JP2008171084A - シーケンスプログラム設計支援装置およびこの装置を用いたシーケンスプログラム設計支援方法、ならびにシーケンス動作確認装置およびこの装置を用いたシーケンス動作確認方法 - Google Patents

シーケンスプログラム設計支援装置およびこの装置を用いたシーケンスプログラム設計支援方法、ならびにシーケンス動作確認装置およびこの装置を用いたシーケンス動作確認方法 Download PDF

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JP2008171084A JP2007001643A JP2007001643A JP2008171084A JP 2008171084 A JP2008171084 A JP 2008171084A JP 2007001643 A JP2007001643 A JP 2007001643A JP 2007001643 A JP2007001643 A JP 2007001643A JP 2008171084 A JP2008171084 A JP 2008171084A
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Abstract

【課題】生産ラインの設計に際して、複数設備間の動作を制御するシーケンスプログラムの作成を容易にするシーケンスプログラム設計支援装置を提供する。
【解決手段】LED11とそれをスイッチングするスイッチ13を備えた発光表示板10と、発光表示板10を撮影するカメラ20と、カメラ20が撮影した画像を処理し、あらかじめ決められた発光位置と設備の信号とを対応付けして、その信号の状態から次のステップへ進むための動作条件をシーケンスプログラムに書き込むコンピュータ40と、からなり、手順書にしたがってLED11を点消灯することで信号の状態を再現し、それをカメラで読み取ってコンピュータが読み取った信号の状態を動作条件としてシーケンスプログラムを作成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、生産ラインの複数の設備を連携させて動作させるためのシーケンスプログラムの設計を支援するシーケンスプログラム設計支援装置およびこの装置を用いたシーケンスプログラム設計支援方法、ならびに生産ラインの複数の設備のシーケンスプログラムによる連携した動作を確認するためのシーケンス動作確認装置およびこの装置を用いたシーケンス動作確認方法に関する。
生産ラインの設計を支援する方法として、従来、作業者の名前、ラインに設置する装置の名称、生産に使用する部品名称などを入力して、データベースから入力された名前や名称をキーにして、作業者の能力、装置や部品の大きさなどを取り出して、作業者および装置の配置を自動的に決めてライン設計を行う技術がある(たとえば特許文献1参照)。
また、生産ラインの設計は、上記のような設備や人員の配置などの設計に加えて、各設備間の動作進行状態から各設備をどのタイミングで動作させ、工程を進行させるかを決めるシーケンスプログラムの作成が必要である。このための従来技術としては、複数の設備の設置が予定されている生産ラインおいて、各設備ごとに動作条件を設定して、その動作条件が設定された各設備の動作または処理を次に進めるための動作条件とともに設定し、さらにこれら複数の設備を動作条件になったときに工程を進めるためのシーケンスプログラムを実行させるようにして、各設備の動作プログラムの設計支援を行う技術がある(たとえば特許文献2参照)。
特開平5−111835号公報 特開平11−53010号公報
しかしながら、上記特許文献1の技術では装置間における信号や電気配線の設計はできるとしてもシーケンスプログラムまでは自動設計することができない。
また、上記特許文献2の技術では、各設備の動作プログラムと工程進行のための条件として、各設備の動作タイミングを決めるシーケンスプログラムをあらかじめ作成しておかなければならない。
