JP2008170246A - 波形測定装置 - Google Patents

波形測定装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2008170246A
JP2008170246A JP2007003067A JP2007003067A JP2008170246A JP 2008170246 A JP2008170246 A JP 2008170246A JP 2007003067 A JP2007003067 A JP 2007003067A JP 2007003067 A JP2007003067 A JP 2007003067A JP 2008170246 A JP2008170246 A JP 2008170246A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
waveform
bundle
change point
display
logic signals
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007003067A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4941725B2 (ja
Inventor
Eiju Mizumura
栄寿 水村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yokogawa Electric Corp
Original Assignee
Yokogawa Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yokogawa Electric Corp filed Critical Yokogawa Electric Corp
Priority to JP2007003067A priority Critical patent/JP4941725B2/ja
Publication of JP2008170246A publication Critical patent/JP2008170246A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4941725B2 publication Critical patent/JP4941725B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Controls And Circuits For Display Device (AREA)
  • Tests Of Electronic Circuits (AREA)

Abstract

【課題】複数のロジック信号のバンドル値と変化点とを表示しても、高速に波形データを取得することができる波形測定装置を実現することにある。
【解決手段】複数回取得された複数のロジック信号を表示部に波形表示する波形測定装置に改良を加えたものである。本装置は、複数のロジック信号の変化点を表示部に表示させる変化点表示手段と、複数のロジック信号のバンドル値を表示部に表示させるバンドル値表示手段とを有する。そして、バンドル値表示手段は、変化点表示手段が変化点を複数回分表示したうち所望回に取得された複数のロジック信号のバンドル値を表示することを特徴とするものである。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数回取得された複数のロジック信号を表示部に波形表示する波形測定装置に関し、詳しくは、複数のロジック信号のバンドル値と変化点とを表示しても、高速に波形データを取得することができる波形測定装置に関するものである。
波形測定装置は、例えば、デジタルオシロスコープ等であり、近年、アナログ/ロジック混在回路の多信号を1台の測定器で観測するため、アナログ入力端子だけでなく、ロジック入力端子も備えたものが製品化されている。
このような装置では、アナログ信号をAD変換してメモリに格納し、2値(”0”(Lレベル)または”1”(Hレベル))のロジック信号をサンプラでサンプリングしてメモリに格納する。そして、メモリからデータを読み出して表示部の表示画面にロジック信号やアナログ信号を波形表示させる。
また、被測定対象(例えば、電子回路)のバス(複数本からなるパラレルバス)上を流れるロジック信号を同時に測定することができるようにサンプラが複数個設けられる。もちろん、AD変換器も複数個受けられる。
そして、パラレルバス上を流れるロジック信号を測定する場合、1本分のバスのロジック信号のロジック値だけでなく、複数本分のバスのロジック信号のロジック値をまとめて解析する必要がある。
