 シリアルクロック生成回路
222 パラレル/シリアル変換回路
223 シリアル/パラレル変換回路
Claims (12)
- 一次局と複数の二次局間とが複数の通信路で接続され、
前記一次局は、前記複数の二次局に対し指令データを送信する複数の第一データ送信回路と、前記複数の二次局より送信される応答データを受信する複数の第一データ受信回路と、前記指令データと前記応答データを格納する第一送受信メモリと、前記第一送受信メモリに書き込まれた前記指令データと前記応答データを読み出したり書き込んだりする第一DMA制御回路とを有する通信用マスタICと、演算処理を行いシステム全体の制御を行うためのマスタCPUとを有し、
前記二次局は、前記一次局からの指令データを受信するための第二データ受信回路と、前記一次局に対して応答データを送信するための第二データ送信回路と、前記指令データと前記応答データを格納する第二送受信メモリと、前記第二送受信メモリに書き込まれた指令データと応答データを読み出したり書き込んだりする第二DMA制御回路とを有する通信用スレーブICと、前記通信用スレーブICに接続された周辺回路とを有し、
前記一次局から複数の二次局に対してシリアルクロックと該シリアルクロックに同期して前記指令データを送信し、前記複数の二次局から一次局に対して前記シリアルクロックに同期して前記応答データを送信する同期シリアルバスシステムにおいて、
前記通信用スレーブICは、様々な周辺回路を直接制御するための複数のインターフェース回路と、
前記インターフェース回路の動作モードを設定する動作モード設定入力により、動作モードを設定し、前記複数のインターフェース回路に対する動作の有効・無効を設定する動作判別回路を備え、
前記動作モードの設定により、前記第二送受信メモリのメモリマップを有効となっているインターフェース回路に最適になるようにマッピングし、前記通信用スレーブICと接続されている周辺回路に直接アクセスすることを特徴とする同期シリアルバスシステム。 - 前記動作モードは第一、第二、第三の動作モードの3種類であることを特徴とする請求項1記載の同期シリアルバスシステム。
- 前記動作モードが第一の動作モードのときには、
前記二次局の周辺回路としてCPUを接続し、
前記通信用スレーブICのインターフェース回路は、前記周辺回路からの制御信号を受け前記第二送受信メモリに対してデータの読み書きを行う回路を備え、
前記インターフェース回路により、制御データのみで前記周辺回路に対してアクセスすることを特徴とする請求項1記載の同期シリアルバスシステム。 - 前記動作モードが第二の動作モードのときには、
前記二次局の周辺回路としてバスインターフェースを持つデバイスを接続し、
前記通信用スレーブICのインターフェース回路は、前記周辺回路を制御するためのコントロール信号、リード信号、ライト信号を生成する回路を備え、
前記インターフェース回路により、制御アドレスと制御データの対で前記周辺回路に対してアクセスすることを特徴とする請求項1記載の同期シリアルバスシステム。 - 前記動作モードが第三の動作モードのときには、
前記二次局の周辺回路としてシリアルインターフェースを持つデバイスを接続し、
前記通信用スレーブICのインターフェース回路は、前記周辺回路を制御するためのコントロール信号、シリアルクロック、シリアルデータを送受信するための回路を備え、
前記インターフェース回路により、シリアルインターフェース設定データおよびシリアル送信データにより周辺回路に対してアクセスを行うことを特徴とする請求項1記載の同期シリアルバスシステム。 - 前記一次局が複数の二次局に対して送信する指令データに前記通信用スレーブICの動作モード設定入力の設定を読み出すための動作モード読み出し信号を出力し、
前記通信用スレーブICは、前記動作モード読み出し信号を受信したときは、全てのインターフェース回路を無効とし、前記一次局に対して動作モード設定入力の設定を応答データとして送信することを特徴とする請求項1記載の同期シリアルバスシステム。 - 一次局と複数の二次局間とが複数の通信路で接続され、
前記一次局は、前記複数の二次局に対し指令データを送信する複数の第一データ送信回路と、前記複数の二次局より送信される応答データを受信する複数の第一データ受信回路と、前記指令データと前記応答データを格納する第一送受信メモリと、前記第一送受信メモリに書き込まれた前記指令データと前記応答データを読み出したり書き込んだりする第一DMA制御回路とを有する通信用マスタICと、演算処理を行いシステム全体の制御を行うためのマスタCPUとを有し、
前記二次局は、前記一次局からの指令データを受信するための第二データ受信回路と、前記一次局に対して応答データを送信するための第二データ送信回路と、前記指令データと前記応答データを格納する第二送受信メモリと、前記第二送受信メモリに書き込まれた指令データと応答データを読み出したり書き込んだりする第二DMA制御回路とを有する通信用スレーブICと、前記通信用スレーブICに接続された周辺回路とを有し、
前記一次局から複数の二次局に対してシリアルクロックと該シリアルクロックに同期して前記指令データを送信し、前記複数の二次局から一次局に対して前記シリアルクロックに同期して前記応答データを送信する同期シリアルバスシステムの二次局制御方法において、
