JP2008170637A - プレゼンテーションシステムの制御装置およびプレゼンテーションシステム - Google Patents

プレゼンテーションシステムの制御装置およびプレゼンテーションシステム Download PDF

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Abstract

【課題】視聴者の属性情報や視聴可能時間に応じて表示する情報を自動的に選択するプレゼンテーションシステムの制御装置を提供する。
【解決手段】視聴者の属性(職種および視聴目的)を取得し(S11)、予め属性毎に設定された好ましい内容分類と表示順序の対応表に従って、映像情報を構成する1以上の表示候補スライドの中からスライドを選択し、並び替える(S31)。また、視聴者が映像情報を視聴できる時間の最大長である視聴可能時間を取得し(S12)、S31で選択されたスライドの表示時間の合計が視聴可能時間を超える場合には、視聴者の属性や内容分類に応じて、時間を短縮する(S32)。これにより、どのような種類の視聴者に対しても、効果的なプレゼンテーションを行うことができる。
【選択図】図5

Description

本発明は、プレゼンテーションシステムの制御装置およびプレゼンテーションシステムに関し、より具体的には、視聴者の属性情報や視聴可能時間に応じて表示する情報を自動的に選択するプレゼンテーションシステムの制御装置およびプレゼンテーションシステムに関するものである。
従来から、製品展示会や店舗等において、VTR、DVD、プロジェクタ等の様々な情報提供機器を用いて、自動的に広告用の映像情報を表示する装置が知られている。例えば、特許文献1に記載の広告用ディスプレイ装置は、装置の近傍に存在する潜在的な視聴者(購買者)をセンサが検出すると、商品広告用の映像情報を表示するものである。このディスプレイ装置は、商品説明の詳しさを段階的に異ならせた複数の単位映像情報を記憶しており、最初は商品概要を説明する単位映像情報を表示する。そして、その後も一定時間に亘り、継続して視聴者が検出されると、その視聴者は商品に関心を持っている可能性が高いため、順次、より詳細な商品説明の単位映像情報を表示していく。
また、特許文献2に記載のプレゼンテーションシステムは、表示する画面情報を複数の小単位に分割し、所要予定時間との大幅な差異を生じた場合には、各小単位毎に予め設定された優先度、順序情報に従って、プレゼンテーション内容の削減追加や順序変更を行うものである。
特開2000−267612号公報 特開平4−294392号公報
しかしながら、特許文献1に記載のディスプレイ装置は、視聴者がディスプレイ装置近傍に留まっている時間が長くなるほど商品説明がより詳しくなるように、複数の単位映像情報を連続的に切り替えて表示するものの、視聴者がどのような人物であっても、映像情報は同一である。特許文献2に記載のプレゼンテーションシステムも、時間が不足する場合には、表示する小単位を変更するが、同様に、視聴者の種類を考慮して変更するわけではない。実際には、例えば、視聴者が技術者であれば技術内容の詳細、商品の取引を検討する営業担当者であれば商品の特長や価格、といったように、視聴者の種類によって関心は異なるものである。したがって、視聴者によっては、自分の関心のない映像情報を視聴し続けることになり、必ずしも期待される訴求効果が得られないという問題があった。また、特許文献1においては、最初に表示されるのは常に概要説明であるため、視聴者が自分にとっては重要な情報である商品の詳細説明を視聴したいと考えても、時間がないために視聴できない場合があるという問題があった。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、視聴者の属性情報や視聴可能時間に応じて表示する情報を自動的に選択するプレゼンテーションシステムの制御装置およびプレゼンテーションシステムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明のプレゼンテーションシステムの制御装置は、少なくとも一つの表示スライドから構成される画面情報を表示する表示手段を備えたプレゼンテーションシステムの制御装置であって、前記画面情報を視聴する視聴者の属性に関する視聴者情報を取得する視聴者情報取得手段と、前記視聴者情報取得手段によって取得された前記視聴者情報に基づいて、複数の候補スライドから、前記画面情報を構成する前記表示スライドを選択するスライド選択手段とを備えている。
また、請求項2に係る発明のプレゼンテーションシステムの制御装置は、請求項1に記載の発明の構成に加えて、前記スライド選択手段が、前記属性に対応する前記表示スライドが予め指定されたスライド指定情報に基づいて前記表示スライドを選択することを特徴とする。
また、請求項3に係る発明のプレゼンテーションシステムの制御装置は、請求項1に記載の発明の構成に加えて、前記スライド選択手段が、前記候補スライドの文字、数字、静止画、動画の少なくとも一つに基づく内容分類に応じて前記表示スライドを選択することを特徴とする。
また、請求項4に係る発明のプレゼンテーションシステムの制御装置は、請求項2に記載の発明の構成に加えて、前記スライド指定情報の有無を判断する判断手段をさらに備え、前記スライド選択手段は、前記判断手段によって、前記スライド指定情報があると判断された場合には、前記スライド指定情報に基づいて前記表示スライドを選択し、前記スライド指定情報がないと判断された場合には、前記候補スライドの文字、数字、静止画、動画の少なくとも一つに基づく内容分類に応じて、前記表示スライドを選択することを特徴とする。
また、請求項5に係る発明のプレゼンテーションシステムの制御装置は、請求項3または4に記載の発明の効果に加えて、前記スライド選択手段は、前記属性に対応する前記内容分類が予め指定された指定分類リストを参照して、前記視聴者の前記属性に対応する前記内容分類の前記表示スライドを選択することを特徴とする。
また、請求項6に係る発明のプレゼンテーションシステムの制御装置は、請求項3〜5のいずれかに記載の発明の構成に加えて、前記候補スライドの文字、数字、静止画、動画の少なくとも一つを解析して、前記候補スライドに前記内容分類を付与するスライド解析手段をさらに備えている。
また、請求項7に係る発明のプレゼンテーションシステムの制御装置は、請求項3〜6のいずれかに記載の発明の構成に加えて、前記内容分類は、前記静止画および前記動画の有無または割合、数字の字数、文字の記載形式、文字の大きさ、および文字の字数の少なくとも一つに基づいて付与されていることを特徴とする。
また、請求項8に係る発明のプレゼンテーションシステムの制御装置は、請求項2または4に記載の発明の構成に加えて、前記スライド指定情報は、前記属性に対応する前記表示スライドが予め指定された指定表示リストであり、
前記スライド選択手段は、前記指定表示リストを参照して、前記視聴者の前記属性に対応する前記表示スライドを選択することを特徴とする。
また、請求項9に係る発明のプレゼンテーションシステムの制御装置は、請求項1〜8のいずれかに記載の発明の構成に加えて、前記視聴者情報取得手段によって取得された前記視聴者情報に基づいて、前記スライド選択手段により選択された前記表示スライドを前記表示手段に表示させる表示順序を決定する表示順序決定手段をさらに備えている。
また、請求項10に係る発明のプレゼンテーションシステムの制御装置は、請求項9に記載の発明の構成に加えて、前記表示順序決定手段は、前記属性に対応する前記内容分類の優先順位が予め指定された指定順序リストを参照して、前記視聴者の前記属性および前記表示スライドの前記内容分類に対応する前記優先順位に従って、前記表示順序を決定することを特徴とする。
また、請求項11に係る発明のプレゼンテーションシステムの制御装置は、請求項9に記載の発明の構成に加えて、前記表示順序決定手段は、前記属性に対応する前記内容分類の重要度が予め指定された重要度リストを参照して、前記視聴者の前記属性および前記表示スライドの前記内容分類に対応する前記重要度に従って、前記表示順序を決定することを特徴とする。
また、請求項12に係る発明のプレゼンテーションシステムの制御装置は、請求項9〜11のいずれかに記載の発明の構成に加えて、前記視聴者が前記画面情報を視聴できる最大時間長である視聴可能時間を取得する視聴時間取得手段と、前記表示スライドの表示時間の合計時間長である合計表示時間と、前記視聴可能時間とを比較する比較手段と、前記比較手段によって前記視聴可能時間が前記合計表示時間を超えると判断された場合には、前記動画を含む前記表示スライドを除外するスライド除外手段とを備えている。
また、請求項13に係る発明のプレゼンテーションシステムの制御装置は、請求項12に記載の発明の構成に加えて、前記スライド除外手段は、前記動画を含む前記表示スライドを除外した後に前記比較手段によって前記視聴可能時間が前記合計表示時間を超えると判断された場合には、前記視聴可能時間が前記合計表示時間を超えなくなるまで、前記スライド選択手段によって選択された前記表示スライドから、前記表示順序の降順に従って、前記表示スライドを一つずつ除外することを特徴とする。
また、請求項14に係る発明のプレゼンテーションシステムの制御装置は、請求項1〜13のいずれかに記載の発明の構成に加えて、前記属性は、職種および視聴目的であることを特徴とする。
さらに、請求項15に係る発明のプレゼンテーションシステムは、少なくとも一つの表示スライドから構成される画面情報を表示する表示手段と、請求項1〜14のいずれかに記載の制御装置とを備えている。
請求項1に係る発明のプレゼンテーションシステムの制御装置は、視聴者の属性に関する視聴者情報に基づいて、表示スライドを選択する。視聴者の属性によって、技術内容、外観、価格等、商品に関する関心事はそれぞれ異なるため、視聴者の属性に応じて、その視聴者の関心が高いと思われる表示スライドを優先的に選択して表示させることにより、視聴者への訴求効果を高めることができる。
また、請求項2に係る発明のプレゼンテーションシステムの制御装置は、視聴者の属性に対応する表示スライドが予め指定されたスライド指定情報に基づいて、表示スライドを選択する。すなわち、視聴者の属性毎に、その属性を備えた視聴者が高い関心を持つと推測される内容のスライドを予め指定してあるので、請求項1に記載の発明の効果に加え、容易に表示スライドを選択することができる。