このような複数個のロジック信号の解析結果を表示することは、バンドル(bundle)表示、バス表示等と呼ばれる。そして、バンドル表示には、バンドル値と変化点との表示が含まれる。ここで、バンドル値とは、同期を図って測定した同時刻における複数本のロジック信号のロジック値を16進数、8進数、2進数等で表示したものであり、変化点とは、バンドルされた複数のロジック信号のうちのいずれか1個でもレベルが変化した位置(時刻)を示すものである。
図4は、従来の波形測定装置におけるバンドル表示の表示例を示した図である。図4において、一例として、1個のアナログ信号、4個のロジック信号を波形表示し、一番上の波形がアナログ信号の波形表示であり、その他がロジック信号の波形表示である。そしてロジック信号の波形それぞれの変化点およびバンドル値(一番下のロジック信号を最上位ビットとし、16進数で表示)を求めて表示している。なお、変化点として、図4では、バンドル値と同じ行に縦棒で示している。また、バンドル値は、同じ値となる範囲を枠(横棒と変化点となる縦棒)で囲み、変化点間の中心に図示している。
特開平7−181204号公報
このように複数個のロジック信号をまとめて解析してバンドル表示するので、ユーザは、表示部に表示される波形を紙等に印刷して個々のロジック信号の波形からレベルを確認し、バンドル値や変化点を求める必要が無く、波形測定・波形解析等を効率よく行なうことができる。
また、効率よく測定等を行なうため、波形測定装置では、所定の条件となる波形(アナログ信号を対象にすることが多い)を検出するとトリガ信号を出力し、このトリガ信号を基準としてアナログ信号、デジタル信号を取り込み、波形表示やバンドル表示を行なっている。
通常、同じトリガ条件でロジック信号を測定した場合、ロジック信号の波形は一定でありバンドル値および変化点もほとんど変化しない。しかし、電子回路やデバイス等の開発を行なっているユーザにとって本当に必要となるのは、単発的に発生する異常波形の補足や、波形が安定せずに変化点がふらつく場合等の測定である。
また近年、被測定対象の信号のビットレートの高速化によって、AD変換器、サンプラ共にサンプリング周波数が非常に高速化(例えば、数百[MHz]〜数十[GHz])している。
しかしながら、従来の波形測定装置では、トリガ信号が発生して1画面分の波形データを取得すると、取得した1画面分の波形データからバンドル値および変化点を求め、波形表示と共にバンドル表示を行なう。従って、波形表示、バンドル値、変化点等の更新は、表示部の表示画面の更新レート(一般的には60[Hz]で固定)が最大になり、そのため、性能的には表示画面の更新レートに対し数万回分の波形データを取得することが可能であっても、表示画面の更新レートの関係から1画面に対して1波形データとなっており、単発的に発生する異常波形や変化点のばらつき等を補足できず、異常波形等を見逃すという問題があった。
そこで本発明の目的は、複数のロジック信号のバンドル値と変化点とを表示しても、高速に波形データを取得することができる波形測定装置を実現することにある。
請求項1記載の発明は、
複数回取得された複数のロジック信号を表示部に波形表示する波形測定装置において、
前記複数のロジック信号の変化点を前記表示部に表示させる変化点表示手段と、
前記複数のロジック信号のバンドル値を前記表示部に表示させるバンドル値表示手段と
を有し、このバンドル値表示手段は、前記変化点表示手段が変化点を複数回分表示したうち所望回に取得された前記複数のロジック信号のバンドル値を表示することを特徴とするものである。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、
変化点表示手段は、前記複数のロジック信号のなかから所望の組み合わせによるロジック信号の変化点を表示し、
バンドル値表示手段は、前記組み合わせたロジック信号のバンドル値を表示することを特徴とするものである。
請求項3記載の発明は、請求項1または2記載の発明において、
変化点表示手段は、変化点を複数回分重ねて表示することを特徴とするものである。
請求項4記載の発明は、請求項1〜3のいずれかに記載の発明において、
前記表示部の表示画面が更新される間に、前記複数のロジック信号の取得が複数回行なわれることを特徴とするものである。
請求項5記載の発明は、請求項1〜5のいずれかに記載の発明において、
前記複数のロジック信号をサンプリングして2値化データを出力する複数のサンプラと、
このサンプラそれぞれからの所定数の2値化データを1回分の波形データとし、複数回分の波形データを記憶する記憶部と、
この記憶部から波形データを複数回分読み出して各回それぞれの変化点を求め、前記変化点表示手段に出力する変化点検出手段と、
この変化点検出手段が読み出した複数回分の波形データのうち、所望回に取得された波形データからバンドル値を求め、前記バンドル値表示手段に出力するバンドル値演算手段と
を設けたことを特徴とするものである。
バンドル値表示手段が、バンドル値を表示するのを、変化点表示手段が変化点を表示したもののうちで、所望の回に取得されたものだけとするので、負荷の大きいバンドル値の演算処理回数が少なくなる。これにより、複数のロジック信号のバンドル値と変化点とを表示しても、高速に波形データを取得することができる。
