JP2008176279A - 双方向受発光モジュール - Google Patents

双方向受発光モジュール Download PDF

Info

Publication number
JP2008176279A
JP2008176279A JP2007239204A JP2007239204A JP2008176279A JP 2008176279 A JP2008176279 A JP 2008176279A JP 2007239204 A JP2007239204 A JP 2007239204A JP 2007239204 A JP2007239204 A JP 2007239204A JP 2008176279 A JP2008176279 A JP 2008176279A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
signal light
light emitting
optical fiber
polarizer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007239204A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4798106B2 (ja
Inventor
Junji Iida
潤二 飯田
Akio Watanabe
章夫 渡辺
Mikio Uemura
美喜男 植村
Hideharu Ogami
秀晴 大上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Metal Mining Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Metal Mining Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Metal Mining Co Ltd filed Critical Sumitomo Metal Mining Co Ltd
Priority to JP2007239204A priority Critical patent/JP4798106B2/ja
Publication of JP2008176279A publication Critical patent/JP2008176279A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4798106B2 publication Critical patent/JP4798106B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B10/00Transmission systems employing electromagnetic waves other than radio-waves, e.g. infrared, visible or ultraviolet light, or employing corpuscular radiation, e.g. quantum communication
    • H04B10/40Transceivers

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Optical Couplings Of Light Guides (AREA)
  • Semiconductor Lasers (AREA)

