JP2008175425A - 凝縮器 - Google Patents
凝縮器 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2008175425A JP2008175425A JP2007007653A JP2007007653A JP2008175425A JP 2008175425 A JP2008175425 A JP 2008175425A JP 2007007653 A JP2007007653 A JP 2007007653A JP 2007007653 A JP2007007653 A JP 2007007653A JP 2008175425 A JP2008175425 A JP 2008175425A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- refrigerant
- header tank
- condenser
- outlet
- outlet header
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F25—REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
- F25B—REFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
- F25B2339/00—Details of evaporators; Details of condensers
- F25B2339/04—Details of condensers
- F25B2339/044—Condensers with an integrated receiver
Landscapes
- Air-Conditioning For Vehicles (AREA)
Abstract
【課題】簡素な構成で、事後的なフィルタ組み付けが可能で、フィルタ交換作業性も良好としながら、冷媒に含まれる異物を取り除く濾過機能を発揮することができる凝縮器を提供すること。
【解決手段】冷媒入口25からの冷媒を複数の冷媒流路に分配する入口ヘッダタンク21と、複数の冷媒通路からの冷媒を冷媒出口26に導く出口ヘッダタンク22と、を備えたコンデンサ2において、前記出口ヘッダタンク22の冷媒出口26の位置に、第2配管7を接続可能な接続口10を有する継ぎ手11を設け、前記継ぎ手11に、接続口10から出口ヘッダタンク22の内部まで挿入したストレーナ12を設けた。
【選択図】図3
【解決手段】冷媒入口25からの冷媒を複数の冷媒流路に分配する入口ヘッダタンク21と、複数の冷媒通路からの冷媒を冷媒出口26に導く出口ヘッダタンク22と、を備えたコンデンサ2において、前記出口ヘッダタンク22の冷媒出口26の位置に、第2配管7を接続可能な接続口10を有する継ぎ手11を設け、前記継ぎ手11に、接続口10から出口ヘッダタンク22の内部まで挿入したストレーナ12を設けた。
【選択図】図3
Description
本発明は、冷凍サイクルの構成要素であり、ガス状の冷媒を凝縮により液化させる凝縮器、特に、液化した冷媒に含まれる異物を取り除く濾過機能を持たせた凝縮器に関する。
従来、凝縮器のヘッダタンクに受液器を一体に設け、液化した冷媒に含まれる異物を取り除く濾過機能を受液器に持たせたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
この受液器は、筒状に形成された受液器本体と、受液器本体内に収容した乾燥剤と、受液器本体内に収容したフィルタと、受液器本体の下方の開口部を閉塞する栓体と、を備えている。乾燥剤やフィルタを交換する際は、受液器本体の下方から複数のシール部材を設けた栓体を取り外し、古い乾燥剤やフィルタを出した後、受液器本体の下方から新しい乾燥剤やフィルタを挿入し、栓体を取り付けて閉塞することで行うようにしている。
特開2001−82836号公報
しかしながら、上記従来技術にあっては、凝縮器のヘッダタンクに一体に設けた受液器に、気液分離機能、貯液機能、水分除去機能(乾燥剤)、異物除去機能(フィルタ)の全ての機能を持たせるようにしているため、受液器の構造が複雑になってしまうし、受液器付き凝縮器の製造時に予めフィルタを組み付けておく必要があるし、フィルタ等の交換作業が下からの面倒な作業となる、という問題があった。
