JP2008171706A - コネクタ及び該コネクタに使用される抜去部品 - Google Patents

コネクタ及び該コネクタに使用される抜去部品 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は少芯数のコネクタでも別のロック部材を用いる必要がなく、FPC等の接続対象物がこじられたときにもロック部材の先端が外れる恐れがなく、接続対象物の保持力アップが容易にでき、位置決めも容易にでき、コストアップにも繋がらないロック機構を備えるコネクタを提供する。
【解決手段】本発明は接続対象物が着脱自在に挿抜されるコネクタ10であって、複数のコンタクト50,52とコンタクト50,52が配列・保持されるとともに接続対象物が挿入される嵌合口24を有するハウジング20とを備えるコネクタ10において、接続対象物には幅方向の少なくとも一方へ突出するとともにバネ性を有する突出部96を設け、ハウジング20には接続対象物の突出部96が挿入される屈曲部26を設け、かつ、接続対象物との嵌合時に接続対象物の突出部26と係合するとともに屈曲部26に連設する係合部を設けることより達成できる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、液晶テレビやプロジェクターやDVDドライブなどの電子機器に搭載されるコネクタに関するもので、特にフレキシブルプリント基板(以下「FPC」と言う。)等の接続対象物を容易にロックすることができるロック機構に関するものである。
従来の接続対象物(例えば、FPCやフレキシブルフラットケーブル(以下「FFC」という)等)に使用されるコネクタには種々のタイプがある。前記接続対象物に使用される代表的な前記コネクタには前記接続対象物を必要な挿抜力で挿抜させるNON−ZIFタイプと称されるものと、前記接続対象物を無挿抜力で挿抜させるZIF(ゼロ インサーション フォース)タイプと称されるものがある。また、ZIFタイプには、スライダーを挿入するタイプと、回動部材を回動するタイプがある。例えば、NON−ZIFタイプには特開2001−160441、ZIFタイプには実開平6−60983号、特開2004−71160の文献が挙げられる。
一方、本出願人は、前記接続対象物の保持力アップ手段として特許文献1(特開2006−147271)や位置決めを容易にするための手段として特許文献2(特開2001−160441)を既に提案している。
特許文献1(特開2006−147271)には、コンタクト部材とは別のロック部材を用い、コネクタ本体に取り付けられた回動部材を回動させることによって、FPCに設けた溝部に前記コンタクト部材と同一構造・作用を有する前記ロック部材の先端を引っ掛けてFPCをコネクタへロックするようなZIFタイプのコネクタが開示されている。 特許文献2(特開2001−160441)には、FPCが挿入される挿入溝の片側若しくは両側に屈曲した屈曲部を設け、FPCを挿入した際にFPCの端部が前記屈曲部に接することにより一方側又は中央部方向に押し付けられるため、コンタクトの接触部とFPCの接触部の位置合わせが容易にできるようなNON−ZIFタイプのFPC又はFFC用コネクタが開示されている。
近年では、省スペース化などにより少芯数のコネクタも要求されるようになってきた。
一方、コネクタの性能を考慮すると、接続対象物をコネクタへ挿入するときの挿入力は小さい方がよく、接続対象物をコネクタへ保持する保持力は大きい方がよいという相反する要求がある。しかし、ロック手段がないようなコネクタでは、接続対象物(特に、FPCなど)の保持力は、一般的にコンタクトの接触圧(力)と芯数で決まっている。そのため、少芯数のコネクタ場合には十分に接続対象物の保持力を満足できないといった解決すべき課題があった。
そこで、本出願人は、上記課題を解決するために、特許文献1のようなロック構造を提案し、接続対象物であるFPCの保持力アップを図っている。確かに、特許文献1に開示されているロック機構は、十分要求された性能(FPCの保持力)を満足するものであった。
しかしながら、特許文献1のロック部材は金属製の弾性部材で形成されており、FPCがこじられたときには、ロック部材の先端がFPCの溝部からはずれてしまう懸念があった。また、特許文献1の前記ロック部材と前記コンタクトとは形状及び構造・作用は同一であるが、寸法が相違するため、互いに流用することができず、前記ロック部材をプレス成形するための金型を別に用意する必要があり金型製作費や部品管理費などのコストアップに繋がってしまう。
また、特許文献2では、位置決めを行うもので、保持力アップを目的としているわけではなく、保持力アップの効果はほとんど期待できない。
本発明は、このような従来の問題点に鑑みてなされたもので、少芯数のコネクタでも別のロック部材を用いる必要がなく、前記FPC等の接続対象物がこじられたときにもロック部材の先端が外れる恐れがなく、前記接続対象物の保持力アップが容易にでき、位置決めも容易にでき、コストアップにも繋がらないロック機構を備えるコネクタ、及び、ロックを容易に解除するための抜去部品を提供せんとするものである。
上記目的のコネクタは、請求項1記載の発明のように、前記接続対象物が着脱自在に挿抜されるコネクタであって、複数のコンタクトと前記コンタクトが配列・保持されるとともに前記接続対象物が挿入される嵌合口を有するハウジングとを備えるコネクタにおいて、前記接続対象物には幅方向の少なくとも一方へ突出するとともにバネ性を有する突出部を設け、前記ハウジングには前記接続対象物の前記突出部に対応するとともに前記突出部が挿入される屈曲部を設け、かつ、前記接続対象物との嵌合時に前記接続対象物の前記突出部と係合するとともに前記屈曲部と連設する係合部を設けることを特徴とするコネクタによって達成できる。
請求項2記載の発明は、前記係合部として、嵌合時の前記接続対象物の前記突出部に対応する位置の前記ハウジングに凹部を設けることを特徴とする請求項1記載のコネクタにある。
また、請求項3記載の発明は、前記屈曲部の角度を10度〜80度にすることを特徴とする請求項1または2記載のコネクタにある。10度以下では前記接続対象物を安定して保持することができなく、80度以上では前記接続対象物が破損してしまう恐れがある。
さらに、請求項4記載の発明は、前記凹部の底部形状と前記屈曲部の形状を合致させることを特徴とする請求項2または3記載のコネクタにある。
請求項5記載の発明は、前記接続対象物の前記突出部の形状と前記ハウジングの前記凹部の形状を合致させることを特徴とする請求項2、3または4記載のコネクタにある。
また、請求項6記載の発明は、前記屈曲部を基板実装面側へ屈曲させることを特徴とする請求項1、2、3、4または5記載のコネクタにある。
さらに、請求項7記載の発明は、前記接続対象物には幅方向両側へ突出するとともにバネ性を有する突出部を設け、対応しているどちらか一方の前記接続対象物の前記突出部と前記ハウジングの前記凹部の位置、大きさ若しくは形状を変えることを特徴とする請求項2、3、4または5、6記載のコネクタにある。
さらにまた、請求項8記載の発明は、前記ハウジングの前記凹部に抜去部品を挿入することによって、前記接続対象物を抜去できるようにすることを特徴とする請求項2、3、4、5または6、7記載のコネクタにある。
請求項9記載の発明は、前記ハウジングの前記嵌合口の反対側に回動可能に装着される回動部材を備え、前記回動部材には前記コンタクトを押圧する押圧部を設け、前記コンタクトは少なくとも前記接続対象物と接触する接触部と基板に接続する接続部と前記接触部と前記接続部の間に位置する連結部及び支点部と前記回動部材の前記押圧部に対応する位置で、かつ、押圧される押受部とを有し、前記接触部と前記連結部と前記支点部と前記接続部を略クランク形状に配置することを特徴とする請求項1から8項のうちいずれか1項記載のコネクタにある。
