JP2008178887A - 撮像装置及びスポット溶接ロボットシステム - Google Patents

撮像装置及びスポット溶接ロボットシステム Download PDF

Info

Publication number
JP2008178887A
JP2008178887A JP2007012519A JP2007012519A JP2008178887A JP 2008178887 A JP2008178887 A JP 2008178887A JP 2007012519 A JP2007012519 A JP 2007012519A JP 2007012519 A JP2007012519 A JP 2007012519A JP 2008178887 A JP2008178887 A JP 2008178887A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
camera
spot welding
welding gun
electrode
robot
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007012519A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5176331B2 (ja
Inventor
Takeshi Mototani
猛 本谷
Akira Kunisaki
晃 国崎
Masayuki Nakaya
正幸 中屋
Katsutoshi Ono
克俊 大野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nachi Fujikoshi Corp
Original Assignee
Nachi Fujikoshi Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nachi Fujikoshi Corp filed Critical Nachi Fujikoshi Corp
Priority to JP2007012519A priority Critical patent/JP5176331B2/ja
Publication of JP2008178887A publication Critical patent/JP2008178887A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5176331B2 publication Critical patent/JP5176331B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Resistance Welding (AREA)

Abstract

【課題】スポット溶接ガンへのカメラの取り付けの際にカメラの破損を防止し、冷却水がかかることによるカメラの故障を防止すること。
【解決手段】複数の関節22を有するロボット2の先端に設けられ、対向配置された二つの電極を有するスポット溶接ガン3の一方の電極と交換可能に設けられるとともに、光軸が電極の軸Aと同軸となるように設けられ、電極によるワークの溶接点を撮像して画像形成する撮像装置4は、ワークの溶接点の画像を撮像するカメラ41と、カメラをスポット溶接ガンに取り付ける際に両者の間に介在するように設けられる取付部42と、取付部に連結され、少なくともカメラの一部を覆う保護部43と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、撮像装置及びスポット溶接ロボットシステムに関する。
自動車の組み立て等のスポット溶接ロボットが多数使用される工程においては、設備立ち上げ時の作業工数削減の目的で、予めロボットの作業プログラムを作成する手法が採用されていることが多い。
スポット溶接ロボットの作業プログラムを予め作成する方法としては、ロボットとスポット溶接ガンの機構と形状、ワーク(被溶接物)の形状、ロボットとワークとの位置関係、必要な動作条件等に関する情報をもとに、コンピュータ上でロボット動作をシミュレーションし、作業プログラムを作成するオフライン教示システムが用いられている。
しかしながら、オフライン教示システムにより作成されたプログラムを実際のロボットで使用する場合、ロボットや治具の設置誤差や、ロボット本体の機差、ワークの寸法誤差、重力によるロボットアームのたわみ等の要因によって、溶接位置が予め記録された溶接点からずれてしまうことがある。
このため、溶接点位置の全部または一部に関して、自動運転を行う前に、作業者がロボットを手動運転させ、溶接点位置を確認し、ずれがある場合は作業プログラムに記録された位置を修正する作業を行う必要がある。