本発明は、上記問題に着目してなされたもので、簡素な構成で、事後的なフィルタ組み付けが可能で、フィルタ交換作業性も良好としながら、冷媒に含まれる異物を取り除く濾過機能を発揮することができる凝縮器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明では、冷媒入口からの冷媒を複数の冷媒流路に分配する入口ヘッダタンクと、複数の冷媒通路からの冷媒を冷媒出口に導く出口ヘッダタンクと、を備えた凝縮器において、
前記出口ヘッダタンクの冷媒出口位置に、外部配管を接続可能な接続口を有する継ぎ手を設け、
前記継ぎ手に、接続口から出口ヘッダタンクの内部まで挿入したフィルタ部材を設けたことを特徴とする。
前記出口ヘッダタンクの冷媒出口位置に、外部配管を接続可能な接続口を有する継ぎ手を設け、
前記継ぎ手に、接続口から出口ヘッダタンクの内部まで挿入したフィルタ部材を設けたことを特徴とする。
よって、本発明の凝縮器にあっては、出口ヘッダタンクの冷媒出口位置に設けた継ぎ手の内部にフィルタ部材を設ける構成を採用したため、継ぎ手を付加するだけの簡素な構成により、フィルタ部材を液化冷媒系に配置することができる。
また、冷媒に含まれる異物を取り除く冷媒濾過機能を受液器から凝縮器へ移したため、凝縮器を製造した後、事後的にフィルタ部材を組み付けることが可能である。
さらに、外部配管を接続する方向、つまり、横方向からフィルタ部材の着脱が可能であるため、フィルタ部材の交換作業が下からではなく横からの作業となり、フィルタ部材の交換作業性が良好となる。
そして、本発明の凝縮器において、出口ヘッダタンクの冷媒出口位置に導かれた冷媒は、フィルタ部材→継ぎ手の接続口→外部配管を経過して流動し、フィルタ部材を冷媒が通過するときに、冷媒に含まれる異物を取り除く濾過機能が発揮される。
この結果、簡素な構成で、事後的なフィルタ組み付けが可能で、フィルタ交換作業性も良好としながら、冷媒に含まれる異物を取り除く濾過機能を発揮することができる。
また、冷媒に含まれる異物を取り除く冷媒濾過機能を受液器から凝縮器へ移したため、凝縮器を製造した後、事後的にフィルタ部材を組み付けることが可能である。
さらに、外部配管を接続する方向、つまり、横方向からフィルタ部材の着脱が可能であるため、フィルタ部材の交換作業が下からではなく横からの作業となり、フィルタ部材の交換作業性が良好となる。
そして、本発明の凝縮器において、出口ヘッダタンクの冷媒出口位置に導かれた冷媒は、フィルタ部材→継ぎ手の接続口→外部配管を経過して流動し、フィルタ部材を冷媒が通過するときに、冷媒に含まれる異物を取り除く濾過機能が発揮される。
この結果、簡素な構成で、事後的なフィルタ組み付けが可能で、フィルタ交換作業性も良好としながら、冷媒に含まれる異物を取り除く濾過機能を発揮することができる。
以下、本発明の凝縮器を実現する最良の形態を、図面に示す実施例1及び実施例2に基づいて説明する。
まず、構成を説明する。
図1は実施例1のコンデンサが適用された車両用空調システムを示す全体図である。図2は実施例1のコンデンサの冷媒出口部に設けられた継ぎ手及びストレーナを示す要部斜視図である。図3はコンデンサの冷媒出口部に設けられた継ぎ手,ストレーナ及び第2配管を示す要部断面図である。
図1は実施例1のコンデンサが適用された車両用空調システムを示す全体図である。図2は実施例1のコンデンサの冷媒出口部に設けられた継ぎ手及びストレーナを示す要部斜視図である。図3はコンデンサの冷媒出口部に設けられた継ぎ手,ストレーナ及び第2配管を示す要部断面図である。
実施例1のコンデンサ2が適用された車両用空調システムは、図1に示すように、コンプレッサ1(=圧縮機)と、コンデンサ2(=凝縮器)と、リキッドタンク3(=受液器)と、膨張弁4と、エバポレータ5(=蒸発器)と、第1配管6と、第2配管7(外部配管)と、第3配管8と、第4配管9と、を備えている。
前記コンプレッサ1は、エンジンやモータにより駆動され、低温低圧の冷媒を断熱圧縮し、高温高圧のガス状冷媒とする。