また、請求項3に係る発明のプレゼンテーションシステムの制御装置は、視聴者の属性に加え、候補スライドの文字、数字、静止画、動画の少なくとも一つに基づく内容分類に基づいて、表示スライドを選択する。したがって、請求項1に記載の発明の効果に加え、技術者には仕様などの数字の多いスライド、一般人には理解しやすい動画、といったように、視聴者の属性に合った内容の表示スライドを適切に選択することができる。
また、請求項4に係る発明のプレゼンテーションシステムの制御装置は、表示スライドが予め指定されたスライド指定情報がある場合はそれに従い、ない場合は、視聴者の属性と、候補スライドの内容分類とに基づいて、表示スライドを選択する。したがって、請求項2に記載の効果に加えて、スライド指定情報がない場合であっても、視聴者の属性に合った内容の表示スライドを適切に選択することができる。
また、請求項5に係る発明のプレゼンテーションシステムの制御装置は、視聴者の属性に対応する内容分類が予め指定された指定分類リストに基づいて、表示スライドを選択する。すなわち、視聴者の属性毎に、その属性を備えた視聴者が高い関心を持つと推測される内容分類のスライドを予め指定してあるので、請求項3または4に記載の発明の効果に加え、容易に表示スライドを選択することができる。
また、請求項6に係る発明のプレゼンテーションシステムの制御装置は、スライド解析手段によって、候補スライドの文字、数字、静止画、動画の少なくとも一つを解析して、内容分類を付与する。したがって、候補スライドが内容分類を有していない場合であっても、スライド解析手段によって内容分類が付与されるので、請求項3〜5のいずれかに記載の発明の効果に加え、視聴者の属性に合った内容の表示スライドを適切かつ容易に選択することができる。
また、請求項7に係る発明のプレゼンテーションシステムの制御装置では、前記静止画および前記動画の有無または割合、数字の字数、文字の記載形式、文字の大きさ、および文字の字数の少なくとも一つに基づいて内容分類が行われているので、請求項3〜6のいずれかに記載の発明の効果に加え、より詳細な内容分類を視聴者の属性に対応づけることができる。
また、請求項8に係る発明のプレゼンテーションシステムの制御装置は、視聴者の属性に対応する表示スライドが予め指定された指定表示リストに基づいて、表示スライドを選択する。すなわち、視聴者の属性毎に、その属性を備えた視聴者が高い関心を持つと推測される表示スライドを予め指定してあるので、請求項2または4に記載の発明の効果に加え、容易に表示スライドを選択することができる。
また、請求項9に係る発明のプレゼンテーションシステムの制御装置は、表示順序決定手段により、視聴者の属性に関する視聴者情報に基づいて表示スライドの表示順序を決定する。したがって、請求項1〜8のいずれかに記載の発明の効果に加え、その属性の視聴者の関心が高いと思われる表示スライドを、関心を維持する順序で表示させることにより、視聴者への訴求効果を高めることができる。
また、請求項10に係る発明のプレゼンテーションシステムの制御装置は、表示順序決定手段により、視聴者の属性に対応する内容分類の優先順位が予め指定された指定順序リストに基づいて、表示順序を決定する。すなわち、視聴者の属性に対応して選択される内容分類毎に、優先順位が予め定められているので、請求項9に記載の発明の効果に加え、容易に表示スライドを並べることができる。
また、請求項11に係る発明のプレゼンテーションシステムの制御装置は、表示順序決定手段により、視聴者の属性に対応する内容分類の重要度が予め指定された重要度リストに基づいて、表示順序を決定する。すなわち、視聴者の属性に対応して選択される内容分類毎に、重要度が予め定められているので、請求項9に記載の発明の効果に加え、容易に表示スライドを並べることができる。
また、請求項12に係る発明のプレゼンテーションシステムの制御装置は、表示スライドの合計表示時間が視聴者の視聴可能時間を越える場合には、スライド除外手段により、動画を含む表示スライドを削除する。すなわち、視聴するのに必ず再生時間分の時間が必要となる動画の表示スライドを削除するため、請求項9〜11のいずれかに記載の発明の効果に加えて、視聴者が視聴可能な時間を有効に活用して、視聴者の属性に合った内容の他の表示スライドにより、視聴者を惹きつけることができる。
また、請求項13に係る発明のプレゼンテーションシステムの制御装置は、動画の表示スライドを削除しても、表示スライドの合計表示時間が視聴可能時間を超える場合には、視聴可能時間が合計表示時間を超えなくなるまで、スライド削除手段により、表示順序の降順に従って表示スライドを削除していく。表示順序は、その属性の視聴者の関心が高いと思われる表示スライドを関心を維持する順序に設定されているため、請求項12に記載の発明の効果に加えて、視聴可能時間内で、視聴者の属性に合った表示スライドを表示させることができる。
また、請求項14に係る発明のプレゼンテーションシステムの制御装置では、視聴者の属性として、職種および視聴目的を考慮する。したがって、請求項1〜13のいずれかに記載の発明の効果に加え、職種や視聴目的に応じた適切な内容の表示スライドで視聴者を効果的に惹きつけることができる。
さらに、請求項15に係る発明のプレゼンテーションシステムは、画面情報を表示する表示手段と、請求項1〜14のいずれかに記載の制御装置とを備えているので、請求項1〜14に記載の発明の効果を奏することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、これらの図面は、本発明が採用しうる技術的特徴を説明するために用いられるものであり、記載されている装置の構成、各種処理のフローなどは、特に特定的な記載がない限り、それのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例である。
<第1の実施形態>
以下、図1〜図20を参照して、本発明の第1の実施形態に係るプレゼンテーションシステム1について説明する。プレゼンテーションシステム1は、展示会等において、展示製品の近傍にプロジェクタ100を設置したものである。プロジェクタ100は展示製品説明のための映像情報をスクリーン200に表示して、不特定の視聴者に視聴させる。
まず、図1を参照して、プレゼンテーションシステム1の概略構成について説明する。図1は、プレゼンテーションシステム1の電気的構成を示すブロック図である。図1に示すように、プレゼンテーションシステム1、即ちプロジェクタ100は、別途設けられた反射型のスクリーン200に画面情報を投影するものである。プロジェクタ100は、CPU11、ROM12、RAM13、操作パネル14、タグリーダ17、およびUSBメモリ16が接続されたUSBインターフェース15を備え、これらはすべてバス10により相互に接続されている。また、プロジェクタ100は、バス10に接続されたランプ駆動回路21、ランプ駆動回路21により駆動されるランプ22、ランプ22からの光が最初に入射する照明光学系23、照明光学系23からの照明光を変調して画像光を形成するLCD24、LCD24からの画像光をスクリーン200に投射する結像光学系25、映像信号が入力される映像信号入力回路31、映像信号入力回路31およびバス10に接続された画像処理回路32、画像処理回路32に接続され、映像信号を一時的に記憶する映像記憶メモリ33、および画像処理回路32からの信号に基づいてLCD24を駆動するLCD駆動回路34を備えている。
CPU11は、ROM12に予め格納されたプログラムを読み出して実行することにより、プロジェクタ100全体の制御を司る。RAM13は、CPU11が各種処理の際使用する、各種データを一時的に記憶する記憶エリア等を備えている。
操作パネル14は、操作者がプロジェクタ100の各種操作を行うためのパネルであって、プロジェクタ100の箱状の筐体(図示外)の外部に設けられている。操作者が、操作パネル14を用いて操作を行うと、CPU11は、操作内容に応じた制御を実行する。
USBインターフェース15は、USB(Universal Serial Bus)規格に準拠したUSBインターフェースであり、USBメモリ16を接続することができる。USBメモリ16には、展示製品の映像情報であるプレゼンデータ51(図2参照)、標準リスト(図6参照)、指定リスト(図7参照)、分類表(図9参照)、属性・分類対応表(図12参照)、属性・時間対応表(図14参照)等が記憶されている。これらについては、それぞれ後に詳述する。
タグリーダ17は、ID等のデータを格納するメモリ機能のあるICチップとアンテナとを搭載した電子タグ内に記憶されたデータの読取りを行う読取り機器である。
ランプ駆動回路21は、CPU11からの指示に従って、ランプ22を点灯/消灯させる。ランプ22は、光源として用いられる高圧放電ランプである。具体的には、キセノンランプ、メタルハライドランプ、超高圧水銀ランプ等を用いることができる。
照明光学系23は、ランプ22から照射された光を平行光にしてLCD24に入射させるための照明レンズ(図示外)からなる。
LCD24は、カラーフィルタを内蔵するカラー液晶パネルであって、LCD駆動回路34により駆動されて画像を表示する一方、照明光学系23によって照明されている。LCD24は、照明光学系23からの照明光を変調し、表示された画像の画像光を形成し、結像光学系25に出射する。
結像光学系25は投射レンズを備え、LCD24により形成された画像光を、プロジェクタ100の筐体に設けられた投光用開口部(図示外)を通して、別途設けられたスクリーン200に投射する。
映像信号入力回路31は、コンポジット映像信号(例えばNTSC映像信号)やコンポーネント映像信号(例えばRGB信号)等の映像信号を外部からケーブルを介して入力するときに使用される回路である。
画像処理回路32は、CPU11からの指示に従って、映像信号入力回路31に入力された映像信号またはUSBインターフェース15を介してUSBメモリ16から入力された映像信号を加工する。そして、映像記憶メモリ33に、画像処理回路32によって加工された映像信号が一時的に記憶される。映像記憶メモリ33に記憶された映像信号は、CPU11に指示されたタイミングで画像処理回路32に読み出され、LCD駆動回路34へ入力される。LCD駆動回路34は、入力された加工後の映像信号に基づいて、LCD駆動回路34に接続されたLCD24を駆動する。