Abstract

【課題】製造コストの低減が図れる双方向受発光モジュールを提供すること。
【解決手段】送信信号光を出射する発光素子1と、送信信号光が入射される光ファイバ8と、光ファイバから出射された受信信号光が入射される受光素子9と、波長選択フィルタ4を備え、発光素子から出射される送信信号光が光ファイバを介し送信されかつ送信信号光とは波長の異なる受信信号光が光ファイバを介し受信される双方向受発光モジュールであって、上記光ファイバ端面に接着された反射型偏光子6と、反射型偏光子に一体的に配置されたファラデー回転子5と、発光素子と波長選択フィルタ間の光路上に配置された吸収型偏光子3とで構成される光学素子(光アイソレータ)を備え、反射型偏光子が送信信号光に対し偏光子として機能するが受信信号光に対しては機能しない波長依存性を有していることを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、一本の光ファイバを共有して送受信を行う双方向受発光モジュールに係り、従来よりも製造コストの低減が図れる双方向受発光モジュールの改良に関するものである。
光ファイバ通信網の拡大に伴い1本の光ファイバを用いて双方向に光信号を伝送する通信システムの導入が進んできている。このような双方向光通信では、異なる波長の光を送受信するため双方向受発光モジュールが用いられている。
従来の双方向受発光モジュールの概略構成を図10に示す。
図10に示す双方向受発光モジュールでは、発光素子101から出射された波長λ1(例えば1310nm)の送信信号光は、第一結合レンズ102で集光され、波長選択フィルタ103を透過した後、光ファイバ108に入射し伝送される。一方、光ファイバ108から出射された波長λ2(例えば1490nm)の受信信号光は、波長選択フィルタ103で反射され、第二結合レンズ110で受光素子109に集光され信号が検出される。
また、上記発光素子101に高性能ではあるが反射戻り光の影響を受け易い分布帰還型半導体レーザ(DFBレーザ)が適用された場合、反射戻り光を遮断するため、第一結合レンズ102と波長選択フィルタ103間の光路上に、偏光子104、ファラデー回転子105、検光子106および磁石107とで構成される光アイソレータが配置される。尚、発光素子101の偏光と垂直な方向の光であれば発振を不安定にする寄与が小さいため、偏光子104を省略する場合もある。このような双方向受発光モジュールの一例が特許文献1に開示されている。
ところで、上記光アイソレータを備える従来の双方向受発光モジュールでは、発光素子101から出射される送信信号光のビーム径が拡がった位置(すなわち、第一結合レンズ102と波長選択フィルタ103間の光路上)に光アイソレータが配置されるため、光アイソレータを構成する偏光子やファラデー回転子等の部品については開口径の大きなもの(概ね1mmは必要)を用いる必要があり、高コストを余儀なくされていた。
尚、開口径の小さな光アイソレータを組み込む従来技術として、上記ビーム径が小さくなる位置(すなわち光ファイバ端)に一対の吸収型偏光子とファラデー回転子を一体化して構成した光アイソレータを貼り付けたものが知られている(特許文献2参照)。しかし、吸収型偏光子は、送信信号光だけでなく受信信号光に対しても偏光子として機能してしまい、損失要因となるため、このような光アイソレータを双方向受発光モジュールに適用することはできなかった。
特許第3062949号公報(第1図) 特開2002−156554号公報(図2、段落0025)
本発明はこの様な問題に着目してなされたもので、その課題とするところは、低コストの光学素子(光アイソレータ)が搭載された双方向受発光モジュールを提供し、更に、光アイソレータより部品点数の少ない光学素子が搭載された双方向受発光モジュールを提供することにある。
すなわち、請求項1に係る発明は、
送信信号光を出射するための発光素子と、この発光素子から出射された上記送信信号光が入射される光ファイバと、この光ファイバから出射された受信信号光が入射される受光素子と、上記発光素子と光ファイバ間の光路上でかつ上記受光素子と光ファイバ間の光路上の各要件を満たす位置に設けられた波長選択フィルタとを備え、上記発光素子から出射される送信信号光が光ファイバを介して送信されると共に、送信信号光とは異なる少なくとも1波長以上の受信信号光が上記光ファイバを介して受信される双方向受発光モジュールにおいて、
上記光ファイバ端面に接着され若しくは近接配置された反射型偏光子と、この反射型偏光子に一体的に配置され若しくは近接配置されたファラデー回転子と、上記発光素子と波長選択フィルタ間の光路上に配置された吸収型偏光子とで構成される光学素子を備え、かつ、上記反射型偏光子が送信信号光に対しては偏光子として機能するが受信信号光に対しては偏光子として機能しない波長依存性を有していることを特徴とし、
請求項2に係る発明は、
請求項1に記載の発明に係る双方向受発光モジュールにおいて、
上記吸収型偏光子と波長選択フィルタが貼り合わされて一体化していることを特徴とする。
また、請求項3に係る発明は、
直線偏光性が高い半導体レーザにより構成されかつ送信信号光を出射するための発光素子と、この発光素子から出射された上記送信信号光が入射される光ファイバと、この光ファイバから出射された受信信号光が入射される受光素子と、上記発光素子と光ファイバ間の光路上でかつ上記受光素子と光ファイバ間の光路上の各要件を満たす位置に設けられた波長選択フィルタとを備え、上記発光素子から出射される送信信号光が光ファイバを介して送信されると共に、送信信号光とは異なる少なくとも1波長以上の受信信号光が上記光ファイバを介して受信される双方向受発光モジュールにおいて、
上記光ファイバ端面に接着され若しくは近接配置された反射型偏光子と、この反射型偏光子に一体的に配置され若しくは近接配置されたファラデー回転子とで構成される光学素子を備え、かつ、上記反射型偏光子が送信信号光に対しては偏光子として機能するが受信信号光に対しては偏光子として機能しない波長依存性を有していることを特徴とし、
請求項4に係る発明は、
請求項3に記載の発明に係る双方向受発光モジュールにおいて、
直線偏光性が30dB以上の分布帰還型半導体レーザ(DFBレーザ)により上記発光素子が構成されていることを特徴とする。
更に、請求項5に係る発明は、
送信信号光を出射するための発光素子と、この発光素子から出射された上記送信信号光が入射される光ファイバと、この光ファイバから出射された受信信号光が入射される受光素子と、上記発光素子と光ファイバ間の光路上でかつ上記受光素子と光ファイバ間の光路上の各要件を満たす位置に設けられた波長選択フィルタとを備え、上記発光素子から出射される送信信号光が光ファイバを介して送信されると共に、送信信号光とは異なる少なくとも1波長以上の受信信号光が上記光ファイバを介して受信される双方向受発光モジュールにおいて、
上記波長選択フィルタが発光素子から出射された送信信号光と同じ偏光は通過するが垂直な偏光は通過しない偏光分離機能を有し、かつ、上記光ファイバ端面に接着され若しくは近接配置された反射型偏光子とこの反射型偏光子に一体的に配置され若しくは近接配置されたファラデー回転子とで構成される光学素子を備えると共に、上記反射型偏光子が送信信号光に対しては偏光子として機能するが受信信号光に対しては偏光子として機能しない波長依存性を有しており、更に、上記波長選択フィルタと受光素子間の光路上に受信信号光は透過するが送信信号光は遮断されるカットフィルタが設けられていることを特徴とする。
次に、請求項6に係る発明は、
請求項1、3または5に記載の発明に係る双方向受発光モジュールにおいて、
ファラデー回転子表面に上記反射型偏光子が直接形成されていることを特徴とし、
請求項7に係る発明は、
請求項5に記載の発明に係る双方向受発光モジュールにおいて、
送信信号光に対して偏光分離機能を有する上記波長選択フィルタの送信信号波長における偏光消光比が、少なくとも10dB以上であることを特徴とし、
請求項8に係る発明は、
請求項1、3または5に記載の発明に係る双方向受発光モジュールにおいて、
上記反射型偏光子が、ナノインプリント法によって作製されたワイヤーグリッド型偏光子で構成されていることを特徴とし、
また、請求項9に係る発明は、
請求項1、3または5に記載の発明に係る双方向受発光モジュールにおいて、
上記ファラデー回転子の近傍に配置されてファラデー回転子を磁気的に飽和させる磁石が組み込まれていることを特徴とする。
請求項1に記載の発明に係る双方向受発光モジュールによれば、
光学素子(光アイソレータ)を構成する2枚の偏光子の内の1枚を反射型偏光子とし、受信信号光に対して損失とはならない上記反射型偏光子とファラデー回転子をビーム径が小さくなる位置(すなわち光ファイバ端近傍)に配置しているため、反射型偏光子とファラデー回転子に必要な開口径が小さくて済む(例えば、開口径が0.3mm〜0.5mm程度の反射型偏光子とファラデー回転子を適用することが可能)ことから製造コストの低減が図れる。
また、請求項3に記載の発明に係る双方向受発光モジュールによれば、