また、設備立ち上げ時だけでなく設備を移転する場合などにおいても、先と同様の要因により設備移転前に使用していた作業プログラムの溶接点位置がずれてしまうことがある。この場合にも作業者が、手動運転により、溶接点位置を確認し、必要ならば記録位置を修正する作業を行う必要がある。
スポット溶接ロボットの作業プログラムを補正する方法として、視覚センサを用いて溶接点を計測して補正を行う方法が提案されている。ワークの溶接点の計測には、カメラにより溶接点を計測する必要があり、例えば、カメラはスポット溶接ガンに設けられた二つの電極のうち、一方の電極と交換して取り付けられる(特許文献1)。
特開平7−325611号公報
ところで、図5に示すように、スポット溶接ガンにおける電極101の取り付け部分となるシャンク102はテーパ形状になっており、電極101を強く加圧することでスポット溶接ガンへの取り付けを行う。電極101の取り付けの際には、例えば、ハンマー等の工具により電極101をたたくか二つの電極を突き合わせて加圧していた。このため、電極101の代わりにカメラをスポット溶接ガンに取り付ける場合において、電極101の取り付けと同じ方法を用いると、カメラが破損してしまうという問題があった。
また、図5に示すように、スポット溶接ガンのシャンク102は、電極を冷やすために冷却水を循環できるような冷却ホース103を備える構造となっているが、カメラに冷却水がかかることで電気回路がショートすることによるカメラの故障の恐れもあった。
そこで、本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、スポット溶接ガンへのカメラの取り付けの際にカメラの破損を防止し、冷却水がかかることによるカメラの故障を防止することができる撮像装置及びスポット溶接ロボットシステムを提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、複数の関節を有するロボットの先端に設けられ、対向配置された二つの電極を有するスポット溶接ガンの一方の電極と交換可能に設けられるとともに、光軸が前記電極の軸と同軸となるように設けられ、前記電極によるワークの溶接点を撮像して画像形成する撮像装置において、前記ワークの溶接点の画像を撮像するカメラと、前記カメラを前記スポット溶接ガンに取り付ける際に両者の間に介在するように設けられる取付部と、前記取付部に連結され、少なくとも前記カメラの一部を覆う保護部と、を備えることを特徴とする。
ここで、電極の軸とは、スポット溶接時におけるワークの溶接点(ワークと電極が接触する箇所)を通り、電極の移動方向に平行な軸線をいう。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の撮像装置において、前記保護部によって覆われるとともに周囲に光を照射する光源を備え、前記保護部には、前記光源から照射されて他方の電極と前記カメラとの間に設けられたワークに向かう光を通過させる通過孔が形成されていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の撮像装置において、前記カメラは、前記ワークの溶接点の画像を形成する撮像素子及びレンズを有するカメラヘッドと、前記カメラヘッドにより形成された画像を処理する処理部と、を備え、前記カメラヘッドのみを前記保護部で覆われるように設けたことを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか一項に記載の撮像装置において、前記取付部の表面には、当該取付部の前記スポット溶接ガンへの着脱の際に工具を嵌め合わせる嵌合部が形成されていることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、複数の関節を有するロボットと、前記ロボットの先端に設けられ、対向配置された二つの電極を有するスポット溶接ガンと、一方の電極と交換可能に設けられるとともに、光軸が前記電極の軸と同軸となるように設けられ、前記電極によるワークの溶接点を撮像して画像形成する撮像装置と、前記ロボット及び前記スポット溶接ガンに溶接動作を行うように教示された作業プログラムを記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された作業プログラムに従って前記ロボット及び前記スポット溶接ガンの動作制御を行う制御手段と、を備えるスポット溶接ロボットシステムにおいて、前記撮像装置は、前記ワークの溶接点の画像を撮像するカメラと、前記カメラを前記スポット溶接ガンに取り付ける際に両者の間に介在するように設けられる取付部と、前記取付部に連結され、少なくとも前記カメラの一部を覆う保護部と、を備えることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、少なくともカメラの一部は保護部により覆われているので、カメラをスポット溶接ガンに取り付ける際において、ハンマーでたたくときも保護部をたたくことでカメラを破損させることなく、カメラを保護部とともにスポット溶接ガンに取り付けることができる。
