JP2008176092A - 電気光学装置及び電子機器 - Google Patents
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Abstract
【課題】任意の曲面上に表示を行うことができ、曲面を多用した先進的なデザインを採用した場合でもデザイン的に統一感のある製品を提供することができる電気光学装置を提供する。
【解決手段】本発明の電気光学装置1は、複数の光ファイバを有する光ファイバ束5と、前記光ファイバ束5の光入射側に形成された光入射面51と、前記光ファイバ束5の光出射側に形成された曲面状の光出射面52と、前記光ファイバ束5の光入射面51側に設けられた電気光学パネル2とを備えている。
【選択図】図1
【解決手段】本発明の電気光学装置1は、複数の光ファイバを有する光ファイバ束5と、前記光ファイバ束5の光入射側に形成された光入射面51と、前記光ファイバ束5の光出射側に形成された曲面状の光出射面52と、前記光ファイバ束5の光入射面51側に設けられた電気光学パネル2とを備えている。
【選択図】図1
Description
本発明は、多数の光ファイバを画像移送手段として用いた電気光学装置及び電子機器に関するものである。
電子ディスプレイは、表面が丸みを帯びていた旧式のCRTを除けば、必ず平面上に画像が表示される。ところが最近、携帯電話やPMP(パーソナル・メディア・プレイヤー)等の一部の電子機器において、先進的な筐体デザインを採用するために、自由な曲面上に表示できるディスプレイが熱望されている。
従来、曲面上に表示を行うために検討されてきた方法は、例えば液晶ディスプレイにおいては、そのガラス基板を0.05mm程度まで研磨したり、ガラス基板に代えてプラスチック基板を採用したりすることによって、平面状のディスプレイを湾曲させる方法である。ところが、このような方法には様々な問題が存在する。例えば、ガラス基板を薄くして曲げると、ちょっとした衝撃で簡単に割れてしまう。また、ガラス基板をプラスチック基板に代えると、ガラス基板と違って高い温度が加えられないため、十分な表示特性が得られない。また、ガラス基板やプラスチック基板をその弾性力に抗して湾曲した状態を保つためには、剛性の高い筐体を必要とする。また、バックライトは全反射を繰り返して導光させる必要があるため、ある程度以上の曲率半径で曲げると異常な光漏れが生じる。
一方、光ファイバ束を用いた画像表示手段として、従来次のような応用が提案されている。例えば特許文献1では、多数のガラスファイバを溶融して円筒形状とし、光の入射面に置かれた文字等がファイバ効果によって光出射面に浮かび上がって見える光学玩具が開示されており、実際に「テレビ石」等の商品名で販売されている。
ディスプレイへの応用としては、例えば特許文献2〜4において、ディスプレイの表示面側に光入射面よりも光出射面の方が広くなるような光ファイバを多数束ねて配置することによって、画面を拡大する構成が開示されている。また特許文献5においては、シート状に薄く形成した光ファイバ束を用いて液晶ディスプレイの視角を制限する構成が開示されている。同じようなシート状の光ファイバ束は特許文献6において反射型ディスプレイへの光の入射方向を制御して色鮮やかな表示を行うためにも用いられている。
実用新案登録第3096678号公報
特開昭64−11205号公報
特開平5−88617号公報
特開2002−341327号公報
特開2002−297044号公報
特開平11−326885号公報
しかしながら、特許文献2〜6の表示装置においては、光出射面は必ず平面であり、曲面上に表示を行うものではない。したがって、曲面を多用した先進的な筐体デザインを採用した場合でも表示部だけが平面になってしまい、デザイン的に統一感のある製品が提供できなかった。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであって、任意の曲面上に表示を行うことができる電気光学装置を提供することを目的とする。また、このような電気光学装置を備えることにより、曲面を多用した先進的な筐体デザインを採用した場合でも筐体部と表示部のデザインを統一でき、且つ曲面表示を行った場合の表示不良の発生も防止することのできる電子機器を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明の電気光学装置は、複数の光ファイバを有する光ファイバ束と、前記光ファイバ束の光入射側に形成された光入射面と、前記光ファイバ束の光出射側に形成された曲面状の光出射面と、前記光ファイバ束の光入射面側に設けられた電気光学パネルとを備えたことを特徴とする。この構成によれば、電気光学パネルに表示した画像を光ファイバ束の曲面状の光出射面に投影でき、あたかも曲面上に表示をしているように見せることができる。この場合、電気光学パネル自体は曲げないので、曲げによる表示不良の発生や電気光学パネルの損傷等の問題は発生しない。また、従来の薄型ガラス基板やプラスチック基板を用いた電気光学装置では、曲面といっても平面を湾曲する制約から、円柱の一部を切り取ったような形状に限定されていたが、本発明の電気光学装置によれば、形状に対する制約が殆どなく、曲面を多用した先進的なデザインに対しても容易に対応することができる。
