JP2008180151A - 過給機付内燃機関 - Google Patents

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Abstract

【課題】過給機付内燃機関において、駆動機構格納室の温度を上昇させ、付着したHCを蒸発させ、ノズルベーンを動作させる駆動機構にデポジットが堆積することを抑制する技術を提供する。
【解決手段】タービンと、ノズルベーンと、を有する可変容量型ターボチャージャを備えた内燃機関であって、ノズルベーンを動作させる駆動機構を格納し、ノズルベーンが配置された空間及びタービンハウジングの外部と壁で隔てられ且つ壁面で囲まれた空間であって、ノズルベーンが配置された空間へ通じる隙間及びタービンハウジングの外部へ通じる隙間が存在するリンク室50と、可変容量型ターボチャージャに流入する排気中に燃料を供給する燃料添加弁11と、燃料添加弁11により燃料が供給される場合に、主噴射を遅角してリンク室50の温度を、燃料が供給されない場合よりも上昇させる手段と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、過給機付内燃機関に関する。
内燃機関においては、内燃機関から排出される排気のエネルギを利用して駆動されるターボチャージャを備える場合がある。ターボチャージャを備えることで、内燃機関の気筒内への吸入空気の充填効率を向上させて機関出力を向上させている。
そして、ターボチャージャの中には、可変容量型ターボチャージャと呼ばれるものがある。可変容量型ターボチャージャは、例えば内燃機関の低回転運転領域のように排気の量が少ない場合でも、ノズルベーンの開度を閉方向に変更することで、排気の流速を高め、タービンの回転速度及び回転力を増加させることができるものである。これにより、コンプレッサの回転速度及び回転力が増加し、吸入空気の密度を高め、気筒内への吸入空気の充填効率を向上させることができるものである。
ここで、ノズルベーンは、スクロール室内に配置され、スクロール室外から延びるベーンシャフトを介して駆動される。ベーンシャフトは、例えばリンク機構により動作させられるため、スクロール室外にはリンク機構を格納するリンク室が設けられる。つまり、スクロール室とリンク室が隣り合い、その間を壁で隔てるようにしている。そして、該壁にはベーンシャフトが壁を貫通するための孔が開けられており、さらにはベーンシャフトの作動を壁が阻害しないようにするためにベーンシャフトと孔との間には僅かな隙間(以下、ベーンシャフト隙間という)が存在する。
さらに、リンク機構は可変容量型ターボチャージャの外部からリンクシャフトにより操作されるため、リンク室は外部と壁で隔てられている。そして、該壁にはリンクシャフトが壁を貫通するための孔が開けられており、さらにはリンクシャフトの作動を壁が阻害しないようにするためにリンクシャフトと孔との間には僅かな隙間(以下、リンクシャフト隙間という)が存在する。
ところで、大気圧よりも可変容量型ターボチャージャのタービンハウジング内部の排気の圧力が高いと、排気がスクロール室からベーンシャフト隙間、リンク室、リンクシャフト隙間、外部の順に流れる。このため、この排気の流れに乗って、排気中のHCがリンク室等に入り込んでしまう。そして、リンク室等に入り込んだHCは壁面等に付着し、変質してデポジットとして堆積する。
特に、可変容量型ターボチャージャのタービンハウジングよりも下流側の排気通路に排気浄化装置を備えていると、可変容量型ターボチャージャのタービンハウジングよりも上流側の排気中に燃料を添加する場合がある。このような燃料の添加が実行されると、リンク室等に入り込むHC量が増加する。
そして、リンク室等にデポジットが堆積すると、デポジットによってリンク機構の作動が制限されるおそれがある。これにより、所望の過給圧が得られなくなるおそれがある。
ここで、デポジットは、リンク室等に入り込んだHCが付着することで生成される。そこで、リンク室の側壁に低熱伝導部を設け、リンク室の温度低下を抑制してHCの付着を抑制し、デポジットの生成を抑制する技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−194135号公報 特開2006−220131号公報 特開2003−49675号公報
しかしながら、上記従来技術のようにリンク室の温度低下を抑制しても、例えば外気温や冷却水温が著しく低い時にはリンク室自体の持っている熱量が小さいため、リンク室の温度がHCの付着を抑制できる程高温でない場合がある。
本発明の目的は、過給機付内燃機関において、駆動機構格納室の温度を上昇させ、付着したHCを蒸発させ、ノズルベーンを動作させる駆動機構にデポジットが堆積することを抑制する技術を提供することにある。