また、取付部は、カメラをスポット溶接ガンに取り付ける際に両者の間に介在するように設けられているので、カメラはスポット溶接ガンに対して間接的に取り付けられることとなる。これにより、冷却水を循環させてもその水は取付部にかかるので、カメラに冷却水がかかることはなく、カメラの電気回路のショートによる故障を防止することができる。
請求項2に記載の発明によれば、光源から照射された光は周囲に拡散するが、保護部には、通過孔が形成されているので、光源から照射されて他方の電極とカメラとの間に設けられたワークに向かう光は通過孔を抜けて保護部の外側に飛び出し、ワークを照射する。
これにより、ワークの内部等のように光量が多く必要な箇所の撮像においてもワークの撮像を的確に行うことができる。
請求項3に記載の発明によれば、カメラのうち、カメラヘッドのみが保護部で覆われるように設けられているので、カメラヘッド及び処理部の双方を保護部で覆う場合よりも保護部の大きさを小さくすることができるので、カメラのうちスポット溶接ガンに設けられる部分の大きさを電極の大きさに近づけることができ、カメラとワークの干渉を防止する効果を高めることができる。
請求項4に記載の発明によれば、取付部の表面に嵌合部が形成されているので、スポット溶接ガンへの撮像装置の着脱の際に、工具を容易に嵌め合わせることができ、撮像装置を安定した状態で保持しながらスポット溶接ガンへの着脱を行うことができる。
請求項5に記載の発明によれば、少なくともカメラの一部は保護部により覆われているので、カメラをスポット溶接ガンに取り付ける際において、ハンマーでたたくときも保護部をたたくことでカメラを破損させることなく、カメラを保護部とともにスポット溶接ガンに取り付けることができる。
また、取付部は、カメラをスポット溶接ガンに取り付ける際に両者の間に介在するように設けられているので、カメラはスポット溶接ガンに対して間接的に取り付けられることとなる。これにより、冷却水を循環させてもその水は取付部にかかるので、カメラに冷却水がかかることはなく、カメラの電気回路のショートによる故障を防止することができる。
以下、図面を参照して、撮像装置及びスポット溶接ロボットシステムの最良の実施形態について詳細に説明する。
<スポット溶接ロボットシステムの構成>
図1に示すように、スポット溶接ロボットシステム1は、複数の関節22及びアーム23を有する多軸のロボット2と、このロボット2の先端に設けられたスポット溶接ガン3と、スポット溶接ガン3によりスポット溶接がなされるワークの溶接点を撮像して画像形成する撮像装置4と、ロボット2、スポット溶接ガン3、撮像装置4等の動作制御を行う制御装置5と、を備えている。
(ロボット)
図1に示すように、ロボット2は、例えば、自動車の車体フレーム等のスポット溶接ラインで用いられる。ロボット2は、土台となるベース21と、関節22で連結された複数のアーム23と、ロボット2を駆動させるサーボモータ(図示略)とを備えている。そして、連結された各アーム23のうち、最も先端に位置するアーム23の先端部には、スポット溶接ガン3が設けられている。
各関節22は、アーム23の一端部を揺動可能として他端部を軸支する揺動関節と、アーム23自身をその長手方向を中心に回転可能に軸支する回転関節とのいずれかから構成される。つまり、ロボット2はいわゆる多関節型ロボットに相当する。
(スポット溶接ガン)
図1、図2に示すように、スポット溶接ガン3は、二つの電極31,32を備えている。一方の電極31は、アーム33にシャンク36を介して固定されている。他方の電極32は、サーボモータにより駆動する加圧軸35に設けられ、加圧軸35の駆動により電極32は一方の電極31に向かって駆動する。電極31,32は、互いに対向するように配置されている。すなわち、サーボモータにより加圧軸35を駆動させ、電極31と電極32の間隔を狭めていくことにより、ワークを電極31,32で挟持することができる。そして、ワークを電極31,32で挟んだ状態で各電極31,32に通電することにより、スポット溶接を行うことができる。
電極31が取り付けられるアーム33の先端には、シャンク36が形成されており、このシャンク36は、電極31の軸線に対して傾斜するテーパ状に形成されている。図3に示すように、シャンク36内は中空に形成されている。なお、サーボモータは、制御装置5からの制御信号により駆動制御され、ロボットのアーム23を駆動させることができる。