前記コンデンサ2は、コンプレッサ1から吐出された高温高圧のガス状冷媒を、空気との間で熱交換を行って潜熱を放出することにより、凝縮して液化し、気液混合した高温の冷媒とする。
このコンデンサ2は、入口ヘッダタンク21と、出口ヘッダタンク22と、両ヘッダタンク21,22を連結する複数の冷媒チューブ23と、コルゲートフィン24と、を有して構成されている。前記入口ヘッダタンク21は、冷媒入口25からの冷媒を複数の冷媒チューブ23内に形成された複数の入口側冷媒流路に分配する。前記出口ヘッダタンク22は、複数の冷媒チューブ23内に形成された複数の出口側冷媒通路からの冷媒を冷媒出口26に導く。
このコンデンサ2は、入口ヘッダタンク21と、出口ヘッダタンク22と、両ヘッダタンク21,22を連結する複数の冷媒チューブ23と、コルゲートフィン24と、を有して構成されている。前記入口ヘッダタンク21は、冷媒入口25からの冷媒を複数の冷媒チューブ23内に形成された複数の入口側冷媒流路に分配する。前記出口ヘッダタンク22は、複数の冷媒チューブ23内に形成された複数の出口側冷媒通路からの冷媒を冷媒出口26に導く。
前記リキッドタンク3は、コンデンサ2の入口ヘッダタンク21の位置に設けられていて、入口ヘッダタンク21を流れる気液混合した高温の冷媒を、一旦、貯留して気液分離する。すなわち、実施例1は、リキッドタンク一体型コンデンサ2を採用している。
前記膨張弁4は、リキッドタンク3にて気液分離した冷媒のうち、液体冷媒のみが送られ、図示しない小孔から噴射させることにより断熱膨張され、低温低圧の霧状としてエバポレータ5に送る。
前記エバポレータ5は、低温低圧の霧状冷媒が送られ、車室内空気と熱交換を行って潜熱を吸収することにより、蒸発して気化する。なお、膨張弁4とエバポレータ5は、車両のインスツルメントパネルの内部位置に設定される空調ケース内に配置される。
実施例1のコンデンサ2は、図2及び図3に示すように、前記出口ヘッダタンク22の冷媒出口26の位置に、第2配管7を接続可能な接続口10を有する継ぎ手11を設けている。そして、前記継ぎ手11に、接続口10から出口ヘッダタンク22の内部まで挿入したストレーナ12(フィルタ部材)を設けている。
前記第2配管7は、図3に示すように、継ぎ手11との接続部分に、液密性を保って接続口10の第2穴部10bに挿入される挿入端部7aと、該挿入端部7aから一体に形成され、継ぎ手11の端面11aに接触するフランジ部7bと、を一体に有する。なお、前記挿入端部7aには、O−リング13を装着するシール溝7cが形成され、第2穴部10bとの液密性を保っている。
前記継ぎ手11は、図2及び図3に示すように、出口ヘッダタンク22に対し、溶接等により固定され、端面11aには、第2配管7のフランジ部7bを固定するボルト穴11bが形成されている。なお、継ぎ手11と第2配管7は、図外のボルトにより着脱可能に締結固定される。
前記継ぎ手11に形成された接続口10は、図3に示すように、出口ヘッダタンク22の冷媒出口26の外径に符合する内径による第1穴部10aと、第2配管7の挿入端部7aの外径に符合する内径による第2穴部10bと、両穴部10a,10bとの間の位置において内径側に突出する係合部10cと、を有する。
前記ストレーナ12は、合成樹脂製の円筒状骨格体12aに、円筒状の金属製または合成樹脂製による微細網12bを設けて構成されている。このストレーナ12は、図3に示すように、前記入口ヘッダタンク21と前記出口ヘッダタンク22とを接続する複数の冷媒チューブ23による複数の冷媒流路のうち、隣り合う冷媒流路の中間部に対応する位置に挿入している。そして、ストレーナ12は、図3に示すように、その後端部を前記第2配管7の挿入端部7aにより押圧保持している。さらに、ストレーナ12は、図3に示すように、出口ヘッダタンク22側の先端部に、出口ヘッダタンク22の内面に当接する円錐形状の当接部12cを有する。
次に、作用を説明する。
従来の車両用空調システムに採用されるリキッドタンク一体型コンデンサは、リキッドタンクに、気液分離機能、貯液機能、水分除去機能(乾燥剤)、異物除去機能(フィルタ)の全ての機能、あるいは、気液分離機能、貯液機能、異物除去機能(フィルタ)を持たせるようにしている。
