JP2008172893A - 電気接続箱 - Google Patents

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Katsuhiro Kubota
勝弘 久保田
Keisuke Ozawa
圭介 小澤
Tomohiro Sugiura
智宏 杉浦
Katsukazu Kobayashi
克和 小林
Masao Shibata
真佐夫 柴田
Takaaki Yanagibashi
孝明 柳橋
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Abstract

【課題】本体と該本体にヒンジを介して回動自在に取り付けられた取付体とを固定する固定部にがたつきが生じることを簡単な構造で防止できる電気接続箱を提供する。
【解決手段】電気接続箱1は、本体2と、ヒンジを介して本体2に回動自在に結合されたECU3と、これら本体2とECU3とを回動自在に結合するヒンジと、これら本体2とECU3とを互いに固定する固定部9と、付勢手段10とを有している。固定部9は、ECU3に設けられたロック部5と、本体2に設けられ且つロック部5が係止するロック受け部4とを有している。付勢手段10は、ロック部5がロック受け部4に係止した際にロック部5をロック受け部4に密着させるように付勢する。
【選択図】図13

Description

本発明は、車両等に搭載される電気接続箱に関し、詳しくは、本体と該本体に取り付けられる取付体とがヒンジを介して回動自在に結合されるとともに、本体と取付体とを固定する固定部が設けられた電気接続箱に関する。
自動車などに搭載される電気接続箱(ジャンクションブロックとも言う。)は、例えば、ヒューズやリレー等の複数の電子部品をハウジング内に収容した本体と、前記複数の電子部品を制御する制御回路を有した取付体としての電子制御ユニット(ECUとも言う。)と、を有している。
前述した電気接続箱は、電子制御ユニットが本体のハウジング内に組み込まれた構成のものが一般的であった(例えば特許文献1を参照。)が、近年では、前記電子部品や前記電子制御ユニットの故障時のメンテナンス性の向上や部品交換に要するコストの削減を目的として、本体のハウジングとは別体で形成されたハウジング内に上記制御回路が収容された電子制御ユニットを、ロックやヒンジ、ネジ等の固定手段により本体に取り付けた構成の電気接続箱が採用されるようになってきている(例えば特許文献2を参照。)。
特許文献2に開示された電気接続箱は、電子制御ユニットを少ない作業工数で容易に本体に取り付けられるように、これらをヒンジとロックとにより互いに固定している。このヒンジは、電子制御ユニットの一端に連設されたフックと、本体の一端に連設されるとともに前記フックを回動自在且つ着脱自在に収容するフック収容凹部と、で構成されている。また、前記ロックは、電子制御ユニットの他端に連設されたロックアームと、本体の他端に連設され且つ前記ロックアームと係合可能に形成されたロックアーム差し込み穴と、で構成されている。
そして、前述した構成の電気接続箱は、フックをフック収容凹部内に引掛けてこのフックを起点に電子制御ユニットを本体に近付ける方向に回動させることにより、ロックアームをロックアーム差し込み穴に係合させて電子制御ユニットを本体に固定する。
特開2006−187052号公報 特開平9−163552号公報
しかしながら、前述した特許文献2に開示された電気接続箱は、作業性の問題や製造上避けられない寸法バラツキなどを考慮して予め電子制御ユニットと本体との間にクリアランス(隙間を意味する)を設定し、さらに電子制御ユニットを本体に固定するロックのロックアームとロックアーム差し込み穴との間にもクリアランスを設定していることから、ロックにがたつきが生じてしまい、特に、ヒンジを起点にして電子制御ユニットを回動させながら本体に取り付けるので、電子制御ユニットと本体とを直線的に近付けて取り付ける構成の電気接続箱よりもクリアランスを大きく取る必要があり、その分がたつきも大きくなってしまうという問題があった。
また、前述したがたつきの問題は、例えば電子制御ユニットを本体に取り付けた後、両者をネジで固定するなどして対処することが可能であるが、この場合、部品点数の増加や作業工数の増加などの新たな問題が生じることになる。また、部品点数及び作業工数の増加などの問題は、例えば電子制御ユニットを本体に固定するロック等の固定部にバネ等を設けて固定部を付勢するなどして対処することが可能であるが、固定部の構造が複雑化する問題があった。
