JP2008170560A - 楽音生成装置及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 シンセサイザにおいて、ボイスデータを構成する複数のエレメントデータにつき、発音タイプとグループ分けを設定可能とし、ノートオン/オフイベントの発生に応じて、グループ毎に、発生したイベントの内容と発音タイプとに基づいて、発生したイベントに応じた新規エレメント音の生成に使用するエレメントデータを決定し、そのエレメントデータが示す楽音特性のエレメント音を生成するようにした。発音タイプとしては、レガート音/非レガート音,ノートオン音/ノートオフ音,差替音/非差替音等を設定可能とすることが考えられる。
【選択図】 図2
Description
このような装置については、例えば特許文献1に記載がある。
このような機能としては、例えば、レガートの設定がなされている場合に、前後の押鍵のノートオン期間を一部重ねるレガート演奏が行われた場合、前のノートオンと対応する楽音から後のノートオンと対応する楽音に対し、ピッチをなめらかにつなぐポルタメント処理を行うと共に、後のノートオンと対応する楽音を、アタック感の少ないレガート音用のデータを用いて発生させる、レガート機能が知られている。
また、ノートオンの度に、ランダム値に応じて周波数特性やピッチなどの特性が異なる楽音を生成する差替(ランダム)発音機能も知られている。この機能は、弾き損ない音等を再現するために用いられる。このような差替発音機能については、例えば特許文献4に記載されている。
また、奏法スイッチを設け、ノートオンに応じて、その時操作されていた奏法スイッチに応じた奏法の楽音を生成する奏法切換機能も知られている。このような奏法スイッチについては、例えば特許文献5に記載されている。
また、この発明のプログラムによれば、コンピュータを上記のような楽音生成装置として機能させてその特徴を実現し、同様な効果を得ることができる。
まず、図1に、この発明の楽音生成装置の実施形態であるシンセサイザのハードウェア構成を示す。
図1に示すように、シンセサイザ10は、CPU11,ROM12,RAM13,MIDI(Musical Instruments Digital Interface:登録商標)I/F(インタフフェース)14,演奏操作子15,タイマ16,表示器17,パネル操作子18,記憶装置19,楽音信号生成回路20を備え、これらがシステムバス34により接続されている。また、この他に、波形メモリ31,DAC(デジタル・アナログ・コンバータ)32,サウンドシステム33も備えている。
RAM13は、CPU11のワークメモリとして使用したり、一時的に使用するパラメータの値等を記憶したりする記憶手段である。
演奏操作子15は、鍵盤やペダル等、ユーザによる演奏操作を受け付けるための操作子である。
タイマ16は、割り込み処理のタイミング制御等に使用する時間を計測するための計時手段である。
表示器17は、液晶ディスプレイ(LCD)や発光ダイオード(LED)ランプ等によって構成され、シンセサイザ10の動作状態や設定内容あるいはユーザへのメッセージ、ユーザからの指示を受け付けるためのグラフィカル・ユーザ・インタフェース(GUI)等を表示するための表示手段である。
記憶装置19は、HDD(ハードディスクドライブ)、CD−ROMドライブ、光磁気(MO)ディスクドライブ等によって構成され、CPU11が実行する制御プログラムや、編集により変更されるボイスデータや楽曲データ等のデータを記憶する不揮発性記憶手段である。
より具体的には、音源レジスタ21,波形データ読出処理部22,フィルタ処理部23,エンベロープ処理部24,ch(チャンネル)累算部25,エフェクト処理部26を備えている。
なお、波形メモリ31には、後述するエレメントと対応する波形データを、複数記憶させておく。1つのエレメントに対して、所定の音域毎(各音高毎でもよい)や、ベロシティ範囲毎に、異なる波形データを用意しておいてもよい。また、波形データは、楽器等の音をサンプリングして得たり、計算により生成したりすることができる。また、波形メモリ31は、ROMによって構成しても、RAMによって構成してもよい。後者の場合、電源投入時等に、記憶装置19等に記憶させておいた波形データセットを読み出して波形メモリ31に記憶させる。
