JP2008178185A - 電動機 - Google Patents

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Abstract

【課題】本願発明の目的は、冷却構造を備えた電動機において、大型化させないとともに冷却風の流量を低下させず、冷却効率を向上させることにある。
【解決手段】電動機は、有底円筒状のブラケット10、11及び円筒状のステータ17が嵌合されて円筒状をなすフレームが構成されている。ステータ17の円筒状の内周面には、ステータ端面17aより突出するコイルエンド18を形成するコイルが保持されている。コイルエンド18の外周面18aとブラケット11の内周面11dとの間の空間Dには遮蔽部材としての遮風リング21が設けられており、ステータ17の貫通孔17bに対するファン15の影響をなくし、ステータ17を通り抜ける冷却風の流量を低下させることがない。
【選択図】図1

Description

本願発明は、冷却構造を備えた電動機に関するものである。
従来から電動機では駆動時の温度上昇を抑えるために、電動機の冷却が行われてきた。冷却構造を有した電動機としては、特許文献1又は特許文献2のようなものが採用されていた。特許文献1には、図示しないファンからの冷却風を冷却風供給路18を通しフレーム内に導き、回転子通風ダクト8、ギャップ22及び通風路16に分流し回転子4及び固定子9を表面から冷却するとともに、冷却風を前側フレーム14で合流させ、冷却風排出路19より排出する冷却構造の電動機が開示されている。また、特許文献2では、フレーム7に回転軸方向及び外周方向の夫々に開口した入排気口11が設けられており、ファン5により一方の入排気口11より冷却風を吸気し、固定子1及び回転子2、さらに軸受部3を冷却した後、他方の入排気口11より冷却風を排出する冷却構造の電動機が開示されている。
特開2004−289888号公報 特開2003−23753号公報
ところで、特許文献1の冷却構造では、固定子通風ダクト8、ギャップ22及び通風路16の各流路に冷却風が分流されるため、流量を確保しなければならなかった。そこで、冷却風供給路18及び冷却風排出路19を回転軸方向に長いスリット状に変更して広げることが考えられる。しかし、冷却風供給路18及び冷却風排気口19を回転軸方向に広げると、電動機が回転軸方向に大きくなるという問題がある。
また、冷却風を前側フレーム14で合流させて冷却風排気口19よりスムーズに排出させるために前側フレーム14内に配置された排気用ファン(特許文献1において番号付与なし)を回転軸に固設しているが、冷却風排気口19の拡大に伴い、排気用ファンを拡大すると、回転軸に余計な重量が加わり出力低下を招いたり、電動機が大型化してしまう。一方、従来の排気用ファンを使用すると、排気用ファンの軸方向幅より冷却風排気口19の幅が長くなり、冷却風排気口19より冷却風が逆流したり、排気用ファンからコイルエンド側に回り込む流れが発生することがあった。これにより、前側フレーム14と通風路16と繋がる部分付近において正圧領域が発生してしまい、冷却風供給路18より吸入された冷却風が正圧領域により流れにくくなり、流量の低下を招いていた。
特許文献2では、ファン5の外周端付近より回転軸に垂直方向に円盤状の板がフレーム7に設置されており、冷却風の逆流や回り込みが起こることはない。しかし、ファン5に近接した円盤状の板を設けるためのスペースが必要となり、電動機が回転軸方向に長い大きなものとならざるを得ない。また、一方の入排気口11がフレーム7の回転軸方向に開口するように設けられており、電動機が大きくなるとともに、回転軸方向に給排気用のスペースがない場合には採用することができなかった。
本願発明は、上記の問題点を鑑みてなされたものであり、その目的は、電動機を大型化させないとともに、電動機の冷却風の流量を低下させず、冷却効率を向上させることである。
請求項1に記載の本願発明は、フレーム内の回転軸に固定されたロータとコイルを巻き付けられたステータとを備える電動機において、前記ステータの一端側に吸気口を設け、前記ステータの他端側には回転軸の半径方向に開口する排気口及び排気口側に送風するファンを設け、前記コイルのコイルエンド部と前記ステータの端面との間に形成される空間及び前記コイルエンド部の外周面と前記フレーム内周面との間に形成される空間に接続する前記吸気口側から前記排気口側に至る通気孔を開通し、前記コイルエンド部の外周面と前記フレーム内周面との間に形成される空間を遮蔽部材によって遮蔽し、前記通気孔を前記コイルエンド部と前記ステータの端面との間の空間を介して排気口に連通したことを特徴とする。