直線偏光性が高い半導体レーザにより構成された発光素子の適用により上記吸収型偏光子が省略されるため、請求項1に係る双方向受発光モジュールと較べて部品点数を低減できる分、製造コストを更に低減することが可能となる。
更に、請求項5に記載の発明に係る双方向受発光モジュールによれば、
請求項1に係る双方向受発光モジュールと同様、受信信号光に対して損失とはならない反射型偏光子とファラデー回転子をビーム径が小さくなる位置(すなわち光ファイバ端近傍)に配置しているため、反射型偏光子とファラデー回転子に必要な開口径が小さくて済むことから製造コストの低減が図れ、かつ、上記発光素子から出射された送信信号光と同じ偏光は通過するが垂直な偏光は通過しない偏光分離機能を有する波長選択フィルタが適用されているため、請求項3に係る双方向受発光モジュールと同様、吸収型偏光子が省略されて部品点数を低減でき、製造コストを更に低減することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
まず、第一の実施の形態に係る双方向受発光モジュールは、図1(A)に示すように送信信号光を出射するための発光素子1と、この発光素子1から出射されかつ第一結合レンズ2で集光された上記送信信号光が入射される光ファイバ8と、この光ファイバ8から出射されかつ第二結合レンズ10で集光された受信信号光が入射される受光素子9と、上記発光素子1と光ファイバ8間の光路上でかつ上記受光素子9光ファイバ8間の光路上の各要件を満たす位置に設けられた波長選択フィルタ4とを備え、発光素子1から出射される送信信号光が光ファイバ8を介して外部へ送信されると共に送信信号光とは異なる少なくとも1波長以上の受信信号光が光ファイバ8を介して受信されるようになっている。
また、この双方向受発光モジュールには、図1(B)に示すように光ファイバ8端面に接着され若しくは近接配置された反射型偏光子6と、この反射型偏光子6に一体的に配置され若しくは近接配置されたファラデー回転子5と、上記発光素子1と波長選択フィルタ4間の光路上に配置された吸収型偏光子3とで構成される光アイソレータが組み込まれている。
尚、上記反射型偏光子6は、送信信号光に対しては偏光子として機能するが受信信号光に対しては偏光子として機能しない波長依存性を備えている必要があり、このような特性を有する偏光子として、自己クローニング法によって作製されたフォトニック結晶からなる偏光子(例えば、特許3288976号公報参照)や、ナノインプリント法によって作製されたワイヤーグリッド型偏光子(例えば、特表2006−514751号公報参照)が例示される。
また、上述したように反射型偏光子6は光ファイバ8端面に接着され若しくは近接配置され、ファラデー回転子5は上記反射型偏光子6に一体的に配置され若しくは近接配置されている。この場合、ファラデー回転子5を反射型偏光子6に近接配置するより接着剤などを用いファラデー回転子5と反射型偏光子6を一体化して配置した方が好ましい。この理由は、ファラデー回転子5を近接配置するより、ファラデー回転子5と反射型偏光子6が一体化された光学素子を配置する方がモジュールの組立て作業を容易にでき、かつ、一体化された上記光学素子を送信信号光のビームが細く絞られた光ファイバ端面により接近させることができ、必要な開口径を小さくできるからである。
更に、上記反射型偏光子6については、ファラデー回転子を基板とし、このファラデー回転子表面に直接形成することも可能である。ファラデー回転子表面に反射型偏光子を直接形成した場合、反射型偏光子の基板が省略される分、ファラデー回転子と反射型偏光子の厚さ合計が薄くなってこれ等が光ファイバ端面により接近し、これ等ファラデー回転子と反射型偏光子の開口径を更に小さくすることが可能となる。
通常、ファラデー回転子と反射型偏光子を一体化した光学素子は、10mm角程度のファラデー回転子と反射型偏光子を一体化したものを0.5mm角といった小片に切断することで作られる。この場合、一体化された光学素子の厚さ合計が薄い方が容易に切断できるため、小片に切断する際の歩留まりが高くなるという効果がある。
ここで、図1(A)に示す双方向受発光モジュールにおいては、波長選択フィルタ4として、発光素子1からの送信信号光は透過するが、送信信号光とは波長の異なる受信信号光は反射するタイプの波長選択フィルタを適用しているが、発光素子1からの送信信号光は反射するが、送信信号光とは波長の異なる受信信号光は透過するタイプの波長選択フィルタを用いることも可能である。
また、図1(A)に示す双方向受発光モジュールにおいては、ファラデー回転子5の近傍に配置され、ファラデー回転子5を磁気的に飽和させてその偏光面を45度回転させる磁石7が組み込まれている(図1B参照)。しかし、外部磁場が無くても磁気的に飽和した状態を保持し続ける高保磁力型の磁性ガーネット膜をファラデー回転子に適用した場合には、上記磁石の組み込みが省略できる。
そして、図1(A)に示す双方向受発光モジュールにおいて、発光素子1から出射した送信信号光は第一結合レンズ2で集光され、まず吸収型偏光子3を通過するが、吸収型偏光子3の透過軸は送信信号光が通過できる向きに合わせられている。次に、送信信号光は、波長選択フィルタ4を通過し、ファラデー回転子5において偏光面が45度回転させられかつ反射型偏光子6を通過した後、光ファイバ8から双方向受発光モジュール外に送信される。当然のことながら、反射型偏光子6の透過軸はファラデー回転子で45度回転させられた送信信号光の偏光面と合わせられている。
一方、双方向受発光モジュール外で反射されて戻ってきた送信信号光は、反射型偏光子6を通過したとしても、ファラデー回転子5により吸収型偏光子3の透過軸に垂直な向きに偏光面が回転させられてしまうため、吸収型偏光子3で遮断されて発光素子1に戻ることは無い。
ところで、一般の分布帰還型半導体レーザ(DFBレーザ)は直線偏光性が30dB程度と極めて高く、これは半導体レーザ共振器内において発振光の偏光と垂直な偏光は利得が低く発振への寄与が低いことを意味している。このため、発光素子1の偏光と垂直な方向の光が仮に戻ってきた場合でも、平行な光が戻ってきた場合と較べて発振を不安定にする寄与は小さいと考えられる。このような理由から、図1(A)に示す双方向受発光モジュールにおいて、吸収型偏光子3の組み込みが省略された上記反射型偏光子6とファラデー回転子5とで構成される光学素子においてもアイソレータとしてある程度機能すると考えられる。尚、反射型偏光子6とファラデー回転子5とで構成される光学素子を光ファイバ8端面に取り付ける際、光学素子を透過した戻り光における偏光の上記発光素子1から出射される直線偏光である送信信号光の偏光方向への射影成分が、発光素子1に戻り、発振を不安定にする場合があるため、反射型偏光子6とファラデー回転子5とで構成される上記光学素子における反射型偏光子6の向きを精度良く光ファイバ8端面に取り付ける必要がある。
次に、図1(A)に示す双方向受発光モジュールにおいて上記反射型偏光子6は、送信信号光に対しては偏光子として機能するが受信信号光に対しては偏光子として機能しない波長依存性を備えている。このため、双方向受発光モジュール外から送られてきた受信信号光は、上記反射型偏光子6が受信信号光に対しては単なる透明体として作用することからそのまま反射型偏光子6を通過し、ファラデー回転子5を経て波長選択フィルタ4に入射する。そして、受信信号光は波長選択フィルタ4で反射され、光路が90度曲げられた後、第二結合レンズ10で集光され、受光素子9に入射して信号が受信される。
また、図2(A)(B)は、第一の実施の形態の変形例に係る双方向受発光モジュールを示している。この双方向受発光モジュールにおいては吸収型偏光子3と波長選択フィルタ4が貼り合わされて一体化している。このため、モジュール内に吸収型偏光子と波長選択フィルタを個別に組み込んだ図1(A)に示す双方向受発光モジュールに較べ、モジュール内への組み込み作業が容易となり好ましい。
尚、図1(A)と図2(A)に示された双方向受発光モジュールにおいては、上記発光素子1から出射された送信信号光が第一結合レンズ2で集光され、また、光ファイバ8から出射された受信信号光が別の第二結合レンズ10で集光される構造になっているが、上記第一結合レンズ2と第二結合レンズ10の組み込みを省略して、図3(A)(B)に示すように波長選択フィルタ4と光ファイバ8間の光路上に配置した第三結合レンズ12により送信信号光と受信信号光をそれぞれ集光させる構造にしてもよい。
次に、図4(A)(B)は、図1(A)に示された双方向受発光モジュールの波長選択フィルタ4について、発光素子1から出射される送信信号光に対する偏光分離機能を具備させることにより上記吸収型偏光子3の組み込みが省略された第二の実施の形態に係る双方向受発光モジュールを示している。