従来の車両用空調システムに採用されるリキッドタンク一体型コンデンサは、リキッドタンクに、気液分離機能、貯液機能、水分除去機能(乾燥剤)、異物除去機能(フィルタ)の全ての機能、あるいは、気液分離機能、貯液機能、異物除去機能(フィルタ)を持たせるようにしている。
このため、(a)リキッドタンクの構造が複雑になってしまうし、(b)リキッドタンク一体型コンデンサの製造時に予めフィルタを組み付けておく必要があるし、(c)フィルタ等の交換作業が下からの面倒な作業となる、という問題があった。
これに対し、本発明は、リキッドタンクに負担させていた異物除去機能に着目し、この異物除去機能を達成するフィルタ部材を、リキッドタンクの内部からコンデンサ側の冷媒出口位置に移すことで、上記(a),(b),(c)の問題を解決しようというものである。
すなわち、実施例1のコンデンサ2にあっては、出口ヘッダタンク22の冷媒出口26の位置に設けた継ぎ手11の内部にストレーナ12を設ける構成を採用したため、リキッドタンク3の構造を簡単することができるばかりでなく、継ぎ手11を付加するだけの簡素な構成により、ストレーナ12を液化冷媒系に配置することができる。
また、冷媒に含まれる異物を取り除く冷媒濾過機能をリキッドタンク3からコンデンサ2へ移したため、リキッドタンク一体型コンデンサを製造した後、事後的にストレーナ12を組み付けることが可能である。つまり、リキッドタンク一体型コンデンサの製造時には、出口ヘッダタンク22の冷媒出口26の位置に継ぎ手11を設けた構造とし、例えば、車両への組み付け工程で、第2配管7を継ぎ手11に固定する際に、ストレーナ12を組み付けることができる。
さらに、第2配管7を接続する方向、つまり、横方向からストレーナ12の着脱が可能であるため、ストレーナ12の交換作業が下からではなく横からの作業となり、従来のリキッドタンク内のフィルタ交換作業に比べ、ストレーナ12の交換作業性が良好となる。
そして、実施例1のコンデンサ2において、出口ヘッダタンク22の冷媒出口26の位置に導かれた冷媒は、図3に矢印に示すように、ストレーナ12→継ぎ手11の接続口10→第2配管7を経過して流動し、ストレーナ12を冷媒が通過するときに、冷媒に含まれる異物を取り除く濾過機能が発揮される。
実施例1のストレーナ12は、図3に示すように、入口ヘッダタンク21と出口ヘッダタンク22とを接続する複数の冷媒チューブ23による複数の冷媒流路のうち、隣り合う冷媒流路の中間部に対応する位置に挿入している。したがって、ストレーナ12には、その上下の冷媒通路から均等に冷媒が流れ込む流線が形成され、ストレーナ12において、効果的に異物を除去することができる。
加えて、図3に示すように、冷媒チューブ23を差し込み固定するため、出口ヘッダタンク22には、内側への屈曲部22aを有するが、ストレーナ12の外径と、隣接する屈曲部22a,22aの間隔をほぼ同じに設定することで、ストレーナ12の先端部が隣接する屈曲部22a,22aにより支持され、ストレーナ12の先端部振れを防止することができる。なお、ストレーナ12の外径より隣接する屈曲部22a,22aの間隔を広く設定したとしても、ストレーナ12の先端部振れを抑制することができる。
加えて、図3に示すように、冷媒チューブ23を差し込み固定するため、出口ヘッダタンク22には、内側への屈曲部22aを有するが、ストレーナ12の外径と、隣接する屈曲部22a,22aの間隔をほぼ同じに設定することで、ストレーナ12の先端部が隣接する屈曲部22a,22aにより支持され、ストレーナ12の先端部振れを防止することができる。なお、ストレーナ12の外径より隣接する屈曲部22a,22aの間隔を広く設定したとしても、ストレーナ12の先端部振れを抑制することができる。
実施例1のストレーナ12は、図3に示すように、その後端部を第2配管7の挿入端部7aにより押圧保持している。このため、第2配管7を継ぎ手11に固定するだけで、ストレーナ12の後端部を、継ぎ手11に形成された接続口10に対し安定して保持することができる。
実施例1のストレーナ12は、図3に示すように、出口ヘッダタンク22側の先端部に、出口ヘッダタンク22の内面に当接する円錐形状の当接部12cを有する。このため、第2配管7を継ぎ手11に固定するだけで、ストレーナ12の先端部を、出口ヘッダタンク22の内面に対し安定して保持することができる。
次に、効果を説明する。
