JP2008178086A - ネットワークのノード間に時間同期化を実行する方法およびこの方法を実行する機器 - Google Patents

ネットワークのノード間に時間同期化を実行する方法およびこの方法を実行する機器 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、ネットワークのノード間に時間同期化を実行する方法およびこの方法を実行する機器に関する。
【解決手段】本発明に係るネットワークのノード間に時間同期化を実行する方法は、スレーブノードでタイムスタンプを用いてマスターノードまでの伝播時間に対する測定値を所定の時間単位ごとに計算する段階と、スレーブノードで測定値およびスライディング・ウィンドウを用いて実際の伝播時間の推定値を計算する段階と、マスターノードにおけるメッセージ送信時刻、スレーブノードにおけるメッセージ受信時刻、および推定値を用いてオフセットを計算する段階とを含む。
【選択図】図5

Description

本発明は、ネットワークのノード間に時間同期化を実行する方法およびこの方法を実行する機器に関し、より詳細には、タイムスタンプに基づいてネットワークのノード間の時間同期化を実行することによって、ジッター(Jitter)、ワンダー(Wander)、および時間同期化の性能を向上させる方法および機器に関する。
現在、IEEE 1588プロトコルおよびネットワークタイムプロトコルのように、タイムスタンプを用いてタイミングを伝達するための多数のスキームが存在している。
このようなすべてのスキームにおいて、ネットワークを構成するそれぞれのノードは、前記ノードのうちの1つのノードと同期化を始動する。このとき、1つのノードは、マスターと呼ばれるノード、すなわち、マスターノードに属している。また、このような方法において、タイミングは、グランドマスターと呼ばれる1つのノード、すなわち、グランドマスターノードにおいて追跡が可能(traceable)である。
マスターノードは、マスターノードのマスターノードを除いて、マスターノードに付着したすべてのノードにタイムスタンプを含むメッセージを送信する。このとき、タイムスタンプとは、メッセージが送信される瞬間の時刻を意味するものである。それぞれのスレーブノードは、このようなタイムスタンプを受信し、スレーブノードとマスターノードと間の伝播時間(propagation time)をタイムスタンプに加える。すなわち、スレーブノードは、メッセージを受信した時刻において、伝播時間が加えられたタイムスタンプ、すなわち、伝播時間が加えられたマスターノードにおける送信時刻を比較することで、マスターノードとの差であるオフセット(offset)を計算して同期化を実行するようになる。
図1は、従来技術において、ノード間の同期化方法を説明するための一例である。
マスターノード101は、スレーブノード102にメッセージを送信する。このとき、メッセージを送信する瞬間103の時刻であるタイムスタンプT1がメッセージに記録される。また、スレーブノードは、メッセージを受信する場合に、メッセージを受信した瞬間104の時刻である受信時刻T2を確認する。もし、スレーブノード102がマスターノード101からの伝播時間D1を知っていれば、スレーブノード102は、マスターノード101との差であるオフセットを「オフセット=T2−T1−D1」のように計算できるようになり、オフセットを用いてマスターノード101との同期化が実行されるようになる。
しかし、上述した過程に基づいてオフセットを計算するためには、マスターノード101からの伝播時間D1をスレーブノード102が知る必要がある。すなわち、スレーブノード102は、伝播時間D1を計算しなければならない。
このような伝播時間を計算する方法、およびオフセットを計算するさらに他の方法については、本発明の背景として「発明の構成」において詳しく説明する。
上述および後述するスキームは、スレーブノードで用いられるオフセットをどのように計算するのかについて詳しく明記していない。スレーブノードで直接に調整することは可能であるが、これには過度なジッター、ワンダー、および時間同期化の不正確という結果を発生させるという問題点が生じる。多くの場合、スレーブノードにおいて、オフセットのシーケンスは、DCO(Digital Controlled Oscillator)を用いてろ過されるようになる。さらに低いジッターおよびワンダーを所望する場合には、アナログPLL(Phase Locked Loop)を用いてろ過されるようになる。しかし、このようなDCOおよびPLLをスレーブノードで用いるスキームは、さらに高い費用を要求するようになるため、より一層厳格なアプリケーションでのみ用いられるという実情にある。
時間不正確の主原因の1つとしては、タイムスタンプ測定の限定された粒度に起因する。例えば、標準イーサネット(登録商標)のブリッジや端末装置は、25MHz発信器を要求するようになる。このような装置において、タイムスタンプ測定の粒度は40ナノ秒である。これは、伝播時間測定においては、80ナノ秒のエラーを発生させる恐れがあることを意味するものである。
このようなエラーは、ピアツーピア(peer−to−peer)・トランスペアレント・クロックを用いるスキームにおいて、伝播時間に累積する。N−ホップの場合、すなわち、マスターノードとスレーブノードとの間にN−1個のピアツーピア・トランスペアレント・クロックが存在する場合に、可能なエラーは80Nナノ秒である。多数のホップの場合に、このようなエラーは急速に増加し、数百ナノ秒または1マイクロ秒を越えるという問題点が生じるようになる。このような場合に、上述したPLLフィルタリングを用いてエラーを減らすこともできるが、これには多くの費用がかかるようになり、さらには、タイミング信号のためのそれぞれの保存場所を必要とするようにもなる。これは、費用がより一層増加してしまうことを意味する。したがって、高費用のPLLフィルタリングを用いなくても、ジッター、ワンダー、および時間同期化の性能を向上させることができる新しい時間同期化方法が切に求められている。
韓国特許出願公開第2004−043087号公報 韓国特許出願公開第2005−025582号公報 米国特許出願公開第2004−202119号公報
本発明は、上述した従来技術の問題点を解決するために案出されたものであって、ネットワークのノード間に時間同期化を実行する方法およびこの方法を実行する機器に関する新しい技術を提案する。
本発明は、スレーブノードで所定の時間単位ごとにタイムスタンプに基づいて伝播時間の測定値を計算し、測定値の平均およびスライディング・ウィンドウを用いてマスターノードからのオフセットを計算することで、ジッター、ワンダー、および時間同期化の性能を向上させることを目的とする。
また、本発明は、スレーブノードで所定の時間単位ごとにタイムスタンプに基づいて伝播時間の測定値を計算し、測定値の平均および一般的な線形デジタルフィルタを用いてマスターノードからのオフセットを計算することで、ジッター、ワンダー、および時間同期化の性能を向上させることを他の目的とする。
また、本発明は、単方向で伝播時間を測定するシステムにおいて、所定の時間単位ごとにマスターノードからの第1オフセットを計算し、第1オフセットおよび以前時間単位に計算されたオフセットを入力値とする線形デジタルフィルタを用いて現在時間単位のオフセットである第2オフセットを計算することで、中継装置における滞留時間を考慮するとともに、ジッター、ワンダー、および時間同期化の性能を向上させることをさらに他の目的とする。
前記の目的を達成し、上述した従来技術の問題点を解決するために、本発明の一実施形態に係るネットワークのノード間に時間同期化を実行する方法は、スレーブノードでタイムスタンプを用いてマスターノードまでの伝播時間に対する測定値を所定の時間単位ごとに計算する段階と、前記スレーブノードで前記測定値およびスライディング・ウィンドウを用いて実際の伝播時間の推定値を計算する段階と、前記マスターノードにおけるメッセージ送信時刻、前記スレーブノードにおけるメッセージ受信時刻、および前記推定値を用いてオフセットを計算する段階とを含むことを特徴とする。
