JP2008179172A - パワーステアリング装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】パワーステアリング装置の油圧パワーシリンダと油圧ポンプとを接続する油路を短くし、操舵応答性の向上を図ったパワーステアリング装置を提供する。
【解決手段】リザーバタンク9と油圧ポンプ10および電動モータ11を一体化してポンプユニット3を構成するとともに、そのポンプユニット3のうちリザーバタンク9のタンク本体部12を油圧パワーシリンダ2のシリンダチューブ2aと一体成形し、油圧ポンプ10と油圧パワーシリンダ2の両油圧室を第1油路5および第2油路6をもって接続する。
【選択図】図2

Description

本発明はパワーステアリング装置に関し、特に電動の油圧ポンプにより発生した油圧をもって操舵力を補助するいわゆる電動油圧式のパワーステアリング装置の改良に関する。
この種のパワーステアリング装置では、例えば特許文献1に記載されているように、いわゆるラックアンドピニオン式のステアリングギアのラック軸と同軸上に油圧パワーシリンダを配置するとともに、例えばエンジンルーム内の空きスペースに電動の油圧ポンプを配置し、その油圧ポンプと油圧パワーシリンダとを管路をもって接続している。すなわち、運転者の操舵力およびその操舵方向に応じて油圧ポンプを駆動し、パワーシリンダの両圧力室に選択的に作動油を供給することで操舵力を補助するようになっている。
特開2005−47296号公報
上記従来のパワーステアリング装置では、油圧パワーシリンダと別体の油圧ポンプをエンジンルーム内の空きスペースに配置するようにしているため、その油圧シリンダとパワーシリンダを接続する管路が長くなってコストアップを余儀なくされるほか、油圧ポンプからの作動油の供給に対する油圧パワーシリンダの応答に遅れが生じ、パワーステアリング装置の操舵応答性が低下する恐れがある。
本発明は以上の課題に鑑みてなされたものであって、特に操舵応答性の向上を図ったパワーステアリング装置を提供することを目的としている。
本発明では、転舵輪に連結された操舵機構の操舵力を補助する油圧パワーシリンダと、その油圧パワーシリンダに直接的または間接的に支持されていて、油圧パワーシリンダの両圧力室に第1油路および第2油路を介して選択的に油圧を供給する油圧ポンプと、その油圧ポンプに供給される作動油を貯留するリザーバタンクと、油圧ポンプを駆動する電動機と、を備えていることを特徴としている。
したがって、本発明では、油圧ポンプを直接的または間接的に油圧パワーシリンダに支持させることで、油圧ポンプと油圧パワーシリンダとを実質的に一体化しているため、上記第1油路および第2油路が短縮されてコスト的に有利となる上に、操舵応答性が向上するメリットがある。
図1,2は本発明のより具体的な実施の形態を示す図であって、図1は自動車のパワーステアリング装置の概略を示す平面図、図2は図1におけるA−A線に沿った部分断面図である。
図1に示すパワーステアリング装置は、いわゆるラックアンドピニオン式のステアリングギアユニット1と、運転者の操舵力を補助する油圧パワーシリンダ2と、その油圧パワーシリンダ2に油圧を供給するポンプユニット3を主要な構成要素としている。
油圧パワーシリンダ2の周壁部たるシリンダチューブ2aとポンプユニット3の一部およびステアリングギアユニット1のギアボックス1aは、例えばアルミダイカストにより一体成形されていて、ステアリングギアユニット1の出力軸であるラック軸4がシリンダチューブ2a内を挿通している。そして、ラック軸4の中間部には図示外のピストンが固定されており、そのピストンをもってシリンダチューブ2a内が二つの圧力室に隔成されているとともに、その両圧力室が第1油路5および第2油路6によりポンプユニット3と接続されている。
一方、ステアリングギアユニット1にはトルクセンサ7が設けられていて、このトルクセンサ7により検出した操舵方向と操舵力に応じ、図示外のコントロールユニットがポンプユニット3を駆動するようになっている。
