JP2008175037A - 赤外線センサーを持った便器 - Google Patents

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JP2008175037A
JP2008175037A JP2007037074A JP2007037074A JP2008175037A JP 2008175037 A JP2008175037 A JP 2008175037A JP 2007037074 A JP2007037074 A JP 2007037074A JP 2007037074 A JP2007037074 A JP 2007037074A JP 2008175037 A JP2008175037 A JP 2008175037A
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Marehiko Kato
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Abstract

【課題】大便が出た瞬間を的確に捉え効率的に臭気を除去する。
【解決手段】人1が便座2に座ると、脱臭装置3に電源が入り弱く脱臭を始める。人1から大便4が放出され赤外線センサー7が監視するスポットエリア8を通過すると大便4が出す赤外線を赤外線センサー7が感知し、この信号を脱臭装置3に伝える。この信号を受け取った脱臭装置3は送風量を上げて便器5内の臭気を強力脱臭する。便器に張られた水6に落ちた大便4からは臭気が水の中に溶け出して水の表面から便器5内に臭気を発散する。大便4から水に溶け出す臭気は時間の経過とともにある程度までは弱まっていくのと同じように時間の経過とともに水の表面から便器5内に発散する臭気も弱まっていくので強力脱臭をしている脱臭装置3の送風量を徐々に下げていく。
【選択図】図1

Description

人が肛門から大便を放出したときに出す臭気が本人や後からトイレを利用する人に不快感を与えている。そのため、この臭気をいかに効率よく除去するかが課題となっている。
人が肛門から大便を出したときが、大便と一緒に放出される臭気を含んだガスと、大便が便器に張られた水の中に沈む間に空気中に放出する臭気とが重なって便器の中は多量の臭気によって満たされることになる。これらの臭気が脱臭装置で十分に除去できないため、臭気が便器の外へ漏れ出すことになり人に不快感を与えることになる。また、水の中に沈んだ大便からは臭気が水の中に溶け出していくが、この臭気は時間とともにある程度までは弱まっていく。
したがって、大便が出たらすばやくこれを感知して脱臭装置の送風量を上げて強力脱臭をおこない、便器の中の臭気が弱まっていくのを予測しながら脱臭装置の送風量を下げていけば非常に効率よく臭気を除去できることになるが、大便が出されたことを感知する有効な手段が見出されていないのが現状である。
人が便座に座り大便を出すまでに要する時間はまちまちである。これは便座に座るとすぐに大便が出る人や、時間がかかる人、または便意は無いが出そうと30分以上も努力する人など人様々であるからである。
最近は便座に座るとセンサーなどで人を感知して脱臭装置が作動するようになっているものが多い。このとき脱臭装置の送風量が問題となる。強くしておくと大便が出たときの脱臭効果は高いが、大便が出ていない不必要な間も電力を多く使い不経済であるだけでなく、脱臭装置から出る音がうるさく不快感が増すと言った欠点がある。また、脱臭装置の送風量を抑えると、電力の使用量は少なく静かであるが、いざ大便が出たときに脱臭効果が下がってしまうと言った欠点がある。
現在、上記対策として
1、 大便が出たらすぐに水を流す。
2、 臭気感知器を便器内に取り付け、臭気を感知したら脱臭装置の送風量を強くする。
3、 人が便座に座ったことを感知したら弱く脱臭装置を作動させておき、人が便座から離れたら脱臭装置の送風量を上げて強く脱臭をおこなう。
などの対策が考えられるが、1は大便とともに便器中の空気も排水管に押し流すので効果が高いが大量の水を使用して不経済である。2は特許が申請されているが臭気を感知するセンサーが高額であり反応の早い安価なセンサーの開発が必要である。3は一般的に利用されているが、大便が出たときの脱臭効果が弱く臭気が便所内に広がってしまう。
本発明は、大便が放出されるまでは脱臭装置の送風量を弱く保ち、大便が放出されたらすばやくこれを感知し脱臭装置の送風量を上げて便器内の脱臭をおこなおうというものである。また、便器内の臭気濃度が下がる時間を見極めて脱臭装置の送風量を下げていくことが可能となる。このときの脱臭装置の送風量を上げておく必要な時間は、便器の大きさや脱臭装置の能力により異なるのでケースバイケースであり一概に決められない。
本発明は、大便が落下する範囲を赤外線センサーによりカバーしておき、大便がこのスポットエリアを通過すると大便が出す赤外線を赤外線センサーが感知しその信号を脱臭装置に伝え、この信号を受け取った脱臭装置は送風量を上げて便器内の臭気をすばやく強力脱臭しようとするものである。
この装置により、大便を感知するまでは脱臭装置は弱く作動させておき、大便を感知したら脱臭装置の送風量を上げて強力脱臭を行うことが可能となる。また、便器内の臭気が弱まる時間を見計らって脱臭装置の送風量を徐々に下げていくことが可能となる。
本発明を利用することにより、大便が出たときだけ脱臭装置の送風量を上げるので、無駄な電力を使わずにすみ経済的である。また、脱臭装置の送風量を上げたときの不快音を感じる時間を必要最小限に抑えることができる。また、ミスト脱臭装置などにも利用できる。
赤外線センサーは一般的に安価なため経済的であり、赤外線の感知速度を速く設定することが可能である。
図1は、肛門から臭気を含んだガスとともに放出された大便が臭気を発散しながら落下して行き赤外線センサーのスポットエリアに入ると、大便が放出する赤外線を赤外線センサーが感知してその信号を脱臭装置に伝える。この信号を受け取ると脱臭装置はすぐに送風量を上げて強力脱臭を行う。これにより便器内に放出された臭気を速やかに脱臭して、臭気が便器の外へ発散するのを最小限に抑えることができる。
本発明により、特に大便が出たときだけ脱臭装置の送風量を上げるので、臭気の便器外への発散を最小限に抑えることができるとともに、必要な時間だけ送風量を上げ、大便から発散する臭気の減少を予測しながら送風量を下げていくことが可能となり、使用する電気量や脱臭装置が発する音による不快感を必要最小限に抑えることができるようになる。
人から放出された大便が赤外線センサーのスポットエリアに入ると、大便が発散する赤外線を赤外線センサーが感知してその信号を脱臭装置に伝え、脱臭装置の送風量を制御する状況を表している。
符号の説明
1 人
2 便座
3 脱臭装置
4 大便
5 便器
6 便器に張られた水
7 赤外線センサー
8 赤外線センサーのスポットエリア

Claims (1)

  1. 大便が放つ赤外線を赤外センサーで検知してその信号を脱臭装置に送ることを特徴とした便器。
JP2007037074A 2007-01-22 2007-01-22 赤外線センサーを持った便器 Pending JP2008175037A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017533423A (ja) * 2014-10-13 2017-11-09 コリア インスティテュート オブ インダストリアル テクノロジーKorea Institute Of Industrial Technology 排泄物形状測定装置及び方法
JP2018143269A (ja) * 2017-03-01 2018-09-20 株式会社Lixil 便座装置

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