エンベロープ処理部24は、音源レジスタ21に設定されているパラメータの値に基づいて、音量(Amplitude)の時間変化を示すエンベロープ波形を生成し、フィルタ処理部23が出力した波形データに対し、そのエンベロープ波形に従った、音量の調整処理を行う機能を有する。この処理後の波形データは、ch累算部25に出力する。
エフェクト処理部26は、ch累算部25から出力される波形データに、音源レジスタ21に設定されているパラメータの値に従って、コーラスやリバーブ等の音楽的効果を付与し、サンプリング周期毎にDAC32に出力する機能を有する。
サウンドシステム33は、スピーカ等により構成され、DAC32から供給される楽音信号に従った音声を出力する音声出力手段である。
以下、このボイスデータの構成及び、そのボイスデータに従った発音制御処理につき、詳細に説明する。なお、以下の説明において、ボイスデータを構成するある一部分としての「エレメントデータ」のことを、単に「エレメント」と呼ぶことにする。
この図に示すボイスデータは、予め、複数音色分、ROM12又は記憶装置19に記憶させておく。そして、ユーザ(演奏者)の操作や自動演奏データの指定により、いずれかのボイスデータが発音に使用するものとして選択されると、CPU11は、そのボイスデータを読み出して、RAM13に確保した各パート毎のボイスバッファ領域に格納し、発音処理時に参照する。また、この格納により、後述するエレメントのグループ分けや発音タイプが設定され、この処理において、CPU11がグループ設定手段及びタイプ設定手段として機能する。
このうち、コモンデータには、ボイス名,ボイスセレクト番号,プログラムチェンジ番号,音律指定データ,エフェクトパラメータ,ポリ/モノデータ,その他データが含まれる。
ボイスセレクト番号及びプログラムチェンジ番号は、ボイスを選択する際に、操作子又はMIDIプログラムチェンジイベントにより指定すべき番号を示すデータである。
音律指定データは、ボイスに固有の音律を指定するデータである。
エフェクトパラメータは、全てのエレメント音に対して付与する共通のエフェクトの内容を示すデータである。
なお、あるボイスをポリ/モノの両方のモードに対応可能とし、演奏中にユーザの操作によりモードを切り替えられるようにしてもよい。
そして、エレメントオンオフは、エレメントの有効(オン)/無効(オフ)を指定するデータである。これがオンのエレメントのみが、発音に使用される。
発音タイプは、エレメントを発音に使用するか否かを定める際に用いる規則を、エレメントのタイプとして指定するデータである。指定可能な発音タイプとしては、以下の表1に示すものを用意している。具体的な発音タイプ名の他に示したカッコ書きは、発音タイプの機能に応じた区分である。
フィルタパラメータは、エレメント音の生成時にフィルタ処理部23で行うフィルタ処理の種類やその特性値を規定するデータである。
EGパラメータは、エレメント音の生成時にエンベロープ処理部24で施す各種処理に使用するエンベロープの特性を規定するデータである。
以上のようなボイスデータは、CPU11を編集手段として機能させ、シンセサイザ10のパネル操作子18を用いて編集したり、外部のPC(パーソナルコンピュータ)等で所要のアプリケーションを用いて編集し、その結果を記憶装置19に記憶させたりすることができる。
この図に示す発音管理用データは、CPU11が、RAM13に記憶領域を確保して記憶させ、発音に使用するボイスデータの内容や、発生したノートオン/オフイベントの内容に基づいて随時書き換え、これらの演奏イベントと対応する発音に使用するエレメントを決定する際に参照するものである。
そして、ボイス番号は、対応するパートの発音に使用するボイスデータを示す番号である。
これらのGS,EE,LSの値は、ノートオンイベントがある度に更新される。
これらのうち、サイクル発音レジスタCXを除く5つのフラグデータはそれぞれ、非レガート,レガート,サイクル,ランダム,キーオフ発音の5つの発音タイプに対応しており、ボイスデータの8つのエレメントのうちの、該当するグループに属し、かつ対応する発音タイプに設定されているエレメントを示す。なおここでは、ノーマル,全スイッチオフ,スイッチAオン,スイッチBオンの4つの発音タイプに設定されたエレメントは、ひとまとめにして非レガートのエレメントとして、非レガートエレメントフラグNLEにより示すようにしている。