本発明においては、前記光ファイバはプラスチック製の光ファイバであることが望ましい。この構成によれば、軽くて安価な電気光学装置を提供することができる。なお、光ファイバとしてはプラスチック製以外にガラス製の光ファイバを用いることもできるが、本発明では伝送距離が短いので、光ファイバの伝送損失は重要でない。そのため、軽くて安価なプラスチック製の光ファイバが適している。また、プラスチック製の光ファイバを用いた場合、光ファイバ束が保護部材を兼ねることができるので、部品点数が削減され、コストダウンを図ることができる。
本発明においては、前記光ファイバの直径は前記電気光学パネルのサブ画素のピッチよりも小さいことが望ましい。この構成によれば、表示のぼやけを防止することができる。
本発明においては、前記光出射面に光散乱用の凹凸が形成されていることが望ましい。この構成によれば、表示の視野角を広げることができる。
本発明においては、前記電気光学パネルの前記光ファイバ束とは反対側に、照明装置と、前記照明装置からの光を前記電気光学パネルに集光して入射させるプリズムとが設けられていることが望ましい。この構成によれば、表示のぼやけを防止することができる。また、電気光学パネルの視角依存性の影響を最小限に抑え、高コントラストかつ彩度の高い表示ができる。
本発明の電子機器は、前述した本発明の電気光学装置と、前記電気光学パネルと前記光ファイバ束とを固定する筐体と、前記筐体に設けられ、前記光出射面を外部に露出する開口部とを備え、前記筐体の外面形状と前記光出射面の形状とが、連続した一つの曲面形状を形成していることを特徴とする。この構成によれば、全体として統一感のあるデザインを備えた電子機器を提供することができる。また、光ファイバ束の光出射面の形状は任意に設計できるため、曲面を多用した先進的なデザインに対しても容易に対応することができる。
本発明においては、前記光ファイバ束が前記電気光学パネルの保護カバーを兼ねることが望ましい。この構成によれば、部材点数を削減することができる。
本発明においては、前記光ファイバ束は、前記光出射面が形成された曲面部と、前記曲面部の周囲に設けられた平坦部とを備え、前記筐体は、前記光ファイバ束の平坦部を固定することにより、前記光ファイバ束と前記電気光学パネルとを固定することが望ましい。この構成によれば、光ファイバ束を電気光学パネル上に均一に加圧することができる。
本発明においては、前記電気光学パネルは、電気光学物質を挟持する一対の基板と、前記一対の基板が対向する対向領域の周縁部に設けられた枠状のシール材とを備え、前記平坦部と前記曲面部との境界部は、概ね前記電気光学パネルのシール材の位置と一致していることが望ましい。この構成によれば、平坦部を加圧しても基板間のギャップが変化しないため、表示品質の高い電子機器が提供できる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。かかる実施の形態は本発明の一態様を示すものであり、この発明を限定するものではない。下記の実施形態において、各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の主旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。また、以下の図面においては、各構成をわかりやすくするために、実際の構造と各構造における縮尺や数等が異なっている。
以下の説明においては、XYZ直交座標系を設定し、該XYZ直交座標系を参照しつつ各部材の位置関係について説明する。この際、水平面内における所定方向をX軸方向、水平面内においてX軸方向と直交する方向をY軸方向、X軸方向及びY軸方向のそれぞれに直交する方向(すなわち鉛直方向)をZ軸方向とする。本実施形態の場合、X軸方向を走査線の延在方向、Y軸方向をデータ線の延在方向、Z軸方向を観察者による電気光学パネルの観察方向としている。
[第1の実施の形態]