また、請求項10記載の発明は、前記ハウジングの前記嵌合口の反対側に回動可能に装着される回動部材を備え、前記回動部材には前記コンタクトを押圧する押圧部を設け、前記コンタクトを2種類とし、一方の前記コンタクトは少なくとも前記接続対象物と接触する接触部と基板に接続する接続部と前記接触部と前記接続部の間に位置する連結部及び支点部と前記回動部材の前記押圧部に対応する位置で、かつ、押圧される押受部とを有し、前記接触部と前記連結部と前記支点部と前記接続部が略クランク形状に配置され、もう一方のコンタクトは少なくとも前記接続対象物と接触する接触部と基板に接続する接続部と前記接触部と前記接続部の間に位置する連結部及び支点部と前記回動部材の前記押圧部に対応する位置で、かつ、押圧される押受部とを有し、前記接触部と前記連結部と前記支点部と前記接続部が倒略U字形状に配置され、一方の前記コンタクトを前記嵌合口と反対側から挿入し、もう一方の前記コンタクトを嵌合口側から挿入し、2種類の前記コンタクトを千鳥に配置にすることを特徴とする請求項1から8項のうちいずれか1項記載のコネクタにある。
さらに、請求項11記載の発明は、前記ハウジングの前記嵌合口に挿入されるスライダーを備え、前記スライダーには前記接続対象物若しくは前記コンタクトを押圧する押圧部を設けることを特徴とする請求項1から8項のうちいずれか1項記載のコネクタにある。
さらにまた、請求項12記載の発明は、前記ハウジングには前記嵌合口側に回動可能に装着される回動部材を備え、前記回動部材には前記接続対象物を押圧する押圧部を設け、前記コンタクトは少なくとも前記回動部材を回動するための回動支点部と前記接続対象物と接触する接触部と基板に接続する接続部と前記回動支点部と前記接続部との間に位置する連結部を有し、前記回動支点部と前記連結部と前記接触部を倒略U字形状に配置することを特徴とする請求項1から8項のうちいずれか1項記載のコネクタにある。
上記目的の抜去部品(請求項13記載の発明)は、少なくとも前記ハウジングの前記凹部に入る挿入部を有する抜去部品であって、前記挿入部の先端を前記ハウジングの前記屈曲部の形状と合致させることを特徴とする抜去部品によって達成できる。
請求項14記載の発明は、前記挿入部に位置決め手段を設けることを特徴とする請求項13記載の抜去部品にある。
本発明のコネクタは上述のような構成にすることで、次に示す2つの作用を主に奏する。
(A)前記接続対象物の幅方向の少なくとも一方へ突出するバネ性のある前記突出部が、前記ハウジングの前記屈曲部に撓みながら挿入され、前記接続対象物が前記ハウジングの前記係合部である前記凹部の位置まで挿入されると、前記突出部のバネ性により前記接続対象物の前記突出部が前記係合部である凹部に係合しロックされる。
(B)前記抜去部品の前記挿入部を前記ハウジングの前記係合部である前記凹部へ挿入すると、前記挿入部で押されることにより前記突出部がバネ性により撓み、さらに前記突出部を前記屈曲部に合致するように撓ませると、ロックが解除される。
本発明のコネクタ及び抜去部品は上述のような構成・作用をとることで、次のような顕著な効果を奏することができる。
(1)請求項1記載の発明は、接続対象物が着脱自在に挿抜されるコネクタであって、複数のコンタクトと前記コンタクトが配列・保持されるとともに前記接続対象物が挿入される嵌合口を有するハウジングとを備えるコネクタにおいて、前記接続対象物には幅方向の少なくとも一方へ突出するとともにバネ性を有する突出部を設け、前記ハウジングには前記接続対象物の前記突出部に対応するとともに前記突出部が挿入される屈曲部を設け、かつ、前記接続対象物との嵌合時に前記接続対象物の前記突出部と係合するとともに前記屈曲部に連設する係合部を設けることを特徴とするコネクタにしているので、前記接続対象物と容易に係合(ロック)でき、前記接続対象物がこじられたときに特許文献1のような別部品のロック部材の先端が溝部からはずれてしまうといった懸念がなく、前記接続対象物の保持力アップや位置決めが容易にでき、前記接続対象物のロック状態が目視で確認でき、特許文献1のように別部品を用いることがないため金型製作費や部品管理費等のコストアップに繋がらない。
(2)請求項2記載の発明は、前記係合部として、嵌合時の前記接続対象物の前記突出部に対応する位置の前記ハウジングに凹部を設けることを特徴とする請求項1記載のコネクタにしているので、前記接続対象物と容易に係合(ロック)でき、前記接続対象物がこじられたときに特許文献1のような別部品のロック部材の先端が溝部からはずれてしまうといった懸念がなく、前記接続対象物の保持力アップや位置決めが容易にでき、前記接続対象物のロック状態が目視で確認でき、特許文献1のように別部品を用いることがないため金型製作費や部品管理費等のコストアップに繋がらない。
(3)請求項3記載の発明は、前記屈曲部の角度を10度〜80度にすることを特徴とする請求項1または2記載のコネクタにしているので、前記接続対象物と容易に係合(ロック)でき、前記接続対象物がこじられたときに特許文献1のような別部品のロック部材の先端が溝部からはずれてしまうといった懸念がなく、前記接続対象物の保持力アップや位置決めが容易にできる。
(4)請求項4記載の発明は、前記凹部の底部形状と前記屈曲部の形状を合致させることを特徴とする請求項2または3記載のコネクタにしているので、前記凹部に前記抜去部品を挿入したときに前記接続対象物の前記突出部を簡単に前記屈曲部に合致させることができ、前記接続対象物を容易に抜去できる。
(5)請求項5記載の発明は、前記接続対象物の前記突出部の形状と前記ハウジングの前記凹部の形状を合致させることを特徴とする請求項2、3または4記載のコネクタにしているので、前記接続対象物の前記突出部が前記凹部に係合(ロック)したときに、前記接続対象物の安定した保持が期待でき、また、前記接続対象物の前記突出部の大きさが任意であっても、前記凹部と前記突出部を同形状にしているため前記突出部の任意の大きさに対応することができ前記凹部の設計自由度が高く、コストアップに繋がらない。
(6)請求項6記載の発明は、前記屈曲部を基板実装面側へ屈曲させることを特徴とする請求項1、2、3、4または5記載のコネクタにしているので、前記接続対象物の前記突出部の係合(ロック)を容易に解除することができ、前記抜去部品を挿入するための穴を基板に設けることがないため高密度化の妨げにならない。
(7)請求項7記載の発明は、前記接続対象物には幅方向両側へ突出するとともにバネ性を有する突出部を設け、対応しているどちらか一方の前記接続対象物の前記突出部と前記ハウジングの前記凹部の位置、大きさ若しくは形状を変えることを特徴とする請求項2、3、4または5、6記載のコネクタにしているので、前記接続対象物の逆挿しを防止することができる。
(8)請求項8記載の発明は、前記ハウジングの前記凹部に抜去部品を挿入することによって、前記接続対象物を抜去できるようにすることを特徴とする請求項2、3、4、5または6、7記載のコネクタにしているので、前記接続対象物が傷つくことがなく、前記接続対象物を容易に抜去できる。
(9)請求項9記載の発明は、前記ハウジングの前記嵌合口の反対側に回動可能に装着される回動部材を備え、前記回動部材には前記コンタクトを押圧する押圧部を設け、前記コンタクトは少なくとも前記接続対象物と接触する接触部と基板に接続する接続部と前記接触部と前記接続部の間に位置する連結部及び支点部と前記回動部材の前記押圧部に対応する位置で、かつ、押圧される押受部とを有し、前記接触部と前記連結部と前記支点部と前記接続部を略クランク形状に配置することを特徴とする請求項1から8項のうちいずれか1項記載のコネクタにしているので、無挿入力で前記接続対象物を前記コネクタへ挿入できるため前記接続対象物を傷つけることがなく、前記接続対象物と容易に係合(ロック)でき、前記接続対象物がこじられたときに特許文献1のような別部品のロック部材の先端が溝部からはずれてしまうといった懸念がなく、前記接続対象物の保持力アップや位置決めが容易にでき、前記接続対象物のロック状態が目視で確認でき、特許文献1のように別部品を用いることがないため金型製作費や部品管理費等のコストアップに繋がらない。