以下図面を用いて本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の一実施例を示した構成図である。
図1において、アナログ信号用の入力端子Ainが複数個(図1では一例として4チャネル)設けられ、2値化されたロジック信号用の入力端子Dinが複数個(例えば、32ビット)設けられる。なお、入力端子Ain,Dinには、被測定対象から信号を取得するプローブ(図示せず)が接続される。また、ロジック入力端子Dinに接続されるプローブ内にはコンパレータが設けられ、被測定対象からの信号を2値化してロジック入力端子Dinに出力する。また、説明上、アナログ信号を測定する個数の単位として”チャネル”、ロジック信号を測定する個数の単位として”ビット”を用いて説明する。
AD変換器1は、入力端子Ainごとに設けられ、入力端子Ainからのアナログ信号をアナログ・デジタル変換し、変換したデジタルデータを出力する。
サンプラ2は、入力端子Dinごとに設けられ、入力端子Dinからのロジック信号をサンプリングして2値化データを出力する。
トリガ回路3は、所望の入力端子Ainからのアナログ信号が入力され、所定の条件となる波形を検出するとトリガ信号を出力する。
なお、AD変換器1、サンプラ2は、同じクロック信号(必要に応じてクロック信号を周波数変換した信号)が供給され、各チャネル間、各ビット間だけでなく、アナログ信号とロジック信号間の時間的な関係が確保される
データ処理部4は、トリガ回路3からのトリガ信号に従って、AD変換器1からのデジタルデータ、サンプラ2からの2値化データを波形データとしてアクイジョンメモリ5に格納する。ここで、波形データとは、トリガ信号を基準とし、この基準となるトリガ信号前後の所望時間分のデータから構成されるものである。図1に示す装置では、トリガ信号ごとに最大で4チャネル分のアナログ信号の波形データ、32ビット分のロジック信号の波形データが取得される。このように1回のトリガ信号によって各チャネル、各ビットの波形データを取得する動作を1アクイジョンと呼ぶ。
アクイジョンメモリ5は、記憶部であり、トリガ信号ごとに取得された各チャネル、各ビットそれぞれの波形データを記憶する。また、アクイジョンメモリ5は、複数アクイジョン分の波形データを記憶し、何回目のトリガ信号で取得された波形データであるかを関連付けて記憶される。
バンドル処理部6は、変化点検出手段61、バンドル値演算手段62を有し、メモリ5から所望数のアクイジョン分の波形データ(ロジック信号の波形データ)を読み出し、32ビットの波形データのなかから所望のビット同士を組み合わせてバンドルしたロジック信号の波形からレベルの変化点、バンドル値を求め、求めた変化点およびバンドル値を出力する。
変化点検出手段61は、組み合わせたロジック信号それぞれの波形データのなかからレベルが変化した位置(時刻)を検出する。
バンドル値演算手段62は、組み合わせたロジック信号のバンドル値を変化点検出手段61の変化点に基づいて求める。
表示処理部7は、波形表示手段71、変化点表示手段72、バンドル値表示手段73を有し、アクイジョンメモリ5から各チャネルの波形データ、各ビットの波形データを読み出し、バンドル処理部6から変化点、バンドル値が入力される。また、表示処理部7は、表示メモリ8と相互に接続され、波形データ、バンドル値、変化点から画像データを作成して表示メモリ8に書き込み、表示部9の表示画面の所定の更新レートに従ってメモリ8の画像データを読み出し、表示部9の表示画面に表示する。
波形表示手段71は、波形データから波形の画像データを生成する。変化点表示手段72は、変化点検出手段61の変化点から、変化点を示す画像データを生成する。バンドル表示手段73は、バンドル値演算手段63の演算結果から、バンドル値を示す画像データを生成する。
表示メモリ8は、画像データを格納する。表示部9は、表示画面を有し、表示メモリ8の画像データを表示する。
このような装置の動作を説明する。
図2は、図1に示す装置の動作を示したフローチャートである。図3は、図1に示す装置の表示部の表示画面例を示した図である。ここで、図4と同一のものには同一符号を付し、説明を省略する。
ここで、説明を簡単にするため、表示部9の表示更新レートを60[Hz](≒16.7「ms」)とし、表示画面を1回更新する間、言い換えると16.7[ms]の間に1,000回のトリガ信号が発生するものとする。従って、表示画面の更新レートごとに表示画面1,000枚分を生成できる波形データが取得される。また、表示画面が更新されたのを基準とし、アクイジョン順に1回目、2回目、…、1,000回目と数える。そして、波形データを構成するデジタルデータ、2値化データの個数を2,500点とし、バンドルするロジック信号の組み合わせをビット1〜4とする。
