JP2008168500A - 装飾構造体及びそれを用いた機器 - Google Patents
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Abstract
【課題】樹脂を用いた構造体において皮表面のような装飾的外観を与える。
【解決手段】フロントカバー1の裏面には裏面波形状部15が形成されている。さらに、この裏面波形状部15の凸部に例えば当接するように、フロントキャビネット11が配置されている。尚、フロントカバー1は例えば透明材料又は半透明材料により形成されており、フロントキャビネット11は、不透明又は透明度の低い材料により形成されている。
【選択図】図4
【解決手段】フロントカバー1の裏面には裏面波形状部15が形成されている。さらに、この裏面波形状部15の凸部に例えば当接するように、フロントキャビネット11が配置されている。尚、フロントカバー1は例えば透明材料又は半透明材料により形成されており、フロントキャビネット11は、不透明又は透明度の低い材料により形成されている。
【選択図】図4
Description
本発明は、装飾構造体に関し、特に機器の外観に関する装飾を行うための装飾構造体に関する。
従来から、機器などの外観に関する装飾を行う方法が提案されている。例えば、被装飾部品や被装飾機器などの表面や裏面に塗装を行うことにより外観に装飾が行われている。例えば、下記特許文献1に記載のように、透明樹脂材料により表面と裏面とを有する部品を成形し、この部品の裏面に接着剤を塗布し、この接着剤の上に色付き又は光沢性の微細片を分散散布し、その上に各種色調の塗装を施す技術が記載されている。
しかしながら、特許文献1に記載のように、樹脂に塗装を施す技術によれば、表面は単純な光沢仕上げになってしまい、例えば皮表面のような質感をもたせることが難しいという問題がある。また、塗装は熟練作業であり、かつ、塗装費用が高いという問題がある。
本発明は、樹脂を用いた構造体において皮表面のような装飾的外観を与えることを目的とする。
本発明の一観点によれば、透明板体と不透明な外表面を有する不透明部材とが、互いの面と面とが向かい合うように隣接して配置される装飾体構造であって、前記透明板体の前記不透明部材側に升目状に複数の凹部又は凸部が設けられていることを特徴とする装飾体構造が提供される。
また、透明板体と不透明な外表面を有する不透明部材とが、互いの面と面とが向かい合うように隣接して配置される装飾体構造であって、前記不透明部材の前記透明板体側に升目状に複数の凹部又は凸部が設けられていることを特徴とする装飾体構造が提供される。前記不透明部材は、有色材により形成されていることが好ましい。
前記升目の大きさを変更することにより装飾効果を調整することもでき、前記凹部の深さ、凸部の高さを変更することにより装飾効果を調整することもでき、前記凹部又は凸部の間隔を変更することにより装飾効果を調整することもできる。
本発明の他の観点によれば、不透明の樹脂を筐体として有する機器に用いられる透明な外囲ケースであって、内面に升目状に複数の凹部又は凸部が設けられていることを特徴とする外囲ケースが提供される。
本発明の他の観点によれば、不透明の樹脂を筐体として有する機器に用いられる透明な外囲ケースであって、内面に升目状に複数の凹部又は凸部が設けられていることを特徴とする外囲ケースが提供される。
本発明によれば、表面は凹凸のない光沢表面を有し、かつ、皮表面のような装飾的外観を与えることができるという効果がある。
本発明は、例えば透明樹脂材料または半透明樹脂材料により表面と裏面とを有する部品を成形し、該部品の裏面に球面上の凹面をマス目状に持たせることを特徴とする。
以下、本発明の第1の実施の形態による装飾体構造について図面を参照しながら説明を行う。図1は、本実施の形態による装飾体構造を用いた機器の構成例を示す斜視図である。図1に示すように、本実施の形態では、例として液晶テレビに用いられる表示装置Aを示している。図1に示すように、表示装置Aは、LCD表示画面3と、この表示画面3の額縁を形成するフロントカバー1と、裏カバー5と、を有している。ここで、フロントカバー1の装飾技術を例にして説明する。