(10)請求項10記載の発明は、前記ハウジングの前記嵌合口の反対側に回動可能に装着される回動部材を備え、前記回動部材には前記コンタクトを押圧する押圧部を設け、前記コンタクトを2種類とし、一方の前記コンタクトは少なくとも前記接続対象物と接触する接触部と基板に接続する接続部と前記接触部と前記接続部の間に位置する連結部及び支点部と前記回動部材の前記押圧部に対応する位置で、かつ、押圧される押受部とを有し、前記接触部と前記連結部と前記支点部と前記接続部が略クランク形状に配置され、もう一方のコンタクトは少なくとも前記接続対象物と接触する接触部と基板に接続する接続部と前記接触部と前記接続部の間に位置する連結部及び支点部と前記回動部材の前記押圧部に対応する位置で、かつ、押圧される押受部とを有し、前記接触部と前記連結部と前記支点部と前記接続部が倒略U字形状に配置され、一方の前記コンタクトを前記嵌合口と反対側から挿入し、もう一方の前記コンタクトを嵌合口側から挿入し、2種類の前記コンタクトを千鳥に配置にすることを特徴とする請求項1から8項のうちいずれか1項記載のコネクタにしているので、狭ピッチ化や高密度化もでき、無挿入力で前記接続対象物を前記コネクタへ挿入できるため前記接続対象物を傷つけることがなく、前記接続対象物と容易に係合(ロック)でき、前記接続対象物がこじられたときに特許文献1のような別部品のロック部材の先端が溝部からはずれてしまう懸念がなく、前記接続対象物の保持力アップや位置決めが容易にでき、前記接続対象物のロック状態が目視で確認でき、特許文献1のように別部品を用いることがないため金型製作費や部品管理費等のコストアップに繋がらない。
(11)請求項11記載の発明は、前記ハウジングの前記嵌合口に挿入されるスライダーを備え、前記スライダーには前記接続対象物若しくは前記コンタクトを押圧する押圧部を設けることを特徴とする請求項1から8項のうちいずれか1項記載のコネクタにしているので、無挿入力で前記接続対象物を前記コネクタへ挿入できるため前記接続対象物を傷つけることがなく、前記接続対象物と容易に係合(ロック)でき、前記接続対象物がこじられたときに特許文献1のような別部品のロック部材の先端が溝部からはずれてしまう懸念がなく、前記接続対象物の保持力アップや位置決めが容易にでき、前記接続対象物のロック状態が目視で確認でき、特許文献1のように別部品を用いることがないため金型製作費や部品管理費等のコストアップに繋がらない。
(12)請求項12記載の発明は、前記ハウジングには前記嵌合口側に回動可能に装着される回動部材を備え、前記回動部材には前記接続対象物を押圧する押圧部を設け、前記コンタクトは少なくとも前記回動部材を回動するための回動支点部と前記接続対象物と接触する接触部と基板に接続する接続部と前記回動支点部と前記接続部との間に位置する連結部を有し、前記回動支点部と前記連結部と前記接触部を倒略U字形状に配置することを特徴とする請求項1から8項のうちいずれか1項記載のコネクタにしているので、無挿入力で前記接続対象物を前記コネクタへ挿入できるため前記接続対象物を傷つけることがなく、前記接続対象物と容易に係合(ロック)でき、前記接続対象物がこじられたときに特許文献1のような別部品のロック部材の先端が溝部からはずれてしまう懸念がなく、前記接続対象物物の保持力アップや位置決めが容易にでき、前記接続対象物物のロック状態が目視で確認でき、特許文献1のように別部品を用いることがないため金型製作費や部品管理費等のコストアップに繋がらない。
(13)請求項13記載の発明は、少なくとも前記ハウジングの前記凹部に入る挿入部を有する抜去部品であって、前記挿入部の先端を前記ハウジングの前記屈曲部の形状と合致させることを特徴とする抜去部品にしているので、前記抜去部品を挿入するだけで前記接続対象物の係合(ロック)が解除でき、前記接続対象物を容易に抜去できる。
(14)請求項14記載の発明は、前記挿入部に位置決め手段を設けることを特徴とする請求項13記載の抜去部品にしているので、前記抜去部品の位置決めが容易で、前記接続対象物を容易に抜去できる。
本発明のコネクタの特徴(ポイント)は、「前記接続対象物に設けられた幅方向の少なくとも一方へ突出するとともにバネ性を有する前記突出部が前記ハウジングの前記屈曲部に撓みながら挿入され、前記接続対象物が前記ハウジングの前記係合部の位置まで挿入されると、前記突出部のバネ性により前記接続対象物の前記突出部が前記係合部に係合することにより係合(ロック)される」点である。
本発明の特徴を活かした形態には、3つタイプがある。これら3つのタイプとも、前記接続対象物と前記コンタクトを接触させる構造である点では同じであるが、前記接続対象物を前記コンタクトに接触させる仕方に相違がある。
第1の構造のコネクタは、主に前記ハウジングと前記コンタクトを備えており、前記接続対象物を前記ハウジングの前記嵌合口へ挿入して、前記コンタクトに前記接続対象物を前記コンタクトの接触圧で接触させるタイプのものであり、所謂NON−ZIFタイプのコネクタと称されるものである。
第2の構造のコネクタは、主に前記ハウジングと前記コンタクトと前記スライダーを備えており、前記接続対象物を無挿入力で挿入した後に、前記スライダーを前記ハウジングの前記嵌合口内に挿入することにより、前記接続対象物と前記コンタクトを接触させるタイプのものであり、所謂ZIFタイプのコネクタと称するものである。
第3の構造のコネクタは、主に前記ハウジングと前記コンタクトと前記回動部材を備えており、前記接続対象物を無挿入力で挿入した後に、前記回動部材を回動させることにより、前記接続対象物と前記コンタクトを接触させるものであり、所謂ZIFタイプのコネクタという点では第2構造のコネクタと同様である。しかし、前記回動部材の取り付け箇所の違いから2種類のタイプに分類される。1つ目は、前記回動部材が前記ハウジングの前記嵌合口側とは反対側に取り付けられる所謂バックロックタイプと呼ばれるタイプのコネクタである。2つ目は、前記回動部材が前記ハウジングの前記嵌合口側に取り付けられる所謂フロントロックタイプと呼ばれるタイプのコネクタである。
前記接続対象物としては、FPCやFFCなどが考えられるが、以下では前記FPCを用いるコネクタの実施例について説明する。以下の「実施例」では、第3の構造のコネクタ(バックロックタイプ)を第1実施例とし、第1の構造のコネクタを第2実施例とし、第2の構造のコネクタ(スライダータイプ)を第3実施例とし、第3構造のコネクタ(フロントロックタイプ)を第4実施例として、順に説明する。
図1から図12に基づいて、本発明の実施例について説明する。
図1は嵌合口の斜め上方から見たコネクタ及び部分的なFPCの斜視図である。図2はロックするまでのFPCの一連の動作を説明する斜視図である。図3(A)はFPCが凹部の手前の位置まで挿入された状態を示すコネクタ長さ方向で切断したコネクタの縦断面図であり、(B)はFPCが凹部の手前の位置まで挿入された状態を示すコネクタ幅方向で切断したコネクタの縦断面図である。図4(A)はFPCが凹部に係合(ロック)した状態を示すコネクタ長さ方向で切断したコネクタの縦断面図であり、(B)はFPCが凹部に係合(ロック)した状態を示すコネクタ幅方向で切断したコネクタの縦断面図である。図5(A)は抜去部品が凹部に挿入され抜去部品の挿入部がFPCの突出部に当接する前の状態を示すコネクタ長さ方向で切断したコネクタの縦断面図であり、(B)は抜去部品が凹部に挿入され、抜去部品の挿入部がFPCの突出部に当接する前の状態を示すコネクタ幅方向で切断したコネクタの縦断面図である。図6(A)は抜去部品の挿入部がFPCの突出部をハウジングの嵌合口の屈曲部に合致させるように撓ませてロックを解除した状態を示すコネクタ長さ方向で切断したコネクタの縦断面図であり、(B)は抜去部品の挿入部がFPCの突出部をハウジング嵌合口の屈曲部に合致させるように撓ませてロックを解除した状態を示すコネクタ幅方向で切断したコネクタの縦断面図である。図7(A)は略半円形のFPCの突出部を示すFPCの部分平面図であり、(B)は略三角形のFPCの突出部を示すFPCの部分平面図である。