次に、図2〜図4を参照して、USBメモリ16に記憶された展示製品説明のための映像情報(以下、プレゼンデータという)について説明する。図2は、プレゼンデータの構成の一例の説明図である。図3は、プレゼンデータに含まれる画面データの一例の説明図である。図4は、プレゼンデータの構成の別の一例を示す説明図である。
図2に示すように、プレゼンデータ51は、ヘッダ511と、1以上のスライド情報512およびスライド情報512に対応する画面データ513とから構成されている。ヘッダ511は、「ppt」、「txt」、「html」等、プレゼンデータ51のファイルの種別を示す識別子を有する。スライド情報512には、スライド情報512に対応する画面データ513のプレゼンデータ51中の順番5121、および画面データ513の識別情報であるスライド番号(以下、IDという)が含まれている。なお、順番5121およびID5122は、プレゼンデータが作成される際、作成者によって付与されるものである。画面データ513は、図3に示すように、投影される映像の構成単位である一画面の映像データである。以下、スライド情報512と画面データ513からなる一画面分の情報をスライドというものとする。図3では、画面データ513は文字のみを含む画面として構成されているが、文字の他に、数字、静止画、および動画を含んでもよく、これらのいくつかを組み合わせた構成とすることもできる。プレゼンデータにスライドが複数含まれる場合には、図2のプレゼンデータ51のように、1つのヘッダ511の後に、スライド情報512と画面データ513とがスライドの数だけ連続して含まれることになる。なお、プレゼンデータ51に含まれる各スライドは、表示させるスライドの候補として存在し、実際には、後述するように、これらの候補スライドから選択されたスライドのみが視聴者に対して表示されることになる。
図2の例では、スライド情報512には、順番5121およびID5122のみが含まれているが、例えば、図4に示すプレゼンデータ53のスライド情報531のように、時間5313や重要度5314等も含めることができる。他に、後述するスライドの内容についての分類(図示外)等を含めることもできる。時間5313は、対応する画面データ513を表示させる時間長を指定するものである。重要度5314は、対応する画面データ513を表示する優先度を示す数値であり、本実施形態では、1〜3までの数値(3ほど重要度が高い)が付与される。時間5313、重要度5314、分類等は、順番5121およびID5122と同様に、プレゼンデータ53の作成時に作成者が予め指定してもよいし、後述するように、各スライドを分析した結果、付与される場合もある。
次に、図5〜図21を参照して、プロジェクタ100のプレゼンデータ投影動作について説明する。なお、これらの処理は、ROM12に格納された制御プログラムを、CPU11がRAM13にロードして実行することにより行われる。
まず、図5〜図7を参照して、プロジェクタ100のプレゼンデータ投影のメイン処理について説明する。図5は、プロジェクタ100のCPU11が実行するプレゼンデータ投影処理のフローチャートである。図6および図7は、それぞれ、図5のプレゼンデータ投影処理で用いる標準リストおよび指定リストの説明図である。
図5に示すプレゼンデータ投影動作のメイン処理は、プロジェクタ100の電源が投入された状態で、展示製品の説明を求める視聴者がスタートボタン(図示外)を押すと開始される。処理が開始された後、視聴者が操作パネル14に表示された指示に従い、タグリーダ17で自分の電子タグを読み取ると、タグリーダ17を介して入力された視聴者の職種および来場目的、すなわち、プレゼンデータの視聴目的がCPU11によって取得され、RAM13に記憶される(S11)。なお、この電子タグは、視聴者の展示会への入場証として、視聴者の氏名、所属(会社名)、職種、来場目的、年齢等、視聴者の属性に関する情報が予め記憶されたものである。次に、視聴者が、操作パネル14に表示された指示に従って、操作パネル14を操作して、自分が展示製品のプレゼンデータを視聴できる最大の時間長である視聴可能時間を入力すると、これも同様にしてRAM13に記憶される(S12)。電子タグがない場合、視聴可能時間の指定がない場合は、視聴者によって、いずれも操作パネル14から「無」のデータが入力される。
次に、CPU11は、視聴者の職種および視聴の目的がRAM13に記憶されているか否かをチェックし(S13)、なければ(S13:NO)、視聴者情報がない場合に使用するものとして予め設定され、USBメモリ16に記憶された標準リスト(図6)を参照して、標準リストに定められた通りに、RAM13の記憶エリアの1つである選択スライドリスト記憶エリアに記憶された選択スライドリストを設定する(S14)。図6に示すように、標準リストは、表示すべきスライドとその表示時間を一律に指定するリストであり、表示スライドの各々について、表示する順番(記載順)、ID(5、1、2)、および表示すべき時間(45秒(s)、30s、15s)が定められている。したがって、CPU11は、USBメモリ16に記憶されたプレゼンデータから標準リストに記載されたIDのスライドを抽出し、指定された順番に従って、ID、時間、および画面データを並べて選択スライドリストに追加し、記憶させる。その後、CPU11は、選択スライドリストに設定されたスライドの画面データを、順にLCD24に表示させ、形成された画像光を結像光学系25によりスクリーン200に投影して(S33)、処理を終了する。
一方、視聴者の職種および視聴目的がタグリーダ17により取得され、RAM13に記憶されている場合には(S13:YES)、CPU11は、USBメモリ16に指定リストが記憶されているか否かを判断する(S21)。指定リストとは、「職種」および視聴の「目的」毎に、表示すべきスライドと、その表示時間と、スライドの重要度とを予め指定するリストであり、例えば図7に示すように、「職種」が「技術者」、「目的」が「専門情報収集」の場合には、IDが「4、7、6、3」のスライドを、リストの記載順でそれぞれ「30s、60s、60s、30s」ずつ表示するよう指定している。各スライドの重要度は「3、3、2、1」で、重要度が高いものほど先に表示されるように設定されている。CPU11は、USBメモリ16に指定リストが記憶されていれば(S21:YES)、後述するスライド選択・並び替え処理(S31および図13)に移る。一方、指定リストがなければ(S21:NO)、プレゼンデータがすでに解析され、各スライドに分類が付与されているか否かを判断する(S22)。具体的には、プレゼンデータのスライド情報にすでに「分類」が含まれていれば解析済みであり(S22:YES)、例えば図4のプレゼンデータ53のように「分類」が含まれていなければ未解析と判断する(S22:NO)。解析済みと判断した場合は(S22:YES)そのまま、未解析の場合は(S22:NO)後述するプレゼンデータ解析処理を行ってから(S23)、スライド選択・並び替え処理に移る(S31)。いずれの場合も、スライド選択・並び替え処理が完了すると(S31)、CPU11は後述する時間設定処理を行い(S32)、選択スライドリストに設定されたスライドの画面データを順にLCD24に表示させ、形成された画像光を結像光学系25によりスクリーン200に投影して、処理を終了する。
次に、図8のフローチャートと、図9〜図11を参照して、図5のメイン処理で行われるプレゼンデータ解析処理について説明する。図8は、図5のメイン処理で行われるプレゼンデータ解析処理のサブルーチンのフローチャートである。図9は、図8のプレゼンデータ解析処理で用いる分類表の説明図である。図10は、解析後のプレゼンデータの構成の一例の説明図である。図11は、解析後のプレゼンデータの一例の説明図である。
このプレゼンデータ解析処理は、プレゼンデータを構成する各スライドについて、内容を考慮して予め定められた分類表に基づいて内容分類を設定するものである。本実施形態では、図9の分類表の右欄に示す条件に従って、「1:静止画」、「2:動画」、「3:数字」、「4:箇条書き」、「5:サイズ大・文字数少」、「6:サイズ大・文字数多」、「7:詳細説明」の7つの分類番号と、スライドに含まれる文字(数字、記号を含む)の字数が設定される。以下、具体的な処理について詳述する。
図8に示すように、処理が開始されると、CPU11はまず、USBメモリ16に記憶されたプレゼンデータから、まず先頭(順番=1)のスライドを選択してRAM13に取得する(S101)。なお、この時点のプレゼンデータは、図2に示すプレゼンデータ51のように、スライド情報512としては、順番5121とID5122しか含まないものとする。先頭のスライド選択時には、まだ全スライドについて解析が完了していないので(S102:NO)、USBメモリ16に記憶された分類表(図9)に従い、選択されたスライドの画面データに、画面データのシートサイズの50%以上を占めるイメージ(静止画像)が含まれているか否かが判断される(S111)。含まれていれば(S111:YES)、分類は「1:静止画」に該当するので、図10に示すように、USBメモリ16に記憶されたプレゼンデータのうち、処理対象のスライド(最初は順番=1のスライド)のスライド情報522に、分類5225として「1」を記憶させる(S112)。
一方、処理対象のスライドの画面データに、画面データのシートサイズの50%以上を占めるイメージが含まれていない場合には(S111:NO)、分類表(図9)に従い、アニメーション制御フラグまたは動画拡張子が検出されたか否かに基づいて、画面データに動画が含まれているか否かを判断する(S121)。いずれかが検出された場合には(S121:YES)、分類は「2:動画」に該当するので、USBメモリ16に記憶されたプレゼンデータのうち、処理対象のスライドのスライド情報522に分類5225として「2」を設定する(S122)。
