JP2008174686A - 架空配電線防護用の粘着テープ - Google Patents

架空配電線防護用の粘着テープ Download PDF

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Yasuhiko Onishi
康彦 大西
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Abstract

【課題】十分な耐摩耗性と難燃性を併せ持つことで、架空配電線に巻き付ける際のテープ巻き層数を減らすことができると共に、トラッキング等による火花火災の起点となるおそれを無くすことのできる架空配電線防護用の粘着テープを提供する。
【解決手段】架空配電線の樹木接触対策として布設される耐摩耗防護材の連結部などに巻き付けられる架空配電線防護用の粘着テープにおいて、非発泡の難燃性架橋ポリエチレンフィルムよりなる基材フィルム11の片面に、ブチルゴム混和物などの難燃性の粘着層12を形成してなり、基材フィルム11の厚さを0.1〜0.3mmの範囲に設定し、テープ全体の肉厚を0.3〜0.8mmの範囲に設定している。
【選択図】図1

Description

本発明は、架空配電線の樹木接触対策として使用されている樹木対策機材(耐摩耗性防護管など)の連結箇所などに巻き付けられる架空配電線防護用の粘着テープに関するものである。
従来の架空配電線防護用の粘着テープは、基材フィルムに厚さ0.1〜0.3mm程度のポリエチレンフィルムを用い、粘着層を含めたテープ全体の肉厚が0.3〜1.0mm程度のものであった。この粘着テープを巻き付ける箇所は、樹木対策機材が布設されるエリアであり、テープ巻き付け箇所にも樹木対策機材と同等の耐摩耗性が要求されるため、従来では、樹木対策機材と同様の耐摩耗性を確保するべく、約8〜10層に粘着テープを巻き付けていた。
しかし、8〜10層という多層に粘着テープを巻き付けるのは、作業効率が悪い上に、テープ巻き付け箇所の肉厚が大きくなり過ぎて、膨らんでしまうという問題があった。
また、通常、樹木対策機材である耐摩耗性防護管などには難燃性を持たせているが、粘着テープには特に難燃性を持たせていないために、トラッキング等の火花により粘着テープを起点とした火災が起こる可能性が残されていた。
そこで、従来の粘着テープに代えて、特許文献1に記載の粘着テープを使用することを検討してみた。
特開2000−319454号公報
しかし、特許文献1に記載の粘着テープは、耐摩耗性の点では見るべき性能を発揮する可能性があるものの、難燃性の点では十分な性能を発揮することができないおそれがあることが分かった。
本発明は、上記事情を考慮し、十分な耐摩耗性と難燃性を併せ持つことで、架空配電線に巻き付ける際のテープ巻き層数を減らすことができて作業性の向上が図れると共に、トラッキング等による火花火災の起点となるおそれを無くすことのできる架空配電線防護用の粘着テープを提供することを目的とする。
請求項1の発明の架空配電線防護用の粘着テープは、架空配電線の樹木接触対策として布設される耐摩耗防護材の連結部などに巻き付けられる架空配電線防護用の粘着テープにおいて、非発泡の難燃性架橋ポリエチレンフィルムよりなる基材フィルムの片面に、難燃性の粘着層を形成してなることを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1に記載の架空配電線防護用の粘着テープであって、難燃性の粘着層を形成する粘着材料として、ブチルゴム混和物、ブタジエンゴム混和物、アクリル樹脂系粘着材のうちの1つを使用したことを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1または2に記載の架空配電線防護用の粘着テープであって、前記基材フィルムの厚さが0.1〜0.3mmの範囲に設定され、テープ全体の肉厚が0.3〜0.8mmの範囲に設定されていることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、基材フィルムに非発泡の難燃性架橋ポリエチレンフィルムを用いることにより、摩耗等に対する機械的強度が増し、耐摩耗性については、従来品の約3倍の性能を発揮することができる。その結果、樹木接触対策としてのテープ巻き回数を減らすことができ、テープ巻き箇所の肉厚膨大化を防止することができる。また、基材フィルムおよび粘着層に難燃性の材料を使用していることにより、樹木対策機材の布設エリアに使用した場合のトラッキング等による粘着テープが起点となる火災の発生を防止することができ、安全性の向上が図れる。