ここで、問題となるのは、複数の設備を連携させて動作させるためのシーケンスプログラムの作成である。たとえば、自動車の生産ラインにおいては、数十台〜数百台の設備が稼動し、それらが数百から、工程によっては千以上もの信号のやり取りによって動作している。シーケンスプログラムはこれら多数の信号の状態を動作条件として次のステップへ進むようにプログラミングされているものである。したがって、これを人手によって作成してゆく際には、非常に多くの時間がかかり、また条件数が多いために間違えが発生しやすいといった問題があった。
そこで本発明の目的は、生産ラインの設計に際して、複数設備間の動作を制御するシーケンスプログラムの作成を容易にし、また、ライン展開の際にはシーケンスプログラムの動作確認を容易にすることができるシーケンスプログラム設計支援装置およびこの装置を用いたシーケンスプログラム設計支援方法、ならびにシーケンス動作確認装置およびこの装置を用いたシーケンス動作確認方法を提供することである。
上記課題を解決するための本発明は、ライン上の設備が出力する信号の状態を表示させる表示手段と、前記表示手段が表示した前記信号の状態を読み取る読み取り手段と、前記読み取り手段が読み取った前記信号の状態を次のステップへ進むための動作条件としてシーケンスプログラムに書き込む処理手段と、を有することを特徴とするシーケンスプログラム設計支援装置である。
また、上記課題を解決するための本発明は、出来上がったシーケンスプログラムを記憶した記憶手段と、ライン上の設備が出力する信号の状態を表示させる表示手段と、前記表示手段が表示した前記信号の状態を読み取る読み取り手段と、前記読み取り手段が読み取った前記信号の状態が、前記記憶手段に記憶されている前記出来上がったシーケンスプログラムの動作条件と一致するか否かを判断する判断手段と、を有することを特徴とするシーケンス動作確認装置である。
また、上記課題を解決するための本発明は、前記シーケンスプログラム設計支援装置を用いたシーケンスプログラム設計方法であって、あらかじめ決められた手順書にしたがって、作成中のシーケンスプログラムの任意に指定したステップにおいて次のステップへ進むための動作条件となる信号の状態を前記表示手段に表示させる段階と、前記表示手段に表示させた前記信号の状態を読み取り手段に前記読み取らせ、前記処理手段に前記任意に指定したステップにおける動作条件として前記読み取らせた前記信号の状態を次のステップへ進むための動作条件としてシーケンスプログラムに書き込ませる段階と、を有することを特徴とするシーケンスプログラム設計方法である。
また、上記課題を解決するための本発明は、前記シーケンス動作確認装置を用いたシーケンス動作確認方法であって、ライン上に設置された設備の各信号によって前記表示手段を表示させる段階と、前記表示手段に表示させた信号の状態を読み取り手段に前記読み取らせ、当該読み取らせた前記信号の状態を、判断手段により出来上がったシーケンスプログラムと比較させて前記出来上がったシーケンスプログラムに書き込まれている動作条件と一致するか否かを判断させる段階と、を有することを特徴とするシーケンス動作確認方法である。
本発明のシーケンスプログラム設計支援装置およびこの装置を用いたシーケンスプログラム設計支援方法によれば、シーケンスプログラムを作成する際には、表示手段に、動作条件となる信号の状態を再現しこれを読み取って、その表示状態を次のステップへ進むための動作条件としてシーケンサプログラムへ書き込むこととしたので、表示手段に動作条件となる信号の状態を再現するだけでシーケンスプログラムの作成を行うことができるようになる。
また、本発明のシーケンス動作確認装置およびこの装置を用いたシーケンス動作確認方法によれば、シーケンスプログラムが出来上がった後の動作確認において、実際の設備からの信号によって表示手段に設備からの信号の状態を表示させ、それを読み取って、出来上がっているシーケンスプログラムと比較検証することとしたので、設備からの信号を用いて、簡単に動作確認することができる。
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態を説明する。
図1は、本発明によるシーケンスプログラム設計支援装置を適用した設備設計支援システムを説明するためのブロック図である。