したがって、本発明の目的は、本体と該本体にヒンジを介して回動自在に取り付けられた取付体とを固定する固定部にがたつきが生じることを簡単な構造で防止できる電気接続箱を提供することにある。
前記課題を解決し目的を達成するために、請求項1に記載された発明は、本体と該本体に取り付けられる取付体とからなり、前記本体及び前記取付体の一端側同士がヒンジを介して回動自在に結合され且つ他端側同士を固定する固定部が設けられた電気接続箱であって、前記固定部は、前記取付体に設けられたロック部と、前記本体に設けられ且つ前記ロック部が係止するロック受け部とを有しており、前記ロック部がロック受け部に係止した際に前記ロック部を前記ロック受け部に密着させるように付勢する付勢手段を備えたことを特徴とする電気接続箱である。
請求項2に記載された発明は、請求項1に記載された発明において、前記付勢手段が、前記本体と前記ロック受け部とのうちのいずれか一方に設けられ且つ弾性変形可能に形成された付勢部材と、前記取付体に設けられるとともに前記付勢部材に当接され且つ押圧される付勢受け部と、を有していることを特徴とするものである。
請求項3に記載された発明は、請求項1又は請求項2に記載された発明において、前記本体及び前記取付体がそれぞれコネクタを実装した基板を内蔵しており、前記取付体が前記本体に取り付けられることにより前記コネクタ同士が互いに嵌合して前記基板同士が電気接続されることを特徴とするものである。
請求項1に記載された発明によれば、一端側同士がヒンジを介して回動自在に結合された本体及び取付体の他端側同士を固定する固定部が、取付体に設けられたロック部と、本体に設けられ且つロック部が係止するロック受け部とを有して、ロック部がロック受け部に係止した際に該ロック部を該ロック受け部に密着させるように付勢する付勢手段を備えている。このため、取付体に設けられたロック部と本体に設けられたロック受け部とが係止した際に、付勢手段によってロック部をロック受け部に密着させることで、ロック部とロック受け部とのがたつきを防止して、本体及び取付体の他端側同士を固定する固定部にがたつきが生じることを防止する。したがって、取付体と本体との間にがたつきが生じることを防止することができる。
請求項2に記載された発明によれば、付勢手段が、本体に設けられ且つ弾性変形可能に形成された付勢部材と、取付体に設けられるとともに付勢部材に当接され且つ押圧される付勢受け部とを有しているので、固定部が他端側同士を固定した後に、本体と取付体とが互いに離れる方向に押圧する。そのために、付勢手段が、ロック部をロック受け部に確実に密着させることができ、取付体と本体との間にがたつきが生じることを確実に防止することができる。
請求項3に記載された発明によれば、本体及び取付体がそれぞれコネクタを実装した基板を内蔵しており、取付体が本体に取り付けられることによりコネクタ同士が互いに嵌合して基板同士が電気接続される電気接続箱において、取付体と本体とのがたつきを防止することができるので、コネクタの端子の摩耗を防止できるとともにこの端子同士の接続信頼性即ち基板同士の接続信頼性を確保することができる。
以下、本発明の一実施の形態に係る電気接続箱を、図1乃至図13に基づいて説明する。本実施形態に係る電気接続箱1は、自動車の車体を構成するパネルなどに固定され、この自動車に搭載される多種多様な電子機器同士を予め定められたパターンにしたがって電気的に接続するものである。
電気接続箱1は、図1乃至図4に示すように、本体2と、この本体2に取り付けられる取付体としての電子制御ユニット(以下、ECUと称す。なお、ECUとは、Engine Control Unitの略である。)3と、これら本体2とECU3とを回動自在かつ着脱自在に結合するヒンジ8と、これら本体2とECU3とを互いに固定する固定部9と、付勢手段10と、を有している。
本体2は、絶縁性の合成樹脂で構成されたハウジング20と、このハウジング20に取り付けられた基板としてのプリント基板21(図5乃至図7を参照。)と、を有している。
ハウジング20は、正方形の板状に形成された取付面2aと、取付面2aの一端、即ち取付面2aの一つの外縁、に連なったブロック状の連結部26と、取付面2aの他端、即ち取付面2aの前記連結部26と相対する外縁、から立設した立設壁2cと、取付面2aの前記連結部26と前記立設壁2cとの間に位置する外縁から立設したガイド壁2fと、を有している。