つまり、ステアリングギアユニット1の入力軸であるピニオン軸8は図示外のステアリングホイールに接続されている一方で、ステアリングギアユニット1のラック軸4は操舵輪に連結されていて、運転者により図示外のステアリングホイールが操舵されると、トルクセンサ7により検出した操舵方向および操舵力に応じて図示外のコントロールユニットがポンプユニット3を駆動し、油圧パワーシリンダ2の両圧力室に選択的に作動油を供給することで、運転者の操舵力を補助するようになっている。
ここで、ポンプユニット3はシリンダチューブ2aのうち反ギアボックス1a側に設けられている。すなわち、右ハンドル車と左ハンドル車の双方に対応できるように設計された車体では、ギアボックス1aを収容するスペースを車両の左右両側に設けていることから、ポンプユニット3をシリンダチューブ2aの反ギアボックス1a側に設けることにより、反ギアボックス1a側の車体の空きスペースにポンプユニット3を収容するようにしている。そのため、車両の左右方向における中心からギアボックス1aまでの距離と、車両の左右方向における中心からポンプユニット3までの距離がほぼ等しくなるように、ギアボックス1aとポンプユニット3がレイアウトされている。
ポンプユニット3は図2に示すようにリザーバタンク9と油圧ポンプ10および電動機たる電動モータ11から構成されていて、ポンプユニット3のうちリザーバタンク9のタンク本体部12が油圧パワーシリンダ2のシリンダチューブ2aと一体成形されている。そして、そのタンク本体部12をもってシリンダチューブ2aにポンプユニット3が車両前方に突出するようにして支持されている。
リザーバタンク9は、略有底円筒状のタンク本体部12と、そのタンク本体部12を上方に延長する略円筒状のシリンダ部13と、から構成されていて、シリンダ部13が上方に開口するようになっている。
なお、本実施の形態ではタンク本体部12とシリンダ部13を別体のものとして構成しているが、必要に応じてシリンダ部13をタンク本体部12と一体成形してもよい。
シリンダ部13内には分離壁たるピストン14が進退移動可能に設けられていて、そのピストン14によってリザーバタンク9内がピストン14よりもタンク本体部12側の作動油室9aとその反対側の空気室9bとに隔成されている。つまり、ピストン14は大気圧により常時作動油室9a側に付勢されているとともに、例えば温度変化により作動油の体積が変化した場合に、その体積変化に応じてピストン14が上下し、作動油室9aの容積を変化させることでその体積変化を吸収するようになっている。
なお、シリンダ部13の上端にはストッパ部13aが形成されていて、そのストッパ部13aによりピストン14のシリンダ部13からの抜け出しを防止するようになっている。
また、ピストン14には空気室9b側に突出する突出部14aが設けられていて、その突出部14aがリザーバタンク9外に突出している。すなわち、突出部14aのシリンダ部13からの突出量を確認することで、リザーバタンク9内の作動油量が確認できるようになっている。
さらに、作動油室9aに開口するブリーダバルブ15がシリンダ部13の下端部に設けられている一方で、シリンダ部13の上端部にはその開口部を閉蓋するようにしてダストブーツ16が取り付けられている。
ここで、パワーステアリング装置の油圧回路に作動油を充填する際には、ダストブーツ16を取り外した状態で、突出部14aを掴んでピストン14を正規の油面位置に移動させてその位置にピストン14を保持し、ブリーダバルブ15を開放する。この状態でいわゆる真空引きを行った後に作動油を充填し、その作動油を作動油室9aに充満させてブリーダバルブ15を閉じることで、正規の量の作動油がパワーステアリング装置に充填される。また、作動油の充填後にいわゆるエア抜きが必要となった場合には、ブリーダバルブ15を緩めた上でピストン14を作動油室9a側へ押圧して作動油に圧力を付与し、ブリーダバルブ15からエア抜きを行うこととなる。
油圧ポンプ10はリザーバタンク9のタンク本体部12のうち反油圧パワーシリンダ2側に図示外のボルトをもって取り付けられているとともに、電動モータ11は油圧ポンプ10のさらに反油圧パワーシリンダ2側に図示外のボルトをもって取り付けられている。換言すれば、油圧パワーシリンダ2側からリザーバタンク9、油圧ポンプ10、電動モータ11の順に積み重ねることでポンプユニット3が構成されていて、油圧ポンプ10は油圧パワーシリンダ2にリザーバタンク9を介して間接的に支持されている。