この設備設計支援システム(以下単にシステムと称する場合がある)は、発光表示板10と、発光表示板10を撮影するカメラ20と、シーケンスプログラムを記憶したデータベース30と、カメラ20が撮影した画像を処理し、あらかじめ決められた発光位置と設備の信号とを対応付けして、その信号の状態から次のステップへ進むための動作条件をシーケンスプログラムに書き込むコンピュータ40と、からなる。
発光表示板10は、複数の発光ダイオード(LED)11が備えられており、各LED11には、それぞれスイッチ13が接続されている。図示する場合には、2つのLED11が1セットとして発光表示板10に備えられている場合を示している。
なお、一つの発光表示板10に備えられたLED11の数は、最低数である1個あれば良いが、実際にこのシステムを構築する場合には、発光表示板10にライン上に構成する設備が発する信号の数に対応して、より多くの発光ダイオードを設けることが好ましい。たとえば、ライン上の設置する設備による信号数が50の場合、最も好ましいLED11の数は50である。しかし、これより少ないLED11の数であってもよく、そのような場合には、たとえば、ライン上のすべての設備の動作を一度に見るのではなく、任意に区切られた工程内での設備からの信号数分のLED11があれば良い。最低限、一つのアクチュエータの1動作を任意に区切った一つの工程とすれば、LED11の数は、図示したように2個あればよいことになる。
スイッチ13は、後述する机上設計時においては、設計者(人)が操作可能なボタンスイッチやトグルスイッチなどの手動スイッチであり、これら手動スイッチが各LED11にそれぞれ独立して設けられている。また、このスイッチ13はコンピュータ40のディスプレイ上に表示された仮想スイッチなどでもよく、仮想スイッチの場合には、仮想スイッチに対応してコンピュータ40からLED11にLED11を点消灯させるための信号線を接続する。
一方、後述する設備動作確認時に、このスイッチ13は、実際の設備に設けられているセンサーやスイッチ、あるいはそれらの信号線に接続されたリレーやフォトカプラなどである。具体的には、たとえば、アクチュエータの出限および戻限を検出するセンサーの信号によりLED11を点消灯させる。また、それらセンサーの信号線にリレーを接続してそのリレーがスイッチ13となってLED11を点消灯させる。さらには、作業者の作業開始や完了を示すスイッチなどの信号そのものによりLED11を点消灯させるようにしてもよい。
カメラ20は、発光表示板10上のLED11を撮影するためのもので、LED11の点消灯を撮影できればデジタルスチルカメラでも、デジタルムービーカメラでもよい。撮影エリアは、発光表示板10上のすべてのLED11を撮影できるようにする必要があり、発光表示板10上に設けたLED11の数が多い(発光表示板10が大きい)場合には、複数のカメラ20を用いてもよい。
データベース30は、生産ライン内に設置される設備ごと用意されている各動作プログラムを所定の条件がそろったときに実行させて各設備を動作させるためのシーケンスプログラム、表示板に表示されるLED11の位置と各設備の信号とを関連付ける信号アドレスマップなどが記憶されている。
ここで信号アドレスマップは、たとえば、発光表示板10に設けられているLED11の数だけ画像内が領域分けされている。具体的には後述する図4を参照すれば、発光表示板10に、2個ペアとなったLED11を縦に8行(四角1〜8)を1セット(LED16個)として、これが横に8列で、2段設けられている。この場合、設備のCLAMP LHD(クランプ左ホールド信号)の信号に対応する領域が、図示上段の一番左側の2列(領域LED−A列とLED−B列)であり、縦に8行(四角1〜8)のマトリックスとして領域分けされ、それらが、CLAMP LHDを動作させるためのアクチュエータのADV(出限)およびRET(戻限)に対応している。同様に、CLAMP RHD(クランプ右ホールド信号)などその他の信号に付いても各領域が対応付けされて領域ごとに設備からの信号がマッピングされている。
発光表示板10に設けられているLED11に対応する信号がない場合(図4ではACT−8〜16)などがあってもよく。それらには信号が割り当てられていない。
なお、ここで各領域に縦に8行設けられているのは、たとえば一つの設備の一つの動作で複数の信号が出る場合(たとえば1つのクランプを動作させるためのアクチュエータが複数ある場合)に対応するためである。