前記通信用スレーブICは、様々な周辺回路を直接制御するための複数のインターフェース回路を切り替えるため動作モードを設定し、
前記複数のインターフェース回路の有効・無効を設定し、
前記動作モードの設定により、前記第二送受信メモリのメモリマップを有効となっているインターフェース回路に最適になるようにマッピングし、
前記通信用スレーブICにて接続されている周辺回路に直接アクセスすることを特徴とする同期シリアスバスシステムの二次局制御方法。 - 前記動作モードは第一、第二、第三の動作モードの3種類であることを特徴とする請求項7記載の同期シリアルバスシステムの二次局制御方法。
- 前記動作モードが第一の動作モードのときには、
前記二次局の周辺回路としてCPUを接続し、
前記通信用スレーブICのインターフェース回路は、前記周辺回路からの制御信号を受け前記第二送受信メモリに対してデータの読み書きを行い、
制御データのみで前記周辺回路に対してアクセスすることを特徴とする請求項7記載の同期シリアルバスシステムの二次局制御方法。 - 前記動作モードが第二の動作モードのときには、
前記二次局の周辺回路としてバスインターフェースを持つデバイスを接続し、
前記通信用スレーブICのインターフェース回路は、前記周辺回路を制御するためのコントロール信号、リード信号、ライト信号を生成し、
制御アドレスと制御データの対で前記周辺回路に対してアクセスすることを特徴とする請求項7記載の同期シリアルバスシステムの二次局制御方法。 - 前記動作モードが第三の動作モードのときには、
前記二次局の周辺回路としてシリアルインターフェースを持つデバイスを接続し、
前記通信用スレーブICのインターフェース回路は、前記周辺回路を制御するためのコントロール信号、シリアルクロック、シリアルデータを送受信し、
シリアルインターフェース設定データおよびシリアル送信データにより周辺回路に対してアクセスを行うことを特徴とする請求項7記載の同期シリアルバスシステムの二次局制御方法。 - 前記一次局が複数の二次局に対して送信する指令データに前記通信用スレーブICの動作モード設定入力の設定を読み出すための動作モード読み出し信号を出力し、
前記通信用スレーブICは、前記動作モード読み出し信号を受信したときは、全てのインターフェース回路を無効とし、前記一次局に対して動作モード設定入力の設定を応答データとして送信することを特徴とする請求項7記載の同期シリアルバスシステムの二次局制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007012371A JP2008181182A (ja) | 2007-01-23 | 2007-01-23 | 同期シリアルバスシステムおよびその二次局制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007012371A JP2008181182A (ja) | 2007-01-23 | 2007-01-23 | 同期シリアルバスシステムおよびその二次局制御方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008181182A true JP2008181182A (ja) | 2008-08-07 |
Family
ID=39725063
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007012371A Pending JP2008181182A (ja) | 2007-01-23 | 2007-01-23 | 同期シリアルバスシステムおよびその二次局制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2008181182A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015014967A (ja) * | 2013-07-05 | 2015-01-22 | 富士通コンポーネント株式会社 | 通信装置、および通信システム並びに通信方法 |
CN111817743A (zh) * | 2020-07-08 | 2020-10-23 | 广东奥普特科技股份有限公司 | 一种并口通信电路 |
CN118540181A (zh) * | 2024-07-25 | 2024-08-23 | 杭州康奋威科技股份有限公司 | 一种csbs物流小车通讯方法 |
-
2007
- 2007-01-23 JP JP2007012371A patent/JP2008181182A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015014967A (ja) * | 2013-07-05 | 2015-01-22 | 富士通コンポーネント株式会社 | 通信装置、および通信システム並びに通信方法 |
CN111817743A (zh) * | 2020-07-08 | 2020-10-23 | 广东奥普特科技股份有限公司 | 一种并口通信电路 |
CN118540181A (zh) * | 2024-07-25 | 2024-08-23 | 杭州康奋威科技股份有限公司 | 一种csbs物流小车通讯方法 |
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