本発明にあっては、以下の構成を採用する。すなわち、
排気が吹き付けられるタービンと、開度を変更することにより前記タービンに吹き付けられる排気の流速を変更するノズルベーンと、を有する可変容量型ターボチャージャを備えた内燃機関であって、
前記ノズルベーンを動作させる駆動機構を格納し、前記ノズルベーンが配置された空間及びタービンハウジングの外部と壁で隔てられ且つ壁面で囲まれた空間であって、前記ノズルベーンが配置された空間へ通じる隙間及び前記タービンハウジングの外部へ通じる隙間が存在する駆動機構格納室と、
排気浄化触媒で還元剤を反応させるために、前記可変容量型ターボチャージャに流入する排気中に還元剤を供給する還元剤供給手段と、
前記還元剤供給手段により還元剤が供給される場合に、前記駆動機構格納室の温度を、還元剤が供給されない場合よりも上昇させる温度上昇手段と、
を備えることを特徴とする過給機付内燃機関である。
ノズルベーンを動作させる駆動機構は、駆動機構格納室に格納され、ノズルベーンを動作させるために可変容量型ターボチャージャのタービンハウジングの外部からの動力を得て作動する。このため、外部からの動力をノズルベーンまで伝達するために、ノズルベーンが配置された空間と駆動機構格納室とを隔てる壁や駆動機構格納室と外部とを隔てる壁には例えば動力を伝達するシャフトと該シャフトが貫通する孔との間の隙間が存在する。
この隙間が存在すると、大気の圧力よりも高い圧力の排気が流れるノズルベーンが配置された空間から、駆動機構格納室を介し外部に向けて排気が流れる。そうすると、排気中のHCが駆動機構格納室に入り込み、壁面等に付着し変質してデポジットとして堆積するおそれがある。
そこで、本発明では、還元剤が供給される場合に、駆動機構格納室の温度を、還元剤が供給されない場合よりも上昇させるようにした。
これによると、還元剤供給時に排気中のHC量が多くなり、当該HCが駆動機構格納室に入り込んだとしても、駆動機構格納室の温度が上昇しており、駆動機構格納室内に付着したHCを蒸発させるので、HCが蒸発してデポジットとして堆積しない。これにより、ノズルベーンを動作させる駆動機構にデポジットが堆積することを抑制できる。
なお、還元剤供給手段は、例えば内燃機関の気筒内から還元剤を多く含んだ排気を排出させたり、排気中に還元剤を噴射したりして排気中に還元剤を供給する。この還元剤は排
気浄化触媒において反応させられるが、この排気浄化触媒は可変容量型ターボチャージャよりも下流側の排気通路に備えられているとよい。
前記温度上昇手段は、内燃機関の気筒内に燃料を噴射する主噴射を遅角して排気の温度を上昇させ、前記駆動機構格納室の温度を上昇させるとよい。
また、前記温度上昇手段は、前記可変容量型ターボチャージャ内を冷却するために循環する冷却媒体の循環を停止させ、前記駆動機構格納室の温度を上昇させるとよい。
これらによると、駆動機構格納室の温度を上昇させることができる。よって、駆動機構格納室に付着したHCを蒸発させることができる。
前記還元剤供給手段により供給される還元剤の量を算出する還元剤量算出手段を設け、
前記還元剤量算出手段が算出する還元剤の量が所定量よりも多い場合に、前記温度上昇手段により前記駆動機構格納室の温度を上昇させるとよい。
これによると、還元剤量算出手段が算出する還元剤の量が所定量よりも多い場合に、温度上昇手段によって駆動機構格納室の温度を上昇させることができる。なお、所定量とは、駆動機構格納室内に流入するHC量が、HCが壁面等に付着して変質してデポジットとして堆積しない上限の閾値の量である。
前記駆動機構格納室の温度を検知する温度検知手段を設け、
前記温度検知手段が検知する温度が所定温度よりも低い場合に、前記温度上昇手段により前記駆動機構格納室の温度を上昇させるとよい。
これによると、温度検知手段が検知する温度が所定温度よりも低い場合に、温度上昇手段によって駆動機構格納室の温度を上昇させることができる。なお、所定温度とは、駆動機構格納室の温度が、HCが壁面等に付着しない下限の閾値の温度である。また、温度検知手段が検知する温度は駆動機構格納室自体の温度でもよいし、駆動機構格納室近傍の温度でもよい。
本発明によると、過給機付内燃機関において、駆動機構格納室の温度を上昇させ、付着したHCを蒸発させ、ノズルベーンを動作させる駆動機構にデポジットが堆積することを抑制できる。
以下に本発明の具体的な実施例を説明する。
<実施例1>
図1は、本実施例に係る過給機付内燃機関とその吸・排気系の概略構成を示す図である。
図1に示す内燃機関1は、ディーゼルエンジンである。内燃機関1は、気筒2内へ直接燃料を噴射可能な燃料噴射弁を備えている。
内燃機関1には、気筒2内へ空気を導く吸気通路3が接続されている。吸気通路3の途中には、遠心過給器(ターボチャージャ)4のコンプレッサハウジング40とインタークーラ8が配置されている。