ここでシーケンスプログラムとは、各設備の動作をあらかじめ決められた手順にしたがって動作させるためのプログラムである。次のステップへ進むための設備の信号状態がステップごとに格納されているが、最初は、このステップを移行させるための条件(すなわち各設備の信号状態)が空白となっている。そして、後述するように発光表示板10のLED11の点消灯によってどのような条件がそろったときにどのような設備が動作するかといった動作条件として順次記憶されてゆく。
このデータベース30は、データベースサーバなどとして別に用意されていてもよいし、コンピュータ40内の記憶装置に記憶されていてもよい。また、各節義の動作プログラムは通常、別途作成され、それぞれの設備に記憶させるものであるが、このデータベース30内に、各設備の他に参照用として記憶させておいてもよい。
コンピュータ40は、カメラ20によって撮像された画像からシーケンスプログラムの作成を行う。このためにコンピュータ40は、カメラ20により撮像された画像を画像処理して、どの位置のLED11が点消灯したかによって、シーケンスプログラムにおける動作条件を作成してゆく。
画像処理は、あらかじめ撮影範囲内にあるLED11の数だけ分割された領域を認識するように設定されており、各領域には、それぞれの領域に対応したLED11に対応した設備の信号アドレス(または各設備内の個別のアクチュエータやリミットスイッチ、センサーなどを示すアドレスの場合もある。以下、信号アドレスと称する場合にはこれらのアドレスを含む)が割り振られている。このような領域ごとに対応する信号アドレスの関係はあらかじめデータベース30に記憶させておいてもよいしコンピュータ40の記憶装置内に記憶させておいてもよい。
一方、シーケンスプログラムの作成は、画像処理によって得られた各領域内におけるLED11の点消灯の状況から、そのときの信号アドレスの状態(たとえばアクチュエータやリミットスイッチなどの出限、戻限の状態)を判断して、その状況をデータベース30から取り出したシーケンスプログラムの該当するステップに書き込むことにより作成する(詳細後述)。
次に、このシステムを用いたシーケンスプログラムの設計支援方法について説明する。
図2は、シーケンスプログラムの作成手順を示すフローチャートである。図2において、(a)は設計者による操作手順、(b)はコンピュータ40による画像処理手順、(c)はコンピュータ40によりシーケンスプログラム書き出し手順を示す。
まず、コンピュータ40は、シーケンスプログラムのプログラム番号(または名称、以下同様)、ステップ番号(または名称、以下同様)、および工程番号(または名称、以下同様)の入力待ち状態となっている(S31)。また同時にコンピュータ40は、画像処理ができるように画像処理待機状態となっている(S21)。
この段階で、設計者が、コンピュータ40に対して、作成(または編集、以下同様)対象のシーケンスプログラムのプログラム番号、ステップ番号、および工程番号を入力する(S1)。ここでシーケンスプログラムを作成する場合には、入力されるプログラム番号は、作成されるシーケンスプログラムの番号となり、最初のステップ番号は初期値を指定することになる。なお、シーケンスプログラム作成時にはステップ番号は初期値と増分をあらかじめ入力しておき自動的に増加させるようにしてもよい。一方、シーケンスプログラムの編集時には、既に出来上がったシーケンスプログラムのプログラム番号を入力して、さらに編集したいステップ番号および工程番号を入力することになる。
この入力を受けたコンピュータ40は、入力されたプログラム番号のシーケンスプログラムをデータベース30から検索して、そのシーケンスプログラム内の、ステップ番号に該当するプログラムエリアのアドレスを検索して入力待ち状態にする(S32)。
次に設計者は、タイムチャート(手順書)に基づいて、LED11に接続されているスイッチ13の入/切を切り替える(S2)。ここで行われる作業は、タイムチャートに従い、S1で入力したステップ(工程)を次のステップ(工程)へ進ませるための条件がそろった状態になるようにLED11が点灯または消灯されるようにすることである。タイムチャートは、後述(図3)するように、あらかじめどの設備がどのような動作をしたときに、どのような信号がその設備から出力され、または出力が停止するかを、工程のステップ(流れ)が進むごとに記載されたものである。
