JP2008180086A - 波力エネルギー変換装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】水面波の1サイクル中のエネルギー変換率やワイヤ張力の変動を平準化してそれらの極大値を抑え、装置の安全性や寿命を向上させる波力エネルギー変換装置を提供する。
【解決手段】テンションプーリ9と支持バネ10によりエネルギー貯蔵手段を構成している。水面上に浮遊するフロート4は波による水位変動により上下運動する。強い水面波により、フロート4が大きく下方に沈むと、張力fは大きくなる。張力fが強くなると、駆動プーリ6と固定プーリ7の間に設けられたテンションプーリ9は支持バネ10の力に抗して下方に収縮され、張力fに基づくエネルギーが貯蔵される。このエネルギーが有効ワイヤ張力が負値となる水面の上昇時に開放されて回転運動のエネルギーに変換されて放出されて発電機1の発電に供される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、水面の波エネルギーを回転エネルギーに変換するための波力エネルギー変換装置に関する。
水面の波エネルギーを回転エネルギーに変換する変換装置としては、水面の上下運動によって生じる空気流によって空気タービンを回転させるものがある(例えば、特許文献1参照。)。しかしながら、このような変換装置は、水面の上下運動から空気流を生じさせるためのチャンバや空気タービンを必要とし、装置が大がかりで高コストになるという問題点を有する。
また、水面上に浮遊するブイの水位変動による上下動を、ワイヤとカウンタウェイトを用いて回転運動に変換する波力エネルギー変換装置が知られている。その基本構成を図11と図12に示す。その主要な構成と動作原理を述べる。図において、位置を固定された固定プーリ7に掛架されたワイヤの一端に取り付けられると共に海中に浮遊するフロート4と、固定プーリ8に掛架されたワイヤが他端に取り付けられたフロート4よりも重さの軽いカウンタウェイト5と、固定プーリ7、8の中間に設けられた駆動プーリ6の構成により、前記フロートの上下運動から前記駆動プーリの出力軸の正逆回転運動に伝達する。駆動プーリ6は、回転変換機3Aと連結され、フロート4の上下運動に伴う正逆回転運動の動力を変速機2を介して発電機1に伝達して、波力エネルギーを電気エネルギーに変換する。
次に、この基本構成を成す図11を参照して解析する。駆動プーリ6に生じるトルクをτ、固定プーリ7に掛架されたワイヤの張力をf、固定プーリ8に巻き掛けられた張力材の張力をfとすると、駆動プーリを回転させるのに用いられる有効ワイヤ張力FはF=f−fである。
発電機1の界磁磁束が一定とし、駆動プーリの半径をR、駆動プーリの回転数をnとすると、発電機1に発生するトルクτと電流i、誘起電圧e、は次式のような関係にある。
τ=kτi=FR/G=(f−f)R/G (1)
e=Gkn (2)
ここで、Gはギア比、kτはトルク係数、keは誘導発電係数である。
(1)式より、i=(f−f)R/Gkτとなる。
発電機の誘起電力Paは(1)、(2)式から、
Pa=ei=n(f−f)Rk/kτ (3)
となり、誘起される電力Paは駆動プーリに作用する有効ワイヤ張力T=f−fと発電機の回転数nに比例する。
発電機の内部抵抗をrとすると、内部抵抗による電力損はri=r{(f−f)R/Gkτであるので、発電機の実際の出力は電力Paからこの電力損を差し引いたものとなる。
このような波力エネルギー変換装置では、波高の高い水面波のサイクル中に速い水面の上下動が生じると、その速い水面上下動により一時的に大きなワイヤ張力が発生し、同時に発電機の発生電力のピークが生じ、それに対応するために発電機容量や動力伝達系を大きくしなければならない。また、平滑回路、充電器の容量を大きくする必要があり、装置全体のコストが高くつく。