請求項1記載の本願発明によれば、コイルエンド部の外周面とフレーム内周面に形成される空間を遮蔽部材により遮蔽することにより、吸気口からの空気を、通気孔からコイルエンド部とステータ端面との間の空間に流すことができ、排気口付近の正圧の影響を受けることがない。さらに、ファンに対面する通路を遮蔽するだけの構成を採用しているので、電動機を回転軸方向に大型化させることがない。
請求項2に記載の本願発明は、前記通気孔は前記ステータに設けた貫通孔であるため、前記ステータを内部より冷却することができ、冷却効率がよい。
請求項3に記載の本願発明は、前記通気孔は電動機のフレーム周面に設けたダクトであるため、冷却風の流量を大きくできる。
請求項4に記載の本願発明は、前記遮蔽部材は弾性部材で構成するため、前記コイル及び前記フレームを傷つけることがない。
本願発明では、電動機を大型化させないとともに、電動機の冷却風の流量を低下させず、冷却効率を向上させることができる。
(第1の実施形態)
以下、第1の実施形態を図1に基づき説明する。
図1は、誘導電動機(以下電動機)であり、例えばフォークリフトの走行に用いられる電動機である。なお、図1は対称である電動機の半分のみを示している。
電動機は有底円筒状のブラケット10、11を備えており、ブラケット10、11は、開口部を所定間隔を設けて互いに向き合うように配置されている。ブラケット10の円筒部10aには、半径方向に開口する吸気口10bが設けられ、ブラケット11の円筒部11aには半径方向に開口する排気口11bが設けられている。ブラケット10、11の強度を保ちつつ、通気流量を確保するために、吸気口10b及び排気口11bは円筒軸心方向に長い矩形形状で円筒部10a、11aの外周面にスリット状に複数並べて配置されている。
ブラケット10、11の底部10c、11cの円心には電動機の出力として回転運動を行う回転軸12が軸受13、14を介して支持されている。回転軸12のブラケット11側の端部付近には円心部が隆起した円盤状のファン15が固設されており、ファン15は外周端付近がブラケット11に近接するように配置されている。円盤状のファン15の外周端付近に取り付けられている羽根部15aは、ブラケット11側の排気口11bに近接して対向するように設けられている。また、ファン15は回転軸12とともに一体回転可能となっている。
回転軸12の長手方向の中央部には、円筒状のロータ16が嵌合されており、ロータ16は回転軸12と一体に回転可能となっている。円筒状のロータ16には、通気用の複数の貫通孔16aが回転軸方向に貫通して設けられている。ステータ17はその外周面の両端がブラケット10、11の円筒部10a、11aと夫々嵌合されている。本実施形態では、フレームはブラケット10、11により構成されており、ブラケット10とブラケット11が別体とされているが、一体として、ブラケットの内周面にステータ17を固定しても良い。
ステータ17は内周面がロータ16の外周面に対向するようにロータ16の外周側に設けられており、ロータ16の外周面とステータ17の内周面の間には通気可能なギャップ空間Aが形成されている。ステータ17には通気孔としての複数の貫通孔17bが回転軸12の長手方向に貫通して設けられるとともに、内周面にはコイルを納めるための複数のスロットが設けられている。各スロットに納められるコイルはステータ端面17aよりも両側に突出したコイルエンド18を形成しており、コイルエンド18とステータ端面17aの間に通気可能な空間Bが設けられている。
コイルエンド18の外周面18aとブラケット10の内周面10dとの間には空間Cが形成されており、空間Cには遮蔽部材としての環状の遮風リング20がブラケット10の内周面10dとコイルエンド18の外周面18aに当接し空間Cを遮風するように設けられている。コイルエンド18の外周面18aとブラケット11の内周面11dとの間には空間Dが形成されており、空間Dには遮蔽部材としての環状の遮風リング21がブラケット11の内周面11dとコイルエンド18の外周面18aに当接し空間Dを遮風するように設けられている。遮風リング20、21はコイルエンド18と接触するため、適度な弾性を有したものが良く、さらに耐熱性を備えるものが望ましい。本実施例では遮風リング20、21として絶縁性を有した樹脂リングを用いている。
貫通孔17bは、空間C及び空間Dを各遮風リング20、21により遮蔽したため、吸気口10bから空間Cを通り貫通孔17bへ、そして貫通孔17bから空間Dを介して排気口11bへと接続されることはない。ステータ17の貫通孔17bは、空間Bを介し、吸気口10b及び排気口11bに連通されている。
次に、以上のように構成された第1の実施形態の作用を以下に説明する。