(撮像装置)
図1に示すように、撮像装置4は、ワークの溶接点の画像を撮像するカメラ41と、スポット溶接ガン3とカメラ41との間に設けられた取付部42と、取付部42に連結され、少なくともカメラ41の一部を覆う保護部43とを備えている。
(1)取付部
図3に示すように、取付部42は、筒状に形成され、スポット溶接ガン3の先端のシャンク36に着脱可能に取り付けられている。取付部42には、シャンク36に取り付けるためにテーパ状のシャンク36に嵌り込むテーパ状の挿入孔42aが形成されている。取付部42は、電極31と同様、ハンマー等によりたたくことにより保護部43とともにシャンク36に固定することができるようになっている。取付部42をシャンク36に取り付けることにより、シャンク36の先端は遮蔽される。
図3、図4に示すように、取付部42の表面には、シャンク36に対して着脱する際に、取付部42を安定して保持するためにスパナ等の工具を嵌め合わせる嵌合部42bが形成されている。嵌合部42bは、曲面状に形成された取付部42の表面に対してへこんだ凹部とされ、この凹部の底面は平面となるように形成されている。これにより、スパナ等の工具を嵌合部42bに嵌め合わせても工具が滑ることがなく取付部42を安定した状態で保持できるようになっている。
取付部42のうちシャンク36との取り付け箇所となる端部に対して反対側となる端部には、連結ネジ47により保護部43が連結されている。
(2)保護部
図3に示すように、保護部43の一端には、楕円形状又は矩形状に形成され、保護部43内に設けられた光源44から照射される光を通過させる通過孔43aが形成されている。この通過孔43aを形成することにより、光源44から照射されて電極32とカメラヘッド45(後述する)との間に配置されるワークに光を照射することができる。
ここで、光源44は、保護部43の内壁面に治具44aにより取り付けられている。光源44は、ワークを十分な光量で照射することができれば一つでも構わないが、スペースの許す範囲内で複数設けてもよい。
(3)カメラ
図2に示すように、カメラ41としては、例えば、小型のCCDカメラが用いられる。カメラ41は、二つの電極31,32のうち、少なくとも一方の電極31に対して着脱自在に設けられている。このとき、カメラ41は、その光軸が電極32の軸Aと同軸となるように設けられている。ここで、電極32の軸Aとは、スポット溶接時におけるワークの溶接点(ワークと電極32が接触する箇所)を通り、電極32の移動方向に平行な軸線をいう。図2においては、アーム33に固定された電極31とカメラ41を交換した例を図示している。
また、図1、図3に示すように、カメラ41は、ワークの溶接点の画像を形成する撮像素子及びレンズを有するカメラヘッド45と、カメラヘッド45により形成された画像を処理する処理部46とを備えている。カメラヘッド45は、取付部42に固定ネジ49によって固定されており、その周囲は保護部43により覆われている。ここで、保護部43内には、カメラヘッド45のみが設けられ、カメラヘッド45のみが保護部43により覆われた状態となっている。処理部46は、通信ケーブル46aによりスポット溶接ガン3から離れた位置に設けられている。これにより、カメラヘッド45による撮像を遠隔操作できるとともに、保護部43の小型化を図ることができる。
処理部46は、カメラヘッド45で撮像された撮像画像に関する処理プログラムに従って画像処理を実行するCPU61と、CPU61の作業エリアとなるRAM62と、画像処理プログラムや各種データが記憶され、書き換え可能な不揮発性メモリ63と、カメラヘッド45との間で撮像画像データの受信が可能に接続されたカメラインターフェース64と、制御装置5との間で画像処理データや各種データの送受信が可能に接続された通信インターフェース65と、を備えている。
不揮発性メモリ63には、カメラヘッド45により撮像された撮像画像の画像処理を行う画像処理プログラムが記憶されている。すなわち、CPU61が画像処理プログラムを実行することにより、処理部46は、画像処理手段として機能する。
(制御装置)
図1に示すように、制御装置5は、ロボット2の動作制御等に関する処理プログラムに従って各処理を実行するCPU51と、CPU51の作業エリアとなるRAM52と、ロボット2の作業プログラムや各種データが記憶され、書き換え可能な不揮発性メモリ53と、ロボット2を駆動させるロボット本体軸サーボドライバ54と、スポット溶接ガン3の加圧軸35を駆動させる加圧軸サーボドライバ55と、処理部46との間でデータの送受信が可能に接続された通信インターフェース56と、を備えている。