そこで、かかる不都合を解決するため、回転系のトルクを伝達する部分に対して、ゼンマイバネと同等の機能をもつコイルバネを組合せて一時的に過大となったワイヤ張力を吸収するものが提案されている(例えば、特許文献2参照。)。しかしながら、ゼンマイバネまたは同等のものは大掛かりのものは現場での設置に困難を伴い、模型装置においても殆んど試みられていない状況である。また、本発明者が提案した、設置場所の制約を受けず、低コストで高効率な可動物体型波力エネルギー変換装置も公知である(例えば、特許文献3参照。)。
特開昭61−190171号公報 特開平4−8870号公報 特開2002−221142号公報
このように、従来の波力エネルギー変換装置は、水面波のサイクル中の速い水面の上下動に対する対策が十分でなく、せいぜいゼンマイバネまたはこれと同等のものが提案されてきたが、これらの大掛かりのものは現場での設置に困難を伴った。そこで、本発明は、ワイヤ等の張力材の張力のみで動力伝達する部分を有する波力エネルギー変換装置において、水面波の1サイクル中のエネルギー変換率やワイヤ張力の変動を平準化してそれらの極大値を抑え、装置の安全性や寿命を向上させると共に、エネルギー変換機や動力伝達系の小容量化・経費節減を図ることを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明における第1の発明では、張力材を離間した位置で移動不可能な軸に固定された固定プーリに掛架し、前記張力材の一端部に取り付けられて水面上に浮遊するフロートと、前記張力材の他端部に取り付けられた前記フロートよりも重量の軽いカウンタウェイトと、前記フロートが水面波の上下動に伴って前記カウンタウェイト間で発生する前記張力材の張力方向の前後動を正逆回転運動に変換する駆動プーリと、前記駆動プーリと前記フロート側の前記固定プーリ間に水面の上下動に連動しながら伸縮するエネルギー貯蔵手段の先端部に回動自在に軸支されたテンションプーリと、前記駆動プーリの正逆回転運動のうち一方の回転方向の回転運動の動力のみを出力軸に伝達するラチェット機構と、前記ラチェット機構の出力軸に連結された発電装置とを備えた構成とした。
第1の発明を主体とする第2の発明では、前記駆動プーリと前記フロート側の前記固定プーリとの間に前記固定プーリと前記テンションプーリを組み合わせて少なくとも一組以上配設した構成とした。
第1および第2を主体とする第3の発明では、前記駆動プーリと前記フロート側の前記固定プーリとの間に前記テンションプーリを略仮想円上の離間した位置に複数個配設した。
第1乃至第3の発明を主体とする第4の発明では、前記駆動プーリと前記フロート側の前記固定プーリとの間に前記テンションプーリと前記固定プーリを蛇行状になるように少なくとも一組以上配設した構成にした。また、第1乃至第4を主体とする第5の発明では、伸張力または圧縮力を有する支持バネまたはピストンロッドの一端部に前記テンションプーリを往復動しつつ回動自在に軸支する前記エネルギー貯蔵手段を配設した構成にした。
このように、駆動プーリと固定プーリとの間にテンションプーリと支持バネまたはピストンロッドを有する伸縮部材で構成されるエネルギー貯蔵手段を設けることにより、従来のゼンマイバネまたはその同等物のように取付けに困難さを伴うことなく、水面波の1サイクル中のエネルギー変換率や張力材の張力の変動を平準化してそれらの極大値を抑え、装置の安全性や寿命を向上させると共に、エネルギー変換機や動力伝達系の小容量化・経費節減を図ることができる。
第1乃至第4を主体とする第6の発明では、前記フロートが給水口と排水口をもつ容器形状を有し、当該手段の内部に重量調整のために入れた液体の揺動を防止するために少なくとも一つ以上の揺動防止用の穿孔板を離間して配設するとともに水面波による横波を受けても安定浮遊するように重心を下方部に位置させるため前記フロートの底部に厚肉鋼板を配設した構成にした。
また、第1の発明を主体とする第7の発明では、防波堤と該防波堤と対向する離間した位置に水面下で開口部を有するように浸漬させてフロートが水面波による横波を防止するように配設した波防止壁と、前記防波堤と前記波防止壁間に前記フロートと前記カウンタウェイトを作動させて発電させる得る遊水室を設けた構成にした。