これらのNLE,LE,CE,RE,OSEの各フラグは、各パートでボイスデータが選択された際に設定され、その後は、ボイスデータが変更されない限り変更されない。
以上が、発音管理用データの構成である。
CPU11は、ユーザの演奏操作に応じて生成されたり、自動演奏処理により生成されたりしてノートオンイベントが発生したことを検出すると、図4のフローチャートに示す処理を開始する。
次に、ステップS11で取得したパートpと対応するボイス番号を参照して、そのパートに設定されているボイスデータを選択し、以後の処理に使用することを決定する(S12)。
そして、有効性判定処理(S13)及びモノモード処理(S14)を実行して、有効エレメントフラグEE及びレガート状態フラグLSを設定する。
また、引き継ぎ情報は、記載した発音chに減衰(リリース)開始が指示されたり、発音音量が下がりその発音chが開放されたりしたときに引き継ぎリストHL(g)から削除される。そして、エンベロープ情報を引き継がせるエレメントの選択は、エレメント番号の若い順等により自動的に行うようにしてもよいし、ユーザがエレメント選択の順番を指定できるようにしてもよい。なお、ここで選択されるエレメントは、ノートオンイベントに応じて同時に発音開始される複数のエレメント音のうち、発音持続時間が最も長いエレメント音とするのが好適である。
エンベロープ情報の引継ぎについては、後述する。
まず、図5に、ステップS13の有効性判定処理のフローチャートを示す。
この処理においては、CPU11は、エレメント番号レジスタeの値を1ずつ増加させ、1〜8番目の各エレメントにつき、ステップS32〜S37の処理を順次実行する(S31,S38,S39)。
そして、これらの判定が全てYESである場合(ステップS34でNOの場合も)、有効エレメントフラグEEのe番目のビットを「1」に設定し、e番目のエレメントが、今回検出されたノートオンイベントと対応する発音に使用され得ることを示す(S36)。
そして、以上の処理を繰り返し、ステップS39でYESになると、元の処理に戻る。
以上の処理により、パートpの発音に使用するボイスデータに含まれるエレメントのうち、今回の発音に使用し得るエレメントがどれであるかを、有効エレメントフラグEEに記録することができる。
この処理においては、CPU11はまず、使用するボイスのポリ/モノデータを参照し、そのボイスがモノモードか否か判断する(S41)。そして、モノモードであれば、レガート機能を使えるため、パートpで前のノートオンが行われている間に今回のノートオンイベントがあったか否か判断する(S42)。
以上の処理により、レガート機能が有効なモノモードの場合に、レガート奏法が行われたか否かをレガート状態フラグLSに記録することができる。
この処理においては、CPU11はまず、図6に示した処理でセットしたレガート状態フラグLSが「0」であるか否か判断する(S51)。ここで「0」であれば、今回のノートオンがレガート奏法で行われていないことがわかるため、ステップS52以下の、非レガート音の発音に係る処理に進む。
このフローで処理されるのはg番目のグループのエレメントであり、非レガートエレメントフラグNLE(g)のうち「1」のビットは、対応するエレメントが非レガートであることを示し、また、有効エレメントフラグEEのうち「1」のビットは、対応するエレメントがノートレンジ及びベロシティレンジ(及びスイッチ対応)の要求を満たした、今回の発音に使用し得るエレメントであることを示すためである。
一方、ステップS53で「1」のビットがなければ、g番目のグループには、発音に使用すべき非レガートエレメントがないことがわかるので、GS(g)に「0」をセットして、g番目のグループで非レガート又はレガートのエレメントを用いた発音がなかったことを示し(S57)、元の処理に戻る。
グループ発音状態フラグGSが使われるのはモノモードの場合のみであり、モノモードにおいてステップS53でNOと判断された場合は、非レガート音もレガート音もノートオン状態でなくなるので、それを示すためにGS(g)を「0」に設定している。