図8(A)は略半円弧状に形成した屈曲部を中心線で表現した図であり、(B)は略V字形状に形成した屈曲部を中心線で表現した図であり、(C)は略W字形状に形成した屈曲部を中心線で表現した図である。図9(A)はハウジングの係合部を三角形の凹部としたコネクタの部分平面図であり、(B)はハウジングの係合部を菱形の凹部としたコネクタの部分平面図であり、(C)はハウジングの係合部を略円形の凹部としたコネクタの部分平面図であり、(D)はハウジングの係合部を楕円形の凹部としたコネクタの部分平面図であり、(E)はハウジングの係合部をスリット溝としたコネクタの部分平面図であり、(F)はハウジングの係合部をハウジング側面からの凹部としたコネクタ長さ方向の部分縦断面図である。図10(A)は、本発明の抜去部品の平面図であり、(B)は本発明の別の抜去部品の平面図であり、(C)は本発明のさらに別の抜去部品の平面図である。図11(A)はFPCが挿入される前で、回動部材が開いた状態のある一方のコンタクト部分で切断したコネクタの縦断面図であり、(B)はFPCが挿入され、回動部材が閉じた状態のある一方のコンタクト部分で切断したコネクタの縦断面図である。図12(A)はFPCが挿入される前で、回動部材が開いた状態のあるもう一方のコンタクト部分で切断したコネクタの縦断面図であり、(B)はFPCが挿入され、回動部材が閉じた状態のあるもう一方のコンタクト部分で切断したコネクタの縦断面図である。
まず、本発明のコネクタ10について説明する前に、本発明のポイント部分の前記接続対象物である前記FPC90について説明する。
一般的に、前記FPC90は、ポリイミド薄膜等の絶縁基板上に銅箔等の導体箔を形成し、その上からポリイミド等のカバーレイフィルムを接着することで形成されている。前記FPC90は、少なくとも一方面側に接点部94及び前記接点部94から回路へ繋ぐパターン部98を有する本体部92と、幅方向の少なくとも一方へ突出するとともにバネ性を有する前記突出部96とを備えている。また、前記FPC90の表裏面には、補強板等が適宜取り付けられる。前記突出部96は、その役割として、バネ性があり、かつ、そのバネ性により前記FPC90のロックや解除が適宜できればよいので、図7(A)に示すように概略四半円形の前記突出部96を前記FPC90の幅方向両側に突出して設けたものや、図7(B)に示すように概略三角形の前記突出部96を前記FPC90の幅方向両側に突出して設けたものや、図2のように概略四角形の前記突出部96を前記FPC90の幅方向両側に突出して設けたものなどを用いてもよく、また、上記形状の前記突出部96を幅方向の一方側に設けたものでもよい。ロック機構の安定性やロック時のバランスを考慮すると、好ましくは、前記突出部96を概略四角形とし、前記FPC90の幅方向両側にそれぞれ略対称になるように設けることが望ましい。本実施例では、前記突出部96を図2に示すように概略T形状で前記FPC90の幅方向両側にしている。
前記突出部96は、バネ性や耐屈曲性や加工性や寸法安定性やコストなどを考慮し、適宜設計する。
次に、図1〜図12に基づいて第1実施例について説明する。前記コネクタ10は概略箱形をしており、主に前記ハウジング20と前記コンタクト50、52と前記回動部材70を備えている。以下、それぞれの部位について説明する。
まず、図1に基づいて、前記ハウジング20について説明する。前記ハウジング20は、電気絶縁性のプラスチックであり、公知技術の射出成形によって製作される。この材質としては、強度や加工性や寸法安定性やコストなどを考慮して適宜選択する。一般的には、ポリブチレンテレフタレート(PBT)やポリアミド(66PA、46PA)や液晶ポリマー(LCP)やポリカーボネート(PC)やこれらの合成材料を挙げることができる。
また、前記ハウジング20には上述したような本発明のポイント部分である前記屈曲部26と前記係合部がそれぞれ設けられている。
前記ハウジング20には、前記FPC90が挿入される前記嵌合口24が設けられている。前記嵌合口24は前記FPC90の前記本体部92及び前記突出部96を収容する空間となっており、前記FPC90の前記本体部92が挿入される受容部28と前記FPC90の前記突出部96が挿入される前記屈曲部26とから構成されている。
本発明のポイント部分である前記屈曲部26は、その役割として、前記FPC90の前記突出部96に対応し、かつ、前記FPC90の前記突出部96が前記屈曲部26に撓みながら前記係合部(前記凹部22)の位置まで挿入でき、前記係合部(前記凹部22)に前記FPC90の前記突出部96が係合できるように設けられている。前記屈曲部26の位置及び形状・大きさは、上記役割を満足できれば、如何なる形状・大きさでもよいが、前記FPC90の保持力や前記ハウジング20の強度や挿抜性等を考慮して適宜設計する。前記屈曲部26の形状としては、例えば、図8(A)に示すように円弧状に設けたものや、図8(B)、(C)に示すように数回折り曲げたもの(例えば図8(B)のようなV字や図8(C)のようなW字形状)を挙げることができる。前記屈曲部26を設ける位置としては、上記役割を満足すれば如何なる位置でもよいが、ロックの安定性やロック時のバランスやロックの解除のし易さを考慮して適宜設計する。前記屈曲部26を設ける位置はロックの安定性やロック時のバランスやロックの解除のし易さを考慮すると、好ましくは前記ハウジング20の長さ方向の両端付近で、かつ、前記受容部28の両端から屈曲するように設けることが望ましいが、前記屈曲部26を前記受容部28の片端のみに設けたものを用いることも可能である(図示せず)。本実施例では、前記屈曲部26は図1に示すように前記ハウジング20の長さ方向の両端付近に前記受容部28の両端から基板実装面側に屈曲するように設けられている。また、前記屈曲部26の角度は10度〜80度にすることが望ましい。10度以下では前記FPC90が安定して保持することができなく、80度以上では前記FPC90が破損してしまう恐れがある。前記屈曲部26の角度は前記FPC90の保持力や前記ハウジング20の強度を考慮すると、より好ましくは20度〜45度にすることが望ましい。本実施例では、前記屈曲部26の角度は20度にしている。前記屈曲部26の大きさは、前記FPC90の前記突出部96が入れば如何なる大きさでもよいが、前記FPC90の挿抜性や前記ハウジング20の強度等を考慮して適宜設計する。本実施例では、前記突出部96より0.1〜0.2mm程度大きくしている。
また、前記屈曲部26を基板実装面側とは反対方向へ屈曲させて設けてもよい(図示せず)が、この場合には、ロックの解除をする際に前記突出部96を基板実装面側と反対方向に撓ませてロックを解除する必要がある。前記突出部96を基板実装面側と反対方向に撓ませるには、前記凹部22を前記ハウジング20の基板実装面側に設けたり、前記ハウジング20の側面から前記凹部22を設ける必要がある。例えば、前記凹部22を基板実装面側に設けた場合には前記抜去部品40を前記コネクタ10の基板実装面側から挿入する必要が生じ、基板に穴を開ける必要があるため、基板に搭載される他の電子部品や配線の高密度化の妨げになる。
前記屈曲部26は、上述した役割や前記ハウジング20の強度や加工性や寸法安定性やコストなどを考慮して、適宜設計する。
本発明のポイント部分である前記係合部の特徴について説明する。本発明の前記係合部は、その役割として、前記FPC90のバネ性のある前記突出部96が前記係合部の位置まで挿入されたときに前記係合部に係合(ロック)できるように設けられている。前記係合部としては、上記役割を満足するように前記FPC90の嵌合終了時の前記突出部96に対応する位置に前記屈曲部26と連設し、かつ、前記突出部96と係合できるように凹部22を設けることが望ましい。前記凹部22は上記役割やロック解除の際に前記抜去部品40が前記凹部22に挿入でき、かつ、抜去部品40を挿入したときに前記FPC90の前記突出部96が前記屈曲部26に合致するように撓むことによって係合(ロック)が解除できるように設けられている。前記凹部22を設ける位置や形状・大きさとしては、上記役割を満足できれば、如何なる位置でも如何なる形状・大きさでもよいが、前記FPC90の保持力や前記ハウジング20の強度や挿抜性等を考慮して適宜設計する。