連結部26は、取付面2aの平面方向と直交する方向に延びるとともに取付面2aの前記他端と交わる面26eと、この面26eの図1中取付面2aよりも上側に位置する端部に連なるとともに取付面2aの平面方向と平行に延びた面26aと、を有している。
ガイド壁2fは、取付面2aの前記外縁から図1中取付面2aの上方に向かって立設しているとともに取付面2aの平面方向と直交する方向に沿って配されている。
プリント基板21は、リレーやヒューズを搭載した周知のプリント基板である。このプリント基板21は、図5乃至図7に示すように、取付面2aと平行になる向きで、取付面2aの図6中下側に配されている。また、プリント基板21は、ECU3の後述のプリント基板31と電気接続するためのコネクタ24を実装している。
コネクタ24は、プリント基板21に形成された回路パターンと接続するとともに取付面2aに向かって立設した棒状の雄型端子22と、筒状に形成されるとともに雄型端子22を包囲する合成樹脂製のコネクタハウジング23と、を有している。また、このコネクタ24は、取付面2aに設けられた貫通孔を通されてその一部が取付面2aの図6中上側に突出している。
ECU3は、絶縁性の合成樹脂で構成されたハウジング30と、このハウジング30に収容された基板としてのプリント基板31(図5乃至図7を参照。)と、を有している。
ハウジング30は、上述した取付面2aと略同一形状の正方形の板状に形成された上面3aと、この上面3aの外縁それぞれから立設した側面3c,3d,3e,3fと、上面3aと間隔をあけて相対するとともに側面3c,3d,3e,3fの上面3aから離れた側の端部に連なった下面3bと、を有している。即ちこのハウジング30は、平板状の外形をなしているとともに、内部にプリント基板31を収容する空間を有している。また、このハウジング30は、下面3bが取付面2aと当接するとともに側面3fがガイド壁2fと当接する向きで本体2に取り付けられる(図3及び図4を参照。)。
プリント基板31は、本体2のプリント基板21に搭載されたリレーやヒューズを制御する制御回路を搭載した周知のプリント基板である。このプリント基板31は、図5乃至図7に示すように、上面3a及び下面3bと平行になる向きでハウジング30内に収容されている。また、プリント基板31は、上述した本体2のプリント基板21と電気接続するためのコネクタ34を実装している。
コネクタ34は、プリント基板31に形成された回路パターンと接続するとともに下面3bに向かって立設した筒状の雌型端子32と、筒状に形成されるとともに雌型端子32を収容する合成樹脂製のコネクタハウジング33と、を有している。また、下面3bのコネクタ34と相対する箇所には貫通孔が形成されており、上述したコネクタ24は、この貫通孔を通されてコネクタ34と嵌合する。また、前記「嵌合」とは、本明細書においては、雄型端子22が雌型端子32の内側に挿入されてこれらが電気的に接続することを意味する。
ヒンジ8は、ECU3の一端に設けられた回転部7と、本体2の一端に設けられた軸部収容部6と、を有している。
回転部7は、図1又は図5に示すように、側面3eから立設するとともに側面3cから離れる方向に向かって延びた軸足71と、軸足71の側面3eから離れた側の端部に連なるとともに側面3fと側面3dとが相対する方向に沿って延びた軸部72と、を有している。
また、このような回転部7はECU3に2つ設けられているとともに、一方の回転部7は側面3eの長手方向の側面3d側の端部に配され、他方の回転部7は側面3eの長手方向の側面3f側の端部に配されている。また、これら一対の回転部7は、軸部72が互いに近付く方向に延びている。即ち、上述した側面3eは、特許請求の範囲に記載した取付体としてのECU3の一端をなし、側面3cは、取付体としてのECU3の他端をなす。
軸部収容部6は、図1及び図5などに示すように、上記連結部26に設けられるとともに回転部7を内側に位置付ける収容凹部60と、回転部7の回動時に軸部72がこの収容凹部60から外れることを規制する第1の規制壁61及び第2の規制壁62を有している。また、この軸部収容部6は、本体2の連結部26に2つ設けられているとともに、上述した一対の回転部7に対応して連結部26の両端部それぞれに互いに間隔をあけて配されている。