コンプレッサハウジング40により過給された吸気は、インタークーラ8により冷却された後に気筒2内へ導かれるようになっている。気筒2内へ導かれた吸気は、気筒2内に配置された燃料噴射弁から噴射された燃料とともに気筒2内で着火及び燃焼される。
また、内燃機関1には、気筒2内で燃焼されたガスが排出される排気通路9が接続されている。排気通路9の途中には、ターボチャージャ4のタービンハウジング41と排気浄化装置10が配置されている。
気筒2内で燃焼されたガスは、排気通路9へ排出される。排気通路9へ排出された排気は、排気通路9の途中に配置されたタービンハウジング41及び排気浄化装置10を経由して大気中へ放出される。
タービンハウジング41には、後述するノズルベーン63を動作させるための駆動機構を格納するためのリンク室50を備えており、該リンク室50内の駆動機構はリンクロッド51を介してアクチュエータ52と接続されている。
排気浄化装置10としては、酸化能とNOx吸蔵能を有する吸蔵還元型NOx触媒、酸化能とPM捕集能を有するパティキュレートフィルタ、或いは、吸蔵還元型NOx触媒が担持されたパティキュレートフィルタ等を例示することができる。
また、タービンハウジング41よりも上流側の排気通路9には、排気中に還元剤たる燃料を添加する燃料添加弁11が配置されている。燃料添加弁11から添加された燃料は、タービンハウジング41を経て排気浄化装置10に到達し、排気浄化装置10において反応させられる。なお、本実施例における燃料添加弁11が、本発明の還元剤供給手段に相当する。
ここで、本実施例におけるターボチャージャ4は、可変容量型ターボチャージャである。このターボチャージャ4の具体的な構成について図2を参照して説明する。ここで、図2(a)はターボチャージャの構成を示す断面図であり、図2(b)はターボチャージャの可変ノズル機構を示す図である。
ターボチャージャ4は、コンプレッサハウジング40とタービンハウジング41とセンタハウジング42とを備えて構成されている。コンプレッサハウジング40は吸気通路3の途中に設けられ、コンプレッサハウジング40の内部は吸気通路3の一部を構成している。また、タービンハウジング41は排気通路9の途中に設けられ、タービンハウジング41の内部は排気通路9の一部を構成している。そして、コンプレッサハウジング40とタービンハウジング41とは、センタハウジング42を介して連結されている。
コンプレッサハウジング40内には複数の羽を持ったコンプレッサ43が備えられている。また、タービンハウジング41内には複数の羽を持ったタービン44が備えられている。コンプレッサ43とタービン44とは、センタハウジング42に格納されたロータシャフト45を介して連結されている。
また、タービンハウジング41内には、タービン44の外周を包囲する渦巻状のスクロール室46が形成されている。
さらに、タービンハウジング41内には、可変ノズル機構60が内装されている。可変ノズル機構60は、図2(b)に示すようにリング状に形成されたリングプレート61を備えている。このリングプレート61は、不図示のボルトによってタービンハウジング41に固定されている。そして、リングプレート61には、複数のベーンシャフト62が該
リングプレート61の円心を中心として等角度毎に設けられている。
各ベーンシャフト62は、リングプレート61をその厚さ方向に貫通して回転可能に支持されている。各ベーンシャフト62のスクロール室46側の一端には、ノズルベーン63が固定されている。一方、ベーンシャフト62の他端には、ベーンシャフト62と直交してリングプレート61の外縁部へ延びるベーンアーム64が固定されている。ベーンシャフト62とベーンアーム64とは、ベーンシャフト62の中心軸を中心として一体に回転可能となっている。
各ベーンアーム64とリングプレート61との間には、リングプレート61と重なり合うように環状の駆動リング65が設けられている。この駆動リング65は、その円心を中心に周方向へ回転可能となっている。また、駆動リング65には狭持部66が設けられ、リングプレート61外縁側に延びたベーンアーム64の端部が該狭持部66に狭持されている。この狭持部66によって、ベーンアーム64の端部が回転可能で且つ駆動リング65の直径方向に摺動可能となるように狭持されている。
このように構成された可変ノズル機構60では、駆動リング65がその円心を中心に回転すると、狭持部66に狭持されているベーンアーム64の端部も一緒に回転しようとする。しかし、ベーンアーム64はベーンシャフト62を中心に回転することしかできないので、各ベーンアーム64の端部がベーンシャフト62を中心として回転しつつ狭持部66内を駆動リング65の直径方向に移動する。その結果、ベーンアーム64がベーンシャフト62を回転させ、ベーンシャフト62の回転に同期してノズルベーン63がベーンシャフト62を中心に回転することになる。
