JP2008173211A - 手芸作業ガイド用具 - Google Patents
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Abstract
【課題】スモッキング刺繍などの比較的に複雑な手順の手縫い作業を適切に案内することを可能とし、当該手縫い作業を効率よく行うことができる手芸作業ガイド用具を提供する。
【解決手段】所定の標記Rを有する付着体2を布地の帯状領域に付着させて針を通す位置を案内するための手芸作業ガイド用具A1であって、標記Rは、布地に対して針を通す位置および当該針を通す方向を示すための標識21Aと、当該標識21Aの近傍に設けられて針を通す順序を示すための数字21Bとからなる組21が複数連なったものを単位群とする1または2以上の群Gによって構成されている。
【選択図】図1
【解決手段】所定の標記Rを有する付着体2を布地の帯状領域に付着させて針を通す位置を案内するための手芸作業ガイド用具A1であって、標記Rは、布地に対して針を通す位置および当該針を通す方向を示すための標識21Aと、当該標識21Aの近傍に設けられて針を通す順序を示すための数字21Bとからなる組21が複数連なったものを単位群とする1または2以上の群Gによって構成されている。
【選択図】図1
Description
本発明は、スモッキング刺繍などの手芸の分野で好適に用いられる手芸作業ガイド用具に関する。
手縫いなどの手芸の分野における装飾効果を高める技法の一つとしてスモッキング刺繍が知られている。スモッキング刺繍とは、平らな布地に細かなひだを寄せ、ひだ山を刺繍糸ですくっていくことで様々な模様を作っていく技法である。従来のスモッキングを行う方法としては、たとえば、まず紙面上に図案を作成し、当該図案をチョークペーパーなどを介して布地に転写する。次いで、転写した図案を位置の目印にして、解説書に示された刺し順に従って縫い作業を行う。また、別の方法では、細かく正確なぐし縫いを行って均一な多数のひだを寄せたうえで、解説書を参照しながら縫い作業を行う。スモッキング刺繍によって形成される模様は、手縫いでしか形成することができないものであり、独特の風合いを有するものとして好まれる場合がある。
しかしながら、スモッキング刺繍は、その工程が比較的に複雑で、特に図案の転写やぐし縫いによりひだを寄せるといった準備作業が煩わしい。また、布地に転写された図案を見ても針を通す順序など理解するのが難しく、熟練を要するものとなっており、一般的に楽しむことは難しかった。布地に予め所定の模様(たとえばギンガムチェック)が形成されている場合には、当該模様の格子目を基準としてぐし縫いを行ってひだを寄せ、ひだ山をすくっていく方法も知られている。この場合、図案の作製および当該図案の布地への転写といった作業は不要となるが、解説書を参照しながら縫う手順を考える必要がある。また、この方法では、使用できる布地の模様が限定されるので、好みの作品を作ることが難しく、縫い目間隔も布地の模様のサイズによって制約を受けてしまう。
一方、手縫い作業を案内するためのガイドテープが提案されている(たとえば特許文献1を参照)。しかしながら、同文献に開示されたガイドテープは、一定間隔に目盛りを設けただけのものであるので、ぐし縫いなど単調な手縫い作業に使用するのには適しているものの、上記したスモッキング刺繍のような針を通す位置や順序が複雑な手縫い作業に使用するのには適していない。
本発明は、このような事情のもとで考え出されたものであって、スモッキング刺繍などの比較的に複雑な手順の手縫い作業を適切に案内することを可能とし、当該手縫い作業を効率よく行うことができる手芸作業ガイド用具を提供することを課題とする。
上記の課題を解決するため、本発明では、次の技術的手段を講じている。
本発明によって提供される手芸作業ガイド用具は、所定の標記を有する付着体を布地の帯状領域に付着させて針を通す位置を案内するための手芸作業ガイド用具であって、上記所定の標記は、布地に対して針を通す位置および当該針を通す方向を示すための標識と、当該標識の近傍に設けられて針を通す順序を示すための数字とからなる組が複数連なったものを単位群とする1または2以上の群によって構成されていることを特徴としている。