本発明の一側によれば、前記スレーブノードで前記測定値およびスライディング・ウィンドウを用いて実際の伝播時間の推定値を計算する前記段階は、前記スライディング・ウィンドウの長さに該当する数だけ、最近に計算された前記測定値を維持する段階と、前記維持された測定値の平均および以前時間単位に計算された第1推定値を用いて前記実際の伝播時間の第2推定値を計算する段階とを含むことを特徴とする。
本発明の他の側面によれば、前記維持された測定値の平均を計算し、前記平均および以前時間単位に計算された第1推定値を用いて前記実際の伝播時間の第2推定値を計算する前記段階は、下記の<数式1>のように前記第2推定値を計算することができる。
Figure 2008178086
ここで、前記dはk−番目の時間単位の前記測定値を、前記Dはk−番目の時間単位の前記推定値を、前記Mは前記スライディング・ウィンドウの長さを、前記H(z)は前記Dの差分方程式の伝達関数をそれぞれ意味するようになる。
本発明の他の実施形態によれば、ネットワークのノード間に時間同期化を実行する方法は、スレーブノードでタイムスタンプを用いてマスターノードまでの伝播時間に対する測定値を所定の時間単位ごとに計算する段階と、前記スレーブノードで前記測定値および線形デジタルフィルタを用いて実際の伝播時間の推定値を計算する段階と、前記マスターノードにおけるメッセージ送信時刻、前記スレーブノードにおけるメッセージ受信時刻、および前記推定値を用いてオフセットを計算する段階とを含む。このとき、前記スレーブノードで前記測定値および線形デジタルフィルタを用いて実際の伝播時間の推定値を計算する前記段階は、所定の第1数だけ前記測定値を維持する段階と、所定の第2数だけ以前時間単位に測定された第1推定値を維持する段階と、前記維持された測定値、前記第1推定値、および前記線形デジタルフィルタを用いて前記実際の伝播時間の推定値である第2推定値を計算する段階とを含むようになり、前記線形デジタルフィルタは、複数のフィルタ係数を前記維持された測定値および前記第1推定値に付与し、その合計を前記第2推定値として計算するようになる。
本発明のさらに他の実施形態によれば、ネットワークのノード間に時間同期化を実行する方法は、スレーブノードでタイムスタンプを用いてマスターノードからの第1オフセットを所定の時間単位ごとに計算する段階と、前記第1オフセットおよび線形デジタルフィルタを用いて第2オフセットを計算する段階とを含む。
本発明によれば、スレーブノードで所定の時間単位ごとにタイムスタンプに基づいて伝播時間の測定値を計算し、測定値の平均およびスライディング・ウィンドウを用いてマスターノードからのオフセットを計算することで、ジッター、ワンダー、および時間同期化の性能を向上させることができる。
また、本発明によれば、スレーブノードで所定の時間単位ごとにタイムスタンプに基づいて伝播時間の測定値を計算し、測定値の平均および一般的な線形デジタルフィルタを用いてマスターノードからのオフセットを計算することで、ジッター、ワンダー、および時間同期化の性能を向上させることができる。
また、本発明によれば、単方向で伝播時間を測定するシステムにおいて、所定の時間単位ごとにマスターノードからの第1オフセットを計算し、前記第1オフセットおよび以前時間単位に計算されたオフセットを入力値とする線形デジタルフィルタを用いて現在時間単位のオフセットである第2オフセットを計算することで、中継装置における滞留時間を考慮するとともに、ジッター、ワンダー、および時間同期化の性能を向上させることができる。
以下、添付の図面を参照して、本発明に係る多様な実施形態について詳しく説明する。
1.背景
図2は、伝播時間を計算する方法の一例である。
2つのノード、すなわち、スレーブノード201およびマスターノード202にそれぞれ付着したクロックの間の伝播時間は、タイムスタンプを交換するクロックによって測定される。当該クロックのうちの1つであるリクエスタは、リクエスタが第1メッセージを他のクロックに送信するときに、第1メッセージに当該第1メッセージの送信時刻T1(符号203)を記録する。他のクロックであるリスポンダは、第1メッセージの受信時刻T2(符号204)を記録する。
この後、リスポンダから第1メッセージに対応する第2メッセージをリクエスタに送信する。このとき、リクエスタは、第2メッセージに当該第2メッセージの送信時刻T3(符号205)を記録して送信する。最後に、リクエスタは、第2メッセージの受信時刻T4(符号206)を確認する。
リクエスタは、このように確認されたT1(符号203)ないしT4(符号206)を用いて、下記の<数式2>のように表現される伝播時間を計算することができる。
Figure 2008178086
ここで、伝播時間を測定した方法は、下記の(1)ないし(4)の条件を満たすものと仮定する。
(1)伝播時間は対称的である。すなわち、両方向すべてにおいて同じである。
(2)伝播時間は安定的である。すなわち、4つのタイムスタンプであるT1ないしT4を得るための時間比率が一定である。
(3)マスターノードとスレーブノードとの間に周波数の差が小さい。
(4)タイムスタンプの値は正確である。
しかし、(1)および(2)の過程は、リクエスタとリスポンダとの間に可変遅延の原因が存在しないことを意味する。言い換えれば、マスターノードとスレーブノードとの間にネットワークスイッチ、ネットワークブリッジなどの中継装置が存在し得ないことを意味する。このような装置の存在は、ジッター、ワンダー、および時間同期化の不正確を引き起こすようになる。
このようなマスターノードとスレーブノードとの間にネットワークスイッチまたはネットワークブリッジが存在することで、伝播時間の変化および非対称性が発生するようになる。これを処理するための緩和法として、ネットワークスイッチまたはネットワークブリッジのような中継装置でそれぞれのメッセージの受信時刻および送信時刻をメッセージに記録する方法がある。このような方法は、中継装置においてトランスペアレント・クロックと呼ばれるクロックと時間を記録するハードウェアとを含むことが要求される。
トランスペアレント・クロックは、メッセージの受信時刻とメッセージの送信時刻間との差を計算する。ここで、このような差を滞留時間という。滞留時間はメッセージのフィールドに累積し、累積した値は伝播時間の変化した部分を意味する。すなわち、前記値は、スレーブノードから中継装置によって変化した伝播時間の変化量を意味するようになる。
図3は、スレーブノードとマスターノードとの間に中継装置が存在する場合に、伝播時間を測定する方法の一例である。
スレーブノード301は、第1メッセージをマスターノード302に送信し、マスターノード302は、第1メッセージに対応する第2メッセージをスレーブノード301に送信することで、上述した図2のようにT1ないしT4を測定する。このとき、第1メッセージおよび第2メッセージは、中継ノード303を経るようになる。中継ノード303は、中継ノード303が含むトランスペアレント・クロックを用いて中継ノード303における滞留時間を測定する。
すなわち、中継ノード303は、第1メッセージの受信時刻304と送信時刻305との差R1を計算し、第2メッセージの受信時刻306と送信時刻307との差R2を計算して、第1メッセージおよび第2メッセージにそれぞれ記録するようになる。これにより、スレーブノード301は、中継ノード303によって発生する伝播時間の変化量を知ることができるようになる。
このとき、伝播時間は、スレーブノード301において下記の<数式3>のように計算されるようになる。
Figure 2008178086
このように、トランスペアレント・クロックを用いた緩和法では、スレーブノードとマスターノードとの間の伝播時間が、ネットワーク再構成後に再び測定されなければならない。これは、上述したようなメカニズムがトランスペアレント・クロックのすべてのペア間に伝播時間の測定を提供するのではなく、それぞれのスレーブノードと当該スレーブノードのマスターノード間でのみ伝播時間の測定が提供されるためである。このようなメカニズムは、ネットワークが再構成される際に、同期化の失敗を引き起こす恐れがある。