動画が検出されない場合には(S121:NO)、分類表(図9)に従い、数字が15字以上が検出されたか否かに基づいて、数字の多い画面データ(分類3:数字)であるか否かを判断する(S131)。15字以上の数字が検出された場合には(S131:YES)、図10に示すように、USBメモリ16に記憶されたプレゼンデータのうち、処理対象のスライドのスライド情報522に分類5225として「3」を記憶させ(S132)、さらに、字数5226として検出された文字(数字、記号を含む)の字数を記憶させる(S171)。
数字がまったく検出されないか、検出されても15文字未満であれば(S131:NO)、分類表(図9)に従い、文字列の先頭文字が記号または数字または括弧であって、かつ、このような文字列が2行以上存在するか否かに基づいて、箇条書きを主とした画面データ(分類4:箇条書き)であるか否かを判断する(S141)。箇条書きが主だと判断された場合には(S141:YES)、図10に示すように、USBメモリ16に記憶されたプレゼンデータのうち、選択されたスライドのスライド情報522に分類5225として「4」を記憶させ(S142)、さらに、字数5226として検出された字数を記憶させる(S171)。
箇条書きの文字列が検出されない場合(S141:NO)、分類表(図9)に従い、文字サイズが20ポイント以上であって(S151:NO)、かつ、文字数が50字未満であれば(S161:NO)、「5:サイズ大・文字数少」の分類に該当する。よって、USBメモリ16に記憶されたプレゼンデータのうち、選択されたスライドのスライド情報522に分類5225として「5」を記憶させ(S163)、さらに、字数5226として検出された字数を記憶させる(S171)。
文字サイズが20ポイント以上であるが(S151:NO)、文字数が50字以上であれば(S161:YES)、図9の分類表を参照すると、「6:サイズ大・文字数多」に分類されるので、USBメモリ16に記憶されたプレゼンデータのうち、選択されたスライドのスライド情報522に分類5225として「6」を記憶させ(S162)、さらに、字数5226として検出された字数を記憶させる(S171)。
文字サイズが20ポイント未満の場合は(S151:YES)、分類表(図9)によれば「7:詳細説明」に該当するので、選択されたスライドのスライド情報522に分類5225として「7」を記憶させ(S152)、さらに、字数5226として検出された字数を記憶させる(S171)。
前述のように、S111〜S163の処理によって、プレゼンデータの各スライドに分類番号1〜7が設定され、S171の処理によって、分類番号3〜7までの各スライドに字数が設定されると、CPU11は、プレゼンデータの中で次の順番に記憶されたスライドを選択する(S172)。次の順番のスライドを選択した後は(S172)、いずれの場合もS102に戻り、前述のS111〜S172までの処理を繰り返す。プレゼンデータを構成する全てのスライドについて解析が終了すると(S102:YES)、図5のメイン処理に戻る。
解析が終了した時点で、図2の未解析のプレゼンデータ51は、図10に示すように、ヘッダ511と、順番5121、ID5222、分類5225、および字数5226を含むスライド情報522と、画面データ513とから構成されるプレゼンデータ52となる。また、図11に示す画面データを有するプレゼンデータの例では、図9の分類表に従った前述の処理により、IDが1および2のスライドは「分類4:箇条書き」、IDが3のスライドは「分類7:詳細説明」、IDが4のスライドは「分類1:静止画」、IDが5のスライドは「分類2:動画」、IDが6のスライドは「分類3:数字」、IDが7のスライドは「分類5:サイズ大・文字数少」にそれぞれ分類される。
次に、図12のフローチャートと、図13および図14を参照して、図5のメイン処理で行われるスライド選択・並べ替え処理について説明する。図12は、スライド選択・並び替え処理のサブルーチンのフローチャートである。図13は、図12のスライド選択・並び替え処理で用いる属性・分類対応表の説明図である。図14は、スライド選択・並べ替え処理後のスライドの説明図である。このスライド選択・並べ替え処理は、プレゼンデータから視聴者の職種および目的に応じたスライドを選択し、適切な順序に並び替える処理である。
図12に示すように、処理が開始されると、CPU11はまず、RAM13の選択スライドリスト記憶エリアに記憶されていた選択スライドリストをリセットしてから(S200)、USBメモリ16に前述の指定リスト(図7参照)が記憶されているか否かを判断する(S201)。指定リストがあれば(S201:YES)、その中から、タグリーダ17により取得され、RAM13に記憶された視聴者の属性および目的と一致する属性および目的の指定リストを選択する(S202)。例えば、視聴者の職種が「技術者」で、「目的」が「専門情報収集」であれば、図7に示す指定リストが選択される。そして、選択された指定リストに従って、USBメモリ16に記憶されたプレゼンデータから、指定リストに記載されたIDのスライドを記載順に抽出し、スライド情報522の順番5121(図10参照)を指定された順番に書き換えて選択スライドリストに追加し、RAM13の選択スライドリスト記憶エリアに記憶する(S203)。選択スライドリストの設定が終了すると(S203)、図5に示すメイン処理に戻る。
一方、指定リストがない場合には(S201:NO)、CPU11は、USBメモリ16に記憶された属性・分類対応表(図13)に従い、以下に詳述するスライドの選択および並び替えの処理を行う。図13に示すように、属性・分類対応表には、職種および視聴の目的毎に、表示すべき分類の番号が、表示すべき順番で指定されている。すなわち、それぞれの職種、目的に応じて、関心が高いであろうと思われる分類が選択され、視聴者の興味が失われないような順番を考慮して、属性・分類対応表が作成されている。例えば、視聴者の職種が「技術者」で、「目的」が「専門情報収集」であれば、プレゼンデータ作成時に予め設定された分類番号、または前述のプレゼンデータ解析処理(図8)で付与された分類番号が「1、5、3、7」に該当するスライドをこの順番で表示することを意味する。一般的に、技術者は数字に強く、関心を持ちやすいため、他の職種(営業職、経営者、一般)とは異なり、どの目的についても、数字が多いスライド(分類3)が選択されている。また、目的が「商談」であれば、当然、価格や詳細情報に含まれる数字に関心が高いと思われるため、どの職種についても、数字が多いスライド(分類3)が選択されている。反対に、「トレンドウォッチ」が目的なら、注目を強く惹きつける画像(分類1:静止画および分類2:動画)を主として表示する。また、視聴者の職種が「技術者」で、「目的」が「専門情報収集」場合、スライドの表示順序は、前述の理由から、静止画(分類1)を最初にして注目を惹きつけ、次に数字(分類3)を示して、興味を失わせないように考慮されている。
CPU11は、指定リストがないと判断すると(S201:NO)、タグリーダ17により取得され、RAM13に記憶された視聴者の職種および目的を参照して、属性・分類対応表(図13)から、これらと同じ職種および目的の分類番号を選択し、そのうち最初に設定された分類番号を、選択スライドリストにセットする(S212)。例えば、視聴者の職種が「技術者」で、「目的」が「専門情報収集」場合の分類番号は「1、5、3、7」なので、RAM13の記憶エリアに設けられた処理分類記憶エリアに「1」をセットする。そして、USBメモリ16に記憶されたプレゼンデータから先頭(順番=1)のスライドを選択し(S213)、この時点ではまだ全てのスライドについて処理が終了していないので(S221:NO)、先頭スライドのスライド情報522に含まれる分類5225(図10)の番号が、処理分類記憶記憶エリアにセットされた分類番号と一致するか否かをチェックする(S222)。一致していれば(S222:YES)選択スライドリストに追加してから(2223)、一致していなければ(S222:NO)そのまま、次のS224に進み、プレゼンデータから、次の順番のスライドを選択する(S224)。例えば、職種が「技術者」で「目的」が「専門情報収集」場合に図11のプレゼンデータから選択を行うと、先頭のID=1のスライドは、分類=4であるから、このスライドは選択されず、次のID=2のスライドに移る。
そして、処理分類記憶エリアにセットされた最初の分類番号について、全スライドの処理が終了するまで(S221:YES)、S221〜S224の処理を繰り返す。図11の例では、この過程で、順番が4番目(ID=4)の分類=1のスライドのみが選択され、選択スライドリストに追加されることになる。最初の分類番号について、全スライドの処理が終了したら(S221:YES)、属性・分類対応表(図13)に次に設定されている分類番号があれば(S231:NO)、その分類番号を処理分類記憶エリアにセットし(S232)、前述のS213〜S231の処理を繰り返す。図11の例では、「5」がセットされる。こうして、属性・分類対応表(図13)で指定された分類番号の全てについて、該当するスライドの選択が終了すると(S231:YES)、図5のメイン処理に戻る。前述したように、属性・分類対応表(図13)は、分類番号の並び順まで指定しているので、この処理が完了した時点で、選択されたスライドは、適切な並び順になっている。例えば、図11のプレゼンデータについて、職種が「技術者」で、「目的」が「専門情報収集」の場合は、属性・分類対応表(図13)の分類番号の並び順「1、5、3、7」に従い、図14のように、IDが「4、7、6、3」のスライドが、この順番で選択されることになる。
次に、図15〜図20を参照して、図5のメイン処理で行われる時間調整処理について説明する。図15は、時間調整処理のサブルーチンのフローチャートである。図16は、図15の時間調整処理で行われるスライド時間短縮処理のサブルーチンのフローチャートである。図17は、図16のスライド時間短縮処理で用いる係数表の説明図である。図18は、選択スライドの時間設定に用いる分類・時間対応表の説明図である。図19は、図15の時間調整処理で行われるスライド削除処理のサブルーチンのフローチャートである。図20は、図19のスライド削除処理で用いるスライド順・分類対応表の説明図である。
まず、図15のフローチャートおよび図18を参照して、図5のメイン処理で行われる時間調整処理について説明する。この処理は、視聴者の視聴可能時間や指定リストで指定された時間を考慮して、前述の処理ですでに選択および並び替えがなされたスライドの表示時間を調整するものである。