AD変換器1が、入力端子Ainに入力されたアナログ信号をデジタルデータに変換してデータ処理部4に出力すると共に、サンプラ2が、入力端子Dinに入力されたロジック信号を2値化データにしてデータ処理部4に出力する。一方、トリガ回路3が、所定のトリガ条件となる波形を検出するとトリガ信号をデータ処理部4に出力する(S10)。
そして、データ処理部4が、トリガ信号を基準とし、この基準となるトリガ信号前後の所望時間分(2,500点分)の各チャネルのデジタルデータおよび各ビットの2値化データそれぞれを波形データとしてメモリ5に格納する。すなわち、1アクイジョンによって、アナログ信号の4チャネルの波形データ(2,500点×4チャネル)、ロジック信号の32ビットの波形データ(2,500点×32ビット)がメモリ5に書き込まれる。また、表示画面が更新されてから何回目のトリガ信号で取得されたかを示すインデックスを付与する(S10、S11)。
さらに、バンドル処理部6の変化点検出手段61が、新たに取得されたビット1〜4のロジック信号の波形データをアクイジョンメモリ5から読み出して変化点を検出し、変化点表示手段72に出力する。そして、波形表示手段71が、表示を行なうチャネル、ビットの波形データをメモリ5から読み出して所定の形式に従って画像データを生成し、変化点表示手段72が、変化点を示す画像データを生成し、表示メモリ8に書き込む。この際、既に書き込まれている波形および変化点に重ね書きするように描画する(S12)。
そして、バンドル値を演算する場合(1,000回目のアクイジョンの場合)、バンドル値演算手段63が、1,000回目のアクイジョンによるビット1〜4のロジック信号の波形データおよび検出手段61の変化点に基づいて、バンドル値を求め、バンドル値表示手段に出力し、バンドル値表示手段73が、バンドル値を示す画像データを生成する(S13、S14)。
さらに、表示部9の表示画面の更新をする場合(1,000回目のアクイジョンの場合)、表示処理部7が、表示メモリ8から画像データを読み出し、表示部9の表示画面に波形、変化点、バンドル値等を表示する。(S15、S16)。そして、画像メモリ8のクリア、アクイジョン回数をクリア(1回目に設定)し、次のトリガ信号が入力されるのを待機する(S17、S10)。
一方、表示を更新しない場合(S15)、次のトリガ信号が発生するごとに、アクイジョンを行なって各チャネル、各ビットの波形データをメモリ5に順次格納する。もちろん、表示部9の表示画面の更新レートとは独立して、複数チャネル、複数ビットの波形データをトリガ信号ごとにメモリ5に格納し、既に書き込まれている波形および変化点に重ね書きするように描画する。つまり、各チャネル、各ビットごとに1,000回分の波形と変化点とが重ねて描画されることとなる(S10〜S15)。
なお、ユーザによって、測定が中止されたり表示画面の更新が中止された場合、バンドル値演算手段62が、中止直前にアクイジョンされた波形データ(つまり、最も新らしく取得された波形データ)と、この波形データの変化点とからバンドル値を求め、表示手段73がバンドル値の画像データをメモリ8に書き込む。そして、表示処理部7が、画像データを読み出して、表示部9の表示画面に表示させる。
ここで、例えば、図3(a)が定常的に取得される波形であり、図3(b)に示す波形が1,000回中1回だけ発生する場合であっても、図3(c)に示すように波形および変化点が重ねて1,000回分表示され、バンドル値のみは1,000回目のアクイジョンに基づいて1回分だけ表示される。もちろん、変化点を含む枠の色と、この枠内のバンドル値の色とを変えて表示させてもよい。また、アナログ信号の波形表示の図示は省略している。
このように、表示部9の画面表示の更新レートとは独立して、更新期間内に複数回のアクイジョンを行なって波形データを取得し、メモリ5に格納する。そして、アクイジョンごとに変化点検出手段61が変化点を検出し、表示手段71、72が、1,000回分のアクイジョンの波形および変化点を重ねて表示部9に表示させる。さらに、バンドル値演算手段63が、所望回のアクイジョン(1,000回目)のみバンドル値を求め、表示手段73が、バンドル値を表示する。これにより、表示画面の更新レートに依存しなくなり、従来の波形測定装置のような1アクイジョンづつバンドル表示する必要が無くなる。これにより、バンドル値と変化点とを表示しても、高速に波形データを取得することができる。従って、単発的な異常波形や波形のふらつき等などを確実に補足でき、効率的に測定を行なうことができる。