すなわち、この第二の実施の形態に係る双方向受発光モジュールは、図4(A)に示すように送信信号光を出射するための発光素子1と、この発光素子1から出射されかつ第一結合レンズ2で集光された上記送信信号光が入射される光ファイバ8と、この光ファイバ8から出射されかつ第二結合レンズ10で集光された受信信号光が入射される受光素子9と、上記発光素子1と光ファイバ8間の光路上でかつ上記受光素子9と光ファイバ8間の光路上の各要件を満たす位置に設けられると共に、発光素子1から出射された送信信号光と同じ偏光は通過するが垂直な偏光は通過しない偏光分離機能を有する波長選択フィルタ4と、この波長選択フィルタ4と受光素子9と間の光路上に設けられると共に受信信号光は透過するが送信信号光は遮断されるカットフィルタ11とを備え、発光素子1から出射される送信信号光が光ファイバ8を介して外部へ送信されると共に送信信号光とは異なる少なくとも1波長以上の受信信号光が光ファイバ8を介して受信されるようになっている。
また、この双方向受発光モジュールには、図4(B)に示すように光ファイバ8端面に接着され若しくは近接配置された反射型偏光子6と、この反射型偏光子6に一体的に配置され若しくは近接配置されたファラデー回転子5とで構成される光学素子が組み込まれ、図4(A)に示す偏光分離機能を有する波長選択フィルタ4と上記光学素子とを組み合わせることで光アイソレータを構成している。ここで、上記波長選択フィルタ4に偏光分離機能を付与するには誘電体多層膜の膜構成を工夫することで実現できる。尚、誘電体多層膜の膜構成により上記波長選択フィルタ4に偏光分離機能を付与させる場合、波長の異なる2つの光の内、波長が長い方の光に対して偏光子として機能するようにした方が、偏光子として機能する波長範囲を広くすることができるので好ましい。また、図1(A)に示した双方向受発光モジュールの場合と同様、上記反射型偏光子6は、送信信号光に対しては偏光子として機能するが受信信号光に対しては偏光子として機能しない波長依存性を備えている必要があり、このような特性を有する偏光子として、自己クローニング法によって作製されたフォトニック結晶からなる偏光子(例えば、特許3288976号公報参照)や、ナノインプリント法によって作製されたワイヤーグリッド型偏光子(例えば、特表2006−514751号公報参照)が例示される。
また、反射型偏光子6は光ファイバ8端面に接着され若しくは近接配置され、ファラデー回転子5は上記反射型偏光子6に一体的に配置され若しくは近接配置されている。この場合、ファラデー回転子5を反射型偏光子6に近接配置するより接着剤などを用いファラデー回転子5と反射型偏光子6を一体化して配置した方が好ましい。この理由は、図1(A)に示した双方向受発光モジュールの場合と同様、ファラデー回転子5を近接配置するより、ファラデー回転子5と反射型偏光子6が一体化された光学素子を配置する方がモジュールの組立て作業を容易にでき、かつ、一体化された上記光学素子を送信信号光のビームが細く絞られた光ファイバ端面により接近させることができ、必要な開口径を小さくできるからである。更に、上記反射型偏光子6については、ファラデー回転子5を基板とし、このファラデー回転子5表面に直接形成することも可能である。ファラデー回転子5の表面に反射型偏光子6を直接形成した場合、反射型偏光子6の基板が省略される分、ファラデー回転子5と反射型偏光子6の厚さ合計が薄くなってこれ等が光ファイバ8端面により接近し、これ等ファラデー回転子5と反射型偏光子6の開口径を更に小さくすることが可能となる。通常、ファラデー回転子5と反射型偏光子6を一体化した光学素子は、10mm角程度のファラデー回転子5と反射型偏光子6を一体化したものを0.5mm角といった小片に切断することで作られる。この場合、一体化された光学素子の厚さ合計が薄い方が容易に切断できるため、小片に切断する際の歩留まりが高くなるという効果がある。
また、第二の実施の形態に係る双方向受発光モジュールにおいては、ファラデー回転子5の近傍に配置され、ファラデー回転子5を磁気的に飽和させてその偏光面を45度回転させる磁石7が組み込まれている(図4B参照)。しかし、外部磁場が無くても磁気的に飽和した状態を保持し続ける高保磁力型の磁性ガーネット膜をファラデー回転子に適用した場合には、図1(A)に示した双方向受発光モジュールの場合と同様、上記磁石の組み込みが省略できる。
そして、図4(A)に示す双方向受発光モジュールにおいて、発光素子1から出射した送信信号光は、第一結合レンズ2で集光され、次に偏光分離機能を有する波長選択フィルタ4を通過し、ファラデー回転子5において偏光面が45度回転させられかつ反射型偏光子6を通過した後、光ファイバ8から双方向受発光モジュール外に送信される。当然のことながら、反射型偏光子6の透過軸はファラデー回転子5で45度回転させられた送信信号光の偏光面と合わせられている。
一方、双方向受発光モジュール外で反射されて戻ってきた送信信号光は、反射型偏光子6を通過したとしても、ファラデー回転子5により波長選択フィルタ4の送信信号光の偏光透過軸に垂直な向きに偏光面が回転させられてしまうため、波長選択フィルタ4の偏光分離機能により反射されて発光素子1に戻ることは無い。但し、波長選択フィルタ4で反射された送信信号光は受信信号光と同一光路を通って受光素子9に向かうため、波長選択フィルタ4と受光素子9と間の光路上に、受信信号光は透過するが送信信号光は遮断されるカットフィルタ11が配置されており、双方向受発光モジュール外で反射されて戻ってきた送信信号光が受光素子9に入射するのを防止するようになっている。尚、このようなカットフィルタ11として誘電体多層膜により構成されるミラーが使用できる。この誘電体多層膜により構成されるミラーが適用されたカットフィルタでは、送信信号光を反射することで送信信号光が受光素子に入射しないようにしていることから、カットフィルタで反射された送信信号光が元の光路を再び辿らないようにするには、上記カットフィルタを入射光に対して若干傾け、垂直入射しないようにするのが有効である。
また、図4(A)に示す双方向受発光モジュールにおいて、上記反射型偏光子6は、送信信号光に対し偏光子として機能するが受信信号光に対しては偏光子として機能しない波長依存性を備えている。このため、双方向受発光モジュール外から送られてきた受信信号光は、上記反射型偏光子6が受信信号光に対しては単なる透明体として作用することからそのまま反射型偏光子6を通過し、ファラデー回転子5を経て、送信信号光に対して偏光分離機能を有する波長選択フィルタ4に入射する。そして、受信信号光は、上記波長選択フィルタ4で反射されて光路が90度曲げられ、カットフィルタ11を通過した後、第二結合レンズ10で集光され、受光素子9に入射して信号が受信される。尚、図1(A)に示された双方向受発光モジュールと同様、上記第一結合レンズ2と第二結合レンズ10の組み込みを省略し、波長選択フィルタ4と光ファイバ8間の光路上に配置した第三結合レンズ(図示せず)により送信信号光と受信信号光をそれぞれ集光させる構造にしてもよい。
以下、本発明の実施例について具体的に説明する。
実施例1に係る双方向受発光モジュールは、図5(A)(B)に示すように吸収型偏光子3と波長選択フィルタ4が貼り合わされて一体化されている。
また、発光素子1には、波長1310nmの光信号を出射する分布帰還型半導体レーザ(DFBレーザ)を用いた。
発光素子1から出射された1310nmの直線偏光の送信信号光は、図5(A)に示すように上記送信信号光を収束させる第一結合レンズ2を通して吸収型偏光子3に至る。この吸収型偏光子3は、発光素子1から出射された直線偏光の送信信号光が透過する方向に配置されている。このため、送信信号光が減衰することなく波長選択フィルタ4に至る。
波長選択フィルタ4には、波長1310nmの送信信号光を透過するが、受信信号光である波長1490nmは反射するフィルタを用いているため、送信信号光は波長選択フィルタ4を透過し、ファラデー回転子5に至る。
次に、送信信号光は、磁石7で磁気的に飽和した磁性ガーネット膜からなる上記ファラデー回転子5により偏光面が45度回転し、反射型偏光子6に入射される。この反射型偏光子6は、予め吸収型偏光子3の透過軸に対して45度透過軸をずらしており、ファラデー回転子5により偏光面が45度回転した送信信号光は、反射型偏光子6の透過軸と一致するため、減衰することなく光ファイバ8を通りモジュール外に送信される。
尚、反射型偏光子6としては、ナノインプリント法によって作製されたワイヤーグリッド型偏光子を使用した。また、ファラデー回転子5に反射型偏光子6を直接形成させ、0.5mm角にカットした光学素子を使用し、光ファイバ8端面に光学素子の反射型偏光子6側を接着した。
次に、光ファイバ8の結合端面やその他不連続界面からの反射戻り光は、先ほどの順番とは逆方向に通る。図5(A)に示すように、反射型偏光子6の透過軸方向の光だけが反射型偏光子6を通り、ファラデー回転子5に反射戻り光として入る。それ以外の光成分は、反射型偏光子6で反射して光ファイバ8に戻ってしまうが、予め光ファイバ8端面を6度以上傾けた構造にしておくことにより、この光信号は光ファイバ8を導波できず減衰してしまう。
ファラデー回転子5に戻った光信号は、偏光面が45度回転させられるが、吸収型偏光子3の透過軸に対して直交するように偏光面が回転させられ、波長選択フィルタ4に戻る。次に、波長選択フィルタ4を通り、上記吸収型偏光子3に至るが、戻ってきた光信号は、吸収型偏光子3の透過軸に対して直交する光信号のため、吸収型偏光子3により吸収される。このため、反射戻り光の影響を受け易い分布帰還型半導体レーザ(DFBレーザ)で構成される発光素子1には光信号が戻ってこないことになる。