コイルの通電により回転軸12及びロータ16が回転されるとともに、ファン15も回転されて、電動機内部の冷却空気はファン15の羽根部15aによって排気口11bを通り電動機外部に排出される。排気口11bからの冷却空気の流出により電動機内部は負圧状態となり、吸気口10bから電動機外部の冷却空気が吸入される。
吸入された冷却空気は、コイルエンド18の端面18bとブラケット10の間を回転軸12に向かい流れていく。一方、空間Cには遮風リング20が設けられているため、吸気口10bから吸入された冷却空気は空間Cを通過して流れることはない。吸気口10bからの冷却空気はコイルエンド18を冷却した後、ロータ16の貫通孔16aとギャップ空間Aと空間Bを通してステータ17の貫通孔17bとに分流され、ロータ16及びステータ17をその表面と内部から冷却する。
ステータ17の貫通孔17bを流れた冷却空気は、排気口11b側のステータ端17aまで流れた後、空間Bを回転軸12に向かい流れていく。空間Dには、遮風リング21が配置されているため、ステータ17の貫通孔17bから排気口11bに空気が直接流れていくことはない。排気口11b側の空間Bを流れた冷却空気は、ギャップAの冷却空気とロータ16の貫通孔16aを流れた冷却空気とともに集流された後、ファン15により排気口11bから電動機の外部へ排出される。また、コイルエンド18の外周面18aとブラケット11の内周面11dの間の空間Dに遮蔽リング21が設けられているため、ファン15から外部へ排出される冷却空気の一部が、空間Dを通過してステータ17方向へ流れ込むことはない。さらに外気が、電動機の外部から排気口11bを通り空間Dを経てステータ17方向へ流れ込むこともない。従って、吸気口10bから流入した冷却空気はロータ16及びステータ17の一端側から他端側に流れる間にファン15の影響を受けること無く、所定の位置を流れ、ロータ16及びステータ17に対する冷却効率を高めることができる。
第1の実施形態は、以下の作用効果が得られる。
(1)遮蔽部材である遮風リング21を排気口11b側のコイルエンド18の外周面18aとブラケット11の内周面11dの間の空間Dに設けることで、排気口11b側からの冷却空気及び外気の回り込みを防ぐことができ、これにより排気口11b側のコイルエンド18付近において正圧領域を発生することはなく、吸気口10bからの冷却空気の流量減少を招くことがない。従って、電動機の冷却効率を改善することができる。また、電動機の出力を向上させることができる。
(2)遮風リング20、21を設けるだけで良く、簡単に既存の電動機に適用できる。
(3)ファン15の羽根部15aを回転半径が大きいファン15の外周端付近に設けることで、空気の流量を多くすることができ、電動機内部を流れる冷却風の流量を確保できる。
(4)吸気口10b及び排気口11bをブラケット10、11の円筒部10a、11aに回転軸12の半径方向に開口するように設けているため、回転軸12の長手方向に吸気スペース並びに排気スペースを設ける必要ががない。これにより、電動機は回転軸12方向に大きくならない。
(5)遮風リング20を吸気口10b側のコイルエンド18の外周面18aとブラケット10の内周面10dの間の空間Cに設けることで、吸気口10bより吸入された冷却空気は回転軸12付近まで確実に流れ込むので、ロータ16の回転数が非常に高く貫通孔16aの冷却空気の流量が低下しても、ロータ16を端面から十分に冷却することができる。
以下に説明する他の実施形態においては第1の実施形態と同一の構成には同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
(第2の実施形態)
図2に示す第2の実施形態は、第1の実施形態における遮蔽部材の構成を変更したものである。ブラケット10は回転軸12の半径方向に開口する吸気口10bが設けられており、内周面10dにはコイルエンド18の外周面18aに向かい突出する遮蔽部材としての突起部23が形成されている。突起部23の先端は、コイルエンド18の外周面18aとわずかな隙間を残して接近しており、ラビリンス効果によりコイルエンド18の外周面18aとブラケット10の内周面10dの間の空間Cを遮蔽している。
ブラケット11は回転軸12の半径方向に開口する排気口11bが設けられており、内周面11dにはコイルエンド18の外周面18aに向かい突出する遮蔽部材としての突起部24が形成されている。突起部24の先端は、コイルエンド18の外周面18aとわずかな隙間を残して接近しており、ラビリンス効果によりコイルエンド18の外周面18aとブラケット11の内周面11dの間の空間Dを遮蔽している。
次に、第2の実施形態における作用について説明する。
