JP2008180228A - ロータリ式流体機械 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】主軸受部材(50)と副軸受部材(70)には、それぞれの筒状部(52,72)に軸受メタル(60,80)が圧入される。各筒状部(52,72)の内周面である保持面(53,73)には、凹溝部(91)が形成される。軸受メタル(60,80)のうち凹溝部(91)の側方に位置する部分は、その外周面が筒状部(52,72)と接触しない低剛性部分(96)となる。圧縮機(10)の運転中に駆動軸(20)の主軸部(21,22)が変形すると、それに沿って軸受メタル(60,80)の低剛性部分(96)が変形し、主軸部(21,22)と軸受メタル(60,80)との接触が回避される。
【選択図】図5
Description
請求項1,6,11及び15の発明では、シリンダ(31)内にピストン(33)を配置することで流体室(40)が形成される。ピストン(33)は、回転軸(20)の偏心部(23)と係合し、シリンダ(31)内を移動する。流体室(40)は、ブレード(34)によって高圧側と低圧側に仕切られている。シリンダ(31)内でピストン(33)が移動すると、流体室(40)における高圧側の容積と低圧側の容積が変化する。軸受部材(50,70)は滑り軸受を構成し、この滑り軸受が回転軸(20)の主軸部(21,22)を回転自在に支持する。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。本実施形態は、本発明に係るロータリ式流体機械により構成された圧縮機(10)である。この圧縮機(10)は、冷凍装置の冷媒回路に設けられて冷媒を圧縮するために用いられる。
図1に示すように、本実施形態の圧縮機(10)は、いわゆる全密閉型に構成されている。この圧縮機(10)は、上下に長い円筒形の密閉容器状に形成されたケーシング(11)を備えている。ケーシング(11)の内部には、圧縮機構(30)と、駆動軸(20)と、電動機(15)とが収納されている。このケーシング(11)内では、電動機(15)の下方に圧縮機構(30)が配置されている。
上記圧縮機構(30)は、いわゆる揺動ピストン型に構成されている。
上記圧縮機(10)の運転動作について説明する。
本実施形態では、圧縮機(10)の運転中に回転軸の主軸部(21,22)が弾性変形した場合であっても、変形した主軸部(21,22)の外周面に沿うように軸受メタル(60,80)の軸受面(90)が変形する。
本実施形態1では、図6に示すように、筒状部(52,72)の保持面(53,73)における周方向の一部に凹溝部(91)を形成してもよい。ここで、圧縮機(10)の運転中において、駆動軸(20)に対しては、ある程度決まった方向だけに荷重が作用する。このため、駆動軸(20)の主軸部(21,22)は、概ね同図における右斜め下方向へ撓んだ状態で回転する。そこで、この主軸部(21,22)が撓む方向を考慮し、筒状部(52,72)の保持面(53,73)には、同図における真下から右へ約120°に亘る領域だけに凹溝部(91)を形成してもよい。
本実施形態1では、図7に示すように、軸受メタル(60,80)を全長に亘って肉厚が一定の円筒状に形成してもよい。
本実施形態1では、主軸受部材(50)又は副軸受部材(70)の何れか一方だけに凹溝部(91)を形成してもよい。例えば、組立公差や寸法精度の設定次第では、主軸受部材(50)の軸受メタル(60)と第1主軸部(21)が直接接触する可能性は高いが、副軸受部材(70)の軸受メタル(80)と第2主軸部(22)が直接接触する可能性は殆ど無いという場合もあり得る。従って、このような場合には、主軸受部材(50)の筒状部(52)だけに凹溝部(91)を形成すれば、軸受メタル(60)と第1主軸部(21)の直接接触を回避でき、第1主軸部(21)の“焼け”や“焼き付き”を防止できる。
本発明の実施形態2は、上記実施形態1が主軸受部材(50)や副軸受部材(70)に凹溝部(91)を形成しているのに代えて、軸受メタル(60,80)に凹溝部(92)を形成するものである。ここでは、本実施形態の圧縮機(10)について、上記実施形態1と異なる点を説明する。