このような構成の手芸作業ガイド用具の使用に際しては、布地に対して付着体を付着させて、付着体に表された所定の標記に従って縫い作業を行う。ここで、上記所定の標記は、布地に対して針を通す位置および方向を示すための標識と、当該標識に対応するようにしてその近傍に設けられた針を通す順序を示すための数字とからなる組が複数連なったものを単位群として構成されている。このため、上記構成の手芸作業ガイド用具によれば、たとえばスモッキング刺繍などの比較的に複雑な手順の手縫い作業を行う場合においても、当該手縫い作業を適切に案内することが可能であり、その結果、当該手縫い作業を効率よく行うことができる。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記付着体は、布地に付着させるための粘着剤が一方の面に設けられたテープ材として構成されている。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記所定の標記は、上記テープ材の他方の面に露出するように形成されている。
このような構成によれば、テープ材の一方の面を粘着剤を介して布地に付着させると、テープ材の他方の面に露出形成された所定の標記の部分がテープ材の表面に位置することになり、当該所定の標記は視認性にすぐれたものとなる。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記所定の標記は、上記テープ材の上記一方の面に貼着される離型シートと、上記テープ材の上記他方の面に追加の粘着剤を介して貼着される透明フィルムとをさらに備える。
このような構成によれば、手芸作業ガイド用具の使用に際しては、まず、透明フィルムを、テープ材が貼着された状態のまま離型シートから剥がし、布地に対してテープ材とともに位置合わせしつつ貼り付ける。次いで、透明フィルムのみをテープ材から剥がすことにより、テープ材のみが布地の所定領域に付着した状態となる。すなわち、このように離型シートと透明フィルムとを備える構成によれば、テープ材の一方の面に塗着された粘着剤が不当に目的とする位置以外に付着してしまうといった不都合を適切に回避することができ、手芸作業ガイド用具の使い勝手が良好となる。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記テープ材は、所定の間隔を隔てて互いに分離するように配された複数の単位シート片によって構成されており、上記針を通す位置を示すための標識は、隣接する上記単位シート片間の位置を指し示すように構成されている。
このような構成によれば、複数の単位シート片に分離されていることにより、布地において、単位シート片が付着された領域については単位シート片自体の剛性により腰のある状態となって折れ曲がり難くなる一方、単位シート片どうしの間の領域(単位シート片が付着されていない領域)については相対的に折れ曲がりやすい状態となるため、上記単位シート片どうしの間の領域においては、ひだ山が形成されやすくなる。そして、上記単位シート片間において針を通す位置が設定されているので、針を通した後に糸を引くことによって容易にひだを寄せることができる。したがって、かかる構成によれば、スモッキング刺繍において縫い作業が行いやすくなる。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記追加の粘着剤は、上記一方の面に設けられた上記粘着剤よりも粘着力が弱くされている。
このような構成によれば、布地にテープ材を付着させた後に透明フィルムを剥がす場合、テープ材が透明フィルムとともに布地から剥がれてしまうといった不都合を適切に回避することができる。
本発明の好ましい実施の形態においては、上記付着体は、水溶性材料によって構成されている。