また、全てのアクイジョンに対してバンドル値を求めることはバンドル処理部6に大きな負荷がかかる。例えば、4ビットのロジック信号をバンドルしてバンドル値を求めるとともに、各アクイジョンごとにもバンドル値を求める場合、ロジック信号のレベル変化にもよるが、2,500点×4ビット×1,000アクイジョン=10,000,000点の2値化データを演算することとなり、アクイジョンに要する時間よりも、演算にかかる時間が長くなり、AD変換器1、サンプラ2の高速なサンプリング速度をいかしきれず、波形データの取りこぼしが発生する。しかし、バンドル値演算手段62が、1,000回目のアクイジョンのみバンドル値を求めて表示するので、バンドル処理部6の負荷を減らし、波形データの取りこぼしを抑えることができる。これにより、複数のロジック信号のバンドル値と変化点とを表示しても、高速に波形データを取得することができる。
また、ユーザが開発などにおいて重要となるのは、単発の異常波形や、ロジック波形のレベルのふらつきを示す変化点であり、バンドル値そのものはそれほど重要でない。そもそも、波形を観測するユーザは、人間の視覚の特性上、変化点を示す記号(縦棒)がある/無いといった程度の判別に対しては応答性がよいが、数字の値(つまり、バンドル値)までも認識するには数百[ms]は必要とされている。従って、表示更新レートが60[Hz]程度であっても、少なくとも1波形データ分のバンドル値が表示されたり、測定や表示更新の中止時にバンドル値を表示すれば、ユーザの視覚の特性から考えても十分である。仮に、1,000回分のバンドル値を求め、表示したとしても、バンドル値や変化点がばらつく場合、値と変化点が重なり互いに潰れてしまい認識できないといった問題点が発生するが、1回分のバンドル値しか表示しないので認識が困難になるという問題も回避できる。
また、表示部9の表示に関する設定が変更されたとしても、バンドル値は表示更新期間の一番最後に取得されたものに対して行なうのみなので、設定の変更に伴ってアクイジョンの処理等が中断されることがない。ここで、設定の変更とは、例えば、縦軸や横軸の目盛(v/div, t/div)の変更、波形の表示位置の変更等である。
なお、本発明はこれに限定されるものではなく、以下に示すようなものでもよい。
(1)複数のロジック信号からバンドル値を求めて表示する構成を示したが、DRAMへのパラレルバスや、PCIバスの場合、アドレスのみならずコマンドも伝送される。そして、これらのコマンドは、コード化して伝送されている。そこで、バンドル値とコマンド名との対応を示したテーブルを第2の記憶部にあらかじめ記憶させ、バンドル値演算手段62が、求めたバンドル値を第2の記憶部のテーブルを参照してデコード化し、コマンド名をバンドル値の代わりに表示させてもよい。
(2)表示画面の更新レートを60[Hz]とし、画面を1回更新する間に1,000回分アクイジョンする構成を示したが、表示画面の更新レートはどのような周期でもよく、画面を1回更新する間のアクイジョン回数も何回でもよい。
(3)波形表示手段71、変化点表示手段72が、波形、変化点を1000回分重ねて表示し、バンドル値を最後に取得した1,000回目のみ表示する構成を示したが、バンドル値を表示するのは何回目のものであってもよい。
(4)画面を1回更新する間に1,000回分アクイジョンする構成を示したが、画面を1回更新する間に、1回分しかアクイジョンしないような場合でも、例えば、波形および変化点は画面を更新するごと(つまり、アクイジョンするごとに)更新し、バンドル値の更新を画面の更新よりも遅くしてもよい(例えば、人間がバンドル値を認識できる程度(1秒間に数回程度))としてもよい。
(5)チャネル数、ビット数は何個でもよく、波形データを構成するデータ数も2,500点でなく何点でもよい。また、ビット1〜4のロジック信号を組み合わせたが、どのようなビット同士を組み合わせてもよく、組み合わせのビット数も何ビットでもよい。さらに、組み合わせを複数組とし、各組それぞれで変化点、バンドル値を求め、表示画面に複数行にわたって各組のバンドル表示をしてもよい。
(6)AD変換器1、サンプラ2、トリガ回路3、データ処理部4、メモリ5を有する構成を示したが、波形測定装置としては、バンドル処理部6、表示処理部7、表示メモリ8、表示部9を少なくとも有していればよく、例えば、各部6〜9を、パソコンや他の測定器上で構成し、メモリ5の1,000回分の波形データを通信や取り外し可能なメディアで転送し、バンドル表示、波形表示させてもよい。
(7)変化点検出手段61は、例えば、フリップフロップ、論理回路、マルチプレクサ等を用いてハードウェアで構成してもよく、DSPやCPU上でプログラムを動作させソフトウェアで実現してもよい。
(8)トリガ回路3は、1番目のチャネルのアナログ信号を入力する構成を示したが、何チャネル目のアナログ信号でもよく、複数チャネルのアナログ信号を組み合わせてもよい。また、ロジック信号や、入力端子Ainに入力されていない外部信号でもよい。
本発明の一実施例を示した構成図である。 図1に示す装置の動作例を示したフローチャートである。 図1に示す装置の表示例を示した図である。 従来の波形測定装置における表示例を示した図である。
符号の説明
2 サンプラ
5 アクイジョンメモリ(記憶部)
9 表示部
61 変化点検出手段
62 バンドル値演算手段
72 変化点表示手段
73 バンドル値表示手段