本実施形態2では、図11に示すように、軸受メタル(60,80)の外周面における周方向の一部に凹溝部(92)を形成してもよい。ここで、圧縮機(10)の運転中において、駆動軸(20)に対しては、ある程度決まった方向だけに荷重が作用する。このため、駆動軸(20)の主軸部(21,22)は、概ね同図における右斜め下方向へ撓んだ状態で回転する。そこで、この主軸部(21,22)が撓む方向を考慮し、軸受メタル(60,80)の外周面には、同図における真下から右へ約120°に亘る領域だけに凹溝部(92)を形成してもよい。
本実施形態2では、図12に示すように、一つの軸受メタル(60,80)を二つの部分(65,66)で構成してもよい。同図には、主軸受部材(50)に設けられた軸受メタル(60)だけが示されている。そして、この軸受メタル(60)は、第1部分(65)と、第1部分(65)の下方に配置された第2部分(66)とによって構成されている。第1部分(65)と第2部分(66)とは、何れも円筒状に形成されている。凹溝部(92)は、第2部分(66)を外周側から掘り下げることにより形成されている。そして、第2部分(66)は、その上部の肉厚が下部の肉厚よりも薄くなっており、この部分が低剛性部分(97)となっている。
本実施形態2では、図13に示すように、軸受メタル(60,80)を全長に亘って肉厚が一定の円筒状に形成してもよい。
本実施形態2では、主軸受部材(50)又は副軸受部材(70)の何れか一方の軸受メタル(60,80)だけに凹溝部(92)を形成してもよい。例えば、組立公差や寸法精度の設定次第では、主軸受部材(50)の軸受メタル(60)と第1主軸部(21)が直接接触する可能性は高いが、副軸受部材(70)の軸受メタル(80)と第2主軸部(22)が直接接触する可能性は殆ど無いという場合もあり得る。従って、このような場合には、主軸受部材(50)の軸受メタル(60)だけに凹溝部(92)を形成すれば、軸受メタル(60)と第1主軸部(21)の直接接触を回避でき、第1主軸部(21)の“焼け”や“焼き付き”を防止できる。
本発明の実施形態3は、上記実施形態1が主軸受部材(50)や副軸受部材(70)における筒状部(52,72)の内周面に凹溝部(91)を形成しているのに代えて、筒状部(52,72)の外周面に凹溝部(93)を形成するものである。ここでは、本実施形態の圧縮機(10)について、上記実施形態1と異なる点を説明する。
本実施形態3では、図18に示すように、主軸受部材(50)や副軸受部材(70)において、筒状部(52,72)は、その全長に亘って内径が一定となっていてもよい。
本実施形態2では、主軸受部材(50)又は副軸受部材(70)の何れか一方の筒状部(52,72)だけに凹溝部(93)を形成してもよい。例えば、組立公差や寸法精度の設定次第では、主軸受部材(50)の筒状部(52)と第1主軸部(21)が直接接触する可能性は高いが、副軸受部材(70)の筒状部(72)と第2主軸部(22)が直接接触する可能性は殆ど無いという場合もあり得る。従って、このような場合には、主軸受部材(50)の筒状部(52)だけに凹溝部(93)を形成すれば、筒状部(52)と第1主軸部(21)の直接接触を回避でき、第1主軸部(21)の“焼け”や“焼き付き”を防止できる。
本発明の実施形態4は、上記実施形態1が凹溝部(91)を主軸受部材(50)や副軸受部材(70)に形成しているのに代えて、段部(94)を主軸受部材(50)や副軸受部材(70)に形成し、併せて軸受メタル(60,80)に嵌合部(95)を形成したものである。ここでは、本実施形態の圧縮機(10)について、上記実施形態1と異なる点を説明する。
本実施形態4では、図22に示すように、軸受部材(50,70)の保持面(53,73)における周方向の一部に段部(94)を形成すると共に、この段部(94)に対応して、軸受メタル(60,80)における周方向の一部に嵌合部(95)を形成してもよい。
本実施形態4では、図23に示すように、軸受メタル(60,80)の端部に末端部分(62,82)を形成せずに、軸受メタル(60,80)の内面を段差の無い円周面にしてもよい。