図15に示すように、時間調整処理が開始されると、CPU11はまず、操作パネル14を介して視聴者から取得した視聴可能時間がRAM13に記憶されているか否かをチェックする(S351)。視聴可能時間があれば(S351:YES)、USBメモリ16に、RAM13に記憶された視聴者の属性および視聴の目的に対応する指定リストが記憶されており、その指定リストに、各スライドの表示時間が指定されているか否かをチェックする(S352)。図7の例のように、スライドの表示時間が指定されている場合には、各スライドに指定された時間を合計し(S353)、視聴可能時間と比較する(S354)。指定された時間の合計が視聴可能時間を超える場合には(S354:YES)、そのままでは視聴者が指定されたスライドを完全に視聴できない可能性があるため、後に詳述するスライド時間短縮処理を行い(S355)、図5のメイン処理に戻る。指定された時間の合計が視聴可能時間以内であれば(S354:NO)、前述のスライド選択・並び替え処理(図12参照)によって選択スライドリストに記憶された各選択スライドに、指定リストで指定された時間をそのまま設定し(S356)、図5のメイン処理に戻る。
一方、指定リストがない場合や、指定リストはあっても時間が指定されていない場合には(S352:NO)、USBメモリ16に記憶されたプレゼンデータに、時間が設定されているか否かを判断する(S361)。ここで、プレゼンデータに時間が設定されている場合とは、前述した図4の例のように、予め、プレゼンデータの作成者によってスライド情報531に時間5313が設定されている場合である。この場合は(S361:YES)、選択スライドリストに記憶された各選択スライドとIDが一致するプレゼンデータ中のスライド情報531の時間5313を合計し(S362)、視聴可能時間と比較する(S363)。プレゼンデータに設定された時間に基づいて算出した合計時間が視聴可能時間を超える場合には(S363:YES)、後述するスライド時間短縮処理を行い(S364)、図5のメイン処理に戻る。合計時間が視聴可能時間以内であれば(S363:NO)、各選択スライドにプレゼンデータに設定された時間をそのまま設定し(S365)、図5のメイン処理に戻る。
プレゼンデータに時間設定がない場合には(S361:NO)、USBメモリ16に記憶された分類・時間対応表(図18)を参照して、選択スライドリストに記憶された各選択スライドが表示されるべき指定時間の合計値を算出する(S371)。図18に示すように、分類・時間対応表は、分類番号と、その分類番号のスライドが表示されるべき時間である指定時間を対応させたリストである。この指定時間は、静止画(分類1)については固定値である15s、動画(分類2)はそれぞれの再生時間が指定されているが、文字や数字が主な内容である分類3〜7については、字数を考慮した算定式により算出する。すなわち、字数が多くて視聴して理解するのに時間がかかると思われるものは長めに、字数が少ないものは時間がかからないので短めに、それぞれ指定時間が設定される。例えば、図18に示すように、分類=3の「数字」や分類=7の詳細説明のスライドについては、1/4を乗じた時間(s)が設定されているのに対し、分類=4の「箇条書き」や分類=5の「文字サイズ大・文字数少」は、字数に1/8を乗じた時間(s)が設定されている。なお、指定時間の算出に必要な字数は、前述のプレゼンデータ解析処理(図8)でカウントされ、プレゼンデータに設定されたもの(図10参照)を用いる。
選択スライドの指定時間の合計値を算出すると(S371)、CPU11は、これと視聴可能時間との比較を行う(S372)。分類・時間対応表(図18)に基づいて算出した合計時間が視聴可能時間を超える場合には(S372:YES)、後述するスライド削除処理を行い(S373)、図5のメイン処理に戻る。合計時間が視聴可能時間以内であれば(S72:NO)、前述の分類・時間対応表(図18)に基づいて、各選択スライドに指定時間を設定し(S365)、図5のメイン処理に戻る。
視聴可能時間がRAM13に記憶されていない場合には(S351:NO)、USBメモリ16に記憶された指定リストに各スライドの表示時間が指定されていれば(S381:YES)、各選択スライドに指定リストで指定された時間をそのまま設定する(S382)。一方、指定リストがない場合や、指定リストはあっても時間が指定されていない場合には(S381:NO)、USBメモリ16に記憶されたプレゼンデータに時間が設定されていれば(S391:YES)その時間を設定する(S392)。プレゼンデータに時間が設定されていなければ(S391:NO)、前述の分類・時間対応表(図18)に基づいて、指定時間を設定する(S393)。そして、時間設定後は、いずれの場合も図5のメイン処理に戻る。
次に、図16のフローチャートと、図17を参照して、図15の時間調整処理で行われるスライド時間短縮処理について説明する。この処理は、予め各スライドの表示時間および重要度が指定された指定リストやプレゼンデータがある場合は、この重要度に基づいて、表示時間の合計が視聴可能時間以内におさまるように各スライドの表示時間を短縮する処理である。
図16に示すように、処理が開始されると、CPU11はまず、選択スライドリストに記憶された選択スライドから、先頭のスライドを選択する(S931)。処理対象が先頭スライドであれば、まだ全てのスライドについて処理が終了していないので(S932:NO)、設定時間=αn×(選択スライドの重要度/全選択スライドの重要度合計)×視聴可能時間を算出し、処理対象である先頭のスライドに設定する(すでに時間があるときは書き換える)(S933)。なお、図17に示す係数表の係数αnは、式αn=log10(11−n)により得られる重み付け関数である。図17から明らかなように、αnはスライドの順番が後ろになるほど小さくなるので、設定時間もこれに合わせて短くなる。前述したように、図7のような指定リストがある場合には、選択スライドリストのスライドは、指定リスト通り、すなわち重要度の高い順に並べられ、指定リストがない場合には、図8のプレゼンデータ解析処理で付与された分類に基づき、視聴者の属性に応じた適切な順序ですでに並べられている。つまり、いずれの場合も重要度の高い順に並べられているとみなせる。このように、順番が前の重要度が高いスライドほど長く、後ろの重要度が低いスライドほど短く表示時間が設定されている。図7に示す指定リストを例に挙げると、取得された視聴可能時間が150sであれば、順番=1、ID=4のスライドについては、設定時間=αn×(選択スライドの重要度/全選択スライドの重要度合計)×視聴可能時間=1.00×{3/(3+3+2+1)}×150s=50sが算出され、表示時間として設定される。同様にして、順番=2〜4のスライドについても、それぞれ48s、30s、14sが設定され、合計時間(142s)が視聴可能時間(150s)におさまるように調整される。
次に、図19のフローチャートと、図20を参照して、図15の時間調整処理で行われるスライド削除処理について説明する。この処理は、スライドの内容に応じた分類が付与されている場合に、表示時間の合計が視聴可能時間以内におさまるように、スライド順・分類対応表(図20)を参照して、視聴に時間がかかる内容分類のスライドから削除していく処理である。図20に示すように、スライド順・分類対応表には、スライド順に対応する分類番号が指定されている。スライド順は、スライドの内容に基づいて、分類=2の「動画」を除く6つの分類が、静止画をスライド順=1として、字数の少ない分類順に設定されている。すなわち、視聴に時間がかかる分類のスライドほど、スライド順が後ろに設定されている。
図19に示すように、処理が開始されると、CPU11は、選択スライドリストに記憶された選択スライドから、分類番号が「2」のスライドを削除する(S313)。前述したように、分類番号が「2」のスライドは、動画を含むので(図9参照)、効果的な表示をするには、動画の再生時間を確保するのが望ましい。したがって、図18に示す分類・時間対応表でも、「再生時間」が指定されている。しかし、限られた視聴可能時間内で、必ず所定の再生時間が消費されると、他の重要なスライドを表示する時間が確保できなくなる可能性がある。そこで、この処理では、まず分類=2の動画を含むスライドを、選択スライドリストから削除する(S313)。そして、削除後に選択スライドリストに残った選択スライドの指定時間の合計値を算出してから(S314)、RAM13に記憶されたスライド順カウンタに「6」をセットする(S315)。
そして、図18に示す分類・時間対応表を参照して、選択スライドリストに残ったスライドの指定時間の合計値と視聴可能時間とを比較する(S321)。まだ指定時間の合計が視聴可能時間を超える場合には(S322:YES)、スライド順・分類対応表(図20)を参照して、スライド順カウンタにセットされたスライド順に対応する分類のスライドを選択スライドリストから削除する(S322)。最初の処理では、スライド順は「6」であるから、分類=7の「詳細説明」のスライドが削除される。この時点では、スライド順カウンタの数はまだ「3」にはなっていないので(S331:NO)、分類=7のスライドが削除された後、選択スライドリストに残った選択スライドの指定時間の合計値を算出してから(S332)、スライド順カウンタの数を1減らして「5」とする(S333)。そして、同様にS321〜S333の処理を繰り返した結果、選択スライドリストに残ったスライドの指定時間の合計位置が視聴可能時間を超えなくなる前に(S321:YES)スライド順カウンタの数が「3」に達してしまった場合は(S331)、選択スライドリストに残った選択スライドは、分類=1の「静止画」のみとなる。この場合は、各選択スライドに、視聴可能時間を「静止画」のスライドの数で割った値を表示時間として設定し、図15の時間調整処理に戻る。一方、スライド順が「3」に至る前に、選択スライドリストに残ったスライドの指定時間の合計位置が視聴可能時間を超えなくなれば、同様にして残りの選択スライドに時間を割り付け、図15の時間調整処理に戻る。