さらに他の緩和法として、トランスペアレント・クロック自らがトランスペアレント・クロック間の伝播時間を測定するために、メッセージを交換する方法がある。すなわち、このようなメッセージの交換は、トランスペアレント・クロックと隣り合うすべてのペア間に両方向で成されるようになる。トランスペアレント・クロックは、ピアツーピア・トランスペアレント・クロックと呼ばれる特性を有する。すなわち、マスターノードとスレーブノードがピアツーピア・トランスペアレント・クロック間で連結される際に、マスターノードが送信した時刻が記録されたメッセージをスレーブノードに送信し、それぞれのピアツーピア・トランスペアレント・クロックは、滞留時間をメッセージに累積する。また、ピアツーピア・トランスペアレント・クロック間に測定された伝播時間もメッセージに累積する。すなわち、メッセージが到着したリンクの伝播時間をメッセージに累積するようになる。
このとき、メッセージを受信したスレーブノードは、メッセージに記録されたマスターノードにおける送信時刻、累積した滞留時間、累積した伝播時間、およびメッセージの受信時刻を用いて、マスターノードからのオフセットをすぐに計算するようになる。
図4は、ピアツーピア・トランスペアレント・クロックを用いたオフセット計算方法の一例である。
マスターノード401は、スレーブノード402にメッセージを送信する。このとき、メッセージは、メッセージの送信時刻T1(符号403)を含む。メッセージが中継ノード404を経る際に、中継ノード404は、中継ノード404における滞留時間405とメッセージを受信したリンクの伝播時間406とを計算してメッセージに記録し、スレーブノード402に送信する。
スレーブノード402は、メッセージの受信時刻T2(符号407)および最後の中継ノードとスレーブノード402との間のリンクに対する伝播時間D1(符号408)を測定する。スレーブノード402は、メッセージの送信時刻T1(符号403)、滞留時間405、メッセージを受信したリンクの伝播時間406、伝播時間D1(符号408)、およびメッセージの受信時刻T2(符号(407)を用いてマスターノード401からのオフセットを計算するようになる。
このとき、スレーブノード402は、下記の<数式4>のようにマスターノード401からのオフセットを計算するようになる。
Figure 2008178086
ここで、R1は、滞留時間405とメッセージを受信したリンクの伝播時間406とが累積した値を意味するものである。
図2および図3を用いて説明した伝播時間測定方法は、マスターノードとスレーブノードとの間にメッセージを交換しながら伝播時間を測定することでオフセットを測定する両方向方法であり、図4を用いて説明したオフセット測定方法は、マスターノードからスレーブノードに一度のメッセージ送信だけでオフセットを計算することができる単方向方法である。
2.本発明に係る時間同期化方法
本発明に係る時間同期化方法は、下記の(1)ないし(3)の場合に用いられるようになる。
(1)それぞれのスレーブノードがマスターノードとの間に存在するトランスペアレント・クロックなくマスターノードとの遅延時間を測定する。
(2)それぞれのスレーブノードがマスターノードとの遅延時間を測定し、このときに、スレーブノードとマスターノードとの間に1つまたはそれ以上のエンドツーエンド(end−to−end)・トランスペアレント・クロックが存在する。
(3)スレーブノードとマスターノードとの間に1つまたはそれ以上のピアツーピア・トランスペアレント・クロックが存在し、それぞれの伝播時間が隣り合うピアツーピア・トランスペアレント・クロックのペアにおいて個別に測定される。マスターノードと1番目のピアツーピア・トランスペアレント・クロックとの伝播時間およびスレーブノードと最後のピアツーピア・トランスペアレント・クロックとの伝播時間も個別に測定される。
ここで、位相測定粒度が制限されたクロックを用いて安定的な伝播時間を測定するときに、伝播時間の測定値は、2つの値の間で上下する傾向がある。すなわち、測定値は、伝播時間よりも小さいクロック粒度の最大定数倍と伝播時間よりも大きいクリック粒度の最小定数倍との間の値を有する。
このような2つの値の間の伝播時間は、連続的な測定値の平均を用いて実際の伝播時間を測定できるようになる。また、平均を計算するためには、下記の2つの方法が用いられるようになる。
1つ目は、長さMのスライディング・ウィンドウを用いる方法であり、2つ目は、一般的な線形デジタルフィルタを用いる方法である。
図5は、本発明の第1実施形態において、ネットワークのノード間に時間同期化を実行する方法を示したフローチャートである。
段階S510で、スレーブノードは、タイムスタンプを用いてマスターノードまでの伝播時間に対する測定値を所定の時間単位ごとに計算する。このとき、スレーブノードは、時間単位ごとに計算された測定値を所定の数だけ保存および維持するようになる。現在時間単位で測定値を計算するために、スレーブノードは、段階S510に段階S511ないし段階S514を含んで実行されるようになる。
段階S511で、スレーブノードは、第1メッセージの送信時刻である第1タイムスタンプを第1メッセージに記録してマスターノードに送信する。すなわち、スレーブノードは、伝播時間に対する測定値を計算するために、上述したように4つの時刻を必要とし、このために第1メッセージをマスターノードに送信する。このとき、第1タイムスタンプは、前記した<数式2>のT1に該当する。
段階S512で、マスターノードは、第1メッセージの受信時刻である第2タイムスタンプを確認する。このとき、第2タイムスタンプは、前記した<数式2>のT2に該当する。
段階S513で、マスターノードは、第1タイムスタンプ、第2タイムスタンプ、および第1メッセージに対応する第2メッセージの送信時刻である第3タイムスタンプを第2メッセージに記録してスレーブノードに送信する。ここで、第3タイムスタンプは、前記した<数式2>のT3に該当し、第2メッセージをスレーブノードに送信することで、第1タイムスタンプないし第3タイムスタンプを送信する。
段階S514で、スレーブノードは、第2メッセージの受信時刻である第4タイムスタンプを確認し、第1タイムスタンプおよび第4タイムスタンプを用いて伝播時間に対する測定値を計算する。このとき、第4タイムスタンプは、前記した<数式2>のT4に該当する。すなわち、スレーブノードは、下記の<数式5>のように測定値を計算するようになる。
Figure 2008178086
ここで、dは測定値を、T1,kは第1タイムスタンプを、T2,kは第2タイムスタンプを、T3,kは第3スタンプを、T4,kは第4タイムスタンプを、kは第1タイムスタンプないし第4タイムスタンプがk−番目の時間単位に測定されたことをそれぞれ意味する。
段階S520で、スレーブノードは、測定値およびスライディング・ウィンドウを用いて実際の伝播時間の推定値を計算する。長さMのスライディング・ウィンドウは、M個の測定値を保存できるバッファを含むようになる。このとき、スライディング・ウィンドウは、最近の測定値M個をバッファに維持するようになり、M個の測定値を用いて実際の伝播時間の推定値が計算されるようになる。このように、スライディング・ウィンドウを用いて実際の伝播時間の推定値を計算する段階S520については、図6を用いてさらに詳しく説明する。
段階S530で、スレーブノードは、マスターノードにおけるメッセージ送信時刻、スレーブノードにおけるメッセージ受信時刻、および推定値を用いてオフセットを計算する。このとき、スレーブノードは、オフセットを計算するために下記の<数式6>を用いるようになる。
Figure 2008178086
オフセット=T2−T1−D1
ここで、T2はメッセージ受信時刻を、T1はメッセージ送信時刻を、D1は推定値をそれぞれ意味する。
すなわち、スレーブノードにおけるメッセージ受信時刻からマスターノードにおけるメッセージ送信時刻を引けば、メッセージがスレーブノードに到達するまでの時間が残るようになる。ここで、再びスライディング・ウィンドウを用いて計算された伝播時間の測定値を除けば、スレーブノードとマスターノードとの間のタイミング差を知ることができるようになり、これを用いてスレーブノードとマスターノードとの間の時間同期化が実行されるようになる。
図6は、本発明の第1実施形態において、スライディング・ウィンドウを用いて実際の伝播時間の推定値を計算する方法を示したフローチャートである。図6に示されたように、スライディング・ウィンドウを用いて推定値を計算するために、段階S601および段階S602は、図5を用いて説明した段階S520に含まれて実行されるようになる。