本実施形態4では、主軸受部材(50)だけに段部(94)を形成すると共に、この主軸受部材(50)に設けられる軸受メタル(60)だけに嵌合部(95)を形成してもよい。また、これとは逆に、副軸受部材(70)だけに段部(94)を形成すると共に、この副軸受部材(70)に設けられる軸受メタル(80)だけに嵌合部(95)を形成してもよい。
−第1変形例−
上記の各実施形態では圧縮機構(30)を揺動ピストン形に構成しているが、これに代えて、圧縮機構(30)をローリングピストン型に構成してもよい。ここでは、本変形例の圧縮機構(30)について、上記各実施形態と異なる点を説明する。
上記の各実施形態では圧縮機構(30)にシリンダ(31)とピストン(33)を一組だけ設けているが、図25に示すように、二組のシリンダ(31)とピストン(33)を一つの圧縮機構(30)に設けてもよい。尚、同図は、本変形例を上記実施形態1に適用したものを示している。
上記の各実施形態では本発明に係るロータリ式流体機械によって圧縮機を構成しているが、このロータリ式流体機械によって膨張機を構成するようにしてもよい。この場合、シリンダ(31)内の流体室(40)へ高圧流体を導入すると、この高圧流体によってピストン(33)が押し動かされ、高圧流体の内部エネルギが回転軸(20)の回転動力に変換される。
21 第1主軸部
22 第2主軸部
23 偏心部
24 第1給油溝
25 第2給油溝
31 シリンダ
33 ピストン
34 ブレード
40 圧縮室(流体室)
50 軸受部材
52 筒状部
53 保持面
54 本体部分
55 末端部分
56 支持部分
57 非支持部分
60 軸受メタル
61 本体部分
62 末端部分
63 支持部分
64 非支持部分
70 軸受部材
72 筒状部
73 保持面
74 本体部分
75 末端部分
76 支持部分
77 非支持部分
80 軸受メタル
81 本体部分
82 末端部分
83 支持部分
84 非支持部分
90 軸受面
91 凹溝部
92 凹溝部
93 凹溝部
94 段部
95 嵌合部
Claims (19)
- シリンダ(31)と、主軸部(21,22)と該主軸部(21,22)に対して偏心した偏心部(23)とを有する回転軸(20)と、上記主軸部(21,22)を支持するための滑り軸受を構成して上記シリンダ(31)に隣接する軸受部材(50,70)と、上記偏心部(23)に係合すると共に上記シリンダ(31)内に配置されて流体室(40)を形成するピストン(33)と、上記流体室(40)を高圧側と低圧側に仕切るためのブレード(34)とを備えるロータリ式流体機械であって、
上記軸受部材(50,70)は、内周面が軸受面(90)になる軸受メタル(60,80)を備え、
上記軸受メタル(60,80)の外周面に接する上記軸受部材(50,70)の保持面(53,73)には、該保持面(53,73)の周方向へ延びる溝状の凹溝部(91)が上記シリンダ(31)寄りの位置に形成されているロータリ式流体機械。 - 請求項1に記載のロータリ式流体機械において、
凹溝部(91)は、軸受部材(50,70)の保持面(53,73)の全周に亘って形成されているロータリ式流体機械。 - 請求項1又は2に記載のロータリ式流体機械において、
軸受メタル(60,80)には、主軸部(21,22)からの荷重を受ける支持部分(63,83)と、該支持部分(63,83)のシリンダ(31)側の末端に連続して形成されて上記主軸部(21,22)からの荷重を受けない非支持部分(64,84)とが設けられる一方、
凹溝部(91)は、その一部が上記軸受メタル(60,80)の非支持部分(64,84)とオーバーラップする位置に形成されているロータリ式流体機械。 - 請求項1又は2に記載のロータリ式流体機械において、
軸受メタル(60,80)には、内周面が軸受面(90)になる本体部分(61,81)と、該本体部分(61,81)のシリンダ(31)側の末端に連続して形成されて上記本体部分(61,81)よりも内径の大きい末端部分(62,82)とが設けられる一方、
凹溝部(91)は、その一部が上記軸受メタル(60,80)の末端部分(62,82)とオーバーラップする位置に形成されているロータリ式流体機械。 - 請求項1又は2に記載のロータリ式流体機械において、