これにより、水面上に浮遊するフロートとカウンタウェイトに作用する波の横方向の力を波防止壁により防ぐことができ、フロートとカウンタウェイトの横方向への揺動を少なくすることができる。また、波防止壁の水面下の開放部を通して水が出入りすることによるU字管振動で内部の水面上下動が増幅され、より効率的な発電がなされ、高出力の電力を安定して得ることができる。
以上のように、本発明の波力エネルギー変換装置は、動力を伝達する張力材の経路の途中に、張力が過大となる時間帯に変換されるべきエネルギーの一部を貯蔵し、張力が減少する時間帯にこの貯蔵されたエネルギーを放出するエネルギー貯蔵手段を配置し、水面波の1サイクル中における張力材の張力、軸トルク、エネルギー変換率の平準化を達成することができる。
また、従来では駆動プーリ、張力材、フロート、カウンタウェイト、ラチェット機構を組み合わせた構成により水面波エネルギーを変換する方法では、該波が高いとフロートが宙吊りになったり水中に没したりする状態が発生し、発電力が著しく低下して、エネルギー利得の面でも不利益となったり、フロートの宙吊りは張力材の張力が過大の時に生じ、水中に没するのは水面上昇時の張力材の張力が緩みがちとなって著しく低下する時であったが、本発明の支持バネまたはピストンロッドなどのエネルギー貯蔵手段を配設することにより、張力材の張力が平滑化されるのでフロートが宙吊りになったり水中に没したりする状態が発生しにくい。したがって、張力材の張力やエネルギー変換率の平滑化のみならず、エネルギー利得の点でも大きく改善できる。
以下に本発明を図1から図10を用いて詳細に説明する。図1は本発明の波力エネルギー変換装置の基本構成図、図2はラチェット機構の実施例図、図3は本発明の波力エネルギー変換装置の簡略図、図4は本発明の波力エネルギー変換装置の他の実施形態図、図5は本発明の波力エネルギー変換装置の他の実施形態図、図6は本発明の波力エネルギー変換装置の他の実施形態図、図7は本発明の波力エネルギー変換装置の他の実施形態図、図8は本発明の波力エネルギー変換装置の他の実施形態図、図9は本発明の波力エネルギー変換装置の他の実施形態図、図10は本発明の波力エネルギー変換装置の水上への設置例、図11は従来の波力エネルギー変換装置の基本構成図、図12は従来の波力エネルギー変換装置の簡略図である。
本発明の波力エネルギー変換装置の基本構成図を図1に示す。以下に、図1(A)を参照して本発明の実施形態を説明する。まず、本発明では、テンションプーリ9を伸縮部材の支持バネまたはピストンロッドなどの先端部に回動自在に軸支された状態とし、水面波の上下動に連動しながら伸縮自在な構成としつつエネルギーを貯蔵する手段を成す。ここで、エネルギー貯蔵手段としては、例えば支持バネ10またはピストンロッドなどが挙げることができるが、本発明の実施形態では、支持バネ10を代表して詳述する。
符号1は発電機、2は変速機、3はラチェット機構、4は水面上に浮遊するフロートであり、軸を移動不可能に固定された固定プーリ7に掛架された張力材の一端部に取り付けられている。5はフロート4よりも重さの軽いカウンタウェイトであり、固定プーリ8に掛架されたた張力材の他端部に取り付けられる。6は駆動プーリであり動力伝達軸を介してラチェット機構3に連結されている。9は駆動プーリ6と固定プーリ7の間に設けられたテンションプーリであり、支持バネ10と共にエネルギー貯蔵手段を構成している。フロート4と固定プーリ7の間で作用する張力はfであり、カウンタウェイト5と固定プーリ8の間で作用する張力はfである。なお、この実施態様ではエネルギー貯蔵手段は支持バネ10の圧縮力を利用した例(図1(A)、図3、図4および図9は外接形となっている)を示しているが、エネルギー貯蔵手段の設置を工夫することにより、支持バネ10の引張力を利用した例(図5、図6、図7、および内接形の図8(A))のような構成も採ることができる。なお、本発明における張力材としては、スインレス製、鋼製、硬鋼線、亜鉛メッキ鋼線などのワイヤ、麻製ロープ、ピアノ線およびカーボンファバーなどが使用できる。