図2から図4までは、フロントカバー1の角部近傍の構成例を示す図である。図2は、フロントカバーの一部を裏面から見た図であり、図3(A)は、図2のA−B線に沿う断面図であり、図3(B)は図3(A)を拡大した断面図である。図4は、フロントカバーとその裏面側に配置されたフロントキャビネットとを含む構造の一断面図である。図2及び図3(A)、(B)に示すように、フロントカバー1の裏面1aのある領域1bには、例えば交差する第1の方向1c及び第2の方向1dによって画定される升目領域1eが形成されている。交差角は、例えば90度である。より詳細にみると、図3(A),(B)に示すように、フロントカバー1の裏面には、升目領域1eのほぼ全体に複数の凹曲面が形成されている。すなわち、図4に示すように、フロントカバー1の裏面には裏面波形状部15が形成されている。さらに、この裏面波形状部15の凸部に例えば当接するように、フロントキャビネット11が配置されている。フロントカバー1とフロントキャビネット11とが、互いの面と面とが向かい合いように隣接して配置される構造である。すなわち、フロントカバー1の裏面とフロントキャビネット11の面とが、当接又当接状態から面の法線方向にある距離だけ離されて配置されている。尚、フロントカバー1は例えば透明材料又は半透明材料により形成されており、フロントキャビネット11は、不透明又は透明度の低い材料により形成されている。半透明でも良い。面内のある領域が不透明であっても良い。
尚、これらの構造の外周には飾り部品17がはめ込まれている。このような構造を、図5に示すように、フロントカバー1の表面側Xから見ると、略フロントキャビネット11の色合いであり、かつ、升目領域1eのほぼ全体に複数の凹曲面により、あたかも皮製品のような皮革の皺(しわ)を有するように見える。従って、樹脂であるにもかかわらず、皮仕上げのような高級感を出すことができる。また、奥部が凹レンズのような機能を有することで、この皺(しわ)が見た方向によって異なる形状に見えたり、不均一になったりすることで、さらに一品物のような高級感を出すことができる。
図6(A)〜(D)までは、フロントカバー1の変形例を示す図である。図6(A)は、凹曲面1eであるが、それぞれの凹曲面が接していない構造を有している。図6(B)は、三角錐の内面に似た形状の凹部を有している。図6(C)に示す構造は、凸曲面の形状1fを有している。図6(D)に示す構造は、三角錐の外面に似た形状の凸部を有している。これらの形状の違いにより、異なる皺(しわ)の形状を持たせることができる。
尚、上記のような形状を形成する方法としては、フロントカバー1の製造時に射出成形法を用いる場合には、その金型の形状を図6に示す形状に対応する形状にしておく方法が好ましい。また、1つのフロントカバーで領域によって図6(A)〜図6(D)に示す形状のうちから選択された2以上を形成するようにしても良い。
また、フロントカバー1を裏面1aから見た場合に、図7(A)のように正方形などの矩形が並ぶ形状、図7(B)に示すように、菱形が並ぶ形状、図7(C)に示すように、曲線1b、1cの一部によって囲まれた変形形状などのいずれにしても良い。升目に関して任意の形状を形成することができるため、装飾に関する自由度が高くなる。
さらに、図8(A)に示すように、裏面1aにおいて升目1eをある特定の領域だけに形成したり(図では、Aの文字の領域のみに形成している)、図8(B)に示すように、裏面1aにおいて升目1eをある特定の領域以外の領域だけに形成したり(図では、Aの文字の領域以外の領域にのみに形成している)することで、ある文字や絵などによる装飾を行うことも可能である。
また、以下のように、装飾を調整することも可能である。
(1)マス目の大きさを変更することで、装飾効果を変化させる。
(2)凹部の深さ、凸部の高さを調整することによって装飾効果を変化させる。
(3)凹部間の間隔を変更することによって装飾効果を変化させる。
(4)フロントカバーとフロントキャビネットとの間隔を調整することで装飾効果を変化させる。
(1)マス目の大きさを変更することで、装飾効果を変化させる。
(2)凹部の深さ、凸部の高さを調整することによって装飾効果を変化させる。
(3)凹部間の間隔を変更することによって装飾効果を変化させる。
(4)フロントカバーとフロントキャビネットとの間隔を調整することで装飾効果を変化させる。
上記に関しては、凹部、凸部は、レンズと同様の機能を有するため、光学的な設計が可能である。