次に、可変ノズル機構60の駆動、すなわち、駆動リング65の回転駆動を行うリンク機構70について説明する。駆動リング65には、ベーンアーム64と同形状の駆動アーム71の一端を狭持する駆動アーム狭持部72が設けられている。この駆動アーム狭持部72は、狭持部66と同様に駆動アーム71の一端を摺動可能且つ回転可能に狭持している。
そして、駆動アーム71の他端側には、ベーンシャフト62の中心軸と同方向の中心軸を持つリンクシャフト73の一端が固定されている。リンクシャフト73は、コンプレッサハウジング40側に延びてセンタハウジング42を貫通しており、リンクシャフト73の他端がタービンハウジング41の外部に晒されている。そして、リンクシャフト73は、センタハウジング42に圧入されたガイド47により回転可能に支持されている。リンクシャフト73の他端側は、その一部が該リンクシャフト73の回転軸と直交する方向に延びて駆動リンク74を形成している。駆動リンク74には、リンクシャフト73の回転軸と平行する軸を持ったピン75が固定されている。さらに、ピン75はリンクロッド51を回転可能に支持している。
このように構成された可変ノズル機構60では、アクチュエータ52と接続されているリンクロッド51の進退動作により、駆動リンク74がリンクシャフト73を中心に回転される。駆動リンク74が回転すると、それに同期してリンクシャフト73が回転し、さらにリンクシャフト73の回転に伴って駆動アーム71が該リンクシャフト73を中心に回転する。その結果、駆動アーム71が駆動リング65を周方向に押し、該駆動リング65を回転させることになる。
以上述べたターボチャージャ4では、リンク機構70によってノズルベーン63の回転方向及び回転量(開度ともいう)を調節することにより、2つのノズルベーン63間の流路の向き、及び2つのノズルベーン63間の間隙を変更することが可能となる。すなわち
、ノズルベーン63の回転方向及び回転量を制御することにより、スクロール室46からタービン44に吹き付けられる排気の方向及び流速が調節されることになる。
なお、本実施例におけるリンク室50が、本発明の駆動機構格納室に相当する。また、本実施例におけるリンク室50内に格納されている可変ノズル機構60及びリンク機構70の一部(例えばベーンアーム64、駆動リング65、及び駆動アーム71)が、本発明の駆動機構格納室に格納される駆動機構に相当する。
以上述べたように構成された内燃機関1には、該内燃機関1を制御するための電子制御ユニットであるECU12が併設されている。ECU12は、内燃機関1の運転条件や運転者の要求に応じて該内燃機関1を制御するユニットである。
ECU12には、燃料添加弁11、アクチュエータ52等が電気配線を介して接続され、それらをECU12により制御することが可能になっている。
ところで、ベーンシャフト62を回転させるために、ベーンシャフト62とリングプレート61との間に隙間(ベーンシャフト隙間)が形成されている。同様に、リンクシャフト73を回転させるために、リンクシャフト73とガイド47との間に隙間(リンクシャフト隙間)が形成されている。
このため、大気圧よりも高い圧力の排気がタービンハウジング41内を流通する場合には、スクロール室圧、リンク室圧、大気圧の順に圧力が低くなるので、スクロール室46内の排気が、ベーンシャフト隙間を通ってリンク室50に流入する。さらに、リンク室50内の排気は、リンクシャフト隙間を通ってターボチャージャ4のタービンハウジング41の外部へ流出する。
このようにしてターボチャージャ4のタービンハウジング41の外部へ流出する排気の量は極少量であるが、長期間にわたり排気が流れることにより、排気中に含まれるHCがリンク室50内に付着する。そして、付着したHCは、変質してデポジットとして堆積し、リンク室50内に格納されている可変ノズル機構60及びリンク機構70の一部の作動が制限されるおそれがある。
特に、ターボチャージャ4よりも下流側の排気通路9に排気浄化装置10を備えているため、燃料添加弁11からターボチャージャ4よりも上流側の排気中に燃料を添加する。このような燃料の添加が実行される場合に、リンク室50内に入り込むHC量が増加する。
そこで、本実施例では、燃料添加弁11から所定量(Qad)Limitよりも多くの燃料が添加される場合に、内燃機関1の気筒2内に燃料を噴射する主噴射を遅角して排気の温度を上昇させ、リンク室50の温度を、燃料添加弁11から燃料が添加されない場合よりも上昇させるようにした。