第2の実施形態においても、第1の実施形態と同様に、回転軸12が回転することにより、ファン15が回転し、電動機内の冷却空気を排気口11bより排出する。ここで、吸気口10bから吸入された冷却空気は、突起部23により空間Cが遮蔽されているため、全てコイルエンド18の端面18b側を通ることになり、コイルエンド18を効率良く冷却した後、ロータ16の貫通孔16a、ギャップ空間A、空間Bを通る流れに分流される。
ステータ17の貫通孔17bを流れた冷却空気は、排気口11b側のステータ端17aまで流れた後、空間Dが突起部24によって遮蔽されているため、空間Bを通り回転軸12に向かい流れていく。空間Bを流れた冷却空気は、ロータ16の貫通孔16aを流れた冷却空気とギャップ空間Aを流れた冷却空気とともに集流され、ファン15により排気口11bを通し電動機の外部へ排出される。また、ファン15から外部へ排出される冷却空気の一部が空間Dに向かう流れはブラケット11の突起部24により妨げられるので、ステータ17の貫通孔17bを流れる冷却空気に影響を及ぼすことが無い。
第2の実施形態は、第1の実施形態の効果に加え、以下の作用効果が得られる。
(5)遮蔽部材をブラケット10、11に設けた突起部23、24によって構成したので、部品点数の増加を抑えることができ、組付け作業の工程の増加を抑えることができる。
(第3の実施形態)
図3に示す第3の実施形態は、第1の実施形態における通気孔を変更したものである。
ブラケット10は円筒部10aに回転軸12の半径方向に開口する吸気口10bを有しており、さらに吸気口10bよりステータ17側には通気孔としての開口部25が設けられている。開口部25は円筒部10aの円周にスリット状に複数設けられている。また、ブラケット10の吸気口10bと開口部25の間の内周面10dには遮蔽部材である遮風リング20が配設されている。遮風リング20はブラケット10の内周面10dに当接するとともにコイルエンド18の外周面18aにも当接し、空間Cを遮蔽している。
ブラケット11は円筒部11aに回転軸12の半径方向に開口する排気口11bを有しており、さらに排気口11bよりステータ17側には通気孔としての開口部27が円筒部11aの円周面において複数のスリット状に設けられている。また、排気口11bと開口部27の間に位置するブラケット11の内周面11dとコイルエンド18の外周面18aとの間には遮蔽部材である遮風リング21が配設され、空間Dを遮蔽している。ブラケット11の円筒部11aの外周面にはブラケット10の円筒部10aに繋がる薄板26が取り付けられている。薄板26は、回転軸12に平行な円筒部26aと、円筒部の両端からブラケット10、11に固定される底部26bを有している。そして、ブラケット10の開口部25とブラケット11の開口部27は薄板26に覆われており、薄板26により通気孔としてのダクトEを形成している。また、薄板26はステータ17の外周面を全て囲むようになっており、一枚の薄板26により複数の開口部25及び開口部27の全てを覆っている。
次に第3の実施形態についての作用を説明する。
回転軸12が回転することにより、ファン15が回転し、電動機内部の冷却空気を排気口11bより排出する。ここで、吸気口10bから吸入された冷却空気は、遮風リング20により空間Cが遮蔽されているため、全てコイルエンド18の端面18b側を通ることになり、コイルエンド18を効率良く冷却した後、ロータ16の貫通孔16a、ギャップ空間A、空間Bを通る流れに分流される。空間Bを流れた冷却空気は、複数の開口部25を通りダクトEに流れ込む。
ダクトEに流入した冷却空気は、複数の各開口部27から排気口11b側の空間Bを通り回転軸12に向かい流れていくとともに、ギャップ空間A及びロータ16の貫通孔16aを流れた冷却空気と集流されて、ファン15により排気口11bを通して電動機の外部へ排出される。また、ファン15から外部へ排出される冷却空気の一部が空間Dに向かう流れは遮風リング21により妨げられるので、ダクトEを流れる冷却空気に影響を及ぼすことが無い。
本願発明の第3の実施形態は、第1の実施形態及び第2の実施形態の効果に加え、以下の作用効果が得られる。
(6)ブラケット10、11に開口部25、27を夫々設け、薄板26によりステータ17の外周全域にダクトEを設けることにより、ステータ17外周面からの冷却が行える。
(7)また、ダクトEの大きさは適宜変更可能であり、電動機の出力に合わせて空気の流量を確保することが容易である。
本願発明は、前記した各実施形態の構成に限定されるものではなく本願発明の趣旨の範囲内で種々の変更が可能であり、次のように実施することができる。
○遮蔽部材である遮風リング20、21は市販のO−リングを使用しても良い。汎用品を使用することで更にコストを低減させることができる。遮蔽部材は、絶縁性や耐熱性を有した素材が望ましい。