実施例1のコンデンサ2にあっては、下記に列挙する効果を得ることができる。
実施例1のコンデンサ2にあっては、下記に列挙する効果を得ることができる。
(1) 冷媒入口25からの冷媒を複数の冷媒流路に分配する入口ヘッダタンク21と、複数の冷媒通路からの冷媒を冷媒出口26に導く出口ヘッダタンク22と、を備えたコンデンサ2において、前記出口ヘッダタンク22の冷媒出口26の位置に、第2配管7を接続可能な接続口10を有する継ぎ手11を設け、前記継ぎ手11に、接続口10から出口ヘッダタンク22の内部まで挿入したストレーナ12を設けたため、簡素な構成で、事後的なフィルタ組み付けが可能で、フィルタ交換作業性も良好としながら、冷媒に含まれる異物を取り除く濾過機能を発揮することができる。
(2) 前記ストレーナ12は、入口ヘッダタンク21と出口ヘッダタンク22とを接続する複数の冷媒チューブ23による複数の冷媒流路のうち、隣り合う冷媒流路の中間部に対応する位置に挿入したため、上下の冷媒通路からストレーナ12に均等に冷媒が流れ込む流線が形成され、効果的に異物を除去することができる。加えて、ストレーナ12の先端部振れを防止、あるいは、抑制することができる。
(3) 前記第2配管7は、継ぎ手11との接続部分に、液密性を保って接続口10に挿入される挿入端部7aを有し、前記ストレーナ12は、その後端部を第2配管7の挿入端部7aにより押圧保持したため、第2配管7を継ぎ手11に固定するだけで、ストレーナ12の後端部を、継ぎ手11に形成された接続口10に対し安定して保持することができる。
(4) 前記ストレーナ12は、出口ヘッダタンク22側の先端部に、出口ヘッダタンク22の内面に当接する円錐形状の当接部12cを有するため、第2配管7を継ぎ手11に固定するだけで、ストレーナ12の先端部を、出口ヘッダタンク22の内面に対し安定して保持することができる。
実施例2は、フィルタ部材の先端部を出口ヘッダタンクの内面に圧接により保持するようにした例である。
まず、構成を説明する。
図4はコンデンサの冷媒出口部に設けられた継ぎ手,ストレーナ及び第2配管を示す要部断面図である。図5は圧接前のストレーナの先端部を示し、(a)はストレーナ先端部の側面図を示し、(b)はストレーナ先端部の平面図を示す。
図4はコンデンサの冷媒出口部に設けられた継ぎ手,ストレーナ及び第2配管を示す要部断面図である。図5は圧接前のストレーナの先端部を示し、(a)はストレーナ先端部の側面図を示し、(b)はストレーナ先端部の平面図を示す。
実施例2のストレーナ12は、図4に示すように、出口ヘッダタンク側先端部に、弾性変形により出口ヘッダタンク22の内面に圧接する弾性変形部12dを有する。この弾性変形部12dは、組み付け前で力のかからない状態では、図5に示すように、Y字形状であるが、出口ヘッダタンク22の内面への圧接変形により、弾性復元力を持ちながらH字形状へと変形する。なお、他の構成は、実施例1と同様であるので、対応する構成に同一符号を付して説明を省略する。
作用的には、実施例2のストレーナ12は、図4に示すように、出口ヘッダタンク側先端部に、弾性変形により出口ヘッダタンク22の内面に圧接する弾性変形部12dを有する。このため、ストレーナ12に作用する外力が、出口ヘッダタンク22の内面に対する圧接力以下であれば、出口ヘッダタンク22の内面への圧接が維持されることになる。つまり、ストレーナ12の先端部を、出口ヘッダタンク22の内面に対し、実施例1より強固に安定して保持することができる。
次に、効果を説明する。
実施例2のコンデンサ2にあっては、実施例1の(1),(2),(3)の効果に加え、下記の効果を得ることができる。
実施例2のコンデンサ2にあっては、実施例1の(1),(2),(3)の効果に加え、下記の効果を得ることができる。
(5) 前記ストレーナ12は、出口ヘッダタンク側先端部に、弾性変形により出口ヘッダタンク22の内面に圧接する弾性変形部12dを有するため、第2配管7を継ぎ手11に固定するだけで、ストレーナ12の先端部を、出口ヘッダタンク22の内面に対し強固に安定して保持することができる。
以上、本発明の凝縮器を実施例1及び実施例2に基づき説明してきたが、具体的な構成については、これらの実施例に限られるものではなく、特許請求の範囲の各請求項に係る発明の要旨を逸脱しない限り、設計の変更や追加等は許容される。