Claims (5)

  1. 複数回取得された複数のロジック信号を表示部に波形表示する波形測定装置において、
    前記複数のロジック信号の変化点を前記表示部に表示させる変化点表示手段と、
    前記複数のロジック信号のバンドル値を前記表示部に表示させるバンドル値表示手段と
    を有し、このバンドル値表示手段は、前記変化点表示手段が変化点を複数回分表示したうち所望回に取得された前記複数のロジック信号のバンドル値を表示することを特徴とする波形測定装置。
  2. 変化点表示手段は、前記複数のロジック信号のなかから所望の組み合わせによるロジック信号の変化点を表示し、
    バンドル値表示手段は、前記組み合わせたロジック信号のバンドル値を表示することを特徴とする請求項1記載の波形測定装置。
  3. 変化点表示手段は、変化点を複数回分重ねて表示することを特徴とする請求項1または2記載の波形測定装置。
  4. 前記表示部の表示画面が更新される間に、前記複数のロジック信号の取得が複数回行なわれることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の波形測定装置。
  5. 前記複数のロジック信号をサンプリングして2値化データを出力する複数のサンプラと、
    このサンプラそれぞれからの所定数の2値化データを1回分の波形データとし、複数回分の波形データを記憶する記憶部と、
    この記憶部から波形データを複数回分読み出して各回それぞれの変化点を求め、前記変化点表示手段に出力する変化点検出手段と、
    この変化点検出手段が読み出した複数回分の波形データのうち、所望回に取得された波形データからバンドル値を求め、前記バンドル値表示手段に出力するバンドル値演算手段と
    を設けたことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の波形測定装置。
JP2007003067A 2007-01-11 2007-01-11 波形測定装置 Active JP4941725B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007003067A JP4941725B2 (ja) 2007-01-11 2007-01-11 波形測定装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007003067A JP4941725B2 (ja) 2007-01-11 2007-01-11 波形測定装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008170246A true JP2008170246A (ja) 2008-07-24
JP4941725B2 JP4941725B2 (ja) 2012-05-30