ところで、吸収型偏光子3の組み込みを省略する場合には、反射型偏光子6とファラデー回転子5とで構成される光学素子を通って発光素子1へ戻ってくる光の偏光に関し、発光素子1から出射される直線偏光である送信信号光の偏光方向に垂直な方向に対して上記戻ってくる光の偏光のなす角が、+/−5°程度以内になるように上記光学素子を配置することにより、発光素子1の発振を不安定にする戻り光を充分に抑制することができる。
今回使用した反射型偏光子6の特性を図6に示す。この反射型偏光子は、透過軸方位に垂直な方向の偏光が入射すると、図6のグラフ図において破線で示されているように波長1310nmの光信号に対しては透過率が低く(ほぼ0%)、透過できずに反射してしまうが、波長1490nmの光信号に対しては透過率が高く(ほぼ100%)、反射されることなく透過する。反対に、透過軸方向に水平方向の偏光に対しては、図6のグラフ図において実線で示されているように、波長1310nmの光に対しても、波長1490nmの光に対しても透過率が高く(ほぼ100%)、光信号は反射されることなく透過する。つまり、波長1310nmの光に対しては反射型偏光子として作用するが、波長1490nmの光に対しては偏光子として作用せず、単なる透明体である。従って、波長1490nmの光信号を光ファイバから受信するときは、図5(B)に示すように光ファイバ8からどのような方位の偏光の波長1490nmの光信号が入ってきても反射型偏光子6を透過し、ファラデー回転子5を経て波長選択フィルタ4に入る。波長選択フィルタ4に入射した波長1490nmの光信号は、波長選択フィルタ4で反射され、第二結合レンズ10を通り、受光素子9に入る。
このように光アイソレータを構成する2つの偏光子とファラデー回転子の内、ファラデー回転子と反射型偏光子を光ファイバ端面に配置することで、小型の光アイソレータの機能を有し、かつ、双方向受発光モジュールの機能を具備させることができる。
尚、実施例1の双方向受発光モジュールについて各部品のみの位置関係を概略図によって説明したが、各部品は樹脂または金属製のパッケージに収納されて双方向受発光モジュールを構成している。その際、発光素子はパッケージに収納され、光ファイバはパッケージに接合されているものである。
実施例2に係る双方向受発光モジュールは、発光素子1に波長1490nmの光信号を出射する分布帰還型半導体レーザ(DFBレーザ)を用いた。
発光素子1から出射された1490nmの直線偏光の送信信号光は、図7(A)に示すように送信信号光を収束させる第一結合レンズ2を通過して、送信信号に対し偏光分離機能を有する波長選択フィルタ4に至る。
波長選択フィルタ4には、発光素子1から出射された波長1490nmの直線偏光の送信信号光は透過するが、この直線偏光と直交する直線偏光および受信信号光である波長1310nmの光は反射する誘電体多層膜フィルタを用いているため、送信信号光は波長選択フィルタ4を透過しファラデー回転子5に至る。
次に、送信信号光は、磁石7で磁気的に飽和した磁性ガーネット膜からなる上記ファラデー回転子5により偏光面が45度回転し、反射型偏光子6に入射される。この反射型偏光子6は、予め波長選択フィルタ4の送信信号光の偏光透過軸に対して45度透過軸をずらしており、ファラデー回転子5により偏光面が45度回転した送信信号光は、反射型偏光子6の透過軸と一致するため、減衰することなく光ファイバ8を通りモジュール外に送信される。
尚、反射型偏光子6としては、ナノインプリント法によって作製されたワイヤーグリッド型偏光子を使用した。また、ファラデー回転子5に反射型偏光子6を直接形成させ、0.5mm角にカットした光学素子を使用し、光ファイバ8端面に光学素子の反射型偏光子6側を接着した。
次に、光ファイバ8の結合端面やその他不連続界面からの送信信号の反射戻り光は、先ほどの順番とは逆方向に通る。図7(A)に示すように、反射型偏光子6の透過軸方向の光だけが反射型偏光子6を通り、ファラデー回転子5に反射戻り光として入る。それ以外の光成分は、反射型偏光子6で反射して光ファイバ8に戻ってしまうが、予め光ファイバ8端面を6度以上傾けた構造にしておくことにより、この光信号は光ファイバ8を導波できず減衰してしまう。
ファラデー回転子5に戻った光信号はその偏光面が45度回転させられるが、波長選択フィルタ4の送信信号光における偏光透過軸に対し直交するように偏光面が回転させられるので、波長選択フィルタ4により反射される。このため、反射戻り光の影響を受け易い分布帰還型半導体レーザ(DFBレーザ)で構成される発光素子1には光信号が戻ってこないことになる。尚、波長選択フィルタ4で反射された送信信号光は、受信信号光と同一光路を通って受光素子9へ向かうが、受光素子9の手前に配置されたカットフィルタ11により遮断されるため受光素子9に入射することはない。
本実施例で使用した反射型偏光子6の特性を図8に示す。この反射型偏光子6は、透過軸方位に垂直な方向の偏光が入射すると、図8のグラフ図において実線で示されているように波長1490nmの光信号に対しては透過率が低く(ほぼ0%)、透過できずに反射してしまうが、波長1310nmの光信号に対しては透過率が高く(ほぼ100%)、反射されることなく透過する。反対に、透過軸方向に水平方向の偏光に対しては、図8のグラフ図において破線で示されているように、波長1490nmの光に対しても、波長1310nmの光に対しても透過率が高く(ほぼ100%)、光信号は反射されることなく透過する。すなわち、波長1490nmの光に対しては反射型偏光子として作用するが、波長1310nmの光に対しては偏光子として作用せず、単なる透明体である。従って、波長1310nmの光信号を光ファイバから受信するときは、図7(B)に示すように光ファイバ8からどのような方位の偏光の波長1310nmの光信号が入ってきても反射型偏光子6を透過し、ファラデー回転子5を経て波長選択フィルタ4に入る。波長選択フィルタ4に入射した波長1310nmの光信号は、波長選択フィルタ4で反射され、カットフィルタ11と第二結合レンズ10を通り、受光素子9に入る。
今回使用した波長選択フィルタ4の特性を図9に示す。波長1310nmに対してはP偏光、S偏光ともほぼ完全に反射するが、波長1490nmに対してS偏光はほぼ完全に反射するが、P偏光に関してはほぼ完全に通過し、偏光子として機能していることがわかる。尚、波長選択フィルタのガラス基板の反対面には、波長1490nm用の無反射コートが施されている。また、実施例2で使用した波長選択フィルタの送信信号光に対する偏光消光比は30dB以上であったが、実際の双方向受発光モジュールでは偏光消光比が10dB以上あれば光アイソレータとして充分に機能する。
このように光アイソレータを構成する2つの偏光子とファラデー回転子の内、ファラデー回転子と波長特性を持つ反射型偏光子を光ファイバ端面に配置し、もう一つの偏光子の機能を波長選択フィルタに持たせることにより、小型の光アイソレータの機能を有しかつ双方向受発光モジュールの機能を具備させることができる。
尚、実施例2の双方向受発光モジュールについても各部品のみの位置関係を概略図によって説明したが、各部品は樹脂または金属製のパッケージに収納されて双方向受発光モジュールを構成している。その際、発光素子はパッケージに収納され、光ファイバはパッケージに接合されているものである。
本発明に係る双方向受発光モジュールは、従来のモジュールと較べて製造コストの低減が図れるため産業上の利用可能性を有している。
図1(A)は第一の実施の形態に係る双方向受発光モジュールの概略構成説明図、図1(B)は図1(A)の部分拡大図。 図2(A)は第一の実施の形態の変形例に係る双方向受発光モジュールの概略構成説明図、図2(B)は図2(A)の部分拡大図。 図3(A)は第一の実施の形態の別の変形例に係る双方向受発光モジュールの概略構成説明図、図3(B)は図3(A)の部分拡大図。 図4(A)は第二の実施の形態に係る双方向受発光モジュールの概略構成説明図、図4(B)は図4(A)の部分拡大図。 図5(A)(B)は実施例1に係る双方向受発光モジュールの概略構成説明図。 実施例1に係る双方向受発光モジュールに組み込まれた反射型偏光子の透過率と波長依存性を示すグラフ図。 図7(A)(B)は実施例2に係る双方向受発光モジュールの概略構成説明図。 実施例2に係る双方向受発光モジュールに組み込まれた反射型偏光子の透過率と波長依存性を示すグラフ図。 実施例2に係る双方向受発光モジュールに組み込まれた波長選択フィルタの反射率の波長依存性および偏光依存性を示すグラフ図。 従来例に係る双方向受発光モジュールの概略構成説明図。
符号の説明
1:発光素子
2:第一結合レンズ
3:吸収型偏光子
4:波長選択フィルタ
5:ファラデー回転子
6:反射型偏光子
7:磁石
8:光ファイバ
9:受光素子
10:第二結合レンズ
11:カットフィルタ
12:第三結合レンズ
101:発光素子
102:第一結合レンズ
103:波長選択フィルタ
104:偏光子
105:ファラデー回転子
106:検光子
107:磁石
108:光ファイバ
109:受光素子
110:第二結合レンズ