図1に示すように、制御装置5の不揮発性メモリ53には、ロボット2及びスポット溶接ガン3に溶接動作を行うように教示された作業プログラムが記憶されている。従って、不揮発性メモリ53は、記憶手段として機能する。また、CPU51が作業プログラムを実行することにより、制御装置5は、ロボット2及びスポット溶接ガン3の動作制御を行う制御手段として機能する。
<撮像装置のスポット溶接ガンへの着脱方法>
図3、図4に示すように、撮像装置4をスポット溶接ガン3に取り付ける際には、取付部42にカメラヘッド45を固定した後、カメラヘッド45を保護部43で覆い、取付部42と保護部43とを連結ネジ47で連結する。そして、取付部42の挿入孔42aにスポット溶接ガン3のシャンク36を挿入させ、ハンマーで保護部43をたたく、あるいは、加圧軸35を駆動させて電極32と保護部43とを突き合わせることにより、取付部42をシャンク36にくい込ませて固定する。取付部42をシャンク36に固定した後は、シャンク36及び取付部42には、テーパが形成されていることから、簡単には外れなくなる。
一方、シャンク36に固定された取付部42を取り外す際には、スパナ等の工具を取付部42の嵌合部42bに嵌め合わせ、工具により取付部42を安定して保持した状態で工具を操作することで、シャンク36から取付部42を取り外すことができる。
<撮像装置及びスポット溶接ロボットシステムの作用効果>
このように撮像装置4及び撮像装置4を備えたスポット溶接ロボットシステム1によれば、少なくともカメラ41の一部であるカメラヘッド45は保護部43により覆われているので、撮像装置4をスポット溶接ガン3に取り付ける際において、ハンマーでたたくときも保護部43をたたくことでカメラヘッド45を破損させることなく、カメラヘッド45を保護部43とともにスポット溶接ガン3に取り付けることができる。
また、取付部42は、スポット溶接ガン3のシャンク36とカメラヘッド45との間に設けられているので、カメラヘッド45はスポット溶接ガン3に対して取付部42を介して間接的に取り付けられることとなる。これにより、シャンク36内で冷却水を循環させてもその水は取付部42にかかるので、カメラヘッド45に冷却水がかかることはなく、カメラヘッド45の電気回路のショートによる故障を防止することができる。
また、保護部43内に設けられている光源44から照射された光は周囲に拡散するが、保護部43には、通過孔43aが形成されているので、光源44から照射されて電極32とカメラヘッド45との間に設けられたワークに向かう光は通過孔43aを抜けて保護部43の外側に飛び出し、ワークを照射する。
これにより、ワークの内部等のように光量が多く必要な箇所の撮像においてもワークの撮像を的確に行うことができる。
また、カメラ41のうち、カメラヘッド45のみが保護部43で覆われるように設けられているので、カメラヘッド45及び処理部46の双方を保護部43で覆う場合よりも保護部43の大きさを小さくすることができるので、カメラ41のうちスポット溶接ガン3に設けられる部分の大きさを電極32の大きさに近づけることができ、カメラ41とワークの干渉を防止する効果を高めることができる。
また、取付部42の表面に嵌合部42bが形成されているので、スポット溶接ガン3への撮像装置4の着脱の際に、スパナ等の工具を容易に嵌め合わせることができ、撮像装置4を安定した状態で保持しながらスポット溶接ガン3への着脱を行うことができる。
<その他>
なお、本発明は上記実施形態に限られるものではない。例えば、上記実施形態においては、スポット溶接ガンとして、C型のスポット溶接ガンを用いたが、X型のスポット溶接ガンを用いてもよい。
また、処理部46を撮像装置4に設けたが、制御装置5が画像処理機能を有していれば、カメラヘッド45で撮像した画像を制御装置5に無線送信することにより、制御装置5で画像処理を行ってそのデータに基づいてロボット2を制御することができる。これらの構成は作業者、設計者の要望により自由に変更可能である。
また、保護部43に通過孔43aを形成する代わりに保護部43全体を、光透過性を有する材料により形成しても良い。この際には勿論シャンク36への取り付け時に外力によって破損しない程度の強度が必要である。
撮像装置を備えるスポット溶接ロボットシステムの概略構成を示す図。 スポット溶接ガンの正面図。 (a)は図4のa−a断面図、(b)は図4のb−b断面図。 取付部及び保護部の斜視図。 電極の取付構造を説明する図。
符号の説明
1 スポット溶接ロボットシステム
2 ロボット
3 スポット溶接ガン
4 撮像装置
5 制御装置(制御手段)
22 関節
31 電極
32 電極
41 カメラ
42 取付部
42b 嵌合部
43 保護部
43a 通過孔
44 光源
45 カメラヘッド
46 処理部
53 不揮発性メモリ(記憶手段)
A 電極の軸