主軸部(21,22)における偏心部(23)側の端部には、軸受部材(50,70)により構成された滑り軸受へ潤滑油を供給するための給油溝(24,25)が形成される一方、
凹溝部(91)は、その一部が上記主軸部(21,22)の給油溝(24,25)とオーバーラップする位置に形成されているロータリ式流体機械。 - シリンダ(31)と、主軸部(21,22)と該主軸部(21,22)に対して偏心した偏心部(23)とを有する回転軸(20)と、上記主軸部(21,22)を支持するための滑り軸受を構成して上記シリンダ(31)に隣接する軸受部材(50,70)と、上記偏心部(23)に係合すると共に上記シリンダ(31)内に配置されて流体室(40)を形成するピストン(33)と、上記流体室(40)を高圧側と低圧側に仕切るためのブレード(34)とを備えるロータリ式流体機械であって、
上記軸受部材(50,70)は、内周面が軸受面(90)になる軸受メタル(60,80)を備え、
上記軸受メタル(60,80)の外周面には、該外周面の周方向へ延びる溝状の凹溝部(92)が上記シリンダ(31)寄りの位置に形成されているロータリ式流体機械。 - 請求項6に記載のロータリ式流体機械において、
凹溝部(92)は、軸受メタル(60,80)の外周面の全周に亘って形成されているロータリ式流体機械。 - 請求項6又は7に記載のロータリ式流体機械において、
軸受メタル(60,80)には、主軸部(21,22)からの荷重を受ける支持部分(63,83)と、該支持部分(63,83)のシリンダ(31)側の末端に連続して形成されて上記主軸部(21,22)からの荷重を受けない非支持部分(64,84)とが設けられる一方、
凹溝部(92)は、上記支持部分(63,83)と上記非支持部分(64,84)の両方に亘って形成されているロータリ式流体機械。 - 請求項6又は7に記載のロータリ式流体機械において、
軸受メタル(60,80)には、内周面が軸受面(90)になる本体部分(61,81)と、該本体部分(61,81)のシリンダ(31)側の末端に連続して形成されて上記本体部分(61,81)よりも内径の大きい末端部分(62,82)とが設けられる一方、
凹溝部(92)は、上記本体部分(61,81)と上記末端部分(62,82)の両方に亘って形成されているロータリ式流体機械。 - 請求項6又は7に記載のロータリ式流体機械において、
主軸部(21,22)における偏心部(23)側の端部には、軸受部材(50,70)により構成された滑り軸受へ潤滑油を供給するための給油溝(24,25)が形成される一方、
凹溝部(92)は、その一部が上記主軸部(21,22)の給油溝(24,25)とオーバーラップする位置に形成されているロータリ式流体機械。 - シリンダ(31)と、主軸部(21,22)と該主軸部(21,22)に対して偏心した偏心部(23)とを有する回転軸(20)と、上記主軸部(21,22)を支持するための滑り軸受を構成して上記シリンダ(31)に隣接する軸受部材(50,70)と、上記偏心部(23)に係合すると共に上記シリンダ(31)内に配置されて流体室(40)を形成するピストン(33)と、上記流体室(40)を高圧側と低圧側に仕切るためのブレード(34)とを備えるロータリ式流体機械であって、
上記軸受部材(50,70)には、内周面が軸受面(90)となる円筒状の筒状部(52,72)が形成され、
上記筒状部(52,72)の外周面には、該外周面の周方向へ延びる溝状の凹溝部(93)が上記シリンダ(31)寄りの位置に形成されているロータリ式流体機械。 - 請求項11に記載のロータリ式流体機械において、
筒状部(52,72)には、主軸部(21,22)からの荷重を受ける支持部分(56,76)と、該支持部分(56,76)のシリンダ(31)側の末端に連続して形成されて上記主軸部(21,22)からの荷重を受けない非支持部分(57,77)とが設けられる一方、
凹溝部(93)は、上記支持部分(56,76)と上記非支持部分(57,77)の両方に亘って形成されているロータリ式流体機械。 - 請求項11に記載のロータリ式流体機械において、