このような構成によれば、付着体を布地に付着させて手縫い作業を行った後において当該布地を水洗いすることにより、付着体を水に溶かして洗い流すことができる。したがって、かかる構成によれば、布地からの付着体の除去作業を簡素化することができる。
本発明のその他の特徴および利点は、添付図面を参照して以下に行う詳細な説明によって、より明らかとなろう。
以下、本発明の好ましい実施の形態について、図面を参照して具体的に説明する。
図1は、本発明に係る手芸作業ガイド用具の一例を示す平面図である。図2は、図1のII−II線に沿う拡大断面図である。図1および図2に示すように、本実施形態の手芸作業ガイド用具A1は、離型シート1、テープ材2、および透明フィルム3を備えるとともにこれらが重ね合わされた構成とされており、全体として平面視矩形のシート状を呈している。手芸作業ガイド用具A1は、たとえばスモッキング刺繍などの手縫い作業を行うに際し、布地に対して針を通す位置を案内するためのものである。
離型シート1は、テープ材2に対向する表面部分において粘着性のあるものに対し剥離し易くする処理が施されたものであり、たとえば当該表面部分にはシリコーン樹脂が塗布されている。
テープ材2は、本発明でいう付着体に相当するものであり、互いに分離された複数の矩形状の単位シート片2Aによって構成されている。複数の単位シート片2Aは、所定の間隔を隔てて一定方向(矢印X方向)に直線状に並ぶように配されている。各単位シート片2Aには、標識21A,21Cおよび数字21Bが付されている。
標識21Aは、手縫い作業において針を通す位置および針を通す方向を示すためのものである。本実施形態では、標識21Aは、三角形状とされており、各単位シート片2Aの矢印X方向における端縁2Aaの近傍に設けられている。また、標識21Aは、三角形状の一頂点の先端が端縁2Aaを向く姿勢とされており、当該一頂点の先端近傍(隣接する単位シート片2A間の領域)において針を通すべきことを意味する。また、本実施形態では、紙面の奥から手前の方向に針を通す位置(以下、針を出す位置という)を示す標識21Aについては白抜きとされる一方、紙面の手前から奥の方向に針を通す位置(以下、針を入れる位置という)を示す標識21Aについては塗り潰しとされている。これにより、各標識21Aにおける針を通す方向について、識別可能となっている。
数字21Bは、標識21Aに対して1対1に対応するように当該標識21Aの近傍に設けられており、当該標識21Aが示す位置に針を通す順序を示すためのものである。
標識21Cは、詳細については後述するが、布地に対して針を出す位置を示す標識21Aとこれに続いて針を入れる位置を示す標識21Aとの間に設けられており、針を出し入れした後において糸が形成すべき形状を示すためのものである。標識21A,21Cおよび数字21Bは、図2に表れているように、単位シート片2Aの上面(面2Ac)に露出するように形成されている。
上記構成の標識21Aと、これに対応する数字21Bとにより1つの組21が構成されている。そして、複数の単位シート片2Aにわたって構成される複数の組21により、一定の規則による群G(仮想線で区画された範囲内)が構成される。本実施形態では、複数の単位シート片2Aは、複数の群Gが縦横(矢印X方向およびこれに垂直な矢印Y方向)に沿って規則的に並ぶ状態で設けられており、これら複数の群Gによって標記Rが構成される。
各単位シート片2Aの下面(面2Ab)には、所定の粘着力を有する粘着剤22が設けられている。粘着剤22は、単位シート片2Aの平面視寸法よりも一回り小さい寸法の領域に設けられている。また、各単位シート片2Aの上面(面2Ac)には、所定の粘着力を有する粘着剤23が設けられている。粘着剤23は、単位シート片2Aの平面視寸法よりも一回り小さい寸法の領域に設けられている。また、粘着剤23としては、上記粘着剤22よりも粘着力の弱いものが用いられる。
透明フィルム3は、透明性を有する樹脂からなり、粘着剤23を介して面2Acに貼着されている。