Claims (5)

  1. 複数の関節を有するロボットの先端に設けられ、対向配置された二つの電極を有するスポット溶接ガンの一方の電極と交換可能に設けられるとともに、光軸が前記電極の軸と同軸となるように設けられ、前記電極によるワークの溶接点を撮像して画像形成する撮像装置において、
    前記ワークの溶接点の画像を撮像するカメラと、
    前記カメラを前記スポット溶接ガンに取り付ける際に両者の間に介在するように設けられる取付部と、
    前記取付部に連結され、少なくとも前記カメラの一部を覆う保護部と、
    を備えることを特徴とする撮像装置。
  2. 前記保護部によって覆われるとともに周囲に光を照射する光源を備え、
    前記保護部には、前記光源から照射されて他方の電極と前記カメラとの間に設けられたワークに向かう光を通過させる通過孔が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記カメラは、前記ワークの溶接点の画像を形成する撮像素子及びレンズを有するカメラヘッドと、前記カメラヘッドにより形成された画像を処理する処理部と、を備え、
    前記カメラヘッドのみを前記保護部で覆われるように設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像装置。
  4. 前記取付部の表面には、当該取付部の前記スポット溶接ガンへの着脱の際に工具を嵌め合わせる嵌合部が形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の撮像装置。
  5. 複数の関節を有するロボットと、
    前記ロボットの先端に設けられ、対向配置された二つの電極を有するスポット溶接ガンと、
    一方の電極と交換可能に設けられるとともに、光軸が前記電極の軸と同軸となるように設けられ、前記電極によるワークの溶接点を撮像して画像形成する撮像装置と、
    前記ロボット及び前記スポット溶接ガンに溶接動作を行うように教示された作業プログラムを記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶された作業プログラムに従って前記ロボット及び前記スポット溶接ガンの動作制御を行う制御手段と、を備えるスポット溶接ロボットシステムにおいて、
    前記撮像装置は、
    前記ワークの溶接点の画像を撮像するカメラと、
    前記カメラを前記スポット溶接ガンに取り付ける際に両者の間に介在するように設けられる取付部と、
    前記取付部に連結され、少なくとも前記カメラの一部を覆う保護部と、
    を備えることを特徴とするスポット溶接ロボットシステム。
JP2007012519A 2007-01-23 2007-01-23 撮像装置及びスポット溶接ロボットシステム Active JP5176331B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007012519A JP5176331B2 (ja) 2007-01-23 2007-01-23 撮像装置及びスポット溶接ロボットシステム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007012519A JP5176331B2 (ja) 2007-01-23 2007-01-23 撮像装置及びスポット溶接ロボットシステム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008178887A true JP2008178887A (ja) 2008-08-07
JP5176331B2 JP5176331B2 (ja) 2013-04-03