そしてまず、ビット毎に、有効エレメントフラグEEと、処理中のg番目のグループのレガートエレメントフラグLE(g)の論理積を取る(S58)。この論理積により結果が「1」になるビットが示すエレメントは、g番目のグループに存在するレガートのエレメントのうち、そのエレメントのノートレンジ及びベロシティレンジの要求を満たしたものである。
また、一般に、レガートのエレメントでは、アタックの弱い波形データを集めた波形セット番号を設定したり、ファーストディケイが小さいEGパラメータを設定したりすることにより、生成されるエレメント音のアタック感が小さくなるようにされている。また、ここでのGS(g)=1は、モノモードにおいて、g番目のグループに関して、非レガート音又はレガート音がノートオン状態を継続中であることを示す。
また、ステップS59でNOの場合には、非レガートのエレメントを用いた発音について検討すべく、ステップS52に進んで元の処理に戻る。
以上の処理により、g番目のグループに非レガート及び/又はレガートのエレメントがあれば、その中で発音に使用する条件を満たすものを検索し、そのエレメントを用いた発音に必要な設定を行うことができる。この場合において、レガート奏法が行われたか否かが、非レガートのエレメントとレガートのエレメントのいずれを発音に用いるかにつき、1つの基準となる。
この処理においては、CPU11はまず、ビット毎に、有効エレメントフラグEEと、処理中のg番目のグループのサイクルエレメントフラグCE(g)の論理積を取る(S71)。この論理積により結果が「1」になるビットが示すエレメントデータは、g番目のグループに存在するサイクルのエレメントのうち、そのエレメントのノートレンジ及びベロシティレンジの要求を満たしたものである。
そこで、結果が「1」になるビットがあれば(S72)、g番目のグループのサイクル発音レジスタCX(g)を参照し、そこに記録されている、前回のノートオンイベントに対応する発音に用いたサイクルのエレメントが何であるかを示す値に基づいて、論理積の結果が「1」のエレメントから、今回の発音に用いるエレメントを選択する(S73)。
もちろん、選択の規則はこれに限られるものではなく、番号が小さくなる順に選択したり、選択回数をカウントするレジスタも設け、順に複数回ずつ選択したりすることも考えられる。あるいは、ユーザがエレメントの選択順を設定して、その順番に従って選択されるようにしてもよい。
以上の処理により、g番目のグループにサイクルのエレメントがあれば、その中から発音に使用するものを選択し、そのエレメントを用いた発音に必要な設定を行うことができる。
この処理においては、CPU11はまず、ビット毎に、有効エレメントフラグEEと、処理中のg番目のグループのランダムエレメントフラグRE(g)の論理積を取る(S81)。この論理積により結果が「1」になるビットが示すエレメントデータは、g番目のグループに存在するランダムのエレメントのうち、そのエレメントのノートレンジ及びベロシティレンジの要求を満たしたものである。
そして、この選択の後、図7のステップS54,S55の場合と同様に、選択したエレメントを用いた発音を行うための発音chの割り当て及び楽音の情報の設定を行い(S85,S86)、元の処理に戻る。
以上の処理により、g番目のグループにランダムのエレメントがあれば、その中から発音に使用するものを選択し、そのエレメントを用いた発音に必要な設定を行うことができる。なお、ランダム及びサイクルの発音タイプが、選択音の発音タイプである。
CPU11は、ユーザの演奏操作に応じて生成されたり、自動演奏処理により生成されたりしてノートオフイベントが発生したことを検出すると、図10のフローチャートに示す処理を開始する。
そして、ステップS92で発音chが発見されていた場合には(S98)、楽音信号生成回路20に対しその発音chの減衰開始(リリース開始)を指示し(S99)、処理を終了する。
以上の処理により、楽音信号生成回路20に、ノートオフイベントに応じた楽音の生成を開始させると共に、対応するノートオンイベントに応じて生成中の楽音の、EGパラメータ中のリリースの設定に従う減衰を開始させることができる。
この処理においては、CPU11はまず、g番目のグループのキーオフ発音エレメントフラグOSE(g)に「1」のビットがあるか否か判断する(S101)。すなわち、g番目のグループにキーオフ発音のエレメントがあるか否か判断する。