図1(B)は、フロート4が水面波の揺動によって傾転することなく上下動の動作になるように安定させる構成の一例を示す。フロート4の上面部にはフロート4の重量を確保するために、フロート4の内部に水を供給するための給水口44が設けられ、フロート4の内部には、内部の水の揺動(スロッシング)防止用の穿孔板45が互いに離間して3段配置している。複数の揺動防止用の穿孔板45が離間して配設されており、フロート4に取り付けられた給水口44から供給された水がフロート4の内部で揺動を消滅できるような間隔に配設することが望ましい。
また、フロート4の底部には、水面の勾配にかかわらず、安定した姿勢が保てるように、常にフロート4が重心を下方部に位置させるため、厚肉板46を配置する。本実施形態では、フロート4の底部に厚肉板46を配置した例を示したが、厚肉板46を取り付ける代わりに比重の大きい粒状体を充填し、フロート4が傾転しも粒状体が水とともにフロート4外に出ないように、粒状体を充填し蓋体で覆い密閉状態にしても良い。なお、フロート4の底面には、水抜き用の排水口47が設けられている。
図2(A)、(B)にラチェット機構3の一例として、ワンウェイクラッチを用いたものを示す。ラチェット機構3は、プーリ11の内周側に複数のコロ収納部14を有している。各ころ収納部14内にはコロ15と、このコロ15をカム面16側に付勢するバネ13とが収納されている。このラチェット機構3では、図2(A)に示したように、回転軸12が反時計回り方向に回転すると、コロ15はカム面16から離れ、ラチェット機構3のプーリ11は回転しない。それ故、ラチェット機構3のプーリ11は、回転軸12が反時計回りに回転するときは回転せず、回転軸12が時計回り方向に回転するときに発電に供されるようになっている。
一方、図2(B)に示したように、回転軸12が時計回り方向に回転すると、バネ13の作用により、コロ15がカム面16に当接し、このカム面16と回転軸12とのくさび作用により、ラチェット機構3のプーリ11が回転するようになっている。
図3は波力エネルギー変換装置の簡略図であり、水面下降中に喫水線がhだけ下がった状態を示す。このような構成において、テンションプーリ9と支持バネ10によりエネルギー貯蔵手段を構成している。水面上に浮遊するフロート4は水面波による水面の上下動により上下運動する。高い波により、フロート4が大きく下降すると、張力fは大きくなる。張力fが強くなると、駆動プーリ6と固定プーリ7の間に設けられたテンションプーリ9は支持バネ10の力に抗して下方に収縮される。このときワイヤが移動しテンションプーリ9の支持バネ10の圧縮力fに基づくエネルギーが貯蔵される。
従って、水面とフロート4が下降してワイヤ張力が過大になる時、固定プーリ7の位置におけるワイヤの移動量をL、支持バネ10によるワイヤ移動の減少量をΔL、駆動プーリ6に作用する有効ワイヤ張力Tを、T=(f−f)−fとすると、このとき貯蔵されるエネルギーΔEは、T×ΔL程度となる。このエネルギーΔEは有効ワイヤ張力が減少している水面の上昇時に開放されて回転運動のエネルギーに変換される。
この結果、駆動プーリ6に作用する有効ワイヤ張力Tは、水面が下降してフロート4が下降する時には、エネルギーのピークが抑えられた状態で発電機1の発電に供され、その抑えられた部分がテンションプーリ9を軸支する支持バネ10に貯蔵され、水面が上昇する時には、この貯蔵されたエネルギーが放出されて発電機1の発電に供される。
このように、ワイヤ張力のピークと共に発電機1の発生電力のピークが抑えられ、発電機容量や動力伝達系を大きくする必要がない。また、平滑回路、充電器等の容器を大きくする必要がないので、装置全体の低コスト化を図ることができる。
本発明装置は防波堤100に設置することもできるが、水上に設置する際には、駆動プーリ3、固定プーリ7、8とテンションプーリ9の支持部を1つの桁(架台)に固定し、駆動プーリ6、ラチェット機構3、変速機2、発電機1の支持部をもう1つの桁に固定すれば良い。