段階S601で、スレーブノードは、スライディング・ウィンドウの長さに該当する数だけ、最近に計算された測定値を維持する。上述したように、長さMのスライディング・ウィンドウは、M個の測定値を維持できるバッファを含むようになり、バッファを用いてM個の測定値を維持するようになる。
段階S602で、スレーブノードは、維持された測定値の平均および以前時間単位に計算された第1推定値を用いて、実際の伝播時間の第2推定値を推定値として計算する。このとき、スレーブノードは、前記した<数式1>を用いて第2推定値を計算するようになる。
すなわち、長さMのスライディング・ウィンドウを用いて連続的な測定値に対する平均を求め、平均と伝播時間との測定値のうちから現在の測定値および最近のM−1個の測定値に対する平均を用いて、前記した<数式1>のように第2推定値を推定値として計算するようになる。
前記した<数式1>を詳察すれば、dは伝播時間のk−番目の測定値、すなわち、時間単位kにおける測定値を意味しており、Dは、実際の伝播時間のk−番目の推定値、すなわち、時間単位kにおける推定値を意味している。すなわち、ここで、現在時間単位の推定値は第2推定値を意味しており、以前時間単位の推定値は第1推定値を意味している。
また、Mは、スライディング・ウィンドウの所定の長さである。
このとき、dは、制限された位相測定粒度を有するクロックを用いることでエラーが発生するため、dとdk−Mの差を計算して差のMに対するの比率、すなわち、最近のM個の測定値に対する平均および(k−1)−番目の推定値であるDk−1を用いて推定値Dを計算するようになる。
前記H(z)は、推定値Dのための差分方程式に対する伝達関数を示している。
ここで、スライドウィンドウの長さMは、dを変化させるサンプルの数に比べて大きい値で選択されなければならない。実際の実験によれば、Mが32または32よりもさらに大きい数で選択されたときに、優れた結果を有するようになる。
図7は、本発明の第2実施形態において、スレーブノードを構成する機器の内部構成を説明するためのブロック図である。図7に示されたように、機器700は、測定値計算部710と、推定値計算部720と、オフセット計算部730とを含む。
測定値計算部710は、タイムスタンプを用いてマスターノードまでの伝播時間に対する測定値を所定の時間単位ごとに計算する。現在時間単位の測定値を計算するために、測定値計算部710は、第1メッセージの送信時刻である第1タイムスタンプを第1メッセージに記録してマスターノードに送信するようになる。
このとき、マスターノードは、第1タイムスタンプ、第1メッセージの受信時刻である第2タイムスタンプ、および第1メッセージに対応する第2メッセージの送信時刻である第3タイムスタンプを第2メッセージに記録してスレーブノードを構成する機器700に送信するようになる。また、測定値計算部710は、機器700から受信した第2メッセージの受信時刻である第4タイムスタンプを確認する。
この後、測定値計算部710は、第1タイムスタンプおよび第4タイムスタンプを用いて伝播時間に対する測定値を計算するようになる。
推定値計算部720は、測定値およびスライディング・ウィンドウを用いて実際の伝播時間の推定値を計算する。このとき、推定値を計算するために、推定値計算部720は、測定値維持部721および第2推定値計算部722を含むようになる。
測定値維持部721は、スライディング・ウィンドウの長さに該当する数だけ最近に計算された測定値を維持する。上述したように、長さMのスライディング・ウィンドウは、M個の測定値を維持できるバッファを含むようになり、バッファを用いてM個の測定値を維持するようになる。
第2推定値計算部722は、維持された測定値の平均および以前時間単位に計算された第1推定値を用いて実際の伝播時間の第2推定値を推定値として計算する。すなわち、長さMのスライディング・ウィンドウを用いて連続的な測定値に対する平均を求め、平均と伝播時間との測定値のうちから現在の測定値および最近のM−1個の測定値に対する平均を用いて、前記した<数式1>のように第2推定値を推定値として計算するようになる。
前記した<数式1>を詳察すれば、dは伝播時間のk−番目の測定値、すなわち、時間単位kにおける測定値を意味しており、Dは実際の伝播時間のk−番目の推定値、すなわち、時間単位kにおける推定値を意味している。すなわち、ここで、現在時間単位の推定値は第2推定値を意味しており、以前時間単位の推定値は第1推定値を意味している。
また、Mは、スライディング・ウィンドウの所定の長さである。
このとき、dは、制限された位相測定粒度を有するクロックを用いることでエラーが発生するため、dとdk−Mの差を計算し、当該差のMに対するの比率、すなわち、最近のM個の測定値に対する平均および(k−1)−番目の推定値であるDk−1を用いて推定値Dを計算するようになる。
H(z)は、推定値Dのための差分方程式に対する伝達関数を示す。
ここで、スライドウィンドウの長さMは、dを変化させるサンプルの数に比べて大きい値で選択されなければならない。実際の実験によれば、Mが32または32よりもさらに大きい数で選択されたときに、優れた結果を有するようになる。
オフセット計算部730は、マスターノードにおけるメッセージ送信時刻、スレーブノードにおけるメッセージ受信時刻、および推定値を用いてオフセットを計算する。
このように、本発明に係る時間同期化方法およびスレーブノードを構成する機器を用いれば、スレーブノードで所定の時間単位ごとにタイムスタンプに基づいて伝播時間の測定値を計算し、測定値の平均およびスライディング・ウィンドウを用いてマスターノードからのオフセットを計算することで、ジッター、ワンダー、および時間同期化の性能を向上させることができる。
図8は、本発明の第3実施形態において、ネットワークのノード間時間同期化を実行する方法を示したフローチャートである。
段階S810で、スレーブノードは、タイムスタンプを用いてマスターノードまでの伝播時間に対する測定値を所定の時間単位ごとに計算する。このとき、現在時間単位で測定値を計算するために、スレーブノードは、段階S810に段階S811ないし段階S814を含んで実行するようになる。
段階S811で、スレーブノードは、第1メッセージの送信時刻である第1タイムスタンプを第1メッセージに記録してマスターノードに送信する。すなわち、スレーブノードは、伝播時間に対する測定値を計算するために、上述したように4つの時刻を必要とし、このために第1メッセージをマスターノードに送信する。このとき、第1タイムスタンプは、前記した<数式5>のT1、kに該当する。
段階S812で、マスターノードは、第1メッセージの受信時刻である第2タイムスタンプを確認する。このとき、第2タイムスタンプは、前記した<数式5>のT2、kに該当する。
段階S813で、マスターノードは、第1タイムスタンプ、第2タイムスタンプ、および第1メッセージに対応する第2メッセージの送信時刻である第3タイムスタンプを第2メッセージに記録してスレーブノードに送信する。このとき、第3タイムスタンプは、前記した<数式5>のT3、kに該当する。
段階S814で、スレーブノードは、第2メッセージの受信時刻である第4タイムスタンプを確認し、第1タイムスタンプおよび第4タイムスタンプを用いて伝播時間に対する測定値を計算する。このとき、第4タイムスタンプは、前記した<数式5>のT4、kに該当する。したがって、スレーブノードは、前記した<数式5>のように、時間単位kにおける伝播時間に対する測定値を計算できるようになる。
段階S820で、スレーブノードで測定値および線形デジタルフィルタを用いて実際の伝播時間の推定値を計算する。このように、線形デジタルフィルタを用いて実際の伝播時間の推定値を計算する段階S820については、図9を用いてさらに詳しく説明する。
段階S830で、スレーブノードは、マスターノードにおけるメッセージ送信時刻、スレーブノードにおけるメッセージ受信時刻、および推定値を用いてオフセットを計算する。このとき、スレーブノードは、オフセットを計算するために前記した<数式9>を用いるようになる。
すなわち、スレーブノードにおけるメッセージ受信時刻からマスターノードにおけるメッセージ送信時刻を引けば、メッセージがスレーブノードに到達するまでの時間が残るようになる。ここで、再び線形デジタルフィルタを用いて計算された伝播時間の測定値を除けば、スレーブノードとマスターノードとの間のタイミング差を知ることができるようになり、これを用いてスレーブノードとマスターノードとの間の時間同期化が実行されるようになる。