以上説明したように、本実施形態のプレゼンテーションシステム1によれば、タグリーダ17を介して取得した視聴者の属性、すなわち職種およびプレゼンデータの視聴目的に応じて、視聴者が関心を持つと推測される内容分類のスライドが適切に選択されるとともに、視聴者の関心を維持するようにスライドが並べられる。したがって、どのような種類の視聴者にも、効果的なプレゼンテーションを行うことができる。また、各スライドの表示時間は、スライドに含まれる字数を考慮して設定されるので、視聴して理解するのに十分な時間が確保され、視聴者の満足を得ることできる。さらに、視聴者がプレゼンデータを視聴できる時間が限られている場合には、職種と目的に基づいて、視聴者にとっての重要度が低くなるに従い、徐々に表示時間を短縮したり、内容分類に基づいて、視聴に時間がかからないスライドを優先して表示させたりする。したがって、時間がない視聴者に対しても、効果的なプレゼンテーションを行うことができる。
なお、本実施形態では、プロジェクタ100が本発明の「プレゼンテーションシステムの制御装置」に相当し、ランプ駆動回路21、ランプ22、照明光学系23、LCD24、結像光学系25、およびLCD駆動回路34が、「表示手段」に相当する。また、図5のS11の処理を行うCPU11が、本発明の「視聴者情報取得手段」に相当し、S12の処理を行うCPU11が、「視聴時間取得手段」に相当する。また、図5のS31(図12)の処理を行うCPU11が、本発明の「スライド選択手段」に相当する。また、図5のS31(図12)の処理を行うCPU11が、本発明の「表示順序決定手段」に相当する。また、図12のS201の処理を行うCPU11が、本発明の「判断手段」に相当する。また、図5のS23(図8)の処理を行うCPU11が、本発明の「スライド解析手段」に相当する。また、図15のS354、S363、およびS372の処理を行うCPU11が、本発明の「比較手段」に相当する。また、図19の処理を行うCPU11が、本発明の「スライド除外手段」に相当する。
<第2の実施形態>
次に、図21〜図33を参照して、第2の実施形態について説明する。本実施形態に係るプレゼンテーションシステム1、即ちプロジェクタ100は、第1の実施形態では同時に行われていたスライドの選択処理と並べ替え処理を、別個に行うものである。また、プレゼンデータ解析処理や時間調整処理の内容にも異なる点がある。以下、これらの相違点を主として詳述する。なお、本実施形態において、プロジェクタ100およびUSBメモリ16に記憶されたプレゼンデータの構成については、第1の実施形態と同一であるため説明を省略する。
まず、図21を参照して、第2の実施形態に係るプロジェクタ100のプレゼンデータ投影動作のメイン処理について説明する。図21は、プロジェクタ100のCPU11が実行するプレゼンデータ投影処理のフローチャートである。
図21のメイン処理が開始されると、CPU11は、第1の実施形態と同様にして、CPU11は、タグリーダ17を介して視聴者の職種および視聴の目的等を含む視聴者情報を取得し(S401)、さらに、操作パネル14を介して視聴可能時間を取得する(S402)。そして、視聴者情報がない場合は(S411:NO)、標準リスト(図6)に定められた通りに選択スライドリストを設定し(S412)、選択スライドリストのスライドの画面データをLCD24に表示させ、形成された画像光を結像光学系25によりスクリーン200に投影して(S434)、処理を終了する。
視聴者情報に加えて(S411:YES)指定リストがある場合と(S421:YES)、指定リストはないが(S421:NO)、プレゼンデータが解析済みですでに分類を有する場合は(S422:YES)、後述するスライド選択処理(S431)に移る。プレゼンデータが未解析であれば(S422:NO)、後述するプレゼンデータ解析処理(S423)を行ってから、スライド選択処理(S431)に移る。そして、スライド選択処理(S431)の後、後述する並び替え処理(S432)および時間調整処理(S433)を行い、選択スライド選択スライドリストに記憶されたスライドの画面データをLCD24に表示させ、形成された画像光を結像光学系25によりスクリーン200に投影して(S434)、処理を終了する。
次に、図22および図23を参照して、図21のメイン処理で行われる本実施形態のプレゼンデータ解析処理について説明する。図22は、プレゼンデータ解析処理のサブルーチンのフローチャートである。図23は、プレゼンデータ解析処理で時間設定に用いる分類・時間対応表の説明図である。第1の実施形態のプレゼンデータ解析処理では、プレゼンデータを構成する各スライドに分類とともに字数が設定されていたが、本実施形態では、後述するように、分類とともに時間が設定される。
図22に示す処理が開始されると、CPU11は、第1の実施形態と同様に、順に、イメージの割合(S511)、動画の有無(S521)、数字の字数(S531)、箇条書き形式の有無(S541)、文字サイズ(S551)、文字数(S561)に基づいて、分類1〜7までを各スライドに付与する(S512、S522、S532、S542、S563、S562、S552)。そして、その後、第1の実施形態とは異なり、各スライドに、USBメモリ16に記憶された分類・時間対応表(図23)に従って、指定時間を設定する(S571)。図23に示すように、分類・時間対応表は、分類番号と、その分類番号のスライドが表示されるべき時間である指定時間とを対応させたリストである。この指定時間は、1〜7までの各分類について、視聴する際に必要とする時間を考慮して予め設定された所定の値である。静止画(分類1)については固定値である15s、動画(分類2)はそれぞれ動画の再生時間が指定されているが、文字・数字が主な内容である分類3〜7については、読みやすさに応じた指定時間が設定されている。例えば、図23に示すように、分類=3の「数字」、分類=6の「文字サイズ大・字数多」、および分類=7の「詳細説明」は、読むのに時間がかかるため、最長時間の30sが、容易に読める分類=4の「箇条書き」には、最短の20sが設定されている。このように、スライドの内容に応じた時間設定が行われた後(S571)、CPU11は次のスライドを選択し(S572)、全スライドの処理が終了するまで(S502:YES)、S502〜S572の処理を繰り返す。
次に、図24〜図26を参照して、図21のメイン処理で行われるスライド選択処理について説明する。図24は、スライド選択処理のサブルーチンのフローチャートである。図25は、図24のスライド選択処理で用いる属性・分類対応表の説明図である。図26は、図24のスライド選択処理で選択されたスライドの説明図である。
処理が開始されると、CPU11は、第1の実施形態と同様に、まずRAM13に記憶された選択スライドリストをリセットし(S600)、指定リストの有無をチェックする(S601)。そして、指定リストがあれば(S601:YES)、視聴者の属性および目的と一致する属性および目的の指定リストを選択し(S602)、選択された指定リストに従って、プレゼンデータから、指定リストに記載されたIDのスライドを抽出し、指定された順番に従って、選択スライドリストにスライドを追加する(S603)。選択スライドリストの設定が終了すると(S603)、図21に示すメイン処理に戻る。
一方、指定リストがなければ(S601:NO)、USBメモリ16に記憶された属性・分類対応表(図25)に従って、分類集合Aを設定する(S612)。図25に示す本実施形態で用いる属性・分類対応表は、第1の実施形態で用いたもの(図13参照)とは異なり、職種および視聴の目的毎に、表示すべき分類の番号のみが分類集合として設定されているにすぎず、分類番号が記憶されている順番は、スライドの表示順序を規定するものではない。例えば、視聴者の職種が「営業」で、目的が「商談」の場合、図13に示す第1実施形態の属性・分類対応表によれば、分類番号「1、4、3」の順にスライドの選択が行われるため、選択と同時に適切な順序に並べ替えが行われるが、図25に示す本実施形態の属性・分類対応表によれば、分類番号は「1、3、4」という選択すべき分類の集合を表すのみである。よって、この例の場合、S612において、分類集合Aとして、「1、3、4」が設定される。
次にCPU11は、USBメモリ16に記憶されたプレゼンデータから先頭のスライドを選択し(S613)、この時点ではまだ全スライドの処理は終了していないので(S621:NO)、選択した先頭のスライドの分類番号が、分類集合A(前述の例では「1、3、4」)に含まれるか否かを判断する(S622)。含まれると判断した場合は(S622:YES)、このスライドを選択スライドリストに追加してから(S623)、含まれない場合は(S622:NO)何もせず、次のスライドを選択する(S624)。そして、全てのスライドについて処理が終了するまで(S621:YES)、前述のS621〜S624の処理を繰り返してから、図21のメイン処理に戻る。例えば、前述の職種が「営業」、目的が「商談」の例について、図11の画面データを有するプレゼンデータを処理した場合、図26に示すように、分類番号が「1、3、4」のいずれかであるスライドID=1、2、4、6のスライドがこの順番で抽出されることになる。
次に、図21のメイン処理において、スライド選択処理(S431)に続いて行われる並べ替え処理(S432)について、前述の図26および図27〜図29を参照して説明する。図27は、並べ替え処理のサブルーチンのフローチャートである。図28は、図27の並べ替え処理で用いる重要度算出表の説明図である。図29は、図27の並べ替え処理後のスライドの説明図である。
図27に示す並べ替え処理が開始されると、CPU11は、RAM13に記憶された選択スライドリストから先頭スライドを選択し(S701)、重要度の設定がされているか否かを判断する(S702)。先頭スライドに重要度の設定がある場合は、予め指定リストまたはプレゼンデータで他のスライドにも重要度の設定がなされているため(S702:YES)、設定された重要度順に並び替え(S721)、図21のメイン処理に戻る。