そして、あった場合には、その各エレメントの有効性を判定する(S102)。この判定基準は、対象エレメントのエレメントオンオフが「オン」であり、かつ、ノートナンバnがノートレンジに入っている場合に、有効であると判定するものである。ここでは、ベロシティについては考慮しないが、対応するノートオンイベントのベロシティvを記憶しておき、その値がベロシティレンジに入っていることも、有効の条件にしてもよい。
ここまでの処理において、CPU11がエレメント決定手段として機能する。
そして、この部分では、まず処理対象のエレメントを用いた発音を発音chに割り当てる(S105)。
そして、いずれの場合もステップS112に進み、ここでNOとなった場合に、元の処理に戻る。
以上のようなキーオフ発音は、電子ピアノにおいてキーオフ時にダンパーを振動子に当てて振動を減衰させる際の、ダンパーが振動子に当たる音等、楽器演奏時に発音停止動作に応じて音が発生する場合があることから、これを再現するために設けた機能である。しかし、用途がこれに限られることはない。また、引き継ぐ楽音特性も、エンベロープ波形の値に限られることはない。
なお、この図におけるエンベロープの値は、デシベルスケール(13ビット〜16ビット:10000段階程度)のエンベロープ波形を、MIDIの音量パラメータのスケール(7ビット:128段階)に換算(スケールダウン)したものである。また、この図はエンベロープ波形の特徴的な部分を模式的に示したものであり、実際にキーオフ発音の長さは、キーオン発音より大分短く、各エンベロープ波形ももう少し複雑である。
このためには、単純には、発音中の発音chから取得したエンベロープ波形の値(ノートオフイベント発生時の値)を、そのまま新たに発音する音の音量パラメータにしてもよい。この音量パラメータは、EGパラメータに含まれており、生成されるエンベロープ波形の最大値を制御する。また、取得したエンベロープ波形の値に所定の係数(0以上1以下)を乗算し、その乗算結果を音量パラメータとしてもよい。もちろん、これら以外の手法を用いてもよい。
図12に示したのは、前者の例、あるいは、後者で所定の係数が「1」の場合の例である。
これらの図からわかるように、このような引継ぎを行うことにより、ノートオンイベントに応じて発音された音と、これと対応するノートオフイベントに応じて発音する音とで、特性を連続的なものにすることができ、自然な発音が実現できる。
また、ノーマル音(非差替音)の発音タイプを用意しておけば、複数のエレメントのうち任意のエレメントのみについて、差替発音やスイッチ対応発音をさせることができる。
これらの図において、「eleNO」はエレメントの番号、「GID」はグループID、「Type」はエレメントの発音タイプを示す。また、これらの列の右側に記載したボックスの並びは、ノートナンバ60(C3)から78(F#4)までの各ノートを示し、塗りつぶしたボックスは、そのノートの発音にエレメントが使用されることを示す。ハッチングを付したボックスは、その範囲を含まないようなノートレンジの設定が行われ、その範囲でエレメントが無効化されていることを示す。
また、これらの図においては、全てノートナンバの低い順に演奏操作を行う例を示しているが、実際の演奏操作においてノートの演奏順が任意であることは、もちろんである。
図13(a)に示すのは、最も典型的な例であり、1つのグループ内に、ノーマル(非レガート)とレガートのエレメントを1つずつ設けた例である。この場合、始めのノートオンイベント時には、ノーマルのエレメント1を用いて発音し、その後は、レガート奏法が行われたため、ノーマルに代えてレガートのエレメント2を用いて発音する。
(c)に示すのは、逆にレガートのエレメントにノートレンジによる制限をかけた場合である。この場合、ノートオンイベントB,Cの時点では、グループ内に有効なレガートのエレメントがなく、図7のステップS59の判断がNOとなるので、ノーマルのエレメントを用いた発音を行うことになる。
そして、これらの(a),(b)の場合には、通常演奏時とレガート演奏時に、それぞれ複数のエレメント音を合成した異なる音色の楽音を生成可能である。また、各エレメントについてグループと発音タイプの設定を変更するだけで、通常演奏時とレガート演奏時について個別に、合成するエレメント音の数を変更することができ、ボイスデータの編集を、容易かつ高い自由度で行うことができると言える。