Family

ID=39723181

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007012519A Active JP5176331B2 (ja) 2007-01-23 2007-01-23 撮像装置及びスポット溶接ロボットシステム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5176331B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017047468A (ja) * 2015-09-04 2017-03-09 トヨタ車体株式会社 拡散接合方法
CN106944730A (zh) * 2012-05-15 2017-07-14 康茂股份公司 用于多轴线工业机器人的电点焊头和包括这种头的机器人
JP2021058988A (ja) * 2019-10-09 2021-04-15 川崎重工業株式会社 補正システム、補正方法、ロボットシステム及び制御装置
WO2021075246A1 (ja) * 2019-10-17 2021-04-22 株式会社キョクトー スポット溶接用電極検査装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11156434A (ja) * 1997-11-28 1999-06-15 Sumitomo Metal Ind Ltd 監視装置の保護器

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11156434A (ja) * 1997-11-28 1999-06-15 Sumitomo Metal Ind Ltd 監視装置の保護器

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106944730A (zh) * 2012-05-15 2017-07-14 康茂股份公司 用于多轴线工业机器人的电点焊头和包括这种头的机器人
JP2017047468A (ja) * 2015-09-04 2017-03-09 トヨタ車体株式会社 拡散接合方法
JP2021058988A (ja) * 2019-10-09 2021-04-15 川崎重工業株式会社 補正システム、補正方法、ロボットシステム及び制御装置
WO2021070922A1 (ja) * 2019-10-09 2021-04-15 川崎重工業株式会社 補正システム、補正方法、ロボットシステム及び制御装置
CN114555271A (zh) * 2019-10-09 2022-05-27 川崎重工业株式会社 修正系统、修正方法、机器人系统及控制装置
JP7290537B2 (ja) 2019-10-09 2023-06-13 川崎重工業株式会社 補正システム、補正方法、ロボットシステム及び制御装置
CN114555271B (zh) * 2019-10-09 2023-10-03 川崎重工业株式会社 修正系统、修正方法、机器人系统及控制装置
WO2021075246A1 (ja) * 2019-10-17 2021-04-22 株式会社キョクトー スポット溶接用電極検査装置
JP2021065889A (ja) * 2019-10-17 2021-04-30 株式会社キョクトー スポット溶接用電極検査装置
JP7402490B2 (ja) 2019-10-17 2023-12-21 株式会社キョクトー スポット溶接用電極検査装置
US12036622B2 (en) 2019-10-17 2024-07-16 Kyokutoh Co., Ltd. Spot-welding electrode inspection device

Also Published As

Publication number Publication date
JP5176331B2 (ja) 2013-04-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2782701B1 (en) System and method for modular portable welding and seam tracking
US7715946B2 (en) Industrial robot
JP6420229B2 (ja) 仮想物体の画像をロボットの映像に重畳表示する映像表示装置を備えるロボットシステム
US8280551B2 (en) Manipulator with camera
US9227327B2 (en) Robot system and method for operating robot system
CN102211245B (zh) 点焊系统以及修整判定方法
JP5176331B2 (ja) 撮像装置及びスポット溶接ロボットシステム
JP5272617B2 (ja) ロボット装置及びロボット装置の制御方法
KR20180038479A (ko) 로봇시스템
JP2012223840A (ja) ロボットシステムおよびロボットシステムを用いた検査方法
JP4287788B2 (ja) 自走式ロボットハンド
JP2004142015A (ja) センサ付きロボット
JP5449112B2 (ja) 溶接状況監視方法及び溶接状況監視装置
CN112140104A (zh) 获取工具作业位置偏移量的装置和方法
KR102199207B1 (ko) 다관절로봇의 모션제어를 이용한 티그 로봇용접시스템
JP6848110B1 (ja) 協働システム
JP2010253553A (ja) 溶接施工監視システム
JP2009125839A (ja) 溶接教示位置補正システム
CN112109078A (zh) 具有以视频方式拍摄机器人装置的动作的照相机的监视装置
FR3036302A1 (fr) Procede de soudage manuel teleopere et robot de soudage mettant en oeuvre un tel procede
JP2015160271A (ja) 制御装置、ロボット、ロボットシステムおよび制御方法
JP4945389B2 (ja) 水中補修システム及びこれを用いた水中補修方法
JP2017170550A (ja) 制御装置、ロボット、及びロボットシステム
CN104924153A (zh) 工作器具的简化的使用者操控
JP2022177480A (ja) 配管内補修装置、配管内補修方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100107

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101224

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120315

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120403

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120604

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121211

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121224

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5176331

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350