図3は図2における油圧ポンプ10のB―B断面図である。
油圧ポンプ10はいわゆる可逆式の内接歯車ポンプであって、ポンプボディ17とカムリング18およびリアカバー19を有しており、そのカムリング18およびリアカバー19がリザーバタンク9の作動油室9a内で作動油に浸かっている。すなわち、油圧ポンプ10はリザーバタンク9の作動油室9aから作動油を直接吸入するようになっているとともに、リザーバタンク9の作動油室9aへ直接作動油を排出するようになっている。
油圧ポンプ10のカムリング18の内周には、図3に示すように複数の内歯が形成されたアウタロータ20と、そのアウタロータ20の内歯に噛合う外歯が複数形成されたインナロータ21が収容されていて、インナロータ21に結合された駆動軸22を電動モータ11によって回転駆動することで、周知のようにアウタロータ20の内歯とインナロータ21の外歯の間に形成された複数のポンプ室23がその容積を増減しながら周回移動して作動油の吸入および吐出を行い、油圧パワーシリンダ2の両油圧室に選択的に作動油を供給することとなる。
なお、電動モータ11は図2に示すように正逆転可能ないわゆる三相ブラシレスDCモータであって、ロータ位置信号用ケーブル11aによりロータ位置信号を図示外のコントロールユニットに出力し、そのロータ位置に応じて図示外のコントロールユニットがモータ駆動用ケーブル11bにより駆動信号を電動モータ11に出力するようになっている。
したがって、本実施の形態によれば、ポンプユニット3が油圧パワーシリンダ2に間接的に支持されて実質的に一体化しているため、第1油路5および第2油路6が短くてすみ、コスト的に有利となる上に、パワーステアリング装置の操舵応答性が向上するメリットがある。
また、リザーバタンク9内のピストン14が大気圧をもって作動油室9a側に常時付勢されているため、例えばパワーステアリング装置に作動油を充填した状態でそのパワーステアリング装置を運搬した際に、リザーバタンク9のシリンダ部13が下向きになったとしても作動油が漏れることもなければ、パワーシリンダ装置の油圧回路に空気が混入することもない。すなわち、パワーステアリング装置の車体への組付時において、予め作動油を充填したパワーステアリング装置を車両に組付けることで、パワーステアリング装置の組付後における作動油の充填作業およびエア抜き作業が不要となるメリットがある。
さらに、ポンプユニット3と油圧パワーシリンダ2とを一体化しているため、パワーステアリング装置を車両に搭載する際の作業性が飛躍的に向上する。
その上、比較的簡単な構造のリザーバタンク9をシリンダチューブ2aと一体成形したため、例えばアルミダイカストにより得られた中間成形体の二次加工が容易となるメリットがある。
なお、本実施の形態ではポンプユニット3を油圧パワーシリンダ2から車両前方に突出するようにして設けたが、ポンプユニット3はその向きを問わずに設置可能であることは言うまでもない。
また、本実施の形態ではブリーダバルブ15をリザーバタンク9のシリンダ部13に設けたが、エア抜き作業の作業性を向上させるべく、ブリーダバルブ15をピストン14に設けてもよい。
図4,5は本発明の第2の実施の形態を示す図であって、図4はそのポンプユニットを示す平面図、図5は図4におけるC―C断面図である。なお、図4,5において第1の実施の形態と同一または相当部分には同様の符号を付してある。
図4,5に示す第2の実施の形態は、油圧パワーシリンダ24側から油圧ポンプ25、リザーバタンク26、電動モータ11の順に積み重ねることでポンプユニット27を構成したものであって、油圧ポンプ25取り付け用の台座部24aが例えばアルミダイカストをもって油圧パワーシリンダ24のシリンダチューブ24bと一体成形されている。言い換えれば、油圧ポンプ25が油圧パワーシリンダ24に直接的に支持されている。なお、ポンプユニット27は油圧ポンプ25の軸心を延長した仮想線Dが油圧パワーシリンダ24の軸心Eと交わるように配置されている。