○吸気口10b側の遮蔽部材は無くても良い。吸気口10b側の遮蔽部材が無くても、吸入された空気はロータ16の通気孔16aやロータ16とステータ17のギャップ部にも分流するため、冷却効率の低下は少なく、部品点数を抑制することができる。
○第2の実施形態において、ブラケット10、11の突起部23、24は複数の突起部を組合わせたラビリンス形状を採用しても良い。ラビリンス形状とすることで、より冷却風の遮蔽を確実にすることができ、冷却効率を低下させることがない。
○ブラケット10,11の突起部23、24と遮風リング20、21を併用しても良い。突起部23、24と遮風リング20、21を併用することで確実に遮蔽することができ、冷却効率低下を防ぐことができる。また、ブラケット10、11の突起部23、24と遮蔽リング20、21を併用する場合、ブラケット10、11の突起部23、24に遮蔽リング20、21の幅の凹み部を設け、遮蔽リング20、21の位置を固定させるようにしても良い。
○ステータ17の貫通孔17bと、ステータ17外周面側のダクトEとの両通気孔を同一の電動機に採用しても良い。これによりステータ17を内部の貫通孔17bと外周面とから冷却することができ、冷却力を向上することができる。また冷却風の流量を大幅に増加させることもできる。
○第1から第3の実施形態では吸気口10bはブラケット10の回転軸12の半径方向に開口しているが、回転軸方向に開口するように設けても良い。また、半径方向及び回転軸12方向の両方に設けることも可能であり、通気流量を確保することができ冷却力を向上することができる。
○第3の実施形態では、一枚の薄板26によりステータ17の外周面全体を覆うようにしたが、複数の薄板26によりダクトEを分割しても良い。開口部25と開口部27の幾つかの組を各薄板26で分割し繋ぐことにより、ダクトE内の冷却空気の流れを回転軸12方向の向きに整えることができ、ダクトE内での流れの乱れによる損失を低減することができる。
○本願発明はフォークリフトの走行用電動機に限らず、他のさまざまな電動機に採用することができる。
第1の実施形態を示す電動機の部分断面図である。 第2の実施形態を示す電動機の部分断面図である。 第3の実施形態を示す電動機の部分断面図である。
符号の説明
10,11、ブラケット
10a、11a、ブラケット円筒部
10b、吸気口
11b、排気口
10c、11c、ブラケット底部
10d、11d、ブラケット内周面
12、 回転軸
13、14、軸受
15、 ファン
15a、羽根部
16、 ロータ
17、 ステータ
17a、ステータ端面
16a、17b、貫通孔
18、 コイルエンド
18a、コイルエンドの外周面
18b、コイルエンドの端面
20、21、遮風リング
23、24、突起部
25、27、開口部
26、 薄板
26a、円筒部
26b、底部
A、 ギャップ空間
B、 ステータ端面17aとコイルエンド18の間の空間
C、 コイルエンド18とブラケット10の間の空間
D、 コイルエンド18とブラケット11の間の空間
E、 ダクト

Claims (4)

  1. フレーム内の回転軸に固定されたロータとコイルを巻き付けられたステータとを備える電動機において、
    前記ステータの一端側に吸気口を設け、
    前記ステータの他端側には回転軸の半径方向に開口する排気口及び排気口側に送風するファンを設け、
    前記コイルのコイルエンド部と前記ステータの端面との間に形成される空間及び前記コイルエンド部の外周面と前記フレーム内周面との間に形成される空間に接続する前記吸気口側から前記排気口側に至る通気孔を開通し、
    前記コイルエンド部の外周面と前記フレーム内周面との間に形成される空間を遮蔽部材によって遮蔽し、前記通気孔を前記コイルエンド部と前記ステータの端面との間の空間を介して排気口に連通したことを特徴とする電動機。
  2. 前記通気孔は前記ステータに設けた貫通孔であることを特徴とする請求項1に記載の電動機。
  3. 前記通気孔は前記電動機のフレーム周面に設けたダクトであることを特徴とする請求項1に記載の電動機。
  4. 前記遮蔽部材は弾性部材で構成することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の電動機。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103797693A (zh) * 2011-09-12 2014-05-14 博泽沃尔兹堡汽车零部件有限公司 呼吸式电动机

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