前記凹部22の形状としては、例えば、図9(A)のような三角形や図9(B)のような菱形などの角形や、図9(C)のような円形や図9(D)のような楕円形や図9(E)のようなスリット溝32を挙げることができる。本実施例では、前記FPC90の前記突出部96の形状に対応するように概略四角形にしている。
前記凹部22を設ける位置としては、上記役割を満足すれば如何なる位置でもよいが、コネクタ10の小型化や前記ハウジング20の強度やロックの安定性やロック時のバランスやロックの解除のし易さを考慮して適宜設計する。前記凹部22を設ける位置は、例えば、図9(A)から(D)のように前記ハウジング20の上面側に設けるものや図9(E)のように前記ハウジング20の側面にスリット溝32を設けるものや図9(F)のように前記ハウジング20の側面に図9(A)から(D)のような形状の凹部(図示せず)などで形成してもよい。本実施例では、前記ハウジング20の長さ方向の両側に前記ハウジング20の上面から基板実装面側へ凹むように設けられている。
前記凹部22の大きさは、上記役割や前記コネクタ10の小型化や前記FPC90の保持力等を考慮して適宜設計する。本実施例では前記FPC90の前記突出部96より0.1〜0.2mm程度大きくしている。
前記凹部22の設ける位置や形状や大きさは上述した役割や前記ハウジング20の強度や加工性や寸法安定性やコストなどを考慮して適宜設計する。
前記FPC90の前記突出部96と前記ハウジング20の前記屈曲部26及び凹部22の関係について説明する。前記凹部22の形状と前記FPC90の前記突出部96の形状及び前記凹部22の底部形状と前記屈曲部26の形状を合致させることが望ましい。また、望ましくは、前記FPC90には幅方向両側へ突出するとともにバネ性を有する突出部96を設け、対応しているどちらか一方の前記FPC90の前記突出部96と前記ハウジング20の前記凹部22の位置、大きさ若しくは形状を変えることが好ましい。前記凹部22の形状と前記FPC90の前記突出部96の形状を合致させることにより、係合(ロック)も容易で、前記凹部22を大きくすることなく、前記コネクタ10の小型化に繋がる。
前記凹部22の底部形状と前記屈曲部26の形状を合致させることにより、前記FPC90の前記突出部96を簡単に前記屈曲部26に合致させ易く、前記FPC90を容易に抜去できる。対応しているどちらか一方の前記FPC90の前記突出部96と前記ハウジング20の前記凹部22の位置、大きさ若しくは形状を変えることにより、前記FPC90の逆挿しを防止することができる。ここで、位置を変えるとは、幅方向両側に設けられた前記FPC90の前記突出部96のどちらか一方の位置をずらすことであり、前記凹部22は前記FPC90の前記突出部96の位置に対応するようにずらすことである。また、大きさを変えるとは、幅方向両側に設けられた前記FPC90の前記突出部96のどちらか一方の大きさを変えることであり、前記凹部96は前記FPC90の前記突出部96の大きさに対応するように大きさを変えることである。さらに、形状を変えるとは、幅方向両側に設けられた前記FPC90の前記突出部96のどちらか一方の形状を変えることであり、前記凹部22は前記FPC90の前記突出部96の形状に対応するように形状を変えることである。
図11、12に示すように、前記ハウジング20には前記コンタクト50、52を装着するための複数の保持孔46が設けられている。前記保持孔46は前記コンタクト50、52を前記保持孔46に挿入することによって前記ハウジング20に固定するためのものであり、その方法として、圧入や引っ掛け(ランス)や溶着などが考えられる。本実施例では機械的に圧入することで保持している。前記保持孔46は、上述した役割や前記ハウジング20の強度や加工性や寸法安定性やコストなどを考慮して、適宜設計する。
また、図11、12に示すように、前記ハウジング20には前記FPC90を挿入したときに前記FPC90の先端が突き当たることにより位置決めできるように、前記嵌合口24の奥側には突き当て壁48が設けられている。前記突き当て壁48は、前記ハウジング20を支える支柱としての役割もあり、前記ハウジング20の強度を適正に保つという機能もある。前記突き当て壁48は、上述した役割や前記ハウジング20の強度や加工性や寸法安定性やコストなどを考慮して、適宜設計する。
さらにまた、図11、図12に示すように、前記嵌合口24の前記ハウジング20の先端には、前記FPC90を傷つけることなく挿入しやすいように、誘い部49が設けられており、具体的には、C面取りやR面取りやテーパなどが適宜施されている。本実施例では前記誘い部49としてC面取りを施している。前記誘い部49は、上述した役割や前記ハウジング20の強度や加工性や寸法安定性やコストなどを考慮して、適宜設計する。
図11、12に示すように、前記ハウジング20には前記ハウジング20の前記嵌合口24の反対側に前記回動部材70の前記軸部78が回動自在に回動するための軸受部30が設けられている。前記軸受部30は、前記回動部材70の操作性や前記ハウジング20の強度や加工性や寸法安定性やコストなどを考慮して、適宜設計する。
次に、前記コンタクト50、52について説明する。前記コンタクト50、52は、少なくとも前記FPC90と接触する接触部54と基板に接続する接続部56と前記接触部54と前記接続部56の間に位置する連結部60及び支点部58と前記回動部材70の前記押圧部72に対応する位置で、かつ、押圧される押受部64とを有している。本実施例では、狭ピッチ化と高密度化を図るため、2種類の前記コンタクト50,52を1対として用いている。一方の前記コンタクト50は前記嵌合口24の反対側より挿入し、もう一方の前記コンタクト52は前記嵌合口24側より挿入し、2種類の前記コンタクト50,52を千鳥に配置している。一方の前記コンタクト50は前記接触部54と前記連結部60と前記支点部58と前記接続部56とが略クランク形状に配置されており、もう一方の前記コンタクト52は前記接触部54と前記連結部60と前記支点部58と前記接続部56とが倒略U字形状に配置されている。一方の前記コンタクト50は図11(A)、(B)に示すように、倒略H形状をしており、主に一端側に前記FPC90の前記接点部94と接触する前記接触部54と他端側に前記回動部材70により押圧される前記押受部64と前記押受部64の先端に内側に突出した突部68を有する第一片と、一端側と他端側の間に位置する前記支点部58と一端側と前記支点部58の間に設けられるとともに前記ハウジング20に固定するための固定部62と他端側に前記押受部64に対向するように設けられた突出台66及び基板に接続するための前記接続部56を有する第二片と、前記記第一片と前記第二片の前記支点部58を連結する連結部60を備え、前記コンタクト50の前記接触部54と前記連結部60と前記支点部58と前記接続部56は略クランク形状になるように配置されている。前記突部68は前記回動部材70が回動したときに外れてしまわないようにするためのものであり、省略することも可能である。また、前記突出台66は前記コネクタ10の低背化のために省略することも可能である。前記接触部54は前記FPC90と接触し易いように、その先端を凸部形状に形成され、前記接続部56は、本実施例では表面実装タイプ(SMT)にしているが、ストレートディップタイプやL型ディップタイプでも良い。前記接触部54と前記ハウジング20との間で前記FPC90を挟持するようにし、確実に前記接触部54が前記FPC90の前記接点部94と接触できるようにしている。
また、もう一方の前記コンタクト52は、図12(A)、(B)に示すように、一端側に前記FPC90と接触するための前記接触部54と他端側に前記回動部材70により押圧される前記押受部64を有する第一片と、一端側と他端側の間に位置する前記支点部58と一端側に基板に接続するための前記接続部56と前記支点部58と他端側の間に設けられるとともに基板に固定するための固定部62を有する第二片と、前記第一片と前記第二片の前記支点部58に連結する連結部60を備え、前記コンタクト52の前記接触部54と前記連結部60と前記支点部58と前記接続部56が倒略U字形状になるように形成している。