図9は、本発明の第3実施形態において、線形デジタルフィルタを用いて実際の伝播時間の推定値を計算する方法を示したフローチャートである。図9に示されたように、段階S901ないし段階S903は、図8を用いて説明した段階S820に含まれて実行されるようになる。
段階S901で、スレーブノードは、所定の第1数だけ測定値を維持する。ここで、第1数は、維持しようとする測定値の数に応じて変化させても良い。
段階S902で、スレーブノードは、所定の第2数だけ以前時間単位に測定された第1推定値を維持する。ここで、第2数は、維持しようとする第1推定値の数に応じて変化させても良い。
段階S903で、スレーブノードは、維持された測定値、第1推定値、および線形デジタルフィルタを用いて実際の伝播時間の推定値である第2推定値を計算する。このとき、線形デジタルフィルタは、複数のフィルタ係数を維持された測定値および第1推定値に付与し、その合計を第2推定値として計算するようになる。
一般的な線形デジタルフィルタを用いて伝播時間の連続的に維持された測定値に対する平均を求めるために、測定値のシーケンスは、下記の<数式7>のように表現される一般的な線形デジタルフィルタに入力され、その結果を用いて第2推定値Dが計算されるようになる。
Figure 2008178086
ここで、dはk−番目の時間単位の測定値を、Dはk−番目の時間単位の第2推定値を、Mはスライディング・ウィンドウの長さを、H(z)はフィルタ伝達関数を、前記a(1<i<n)およびb(0<j<m)は複数のフィルタ係数をそれぞれ意味する。また、ここで、nは第1数を、mは第2数をそれぞれ意味する。
これだけでなく、前記した<数式7>において、線形デジタルフィルタの出力が実際の伝播時間に収斂するために、フィルタ係数は、下記の<数式8>の条件を満たさなければならない。
Figure 2008178086
ここで、線形デジタルフィルタの帯域幅は、dの変化量の離散周波数に比べて小さくなければならない。
図10は本、発明の第4実施形態において、スレーブノードを構成する機器の内部構成を説明するためのブロック図である。図10に示されたように、機器1000は、測定値計算部1010と、推定値計算部1020と、オフセット計算部1030とを含む。
測定値計算部1010は、タイムスタンプを用いてマスターノードまでの伝播時間に対する測定値を所定の時間単位ごとに計算する。現在時間単位の測定値を計算するために、測定値計算部1010は、第1メッセージの送信時刻である第1タイムスタンプを第1メッセージに記録してマスターノードに送信するようになる。
このとき、マスターノードは、第1タイムスタンプ、第1メッセージの受信時刻である第2タイムスタンプ、および第1メッセージに対応する第2メッセージの送信時刻である第3タイムスタンプを第2メッセージに記録し、スレーブノードを構成する機器1000に送信するようになる。また、測定値計算部1010は、機器1000で受信した第2メッセージの受信時刻である第4タイムスタンプを確認する。
この後、測定値計算部1010は、第1タイムスタンプおよび第4タイムスタンプを用いて、伝播時間に対する測定値を計算するようになる。
推定値計算部1020は、測定値およびスライディング・ウィンドウを用いて実際の伝播時間の推定値を計算する。このとき、推定値を計算するために、推定値計算部1020は、測定値維持部1021と、第1推定値維持部1022と、第2推定値計算部1023とを含むようになる。
測定値維持部1021は、所定の第1数だけ測定値を維持する。ここで、第1数は、維持しようとする測定値の数に応じて変化させても良い。
第1推定値維持部1022は、所定の第2数だけ以前時間単位に測定された第1推定値を維持する。ここで、第2数は、維持しようとする第1推定値の数に応じて変化させても良い。
第2推定値計算部1023は、維持された測定値、第1推定値、および線形デジタルフィルタを用いて実際の伝播時間の推定値である第2推定値を計算する。このとき、線形デジタルフィルタは、複数のフィルタ係数を維持された測定値および第1推定値に付与し、その合計を第2推定値として計算するようになる。すなわち、第2推定値計算部1023は、前記した<数式7>のように第2推定値を計算するようになる。
オフセット計算部1030は、マスターノードにおけるメッセージ送信時刻、スレーブノードにおけるメッセージ受信時刻、および推定値を用いてオフセットを計算する。このとき、オフセット計算部1030は、前記した<数式6>のように表現されるオフセットを計算するようになる。
すなわち、メッセージの受信時刻からメッセージの送信時刻を除くことで、メッセージがマスターノードからスレーブノードまで到達するのにかかった時間を計算できるようになり、前記時間から線形デジタルフィルタを用いて計算された伝播時間の推定値を除くことで、マスターノードとスレーブノードとの間のタイミング差を確認できるようになる。これを用いて、マスターノードとスレーブノードとの間の時間同期化が実行されるようになる。
このように、本発明に係る時間同期化実行方法および機器を用いれば、スレーブノードで所定の時間単位ごとにタイムスタンプに基づいて伝播時間の測定値を計算し、測定値の平均および一般的な線形デジタルフィルタを用いてマスターノードからのオフセットを計算することで、ジッター、ワンダー、および時間同期化の性能を向上させることができる。
図11は、時間同期化のための両方向方法を説明するための一例である。
マスターノード1101は、時間同期化のために、マスターノード1101のマスターノードを除いたすべてのスレーブノードに第1メッセージの送信時刻T1を含む第1メッセージを送信する。すべてのスレーブノードが第1メッセージを受信すれば、第1メッセージの受信時刻T2を確認する。このとき、すべてのスレーブノードがマスターノード1101との伝播時間を知っていれば、前記した<数式6>を用いて説明したように、すべてのスレーブノードとマスターノード1101との間のオフセットをそれぞれ計算できるようになり、これを用いて時間同期化が実行されるようになる。
すべてのスレーブノードのうちの1つのスレーブノード1102は、伝播時間を測定するために、時間単位kにマスターノード1101に2メッセージを送信する。このとき、第2メッセージは、第2メッセージが送信される瞬間のタイムスタンプ、すなわち、送信時刻T1k(符号1103)を含んで送信されるようになる。
マスターノード1101は、第2メッセージを受信する場合に、第2メッセージが受信された瞬間のタイムスタンプ、すなわち、受信時刻T2k(符号1104)を確認して、第2メッセージに対する回答メッセージである第3メッセージをスレーブノード1102に送信する。このとき、第3メッセージは、送信時刻T1k(符号1103)、受信時刻T2k(符号1104)、および第3メッセージが送信される瞬間のタイムスタンプ、すなわち、送信時刻T3k(符号1105)を含むようになる。
第3メッセージを受信したスレーブノード1102は、第3メッセージを受信した瞬間のタイムスタンプ、すなわち、受信時刻T4k(符号1106)を確認し、第3メッセージが含む送信時刻T1k(符号1103)、受信時刻T2k(符号1104)、および送信時刻T3k(符号1105)を確認するようになる。
このように、スレーブノード1102は、時間単位kの間に送信時刻T1k(符号1103)、受信時刻T2k(符号1104)、送信時刻T3k(符号1105)および、受信時刻T4k(符号1106)を得るようになり、前記した<数式6>を用いることで、時間単位kにおける電波遅延の測定値dを計算できるようになる。
この後、長さMのスライディング・ウィンドウまたは線形デジタルフィルタを用い、複数の測定値を用いて実際の電波遅延の推定値Dを得ることができる。すなわち、長さMのスライディング・ウィンドウを用いる場合に、スレーブノード1102は、M個の測定値の平均と以前時間段階との推定値Dk−1を用いて、前記した数学1のように推定値Dを計算するようになる。また、線形デジタルフィルタを用いる場合に、スレーブノード1102は、m個の測定値とn個の最近の推定値、またはフィルタ係数を用いて推定値Dを計算するようになる。
これだけでなく、推定値Dを用いて時間単位kにおけるオフセットを計算できるようになるし、上述したように、マスターノード1101とスレーブノード1102との間の時間同期化が実行されるようになる。このような過程が時間単位ごとに繰り返されることで、ネットワークに持続的な時間同期化が実行されるようになる。