次に、2つの固定プーリをもつタイプの本発明の他の実施形態を図4を参照して説明する。図1、図3と同一物には同じ符号を付している。図1のものと異なり特徴とする点は、駆動プーリ6と固定プーリ7の途中に、複数個のテンションプーリ9、91、92、93、94、95、96を相互に離間して略仮想円状に位置するように配設し、この複数個のテンションプーリ9、91、92、93、94、95、96にワイヤを伸縮手段を成す支持バネ10の先端部に伸縮自在に配設した状態でワイヤを掛架して多角形を形成し、この多角形の頂点の位置に、テンションプーリ9、91〜96と支持バネ10で構成される複数のエネルギー貯蔵手段が配置されていることである。なお、テンションプーリ9に掛架された後、駆動プーリ6に向かうワイヤと、テンションプーリ96に掛架された後、固定プーリ7に向かうワイヤとが互いに接触することがないように、ワイヤ同士は離間した状態に保持されている。ここで、略仮想円状とは、円形状や楕円状をも含む。
図4の波力エネルギー変換装置を用いた場合の動作は、次のようになる。すなわち、図4(A)各エネルギー貯蔵手段はワイヤの張力が過大となる時間帯に変換されるべきエネルギーの一部を貯蔵し、張力が減少した時間帯にこの貯蔵されたエネルギーをワイヤに放出する。これにより、駆動プーリ6が反転をくり返して回転し、一方の回転方向(本発明では、時計回り)の回転運動の動力のみを出力軸に伝達するラチェット機構3を介して発電機2を駆動する。
さらに、そして、ワイヤの経路が多角形の一部を形成した下半分となるようにしたので、ワイヤ長の調整量を増すと共に、図4(B)の張力の分力解析にあるように、同一のワイヤ張力に対するテンションプーリの支持バネの力を抑えることができるので、支持バネを係止する土台の支持力を抑えることができる。
なお、本実施態様ではエネルギー貯蔵手段は支持バネ10の圧縮力を利用しているが、本発明の他の実施形態として、エネルギー貯蔵手段が支持バネ10の引張力を利用するタイプのものを図5に示す。動作は図4のものと同じである。図において、略仮想円上にエネルギー貯蔵手段を離間して配設し、ワイヤを掛架すると多角形のものとなる。この場合、支持バネ10の支承群の内接多角形になるように複数のエネルギー貯蔵手段が設置されているが、配置を工夫することによりワイヤ同士が接触しないようにすることは、図4と同様である。
こうして、駆動プーリ6と固定プーリ7との間に、テンションプーリ9と支持バネ10で構成され、支持バネ10の引張力または圧縮力を利用したエネルギー貯蔵手段を複数カ所に設けることで、波高の高い水面波により一時的に生じる非常に強いワイヤ張力のピークに対して各エネルギー貯蔵手段で分担して調整を行なうことができ、水面波の1サイクル中のエネルギー変換率やワイヤ張力の変動を平準化してそれらの極大値を抑え、装置の安全性や寿命を向上させると共に、エネルギー変換機や動力伝達系の小容量化・経費節減を図ることができる。
次に、図6について説明する。図4、図5と同一物には同じ符号を付している。図5のものと異なり特徴とする点は、ワイヤによる多角形を形成し、この多角形の頂点の位置に、テンションプーリ9、90〜99と支持バネ10で構成される複数のエネルギー貯蔵手段が配置され、かつ、該エネルギー貯蔵手段のテンションプーリ9、90〜99に一つ飛びにワイヤを掛架した構成とする点である。ちなみに、テンションプーリ99は、駆動プーリ6とテンションプーリ90間のワイヤを巻き掛けする溝とテンションプーリ97と固定プーリ7間に掛架された溝を有する2溝構造とする。
本発明の実施形態のものは、図においては、ワイヤをテンションプーリ9、90〜99に掛架して多角形状になるようにして、より多くのエネルギーを保有することが可能となるように複数のエネルギー貯蔵手段が設置されているが、配置を工夫することにより平面に近い状態で設置することができる。また、図中ではエネルギー貯蔵手段が支持バネ10の引張力を利用するタイプのものを示すが、二回巻のワイヤ相互の位置関係を工夫すれば、圧縮力を利用するタイプとすることもできる。