一方、先頭のスライドに重要度が設定されていない場合は(S702)、まだ全スライドの重要度設定処理が終了していないので(S711:NO)、USBメモリ16に記憶された重要度算出表(図28)に従って、処理対象のスライド(最初は先頭スライド)に重要度を設定する(S712)。図28に示すように、重要度算出表には、職種および視聴の目的毎に選択される分類の番号の各々について、重要度1〜3(3ほど重要度が高い)が指定されている。すなわち、それぞれの職種、目的に応じて、非常に関心が高いであろうと推測される分類については重要度3が、ある程度の関心を持つであろう分類には重要度2が、それほど関心が高くないと推測される分類には重要度1が設定されている。したがって、たとえ同じ分類番号であっても、職種または目的が異なれば、重要度が異なる場合もある。例えば、同じ分類=3(数字)であっても、職種・目的が「技術・商談」と「営業・商談」とでは、重要度はそれぞれ「2」と「1」で異なっている。
先頭のスライドについて、視聴者の職種および目的と一致する分類番号の重要度を設定すると(S712)、CPU11は、プレゼンデータから次のスライドを選択し(S713)、全スライドが終了するまで(S711)、S711〜S713の処理を繰り返す。全てのスライドについて重要度を設定し終えると(S711:YES)、設定された重要度の高い順に選択スライドリストに記憶されたスライドを並び替え(S721)、図21のメイン処理に戻る。
例えば、前述の職種が「営業」で、目的が「商談」の例であれば、図28のように、選択される分類「1、3、4」について、それぞれ対応する重要度「3、1、2」が設定されている。前述のスライド選択処理(図24)が行われた段階では、図26のように、分類集合「1、3、4」に該当すれば、順序はプレゼンデータに記憶されていたままで選択スライドリストに記憶されたが、この並び替え処理により、図29のように、重要度3(分類=1)のスライド(ID=4)が先頭となり、その後に、重要度2(分類=4)の2つのスライド(ID=1、2)が並び、最後に重要度1(分類=3)のスライド(ID=6)が順に選択スライドリストに記憶されることになる。なお、重要度2のスライド(ID=1、2)のように、同一の重要度のスライドが複数存在する場合は、選択処理が終了した時点で選択スライドリストに記憶された順番を踏襲する。
次に、図21のメイン処理において、並び替え処理(S432)に続いて行われる時間調整処理(S433)について、前出の図23および図30〜図31を参照して説明する。図30は、時間調整処理のサブルーチンのフローチャートである。図31は、時間調整処理で行われるスライド時間短縮処理のサブルーチンのフローチャートである。この時間調整処理は、視聴可能時間、指定リストに指定された時間、またはプレゼンデータに設定された時間があれば、これらを優先して時間調整を行う点で第1の実施形態と共通するが、以下に詳述するように、時間短縮を行う際はいずれも前述した重要度を考慮する点が異なっている。
図30の時間調整処理が開始されると、CPU11は、第1の実施形態と同様に、指定リストの指定時間の有無をチェックし(S802)、指定時間があれば(S802:YES)、その合計値を算出する(S803)。そして、合計時間が視聴可能時間を超える場合は(S804:YES)、後述する本実施形態のスライド時間短縮処理を行い(S805)、超えない場合は(S804:NO)、指定リストの指定時間を各選択スライドに設定してから(S806)、いずれの場合も図21のメイン処理に戻る。
指定リストがない場合や、指定リストはあっても時間が指定されていない場合には(S802:NO)、プレゼンデータに時間が設定されているか否かをチェックする(S811)。なお、本実施形態では、前述のように、プレゼンデータ解析処理(図22)が行われた場合には、分類とともに各分類に対応する指定時間がすでに設定されている。したがって、この場合と、予めプレゼンデータに分類と時間が設定されていた場合には(S811:YES)、プレゼンデータに設定された時間の合計値を算出する(S812)。合計時間が視聴可能時間を超える場合は(S813:YES)、後述する本実施形態のスライド時間短縮処理を行い(S814)、超えない場合は(S813:NO)、プレゼンデータに設定された時間を各選択スライドに設定してから(S815)、いずれの場合も図21のメイン処理に戻る。
さらに、プレゼンデータに時間が設定されていない場合には(S811:NO)、前述した図23の分類・時間対応表に従って、選択スライドリストに記憶された各選択スライドの表示される時間の合計値を算出する(S821)。なお、この場合に該当するのは、プレゼンデータに予め分類が設定されていたためにプレゼンデータ解析処理(図22)が行われず、プレゼンデータに時間が設定されていない場合である。例えば図29のように、分類と重要度のみが予めプレゼンデータに設定され、時間設定がないような場合は、図23の分類・時間対応表に従い、分類=1のスライドには「15s」、分類=3には「30s」、分類=4には「20s」が設定されるので、合計時間は、15+(20×2)+30=85sとなる。そして、選択スライドの指定時間の合計値が視聴可能時間を超える場合には(S822:YES)、後述するスライド時間短縮処理を行い(S823)、合計時間が視聴可能時間以内であれば(S822:NO)、分類・時間対応表(図23)に基づいて、各選択スライドに指定時間を設定してから(S824)、図21のメイン処理に戻る。
視聴可能時間が取得されていない場合には(S801:NO)、同様にして、指定リストに指定時間があれば(S831:YES)、各選択スライドに指定時間を設定し(S832)、指定時間がなければ(S831:NO)、プレゼンデータに時間設定があれば(S841:YES)、プレゼンデータの設定時間を設定し(S842)、プレゼンデータに時間設定がなければ(S841:NO)、分類・時間対応表(図23)に基づいて、各選択スライドに指定時間を設定してから(S824)、図21のメイン処理に戻る。
次に、前出の図7と、図31とを参照して、図30の時間調整処理で行われる本実施形態のスライド時間短縮処理について説明する。この処理は、指定リストの指定時間合計、プレゼンデータの設定時間合計、または分類・時間対応表に基づく指定時間合計が視聴可能時間を超える場合に(S804:NO、S813:NO、S822:NO)行われるものである(S805、S814、S823)。
処理が開始されると、CPU11はまず、RAM13に記憶された選択スライドリストのうち、重要度が3のスライドの数NをカウントしてRAM13に記憶させ(S901)、次に、重要度が3のスライドに設定された時間の合計値Tを算出してRAM13に記憶させる(S902)。そして、選択スライドリストから先頭のスライドを選択し(S903)、この時点ではまだ全スライドについて処理は終了していないので(S905:NO)、選択された先頭のスライドの重要度が「3」か否かを判断する(S906)。重要度が3未満の場合には(S906:NO)、設定時間=(視聴可能時間−T)/(全選択スライドリストの数−N)に従って時間を設定し(S907)、重要度=3の場合は(S906:YES)、スライドに設定されている時間をそのまま設定する(S908)。そして、選択スライドリストから次のスライドを選択し(S909)、前述のS905〜S909の処理を繰り返す。全スライドについて処理が終了したら(S905:YES)、図30の時間調整処理に戻る。例えば、図7に示す指定リストに従って選択スライドリストが設定されており、視聴可能時間が150sだった場合には、先頭と2番目のスライド(ID=4、7)は、重要度=3なので(S906:YES)、そのまま指定リストの指定時間に従い、それぞれ30s、60sが設定される(S908)。一方、3番目と4番目のスライド(ID=6、3)は、重要度がそれぞれ2、1であるから(S906:NO)、それぞれについて、設定時間=(150s−90s)/(4−2)=30sが設定される(S907)。その結果、設定時間の合計値(150s)は視聴可能時間(150s)と一致するように調整される。
以上説明したように、本実施形態のプレゼンテーションシステム1は、視聴者の職種および視聴の目的に応じて設定された重要度を設定し、重要度の高い順に選択されたスライドを並び替える。そして、選択されたスライドの合計表示時間が視聴可能時間を超える場合には、職種および視聴の目的毎に設定された重要度が最も高い選択スライドについてのみ、予め決められた時間を確保して表示し、それ以外の選択スライドについては、残りの時間を均等に割り付ける。したがって、視聴者の職種や視聴の目的に応じて、最も重要な選択スライドから順に、時間内で確実に視聴できるので、時間の限られた視聴者に対しても、効果的なプレゼンテーションを行うことができる。
なお、本実施形態では、図21のS401の処理を行うCPU11が、本発明の「視聴者情報取得手段」に相当し、S402の処理を行うCPU11が、「視聴時間取得手段」に相当する。また、図21のS431(図24)の処理を行うCPU11が、本発明の「スライド選択手段」に相当する。また、図21のS432(図27)の処理を行うCPU11が、本発明の「表示順序決定手段」に相当する。また、図24のS601の処理を行うCPU11が、本発明の「判断手段」に相当する。また、図21のS423(図22)の処理を行うCPU11が、本発明の「スライド解析手段」に相当する。また、図30のS804、S813およびS821の処理を行うCPU11が、本発明の「比較手段」に相当する。
なお、本発明のプレゼンテーションシステムの制御装置およびプレゼンテーションシステムは、前述した第1の実施形態および第2の実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において各種の変形が可能なことは言うまでもない。
例えば、第1の実施形態では、スライド時間短縮処理(S355、S364、図16)において、設定時間の算出式として(選択されたスライドの重要度/重要度合計)×αn×視聴可能時間を用い、係数αnとして、対数(log10(11−n))を乗じていたが、対数は使用せず、設定時間=(選択されたスライドの重要度/重要度合計)×視聴可能時間の式を用いて、線形的に求めてもよい。