なお、従来は、このタイムチャートを見ながら設計者がシーケンスプログラムの中に各設備の動作条件を一つひとつ書き込んでいったものである(シーケンスプログラムのプログラミング)。
次に設計者は、タイムチャートどおりにLED11を点消灯させたなら、コンピュータ40に、その状態を画像として取り込み処理させるために、画像処理指示を入力する(S3)。
この指示により、コンピュータ40は、画像処理手順としてカメラ20に撮影指示を出しカメラ20が発光表示板10を撮影する(S22)。そして、コンピュータ40はカメラ20によって撮影された画像を取り込み、画像処理して信号アドレスマップに従いどの信号がオン(LED点灯)またはオフ(LED消灯)になっているかLEDの発光位置を判断する(S33)。
続いてコンピュータ40は、判定した信号のオン、オフの状態をS32で検索したステップ番号に該当するプログラムエリアのアドレスに書き込む(S34)。これによりS1で指定した工程のステップにおける次のステップに進むための動作条件が書き込まれることになる。
その後、設計者はシーケンスプログラムの作成または編集作業が終了した場合には、終了を入力する(S4:Yes)。ここで終了となった場合は、画像処理作業も終了し(S23:Yes)、コンピュータ40もシーケンスプログラムの作成(または編集)処理を終了して(S35:Yes)、開いていたシーケンスプログラムを閉じ、出来上がったシーケンスプログラムとしてデータベース30へ記憶する(S36)。
一方、シーケンスプログラムの作成または編集作業が終了していなければ(S4:No)、設計者は次のステップの作成または編集作業のために、プログラム番号、ステップ番号、および工程番号を入力する(S1)。これにより作成または編集作業が終了するまで、上述した各手順が繰り返し実行される。
次に本実施形態をさらに具体的な設備と表示板などの例を挙げて説明する。
図3はタイムチャートの一例を示す図面であり、図4、図6および図7は発光表示板10の発光表示板の表示状態を示す図面である。また図5は、作成された動作条件を示す図表である。
シーケンスプログラムの作成にはまず、図3に示すように、どのような動作条件で工程(ステップ)を進めるかを示して手順書であるタイムチャートが提供される。図示するタイムチャートは工程の進行をステップの進行として表示にしたものであるが、手順書となるタイムチャートは、さまざまなものがあり、たとえばステップの代わりに時間軸として表したものなども使用可能であり、そのような時間軸によるタイムチャートの場合には、一定時間ごとにステップの進行が記載されているので、それに合わせて進めればよい。
このタイムチャートに基づいて、設計者が、まず工程を進めるステップ1として、発光表示板10のLED11を点消灯させる。ここで図4を参照すれば(図において白丸が点灯、黒丸が消灯を示す)、まず最初のステップ1についてタイムチャートに従い、CLAMP LHDのRETに対応するLED11を点灯、CLAMP RHDのRETに対応するLED11を点灯、CLAMP COM(クランプ圧縮)のRETに対応するLED11を点灯、SWING BHD(揺動)のRETに対応するLED11を点灯(2つのアクチュエータがあるので2つ対応する2個のLED11を点灯)、SHIFT BHD(移動)のADVに対応するLED11を点灯、EJECTOR(エジェクタ)のRETに対応するLED11を点灯、SHIFT LOCATE(移動位置決め)のRETに対応するLED11を点灯(2つのアクチュエータがあるので対応する2個のLED11を点灯)などとなる。
コンピュータ40により、この発光表示板10に表示された状態を読み込ませて、図5に示すように、それぞれ対応する動作条件を作成させる。図5を参照すれば(図5においては出限を白丸、戻限を黒丸で示す)、ステップ1として、CLAMP LHDは戻限、CLAMP LHDは戻限、CLAMP COMは戻限、SWING BHDは戻限、SHIFT BHDは出限、EJECTORは戻限、SHIFT LOCATEは戻限となる。