実施例1,2では、凝縮器としてリキッドタンク一体型コンデンサの例を示したが、凝縮器としてのコンデンサと受液器としてのリキッドタンクとを別体としても良い。要するに、凝縮器の出口ヘッダタンクの冷媒出口位置に、外部配管を接続可能な接続口を有する継ぎ手を設け、継ぎ手に、接続口から出口ヘッダタンクの内部まで挿入したフィルタ部材を設けたものであれば、実施例1,2の構成には限られることはない。
実施例1,2では、車両用空調システムの凝縮器への適用例を示したが、家庭や事業所等で用いられる室内用空調システムへも適用できる。要するに、冷媒入口からの冷媒を複数の冷媒流路に分配する入口ヘッダタンクと、複数の冷媒通路からの冷媒を冷媒出口に導く出口ヘッダタンクと、を備えた凝縮器であれば適用できる。
1 コンプレッサ
2 コンデンサ(凝縮器)
21 入口ヘッダタンク
22 出口ヘッダタンク
23 冷媒チューブ
24 コルゲートフィン
25 冷媒入口
26 冷媒出口
3 リキッドタンク
4 膨張弁
5 エバポレータ
6 第1配管
7 第2配管(外部配管)
7a 挿入端部
7b フランジ部
7c シール溝
8 第3配管
9 第4配管
10 接続口
10a 第1穴部
10b 第2穴部
10c 係合部
11 継ぎ手
11a 端面
11b ボルト穴
12 ストレーナ(フィルタ部材)
12a 円筒状骨格体
12b 微細網
12c 当接部
12d 弾性変形部
13 O−リング
2 コンデンサ(凝縮器)
21 入口ヘッダタンク
22 出口ヘッダタンク
23 冷媒チューブ
24 コルゲートフィン
25 冷媒入口
26 冷媒出口
3 リキッドタンク
4 膨張弁
5 エバポレータ
6 第1配管
7 第2配管(外部配管)
7a 挿入端部
7b フランジ部
7c シール溝
8 第3配管
9 第4配管
10 接続口
10a 第1穴部
10b 第2穴部
10c 係合部
11 継ぎ手
11a 端面
11b ボルト穴
12 ストレーナ(フィルタ部材)
12a 円筒状骨格体
12b 微細網
12c 当接部
12d 弾性変形部
13 O−リング
Claims (5)
- 冷媒入口からの冷媒を複数の冷媒流路に分配する入口ヘッダタンクと、複数の冷媒通路からの冷媒を冷媒出口に導く出口ヘッダタンクと、を備えた凝縮器において、
前記出口ヘッダタンクの冷媒出口位置に、外部配管を接続可能な接続口を有する継ぎ手を設け、
前記継ぎ手に、接続口から出口ヘッダタンクの内部まで挿入したフィルタ部材を設けたことを特徴とする凝縮器。 - 請求項1に記載された凝縮器において、
前記フィルタ部材は、前記入口ヘッダタンクと前記出口ヘッダタンクとを接続する複数の冷媒流路のうち、隣り合う冷媒流路の中間部に対応する位置に挿入したことを特徴とする凝縮器。 - 請求項1乃至請求項2の何れか1項に記載された凝縮器において、
前記外部配管は、継ぎ手との接続部分に、液密性を保って接続口に挿入される挿入端部を有し、
前記フィルタ部材は、その後端部を前記挿入端部により押圧保持したことを特徴とする凝縮器。 - 請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載された凝縮器において、
前記フィルタ部材は、出口ヘッダタンク側の先端部に、出口ヘッダタンクの内面に当接する当接部を有することを特徴とする凝縮器。 - 請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載された凝縮器において、
前記フィルタ部材は、出口ヘッダタンク側先端部に、弾性変形により出口ヘッダタンクの内面に圧接する弾性変形部を有することを特徴とする凝縮器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007007653A JP2008175425A (ja) | 2007-01-17 | 2007-01-17 | 凝縮器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007007653A JP2008175425A (ja) | 2007-01-17 | 2007-01-17 | 凝縮器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008175425A true JP2008175425A (ja) | 2008-07-31 |