筒状部(52,72)には、内周面が軸受面(90)になる本体部分(54,74)と、該本体部分(54,74)のシリンダ(31)側の末端に連続して形成されて上記本体部分(54,74)よりも内径の大きい末端部分(55,75)とが設けられる一方、
凹溝部(93)は、上記本体部分(54,74)と上記末端部分(55,75)の両方に亘って形成されているロータリ式流体機械。 - 請求項12に記載のロータリ式流体機械において、
主軸部(21,22)における偏心部(23)側の端部には、軸受部材(50,70)により構成された滑り軸受へ潤滑油を供給するための給油溝(24,25)が形成される一方、
凹溝部(93)は、その一部が上記主軸部(21,22)の給油溝(24,25)とオーバーラップする位置に形成されているロータリ式流体機械。 - シリンダ(31)と、主軸部(21,22)と該主軸部(21,22)に対して偏心した偏心部(23)とを有する回転軸(20)と、上記主軸部(21,22)を支持するための滑り軸受を構成して上記シリンダ(31)に隣接する軸受部材(50,70)と、上記偏心部(23)に係合すると共に上記シリンダ(31)内に配置されて流体室(40)を形成するピストン(33)と、上記流体室(40)を高圧側と低圧側に仕切るためのブレード(34)とを備えるロータリ式流体機械であって、
上記軸受部材(50,70)は、内周面が軸受面(90)になる軸受メタル(60,80)を備え、
上記軸受メタル(60,80)の外周面に接する上記軸受部材(50,70)の保持面(53,73)には、該保持面(53,73)のシリンダ(31)側の末端から所定長さに亘って段部(94)が形成され、
上記軸受メタル(60,80)のシリンダ(31)側の端部には、フランジ状に突出して上記軸受部材(50,70)の段部(94)に嵌合する嵌合部(95)が形成され、
上記主軸部(21,22)の軸方向において、上記軸受メタル(60,80)の嵌合部(95)の長さが上記軸受部材(50,70)の段部(94)の長さよりも短くなっているロータリ式流体機械。 - 請求項15に記載のロータリ式流体機械において、
段部(94)が軸受部材(50,70)の保持面(53,73)の全周に亘って形成され、
嵌合部(95)が軸受メタル(60,80)の全周に亘って形成されているロータリ式流体機械。 - 請求項15又は16に記載のロータリ式流体機械において、
軸受メタル(60,80)には、主軸部(21,22)からの荷重を受ける支持部分(63,83)と、該支持部分(63,83)のシリンダ(31)側の末端に連続して形成されて上記主軸部(21,22)からの荷重を受けない非支持部分(64,84)とが設けられる一方、
上記主軸部(21,22)の軸方向において、上記非支持部分(64,84)の長さは、上記軸受メタル(60,80)の嵌合部(95)の長さよりも長く、上記軸受部材(50,70)の段部(94)の長さよりも短くなっているロータリ式流体機械。 - 請求項15又は16に記載のロータリ式流体機械において、
軸受メタル(60,80)には、内周面が軸受面(90)になる本体部分(61,81)と、該本体部分(61,81)のシリンダ(31)側の末端に連続して形成されて上記本体部分(61,81)よりも内径の大きい末端部分(62,82)とが設けられる一方、
上記主軸部(21,22)の軸方向において、上記末端部分(62,82)の長さは、上記軸受メタル(60,80)の嵌合部(95)の長さよりも長く、上記軸受部材(50,70)の段部(94)の長さよりも短くなっているロータリ式流体機械。 - 請求項15又は16に記載のロータリ式流体機械において、
主軸部(21,22)における偏心部(23)側の端部には、軸受部材(50,70)により構成された滑り軸受へ潤滑油を供給するための給油溝(24,25)が形成される一方、
上記主軸部(21,22)の軸方向において、上記給油溝(24,25)の長さは、上記軸受メタル(60,80)の嵌合部(95)の長さよりも長く、上記軸受部材(50,70)の段部(94)の長さよりも短くなっているロータリ式流体機械。
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