これまで、図5ないし図11を用いて、スライディング・ウィンドウまたは線形デジタルフィルタを用いた両方向時間同期化方法について説明した。以後、図12ないし図14では、一度のメッセージ送信でマスターノードとスレーブノードとの間のオフセットを計算することができる単方向の時間同期化方法について説明する。
図12は、本発明の第5実施形態において、ネットワークのノード間の時間同期化を実行する方法を示したフローチャートである。
段階S1210で、スレーブノードは、タイムスタンプを用いてマスターノードからの第1オフセットを所定の時間単位ごとに計算する。このとき、図12に示されたように、スレーブノードは、段階S1210に段階S1211ないし段階S1214を含んで実行するようになる。
段階S1211で、マスターノードは、メッセージの送信時刻である第1タイムスタンプをメッセージに記録してスレーブノードに送信する。
段階S1212で、中継ノードは、メッセージを受信したリンクの第1伝播時間および中継ノードにおける滞留時間が累積した値をメッセージに記録する。
段階S1213で、スレーブノードは、メッセージの受信時刻である第2タイムスタンプと最後の中継ノードとの間に存在するリンクの第2伝播時間を確認する。
段階S1214で、スレーブノードは、第1タイムスタンプ、第2タイムスタンプ、累積した値、および第2伝播時間を用いて第1オフセットを計算する。このとき、スレーブノードは、第1タイムスタンプ、第2タイムスタンプ、累積した値、および第2伝播時間を用いて第1オフセットを計算するために、下記の<数式9>が用いられるようになる。
Figure 2008178086
ここで、T2は第2タイムスタンプを、T1は第1タイムスタンプを、R1は累積した値を、D1は第2伝播時間をそれぞれ意味するようになる。
段階S1220で、スレーブノードは、第1オフセットおよび線形デジタルフィルタを用いて第2オフセットを計算する。このとき、スレーブノードは、第2オフセットを計算するために、第1オフセットおよび以前時間単位に測定された所定の数のオフセットを用いて、下記の<数式10>のように第2オフセットを計算するようになる。
Figure 2008178086
ここで、uは第1オフセットを、yは第2オフセットを、a(1<i<n)およびb(0<j<m)は線形デジタルフィルタのフィルタ係数を、H(z)はフィルタ伝達関数をそれぞれ意味するようになる。
図13は、本発明の第6実施形態において、スレーブノードを構成する機器の内部構成を説明するためのブロック図である。図13に示されたように、機器1300は、第1オフセット計算部1310と、第2オフセット計算部1320とを含む。
第1オフセット計算部1310は、スレーブノードでタイムスタンプを用いてマスターノードからの第1オフセットを所定の時間単位ごとに計算する。第1オフセットを計算するために、第1オフセット計算部1310は、図13に示されたように、マスターノードからのメッセージを受信してメッセージの送信時刻の第1タイムスタンプを確認する第1タイムスタンプ確認部1311と、第1伝播時間および滞留時間の累積した値をメッセージから確認する累積値確認部1312と、メッセージの受信時刻である第2タイムスタンプを確認する受信時刻確認部1313と、最後の中継ノード間に存在するリンクの第2伝播時間を確認する第2伝播時間確認部1314と、第1タイムスタンプ、第2タイムスタンプ、累積した値、および第2伝播時間を用いて第1オフセットを計算する計算部1315とを含むようになる。
このとき、第1伝播時間は、中継ノードでメッセージを受信したリンクの伝播時間であり得るし、滞留時間は、中継ノードにおけるメッセージの滞留時間であり得る。また、計算部1315は、前記した<数式9>のように第1オフセットを計算するようになる。
第2オフセット計算部1320は、第1オフセットおよび線形デジタルフィルタを用いて第2オフセットを計算する。このとき、第2オフセット計算部1320は、第1オフセットおよび以前時間単位に測定された所定の数のオフセットを用いて、前記した<数式10>のように第2オフセットを計算するようになる。
このように、本発明に係る時間同期化方法および機器を用いれば、単方向で伝播時間を測定するシステムにおいて、所定の時間単位ごとにマスターノードからの第1オフセットを計算し、第1オフセットおよび以前時間単位に計算されたオフセットを入力値とする線形デジタルフィルタを用いて現在時間単位のオフセットである第2オフセットを計算することで、中継装置における滞留時間を考慮するとともに、ジッター、ワンダー、および時間同期化の性能を向上させることができる。
図14は、時間同期化のための単方向方法を説明するための一例である。
マスターノード1401は、時間単位kに時間同期化を実行するために、第1スレーブノード1402および第2スレーブノード1403を用いて第3スレーブノード1404にメッセージの送信時刻T1k(符号1405)を含むメッセージを送信する。このとき、第1スレーブノード1402は、メッセージを受信したリンクの伝播時間1406および第1スレーブノード1402における滞留時間1407を確認してメッセージに累積させ、メッセージを次のノードに送信する。次のノードである第2スレーブノード1403も、第2スレーブノード1403における滞留時間1408およびメッセージを受信したリンクの伝播時間1409を確認してメッセージに累積させて次のノードに送信する。このとき、メッセージは、伝播時間1406、滞留時間1407、滞留時間1408、および伝播時間1409が累積した累積値R1kを含んでいる。
次のノードでもあり目的地でもある第3スレーブノード1404は、最後の中継ノードである第2スレーブノード1403とのリンクに対する伝播時間D1k(符号1410)を確認して、メッセージを受信した受信時刻T2k(符号1411)を確認する。
このとき、第3スレーブノード1404は、第1オフセットuを計算するための前記した<数式9>のパラメータをすべて満たすようになる。すなわち、第3スレーブノード1404は、第1オフセットuを計算するようになる。このように、第3スレーブノード1404には、時間単位kの間、計算された第1オフセットuを最近に計算された順に従ってm個が維持されるようになり、以前時間単位に計算された第2オフセットもn個を維持する。
すなわち、第3スレーブノード1404は、前記した<数式10>を用いて、時間単位kにおけるオフセットである第2オフセットを計算するようになり、第2オフセットを用いて、マスターノード1401と第3スレーブノード1404との間の時間同期化が実行されるようになる。他のすべてのスレーブノードとも、同じような過程を介して時間同期化を実行できるようになるし、これを用いてネットワークの時間同期化が実行されるようになる。
本発明に係る実施形態は、コンピュータにより具現される多様な動作を実行するためのプログラム命令を含むコンピュータ読み取り可能な媒体を含む。前記媒体は、プログラム命令、データファイル、データ構造などを単独または組み合わせて含むこともできる。前記媒体およびプログラム命令は、本発明の目的のために特別に設計されて構成されたものでもよく、コンピュータソフトウェア分野の技術を有する当業者にとって公知であり使用可能なものであってもよい。コンピュータ読み取り可能な記録媒体の例としては、ハードディスク、フロッピーディスク(登録商標)および磁気テープのような磁気媒体、CD−ROM、DVDのような光記録媒体、フロプティカルディスクのような磁気−光媒体、およびROM、RAM、フラッシュメモリなどのようなプログラム命令を保存して実行するように特別に構成されたハードウェア装置が含まれる。前記媒体は、プログラム命令、データ構造などを保存する信号を送信する搬送波を含む光または金属線、導波管などの送信媒体でもある。プログラム命令の例としては、コンパイラによって生成されるもののような機械語コードだけでなく、インタプリタなどを用いてコンピュータによって実行される高級言語コードを含む。前記したハードウェア要素は、本発明の動作を実行するために一以上のソフトウェアモジュールとして作動するように構成することができ、その逆もできる。