Family
ID=39702572
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007007653A Pending JP2008175425A (ja) | 2007-01-17 | 2007-01-17 | 凝縮器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2008175425A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017053590A (ja) * | 2015-09-11 | 2017-03-16 | 株式会社デンソー | 凝縮器 |
-
2007
- 2007-01-17 JP JP2007007653A patent/JP2008175425A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017053590A (ja) * | 2015-09-11 | 2017-03-16 | 株式会社デンソー | 凝縮器 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8231143B2 (en) | Double pipe containment structure | |
JP2008275260A (ja) | 熱交換器及びその熱交換器に用いられるコネクタの製造方法 | |
US6189333B1 (en) | Refrigerant filter for use in an automotive air conditioning system | |
US20080148569A1 (en) | Receiver tank for a condensor and method of manufacturing the same | |
JPH09324962A (ja) | 受液器一体型凝縮器 | |
US6981389B2 (en) | Receiver and service cartridge for a condenser system | |
US20220041033A1 (en) | Hermetically sealed cap for heat exchanger modulator | |
JP3959702B2 (ja) | 受液器 | |
JP2008175425A (ja) | 凝縮器 | |
US20090200756A1 (en) | Seal structure | |
CA2398042A1 (en) | Vessel assembly and related manufacturing method | |
EP3671068B1 (en) | Heat exchanger with filter, for refrrigerant fluid loop | |
JP4075023B2 (ja) | 受液器 | |
US7003978B2 (en) | Service cartridge for a receiver in a condenser system | |
US20060070724A1 (en) | Integrated receiver dryer sleeve | |
EP1319908A1 (en) | Heat exchanger | |
JP3897211B2 (ja) | 受液器 | |
KR20070081324A (ko) | 에어컨용 리시버드라이어의 구조 | |
JP2009299980A (ja) | 受液器、及び受液器一体型熱交換器 | |
JP2007333149A (ja) | 配管継手装置 | |
KR101851659B1 (ko) | 차량용 냉매 리시버드라이어 탱크와 캡 조립구조 및 조립방법 | |
JP2007147280A (ja) | 受液器 | |
JP2002107009A (ja) | 受液器のフィルタ保持構造 | |
KR100378052B1 (ko) | 에어컨의 응축기용 수액기 | |
JP3925289B2 (ja) | 熱交換器 |