図1は本発明の一実施形態に係る電気光学装置の分解斜視図である。電気光学装置1は、電気光学パネル2と、配線基板3と、電気光学パネル2の背面側に設けられた照明装置(バックライト)4と、電気光学パネル2の観察側に設けられた光ファイバ束5とを備えている。電気光学パネル2、照明装置4及び光ファイバ束5は、第1筐体6a及び第2筐体6bによって一体に固定されている。なお、電気光学装置1には、フレームその他の付帯機器が必要に応じて付設されるが、図1ではそれらの図示は省略している。
図1は本発明の一実施形態に係る電気光学装置の分解斜視図である。電気光学装置1は、電気光学パネル2と、配線基板3と、電気光学パネル2の背面側に設けられた照明装置(バックライト)4と、電気光学パネル2の観察側に設けられた光ファイバ束5とを備えている。電気光学パネル2、照明装置4及び光ファイバ束5は、第1筐体6a及び第2筐体6bによって一体に固定されている。なお、電気光学装置1には、フレームその他の付帯機器が必要に応じて付設されるが、図1ではそれらの図示は省略している。
電気光学パネル2は、互いに対向する第1基板10及び第2基板20と、第1基板10及び第2基板20の外面側に設けられた第1偏光板28及び第2偏光板29とを備えている。第1基板10及び第2基板20が対向する対向領域の周縁部には、平面視矩形枠状のシール材30が設けられている。第1基板10と第2基板20とはシール材30によって互いに接着されている。第1基板10、第2基板20及びシール材30によって囲まれる空間(セルギャップ)には、電気光学物質である液晶が封入されている。第1基板10と第2基板21との間隔は、図示略のギャップ材によって一定間隔に保持されている。なお、シール材30の一部には、液晶注入用の開口部(液晶注入口)31が設けられている。開口部31は液晶を注入した後、樹脂等によって封止される。
シール材30の内側には表示領域Adが設けられている。表示領域Adには、X軸方向に延びる複数の走査線21とY軸方向に延びる複数のデータ線11とが平面視格子状に設けられている。走査線21とデータ線11との交差部には、赤色、緑色又は青色のいずれかの色に対応したサブ画素が設けられている。第1基板10上には、このようなサブ画素がマトリクス状に配置されており、これら複数のサブ画素によって全体としての表示領域Adが形成されている。それぞれのサブ画素にはTFT(Thin Film Transistor)やTFD(Thin Film Diode)等の画素スイッチング素子が設けられているが、図1ではそれらの図示は省略している。
第1基板10には、第2基板20の外側へ張り出す張出し部10cが設けられている。張出し部10cには、電子部品である複数の半導体チップ41,42,43が実装されている。半導体チップ41,42,43のうち張出し部10cの中央部に配置された半導体チップ41はデータ線駆動回路であり、その左右両側に設けられた半導体チップ42,43は走査線駆動回路である。また、張出し部10cには、走査線駆動回路42,43及びデータ線駆動回路41と電気的に接続された複数の外部接続端子19が設けられており、該複数の外部接続端子19には、異方性導電膜(Anisotropic Conductive Film;ACF)等の導電部材を介して配線基板3が電気的に接続されている。
電気光学パネル2の背面側(第1基板10の液晶層とは反対側)には、光源70、導光体71及びプリズムシート(プリズム)72を含む照明装置4が設けられている。光源70は、LED(Light Emitting Diode)によって点状光源として構成されている。光源70は、導光体71の張出し部10c側の端面である光入射面71aに対向して複数個(図1では3個)設けられている。導光体71は、第2基板20と略同じ大きさを有する平面視略矩形の平板部材からなる。導光体71は、光入射面71aから導入された光を導光体内で伝播させ、第1基板10aと対向する側の面である光出射面71bから電気光学パネル2の表示領域Ad全体に均一な照度で出射する。導光体71と電気光学パネル2との間にはプリズムシート72が設けられており、導光体71の光出射面71bから出射された光を集光して電気光学パネル2の各サブ画素に入射させる。
電気光学パネル2の表示面側(第2基板20の液晶層とは反対側)には、多数の光ファイバを束ねて形成された光ファイバ束5が設けられている。光ファイバ束5には、光ファイバの入射端面を加工して形成された光入射面51と、光ファイバの出射端面を加工して形成された光出射面52とが設けられている。光ファイバ束5の光入射面51は、表面が平坦な平面状に加工されており、電気光学パネル2の表示面(第2偏光板29の表面)に密着ないし接着されている。光ファイバ束5の光出射面52は、表面が湾曲した曲面状に加工されており、光ファイバ束5の上部を覆う第1筐体6aの開口部Hから外部に露出している。光ファイバ束5は、電気光学パネル2で表示された画像を曲面である光出射面52上に投影し、平面上に表示された画像を曲面上に浮き上がらせて表示させる。