エレメント1(グループ1、ノーマル):第1フルート ノーマル発音
エレメント2(グループ1、レガート):第1フルート レガート発音
のようなフルートの音色データがあった場合、これにエレメントを追加して、
エレメント1(グループ1、ノーマル):第1フルート ノーマル発音
エレメント2(グループ1、レガート):第1フルート レガート発音
エレメント3(グループ2、ノーマル):第2フルート ノーマル発音
エレメント4(グループ2、レガート):第2フルート レガート発音
のようなフルート2本の音色データに改変するような設定を、容易に行うことができる。
なお、この図には示していないが、キーオフ発音の発音タイプについても、各エレメントについてグループと発音タイプの設定を変更するだけで、ノートオン時とノートオフ時の発音について個別に合成するエレメント音の数を変更することができ、同様に、ボイスデータの編集を、容易かつ高い自由度で行うことができると言える。
(a)には、グループ0の4つのエレメントに、サイクルの発音タイプを設定した例を示した。この場合、ノートオンイベントが発生するたびに、グループ内で番号の若い方から順に、発音に使用するエレメントを選択し、番号が最大のエレメントを選択すると、番号が最小のエレメントに戻る。エレメントの番号が連続していなくても、動作には全く問題ない。
なお、同一グループ内にサイクルのエレメントとランダムのエレメントを両方とも設けることは可能だが、この場合、サイクルはサイクル、ランダムはランダムで、同じ発音タイプが設定されているエレメントの中から、それぞれ1つずつ、発音に使用するエレメントを選択する。
(a)に示す例の場合、エレメント1〜6には、スイッチ対応の発音タイプを設定している。そして、これらのエレメントを発音に使用するか否かは、エレメント選択スイッチの状態に応じて決定する。また、ノーマルのエレメントについては、エレメント選択スイッチの状態は関係ない。もちろん、ノートレンジやベロシティレンジによる制約は反映させる。
例えば、ギター音色について、
エレメント1(グループ1、全スイッチオフ):アタックノイズ
エレメント2(グループ1、全スイッチオフ):ノーマル発音
エレメント3(グループ1、スイッチAオン):ハーモニクス発音
エレメント4(グループ1、スイッチBオン):ミュート発音
を設ければ、エレメント選択スイッチA,Bの操作により、ノーマル奏法,ハーモニクス奏法,ミュート奏法を、容易に切り替えて演奏可能な音色とすることができる。
エレメント1(グループ1、ノーマル):パーカッション発音
エレメント2(グループ1、全スイッチオフ):コーラスオフ発音
エレメント3(グループ1、スイッチAオン):コーラスオン発音
を設ければ、パーカッション発音を基本としつつ、エレメント選択スイッチAのオンオフでコーラスのオンオフを切換え可能な音色とすることができる。
エレメント1(グループ1、ノーマル):バイオリン音色
エレメント2(グループ1、スイッチAオン):チェロ音色
エレメント3(グループ1、スイッチBオン):コントラバス音色
を設ければ、バイオリン演奏を基本としつつ、エレメント選択スイッチA,Bの押下により、チェロやコントラバスを追加可能な音色とすることができる。
エレメント1(グループ1、ノーマル):弦楽器音色
エレメント2(グループ1、スイッチAオン):管楽器音色
エレメント3(グループ1、スイッチBオン):ティンパニ音色
を設ければ、弦楽器パートを基本としつつ、エレメント選択スイッチA,Bの押下により、管楽器パートやティンパニパートを追加可能な音色とすることができる。
また、例えば上記の弦楽器セクション音色において、各楽器についてレガート音の発音を可能としたい場合には、エレメントのグループ分けを利用して、
エレメント1(グループ1、ノーマル):バイオリン音色(ノーマル)
エレメント2(グループ2、スイッチAオン):チェロ音色(ノーマル)
エレメント3(グループ3、スイッチBオン):コントラバス音色(ノーマル)
エレメント4(グループ1、レガート):バイオリン音色(レガート)
エレメント5(グループ2、レガート):チェロ音色(レガート)
エレメント6(グループ3、レガート):コントラバス音色(レガート)
を設ければ、エレメント選択スイッチの押下による楽器の追加を維持しつつ、レガート音の発音を実現できる。
このような設定変更も、単なるエレメントの追加や発音タイプ及びグループの変更により可能であり、この点でも、シンセサイザ10においては、ボイスデータの編集を、容易かつ高い自由度で行うことができると言える。
例えば、上述した実施形態では、エンベロープの値の引継ぎは、キーオフ発音のエレメントを発音に用いる場合のみ行うようにしたが、他のエレメントを発音に用いる場合(ノートオンイベントに応じた発音を行う場合)にも行うようにしてもよい。特に、レガート音を発音させる場合、ポルタメントが設定されている場合、モノモードのエレメントを用いた発音である場合に、エンベロープの値の引継ぎを行えるようにするとよい。
さらに、エレメントの発音タイプ、すなわち、演奏イベントと対応する楽音の生成にそのエレメントデータを使用するか否かを決定する際に使用する規則も、上述したものに限られない。逆に、上述した全ての発音タイプを用意しなくてもよい。この場合でも、発音タイプ毎の効果を得ることができる。
また、リミットデータについて、必ずしもノートレンジとベロシティレンジの両方を用いる必要はなく、いずれか一方のみを用いるようにしてもよい。
ユーザが、各発音タイプを非レガート、レガート、あるいはレガート奏法に無関係のいずれにするかを設定できるようにしてもよい。また、各発音タイプに対して設定する代わりに、各エレメントに対して非レガート、レガート、無関係のいずれかを設定できるようにしてもよい。
また、以上述べてきた構成及び変形例は、矛盾しない範囲で適宜組み合わせて適用することも可能である。
従って、この発明を適用することにより、楽音生成装置の操作性や利便性を向上させることができる。
Claims (5)
- 複数のエレメントデータに基づいて複数のエレメント音を生成し、該生成された複数のエレメント音を合成して1つの楽音を生成する楽音生成装置であって、
1つの音色の楽音を構成する複数のエレメント音に対応する複数のエレメントデータであって、それぞれ、対応するエレメント音の楽音特性を制御するための特性制御データと、対応するエレメント音の発音タイプを示す発音タイプデータとを含み、複数のグループにグループ分けされている複数のエレメントデータを記憶する記憶手段と、
ユーザからの指示に応じて、前記記憶手段の記憶する前記複数のエレメントデータの内容及び該複数のエレメントデータの前記複数のグループへのグループ分けの内容を編集する編集手段と、
1つの楽音に関する発音制御イベントの発生に応じて、前記グループ毎に、そのグループに属するエレメントデータの中から、発生した発音制御イベントの内容と前記エレメントデータに含まれる前記発音タイプデータとに基づいて、前記発生した発音制御イベントに応じた新規エレメント音の生成に使用するエレメントデータを決定するエレメント決定手段と、
前記エレメント決定手段が決定したエレメントデータに含まれる特性制御データに基づき、該特性制御データの示す楽音特性のエレメント音を生成するエレメント音生成手段とを設けたことを特徴とする楽音生成装置。 - 複数のエレメントデータに基づいて複数のエレメント音を生成し、該生成された複数のエレメント音を合成して1つの楽音を生成する楽音生成装置であって、
1つの音色の楽音を構成する複数のエレメント音に対応する複数のエレメントデータであって、それぞれ、対応するエレメント音の楽音特性を制御するための特性制御データと、対応するエレメント音がレガート音と非レガート音のいずれの発音タイプであるかを示す発音タイプデータとを含み、複数のグループにグループ分けされている複数のエレメントデータを記憶する記憶手段と、
ユーザからの指示に応じて、前記記憶手段の記憶する前記複数のエレメントデータの内容及び該複数のエレメントデータの前記複数のグループへのグループ分けの内容を編集する編集手段と、
1つの楽音の発音開始を指示するノートオンイベントの発生に応じて、前記グループ毎に、同じグループ内のエレメントデータを用いて以前のノートオンイベントに応じて生成開始された前記非レガート音又は前記レガート音であるエレメント音のノートオン状態が継続中であれば、発音タイプがレガート音であるエレメントデータを、このようなエレメント音のノートオン状態が継続中でなければ、発音タイプが非レガート音であるエレメントデータを、それぞれ発生したノートオンイベントに応じた新規エレメント音の生成に使用するエレメントデータとして決定するエレメント決定手段と、