以降この作業による処理を、工程を進めるステップの数だけ繰り返し実行する。すなわち、工程のステップ2では図6に示すように、LEDを点消灯させ、続いてステップ3では図7に示すようにLEDを点消灯させ、以降、他のステップにおいても同様にタイムチャートにしたがって、LEDを点消灯させるだけでシーケンスプログラム動作条件が書き込まれてゆく。
最終的に出来上がったシーケンスプログラムは、データベースに格納されるそして、この出来上がったシーケンスプログラムは、工場などの実際の生産ラインに構築された各設備を動作させるためのシーケンサ(プログラマブルロジックコントローラ(PLC)、プログラマブルコントローラ(PC)などと称されることもある)に格納されて、実際の生産ラインの作業進行が行われることになる。
次に、本実施形態によるシステムを用いた実際の生産ラインにおける設備のシーケンス動作確認方法について説明する。
このシーケンス制御確認に用いる場合のシステム構成は、図1に示したものと同じであるが、発光表示板10の各LED11のスイッチングは実際に生産ラインに設置された設備からの信号によって直接行われるようにしている。そしてコンピュータ40が判断手段として機能することになる。
なお、各設備からの信号線は通常、すべての信号がシーケンサに入るように接続されているので、シーケンサ内の信号線の接続ターミナルから各信号線を分岐させて発光表示板に接続すればよい。また、各設備は、既に出来上がっているシーケンスプログラムによって動作させるが、このとき使用されるシーケンスプログラムは、上述した本システムを用いて作成されたものでもよいし、そのほかの手法によって作成されたシーケンスプログラムであってもよい。
図8は、シーケンス制御確認手順を示すフローチャートである。図8において、(a)は設計者(または確認作業者)による操作手順、(b)はコンピュータ40による画像処理手順、(c)はコンピュータ40によりシーケンス制御確認手順を示す。
まず、コンピュータ40は、シーケンスプログラムのプログラム番号(または名称、以下同様)、ステップ番号(または名称、以下同様)、および工程番号(または名称、以下同様)の入力待ち状態となっている(S131)。また同時にコンピュータ40は、画像処理ができるように画像処理待機状態となっている(S121)。
この段階で、設計者が、コンピュータ40に対して、動作確認したい対象のシーケンスプログラムのプログラム番号、ステップ番号、および工程番号を入力する(S101)。
この入力を受けたコンピュータ40は、入力されたプログラム番号の出来上がったシーケンスプログラムをデータベース30から検索して比較検証ができるように取り出す(S132)。
次に設計者は、シーケンサを1ステップ分だけ動作させる(シーケンサに対して1ステップ分の進行を指示する)(S102)。これにより、各設備の信号が接続されているLED11の点消灯が行われる。
次に設計者は、1ステップ分の動作完了を目視により確認し(具体的にはたとえばタイムチャートを見てその動作が行われたかを確認する)、1ステップの動作終了であればコンピュータ40に、その状態を画像として取り込み処理させるために、画像処理指示を入力する(S103)。
この指示により、コンピュータ40は、画像処理手順としてカメラ20に撮影指示を出しカメラ20が発光表示板10を撮影する(S122)。そして、コンピュータ40はカメラ20によって撮影された画像を取り込み、画像処理して信号アドレスマップに従いどの信号がオン(LED点灯)またはオフ(LED消灯)になっているかを発光位置から判断する(S133)。
続いてコンピュータ40は、判定した信号のオン、オフの状態をS132で検索したステップ番号に該当するプログラムエリアのアドレスを参照して、S133において判断されたLEDの点消灯の状態と同じ動作条件となっているか否かを判断する(S134)。これによりS1で指定した工程のステップにおける次のステップに進むための動作条件が正しくシーケンサによって読み込まれて、設備が正しく動作していることがわかる。一方、ここでエラーが出た場合には、設備動作がシーケンスプログラムどおりに動作しなかったことがわかる。