一方及びもう一方の前記コンタクト50,52は、接触安定性や加工性や寸法安定性やコストなどを考慮して、適宜設計する。
次に、前記回動部材70について説明する。
前記回動部材70は電気絶縁性のプラスチックであり、公知技術の射出成形によって製作され、この材質としては寸法安定性や加工性やコスト等を考慮して適宜選択するが、一般的にはポリブチレンテレフタレート(PBT)やポリアミド(66PA、46PA)や液晶ポリマー(LCP)やポリカーボネート(PC)やこれらの合成材料を挙げることができる。
前記回動部材70は、操作するための操作部80と前記ハウジング20に回動可能に装着される軸部78と前記コンタクト50,52の前記押受部64を押圧する押圧部72と前記コンタクト50,52の前記押受部64と前記突部68が係合する別個独立の係止孔74とを備えている。前記軸部78は前記回動部材70を回動するための支点で、前記ハウジング20の長さ方向両側に前記回動部材70が回動可能に適宜設けられている。前記押圧部72は前記コンタクト50,52の前記押受部72を押圧する目的から長短軸を有し、回動した際に長さが変化する形状に形成されている。本実施例では押圧しやすいように楕円形状に形成されている。前記回動部材70は、押圧性や操作性や強度や加工性や寸法安定性やコストなどを考慮して、適宜設計する。
次に、本発明のロック機構について説明する。
まず、前記FPC90の前記コネクタ10への係合(ロック)方法について説明する。
第一に、図3(A)、(B)に示すように、図2(A)の矢印「イ」方向に前記FPC90の前記突出部96を前記屈曲部26に合致させるように撓ませた状態で前記ハウジング10の前記嵌合口24へ挿入する。
第二に、図4(A)、(B)に示すように、前記FPC90を前記凹部22の位置まで挿入すると前記FPC90の先端が前記突き当て壁48に突き当たり位置決めされることにより、前記FPC90の前記突出部96がバネ性を有するので、図2(B)の矢印「ロ」方向に前記突出部96の撓みが開放され、図2(C)のような状態で前記突出部96が前記凹部22に係合する。このとき、前記突出部96が前記凹部22の内壁へ引っ掛かるので、引っ張っても抜けないようになっている。
次に、本発明のロックの解除方法について説明する。
第一に、図5(A)、(B)に示すように、前記凹部22に前記抜去部品40を挿入すると、前記抜去部品40の前記挿入部44の先端が前記突出部96に当接する。
第二に、第一の状態からさらに前記抜去部品40を前記凹部22へ挿入すると、前記抜去部品40の前記挿入部44の先端側で押されることにより図2(A)のように矢印「イ」方向8に前記FPC90の前記突出部96が前記FPC90のバネ性により基板実装面側へ撓むようになる。
第三に、図6(A)、(B)に示すように、前記突出部96が前記屈曲部26と合致するように撓むとその状態でロック解除状態となり、解除後は前記FPC90を引くだけで前記嵌合口24に添って容易に取り外せる。
次に、本実施例の前記回動部材70の回動操作により、前記FPC90が前記コンタクト50,52に接触するまでの過程を説明する。前記FPC90が前記ハウジング20の前記嵌合口24に挿入される際には、図11、図12に示すように、前記FPC90が2種類の前記コンタクト50,52と接触することなく、前記FPC90の前記突出部96が前記凹部22に係合しロックが完了した後に、前記回動部材70が回動すると、図11(A)から(B)に示すように、前記回動部材70の前記押圧部72が一方の前記コンタクト50の前記押受部64と前記突出台66との間で回動し、さらに、図12(A)から(B)に示すように、前記回動部材70の前記押圧部72がもう一方の前記コンタクト52の前記押受部64と一方の前記コンタクト50の前記突出台66との間で回動し、前記回動部材70の前記押圧部72が2種類(一方及びもう一方)の前記コンタクト50,52の前記押受部64を押上げることで、前記支点部58を支点にして前記連結部60が変位し、2種類の前記コンタクト50,52の前記接触部54が前記FPC90方向へ押し下げられた状態になり、2種類の前記コンタクト50,52の前記接触部54が前記FPC90に接触することになる。
次に、本発明の前記抜去部品40について説明する。
前記抜去部品40は、その役割として、前記凹部22に挿入したときに前記FPC90のロックが解除できればよいので、材質としては金属でもプラスチックでもよいが、加工性やコストを考慮するとプラスチックがよい。本実施例では絶縁性のプラスチックを用い、公知技術の射出成形によって製作されている。この材質としては、一般的には、ポリブチレンテレフタレート(PBT)やポリアミド(66PA、46PA)やポリカーボネート(PC)やこれらの合成材料を挙げることができる。
また、前記抜去部品40としては、上述した役割を満足できればよいので、前記抜去部品40は少なくとも前記ハウジング20の前記屈曲部26の形状に合致する先端を有するとともに前記凹部22に入る挿入部44を有していれば十分である。好ましくは、前記挿入部44の所定位置に位置決め手段を設けることが望ましい。また、抜去時の取扱いを考えると、取手部45を設けるとよい。図10に基づいて、様々な前記抜去部品の形状について説明する。図10(A)に示すように、前記抜去部品40は本体部42と前記本体部42の両端から突出する挿入部44を有し、前記本体部42と前記挿入部44とが断面略コ(又はU)字形状になるように配置するとともに、前記本体部42には操作性をよくするための取手部45を前記挿入部と反対方向に設け、前記挿入部44の先端の形状を前記屈曲部26に沿うように形成している。図10(B)に示すように、概略H形状に形成してもよい。この構造では、前記取手部45と前記挿入部44をそれぞれHの2本の縦線に対応させ、前記本体部42をHの横線に対応するように形成する。前記取手部45と前記挿入部44が前記凹部22の位置で一直線上にあるために、操作性がよくなり、前記凹部22に容易に挿入でき、使用者にとってロックの解除がしやすくなる。図10(C)に示すように、前記挿入部44を前記本体部42に対して着脱自在になるように形成してもよい。着脱自在にする構成として、前記本体部42の両端の先に凸部を設け、前記挿入部44に凹部を設け、互いに嵌め合う構造にして適宜使用する。このような構成にすることにより、前記挿入部44が前記本体部42から着脱自在になるので、単体での使用が可能になる。一方、前記本体部42に前記挿入部44を2つ装着すれば、本実施例のようなコネクタ10の場合にも対応できる利点がある。
また、本発明の抜去部品40は、前記FPC90の前記突出部96や前記ハウジング20の前記凹部22がそれぞれ1つしか形成されていない場合でも、単一の棒などで代用することができる。
前記抜去部品40は、上述した役割や加工性や寸法安定性やコストなどを考慮して、適宜選択する。
次に、第2実施例について説明する。第2実施例以降では、第1実施例と相違する部分についてのみ説明を行う。第2実施例における前記コネクタは主に前記コンタクトと前記ハウジングを備えている。
まず、前記ハウジングについて説明する。
本発明のポイント部分である前記屈曲部26は、基本的には第1実施例と同様の構造であり、前記ハウジングの長さ方向の両端付近に設けられている。前記屈曲部26は、第1実施例で説明した役割や前記ハウジングの強度や加工性や寸法安定性やコストなどを考慮して、適宜設計する。
本発明のポイント部分である前記凹部22も、基本的には第1実施例と同様の構造であり、前記ハウジングの長さ方向の両端付近で、かつ、前記屈曲部26と連設するように設けられる。前記凹部22は、第1実施例で説明した役割や前記ハウジングの強度や加工性や寸法安定性やコストなどを考慮して、適宜設計する。