次に、本発明の他の実施形態を図7を参照して説明する。図1、図3と同一物には同じ符号を付している。図1のものと異なり特徴とする点は、駆動プーリ6と固定プーリ71の間に複数個の固定プーリ72、73と、テンションプーリ91、92、93とを蛇行状になるように配設してある。このために、固定プーリ71と固定プーリ72の間にテンションプーリ91と支持バネ10から構成されるエネルギー貯蔵手段を配し、固定プーリ72と固定プーリ73の間にテンションプーリ92と支持バネ10から構成されるエネルギー貯蔵手段が、固定プーリ73と駆動プーリ6の間にテンションプーリ93と支持バネ10から構成されるエネルギー貯蔵手段が設けられ、それぞれ支持バネ10の引張力により上方に付勢されていることである。これにより、一時的に生じる非常に強いワイヤ張力に対して各エネルギー貯蔵手段で分担して調整を行なうことができる。
本発明の他の実施形態を図8を参照して説明する。図7と同一物には同じ符号を付している。この実施形態の特徴は、図8に示すように、2つの固定プーリ71、72間、及び駆動プーリ6とフロート4側の固定プーリ72との間に凹凸の大きい蛇行状を成す多角形の一部を形成し、その多角形の頂点の位置にそれぞれ複数個のテンションプーリ91、92、93と各支持バネ10との組み合わせからなるエネルギー貯蔵手段、及び複数個のテンションプーリ94、95、96と各支持バネ10との組み合わせからなるエネルギー貯蔵手段を配置した点にある。
このようにして、ワイヤの張力が過大となる時間帯に変換されるべきエネルギーの一部を貯蔵し、張力が減少した時間帯にこの貯蔵されたエネルギーをワイヤに放出する。
本発明の他の実施形態を図9を参照して説明する。図1と同一物には同じ符号を付している。この実施例は図1と同様な発電機1、変速機2、ラチェット機構3、駆動プーリ6からなり出力軸で連結されている構成において、1段目の装置はフロート41とカウンタウェイト51と駆動プーリ61及びテンションプーリ91と支持バネ10との組み合わせからなるエネルギー貯蔵手段を配置した波力エネルギー変換装置を構成する。
第2段目の装置も同様に、フロート42とカウンタウェイト52と駆動プーリ62及びテンションプーリ92と支持バネ10との組み合わせからなるエネルギー貯蔵手段を配置した波力エネルギー変換装置を構成する。さらに、第3段目の装置も同様に、フロート43とカウンタウェイト53と駆動プーリ63及びテンションプーリ93と支持バネ10との組み合わせからなるエネルギー貯蔵手段を配置した波力エネルギー変換装置を構成する。
そして、第1段目の装置、第2段目の装置および第3段目の装置をラチェット機構33、ラチェット機構32を介して連結して、共通の回転軸に連結しタンデム運転にして、ラチェット機構31、変速機2を介して共通の発電機1を駆動している。
このような構成とすることにより、各エネルギー貯蔵手段がワイヤの張力が大きい時間帯に変換されるべきエネルギーの一部を貯蔵し、張力が減少した時間帯にこの貯蔵されたエネルギーを張力材に放出することにより、波が低い場合でも平準化された効率的な発電がなされ、また波が高い場合には、容量の大きな発電機、充電器等を準備しておくことにより、高出力の電力を安定して得ることができる。
本発明装置を水上に設置する際には、1組の駆動プーリ6、固定プーリ7とテンションプーリ9の支持部を1つの桁(架台)に固定し、複数の駆動プーリ6、ラチェット機構3、変速機2、発電機1の支持部をもう一つの桁に固定し、複数の組の駆動プーリ6、固定プーリ7とテンションプーリ9の支持部を固定するために複数の桁を配置すれば良い。
図10には、以上説明した本発明の波力エネルギー変換装置を水上に設置する際の実施形態である。防波堤100と当該防波堤100と対向する離間した水側の位置に波防止壁102が配設してある。この波防止壁102の下部は開口部106を有する。波防止壁102は水面波が波防止壁102に衝突して波がその背後に及ばないようにするためのものであり、波が衝突した後水は開口部106を通って遊水室104に流通され、遊水室内にU字管振動をつくりフロート4を上下方向に運動するための力として作用する。
このように、波防止壁102を配設することにより、水面上に浮遊するフロート4とカウンタウェイト5に作用する水平力を波防止壁により防ぐことができ、フロートとカウンタウェイトの横方向への揺動を少なくすることができる。また、波防止壁の水面下の開放部を通して水が出入りすることによるU字管振動で内部の水面上下動が増幅され、より効率的な発電がなされ、高出力の電力を安定して得ることができる。