収容凹部60は、連結部26の面26eから上記立設壁2cと離れる方向に向かって延びた空隙である。また、この収容凹部60は面26eと面26aとの2方向に開口している。
第1の規制壁61は、板状に形成され且つ面26eと同一平面上に配されているとともに、収容凹部60の面26e側の開口面を一部塞ぐ格好に配されている。また、この第1の規制壁61は、上記開口面のうち図1中本体2の内側で且つ面26a側の部分を塞ぐ格好に配されている。このような構成の第1の規制壁61は、回転部7の回動時に収容凹部60内に位置付けられた軸部72が上記開口面から収容凹部60外に出ることを規制する。
第2の規制壁62は、板状に形成され且つ面26aと同一平面上に配されているとともに、収容凹部60の面26a側の開口面を一部塞ぐ格好に配されている。また、この第2の規制壁62は、上記開口面のうち図1中本体2の内側の部分を塞ぐ格好に配されている。このような構成の第2の規制壁62は、回転部7の回動時に収容凹部60内に位置付けられた軸部72が上記開口面から収容凹部60外に出ることを規制する。
固定部9は、側面3c(他端側)から連設されたロック部5と、立設壁2c(他端側)から連設されるとともにロック部5に係合可能に設けられたロック受け部4と、を有している。
ロック部5は、図1及び図5などに示すように、側面3cから立設した立設部51と、立設部51の側面3cから離れた側の端部に連なりかつ上面3aから下面3bに向かう方向に延びたアーム部52と、アーム部52に設けられた貫通孔52aと、貫通孔52aの内面の下面3b寄りの面にロック受け部4の後述するロック突起42の当接面42aと当接する当接面52bを有している。
ロック受け部4は、図1及び図5などに示すように、立設壁2cに連なりかつ取付面2aの図1中上方に向かって立設した板状の立設部46と、立設部46に連設された筒部40と、可撓片41と、係止部としてのロック突起42と、を有している。
筒部40は、中空角筒状に形成されており、立設部46の立設壁2cから離れた側の端部に連なりかつ立設壁2cに向かって延びた第1の壁40aと、第1の壁40aと間隔をあけて相対する第2の壁40bと、両端が第1の壁40a及び第2の壁40bとそれぞれに連なった第3の壁40c及び第4の壁40dと、を有している。即ち、立設部46と第1の壁40aとは、図5乃至図7に示すように断面U字状に連なっている。
また、筒部40は、立設壁2c及び立設部46と平行に延びている。即ち筒部40は、本体2とECU3との重なり方向に沿って延びている。また、筒部40は、図8に示すように、内側に前述したアーム部52を位置付けるとともに、アーム部52との間に隙間が形成される寸法に形成されている。
可撓片41は、図5及び図11などに示すように、上記第1の壁40aの一部をなしている。即ち、可撓片41は、第1の壁40aに、本体2とECU3との重なり方向に沿って延びた2本のスリットが形成された格好で帯状に形成されているとともに、長手方向の一端が立設部46と連なりかつ他端が自由端とされた片持ち状に形成されている。また、この可撓片41は、前記一端から他端に向かうにしたがって第2の壁40bに向かう方向に傾斜している。
ロック突起42は、上記可撓片41の長手方向の略中央に設けられるとともに第2の壁40bに向かって突出している。また、ロック突起42は、図9に示すように断面三角形状に形成されており、下面3b側に前述したアーム部52の当接面52bと当接する当接面42aを有している。このロック突起42は、筒部40内に位置付けられた前述したロック部5の貫通孔52aと係合する。
そして、前述した構成の固定部9を構成するロック部5とロック受け部4とは、ECU3の下面3bが本体2の取付面2aに当接するのと同時に互いに係合し、ECU3と本体2とを互いに固定する。
付勢手段10は、図1及び図8などに示すように、ロック受け部4の筒部40から連接される即ち本体2に設けられた一対の付勢部材11と、ECU3の側面3cから連接される即ちECU3に設けられた一対の付勢受け部15と、を有している。
付勢部材11は、弾性変形可能な材料からなり、立設壁2cから凸に形成されている。付勢部材11は、互いに間隔をあけて、互いの間に筒部40を挟む位置に配置されている。付勢部材11は、互いに同じ形状に形成されて筒部40を中心とした対称形状に形成されている。
付勢部材11は、筒部40の第3及び第4の壁40c,40dと立設壁2cから凸で一部が該筒部40に連なったブロック状の連結部14と、該連結部14からECU3が本体2に取り付けられた際に該ECU3即ち付勢受け部15に向かって延びたアーム12と、を有している。