次に、前記コンタクトについて説明する。
本実施例の前記コンタクトは、倒略U字形状をしており(所謂、音叉型など)、前記FPC90の前記接点部94と接触するための接触部と基板へ接続するための接続部と前記ハウジングへ固定するための固定部が適宜設けられている。そして、前記コンタクトは、一般的に、前記ハウジングの前記保持孔に圧入や引っ掛けや溶着などによって固定・保持されているが、本実施例では、機械的な圧入によって保持されている。また、前記コンタクトは、少なくとも接触安定性が確保できればよいので、本実施例に限定されることなく、先端部にバネ性のある片持ち梁などを用いてもよい。また、前記接続部は、表面実装タイプ(SMT)にしているが、ストレートディップタイプやL形ディップタイプでもよい。前記コンタクトは、接触安定性や加工性や寸法安定性やコストなどを考慮して、適宜設計する。
次に、本発明の第3実施例を説明する。第3実施例における前記コネクタは主に前記ハウジングと前記コンタクトと前記スライダーを備えている。
まず、前記ハウジングについて説明する。
前記ハウジングは基本的には第1実施例と同様の構造であるが、前記ハウジングの前記嵌合口には前記スライダーが挿入されるので、挿入されるスペースが確保されている。
本発明のポイント部分である前記屈曲部26は、基本的には第1実施例と同様の構造であるが、さらに前記スライダーの挿入するスペースを確保することや前記スライダーの挿入の邪魔にならない位置等を考慮して前記ハウジングの長さ方向の両端付近に設けられている。前記屈曲部26は、第1実施例で上述したような役割や前記ハウジングの強度や加工性や寸法安定性やコストなどを考慮して、適宜設計する。
本発明のポイント部分である前記凹部22も、基本的に第1実施例と同様の構造であるが、さらに前記スライダーの挿入するスペースを確保することや前記スライダーの挿入の邪魔にならない位置等を考慮して前記ハウジングの長さ方向の両端付近で、かつ、前記屈曲部26と連設するように設けられている。前記凹部22は、第1実施例で上述したような役割や前記ハウジングの強度や加工性や寸法安定性やコストなどを考慮して、適宜設計する。
次に、前記コンタクトについて説明する。
前記コンタクトは、材質及び構造ともに基本的に第2実施例と同様であるため、詳細な説明は省略する。前記コンタクトは、接触安定性や加工性や寸法安定性やコストなどを考慮して、適宜設計する。
次に、前記スライダーについて説明する。
前記スライダーは電気絶縁性のプラスチックであり、公知技術の射出成形によって製作され、この材質としては寸法安定性や加工性やコスト等を考慮して適宜選択するが、一般的には、ポリブチレンテレフタレート(PBT)やポリアミド(66PA、46PA)や液晶ポリマー(LCP)やポリカーボネート(PC)やこれらの合成材料を挙げることができる。前記スライダーは少なくとも前記FPC90若しくは前記コンタクトを押圧する押圧部と前記ハウジングへ保持(固定)する保持手段とを有している。操作性を考えると、操作部を設けることが望ましい。
本実施例の前記スライダーは、断面略T字形状をしており、主に操作するための前記操作部と前記FPC90を押圧するための前記押圧部と前記ハウジングへの保持手段としての仮ロック部及びロック部が設けられている。前記スライダーの前記押圧部は前記FPC90を前記コンタクトに押圧しやすくするために、挿入される側が細く反対側(操作部側)へ行くにしたがって厚くなるように形成されており、所謂楔形になっている。(特開2004−139923参照。)つまり、前記スライダーを前記ハウジングの前記嵌合口へ挿入する際には、まず、前記スライダーの前記仮ロック部が前記ハウジングの前記係止部に係合するように仮装着する。次に、前記スライダーを仮装着した状態で前記FPC90を前記ハウジングの前記嵌合口へ挿入する。最後に、前記スライダーを前記ハウジングの前記嵌合口の奥まで挿入することにより、前記スライダーの前記ロック部が前記ハウジングの前記係止部に係合し、前記スライダーの装着が完了する。このとき、前記スライダーの前記押圧部が前記FPC90の前記接点部94を前記コンタクトの前記接触部へ押圧することによって電気的接続を図っている。前記スライダーは、押圧性や操作性や加工性や寸法安定性やコストなどを考慮して、適宜設計する。
最後に、本発明の第4実施例について説明する。前記コネクタは第1実施例の様に、主に前記ハウジングと前記コンタクトと前記回動部材とを備えている。
まず、前記ハウジングについて説明する。
前記ハウジングの前記嵌合口側には前記回動部材が回動自在に挿着されるための前記軸受部が設けられている。
本発明のポイント部分である前記屈曲部26は、基本的には第1実施例と同様の構造であるが、さらに前記回動部材の前記軸受部を確保することや前記回動部材の回動操作の邪魔にならない位置等を考慮して前記ハウジングの長さ方向の両端付近に設けられている。前記屈曲部26は第1実施例で上述した役割や前記ハウジングの強度や加工性や寸法安定性やコストなどを考慮して、適宜設計する。
また、本発明のポイント部分である前記凹部22も、基本的には第1実施例と同様の構造であるが、さらに前記回動部材の前記軸受部を確保することや前記回動部材の回動操作の邪魔にならない位置等を考慮して前記ハウジングの長さ方向の両端付近で、かつ、前記屈曲部と連設するように設けられている。前記凹部22は、第1実施例で上述した役割や前記ハウジングの強度や加工性や寸法安定性やコストなどを考慮して、適宜設計する。
次に、前記コンタクトについて説明する。
前記コンタクトは、少なくとも前記回動部材を回動するための回動支点部と前記FPC90と接触する前記接触部と基板に接続する前記接続部と前記回動支点部と前記接続部との間に位置する前記連結部を有し、前記回動支点部と前記連結部と前記接触部を倒略U字形状に配置している。本実施例では、倒略U字形状をしており、一端側に前記回動部材が回動するための回動支点部を有する第一片と、一端側に前記回動支点部と対向するように設けられ、かつ、前記FPC90に接触するための接触部を有する第二片と、前記第一片の他端側と前記第二片の他端側を連結する連結部と、前記連結部から延設するように設けられ、かつ、基板に接続するための接続部を備えている。前記コンタクトは、接触安定性や加工性や寸法安定性やコストなどを考慮して、適宜設計する。
最後に、前記回動部材について説明する。
本実施例では、前記回動部材は前記ハウジングの前記嵌合口側に回動可能に取り付けられ、主に操作するための操作部と前記ハウジングに回動可能に装着される軸部と前記FPC90をコンタクトへ押圧する押圧部を備えている。前記軸は、前記回動部材を回動するための支点であり、前記ハウジングの長さ方向の両側に前記回動部材が回動可能になるよう適宜装着されている。また、前記押圧部は、押圧しやすいように楕円形状に形成されている。
前記FPC90が前記ハウジングの前記嵌合口に挿入される際には、前記FPC90が前記コンタクトと接触することなく、前記回動部材が前記コンタクトの前記回動支点部を支点として回動すると、前記回動部材の前記押圧部が前記FPC90を前記コンタクトの前記接触部へ押圧することにより、前記FPC90と前記コンタクトの前記接触部を接触させて電気的接続させている。つまり、前記FPC90が前記コネクタに挿入される際には、挿入力の要らない所謂ZIF機構になっている。前記回動部材は、上述したような役割や押圧性や操作性や強度や加工性や寸法安定性やコストなどを考慮して、適宜設計する。
本発明の活用例としては、液晶テレビやプロジェクターやDVDドライブなどの電子機器に搭載されるコネクタに活用され、特にFPC等の接続対象物を容易にロックすることができるロック機構に関するものである。