上述したように、本発明の好ましい実施形態を参照して説明したが、該当の技術分野において熟練した当業者にとっては、特許請求の範囲に記載された本発明の思想および領域から逸脱しない範囲内で、本発明を多様に修正および変更させることができることを理解することができるであろう。すなわち、本発明の技術的範囲は、特許請求の範囲に基づいて定められ、発明を実施するための最良の形態により制限されるものではない。
従来技術において、ノード間の同期化方法を説明するための一例である。 伝播時間を計算する方法の一例である。 スレーブノードとマスターノードとの間に中継装置が存在する場合に、伝播時間を測定する方法の一例である。 ピアツーピア・トランスペアレント・クロックを用いたオフセット計算方法の一例である。 本発明の第1実施形態において、ネットワークのノード間の時間同期化を実行する方法を示したフローチャートである。 本発明の第1実施形態において、スライディング・ウィンドウを用いて実際の伝播時間の推定値を計算する方法を示したフローチャートである。 本発明の第2実施形態において、スレーブノードを構成する機器の内部構成を説明するためのブロック図である。 本発明の第3実施形態において、ネットワークのノード間の時間同期化を実行する方法を示したフローチャートである。 本発明の第3実施形態において、線形デジタルフィルタを用いて実際の伝播時間の推定値を計算する方法を示したフローチャートである。 本発明の第4実施形態において、スレーブノードを構成する機器の内部構成を説明するためのブロック図である。 時間同期化のための両方向方法を説明するための一例である。 本発明の第5実施形態において、ネットワークのノード間の時間同期化を実行する方法を示したフローチャートである。 本発明の第6実施形態において、スレーブノードを構成する機器の内部構成を説明するためのブロック図である。 時間同期化のための単方向方法を説明するための一例である。
符号の説明
101、202、302、401、1101、1401 マスターノード
102、201、301、402、1102 スレーブノード
303、404 中継ノード
710、1010 測定値計算部
720、1020 推定値計算部
721、1021 測定値維持部
722、1023 第2推定値計算部
730、1030 オフセット計算部
1022 第1推定維持部
1310 第1オフセット計算部
1311 第1タイムスタンプ確認部
1312 累積値確認部
1313 受信時刻確認部
1314 第2伝播時間確認部
1315 計算部
1320 第2オフセット計算部
1402 第1スレーブノード
1403 第2スレーブノード
1404 第3スレーブノード

Claims (25)

  1. ネットワークのノード間に時間同期化を実行する方法において、
    スレーブノードでタイムスタンプを用いてマスターノードまでの伝播時間に対する測定値を所定の時間単位ごとに計算する段階と、
    前記スレーブノードで前記測定値およびスライディング・ウィンドウを用いて実際の伝播時間の推定値を計算する段階と、
    前記マスターノードにおけるメッセージ送信時刻、前記スレーブノードにおけるメッセージ受信時刻、および前記推定値を用いてオフセットを計算する段階と、
    を含むことを特徴とする時間同期化方法。
  2. 前記スレーブノードで前記測定値およびスライディング・ウィンドウを用いて実際の伝播時間の推定値を計算する前記段階は、
    前記スライディング・ウィンドウの長さに該当する数だけ、最近に計算された前記測定値を維持する段階と、
    前記維持された測定値の平均および以前時間単位に計算された第1推定値を用いて、前記実際の伝播時間の第2推定値を前記推定値として計算する段階と、
    を含むことを特徴とする請求項1に記載の時間同期化方法。
  3. 前記維持された測定値の平均を計算し、前記平均および以前時間単位に計算された第1推定値を用いて前記実際の伝播時間の第2推定値を計算する前記段階は、下記の<数式11>のように前記第2推定値を計算することを特徴とする請求項2に記載の時間同期化方法。
    Figure 2008178086
    ここで、前記dはk−番目の時間単位の前記測定値を、前記Dはk−番目の時間単位の前記推定値を、前記Mは前記スライディング・ウィンドウの長さを、前記H(z)は前記Dの差分方程式の伝達関数をそれぞれ意味する。
  4. ネットワークのノード間に時間同期化を実行する方法において、
    スレーブノードでタイムスタンプを用いてマスターノードまでの伝播時間に対する測定値を所定の時間単位ごとに計算する段階と、
    前記スレーブノードで前記測定値および線形デジタルフィルタを用いて実際の伝播時間の推定値を計算する段階と、
    前記マスターノードにおけるメッセージ送信時刻、前記スレーブノードにおけるメッセージ受信時刻、および前記推定値を用いてオフセットを計算する段階と、
    を含むことを特徴とする時間同期化方法。
  5. 前記スレーブノードで前記測定値および線形デジタルフィルタを用いて実際の伝播時間の推定値を計算する前記段階は、
    所定の第1数だけ前記測定値を維持する段階と、
    所定の第2数だけ以前時間単位に測定された第1推定値を維持する段階と、
    前記維持された測定値、前記第1推定値、および前記線形デジタルフィルタを用いて前記実際の伝播時間の推定値である第2推定値を計算する段階と、
    を含み、
    前記線形デジタルフィルタは、複数のフィルタ係数を前記維持された測定値および前記第1推定値に付与し、その合計を前記第2推定値として計算することを特徴とする請求項4に記載の時間同期化方法。
  6. 前記維持された測定値、前記第1推定値、および前記線形デジタルフィルタを用いて前記実際の伝播時間の推定値である第2推定値を計算する前記段階は、下記の<数式12>のように前記第2推定値を計算することを特徴とする請求項5に記載の時間同期化方法。
    Figure 2008178086
    ここで、前記dはk−番目の時間単位の前記測定値を、前記Dはk−番目の時間単位の前記第2推定値を、前記Mは前記スライディング・ウィンドウの長さを、前記H(z)はフィルタ伝達関数を、前記a(1<i<n)および前記b(0<j<m)は前記複数のフィルタ係数を、前記nは前記第1数を、前記mは前記第2数をそれぞれ意味する。
  7. 前記a(1<i<n)および前記b(0<j<m)は、下記の<数式13>を満たすことを特徴とする請求項6に記載の時間同期化方法。
    Figure 2008178086
  8. スレーブノードでタイムスタンプを用いてマスターノードまでの伝播時間に対する測定値を所定の時間単位ごとに計算する前記段階は、
    前記スレーブノードで第1メッセージの送信時刻である第1タイムスタンプを前記第1メッセージに記録して前記マスターノードに送信する段階と、
    前記マスターノードで前記第1メッセージの受信時刻である第2タイムスタンプを確認する段階と、
    前記マスターノードで前記第1タイムスタンプ、前記第2タイムスタンプ、および前記第1メッセージに対応する第2メッセージの送信時刻である第3タイムスタンプを前記第2メッセージに記録して前記スレーブノードに送信する段階と、
    前記スレーブノードで前記第2メッセージの受信時刻である第4タイムスタンプを確認し、前記第1タイムスタンプおよび前記第4タイムスタンプを用いて前記伝播時間に対する測定値を計算する段階と、
    を含むことを特徴とする請求項1または4に記載の時間同期化方法。
  9. 前記第1タイムスタンプおよび前記第4タイムスタンプを用いて前記伝播時間に対する測定値を計算する前記段階は、下記の<数式14>のように前記測定値を計算することを特徴とする請求項8に記載の時間同期化方法。
    Figure 2008178086
    ここで、前記dは前記測定値を、前記T1、kは前記第1タイムスタンプを、前記T2、kは前記第2タイムスタンプを、前記T3、kは前記第3スタンプを、前記T4、kは前記第4タイムスタンプを、前記kは前記第1タイムスタンプないし前記第4タイムスタンプがk−番目の時間単位に測定されたことをそれぞれ意味する。
  10. 前記マスターノードにおけるメッセージ送信時刻、前記スレーブノードにおけるメッセージ受信時刻、および前記推定値を用いてオフセットを計算する前記段階は、下記の<数式15>のように前記オフセットを計算することを特徴とする請求項1または4に記載の時間同期化方法。