請求項2の発明によれば、難燃性の粘着層を形成する粘着材料として、ブチルゴム混和物、ブタジエンゴム混和物、アクリル樹脂系粘着材のうちの1つを使用することにより、低コストが図れる。
請求項3の発明によれば、基材フィルムの厚さを0.1〜0.3mmの範囲に設定し、テープ全体の肉厚を0.3〜0.8mmの範囲に設定しているので、極端にテープの剛性が上がってしまうことを避けながら、必要な耐摩耗性を確保することができる。従って、テープ巻き付け作業を特別に困難にすることがなく、また、テープ巻き付け回数が増大して作業時間が長くなることもない。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
この実施形態の架空配電線防護用の粘着テープ10は、図2に示すように、架空配電線1の樹木接触対策として布設される耐摩耗防護管2の連結部などに巻き付けられる粘着テープであって、図1に示すように、非発泡の難燃性架橋ポリエチレンフィルムよりなる基材フィルム11の片面に、難燃性の粘着層12を形成してなるものである。難燃性の粘着層12を形成する粘着材料としては、ブチルゴム混和物、ブタジエンゴム混和物、アクリル樹脂系粘着材などのうちの1つを使用することができ、そうすることで低コスト化を図ることができる。
また、寸法的には、基材フィルム11の厚さt1を0.1〜0.3mmの範囲に設定し、テープ全体の肉厚tを0.3〜0.8mmの範囲に設定している。
このように、基材フィルム11に非発泡の難燃性架橋ポリエチレンフィルムを用いたことにより、耐摩耗性については、従来品の約3倍程度の性能を発揮することができる。
例えば、JIS C 3005(ゴム・プラスチック絶縁電線試験方法)の摩耗試験方法に準拠して、本発明の実施形態の粘着テープ10と従来品の粘着テープの摩耗試験を行った結果、次のような機械的強度の違いを知ることができた。ここでは、摩耗回数500回でのシート貫通層数を測定した。
その結果、従来のポリエチレンフィルムの粘着テープ(基材フィルム肉厚0.15mm、粘着層0.3mm)の場合は、貫通層数が9枚〜11枚であったが、この実施の形態の難燃性架橋ポリエチレンフィルムを基材フィルムとして用いた粘着テープ(基材フィルム肉厚0.15mm、粘着層0.3mm)の場合は、貫通層数が3〜4枚であり、おおよそ3倍の耐摩耗性能の違いを発揮できることが分かった。
従って、粘着層は難燃、非難燃の違いのみであり、耐摩耗性には影響しない。すなわち、この耐摩耗性の差は純粋に基材フィルムの機械的強度差であり、この実施の形態の粘着テープ10を使用することによって、樹木接触対策としてのテープ巻き回数を減らすことができ、テープ巻き箇所の肉厚膨大化を防止することができる。
また、基材フィルム11および粘着層12に難燃性の材料を使用していることにより、樹木対策機材の布設エリアに使用した場合のトラッキング等による粘着テープ10が起点となる火災の発生を防止することができる。即ち、JIS K 6911(熱硬化性プラスチック一般試験方法)の耐燃性試験B法に規定するV−0級の難燃性を持たせることで、高い自己消火性能を持たせることができ、粘着テープ10が火災の起点となることを回避できる。従って、安全性の向上を図ることができる。
また、基材フィルム11の厚さを0.1〜0.3mmの範囲に設定し、テープ全体の肉厚を0.3〜0.8mmの範囲に設定しているので、極端にテープの剛性が上がってしまうことを避けながら、必要な耐摩耗性を確保することができる。従って、テープ巻き付け作業を特別に困難にすることがなく、また、テープ巻き付け回数が増大して作業時間が長くなることもなくなり、作業効率の向上を図ることができる。
本発明の実施形態の粘着テープの概略構成図である。 同実施形態の粘着テープの使用状況を示す斜視図である。
符号の説明
1 架空配電線
2 耐摩耗性防護管
10 粘着テープ
11 基材フィルム
12 粘着層

Claims (3)

  1. 架空配電線の樹木接触対策として布設される耐摩耗防護材の連結部などに巻き付けられる架空配電線防護用の粘着テープにおいて、
    非発泡の難燃性架橋ポリエチレンフィルムよりなる基材フィルムの片面に、難燃性の粘着層を形成してなることを特徴とする架空配電線防護用の粘着テープ。
  2. 前記難燃性の粘着層を形成する粘着材料として、ブチルゴム混和物、ブタジエンゴム混和物、アクリル樹脂系粘着材のうちの1つを使用したことを特徴とする請求項1に記載の架空配電線防護用の粘着テープ。
  3. 前記基材フィルムの厚さが0.1〜0.3mmの範囲に設定され、テープ全体の肉厚が0.3〜0.8mmの範囲に設定されていることを特徴とする請求項1または2に記載の架空配電線防護用の粘着テープ。
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