これによると、燃料添加弁11から燃料を添加した時に、排気中のHC量が多くなり、当該HCがリンク室50に入り込んだとしても、リンク室50の温度が上昇しており、壁面や可変ノズル機構60及びリンク機構70の一部等に付着したHCは蒸発し、蒸発したHCはデポジットとして堆積しない。これにより、ノズルベーン63を動作させる可変ノズル機構60及びリンク機構70の一部にデポジットが堆積することを抑制できる。
ここで、本実施例のリンク室50の温度を上昇させる時の制御ルーチンについて、図3に示すフローチャートに基づいて説明する。なお、本ルーチンは、ECU12に予め記憶
されており、燃料添加制御ロジックに基づく燃料添加制御ごとに実行されるルーチンである。ここで、燃料添加制御ロジックは、排気浄化装置10の昇温制御や、排気浄化装置10に対するNOx還元処理時又は硫黄被毒回復制御時の空燃比低下制御、排気浄化装置10に対する硫黄被毒回復制御時又はフィルタ再生制御時の昇温制御等が考えられる。また、燃料添加制御は、各ロジックが一旦終了するまでの1単位の制御である。
ステップS101では、まず、ECU12は、機関回転数及び機関負荷を読み込む。機関回転数は内燃機関1に取り付けたセンサにより得ることができ、機関負荷はアクセルペダルの踏み込み量により得ることができる。
ステップS102では、ECU12は、燃料添加弁11から燃料添加された燃料を積算する。すなわち、機関回転数及び機関負荷、並びに予め定められた燃料添加制御ロジックに基づいて、燃料添加弁11から燃料量Qadの燃料が添加される。燃料量Qadは燃料添加ロジックにおいて必要とされる夫々の燃料量である。そして、1回の燃料添加制御が継続されて行くに従い燃料量Qadを積算し、積算値ΣQadを算出する。この積算値ΣQadを算出する本ステップを実行するECU12が、本発明の還元剤量算出手段に相当する。なお、積算値ΣQadは、次回の燃料添加制御が実施される場合には一度0に戻される。
ステップS103では、ECU12は、積算値ΣQadが所定量(Qad)Limitよりも多くなったか否かを判断する。なお、所定量(Qad)Limitとは、リンク室内に流入するHC量が、HCが壁面等に付着して変質してデポジットとして堆積しない上限の閾値の量である。
ステップS103で肯定判定がなされた場合には、ステップS104へ進み、一方、否定判定がなされた場合には、本制御ルーチンを一旦終了する。
ステップS104では、ECU12は、内燃機関1の気筒2内に燃料を噴射する主噴射を遅角[−ΔInj]して排気の温度を上昇させる。なお、遅角期間は所定の一定期間に定められており、一定期間経過後には主噴射は正規時期に復帰させられる。
このようにして、燃料添加弁11から燃料が添加されて排気中のHCが多量に含まれている場合に、リンク室50の温度を上昇させることにより、リンク室50内に付着したHCを蒸発させることができる。したがって、図4に示すように、従来では破線Aで示すようにリンク室50内に付着したHC量が多量に存在するのに対し、本実施例では実線Bで示すように上記リンク室50の温度上昇制御によってリンク室50内に付着したHC量が低減される。なお、図4においては、時刻st1の時点で上記リンク室50の温度上昇制御が実施される場合が示してある。
<実施例2>
本実施例は、内燃機関1の気筒2内に燃料を噴射する主噴射を遅角して排気の温度を上昇させ、リンク室50の温度を上昇させるが、この際、リンク室50の温度に応じて、リンク室50の温度を上昇させるか否か判断する場合である。その他の構成は上記実施例と同様であるので説明を省略し、その特徴部分だけを説明する。
図5は、本実施例に係る過給機付内燃機関及びその吸・排気系の概略構成を示す図であり、図6は、本実施例に係るターボチャージャの構成を示す断面図である。図5、図6に示すように、ターボチャージャ4におけるタービンハウジング41内のリンク室50に温度センサ13を配置している。温度センサ13は、ECU12に電気的に接続され、温度センサ13の出力値をECU12が読み取ることができる。なお、本実施例における温度
センサ13が、本発明の温度検知手段に相当する。
そして、温度センサ13が検知する温度が所定温度(T1)Limitよりも低い場合に、内燃機関1の気筒2内に燃料を噴射する主噴射を遅角して排気の温度を上昇させ、リンク室50の温度を上昇させるようにした。
これによると、温度センサ13が検知する温度が所定温度(T1)Limitよりも低い場合に、リンク室50の温度を上昇させることができる。このため、燃料添加弁11から燃料を添加した時に、排気中のHC量が多くなり、当該HCがリンク室50に入り込んだとしても、リンク室50の温度が上昇しており、壁面や可変ノズル機構60及びリンク機構70の一部等に付着したHCは蒸発し、蒸発したHCはデポジットとして堆積しない。これにより、ノズルベーン63を動作させる可変ノズル機構60及びリンク機構70の一部にデポジットが堆積することを抑制できる。