アーム12は、一端が連結部14に連なり他端が自由端の所謂片持ち状に形成されている。一対の付勢部材11のアーム12は、ECU3に向かうにしたがって互いの間隔を除々に拡がるように傾斜している。アーム12の他端には、ECU3が本体2に取り付けられた際に付勢受け部15と当接する当接部13が設けられるとともに、該当接部13の付勢受け部15と相対する側に平坦な当接面13aが設けられている。また、アーム12は、弾性変形自在である。
また、アーム12は、弾性変形することで、特に、他端即ち当接部13及び当接面13aが付勢受け部15から接離する方向に変位自在となっている。アーム12即ち付勢部材11は、ロック部5とロック受け部4とが互いに係止すると、付勢受け部15によって当接面13aが押圧されて弾性変形する。すると、アーム12は、付勢受け部15を押圧する弾性復元力を生じる。
付勢受け部15は、側面3cの外表面から突設され且つ上面3a及び下面3bと平行になる向きで形成された底壁16と、該底壁16の幅方向の両端から立設した一対の立設壁17,18と、を有している。この一対の立設壁17,18は、互いに平行で且つ離間して形成されている。また一対の立設壁17,18は、側面3d,3fと平行になる向きで形成され且つ側面3cと連なっている。
また、一対の付勢受け部15は、図1及び図8などに示すように、本実施形態では、互いに間隔をあけて、互いの間にロック部5を挟む位置に配置されて、互いに同じ形状に形成されている。一対の付勢受け部15は、ロック部5からの距離が互いに等しい位置に配されている。
前述した構成の電気接続箱1は、図2及び図8などに示すように、ECU3が取付面2aに対し傾いた状態で軸部72が収容凹部60の奥側に向かって取付面2a上を摺接することにより、回転部7が収容凹部60内に位置付けられる。
そして、ECU3の側面3eが第1の規制壁61に当接するまで回転部7を収容凹部60内に侵入させた状態で図6に示すように軸部72を起点にしてECU3の前記他端側、即ち側面3c側、を取付面2aに近付けるようにECU3を回動させることにより、図3又は図7に示すようにECU3の下面3bが取付面2aに重ねられるとともに、ロック部5とロック受け部4とが互いに係止してECU3が本体2に固定される。即ちECU3が本体2に取り付けられる。
また、この状態で、軸部72は第1の規制壁61及び第2の規制壁62により収容凹部60外に出ることが規制されている。そして、ECU3が本体2に取り付けられると同時にコネクタ24,34同士が互いに嵌合し、プリント基板21,31同士が互いに電気接続される。
さらに、ロック部5とロック受け部4とが互いに係止するように近付くと、勿論、図9、図11(a)及び図11(b)に示すように、付勢受け部15と付勢部材11とが互いに近付く。そして、ロック部5とロック受け部4とが近付くと、付勢受け部15の底壁16が付勢部材11のアーム12の当接面13aに当接する。その後、ロック部5とロック受け部4とが互いに係止すると、図10、図12(a)及び図12(b)に示すように、付勢受け部15の底壁16によって、付勢部材11のアーム12の当接面13aが押圧されて、当該アーム12が弾性変形する。
そして、アーム12の弾性復元力によって、図13(b)に示すように、付勢受け部15即ちECU3の他端側が本体2から離れる方向に変位する。そして、図13(a)に示すように、ロック突起42の当接面42aとアーム部52の当接面52bとが密に接触して、ロック部5とロック受け部4とが互いに密着する。このように、付勢部材11のアーム12即ち付勢手段10は、ロック部5がロック受け部4に係止した際に該ロック部5を該ロック受け部4に密着させるように付勢する。
本実施形態によれば、一端側同士がヒンジ8を介して回動自在に結合された本体2及びECU3の他端側同士を固定する固定部9が、ECU3に設けられたロック部5と、本体2に設けられ且つロック部5が係止するロック受け部4とを有し、ロック部5がロック受け部4に係止した際に該ロック部5を該ロック受け部4に密着させるように付勢する付勢手段10を備えている。
このため、ECU3に設けられたロック部5と本体2に設けられたロック受け部4とが係止した際に、付勢手段10によってロック部5をロック受け部4に密着させることで、ロック部5とロック受け部4とのがたつきを防止して、本体2及びECU3の他端側同士を固定する固定部9にがたつきが生じることを防止する。したがって、ECU3と本体2との間にがたつきが生じることを防止することができる。
また、本体2に設けられ且つ弾性変形可能に形成されたアーム12を有した付勢部材11と、ECU3に設けられるとともに付勢部材11に当接され且つ押圧される付勢受け部15とを有しているので、固定部9が他端側同士を固定した後に、付勢手段10のアーム12が、本体2とECU3とが互いに離れる方向に押圧する。そのために、付勢手段10が、ロック部5をロック受け部4に確実に密着させることができ、ECU3と本体2との間にがたつきが生じることを確実に防止することができる。
また、この電気接続箱1は、上述したようにECU3と本体2とのがたつきを確実に防止できることから、コネクタ24,34の端子22,32の摩耗を防止できるとともにこの端子22,32同士の接続信頼性即ちプリント基板21,31同士の接続信頼性を確保することができる。
また、上述した実施形態では、取付体としてECU3を例に挙げて説明したが、本発明の取付体はこれに限らず、本体2に取り付けられるケース、部品等であれば、ECU3以外の如何なるものであっても良い。また、本発明の本体及び取付体は必ずしもプリント基板やコネクタを有していなくても良い。
なお、前述した実施形態は、本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
本発明の一実施の形態に係る電気接続箱を示す斜視図であり、本体と取付体とが互いに分離している状態を示す図である。 図1に示された電気接続箱の取付体が本体に取り付けられる過程を示す斜視図である。 図2に示された取付体が本体に取り付けられた状態を示す斜視図である。 図3に示された電気接続箱の正面図である。 図2に示された状態の電気接続箱を図4中のK−K線に沿って切った断面図である。 図2に示された状態の電気接続箱の取付体がさらに本体に近付けられた状態を示す断面図である。 図4中のK−K線に沿った断面図である。 図2に示された状態の電気接続箱を固定部側から見た説明図である。 図8に示された状態の電気接続箱の取付体がさらに本体に近付けられた状態を示す説明図である。 図3に示された状態の電気接続箱を固定部側から見た説明図である。 図5に示された状態の電気接続箱を示し(a)は図4中のX−X線に沿って切った断面図である。(b)は図4中のY−Y線に沿って切った断面図である。 図7に示された状態の電気接続箱を示し(a)は図4中のX−X線に沿って切った断面図である。(b)は図4中のY−Y線に沿って切った断面図である。 図12に示された状態の電気接続箱の取付体が付勢手段により本体から離れる方向に押圧された状態を示し(a)は図4中のX−X線に沿って切った断面図である。(b)は図4中のY−Y線に沿って切った断面図である。
符号の説明
1 電気接続箱
2 本体
3 ECU(取付体)
4 ロック受け部
5 ロック部
8 ヒンジ
9 固定部
10 付勢手段
11 付勢部材
15 付勢受け部
21,31 プリント基板(基板)
24,34 コネクタ

Claims (3)

  1. 本体と該本体に取り付けられる取付体とからなり、前記本体及び前記取付体の一端側同士がヒンジを介して回動自在に結合され且つ他端側同士を固定する固定部が設けられた電気接続箱であって、
    前記固定部は、前記取付体に設けられたロック部と、前記本体に設けられ且つ前記ロック部が係止するロック受け部とを有しており、
    前記ロック部がロック受け部に係止した際に前記ロック部を前記ロック受け部に密着させるように付勢する付勢手段を備えたことを特徴とする電気接続箱。
  2. 前記付勢手段が、前記本体に設けられ且つ弾性変形可能に形成された付勢部材と、前記取付体に設けられるとともに前記付勢部材に当接され且つ押圧される付勢受け部と、を有していることを特徴とする請求項1に記載の電気接続箱。
  3. 前記本体及び前記取付体がそれぞれコネクタを実装した基板を内蔵しており、前記取付体が前記本体に取り付けられることにより前記コネクタ同士が互いに嵌合して前記基板同士が電気接続されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の電気接続箱。
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