また、分類および重要度の両方が、予め指定リストやプレゼンデータに設定されている場合や、プレゼンデータ解析処理(図8、図22)によって設定された場合には、第1の実施形態の時間調整処理(図15)で行われるスライド時間短縮処理(S355、S364、図16)およびスライド削除処理(S373および図19)や、第2の実施形態の時間調整処理(図30)で行われるスライド時間短縮処理(S805、S814、S823、図31)を、図32および図33のように変更してもよい。図32は、本変形例に係るスライド短縮処理のサブルーチンのフローチャートであり、図33は、図32のスライド時間短縮処理で用いる係数表である。
図32に示すスライド時間短縮処理が開始されると、CPU11は、RAM13に記憶された選択スライドリストから先頭のスライドを選択し(S911)、この時点ではまだ全スライドについて処理が終了していないので(S912:NO)、設定時間=β×(選択された処理対象スライドの重要度/全選択スライドの重要度合計)×視聴可能時間を算出し、選択スライドに設定する(S913)。なお、係数βは、図33に示すように、例えば分類=7の「詳細説明」のように、視聴に時間がかかると推測される分類ほど大きな数値が、分類=1の「静止画」のように、時間を削っても支障はないと推測される分類ほど小さな値が設定されている。したがって、前述の式に基づいて設定される各選択スライドの設定時間は、視聴にかかる時間と重要度とが加味されたものとなるので、いずれかだけを考慮した場合よりも、適切な時間設定を行うことができる。先頭のスライドについて時間を設定すると(S913)、CPU11は、選択スライドリストから次のスライドを選択し(S914)、S912〜S914の処理を繰り返す。そして、全スライドの処理が終わると(S912:YES)、時間調整処理(図15、図30)に戻る。
また、前述の実施形態では、「制御装置」と、「表示手段」とを同一の装置に備えたプレゼンテーションシステム1、即ちプロジェクタ100を例として説明したが、本発明はこの形態に限られることはない。例えば、「制御装置」としてパーソナルコンピュータ装置(PC)等の情報提供機器を採用し、液晶ディスプレイや、別個の投影装置としてのプロジェクタ等を情報提供機器に接続し、これを「表示装置」として、本発明の「プレゼンテーションシステム」を構成することも可能である。
また、前述の実施形態では、視聴者情報の読み取りにタグリーダ17を用い、視聴可能時間の入力に操作パネル14を用いたが、いずれもキーボードやマウスを用いた入力や、バーコードリーダによる読取り等とすることも可能である。
また、前述の実施形態では、視聴者の属性に関する「視聴者情報」として、視聴者の職業およびプレゼンデータの視聴の目的を使用したが、年齢や性別等の他の属性に基づいた処理とすることもできる。スライドの「内容分類」についても、静止画、動画、文字、数字の有無や割合に限らず、オブジェクトのレイアウトや色彩に基づく分類等を行ってもよい。
プレゼンテーションシステム1の電気的構成を示すブロック図である。 プレゼンデータの構成の一例の説明図である。 プレゼンデータに含まれる画面データの一例の説明図である。 プレゼンデータの構成の別の一例を示す説明図である。 第1の実施形態のプレゼンデータ投影処理のフローチャートである。 プレゼンデータ投影処理で用いる標準リストの説明図である。 プレゼンデータ投影処理で用いる指定リストの説明図である。 プレゼンデータ解析処理のサブルーチンのフローチャートである。 プレゼンデータ解析処理で用いる分類表の説明図である。 解析後のプレゼンデータの構成の一例の説明図である。 解析後のプレゼンデータの一例の説明図である。 スライド選択・並び替え処理のサブルーチンのフローチャートである。 スライド選択・並び替え処理で用いる属性・分類対応表の説明図である。 スライド選択・並べ替え処理後のスライドの説明図である。 時間調整処理のサブルーチンのフローチャートである。 スライド時間短縮処理のサブルーチンのフローチャートである。 スライド時間短縮処理で用いる係数表の説明図である。 選択スライドの時間設定に用いる分類・時間対応表の説明図である。 スライド削除処理のサブルーチンのフローチャートである。 スライド削除処理で用いるスライド順・分類対応表の説明図である。 第2の実施形態のプレゼンデータ投影処理のフローチャートである。 プレゼンデータ解析処理のサブルーチンのフローチャートである。 プレゼンデータ解析処理で時間設定に用いる分類・時間対応表の説明図である。 スライド選択処理のサブルーチンのフローチャートである。 スライド選択処理で用いる属性・分類対応表の説明図である。 スライド選択処理で選択されたスライドの説明図である。 並べ替え処理のサブルーチンのフローチャートである。 並べ替え処理で用いる重要度算出表の説明図である。 並べ替え処理後のスライドの説明図である。 時間調整処理のサブルーチンのフローチャートである。 スライド時間短縮処理のサブルーチンのフローチャートである。 変形例に係るスライド短縮処理のサブルーチンのフローチャートである。 スライド時間短縮処理で用いる係数表である。
符号の説明
1 プレゼンテーションシステム
100 プロジェクタ
11 CPU
14 操作パネル
17 タグリーダ
200 スクリーン

Claims (15)

  1. 少なくとも一つの表示スライドから構成される画面情報を表示する表示手段を備えたプレゼンテーションシステムの制御装置であって、
    前記画面情報を視聴する視聴者の属性に関する視聴者情報を取得する視聴者情報取得手段と、
    前記視聴者情報取得手段によって取得された前記視聴者情報に基づいて、複数の候補スライドから、前記画面情報を構成する前記表示スライドを選択するスライド選択手段とを備えたことを特徴とするプレゼンテーションシステムの制御装置。
  2. 前記スライド選択手段は、前記属性に対応する前記表示スライドが予め指定されたスライド指定情報に基づいて、前記表示スライドを選択することを特徴とする請求項1に記載のプレゼンテーションシステムの制御装置。
  3. 前記スライド選択手段は、前記候補スライドの文字、数字、静止画、動画の少なくとも一つに基づく内容分類に応じて、前記表示スライドを選択することを特徴とする請求項1に記載のプレゼンテーションシステムの制御装置。
  4. 前記スライド指定情報の有無を判断する判断手段をさらに備え、
    前記スライド選択手段は、前記判断手段によって、前記スライド指定情報があると判断された場合には、前記スライド指定情報に基づいて前記表示スライドを選択し、前記スライド指定情報がないと判断された場合には、前記候補スライドの文字、数字、静止画、動画の少なくとも一つに基づく内容分類に応じて、前記表示スライドを選択することを特徴とする請求項2に記載のプレゼンテーションシステムの制御装置。
  5. 前記スライド選択手段は、前記属性に対応する前記内容分類が予め指定された指定分類リストを参照して、前記視聴者の前記属性に対応する前記内容分類の前記表示スライドを選択することを特徴とする請求項3または4に記載のプレゼンテーション装置。
  6. 前記候補スライドの文字、数字、静止画、動画の少なくとも一つを解析して、前記候補スライドに前記内容分類を付与するスライド解析手段をさらに備えたことを特徴とする請求項3〜5のいずれかに記載のプレゼンテーション装置。
  7. 前記内容分類は、前記静止画および前記動画の有無または割合、数字の字数、文字の記載形式、文字の大きさ、および文字の字数の少なくとも一つに基づいて付与されていることを特徴とする請求項3〜6のいずれかに記載のプレゼンテーションシステムの制御装置。
  8. 前記スライド指定情報は、前記属性に対応する前記表示スライドが予め指定された指定表示リストであり、
    前記スライド選択手段は、前記指定表示リストを参照して、前記視聴者の前記属性に対応する前記表示スライドを選択することを特徴とする請求項2または4に記載のプレゼンテーションシステムの制御装置。
  9. 前記視聴者情報取得手段によって取得された前記視聴者情報に基づいて、前記スライド選択手段により選択された前記表示スライドを前記表示手段に表示させる表示順序を決定する表示順序決定手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載のプレゼンテーションシステムの制御装置。
  10. 前記表示順序決定手段は、前記属性に対応する前記内容分類の優先順位が予め指定された指定順序リストを参照して、前記視聴者の前記属性および前記表示スライドの前記内容分類に対応する前記優先順位に従って、前記表示順序を決定することを特徴とする請求項9に記載のプレゼンテーションシステムの制御装置。
  11. 前記表示順序決定手段は、前記属性に対応する前記内容分類の重要度が予め指定された重要度リストを参照して、前記視聴者の前記属性および前記表示スライドの前記内容分類に対応する前記重要度に従って、前記表示順序を決定することを特徴とする請求項9に記載のプレゼンテーションシステムの制御装置。
  12. 前記視聴者が前記画面情報を視聴できる最大時間長である視聴可能時間を取得する視聴時間取得手段と、
    前記表示スライドの表示時間の合計時間長である合計表示時間と、前記視聴可能時間とを比較する比較手段と、
    前記比較手段によって前記視聴可能時間が前記合計表示時間を超えると判断された場合には、前記動画を含む前記表示スライドを除外するスライド除外手段とを備えたことを特徴とする請求項9〜11のいずれかに記載のプレゼンテーションシステムの制御装置。
  13. 前記スライド除外手段は、前記動画を含む前記表示スライドを除外した後に前記比較手段によって前記視聴可能時間が前記合計表示時間を超えると判断された場合には、前記視聴可能時間が前記合計表示時間を超えなくなるまで、前記スライド選択手段によって選択された前記表示スライドから、前記表示順序の降順に従って、前記表示スライドを一つずつ除外することを特徴とする請求項12に記載のプレゼンテーションシステムの制御装置。
  14. 前記属性は、職種および視聴目的であることを特徴とする請求項1〜13のいずれかに記載のプレゼンテーションシステムの制御装置。
  15. 少なくとも一つの表示スライドから構成される画面情報を表示する表示手段と、
    請求項1〜14のいずれかに記載の制御装置とを備えたプレゼンテーションシステム。
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