台座部24aは実質的に第1の実施の形態における油圧ポンプ10のポンプボディ17と同様に構成されていて、その台座部24a内にパワーステアリング装置の油圧回路の一部が形成されており、その台座部24a上に油圧ポンプ25のカムリング30およびリアカバー31が配置されている。
そして、その台座部24aと油圧パワーシリンダ24の両圧力室を第1油路28および第2油路29をもってそれぞれ接続している。
リザーバタンク26は、台座部24aと電動モータ11との間に挟持状態で固定されていて、シリンダチューブ24aの軸方向に突出形成されたシリンダ部32を備えている。シリンダ部32は略有底円筒状であって、そのシリンダ部32内にピストン33を収容しているとともに、そのシリンダ部32内の作動油室26aに開口するようにブリーダバルブ34が設けられていて、ピストン33の突出部33aがシリンダ部32の底壁からその空気室26bを挿通してリザーバタンク26外に突出している。すなわち、突出部33aのリザーバタンク26からの突出量をもってリザーバタンク26内の作動油量を外部から確認できるようになっている。なお、リザーバタンク26の空気室26b内の圧力は大気圧に設定されている。
したがって、本実施の形態によれば、油圧ポンプ25が油圧パワーシリンダ24により近接して設置されているため、第1油路28および第2油路29がより短縮されてパワーステアリング装置の操舵応答性がさらに向上する上に、コスト的により有利となるメリットがある。
なお、本実施の形態では実質的に油圧ポンプ25の一部をシリンダチューブ24bと一体成形して台座部24aとし、その台座部24a内に油圧回路の一部が形成されているものとしたが、油圧回路を有しない台座部をシリンダチューブ24bと一体成形し、その台座部上に第1の実施の形態における油圧ポンプ10のポンプボディ17を配置するようにしてもよい。この場合には、大物であるシリンダチューブ24bと一体の台座部に油路を形成せずに、その台座部上に配置されるポンプボディ17に油路を形成することとなるため、その加工が容易となるメリットがある。
図6は第2の実施の形態の変形例を示す図であって、この変形例では第1油路35aおよび第2油路36aを有する中空の凸条部35,36を油圧パワーシリンダ37のシリンダチューブ37aと一体成形している。詳細には、シリンダチューブ37aと一体成形された台座部37bからシリンダチューブ37aの軸方向両側に延出するようにして凸条部35,36がシリンダチューブ37aと一体成形されていて、その凸条部35,36内に第1油路35aおよび第2油路36aがそれぞれドリル加工により形成されている。なお、そのドリル加工により穿設された穴の開口部はプラグ38により封止されている。
したがって、この変形例では、第1油路35aおよび第2油路36aの剛性が向上してパワーステアリング装置の操舵応答性がより向上する上に、油圧ポンプ25と油圧パワーシリンダ37の両油圧室を接続する配管が不要となりコスト的にさらに有利となるメリットがある。
なお、この変形例では台座部37bからシリンダチューブ37aの軸方向両側に延出する凸条部35,36内に第1油路35aおよび第2油路36aを形成したが、台座部内に第1油路および第2油路を形成し、その台座部と油圧パワーシリンダの両油圧室を直接接続することも可能である。
図7は本発明の第3の実施の形態を示していて、ポンプユニットを示す側面図である。なお、図7において第1の実施の形態と同一または相当部分には同様の符号を付してある。
図7に示す第3の実施の形態は、油圧パワーシリンダ39側から電動モータ40、油圧ポンプ10、リザーバタンク41の順に積み重ねることでポンプユニット42を構成したものであって、油圧パワーシリンダ39のシリンダチューブ39aに電動モータ40取り付け用の台座部39bが一体成形されている。そして、その台座部39bに電動モータ40を取り付けることでポンプユニット42が油圧パワーシリンダ39に支持されている。換言すれば、油圧ポンプ10は電動モータ40を介して油圧パワーシリンダ39に間接的に支持されている。