前記エレメント決定手段が決定したエレメントデータに含まれる特性制御データに基づき、該特性制御データの示す楽音特性のエレメント音を生成するエレメント音生成手段とを設けたことを特徴とする楽音生成装置。 - 複数のエレメントデータに基づいて複数のエレメント音を生成し、該生成された複数のエレメント音を合成して1つの楽音を生成する楽音生成装置であって、
1つの音色の楽音を構成する複数のエレメント音に対応する複数のエレメントデータであって、それぞれ、対応するエレメント音の楽音特性を制御するための特性制御データと、対応するエレメント音がノートオン音とノートオフ音のいずれの発音タイプであるかを示す発音タイプデータとを含み、複数のグループにグループ分けされている複数のエレメントデータを記憶する記憶手段と、
ユーザからの指示に応じて、前記記憶手段の記憶する前記複数のエレメントデータの内容及び該複数のエレメントデータの前記複数のグループへのグループ分けの内容を編集する編集手段と、
1つの楽音の発音開始を指示するノートオンイベントの発生に応じて、前記各グループに属するエレメントデータの中の、発音タイプがノートオン音であるエレメントデータを、発生したノートオンイベントに応じた新規エレメント音の生成に使用するエレメントデータとして決定する第1のエレメント決定手段と、
前記第1のエレメント決定手段が決定したエレメントデータに含まれる特性制御データに基づき、該特性制御データの示す楽音特性のエレメント音を生成する第1のエレメント音生成手段と、
前記各グループごとに、前記第1のエレメント音生成手段がそのグループに属するエレメントデータを用いて生成しているエレメント音のうちから、特性引継ぎ元としての1つのエレメント音を特定するエレメント音特定手段と、
1つの楽音の減衰開始を指示するノートオフイベントの発生に応じて、前記各グループに属するエレメントデータの中の、発音タイプがノートオフ音であるエレメントデータを、発生したノートオフイベントに応じた新規エレメント音の生成に使用するエレメントデータとして決定する第2のエレメント決定手段と、
前記各グループごとに、前記エレメント音特定手段が特定したエレメント音の一部の楽音特性を引き継ぎ、かつ、前記第2のエレメント決定手段が決定したエレメントデータに含まれる特性制御データに応じた楽音特性を有するエレメント音を生成する第2のエレメント音生成手段とを設けたことを特徴とする楽音生成装置。 - 複数のエレメントデータに基づいて複数のエレメント音を生成し、該生成された複数のエレメント音を合成して1つの楽音を生成する楽音生成装置であって、
1つの音色の楽音を構成する複数のエレメント音に対応する複数のエレメントデータであって、それぞれ、対応するエレメント音の楽音特性を制御するための特性制御データと、対応するエレメント音が非差替音と差替音のいずれの発音タイプであるかを示す発音タイプデータとを含み、複数のグループにグループ分けされている複数のエレメントデータを記憶する記憶手段と、
ユーザからの指示に応じて、前記記憶手段の記憶する前記複数のエレメントデータの内容及び該複数のエレメントデータの前記複数のグループへのグループ分けの内容を編集する編集手段と、
1つの楽音の発音開始を指示するノートオンイベントの発生に応じて、前記グループ毎に、そのグループに属し、発音タイプが差替音であるエレメントデータの中から順番にあるいはランダムに1つを選択したエレメントデータと、同じグループに属し、発音タイプが非差替音であるエレメントデータとを、発生したノートオンイベントに応じた新規エレメント音の生成に使用するエレメントデータとして決定するエレメント決定手段と、
前記エレメント決定手段が決定したエレメントデータに含まれる特性制御データに基づき、該特性制御データの示す楽音特性のエレメント音を生成するエレメント音生成手段とを設けたことを特徴とする楽音生成装置。 - コンピュータを請求項1乃至4のいずれか一項記載の楽音生成装置として機能させるためのプログラム。
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