嵌合口の斜め上方から見た本発明のコネクタ及び本発明の部分的なFPCの斜視図である。 ロックするまでのFPCの一連の動作を説明する斜視図である。 (A) FPCが凹部の手前の位置まで挿入された状態を示すコネクタ長さ方向で切断した本発明のコネクタの縦断面図である。(B) FPCが凹部の手前の位置まで挿入された状態を示すコネクタ幅方向で切断した本発明のコネクタの縦断面図である。 (A) FPCが凹部に係合(ロック)した状態を示すコネクタ長さ方向で切断した本発明のコネクタの縦断面図である。(B) FPCが凹部に係合(ロック)した状態を示すコネクタ幅方向で切断した本発明のコネクタの縦断面図である。 (A) 抜去部品が凹部に挿入され、抜去部品の挿入部がFPCの突出部に当接する前の状態を示すコネクタ長さ方向で切断した本発明のコネクタの縦断面図である。(B) 抜去部品が凹部に挿入され、抜去部品の挿入部がFPCの突出部に当接する前の状態を示すコネクタ幅方向で切断した本発明のコネクタの縦断面図である。 (A) 抜去部品の挿入部がFPCの突出部を嵌合口の屈曲部に合致させるように撓ませてロックを解除した状態を示すコネクタ長さ方向で切断した本発明のコネクタの縦断面図である。(B) 抜去部品の挿入部がFPCの突出部を嵌合口の屈曲部に合致させるように撓ませてロックを解除した状態を示すコネクタ幅方向で切断した本発明のコネクタの縦断面図である。 (A) 略四半円形のFPC突出部を示す本発明のFPCの部分平面図である。(B) 略三角形のFPC突出部を示す本発明のFPCの部分平面図である。 (A) 略半円弧状に形成した本発明の屈曲部を中心線で表現した図である。(B) 略V字形状に形成した本発明の屈曲部を中心線で表現した図である。(C) 略W字形状に形成した本発明の屈曲部を中心線で表現した図である。 (A) 本発明のハウジングの係合部を三角形の凹部としたコネクタの部分平面図である。(B) 本発明のハウジングの係合部を菱形の凹部としたコネクタの部分平面図である。(C) 本発明のハウジングの係合部を略円形の凹部としたコネクタの部分平面図である。(D) 本発明のハウジングの係合部を楕円形の凹部としたコネクタの部分平面図である。(E) 本発明のハウジングの係合部をスリット溝としたコネクタの部分平面図である。(F) 本発明のハウジングの係合部をハウジング側面からの凹部としたコネクタ長さ方向の部分縦断面図である。 (A) 本発明の抜去部品の平面図である。(B) 本発明の別の抜去部品の平面図である。(C) 本発明のさらに別の抜去部品の平面図である。 (A) FPCが挿入される前で、回動部材が開いた状態のある一方のコンタクト部分で切断した本発明のコネクタの縦断面図である。(B) FPCが挿入され、回動部材が閉じた状態のある一方のコンタクト部分で切断した本発明のコネクタの縦断面図である。 (A) FPCが挿入される前で、回動部材が開いた状態のあるもう一方のコンタクト部分で切断した本発明のコネクタの縦断面図である。(B) FPCが挿入され、回動部材が閉じた状態のあるもう一方のコンタクト部分で切断した本発明のコネクタの縦断面図である。
符号の説明
10 コネクタ
20 ハウジング
22 凹部
23 底面
24 嵌合口
26 屈曲部
27 底部
28 受容部
30 軸受部
32 スリット溝
40 抜去部品
42 本体部
44 挿入部
45 取手部
46 保持孔
48 突き当て壁
49 誘い部
50 一方のコンタクト
52 もう一方のコンタクト
54 接触部
56 接続部
58 支点部
60 連結部
62 固定部
64 押受部
66 突出台
68 突部
70 回動部材
72 押圧部
74 係止孔
76 爪
78 軸部
80 操作部
90 FPC
92 本体部
94 接点部
96 突出部
98 パターン部

Claims (14)

  1. 接続対象物が着脱自在に挿抜されるコネクタであって、複数のコンタクトと前記コンタクトが配列・保持されるとともに前記接続対象物が挿入される嵌合口を有するハウジングとを備えるコネクタにおいて、
    前記接続対象物には幅方向の少なくとも一方へ突出するとともにバネ性を有する突出部を設け、前記ハウジングには前記接続対象物の前記突出部に対応するとともに前記突出部が挿入される屈曲部を設け、かつ、前記接続対象物との嵌合時に前記接続対象物の前記突出部と係合するとともに前記屈曲部と連設する係合部を設けることを特徴とするコネクタ。
  2. 前記係合部として、嵌合時の前記接続対象物の前記突出部に対応する位置の前記ハウジングに凹部を設けることを特徴とする請求項1記載のコネクタ。
  3. 前記屈曲部の角度を10度〜80度にすることを特徴とする請求項1または2記載のコネクタ。
  4. 前記凹部の底部形状と前記屈曲部の形状を合致させることを特徴とする請求項2または3記載のコネクタ。
  5. 前記接続対象物の前記突出部の形状と前記ハウジングの前記凹部の形状を合致させることを特徴とする請求項2、3または4記載のコネクタ。
  6. 前記屈曲部を基板実装面側へ屈曲させることを特徴とする請求項1、2、3、4または5記載のコネクタ。
  7. 前記接続対象物には幅方向両側へ突出するとともにバネ性を有する突出部を設け、対応しているどちらか一方の前記接続対象物の前記突出部と前記ハウジングの前記凹部の位置、大きさ若しくは形状を変えることを特徴とする請求項2、3、4または5、6記載のコネクタ。
  8. 前記ハウジングの前記凹部に抜去部品を挿入することによって、前記接続対象物を抜去できるようにすることを特徴とする請求項2、3、4、5または6、7記載のコネクタ。
  9. 前記ハウジングの前記嵌合口の反対側に回動可能に装着される回動部材を備え、前記回動部材には前記コンタクトを押圧する押圧部を設け、前記コンタクトは少なくとも前記接続対象物と接触する接触部と基板に接続する接続部と前記接触部と前記接続部の間に位置する連結部及び支点部と前記回動部材の前記押圧部に対応する位置で、かつ、押圧される押受部とを有し、前記接触部と前記連結部と前記支点部と前記接続部を略クランク形状に配置することを特徴とする請求項1から8項のうちいずれか1項記載のコネクタ。
  10. 前記ハウジングの前記嵌合口の反対側に回動可能に装着される回動部材を備え、前記回動部材には前記コンタクトを押圧する押圧部を設け、前記コンタクトを2種類とし、一方の前記コンタクトは少なくとも前記接続対象物と接触する接触部と基板に接続する接続部と前記接触部と前記接続部の間に位置する連結部及び支点部と前記回動部材の前記押圧部に対応する位置で、かつ、押圧される押受部とを有し、前記接触部と前記連結部と前記支点部と前記接続部が略クランク形状に配置され、もう一方のコンタクトは少なくとも前記接続対象物と接触する接触部と基板に接続する接続部と前記接触部と前記接続部の間に位置する連結部及び支点部と前記回動部材の前記押圧部に対応する位置で、かつ、押圧される押受部とを有し、前記接触部と前記連結部と前記支点部と前記接続部が倒略U字形状に配置され、一方の前記コンタクトを前記嵌合口と反対側から挿入し、もう一方の前記コンタクトを嵌合口側から挿入し、2種類の前記コンタクトを千鳥に配置にすることを特徴とする請求項1から8項のうちいずれか1項記載のコネクタ。
  11. 前記ハウジングの前記嵌合口に挿入されるスライダーを備え、前記スライダーには前記接続対象物若しくは前記コンタクトを押圧する押圧部を設けることを特徴とする請求項1から8項のうちいずれか1項記載のコネクタ。
  12. 前記ハウジングには前記嵌合口側に回動可能に装着される回動部材を備え、前記回動部材には前記接続対象物を押圧する押圧部を設け、前記コンタクトは少なくとも前記回動部材を回動するための回動支点部と前記接続対象物と接触する接触部と基板に接続する接続部と前記回動支点部と前記接続部との間に位置する連結部を有し、前記回動支点部と前記連結部と前記接触部を倒略U字形状に配置することを特徴とする請求項1から8項のうちいずれか1項記載のコネクタ。
  13. 少なくとも前記ハウジングの前記凹部に入る挿入部を有する抜去部品であって、前記挿入部の先端を前記ハウジングの前記屈曲部の形状と合致させることを特徴とする抜去部品。
  14. 前記挿入部に位置決め手段を設けることを特徴とする請求項13記載の抜去部品。
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