また、リザーバタンク41は略有底円筒状であって、そのリザーバタンク41内の突出部43aを有するピストン43は、リザーバタンク41の空気室41bに配置された付勢手段たるコイルスプリング44によって作動油室41a側に常時付勢されている。つまり、ピストン43により作動油に常時所定の圧力を付与してキャビテーションの発生を防止するようにしている。
そして、リザーバタンク41の作動油室41aのうち油圧ポンプ10側端部にブリーダバルブ45が設けられている。
したがって、この第3の実施の形態によれば、重量物である電動モータ40を油圧パワーシリンダ39側に配置しているため、シリンダチューブ39aの台座部39bに作用するモーメントが小さくなり、台座部39bを小さくしてパワーステアリング装置を小型化することができるメリットがある。
なお、第2の実施の形態の変形例として示したように、第1油路および第2油路をシリンダチューブに一体成形する構造は、上述した第1の実施の形態および第3の実施の形態においても適用可能であることはいうまでもない。
上記実施の形態から把握される上記請求項に記載した以外の技術的思想について以下に説明する。
(1) リザーバタンクが油圧ポンプと一体に構成されていることを特徴とする請求項1に記載のパワーステアリング装置。
リザーバタンクと油圧ポンプを接続する油路を短縮し、その油路を作動油が流れる際の抵抗を減ずることができる。
(2) リザーバタンク内を作動油室と空気室とに隔成する分離壁を備えていることを特徴とする(1)に記載のパワーステアリング装置。
リザーバタンクがその設置方向を問わずに車両に搭載可能となり、パワーステアリング装置の設計自由度が向上する。
(3) 上記分離壁が作動油室および空気室の容積を増減する方向で変位可能になっていることを特徴とする(2)に記載のパワーステアリング装置。
例えば作動油の温度変化により作動油室内の作動油の体積が変化した場合に、上記分離壁が作動油室の容積を増減することで作動油の体積変化を吸収することができる。
(4) 上記分離壁がリザーバタンク外に突出する突出部を備えていることを特徴とする(3)に記載のパワーステアリング装置。
上記突出部によりリザーバタンク外から上記分離壁を変位させることで、作動油室の容積を変化させることができるほか、リザーバタンクからの上記突出部の突出量を確認することでリザーバタンク内の作動油量をリザーバタンク外から容易に確認できるようになる。
(5) 上記分離壁を作動油室側に付勢する付勢手段を備えていることを特徴とする(3)または(4)に記載のパワーステアリング装置。
上記分離壁を作動油室側に付勢することで作動油室内の作動油に常時所定の圧力を付与し、リザーバタンクから油圧回路への作動油の供給効率を高めることができる上に、キャビテーションの発生を防止できる。
(6) 油圧回路内の作動油を外部に排出するブリーダバルブを備えていることを特徴とする(3)〜(5)のいずれかに記載のパワーステアリング装置。
油圧回路内に作動油を充填した後に、上記ブリーダバルブから余剰油を排出して作動油量を調整することができる。
(7) 上記ブリーダバルブがリザーバタンクの作動油室に開口することを特徴とする(6)に記載のパワーステアリング装置。
油圧回路内の作動油を上記ブリーダバルブから効率よく排出できるようになる。
(8) 油圧パワーシリンダの周壁部に油圧ポンプ取り付け用の台座が設けられていて、その台座が油圧パワーシリンダと一体成形されていることを特徴とする請求項1に記載のパワーステアリング装置。
上記台座をもって油圧パワーシリンダに油圧ポンプが直接的に支持されることとなり、その取付剛性が向上する。
(9) 上記台座内に油路を有していないことを特徴とする(8)に記載のパワーステアリング装置。
大物である油圧パワーシリンダと一体に形成された上記台座に油路を形成せず、その油圧パワーシリンダと別体の部材に油路を形成することで、その加工が容易となる。
(10) 上記台座内に油圧回路の一部が形成されていることを特徴とする(8)に記載のパワーステアリング装置。
上記台座内に油圧回路の一部を形成することで、パワーステアリング装置の小型化を図ることができる。
(11) 上記第1油路および第2油路が上記台座内に形成されていて、その台座と油圧パワーシリンダの両油圧室が直接接続されていることを特徴とする(10)に記載のパワーステアリング装置。