次に、上記構成の手芸作業ガイド用具A1を用いてスモッキング刺繍を行う方法について、図3〜図8を参照して説明する。なお、本実施形態に係る手芸作業ガイド用具A1は、「ケーブル・スモッキング」と称されるスモッキング模様を作成するためのものである。
まず、スモッキング刺繍の対象となる平面状の布地Cを準備するとともに、手芸作業ガイド用具A1からスモッキング刺繍を施す領域に対応する形態の帯状片A1’を切り離す(図3参照)。次いで、当該帯状片A1’の透明フィルム3の端部を掴んで離型シート1から透明フィルム3およびテープ材2(複数の単位シート片2A)を引き剥がし、粘着剤22が表面に露出した状態とする。引き続き、透明フィルム3および複数の単位シート片2Aを布地Cの所定領域に載せて押さえ付け、その後に透明フィルム3を引き剥がすことにより、単位シート片2Aだけが粘着剤22を介して布地Cに付着する(図4参照)。ここで、透明フィルム3と単位シート片2Aの間にある粘着剤23は、布地Cと単位シート片2Aの間にある粘着剤22よりも粘着力が弱いため、透明フィルム3を引き剥がす際に単位シート片2Aが透明フィルム3とともに布地Cから剥がれるといった不都合は適切に回避される。
次に、テープ材2に付された標記に従ってスモッキング刺繍を行う。具体的には、まず、糸端に玉結びをしたうえで、「1」の数字に対応する白抜きの標識21Aaが示す位置から針を出す。次いで、「2」の数字に対応する塗り潰しの標識21Abが示す位置に針を入れ、「2」の数字に対応する白抜きの標識21Acが示す位置から針を出す(図5参照)。ここで、標識21Acが示す位置から針を出す際には、標識21Aaと標識21Abの間に位置する糸T1が、当該標識21Aa,21Abの間に設けられた標識21Caの形状に倣うようにする。すなわち、標識21Caは図中下側に開口するU形であるため、標識21Acの示す位置から出される針に対して糸T1を図中上側に位置させる。標識21Acの示す位置から針を出したら、図6に示すように、糸を図中下側に引いてひだを寄せる。
次いで、図7に示すように、「3」の数字に対応する塗り潰しの標識21Adが示す位置に針を入れ、「3」の数字に対応する白抜きの標識21Aeが示す位置から針を出す。ここで、標識21Aeが示す位置から針を出す際には、標識21Ac(図示せず、図3参照)と標識21Adの間に位置する糸T2が、当該標識21Ac,21Adの間に設けられた標識21Cbの形状に倣うようにする。すなわち、標識21Cbは図中上側に開口するU形であるため、標識21Aeの示す位置から出される針に対して糸T2を図中下側に位置させる。標識21Aeの示す位置から針を出したら、糸を図中上側に引いてひだを寄せる。
次いで、図8に示すように、「4」の数字に対応する塗り潰しの標識21Afが示す位置に針を入れ、「4」の数字に対応する白抜きの標識21Ag(図示せず、図3参照)が示す位置から針を出すとともに、標識21Agから出た糸を図中下側に引いてひだを寄せる。さらに、「5」の数字に対応する塗り潰しの標識21Ahが示す位置に針を入れ、これで単位模様が刺し終わる。その後、形成すべきスモッキング模様に応じ、上記した手順で針の出し入れを繰り返して単位模様を順次作製し、最後に布地Cの裏で玉止めをする。そして、布地Cに付着した単位シート片2Aを除去することによって、作業が完了する。なお、単位シート片2Aの除去は、縫い作業の途中において、当該単位シート片2Aに付された標識21Aが示す位置への針の出し入れが終了する度ごとに順次行うようにしてもよい。
このようにして、手芸作業ガイド用具A1を用いれば、スモッキング刺繍などの比較的に複雑な手順の手縫い作業を行う場合においても、当該手縫い作業を適切に案内することが可能であり、その結果、当該手縫い作業を効率よく行うことができる。
また、手芸作業ガイド用具A1は、離型シート1および透明フィルム3の間にテープ材2が挟まれた構成とされている。このため、手芸作業ガイド用具A1の使用の際には、テープ材2を布地Cに付着させる直前に離型シート1を剥がせばよく、テープ材2の表面に設けられた粘着剤23が布地C以外の場所に付着してしまうといった不都合は適切に回避される。