ここで、本実施例のリンク室50の温度を上昇させる時の制御ルーチンについて、図7に示すフローチャートに基づいて説明する。なお、本ルーチンは、ECU12に予め記憶されており、燃料添加制御ごとに実行されるルーチンである。
ステップS201では、まず、ECU12は、機関回転数及び機関負荷を読み込む。機関回転数は内燃機関1に取り付けたセンサにより得ることができ、機関負荷はアクセルペダルの踏み込み量により得ることができる。
ステップS202では、ECU12は、燃料添加弁11から燃料添加された燃料を積算する。すなわち、機関回転数及び機関負荷、並びに予め定められた燃料添加制御ロジックに基づいて、燃料添加弁11から燃料量Qadの燃料が添加される。燃料量Qadは燃料添加ロジックにおいて必要とされる夫々の燃料量である。そして、1回の燃料添加制御が継続されて行くに従い燃料量Qadを積算し、積算値ΣQadを算出する。
ステップS203では、ECU12は、積算値ΣQadが所定量(Qad)Limitよりも多くなったか否かを判断する。
ステップS203で肯定判定がなされた場合には、ステップS204へ進み、一方、否定判定がなされた場合には、本制御ルーチンを一旦終了する。
ステップS204では、ECU12は、リンク室50の温度T1が所定温度(T1)Limitよりも低いか否かを判断する。なお、所定温度(T1)Limitは、リンク室50の温度が、HCが壁面等に付着しない下限の閾値の温度であり、ある一定の値でもよいし、例えば燃料噴射量、燃料噴射時期、外気温等をパラメータとするマップから導かれる変動する値でもよい。
ステップS204で肯定判定がなされた場合には、ステップS205へ進み、一方、否定判定がなされた場合には、ステップS206へ進む。
ステップS205では、ECU12は、内燃機関1の気筒2内に燃料を噴射する主噴射を遅角[−ΔInj]して排気の温度を上昇させる。
ステップS206では、ECU12は、内燃機関1の気筒2内に燃料を噴射する主噴射を正規時期にさせる。
このようにして、燃料添加弁11から燃料が添加されて排気中のHCが多量に含まれて
いる場合であって特にリンク室50の温度が所定温度(T1)Limitよりも低い場合に、リンク室50の温度を上昇させることにより、リンク室50内に付着したHCを蒸発させることができる。
<実施例3>
本実施例は、ターボチャージャ4内を冷却するために循環する冷却水の循環を停止させ、リンク室50の温度を上昇させる場合である。その他の構成は上記実施例と同様であるので説明を省略し、その特徴部分だけを説明する。
図8は、本実施例に係る過給機付内燃機関及びその吸・排気系の概略構成を示す図である。図8に示すように、ターボチャージャ4へ冷却水を流入させる冷却水流入路14と、ターボチャージャ4から冷却水を流出させる冷却水流出路15と、が形成され、ターボチャージャ4内を冷却するために冷却水が循環している。ここで、冷却水流入路14には、ターボチャージャ4への冷却水の流入を遮断可能な遮断弁16が配置されている。遮断弁16は、ECU12に電気的に接続され、ECU12が遮断弁16の開閉を制御可能となっている。なお、本実施例における冷却水が、本発明の冷却媒体に相当する。
そして、本実施例では、燃料添加弁11から所定量(Qad)Limitよりも多くの燃料が添加される場合に、ターボチャージャ4内を冷却するために循環する冷却水の循環を停止させ、リンク室50の温度を、燃料添加弁11から燃料が添加されない場合よりも上昇させるようにした。
これによると、燃料添加弁11から燃料を添加した時に、排気中のHC量が多くなり、当該HCがリンク室50に入り込んだとしても、リンク室50の温度が上昇しており、壁面や可変ノズル機構60及びリンク機構70の一部等に付着したHCは蒸発し、蒸発したHCはデポジットとして堆積しない。これにより、ノズルベーン63を動作させる可変ノズル機構60及びリンク機構70の一部にデポジットが堆積することを抑制できる。
ここで、本実施例のリンク室50の温度を上昇させる時の制御ルーチンについて、図9に示すフローチャートに基づいて説明する。なお、本ルーチンは、ECU12に予め記憶されており、燃料添加制御ごとに実行されるルーチンである。
ステップS301では、まず、ECU12は、機関回転数及び機関負荷を読み込む。機関回転数は内燃機関1に取り付けたセンサにより得ることができ、機関負荷はアクセルペダルの踏み込み量により得ることができる。
ステップS302では、ECU12は、燃料添加弁11から燃料添加された燃料を積算する。すなわち、機関回転数及び機関負荷、並びに予め定められた燃料添加制御ロジックに基づいて、燃料添加弁11から燃料量Qadの燃料が添加される。燃料量Qadは燃料添加ロジックにおいて必要とされる夫々の燃料量である。そして、1回の燃料添加制御が継続されて行くに従い燃料量Qadを積算し、積算値ΣQadを算出する。