上記台座内に上記第1油路および第2油路を形成することで、油圧による上記第1油路および第2油路の膨張を防止してパワーステアリング装置の操舵応答性を向上させることができる。
(12) 上記台座から油圧パワーシリンダの軸方向に向けて延出するように上記第1油路および第2油路が油圧パワーシリンダの周壁部と一体成形されていて、その第1油路および第2油路が上記台座内の油圧回路と油圧パワーシリンダの両油圧室を接続していることを特徴とする(10)に記載のパワーステアリング装置。
上記第1油路および第2油路を油圧パワーシリンダと一体成形することで、油圧による上記第1油路および第2油路の膨張を防止してパワーステアリング装置の操舵応答性を向上させることができる。
(13) 油圧ポンプの軸心を延長した仮想線が、油圧パワーシリンダの軸心とほぼ交わるようになっていることを特徴とする(8)に記載のパワーステアリング装置。
上記台座のうち油圧ポンプを取り付ける取り付け面を広く確保することができる。
(14) 油圧ポンプとリザーバタンクおよび電動機がポンプユニットとして一体化されていて、そのポンプユニットが油圧パワーシリンダの周壁部に支持されていることを特徴とする請求項1に記載のパワーステアリング装置。
上記ポンプユニットと油圧パワーシリンダがユニットとして一体化されるため、パワーステアリング装置の車体への取付が容易となる。
(15) 油圧パワーシリンダ側からリザーバタンク、油圧ポンプ、電動機の順に積み重ねることで上記ポンプユニットが構成されていることを特徴とする(14)に記載のパワーステアリング装置。
比較的簡単な構造のリザーバタンクを油圧パワーシリンダ側に配置することで、そのリザーバタンクを容易に油圧パワーシリンダと一体成形することができる。
(16) 油圧パワーシリンダ側から油圧ポンプ、リザーバタンク、電動機の順に積み重ねることで上記ポンプユニットが構成されていることを特徴とする(14)に記載のパワーステアリング装置。
油圧ポンプを油圧パワーシリンダに近接配置することで、上記第1油路および第2油路を短くすることが可能となり、パワーステアリング装置の操舵応答性が向上するメリットがある。
(17) 油圧パワーシリンダ側から電動機、油圧ポンプ、リザーバタンクの順に積み重ねることで上記ポンプユニットが構成されていることを特徴とする(14)に記載のパワーステアリング装置。
重量物である電動機を油圧パワーシリンダに近接配置することで、油圧パワーシリンダとポンプユニットの取り付け部に作用するモーメントが小さくなり、その取り付け部を小さくしてパワーステアリング装置の小型化を図ることができる。
本発明の第1の実施の形態を示す図であって、パワーステアリング装置の平面図。 図1におけるA−A断面図。 図2における油圧ポンプのB−B断面図。 本発明の第2の実施の形態を示す図であって、ポンプユニットを示す平面図。 図4におけるC―C断面図。 図4に示すパワーステアリング装置の変形例を示す斜視図。 本発明の第3の実施の形態を示す図であって、ポンプユニットを示す側面図。
符号の説明
2…油圧パワーシリンダ
5…第1油路
6…第2油路
9…リザーバタンク
10…油圧ポンプ
11…電動モータ(電動機)
24…油圧パワーシリンダ
25…油圧ポンプ
26…リザーバタンク
28…第1油路
29…第2油路
35a…第1油路
36a…第2油路
37…油圧パワーシリンダ
39…油圧パワーシリンダ
40…電動モータ(電動機)
41…リザーバタンク

Claims (1)

  1. 転舵輪に連結された操舵機構の操舵力を補助する油圧パワーシリンダと、
    その油圧パワーシリンダに直接的または間接的に支持されていて、油圧パワーシリンダの両圧力室に第1油路および第2油路を介して選択的に油圧を供給する油圧ポンプと、
    その油圧ポンプに供給される作動油を貯留するリザーバタンクと、
    油圧ポンプを駆動する電動機と、
    を備えていることを特徴とするパワーステアリング装置。
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