なお、光ファイバ束5の光入射面51は電気光学パネル2の表示面と密着又は接着されることが望ましいが、光の損失が許容されるのであれば、僅かに離間していても良い。また、光ファイバ束5の光入射面51は電気光学パネル2の表示面と密着させる関係上、平面状であることが望ましいが、固定の都合等により光入射面51側の端部に段差を有するなど、光ファイバ束5の光入射面51側の一部が平面状でない構成であっても良い。
光ファイバ束5の光出射面側には、光出射面52を構成する曲面部5aと、該曲面部5aの周囲に形成された平坦部5bとが設けられている。曲面部5aの外面形状(光出射面52の表面形状)は、該曲面部5aの周囲を覆う第1筐体6aの外面形状と一体となって統一的なデザイン形状を形成している。例えば、図1の第1筐体6a及び第2筐体6bは「林檎」の形状を模ったものとなっており、曲面部6aはその「林檎」の形状の一部を模ったものとなっている。本実施形態の場合、曲面部5aの形状は中央部が突出した凸形状とされているが、曲面部5aの形状は筐体内の位置や筐体が模る物品の形状等に応じて中央部が凹んだ凹形状とすることもできる。
光ファイバ束5の平坦部5b上には第1筐体6aの開口部Hの縁が配置されている。第1筐体6aは光ファイバ束5の平坦部5bを電気光学パネル2側に加圧することにより、光ファイバ束5と電気光学パネル2とを一体に固定している。平坦部5bと曲面部5aとの境界部は、概ね電気光学パネル2のシール材30の位置と一致している。このため、平坦部5bを加圧しても表示に影響を及ぼすことがなく、また平坦部5bを形成することにより光ファイバ束5を均一に加圧することができる。平坦部5bの厚みは薄いほど良いが、第1筐体6aで固定する際の強度を考慮して0.3mm以上とすることが好ましい。
図2は光ファイバ束5の概略構成図である。同図において(a)は光ファイバ束5の斜視図であり、(b)は光ファイバ束5の一部を拡大した拡大図である。なお、同図(b)では、分かり易いように1本の光ファイバ53を表面から突出させた状態で示している。
光ファイバ53は、コア部54とクラッド部55の2重構造となっている。芯材であるコア部54の屈折率は、鞘部材であるクラッド部55の屈折率よりも小さい。光ファイバ53に入射された光(電気光学パネル2で表示された画像)は、コア部54とクラッド部55との屈折率差によってコア部54内を全反射しつつ光出射面52まで伝播される。本実施形態の場合、光ファイバ53の伝送距離は短いため、光ファイバ53の伝送損失は重要でない。そのため、軽くて安価なプラスチック製の光ファイバが適している。その場合、コア部54にはポリメタクリル酸メチルやポリカーボネートを用い、クラッド部55にはフッ素系ポリマーを用いることができる。
表示のぼけを抑えるためには、光ファイバ53の直径は電気光学パネル2のサブ画素のピッチよりも小さくすることが望ましく、また光ファイバ束5の光入射面51と液晶層との距離を可能な限り縮めることが望ましい。また、表示の視野角を広げるためには、光ファイバ束5の光出射面52に光散乱用の凹凸を形成することが好ましく、逆にコントラストを高くするためには、光ファイバ束5の光出射面52で散乱しないように平滑にすることが好ましい。本実施形態の場合、電気光学パネル2の入射側にプリズムシート72を配置し、電気光学パネル2に対して集光した(散乱しない)光を入射しているため、光ファイバ束5の光出射面52に散乱用の凹凸を形成しても表示が大きくぼやけることはない。このプリズムシートは、電気光学パネルに垂直に入射する光を増やすために、電気光学パネルの視角依存性の影響を最小限に抑え、高コントラストかつ彩度の高い表示を行う効果もある。
[電子機器]
図3は筐体6(第1筐体6a及び第2筐体6b)を含む電子機器全体の概略構成図である。電子機器100は、筐体6の内部に電気光学装置1を内蔵し、筐体6の外面上に、複数の操作ボタン7、送話口8及び受話口9を備えている。筐体6には、光ファイバ束5に対向する部分に開口部Hが設けられており、光ファイバ束5の光出射面52は筐体6の開口部Hから外部に露出している。光ファイバ束5は電気光学パネル2の保護部材を兼ねており、光ファイバ束5をプラスチック製の光ファイバで形成することで、軽くて傷つきにくい電子機器となる。
図3は筐体6(第1筐体6a及び第2筐体6b)を含む電子機器全体の概略構成図である。電子機器100は、筐体6の内部に電気光学装置1を内蔵し、筐体6の外面上に、複数の操作ボタン7、送話口8及び受話口9を備えている。筐体6には、光ファイバ束5に対向する部分に開口部Hが設けられており、光ファイバ束5の光出射面52は筐体6の開口部Hから外部に露出している。光ファイバ束5は電気光学パネル2の保護部材を兼ねており、光ファイバ束5をプラスチック製の光ファイバで形成することで、軽くて傷つきにくい電子機器となる。