次に、本発明の第2の実施の形態による装飾構造体について図面を参照しながら説明を行う。図9は、本実施の形態による装飾構造体の構成例を示す断面図であり、図4に対応する図である。図9に示すように、フロントカバー1の裏面ではなく、フロントキャビネット11のフロントカバー1側に筐体表面波形状部15が形成されている。さらに、この筐体表面波形状部15の凸部に例えば当接するように、フロントカバー1が配置されている。図10(A)は凹部11aが、図10(B)は凸部11bが形成される例を示す図である。尚、フロントカバー1は例えば透明材料又は半透明材料により形成されており、フロントキャビネット11は、不透明又は透明度の低い材料により形成されている点は、第1の実施の形態と同様である。このような構造においても、第1の実施の形態と同様の装飾効果を発揮する。
次に、本発明の第3の実施の形態について説明する。図11は、不透明の樹脂を筐体として有する機器であって、例えばミュージックプレイヤー51の一例を示す図である。ミュージックプレイヤー51は、不透明な外表面をもち、表示部53と、操作部55と、を有している。一方、その機器51用の外囲ケース57は透明であり、その内面には、交差する線57a、57bにより升目が形成されている。より詳細には、上述のような凹部又は凸部が多数形成されている。このような装飾体構造により、ミュージックプレイヤー51を外囲ケース57に入れた状態で、不透明な外表面と升目により、あたかも皮製品のような皮革の皺(しわ)を有するように見せることができる。尚、機器は、電子機器を含む種々の機器に適用可能である。
本発明は、機器の装飾体構造として利用可能である。
A…表示装置、1…フロントカバー、1a…フロントカバーの裏面、1c…第1の方向、1d…第2の方向、1e…升目領域、3…LCD表示画面、5…裏カバー、15…裏面波形状部。
Claims (8)
- 透明板体と不透明な外表面を有する不透明部材とが、互いの面と面とが向かい合うように隣接して配置される装飾体構造であって、
前記透明板体の前記不透明部材側に升目状に複数の凹部又は凸部が設けられていることを特徴とする装飾体構造。 - 透明板体と不透明な外表面を有する不透明部材とが、互いの面と面とが向かい合うように隣接して配置される装飾体構造であって、
前記不透明部材の前記透明板体側に升目状に複数の凹部又は凸部が設けられていることを特徴とする装飾体構造。 - 前記不透明部材は、有色材により形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の装飾体構造。
- 前記升目の大きさを変更することにより装飾効果を調整することを特徴とする請求項1から3までのいずれか1項に記載の装飾体構造。
- 前記凹部の深さ、凸部の高さを変更することにより装飾効果を調整することを特徴とする請求項1から3までのいずれか1項に記載の装飾体構造。
- 前記凹部又は凸部の間隔を変更することにより装飾効果を調整することを特徴とする請求項1から3までのいずれか1項に記載の装飾体構造。
- 前記透明部材と前記不透明部材との間隔を変更することにより装飾効果を調整することを特徴とする請求項1から3までのいずれか1項に記載の装飾体構造。
- 不透明の樹脂を筐体として有する機器に用いられる透明な外囲ケースであって、
内面に升目状に複数の凹部又は凸部が設けられていることを特徴とする外囲ケース。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007003353A JP2008168500A (ja) | 2007-01-11 | 2007-01-11 | 装飾構造体及びそれを用いた機器 |
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Publications (1)
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JP2008168500A true JP2008168500A (ja) | 2008-07-24 |
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JP (1) | JP2008168500A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016023825A (ja) * | 2014-07-17 | 2016-02-08 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 空気調和装置 |
-
2007
- 2007-01-11 JP JP2007003353A patent/JP2008168500A/ja active Pending
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