さらに、手芸作業ガイド用具A1を用いてスモッキング刺繍を行なう際には、布地Cにおける単位シート片2Aが付着した領域については、単位シート片2A自体の剛性により腰のある状態となり、折れ曲がり難くなる。その一方、布地Cにおける隣接する単位シート片2Aの間の領域(すなわち、単位シート片2Aが付着していない領域)については、相対的に折れ曲がりやすい状態となるため、上記単位シート片2Aどうしの間の領域においてひだ山が形成されやすくなる。そして、単位シート片2A間において針を通す位置が設定されているので、針を通した後に糸を引くことによって容易にひだを寄せることができる。したがって、本実施形態に係る手芸作業ガイド用具A1を用いれば、スモッキング刺繍において縫い作業が行ないやすくなる。
次に、上記した手芸作業ガイド用具A1を製造する方法の一例を図9を参照して説明する。
まず、図9(a)に示すように、離型性フィルムFを準備し、当該離型性フィルムF上の所定領域にインク層21’を形成する。インク層21’は、標識21A,21Cや数字21Bとなるべき部分である。インク層21’の形成は、たとえば所定色を有するインク材料を用いてオフセット印刷あるいはシルク印刷することにより行う。次いで、図9(b)に示すように、離型性フィルムF上の所定領域に樹脂層2A’を形成する。樹脂層2A’は、単位シート片2Aとなるべき部分であり、インク層21’を覆うように形成される。樹脂層2A’の形成は、たとえばエポキシ樹脂を用いてシルク印刷することにより行う。次いで、図9(c)に示すように、樹脂層2A’の面2Ab上に粘着層22’(粘着剤22となるべき部分)を形成する。粘着層22’の形成は、たとえばシルク印刷することにより行う。次いで、図9(d)に示すように、粘着層22’上に離型シート1を貼着させる。次いで、図9(e)に示すように、離型性フィルムFを除去した後、これによって表れた樹脂層2A’の表面(面2Ac上)に粘着層22’の形成と同様の手法により粘着層23’(粘着剤23となるべき部分)を形成し、当該粘着層23’上に透明フィルム3を貼着させる。このようにして、シート状の手芸作業ガイド用具A1を得ることができる。
図10は、本発明に係る手芸作業ガイド用具の他の例を示している。なお、図10においては、上記実施形態と同一または類似の要素には上記実施形態と同一の符号を付しており、適宜説明を省略する。
図10に示された手芸作業ガイド用具A2〜A4においては、単位シート片2Aに付される標記Rの態様が上記実施形態の手芸作業ガイド用具A1とは異なっている。すなわち、これらの手芸作業ガイド用具A2〜A4は、手芸作業ガイド用具A1を用いて作成される模様とは異なる模様を作成するためのものである。図10(a)に示された手芸作業ガイド用具A2は、「ダブルケーブル・スモッキング」と称されるスモッキング模様を作成するためのものであり、上述した手芸作業ガイド用具A1によって作成される模様を上下2段に線対称となるように作成するためのものである。手芸作業ガイド用具A2を用いてスモッキング刺繍を行う際には、まず上段について刺繍し、上段の刺繍が終了したら引き続いて下段について刺繍する。縫い作業の具体的な手順については、上記実施形態の手芸作業ガイド用具A1に関して上述したのと同様であるので、その説明は省略する。
また、図10(b),(c)に示された手芸作業ガイド用具A3,A4は、「ダイヤモンド・スモッキング」、「ハニコム・スモッキング」と称される上下2段のスモッキング模様を作成するためのものである。手芸作業ガイド用具A3,A4においては、複数の数字21Bのうちの特定のものに対応する標識21Dが追加的に設けられている。標識21Dは、一方向に突出端21Daを有する形状を有し、対応する数字21Bを白抜きで表すことにより、当該数字21Bに重なる位置に設けられている。標識21Dは、布地Cから針を出した後に糸を引く必要があるものについてのみ設けられ、標識21Dの突出端21daは、糸を引く方向を表している。手芸作業ガイド用具A3,A4を用いてスモッキング刺繍を行う際には、まず上段について刺繍し、上段の刺繍が終了したら引き続いて下段について刺繍する。