その後、設計者はシーケンスプログラムが最後まで終了した場合には、終了を入力する(S104:Yes)。ここで終了となった場合は、画像処理作業も終了し(S123:Yes)、コンピュータ40は、検証処理を終了して(S135:Yes)、開いていた検証中のシーケンスプログラムを閉じてエラーがあった場合はそのステップ、プログラムエリアを記録して(S136)、処理を終了する。エラーの記録はコンピュータ40内の記憶装置に記憶されてもより、データベース30内にエラーのあったシーケンスプログラムとリンクさせて記録するようにしてもよい。
一方、シーケンスプログラムの動作確認が終了していなければ(S104:No)、設計者は次のステップを動作するようにシーケンサに指示を出して(S101)、確認作業が終了するまで、上述した各手順が繰り返し実行される。
なお、ここでは、設計者が、1ステップずつシーケンサに動作指示を出して進めることとしたが、これは、自動的に1ステップが終わるごとにカメラによる撮影を行わせ、次のステップへ進むようにシーケンサに指示を追加しておいてもよい。ただし、自動化する場合には、シーケンスプログラムにカメラによる撮影および動作確認処理を行わせるためのプログラムステップを追加しておく必要がある。なお、上述したように、設計者が1ステップずつシーケンサに動作指示を出す場合にはこのようなプログラムステップの追加は不要である。
以上説明した実施形態によれば、シーケンスプログラムを作成する段階においては、LEDに接続されている手動スイッチをスイッチングして、その発光をカメラにより読み取って画像処理によって発光位置を割り出し、その位置から対応する信号の状態を把握して、それを次のステップへ進むための動作条件としてシーケンサプログラムへ書き込むこととしたので、タイムチャートにしたがって設計者は手動スイッチをオンオフするだけで、シーケンスプログラムの作成を行うことができるようになる。
このことは、シーケンスプログラムの中で、数百を超えるほどの信号と、その動作条件があるものを机上で、タイムチャートを見ながらプログラムを直接組んでゆくことと比較して、設計者には手動スイッチの操作が必要ではあるものの、この操作によって確実に動作条件を作成することができるため、かえってシーケンスプログラムの作成時におけるミスが少なくなり、また、シーケンスプログラムを作成する設計者の違い(たとえば、経験や考え方の差)によって、同じ工程のシーケンスプログラムでありながら、その内容や書き方が違うなどといったことを防止でき、シーケンスプログラムが均一化されて、後からシーケンスプログラムを編集しなおしたり、修正したりする際の作業が容易になる。
また、シーケンスプログラムが出来上がった後の動作確認においては、実際の設備からの信号によってLEDを点消灯させて、その発光をカメラにより読み取って画像処理によって発光位置を割り出し、その位置から対応する信号の状態を把握して、それをそのステップにおける動作条件として、出来上がったシーケンサプログラムと比較することとしたので、シーケンスプログラム作成時の装置を、コンピュータによる処理を変更するだけで利用することができる。また、設備の信号により直接LEDを発光させて、それを画像として読み取ることとしているので、フィールドネットワーク通信などの通信装置などを用いることなく単に信号線の分岐ターミナルなどがあれば、簡単に、しかも低コストで動作確認を実行できる。
また、本実施形態によれば、シーケンスプログラムの設計と、設備設置後の動作確認を同じ装置で、しかもほぼ同じ手順により実行することが可能となり、これは、設計者の作業負担を軽減することになる。
本発明は、シーケンスプログラムの作成および編集と、設備設置後の確認作業に適用可能である。
本発明によるシーケンスプログラム設計支援装置を適用した設備設計支援システムを説明するためのブロック図である。 シーケンスプログラムの作成手順を示すフローチャートである。 タイムチャートの一例を示す図面である。 発光表示板の表示状態を示す図面である。 作成された動作条件を示す図表である。 発光表示板の表示状態を示す図面である。 発光表示板の表示状態を示す図面である。 シーケンス制御確認手順を示すフローチャートである。
符号の説明
10…発光表示板、
11…LED、