Claims (9)

  1. 送信信号光を出射するための発光素子と、この発光素子から出射された上記送信信号光が入射される光ファイバと、この光ファイバから出射された受信信号光が入射される受光素子と、上記発光素子と光ファイバ間の光路上でかつ上記受光素子と光ファイバ間の光路上の各要件を満たす位置に設けられた波長選択フィルタとを備え、上記発光素子から出射される送信信号光が光ファイバを介して送信されると共に、送信信号光とは異なる少なくとも1波長以上の受信信号光が上記光ファイバを介して受信される双方向受発光モジュールにおいて、
    上記光ファイバ端面に接着され若しくは近接配置された反射型偏光子と、この反射型偏光子に一体的に配置され若しくは近接配置されたファラデー回転子と、上記発光素子と波長選択フィルタ間の光路上に配置された吸収型偏光子とで構成される光学素子を備え、かつ、上記反射型偏光子が送信信号光に対しては偏光子として機能するが受信信号光に対しては偏光子として機能しない波長依存性を有していることを特徴とする双方向受発光モジュール。
  2. 上記吸収型偏光子と波長選択フィルタが貼り合わされて一体化していることを特徴とする請求項1に記載の双方向受発光モジュール。
  3. 直線偏光性が高い半導体レーザにより構成されかつ送信信号光を出射するための発光素子と、この発光素子から出射された上記送信信号光が入射される光ファイバと、この光ファイバから出射された受信信号光が入射される受光素子と、上記発光素子と光ファイバ間の光路上でかつ上記受光素子と光ファイバ間の光路上の各要件を満たす位置に設けられた波長選択フィルタとを備え、上記発光素子から出射される送信信号光が光ファイバを介して送信されると共に、送信信号光とは異なる少なくとも1波長以上の受信信号光が上記光ファイバを介して受信される双方向受発光モジュールにおいて、
    上記光ファイバ端面に接着され若しくは近接配置された反射型偏光子と、この反射型偏光子に一体的に配置され若しくは近接配置されたファラデー回転子とで構成される光学素子を備え、かつ、上記反射型偏光子が送信信号光に対しては偏光子として機能するが受信信号光に対しては偏光子として機能しない波長依存性を有していることを特徴とする双方向受発光モジュール。
  4. 直線偏光性が30dB以上の分布帰還型半導体レーザ(DFBレーザ)により上記発光素子が構成されていることを特徴とする請求項3に記載の双方向受発光モジュール。
  5. 送信信号光を出射するための発光素子と、この発光素子から出射された上記送信信号光が入射される光ファイバと、この光ファイバから出射された受信信号光が入射される受光素子と、上記発光素子と光ファイバ間の光路上でかつ上記受光素子と光ファイバ間の光路上の各要件を満たす位置に設けられた波長選択フィルタとを備え、上記発光素子から出射される送信信号光が光ファイバを介して送信されると共に、送信信号光とは異なる少なくとも1波長以上の受信信号光が上記光ファイバを介して受信される双方向受発光モジュールにおいて、
    上記波長選択フィルタが発光素子から出射された送信信号光と同じ偏光は通過するが垂直な偏光は通過しない偏光分離機能を有し、かつ、上記光ファイバ端面に接着され若しくは近接配置された反射型偏光子とこの反射型偏光子に一体的に配置され若しくは近接配置されたファラデー回転子とで構成される光学素子を備えると共に、上記反射型偏光子が送信信号光に対しては偏光子として機能するが受信信号光に対しては偏光子として機能しない波長依存性を有しており、更に、上記波長選択フィルタと受光素子間の光路上に受信信号光は透過するが送信信号光は遮断されるカットフィルタが設けられていることを特徴とする双方向受発光モジュール。
  6. ファラデー回転子表面に上記反射型偏光子が直接形成されていることを特徴とする請求項1、3または5に記載の双方向受発光モジュール。
  7. 送信信号光に対して偏光分離機能を有する上記波長選択フィルタの送信信号波長における偏光消光比が、少なくとも10dB以上であることを特徴とする請求項5に記載の双方向受発光モジュール。
  8. 上記反射型偏光子が、ナノインプリント法によって作製されたワイヤーグリッド型偏光子で構成されていることを特徴とする請求項1、3または5に記載の双方向受発光モジュール。
  9. 上記ファラデー回転子の近傍に配置されてファラデー回転子を磁気的に飽和させる磁石が組み込まれていることを特徴とする請求項1、3または5に記載の双方向受発光モジュール。
JP2007239204A 2006-10-25 2007-09-14 双方向受発光モジュール Expired - Fee Related JP4798106B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007239204A JP4798106B2 (ja) 2006-10-25 2007-09-14 双方向受発光モジュール