ステップS303では、ECU12は、積算値ΣQadが所定量(Qad)Limitよりも多くなったか否かを判断する。
ステップS303で肯定判定がなされた場合には、ステップS304へ進み、一方、否定判定がなされた場合には、本制御ルーチンを一旦終了する。
ステップS304では、ECU12は、冷却水流入路14の遮断弁16を閉弁し、冷却水の循環を停止させる。なお、遮断弁16の遮断期間は所定の一定期間に定められており
、一定期間経過後には遮断弁16は開弁させられる。
このようにして、燃料添加弁11から燃料が添加されて排気中のHCが多量に含まれている場合に、リンク室50の温度を上昇させることにより、リンク室50内に付着したHCを蒸発させることができる。したがって、本実施例の場合にも実施例1と同様に、図4に示すように、従来では破線Aで示すようにリンク室50内に付着したHC量が多量に存在するのに対し、本実施例では実線Bで示すように上記リンク室50の温度上昇制御によってリンク室50内に付着したHC量が低減される。
<実施例4>
本実施例は、ターボチャージャ4内を冷却するために循環する冷却水の循環を停止させ、リンク室50の温度を上昇させるが、この際、リンク室50の温度に応じて、リンク室50の温度を上昇させるか否か判断する場合である。その他の構成は上記実施例と同様であるので説明を省略し、その特徴部分だけを説明する。
図10は、本実施例に係る過給機付内燃機関及びその吸・排気系の概略構成を示す図である。図10、及び実施例2の図6に示すように、ターボチャージャ4におけるタービンハウジング41内のリンク室50に温度センサ13を配置している。温度センサ13は、ECU12に電気的に接続され、温度センサ13の出力値をECU12が読み取ることができる。なお、本実施例における温度センサ13が、本発明の温度検知手段に相当する。
そして、温度センサ13が検知する温度が所定温度(T2)Limitよりも低い場合に、ターボチャージャ4内を冷却するために循環する冷却水の循環を停止させ、リンク室50の温度を上昇させるようにした。
これによると、温度センサ13が検知する温度が所定温度(T2)Limitよりも低い場合に、リンク室50の温度を上昇させることができる。このため、燃料添加弁11から燃料を添加した時に、排気中のHC量が多くなり、当該HCがリンク室50に入り込んだとしても、リンク室50の温度が上昇しており、壁面や可変ノズル機構60及びリンク機構70の一部等に付着したHCは蒸発し、蒸発したHCはデポジットとして堆積しない。これにより、ノズルベーン63を動作させる可変ノズル機構60及びリンク機構70の一部にデポジットが堆積することを抑制できる。
ここで、本実施例のリンク室50の温度を上昇させる時の制御ルーチンについて、図11に示すフローチャートに基づいて説明する。なお、本ルーチンは、ECU12に予め記憶されており、燃料添加制御ごとに実行されるルーチンである。
ステップS401では、まず、ECU12は、機関回転数及び機関負荷を読み込む。機関回転数は内燃機関1に取り付けたセンサにより得ることができ、機関負荷はアクセルペダルの踏み込み量により得ることができる。
ステップS402では、ECU12は、燃料添加弁11から燃料添加された燃料を積算する。すなわち、機関回転数及び機関負荷、並びに予め定められた燃料添加制御ロジックに基づいて、燃料添加弁11から燃料量Qadの燃料が添加される。燃料量Qadは燃料添加ロジックにおいて必要とされる夫々の燃料量である。そして、1回の燃料添加制御が継続されて行くに従い燃料量Qadを積算し、積算値ΣQadを算出する。
ステップS403では、ECU12は、積算値ΣQadが所定量(Qad)Limitよりも多くなったか否かを判断する。
ステップS403で肯定判定がなされた場合には、ステップS404へ進み、一方、否定判定がなされた場合には、本制御ルーチンを一旦終了する。
ステップS404では、ECU12は、リンク室50の温度T2が所定温度(T2)Limitよりも低いか否かを判断する。なお、所定温度(T2)Limitは、ある一定の値でもよいし、例えば燃料噴射量、燃料噴射時期、外気温等をパラメータとするマップから導かれる変動する値でもよい。
ステップS404で肯定判定がなされた場合には、ステップS405へ進み、一方、否定判定がなされた場合には、ステップS406へ進む。
ステップS405では、ECU12は、冷却水流入路14の遮断弁16を閉弁し、冷却水の循環を停止させる。
ステップS406では、ECU12は、冷却水流入路14の遮断弁16を開弁し、冷却水を循環させる。
このようにして、燃料添加弁11から燃料が添加されて排気中のHCが多量に含まれている場合であって特にリンク室50の温度が所定温度(T2)Limitよりも低い場合に、リンク室50の温度を上昇させることにより、リンク室50内に付着したHCを蒸発させることができる。
本発明に係る過給機付内燃機関1は、上述の実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変更を加えてもよい。
実施例1に係る内燃機関とその吸・排気系を示す図である。 実施例1に係るターボチャージャを示す図である。図2(a)はターボチャージャの構成を示す断面図であり、図2(b)はターボチャージャの可変ノズル機構を示す図である。 実施例1に係るリンク室の温度を上昇させる時の制御ルーチンを示すフローチャートである。 実施例1に係るリンク室内に付着したHC量が低減される効果を示す図である。 実施例2に係る内燃機関とその吸・排気系を示す図である。 実施例2に係るターボチャージャの構成を示す断面図である。 実施例2に係るリンク室の温度を上昇させる時の制御ルーチンを示すフローチャートである。 実施例3に係る内燃機関とその吸・排気系を示す図である。 実施例3に係るリンク室の温度を上昇させる時の制御ルーチンを示すフローチャートである。 実施例4に係る内燃機関とその吸・排気系を示す図である。 実施例4に係るリンク室の温度を上昇させる時の制御ルーチンを示すフローチャートである。
符号の説明
1 内燃機関
2 気筒
3 吸気通路
4 ターボチャージャ
8 インタークーラ
9 排気通路
10 排気浄化装置
11 燃料添加弁
12 ECU
13 温度センサ
14 冷却水流入路
15 冷却水流出路
16 遮断弁
40 コンプレッサハウジング
41 タービンハウジング
42 センタハウジング
43 コンプレッサ
44 タービン
45 ロータシャフト
46 スクロール室
47 ガイド
50 リンク室
51 リンクロッド
52 アクチュエータ
60 可変ノズル機構
61 リングプレート
62 ベーンシャフト
63 ノズルベーン
64 ベーンアーム
65 駆動リング
66 狭持部
70 リンク機構
71 駆動アーム
72 駆動アーム狭持部
73 リンクシャフト
74 駆動リンク
75 ピン

Claims (5)

  1. 排気が吹き付けられるタービンと、開度を変更することにより前記タービンに吹き付けられる排気の流速を変更するノズルベーンと、を有する可変容量型ターボチャージャを備えた内燃機関であって、
    前記ノズルベーンを動作させる駆動機構を格納し、前記ノズルベーンが配置された空間及びタービンハウジングの外部と壁で隔てられ且つ壁面で囲まれた空間であって、前記ノズルベーンが配置された空間へ通じる隙間及び前記タービンハウジングの外部へ通じる隙間が存在する駆動機構格納室と、
    排気浄化触媒で還元剤を反応させるために、前記可変容量型ターボチャージャに流入する排気中に還元剤を供給する還元剤供給手段と、
    前記還元剤供給手段により還元剤が供給される場合に、前記駆動機構格納室の温度を、還元剤が供給されない場合よりも上昇させる温度上昇手段と、
    を備えることを特徴とする過給機付内燃機関。
  2. 前記温度上昇手段は、内燃機関の気筒内に燃料を噴射する主噴射を遅角して排気の温度を上昇させ、前記駆動機構格納室の温度を上昇させることを特徴とする請求項1に記載の過給機付内燃機関。
  3. 前記温度上昇手段は、前記可変容量型ターボチャージャ内を冷却するために循環する冷却媒体の循環を停止させ、前記駆動機構格納室の温度を上昇させることを特徴とする請求項1に記載の過給機付内燃機関。
  4. 前記還元剤供給手段により供給される還元剤の量を算出する還元剤量算出手段を設け、
    前記還元剤量算出手段が算出する還元剤の量が所定量よりも多い場合に、前記温度上昇手段により前記駆動機構格納室の温度を上昇させることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の過給機付内燃機関。
  5. 前記駆動機構格納室の温度を検知する温度検知手段を設け、
    前記温度検知手段が検知する温度が所定温度よりも低い場合に、前記温度上昇手段により前記駆動機構格納室の温度を上昇させることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の過給機付内燃機関。
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JP2015502483A (ja) * 2011-11-16 2015-01-22 マック トラックス インコーポレイテッド ワニス堆積制御用のディーゼルエンジン装置及び方法
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