縫い作業の具体的な手順については、針を通す位置および方向、ならびに針を通す順序に関しては、上記実施形態の手芸作業ガイド用具A1に関して上述したのと同様であるが、針を出した後に糸を引くタイミングに関しては、手芸作業ガイド用具A1と異なる。すなわち、上記実施形態の手芸作業ガイド用具A1の使用においては、糸を引いてひだを寄せる操作は布地Cから針を出す度ごとに行うが、手芸作業ガイド用具A3,A4の使用においては、糸を引いてひだを寄せる操作は白抜き数字21Bに対応する位置から針を出した後においてのみ行う。このように、本発明に係る手芸作業ガイド用具は、様々なバリエーションの模様を作成するのに適用可能である。
以上、本発明の具体的な実施形態を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、発明の思想から逸脱しない範囲内で種々な変更が可能である。
たとえば、付着体を水溶性材料で構成してもよい。水溶性材料としては、たとえば水溶性セルロース誘導体が挙げられる。この場合、手芸作業ガイド用具の使用においては、付着体を布地に付着させて手縫い作業を行った後に当該布地を水洗いすることにより、布地に付着した付着体を水に溶かして洗い流すことができ、布地からの付着体の除去作業を簡素化することができる。
また、所定の標記となる部分を、水性チャコペンなどに用いられる転写可能な材料で形成することによって、付着体として構成してもよい。この場合、たとえば付着体を印刷などの手法によって透明フィルム上に形成する。手芸作業ガイド用具の使用においては、転写により付着体を布地に付着させて手縫い作業を行った後に当該布地を水洗いすることにより、布地に付着した付着体を水に溶かして洗い流すことができる。
A1,A2,A3,A4 手芸作業ガイド用具
C 布地
G 群
R 標記
1 離型シート
2 テープ材(付着体)
2A 単位シート片
2Ab 面(一方の面)
2Ac 面(他方の面)
3 透明フィルム
21 組
21A 標識
21B 数字
22 粘着剤
23 粘着剤(追加の粘着剤)
C 布地
G 群
R 標記
1 離型シート
2 テープ材(付着体)
2A 単位シート片
2Ab 面(一方の面)
2Ac 面(他方の面)
3 透明フィルム
21 組
21A 標識
21B 数字
22 粘着剤
23 粘着剤(追加の粘着剤)
Claims (7)
- 所定の標記を有する付着体を布地の帯状領域に付着させて針を通す位置を案内するための手芸作業ガイド用具であって、
上記所定の標記は、布地に対して針を通す位置および当該針を通す方向を示すための標識と、当該標識の近傍に設けられて針を通す順序を示すための数字とからなる組が複数連なったものを単位群とする1または2以上の群によって構成されていることを特徴とする、手芸作業ガイド用具。 - 上記付着体は、布地に付着させるための粘着剤が一方の面に設けられたテープ材として構成されている、請求項1に記載の手芸作業ガイド用具。
- 上記所定の標記は、上記テープ材の他方の面に露出するように形成されている、請求項2に記載の手芸作業ガイド用具。
- 上記テープ材の上記一方の面に貼着される離型シートと、上記テープ材の上記他方の面に追加の粘着剤を介して貼着される透明フィルムとをさらに備える、請求項2または3に記載の手芸作業ガイド用具。
- 上記テープ材は、所定の間隔を隔てて互いに分離するように配された複数の単位シート片によって構成されており、
上記針を通す位置を示すための標識は、隣接する上記単位シート片間の位置を指し示すように構成されている、請求項4に記載の手芸作業ガイド用具。 - 上記追加の粘着剤は、上記一方の面に設けられた上記粘着剤よりも粘着力が弱くされている、請求項4または5に記載の手芸作業ガイド用具。
- 上記付着体は、水溶性材料によって構成されている、請求項1ないし6のいずれかに記載の手芸作業ガイド用具。
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