13…スイッチ、
20…カメラ、
30…データベース、
40…コンピュータ。

Claims (6)

  1. ライン上の設備が出力する信号の状態を表示させる表示手段と、
    前記表示手段が表示した前記信号の状態を読み取る読み取り手段と、
    前記読み取り手段が読み取った前記信号の状態を次のステップへ進むための動作条件としてシーケンスプログラムに書き込む処理手段と、
    を有することを特徴とするシーケンスプログラム設計支援装置。
  2. 前記表示手段は、あらかじめ前記信号に対応して設けられた複数の発光手段と、前記発光手段を点消灯させるスイッチ手段を備え、
    前記読み取り手段は、前記発光手段の発光位置を撮影するカメラを備え、
    前記処理手段は、前記カメラが撮影した前記発光手段の発光位置と前記設備の前記信号とを対応付けして各設備の信号状態を取得し、当該取得した信号状態を次のステップへ進むための動作条件としてシーケンスプログラムに書き込むことを特徴とする請求項1記載のシーケンスプログラム設計支援装置。
  3. 出来上がったシーケンスプログラムを記憶した記憶手段と、
    ライン上の設備が出力する信号の状態を表示させる表示手段と、
    前記表示手段が表示した前記信号の状態を読み取る読み取り手段と、
    前記読み取り手段が読み取った前記信号の状態が、前記記憶手段に記憶されている前記出来上がったシーケンスプログラムの動作条件と一致するか否かを判断する判断手段と、を有することを特徴とするシーケンス動作確認装置。
  4. 前記表示手段は、あらかじめ前記信号に対応して設けられた複数の発光手段と、前記発光手段を前記設備から出力される前記信号によって点消灯させるスイッチ手段を備え、
    前記読み取り手段は、前記発光手段の発光位置を撮影するカメラを備え、
    前記判断手段は、前記カメラが撮影した前記発光手段の発光位置と前記設備の前記信号とを対応付けして各設備の信号状態を取得し、当該取得した信号状態が次のステップへ進むための動作条件として前記出来上がったシーケンスプログラムに書き込まれている動作条件と一致するか否かを判断することを特徴とする請求項3記載のシーケンス動作確認装置。
  5. 請求項1または2記載のシーケンスプログラム設計支援装置を用いたシーケンスプログラム設計方法であって、
    あらかじめ決められた手順書にしたがって、作成中のシーケンスプログラムの任意に指定したステップにおいて次のステップへ進むための動作条件となる信号の状態を前記表示手段に表示させる段階と、
    前記表示手段に表示させた前記信号の状態を読み取り手段に前記読み取らせ、前記処理手段に前記任意に指定したステップにおける動作条件として前記読み取らせた前記信号の状態を次のステップへ進むための動作条件としてシーケンスプログラムに書き込ませる段階と、
    を有することを特徴とするシーケンスプログラム設計方法。
  6. 請求項3または4記載のシーケンス動作確認装置を用いたシーケンス動作確認方法であって、
    ライン上に設置された設備の各信号によって前記表示手段を表示させる段階と、
    前記表示手段に表示させた信号の状態を読み取り手段に前記読み取らせ、当該読み取らせた前記信号の状態を、判断手段により出来上がったシーケンスプログラムと比較させて前記出来上がったシーケンスプログラムに書き込まれている動作条件と一致するか否かを判断させる段階と、
    を有することを特徴とするシーケンス動作確認方法。
JP2007001643A 2007-01-09 2007-01-09 シーケンスプログラム設計支援装置およびこの装置を用いたシーケンスプログラム設計支援方法、ならびにシーケンス動作確認装置およびこの装置を用いたシーケンス動作確認方法 Pending JP2008171084A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2022153567A1 (ja) 2021-01-15 2022-07-21 オムロン株式会社 情報提示システム、端末装置およびプログラム

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