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006289576 2006-10-25
JP2006289576 2006-10-25
JP2006339639 2006-12-18
JP2006339639 2006-12-18
JP2007239204A JP4798106B2 (ja) 2006-10-25 2007-09-14 双方向受発光モジュール

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008176279A true JP2008176279A (ja) 2008-07-31
JP4798106B2 JP4798106B2 (ja) 2011-10-19

Family

ID=39330301

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007239204A Expired - Fee Related JP4798106B2 (ja) 2006-10-25 2007-09-14 双方向受発光モジュール

Country Status (3)

Country Link
US (1) US7734121B2 (ja)
JP (1) JP4798106B2 (ja)
CN (1) CN101170365B (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012014283A1 (ja) * 2010-07-27 2012-02-02 三菱電機株式会社 光モジュール

Families Citing this family (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
NO331034B1 (no) * 2010-03-16 2011-09-19 Polewall As Framgangsmate for a rette en optisk mottaker mot en lyskilde og et apparat for utovelse av framgangsmaten
CN101881866A (zh) * 2010-04-07 2010-11-10 深圳华拓旺科技有限公司 单纤双向一体式成型组件座
CN102183828A (zh) * 2011-06-02 2011-09-14 平湖中天合波通信科技有限公司 一种单纤双向组件
JP2013019960A (ja) * 2011-07-07 2013-01-31 Renesas Electronics Corp 半導体レーザモジュール
CN102937753A (zh) * 2011-08-16 2013-02-20 深圳新飞通光电子技术有限公司 一种光隔离器及含有该隔离器的光组件
CN102511137B (zh) * 2011-12-02 2014-09-17 华为技术有限公司 光收发模块、无源光网络系统和设备
CN103309059A (zh) * 2012-03-16 2013-09-18 深圳新飞通光电子技术有限公司 一种偏振方向旋转器及其光组件
KR101285766B1 (ko) * 2012-05-18 2013-07-19 에스케이텔레콤 주식회사 양방향 광 송수신 모듈
EP3137940B1 (en) * 2014-04-28 2023-09-20 Nokia Technologies Oy Polarization rotator-combiner for optical communications
JPWO2016147570A1 (ja) * 2015-03-19 2018-01-11 パナソニックIpマネジメント株式会社 ヘッドアップディスプレイ
CN106291838A (zh) * 2016-08-22 2017-01-04 武汉电信器件有限公司 一种提高bosa器件隔离度的方法
JP7027035B2 (ja) * 2016-11-15 2022-03-01 日東電工株式会社 光通信装置及び偏光板のセット
WO2020047660A1 (en) * 2018-09-04 2020-03-12 Provincial Health Services Authority Image guided micro-raman spectroscopy
CN109212690A (zh) * 2018-10-29 2019-01-15 青岛海信宽带多媒体技术有限公司 单纤双向光组件及光模块
CN112751609B (zh) * 2019-10-29 2022-08-09 华为技术有限公司 一种光通信设备和光链路监测器件
CN114647039B (zh) * 2020-12-19 2023-08-29 青岛海信宽带多媒体技术有限公司 一种光模块

Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0362949A (ja) * 1989-07-31 1991-03-19 Matsushita Electric Ind Co Ltd 自動配線システム
JPH11202432A (ja) * 1998-01-16 1999-07-30 Sharp Corp 投射型画像表示装置
JPH11295560A (ja) * 1998-04-09 1999-10-29 Matsushita Electric Ind Co Ltd 光通信用モジュール及びその検査方法
JP2000241762A (ja) * 1999-02-24 2000-09-08 Tokin Corp 光アイソレータ
JP2003172901A (ja) * 2001-12-05 2003-06-20 Nec Tokin Corp 光非相反デバイス
JP2003344808A (ja) * 2002-05-24 2003-12-03 Shinkosha:Kk 偏光無依存型光アイソレータ及び光サーキュレータ
JP2004233592A (ja) * 2003-01-29 2004-08-19 Kyocera Corp 光アイソレータ付ピグテイル
JP2005134803A (ja) * 2003-10-31 2005-05-26 Tdk Corp 光アイソレータ付きフェルール及びそれを備えた光送受信モジュール
JP2005316495A (ja) * 2004-04-30 2005-11-10 Lg Electron Inc フレキシブルワイヤグリッド偏光子及びその製造方法
JP2006047904A (ja) * 2004-08-09 2006-02-16 Canon Inc 偏光分離素子及びそれを有する投影装置

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3062949B2 (ja) 1989-10-31 2000-07-12 京セラ株式会社 双方向受発光モジュール
US5963349A (en) * 1997-01-27 1999-10-05 Lucent Technologies Inc. Inexpensive single-fiber bidirectional data link
JP3288976B2 (ja) 1998-08-07 2002-06-04 彰二郎 川上 偏光子とその作製方法
JP2002156554A (ja) 2000-11-22 2002-05-31 Kyocera Corp 光学部品付き光ファイバピグテイル
US6895129B2 (en) * 2002-04-29 2005-05-17 Oplink Communications, Inc. Optical circulator
US7227684B2 (en) 2002-08-21 2007-06-05 Jian Wang Method and system for providing beam polarization
CN2725912Y (zh) * 2004-07-15 2005-09-14 中国科学技术大学 方向相关光纤偏振器
JP4675377B2 (ja) * 2005-02-25 2011-04-20 富士通オプティカルコンポーネンツ株式会社 光送受信装置

Patent Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0362949A (ja) * 1989-07-31 1991-03-19 Matsushita Electric Ind Co Ltd 自動配線システム
JPH11202432A (ja) * 1998-01-16 1999-07-30 Sharp Corp 投射型画像表示装置
JPH11295560A (ja) * 1998-04-09 1999-10-29 Matsushita Electric Ind Co Ltd 光通信用モジュール及びその検査方法
JP2000241762A (ja) * 1999-02-24 2000-09-08 Tokin Corp 光アイソレータ
JP2003172901A (ja) * 2001-12-05 2003-06-20 Nec Tokin Corp 光非相反デバイス
JP2003344808A (ja) * 2002-05-24 2003-12-03 Shinkosha:Kk 偏光無依存型光アイソレータ及び光サーキュレータ
JP2004233592A (ja) * 2003-01-29 2004-08-19 Kyocera Corp 光アイソレータ付ピグテイル
JP2005134803A (ja) * 2003-10-31 2005-05-26 Tdk Corp 光アイソレータ付きフェルール及びそれを備えた光送受信モジュール
JP2005316495A (ja) * 2004-04-30 2005-11-10 Lg Electron Inc フレキシブルワイヤグリッド偏光子及びその製造方法
JP2006047904A (ja) * 2004-08-09 2006-02-16 Canon Inc 偏光分離素子及びそれを有する投影装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012014283A1 (ja) * 2010-07-27 2012-02-02 三菱電機株式会社 光モジュール
JP5289622B2 (ja) * 2010-07-27 2013-09-11 三菱電機株式会社 光モジュール
US9341788B2 (en) 2010-07-27 2016-05-17 Mitsubishi Electric Corporation Optical module

Also Published As

Publication number Publication date
CN101170365B (zh) 2012-07-04
US20080101796A1 (en) 2008-05-01
US7734121B2 (en) 2010-06-08
CN101170365A (zh) 2008-04-30
JP4798106B2 (ja) 2011-10-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4798106B2 (ja) 双方向受発光モジュール
EP3330778B1 (en) Polarization independent optical isolator
JP2009222893A (ja) 一芯双方向光モジュール
US20080252961A1 (en) Optical transceiver
JP5318226B2 (ja) 光モジュール
JP2008053555A (ja) 波長ロッカー
JP2008107760A (ja) 光アイソレータ機能付き光フィルタ及びそれを備えた光送受信モジュール
JP2000241762A (ja) 光アイソレータ
JP5315983B2 (ja) 光モジュールおよび波長制御方法
US20130010451A1 (en) Laser diode module
US7782532B2 (en) Optical isolator device
JP2007079074A (ja) 光アイソレータ
JP5008148B2 (ja) 光複合モジュール
JP2008003189A (ja) 光ファイバ一体型光アイソレータ
JP2856525B2 (ja) 光導波路型偏光子
WO2019049952A1 (ja) 光モジュール
JP4295192B2 (ja) 光アイソレータ付き光端末
JP4794056B2 (ja) 光デバイス
JP2006106104A (ja) 偏光解消素子
JP2008003211A (ja) インライン型ハイブリッド光デバイス
JP4150310B2 (ja) 光アイソレータ付きレセプタクル
JP2001013379A (ja) 光モジュール
US6859298B2 (en) Optical module of optical isolator structure
JPH0862537A (ja) 半導体レーザモジュール
JP2010151903A (ja) 光アイソレータ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100125

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110517

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110518

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110615

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110705

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110718

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140812

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees