JP2008172632A - 画像形成装置及び画像読取装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】シートフィーダ型の画像読取装置を備えた画像形成装置において、簡素な構成でフラットベッド型の画像読取装置に用いられている密着型イメージセンサを使用可能として、コストダウンを実現する。
【解決手段】ハウジング部材42の底面に開口42aを形成し、板ばね部材45を装着する。板ばね部材45は、筐体11と当接される第1板ばね部45aと、ハウジング部材42の内部においてセンサ本体41と当接される第2板ばね部45bを有する。第1板ばね部45aは、ハウジング部材42をプラテンローラ44の側(矢印X方向)に付勢し、第2板ばね部45bは、センサ本体41をカバーガラス43の側(矢印Y方向)に付勢する。これにより、単一種類の板ばね部材45によって、センサ本体41を固定すると共に、搬送された原稿をカバーガラス43に密着させ、画像を読取可能とする。
【選択図】図3
【解決手段】ハウジング部材42の底面に開口42aを形成し、板ばね部材45を装着する。板ばね部材45は、筐体11と当接される第1板ばね部45aと、ハウジング部材42の内部においてセンサ本体41と当接される第2板ばね部45bを有する。第1板ばね部45aは、ハウジング部材42をプラテンローラ44の側(矢印X方向)に付勢し、第2板ばね部45bは、センサ本体41をカバーガラス43の側(矢印Y方向)に付勢する。これにより、単一種類の板ばね部材45によって、センサ本体41を固定すると共に、搬送された原稿をカバーガラス43に密着させ、画像を読取可能とする。
【選択図】図3
Description
本発明は、原稿の画像を読み取る画像読取装置、及び画像読取装置を備え、読み取った画像を記録紙に形成する機能を有する画像形成装置に関するものである。
従来から、画像形成装置に備えられる画像読取装置には、CIS(Contact Image Sensor)と称される密着型イメージセンサが広く用いられている。画像読取装置には、固定されたCISに対して原稿を一定速度で搬送しつつ画像を読み取るシートフィーダ型の画像読取装置と、ガラス製の原稿台の下方からセンサ本体を副走査方向に走査させつつ画像を読み取るフラットベッド型の画像読取装置がある。特許文献1には、シートフィーダ型の画像読取装置の一例として、紙送り機構を備えたファクシミリ装置が示されている。また、特許文献2には、フラットベッド型の画像読取装置の画像読取装置が示されている。また、特許文献3には、固定スライド部材と加圧ばねによって、イメージセンサユニットの首振りを防止し、画像を高精度に読み取れるようにした画像読取装置が示されている。また、特許文献4は、密着型イメージセンサモジュールを運搬ベルトによって駆動する画像読取装置を示す。また、特許文献5には、密着型イメージセンサを備えた画像読取装置が示されている。
特開平7−291476号公報
特開2006−221064号公報
特開2003−158614号公報
実登3076116号公報
特開平10−262135号公報
近年、シートフィーダ型の画像読取装置においても、コストダウンの要請から安価なフラットベッド型の画像読取装置に用いられている密着型イメージセンサの使用が検討されている。シートフィーダ型の画像読取装置においてフラットベッド型の画像読取装置に用いられている密着型イメージセンサを使用するにあたっては、センサ本体から所定の距離を隔てて上側に透明のカバーガラスを配設し、原稿をカバーガラスに密着させた状態で搬送し得るように、密着型イメージセンサのハウジング部材をプラテンローラの側に押圧する必要がある。
従って、上記特許文献1に示された画像読取装置において、フラットベッド型の画像読取装置に用いられている密着型イメージセンサを使用しようとした場合には、カバーガラスから所定の距離を隔てた位置にセンサ本体を固定するための第1ばねと、密着型イメージセンサのハウジング部材をプラテンローラの側に押圧するための第2ばね、といった2種類のばねが必要となり、構成が複雑となって却ってコストアップとなりかねない。特に、センサ本体をカバーガラスに押圧する第1ばねの押圧力よりもハウジング部材をプラテンローラ側に押圧する第2ばねの押圧力を遙かに大きく(約10倍程度)する必要がある。そのため第1ばねと第2ばねを単一のばね部材で兼用することができず、部品点数の増加により、さらにコストアップの原因となる。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、簡素な構成でフラットベッド型の画像読取装置に用いられている密着型イメージセンサを使用できるようにしてコストダウンを可能とする画像読取装置、及びこれを備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために請求項1の発明は、
装填された原稿を保持する原稿給紙トレイと、この原稿給紙トレイに保持されている原稿を搬送する原稿搬送機構と、この原稿搬送機構によって搬送された原稿の画像を読み取って電気信号に変換する画像読取手段と、この画像読取手段によって画像が読み取られた原稿を保持する原稿排紙トレイとを有する画像読取部と、
装填された記録紙を保持する記録紙給紙トレイと、この記録紙給紙トレイに保持されている原稿を搬送する記録紙搬送機構と、この記録紙搬送機構によって搬送された記録紙に画像を形成する画像形成手段と、この画像形成手段によって画像が形成された記録紙を保持する記録紙排紙トレイをと有する画像形成部と、
前記画像読取部及び画像形成部を保持する筐体とを備え、
前記画像読取手段は、前記原稿搬送機構によって搬送される原稿に接触しつつ、その画像を読み取る密着型イメージセンサであり、発光部及び受光部を有するセンサ本体と、このセンサ本体を収容するハウジング部材と、前記原稿搬送機構によって搬送される原稿が接触される透明のカバーガラスと、原稿を前記カバーガラスに密着させるプラテンローラとを有する画像形成装置において、
前記センサ本体は、フラットベッド型の画像読取装置に採用されているものと同一のものであり、
前記画像読取手段は、前記ハウジング部材の底面に装着される一対の板ばね部材と、前記カバーガラスを保持するために該カバーガラスの外側から前記ハウジング部材に装着されるガラスリテーナとを有し、
前記ハウジング部材は、前記板ばね部材を装着するために、原稿の搬送方向に対して垂直な方向に並設された一対の開口を有し、
前記板ばね部材は、前記開口の端縁部に嵌挿され、その先端部が前記筐体と当接され、前記ハウジング部材を前記プラテンローラの側に付勢する第1板ばね部と、前記開口から前記ハウジング部材の内部に挿通され、その先端部が前記センサ本体と当接され、該センサ本体を前記カバーガラスの側に付勢する第2板ばね部とを有し、
前記第1板ばね部のばね定数は、前記第2板ばね部のばね定数よりも大きく設定され、
単一種類のばね部材によって、前記センサ本体を前記カバーガラスから一定の距離を保ちつつ固定すると共に、前記ハウジング部材を前記プラテンローラの方向に、原稿を前記カバーガラスに密着させるのに十分な力で押圧可能としたものである。
装填された原稿を保持する原稿給紙トレイと、この原稿給紙トレイに保持されている原稿を搬送する原稿搬送機構と、この原稿搬送機構によって搬送された原稿の画像を読み取って電気信号に変換する画像読取手段と、この画像読取手段によって画像が読み取られた原稿を保持する原稿排紙トレイとを有する画像読取部と、
装填された記録紙を保持する記録紙給紙トレイと、この記録紙給紙トレイに保持されている原稿を搬送する記録紙搬送機構と、この記録紙搬送機構によって搬送された記録紙に画像を形成する画像形成手段と、この画像形成手段によって画像が形成された記録紙を保持する記録紙排紙トレイをと有する画像形成部と、
前記画像読取部及び画像形成部を保持する筐体とを備え、
前記画像読取手段は、前記原稿搬送機構によって搬送される原稿に接触しつつ、その画像を読み取る密着型イメージセンサであり、発光部及び受光部を有するセンサ本体と、このセンサ本体を収容するハウジング部材と、前記原稿搬送機構によって搬送される原稿が接触される透明のカバーガラスと、原稿を前記カバーガラスに密着させるプラテンローラとを有する画像形成装置において、
前記センサ本体は、フラットベッド型の画像読取装置に採用されているものと同一のものであり、
前記画像読取手段は、前記ハウジング部材の底面に装着される一対の板ばね部材と、前記カバーガラスを保持するために該カバーガラスの外側から前記ハウジング部材に装着されるガラスリテーナとを有し、
前記ハウジング部材は、前記板ばね部材を装着するために、原稿の搬送方向に対して垂直な方向に並設された一対の開口を有し、
前記板ばね部材は、前記開口の端縁部に嵌挿され、その先端部が前記筐体と当接され、前記ハウジング部材を前記プラテンローラの側に付勢する第1板ばね部と、前記開口から前記ハウジング部材の内部に挿通され、その先端部が前記センサ本体と当接され、該センサ本体を前記カバーガラスの側に付勢する第2板ばね部とを有し、
前記第1板ばね部のばね定数は、前記第2板ばね部のばね定数よりも大きく設定され、
単一種類のばね部材によって、前記センサ本体を前記カバーガラスから一定の距離を保ちつつ固定すると共に、前記ハウジング部材を前記プラテンローラの方向に、原稿を前記カバーガラスに密着させるのに十分な力で押圧可能としたものである。
請求項2の発明は、
原稿を搬送する原稿搬送機構と、この原稿搬送機構によって搬送された原稿の画像を読み取って電気信号に変換する画像読取手段とを備え、
前記画像読取手段は、前記原稿搬送機構によって搬送される原稿に接触しつつ、その画像を読み取る密着型イメージセンサであり、発光部及び受光部を有するセンサ本体と、このセンサ本体を収容するハウジング部材と、前記原稿搬送機構によって搬送される原稿が接触されるカバーガラスと、原稿を前記カバーガラスに密着させるプラテンローラとを有する画像読取装置において、
前記画像読取手段は、前記ハウジング部材に装着される板ばね部材を有し、
前記ハウジング部材は、前記板ばね部材を装着するための開口を有し、
前記板ばね部材は、その先端部が前記筐体と当接されて、前記ハウジング部材を前記プラテンローラの側に付勢する第1板ばね部と、前記開口から前記ハウジング部材の内部に挿通され、その先端部が前記センサ本体と当接されて、該センサ本体を前記カバーガラスの側に付勢する第2板ばね部とを有するものである。
原稿を搬送する原稿搬送機構と、この原稿搬送機構によって搬送された原稿の画像を読み取って電気信号に変換する画像読取手段とを備え、
前記画像読取手段は、前記原稿搬送機構によって搬送される原稿に接触しつつ、その画像を読み取る密着型イメージセンサであり、発光部及び受光部を有するセンサ本体と、このセンサ本体を収容するハウジング部材と、前記原稿搬送機構によって搬送される原稿が接触されるカバーガラスと、原稿を前記カバーガラスに密着させるプラテンローラとを有する画像読取装置において、
前記画像読取手段は、前記ハウジング部材に装着される板ばね部材を有し、
前記ハウジング部材は、前記板ばね部材を装着するための開口を有し、
前記板ばね部材は、その先端部が前記筐体と当接されて、前記ハウジング部材を前記プラテンローラの側に付勢する第1板ばね部と、前記開口から前記ハウジング部材の内部に挿通され、その先端部が前記センサ本体と当接されて、該センサ本体を前記カバーガラスの側に付勢する第2板ばね部とを有するものである。
請求項3の発明は、請求項2に記載の画像読取装置において、
前記第1板ばね部のばね定数は、前記第2板ばね部のばね定数よりも大きく設定されているものである。
前記第1板ばね部のばね定数は、前記第2板ばね部のばね定数よりも大きく設定されているものである。
請求項1の発明によれば、単一種類のばね部材によって、センサ本体をカバーガラスから一定の距離を保ちつつ固定すると共に、ハウジング部材をプラテンローラの方向に押圧可能となるので、簡素な構成でフラットベッド型の画像読取装置に採用されているものと同一のセンサ本体を用いることが可能となり、画像形成装置の大幅なコストダウンを図ることができる。また、板ばね部材は、ハウジング部材に形成されている開口の端縁部に嵌挿されることにより、ハウジング部材の底面に装着されるので、装置の組み立て工程も簡略化され、更なるコストダウンを図ることができる。また、第1板ばね部のばね定数は、第2板ばね部のばね定数よりも大きく設定されているので、第2板ばね部によってセンサ本体を固定するのに十分な比較的小さな力でセンサ本体を押圧すると共に、それよりも大きな力でハウジング部材をプラテンローラの方向に押圧することができる。これにより、原稿搬送機構によって搬送され、カバーガラスとプラテンローラの間に介挿された原稿をプラテンローラによってカバーガラスに隙間なく密着させることができ、画像の読取を精度よく行えるようになる。また、ハウジング部材に板ばね部材を装着するための一対の開口が原稿の搬送方向に対して垂直な方向に並設されているので、原稿搬送機構によって搬送される原稿に対するハウジング部材及びセンサ本体の姿勢を安定させることができ、画像の読取をより一層精度よく行えるようになる。
請求項2の発明によれば、単一種類のばね部材によって、センサ本体をカバーガラスから一定の距離を保ちつつ固定すると共に、ハウジング部材をプラテンローラの方向に押圧可能となるので、簡素な構成でフラットベッド型の画像読取装置に採用されているものと同一のセンサ本体を用いることが可能となり、画像形成装置の大幅なコストダウンを図ることができる。また、板ばね部材は、ハウジング部材に形成されている開口の端縁部に嵌挿されることにより、ハウジング部材の底面に装着されるので、装置の組み立て工程も簡略化され、更なるコストダウンを図ることができる。
請求項3の発明によれば、第1板ばね部のばね定数は、第2板ばね部のばね定数よりも大きく設定されているので、第2板ばね部によってセンサ本体を固定するのに十分な比較的小さな力でセンサ本体を押圧すると共に、それよりも大きな力でハウジング部材をプラテンローラの方向に押圧することができる。これにより、原稿搬送機構によって搬送され、カバーガラスとプラテンローラの間に介挿された原稿をプラテンローラによってカバーガラスに隙間なく密着させることができ、画像の読取を精度よく行えるようになる。
本発明を実施するための一実施形態による画像形成装置について図面を参照して説明する。図1に示すように、画像形成装置1は、原稿を保持する原稿給紙トレイ2と、原稿給紙トレイに保持されている原稿を搬送する原稿搬送機構3と、原稿の画像を読み取って電気信号に変換する画像読取エンジン(画像読取手段)4と、画像読取エンジン4によって画像が読み取られた原稿が堆積される原稿排紙トレイ5と、装填された記録紙を保持する記録紙給紙トレイ6と、この記録紙給紙トレイ6に保持されている原稿を搬送する記録紙搬送機構7と、この記録紙搬送機構7によって搬送された記録紙に画像を形成する画像形成エンジン(画像形成手段)8と、画像形成部8によって画像が形成された記録紙が堆積される記録紙排紙トレイ9と、画像読取エンジン4が読み取った画像のデータを外部機器に電話回線等を介して送信すると共に、画像形成エンジン8が形成する画像のデータを外部機器から受信する通信部10と、各部を支持する筐体11等によって構成されている。原稿給紙トレイ2、原稿搬送機構3、画像読取エンジン4及び原稿排紙トレイ5等によって画像読取部が構成され、記録紙給紙トレイ6、記録紙搬送機構7、画像形成エンジン8及び記録紙排紙トレイ9等によって画像形成部が構成される。
図2は、原稿搬送機構3及び画像読取エンジン4とその周辺の構成を示している。画像読取エンジンとしては、一般的に、CCD(Charge Coupled Device)及びレンズを用いた縮小光学系イメージセンサと、原稿に密着して配置され、主走査方向に配列された発光素子、受光素子によって画像を読み取る密着型イメージセンサが用いられている。本実施形態では、画像読取エンジン4として後者の密着型イメージセンサが用いられている。
原稿搬送機構3は、原稿給紙トレイ2に保持されている原稿を画像読取エンジン4に送出する給紙ローラ31と、給紙ローラ31によって駆動される原稿を他の原稿から分離する原稿分離ユニット32と、画像読取エンジン4によって画像が読み出された原稿を排出する排出ローラ34と、原稿を排出ローラ34に押圧する押圧ローラ35等を有している。
画像読取エンジン4は、直線状に配置された発光素子41a及び受光素子41b(図2参照)を有するセンサ本体41と、センサ本体41を収容するハウジング部材42と、給紙ローラ31によって搬送される原稿が接触される透明のカバーガラス43と、原稿をカバーガラス43に密着させるプラテンローラ44(図2参照)と、ハウジング部材42の底面に装着される一対の板ばね部材45等を有している。本実施形態においては、センサ本体41としてフラットベッド型の画像読取装置に使用されているものと同一のものをそのまま使用する。フラットベッド型の画像読取装置に使用されている密着型イメージセンサのセンサ本体は、比較的低価格で入手することができる。
図3乃至図5は、板ばね部材45とその周辺部の構成を示している。画像読取エンジン4は、上述したセンサ本体41、ハウジング部材42、カバーガラス43、プラテンローラ44、板ばね部材45の他、センサ本体41とカバーガラス43との間に間挿されている一対のスペーサ47と、カバーガラス43を保持するためにハウジング部材42に装着されるガラスリテーナ48と、ガラスリテーナ48をハウジング部材42に固定する一対のリテーナ固定ねじ等を有している。一対の板ばね部材45、スペーサ47、ガラスリテーナ48は、それぞれ原稿の搬送方向に対して垂直な方向(画像読取エンジン4の長手方向)に平行に配列されている。
ハウジング部材42の底面には、板ばね部材45を装着するための一対の開口42aが形成されている。一対の開口42aは、画像読取エンジン4の長手方向に並設されている。板ばね部材45は、筐体11と当接される第1板ばね部45aと、センサ本体41と当接される第2板ばね部45bと、開口42aの端縁部と嵌合される嵌合部45cを有し、第2板ばね部45bが開口42aからハウジング部材42の内部に挿通され、嵌合部45cが開口42aの端縁部と嵌合されることにより、ハウジング部材42の底面に装着される。
板ばね部材45の第1板ばね部45aは、その先端部が筐体11と当接され、ハウジング部材42をプラテンローラ44の側(矢印X方向)に付勢する。その結果、カバーガラス43がハウジング部材42を介して矢印X方向に押圧され、原稿搬送機構3によって搬送され、カバーガラス43とプラテンローラ44に挟まれた原稿がカバーガラス43に密着される。一方、板ばね部材45の第2板ばね部45bは、その先端部がセンサ本体41の底面と当接され、センサ本体41をカバーガラス43の側(矢印Y方向)に付勢する。ここで第2板ばね部45bは、カバーガラス43の下面からスペーサ47の厚み寸法に相当する距離を隔てて、軽量なセンサ本体41を固定するために使用されるのに対して、第1板ばね部45aは、画像の読取を正確に行うべく原稿搬送機構3によって搬送される原稿をカバーガラス43の上面に密着させるために使用されるものである。従って、第1ばね部45aが発生する付勢力は、第2ばね部45bが発生する付勢力と比較して、格段に大きいことが要求される。そこで、本実施形態においては、第1ばね部45aのばね定数は、第2ばね部45bのばね定数よりも大きく設定されている。例えば、第1ばね部45aの発生する付勢力が第2ばね部45bの発生する付勢力の約10倍となるように、それぞれのばね定数が設定されている。
スペーサ47は、その両端部がカバーガラス43と当接するように上面に突出されている。ガラスリテーナ48は、カバーガラス43の3辺を覆うように形成され、リテーナ固定ねじを挿通させるためのねじ穴が形成されている。また、ガラスリテーナ48は、外光を遮蔽するために黒色に着色されており、カバーガラス43の外側(プラテンローラ44の側)からハウジング部材42に装着されている。
図6は、板ばね部材45の展開図を示している。第1ばね部45aのばね定数を、第2ばね部45bのばね定数よりも大きくする必要があるため、第1ばね部45aの幅寸法W1は、第2ばね部45bの幅寸法W2よりも広く設定されている。また、第1ばね部45aの長さ寸法L1は、第2ばね部45bの長さ寸法L2よりも短く設定されている。さらに、第1ばね部45aの発生する付勢力が第2ばね部45bの発生する付勢力の約10倍となるように、第1ばね部45a及び第2ばね部45bが、嵌合部45cからそれぞれ異なる角度で折曲げられる。
なお、本実施形態において、画像形成エンジン8としては、画像読取エンジン4が読み取った画像データ又は通信部10が受信した画像データに応じて発熱する微小発熱体を有するサーマルヘッドが採用されている。この画像形成エンジン8は、インクジェットプリンタ又はレーザビームプリンタ等に用いられている他の画像形成エンジンを使用しても構わない。
以上のような構成を有する本実施形態の画像形成装置1によれば、単一種類の板ばね部材45によって、センサ本体41をカバーガラス43から一定の距離を保ちつつ固定すると共に、ハウジング部材42をプラテンローラ44の方向に押圧可能となるので、簡素な構成でフラットベッド型の画像読取装置に採用されているものと同一のセンサ本体41を用いることが可能となり、画像形成装置1の大幅なコストダウンを図ることができる。また、板ばね部材45は、ハウジング部材42に形成されている開口42aの端縁部に嵌合部45cが嵌挿されることにより、ハウジング部材42の底面に装着されるので、装置の組み立て工程も簡略化され、更なるコストダウンを図ることができる。また、第1板ばね部45aのばね定数は、第2板ばね部45bのばね定数よりも大きく設定されているので、第2板ばね部45bによってセンサ本体41を固定するのに十分な比較的小さな力でセンサ本体41を押圧すると共に、それよりも大きな力でハウジング部材42をプラテンローラ44の方向に押圧することができる。これにより、原稿搬送機構3によって搬送され、カバーガラス43とプラテンローラ44の間に介挿された原稿をプラテンローラ44によってカバーガラス43に隙間なく密着させることができ、画像の読取を精度よく行えるようになる。また、ハウジング部材42に板ばね部材45を装着するための一対の開口42aが原稿の搬送方向に対して垂直な方向に並設されているので、原稿搬送機構3によって搬送される原稿に対するハウジング部材42及びセンサ本体41の姿勢を安定させることができ、画像の読取をより一層精度よく行えるようになる。
なお、本発明は上記実施形態の構成に限られることなく、少なくとも単一種類の板ばね部材45によって、センサ本体41がカバーガラス43の側に付勢されて固定され、ハウジング部材42がプラテンローラ44の側に付勢され、搬送された原稿がカバーガラス43に密着されるように構成されていればよい。また、本発明は種々の変形が可能であり、例えば、画像読取機能と画像形成機能を備えた画像形成装置に限られることなく、画像読取機能のみを備えた画像読取装置に適用してもよい。また、板ばね部材45の形状、個数、位置は、上記実施形態において示したものに限られない。
1 画像形成装置
3 原稿搬送機構
4 画像読取エンジン(画像読取手段)
41 センサ本体
42 ハウジング部材
43 カバーガラス
44 プラテンローラ
45 板ばね部材
45a 第1板ばね部
45b 第2板ばね部
3 原稿搬送機構
4 画像読取エンジン(画像読取手段)
41 センサ本体
42 ハウジング部材
43 カバーガラス
44 プラテンローラ
45 板ばね部材
45a 第1板ばね部
45b 第2板ばね部
Claims (3)
- 装填された原稿を保持する原稿給紙トレイと、この原稿給紙トレイに保持されている原稿を搬送する原稿搬送機構と、この原稿搬送機構によって搬送された原稿の画像を読み取って電気信号に変換する画像読取手段と、この画像読取手段によって画像が読み取られた原稿を保持する原稿排紙トレイとを有する画像読取部と、
装填された記録紙を保持する記録紙給紙トレイと、この記録紙給紙トレイに保持されている原稿を搬送する記録紙搬送機構と、この記録紙搬送機構によって搬送された記録紙に画像を形成する画像形成手段と、この画像形成手段によって画像が形成された記録紙を保持する記録紙排紙トレイとを有する画像形成部と、
前記画像読取部及び画像形成部を保持する筐体とを備え、
前記画像読取手段は、前記原稿搬送機構によって搬送される原稿に接触しつつ、その画像を読み取る密着型イメージセンサであり、発光部及び受光部を有するセンサ本体と、このセンサ本体を収容するハウジング部材と、前記原稿搬送機構によって搬送される原稿が接触される透明のカバーガラスと、原稿を前記カバーガラスに密着させるプラテンローラとを有する画像形成装置において、
前記センサ本体は、フラットベッド型の画像読取装置に採用されているものと同一のものであり、
前記画像読取手段は、前記ハウジング部材の底面に装着される一対の板ばね部材と、前記カバーガラスを保持するために該カバーガラスの外側から前記ハウジング部材に装着されるガラスリテーナとを有し、
前記ハウジング部材は、前記板ばね部材を装着するために、原稿の搬送方向に対して垂直な方向に並設された一対の開口を有し、
前記板ばね部材は、前記開口の端縁部に嵌挿され、その先端部が前記筐体と当接され、前記ハウジング部材を前記プラテンローラの側に付勢する第1板ばね部と、前記開口から前記ハウジング部材の内部に挿通され、その先端部が前記センサ本体と当接され、該センサ本体を前記カバーガラスの側に付勢する第2板ばね部とを有し、
前記第1板ばね部のばね定数は、前記第2板ばね部のばね定数よりも大きく設定され、
単一種類のばね部材によって、前記センサ本体を前記カバーガラスから一定の距離を保ちつつ固定すると共に、前記ハウジング部材を前記プラテンローラの方向に、原稿を前記カバーガラスに密着させるのに十分な力で押圧可能としたことを特徴とする画像形成装置。 - 原稿を搬送する原稿搬送機構と、この原稿搬送機構によって搬送された原稿の画像を読み取って電気信号に変換する画像読取手段とを備え、
前記画像読取手段は、前記原稿搬送機構によって搬送される原稿に接触しつつ、その画像を読み取る密着型イメージセンサであり、発光部及び受光部を有するセンサ本体と、このセンサ本体を収容するハウジング部材と、前記原稿搬送機構によって搬送される原稿が接触されるカバーガラスと、原稿を前記カバーガラスに密着させるプラテンローラとを有する画像読取装置において、
前記画像読取手段は、前記ハウジング部材に装着される板ばね部材を有し、
前記ハウジング部材は、前記板ばね部材を装着するための開口を有し、
前記板ばね部材は、その先端部が前記筐体と当接されて、前記ハウジング部材を前記プラテンローラの側に付勢する第1板ばね部と、前記開口から前記ハウジング部材の内部に挿通され、その先端部が前記センサ本体と当接されて、該センサ本体を前記カバーガラスの側に付勢する第2板ばね部とを有することを特徴とする画像読取装置。 - 前記第1板ばね部のばね定数は、前記第2板ばね部のばね定数よりも大きく設定されていることを特徴とする請求項2に記載の画像読取装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007005113A JP2008172632A (ja) | 2007-01-12 | 2007-01-12 | 画像形成装置及び画像読取装置 |
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JP2007005113A JP2008172632A (ja) | 2007-01-12 | 2007-01-12 | 画像形成装置及び画像読取装置 |
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JP2008172632A true JP2008172632A (ja) | 2008-07-24 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102547045A (zh) * | 2010-12-10 | 2012-07-04 | 虹光精密工业股份有限公司 | 在两个扫描位置中间设置弹性压制器的双面扫描设备 |
US20150077624A1 (en) * | 2013-09-16 | 2015-03-19 | Apple Inc. | Electronic Device Having A Flexible Printed Circuit Biasing Structure |
-
2007
- 2007-01-12 JP JP2007005113A patent/JP2008172632A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN102547045A (zh) * | 2010-12-10 | 2012-07-04 | 虹光精密工业股份有限公司 | 在两个扫描位置中间设置弹性压制器的双面扫描设备 |
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US9407798B2 (en) * | 2013-09-16 | 2016-08-02 | Apple Inc. | Electronic device having a flexible printed circuit biasing structure |
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