Family

ID=39698485

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007003067A Active JP4941725B2 (ja) 2007-01-11 2007-01-11 波形測定装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4941725B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012019880A3 (de) * 2010-08-12 2012-06-14 Rohde & Schwarz Gmbh & Co. Kg Verfahren und vorrichtung zum verhindern von signalflankenverlusten

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61219870A (ja) * 1985-03-18 1986-09-30 テクトロニクス・インコーポレイテツド 波形データ表示器
JPS61270666A (ja) * 1985-05-25 1986-11-29 Sony Corp デイジタルデ−タの表示方法
JPH03243863A (ja) * 1990-02-21 1991-10-30 Sony Tektronix Corp 波形表示装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61219870A (ja) * 1985-03-18 1986-09-30 テクトロニクス・インコーポレイテツド 波形データ表示器
JPS61270666A (ja) * 1985-05-25 1986-11-29 Sony Corp デイジタルデ−タの表示方法
JPH03243863A (ja) * 1990-02-21 1991-10-30 Sony Tektronix Corp 波形表示装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012019880A3 (de) * 2010-08-12 2012-06-14 Rohde & Schwarz Gmbh & Co. Kg Verfahren und vorrichtung zum verhindern von signalflankenverlusten
US9075108B2 (en) 2010-08-12 2015-07-07 Rohde & Schwarz Gmbh & Co. Kg Method and a device for preventing signal-edge losses

Also Published As

Publication number Publication date
JP4941725B2 (ja) 2012-05-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1062521B1 (en) Simultaneous display of primary measurement values and derived parameters
JP4021159B2 (ja) 測定機器
US6753677B1 (en) Trigger jitter reduction for an internally triggered real time digital oscilloscope
JP5294320B2 (ja) ノー・デッド・タイム・アクイジション・システム及びアクイジション方法
US9874587B1 (en) One-pass trigger jitter reduction for digital instruments
US9410989B2 (en) Oscilloscope with integrated generator and internal trigger
JP4819386B2 (ja) シングルエンド信号をシリアル併合して分析する測定回路及びその方法
US20080005622A1 (en) Digital Signal Measuring Apparatus and Traffic Observing Method
US6642926B1 (en) Test and measurement instrument having telecommunications mask testing capability with a mask zoom feature
US6990416B2 (en) Qualification signal measurement, trigger, and/or display system
JP4941725B2 (ja) 波形測定装置
JP4061634B2 (ja) 波形測定器
JP5338191B2 (ja) 波形表示装置
US20040174818A1 (en) Simultaneous presentation of locally acquired and remotely acquired waveforms
US7366628B2 (en) Compressed logic sample storage
JP4924882B2 (ja) 波形測定装置
US11454524B2 (en) Measurement apparatus and measurement method
US6725172B2 (en) Systems and methods for tagging measurement values
US10620264B2 (en) Measuring system as well as method for analyzing an analog signal
JP5158424B2 (ja) 波形測定装置
US11536769B2 (en) Method for operating a test system and operation assistance apparatus
JP2010169524A (ja) 波形測定装置
JP4135055B2 (ja) 波形測定装置
JP6353880B2 (ja) 測定装置及び測定方法
JP3861675B2 (ja) 波形表示装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20091110

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20111118

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111124

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120119

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120202

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120215

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4941725

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150309

Year of fee payment: 3