本発明の波力エネルギー変換装置の基本構成図である。 ラチェット機構の実施例図である。 本発明の波力エネルギー変換装置の簡略図である。 本発明の波力エネルギー変換装置の他の実施形態図である。 本発明の波力エネルギー変換装置の他の実施形態図である。 本発明の波力エネルギー変換装置の他の実施形態図である。 本発明の波力エネルギー変換装置の他の実施形態図である。 本発明の波力エネルギー変換装置の他の実施形態図である。 本発明の波力エネルギー変換装置の他の実施形態図である。 本発明の波力エネルギー変換装置の水上への設置例である。 従来の波力エネルギー変換装置の基本構成図である。 従来の波力エネルギー変換装置の簡略図である
符号の説明
1 発電機
2 変速機
3 ラチェット機構
3A 回転変換機
4 フロート
5 カウンタウェイト
6 駆動プーリ
7、8 固定プーリ
9 テンションプーリ
10 支持バネ
11 プーリ
12 回転軸
13 バネ
14 コロ収納部
15 コロ
16 カム面
31〜33 ラチェット機構
41〜43 フロート
44 給水口
45 揺動防止用の穿孔板
46 厚肉板
47 排水口
51〜53 カウンタウェイト
61〜63 駆動プーリ
71〜73 固定プーリ
81〜83 固定プーリ
91〜93 テンションプーリ
100 防波堤
102 波防止壁
104 遊水室
106 開口部

Claims (7)

  1. 張力材を離間した位置で移動不可能な軸に固定された固定プーリに掛架し、前記張力材の一端部に取り付けられて水面上に浮遊するフロートと、前記張力材の他端部に取り付けられた前記フロートよりも重量の軽いカウンタウェイトと、前記フロートが水面波の上下動に伴って前記カウンタウェイト間で発生する前記張力材の張力方向の前後動を正逆回転運動に変換する駆動プーリと、前記駆動プーリと前記フロート側の前記固定プーリ間に水面の上下動に連動しながら伸縮するエネルギー貯蔵手段の先端部に回動自在に軸支されたテンションプーリと、前記駆動プーリの正逆回転運動のうち一方の回転方向の回転運動の動力のみを出力軸に伝達するラチェット機構と、前記ラチェット機構の出力軸に連結された発電装置とを備えたことを特徴とする波力エネルギー変換装置。
  2. 前記駆動プーリと前記フロート側の前記固定プーリとの間に前記固定プーリと前記テンションプーリを組み合わせて少なくとも一組以上配設したことを特徴とする請求項1記載の波力エネルギー変換装置。
  3. 前記駆動プーリと前記フロート側の前記固定プーリとの間に前記テンションプーリを略仮想円上の離間した位置に複数個配設したことを特徴とする請求項1乃至2記載の波力エネルギー変換装置。
  4. 前記駆動プーリと前記フロート側の前記固定プーリとの間に前記テンションプーリと前記固定プーリを蛇行状になるように少なくとも一組以上配設したことを特徴とする請求項1乃至2記載の波力エネルギー変換装置。
  5. 伸張力または圧縮力を有する支持バネまたはピストンロッドの一端部に前記テンションプーリを往復動しつつ回動自在に軸支する前記エネルギー貯蔵手段を配設した構成にしたことを特徴とする請求項1乃至4記載の波力エネルギー変換装置。
  6. 前記フロートが給水口と排水口をもつ容器形状を有し、当該手段の内部に重量調
    整のために入れた液体の揺動を防止するために少なくとも一つ以上の揺動防止用の穿孔板を離間して配設するとともに水面波による横波を受けても安定浮遊するように重心を下方部に位置させるため前記フロートの底部に厚肉鋼板を配設したことを特徴とする請求項1乃至請求項4記載の波力エネルギー変換装置。
  7. 防波堤と該防波堤と対向する離間した位置に水面下で開口部を有するように浸漬させてフロートが水面波による横波を防止するように配設した波防止壁と、前記防波堤と前記波防止壁間に前記フロートと前記カウンタウェイトを作動させて発電させる得る遊水室を設けた構成にしたことを特徴とする請求項1記載の波力エネルギー変換装置。
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