筐体6の外面形状と光ファイバ束5の形状とは、連続した一つの曲面形状をなしている。このため、筐体6及び光ファイバ束5は、一体となって一つのデザイン形状を形成し、デザイン的に統一感のある電子機器が実現されている。電気光学パネル2で表示された画像は、光ファイバ束5によって光ファイバ束5の光出射面52上に投影されており、あたかも曲面上に表示をしているように見せることができる。
本実施形態の場合、電子機器100は「林檎」の形状を模ったテレビ電話機であるが、電子機器100の形状はこのようなものに限定されない。電気光学装置1は、上述のテレビ電話機100に限らず、携帯電話、電子ブック、パーソナルコンピュータ、ディジタルスチルカメラ、テレビジョン受像機、ビューファインダ型あるいはモニタ直視型のビデオテープレコーダ、カーナビゲーション装置、ページャ、電子手帳、電卓、ワードプロセッサ、ワークステーション、POS端末、タッチパネルを備えた機器等々の画像表示手段として広く適用することができる。
以上説明したように、本実施形態の電気光学装置1及び電子機器100によれば、電気光学パネル2に表示した画像を光ファイバ束5の光出射面52に投影することができ、あたかも曲面上に表示をしているように見せることができる。この場合、電気光学パネル2自体は曲げないので、曲げによる表示不良の発生や電気光学パネル2の損傷等の問題は発生しない。また、従来の薄型ガラス基板やプラスチック基板を用いた表示装置では、曲面といっても平面を湾曲する制約から、円柱の一部を切り取ったような形状に限定されていたが、本実施形態の電気光学装置1及び電子機器100においては形状に対する制約が殆どなく、曲面を多用した先進的なデザインに対しても容易に対応することができる。
1…電気光学装置、2…電気光学パネル、4…照明装置、5…光ファイバ束、5a…曲面部、5b…平坦部、6a…第1筐体、6b…第2筐体、51…光入射面、52…光出射面、53…光ファイバ、72…プリズムシート(プリズム)、100…テレビ電話機(電子機器)、H…開口部
Claims (9)
- 複数の光ファイバを有する光ファイバ束と、
前記光ファイバ束の光入射側に形成された光入射面と、
前記光ファイバ束の光出射側に形成された曲面状の光出射面と、
前記光ファイバ束の光入射面側に設けられた電気光学パネルとを備えたことを特徴とする電気光学装置。 - 前記光ファイバはプラスチック製の光ファイバであることを特徴とする請求項1に記載の電気光学装置。
- 前記光ファイバの直径は前記電気光学パネルのサブ画素のピッチよりも小さいことを特徴とする請求項1又は2に記載の電気光学装置。
- 前記光出射面に光散乱用の凹凸が形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかの項に記載の電気光学装置。
- 前記電気光学パネルの前記光ファイバ束とは反対側に、照明装置と、前記照明装置からの光を前記電気光学パネルに集光して入射させるプリズムとが設けられていることを特徴とする請求項4に記載の電気光学装置。
- 請求項1〜5のいずれかの項に記載の電気光学装置と、
前記電気光学パネルと前記光ファイバ束とを固定する筐体と、
前記筐体に設けられ、前記光出射面を外部に露出する開口部とを備え、
前記筐体の外面形状と前記光出射面の形状とが、連続した一つの曲面形状を形成していることを特徴とする電子機器。 - 前記光ファイバ束が前記電気光学パネルの保護カバーを兼ねることを特徴とする請求項6に記載の電子機器。
- 前記光ファイバ束は、前記光出射面が形成された曲面部と、前記曲面部の周囲に設けられた平坦部とを備え、
前記筐体は、前記光ファイバ束の平坦部を固定することにより、前記光ファイバ束と前記電気光学パネルとを固定することを特徴とする請求項6又は7に記載の電子機器。 - 前記電気光学パネルは、電気光学物質を挟持する一対の基板と、前記一対の基板が対向する対向領域の周縁部に設けられた枠状のシール材とを備え、
前記平坦部と前記曲面部との境界部は、概ね前記電気光学パネルのシール材の位置と一致していることを特徴とする請求項8に記載の電子機器。
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Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
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