    Figure 2008178086
    ここで、前記T2は前記メッセージ受信時刻を、前記T1は前記メッセージ送信時刻を、前記D1は前記推定値をそれぞれ意味する。
  11. ネットワークのノード間に時間同期化を実行する方法において、
    スレーブノードでタイムスタンプを用いてマスターノードからの第1オフセットを所定の時間単位ごとに計算する段階と、
    前記第1オフセットおよび線形デジタルフィルタを用いて第2オフセットを計算する段階と、
    を含むことを特徴とする時間同期化方法。
  12. スレーブノードでタイムスタンプを用いてマスターノードからの第1オフセットを所定の時間単位ごとに計算する前記段階は、
    マスターノードでメッセージの送信時刻の第1タイムスタンプを前記メッセージに記録してスレーブノードに送信する段階と、
    中継ノードで前記メッセージを受信したリンクの第1伝播時間および前記中継ノードにおける滞留時間が累積した値を前記メッセージに記録する段階と、
    前記スレーブノードで前記メッセージの受信時刻である第2タイムスタンプおよび最後の中継ノードの間に存在するリンクの第2伝播時間を確認する段階と、
    前記スレーブノードで前記第1タイムスタンプ、前記第2タイムスタンプ、前記累積した値、および前記第2伝播時間を用いて前記第1オフセットを計算する段階と、
    を含むことを特徴とする請求項11に記載の時間同期化方法。
  13. 前記スレーブノードで前記第1タイムスタンプ、前記第2タイムスタンプ、前記累積した値、および前記第2伝播時間を用いて前記第1オフセットを計算する前記段階は、下記の<数式16>のように前記第1オフセットを計算することを特徴とする請求項12に記載の時間同期化方法。
    Figure 2008178086
    ここで、前記T2は前記第2タイムスタンプを、前記T1は前記第1タイムスタンプを、前記R1は前記累積した値を、前記D1は前記第2伝播時間をそれぞれ意味する。
  14. 前記第1オフセットおよび線形デジタルフィルタを用いて第2オフセットを計算する前記段階は、
    前記第1オフセットおよび以前時間単位に測定された所定の数のオフセットを用いて、下記の<数式17>のように前記第2オフセットを計算することを特徴とする請求項11に記載の時間同期化方法。
    Figure 2008178086
    ここで、uは前記第1オフセットを、yは前記第2オフセットを、a(1<i<n)および前記b(0<j<m)は前記線形デジタルフィルタのフィルタ係数を、前記H(z)はフィルタ伝達関数をそれぞれ意味する。
  15. 請求項1ないし14のいずれか一項の方法を実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  16. ネットワークのノード間に時間同期化を実行するスレーブノードを構成する機器において、
    タイムスタンプを用いてマスターノードまでの伝播時間に対する測定値を所定の時間単位ごとに計算する測定値計算部と、
    前記測定値およびスライディング・ウィンドウを用いて実際の伝播時間の推定値を計算する推定値計算部と、
    前記マスターノードにおけるメッセージ送信時刻、前記スレーブノードにおけるメッセージ受信時刻、および前記推定値を用いてオフセットを計算するオフセット計算部と、
    を含むことを特徴とする機器。
  17. 前記推定値計算部は、
    前記スライディング・ウィンドウの長さに該当する数だけ、最近に計算された前記測定値を維持する測定値維持部と、
    前記維持された測定値の平均および以前時間単位に計算された第1推定値を用いて、前記実際の伝播時間の第2推定値を前記推定値として計算する第2推定値計算部と、
    を含むことを特徴とする請求項16に記載の機器。
  18. 前記第2推定値計算部は、下記の<数式18>のように前記第2推定値を計算することを特徴とする請求項17に記載の機器。
    Figure 2008178086
    ここで、前記dはk−番目の時間単位の前記測定値を、前記Dはk−番目の時間単位の前記推定値を、前記Mは前記スライディング・ウィンドウの長さを、前記H(z)は前記Dkの差分方程式の伝達関数をそれぞれ意味する。
  19. ネットワークのノード間に時間同期化を実行するスレーブノードを構成する機器において、
    タイムスタンプを用いてマスターノードまでの伝播時間に対する測定値を所定の時間単位ごとに計算する測定値計算部と、
    前記測定値および線形デジタルフィルタを用いて実際の伝播時間の推定値を計算する推定値計算部と、
    前記マスターノードにおけるメッセージ送信時刻、前記スレーブノードにおけるメッセージ受信時刻、および前記推定値を用いてオフセットを計算するオフセット計算部と、
    を含むことを特徴とする機器。
  20. 前記推定値計算部は、
    所定の第1数だけ前記測定値を維持する測定値維持部と、
    所定の第2数だけ前時間単位に測定された第1推定値を維持する第1推定値維持部と、
    前記維持された測定値、前記第1推定値、および前記線形デジタルフィルタを用いて、前記実際の伝播時間の推定値である第2推定値を計算する第2推定値計算部
    と、
    を含み、
    前記線形デジタルフィルタは、複数のフィルタ係数を前記維持された測定値および前記第1推定値に付与し、その合計を前記第2推定値として計算することを特徴とする請求項19に記載の機器。
  21. 前記第2推定値計算部は、下記の<数式19>のように前記第2推定値を計算することを特徴とする請求項20に記載の機器。
    Figure 2008178086
    ここで、前記dはk−番目の時間単位の前記測定値を、前記Dはk−番目の時間単位の前記第2推定値を、前記Mは前記スライディング・ウィンドウの長さを、前記H(z)はフィルタ伝達関数を、前記a(1<i<n)および前記b(0<j<m)は前記複数のフィルタ係数を、前記nは前記第1数を、前記mは前記第2数をそれぞれ意味する。
  22. 前記a(1<i<n)および前記b(0<j<m)は、下記の<数式20>を満たすことを特徴とする請求項21に記載の機器。
    Figure 2008178086
  23. ネットワークのノード間に時間同期化を実行するスレーブノードを構成する機器において、
    スレーブノードでタイムスタンプを用いてマスターノードからの第1オフセットを所定の時間単位ごとに計算する第1オフセット計算部と、
    前記第1オフセットおよび線形デジタルフィルタを用いて第2オフセットを計算する第2オフセット計算部と、
    を含むことを特徴とする機器。
  24. 前記第1オフセット計算部は、
    マスターノードからのメッセージを受信して前記メッセージの送信時刻である第1タイムスタンプを確認する第1タイムスタンプ確認部と、
    第1伝播時間および滞留時間の累積した値を前記メッセージから確認する累積値確認部と、
    前記メッセージの受信時刻である第2タイムスタンプを確認する受信時刻確認部と、
    最後の中継ノード間に存在するリンクの第2伝播時間を確認する第2伝播時間確認部と、
    前記第1タイムスタンプ、前記第2タイムスタンプ、前記累積した値、および前記第2伝播時間を用いて前記第1オフセットを計算する計算部と、
    を含み、
    前記第1伝播時間は、中継ノードで前記メッセージを受信したリンクの伝播時間であり、
    前記滞留時間は、前記中継ノードにおける前記メッセージの滞留時間であることを特徴とする請求項23に記載の機器。
  25. 前記第2オフセット計算部は、
    前記第1オフセットおよび以前時間単位に測定された所定の数のオフセットを用いて、下記の<数式21>のように前記第2オフセットを計算することを特徴とする請求項23に記載の機器。
    Figure 2008178086
    ここで、uは前記第1オフセットを、yは前記第2オフセットを、a(1<i<n)および前記b(0<j<m)は前記線形デジタルフィルタのフィルタ係数を、前記H(z)はフィルタ伝達関数をそれぞれ意味する。
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