JP2008167468A - 複数のラスタを並行して処理する画像処理装置 - Google Patents
複数のラスタを並行して処理する画像処理装置 Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】ディザ法を用いて、画像データをドット形成の有無による表現形式のデータに変換する。変換に際しては、隣接するN本のラスタをラスタ群としてまとめて、該ラスタ群を構成するラスタを並行してドット列に変換していく。画像データには、周辺の画素は互いに近似した階調値を有する傾向があるので、隣接するN本のラスタを並行して処理すれば、キャッシュのヒット率や分岐予測の的中率が向上し、画像データの変換速度を効果的に向上させることができる。
【選択図】図1
Description
二次元的に配列された複数の画素の各々に階調値を対応付けた画像データを受け取り、各画素の階調値と所定の閾値とを比較してドットの形成有無を判断しながら該画素の列たるラスタをドット列に変換することによって、該画像データをドットの形成有無による表現形式のデータに変換する画像処理装置であって、
複数の前記閾値が二次元的に配列された閾値マトリックスを記憶しておく閾値マトリックス記憶手段と、
ドットの形成有無の判断を行う対象画素を選択する対象画素選択手段と、
前記対象画素に対応する閾値を前記閾値マトリックスの中から読み出して、該対象画素に対応付けられた前記階調値と比較することにより、該対象画素についてのドット形成有無を判断するドット形成判断手段と
を備え、
前記対象画素選択手段は、互いに隣接する所定のN本(Nは2以上の整数)の前記ラスタをラスタ群としてまとめ、該ラスタ群に含まれる各画素を所定の順番に従って順次選択することにより、該N本の各ラスタから並行して前記対象画素を選択する手段であることを要旨とする。
二次元的に配列された複数の画素の各々に階調値を対応付けた画像データを受け取り、各画素の階調値と所定の閾値とを比較してドットの形成有無を判断しながら該画素の列たるラスタをドット列に変換することによって、該画像データをドットの形成有無による表現形式のデータに変換する画像処理方法であって、
複数の前記閾値が二次元的に配列された閾値マトリックスを予め記憶しておく第1の工程と、
ドットの形成有無の判断を行う対象画素を選択する第2の工程と、
前記対象画素に対応する閾値を前記閾値マトリックスの中から読み出して、該対象画素に対応付けられた前記階調値と比較することにより、該対象画素についてのドット形成有無を判断する第3の工程と
を備え、
前記第2の工程は、互いに隣接する所定のN本(Nは2以上の整数)の前記ラスタをラスタ群としてまとめ、該ラスタ群に含まれる各画素を所定の順番に従って順次選択することにより、該N本の各ラスタから並行して前記対象画素を選択する工程であることを要旨とする。
二次元的に配列された複数の画素の各々に所定の複数色の階調値を対応付けたカラー画像データを受け取り、各画素についてのドット形成の有無を各色成分毎に判断しながら、画素の列たるラスタをドット列に変換することによって、該カラー画像データをドットの形成有無による表現形式の各色のデータに変換する画像処理装置であって、
互いに隣接する所定のN本(Nは2以上の整数)のラスタをまとめてラスタ群を生成するラスタ群生成手段と、
前記各色成分の中から予め選択された第1の色成分の画像データについては、各画素の前記階調値と各画素に対応付けられた所定の閾値とを比較しながら、前記ラスタ群を構成する前記N本のラスタを並行してドット列に変換することにより、ドットの形成有無による表現形式のデータに変換する第1のデータ変換手段と、
前記各色成分から前記第1の色成分を除いた第2の色成分の画像データについては、ドット形成の有無を判断したことで判断した画素で生じた階調誤差を周辺の未判断画素に拡散するとともに、周辺の判断済みの画素から拡散されてきた階調誤差を解消するようにドット形成の有無を判断しながら、前記ラスタ群を構成する前記N本のラスタを並行してドット列に変換することにより、ドットの形成有無による表現形式のデータに変換する第2のデータ変換手段と
を備えることを要旨とする。
二次元的に配列された複数の画素の各々に所定の複数色の階調値を対応付けたカラー画像データを受け取り、各画素についてのドット形成の有無を各色成分毎に判断しながら、画素の列たるラスタをドット列に変換することによって、該カラー画像データをドットの形成有無による表現形式の各色のデータに変換する画像処理方法であって、
前記受け取ったカラー画像データを、前記各色成分の中から予め選択された第1の色成分の画像データと、該第1の色成分を除いた第2の色成分の画像データとに分離する工程と、
前記第1の色成分の画像データについては、各画素の前記階調値と各画素に対応付けられた所定の閾値とを比較しながら、隣接する前記ラスタを所定のN本(Nは2以上の整数)ずつ並行してドット列に変換することにより、ドットの形成有無による表現形式のデータに変換する工程と、
前記第2の色成分の画像データについては、ドット形成の有無を判断したことで判断した画素で生じた階調誤差を周辺の未判断画素に拡散するとともに、周辺の判断済みの画素から拡散されてきた階調誤差を解消するようにドット形成の有無を判断しながら、隣接するラスタを前記N本ずつ並行してドット列に変換することにより、ドットの形成有無による表現形式のデータに変換する工程と
を備えることを要旨とする。
二次元的に配列された複数の画素の各々に階調値を対応付けた画像データを受け取り、各画素の階調値と所定の閾値とを比較してドットの形成有無を判断しながら該画素の列たるラスタをドット列に変換することによって、該画像データをドットの形成有無による表現形式のデータに変換する方法をコンピュータを用いて実現するためのプログラムであって、
複数の前記閾値が二次元的に配列された閾値マトリックスを予め記憶しておく第1の機能と、
ドットの形成有無の判断を行う対象画素を選択する第2の機能と、
前記対象画素に対応する閾値を前記閾値マトリックスの中から読み出して、該対象画素に対応付けられた前記階調値と比較することにより、該対象画素についてのドット形成有無を判断する第3の機能と
を備え、
前記第2の機能は、互いに隣接する所定のN本(Nは2以上の整数)の前記ラスタをラスタ群としてまとめ、該ラスタ群に含まれる各画素を所定の順番に従って順次選択することにより、該N本の各ラスタから並行して前記対象画素を選択する機能であることを要旨とする。
二次元的に配列された複数の画素の各々に所定の複数色の階調値を対応付けたカラー画像データを受け取り、各画素についてのドット形成の有無を各色成分毎に判断しながら、画素の列たるラスタをドット列に変換することによって、該カラー画像データをドットの形成有無による表現形式の各色のデータに変換する方法をコンピュータを用いて実現するためのプログラムであって、
前記受け取ったカラー画像データを、前記各色成分の中から予め選択された第1の色成分の画像データと、該第1の色成分を除いた第2の色成分の画像データとに分離する機能と、
前記第1の色成分の画像データについては、各画素の前記階調値と各画素に対応付けられた所定の閾値とを比較しながら、隣接する前記ラスタを所定のN本(Nは2以上の整数)ずつ並行してドット列に変換することにより、ドットの形成有無による表現形式のデータに変換する機能と、
前記第2の色成分の画像データについては、ドット形成の有無を判断したことで判断した画素で生じた階調誤差を周辺の未判断画素に拡散するとともに、周辺の判断済みの画素から拡散されてきた階調誤差を解消するようにドット形成の有無を判断しながら、隣接するラスタを前記N本ずつ並行してドット列に変換することにより、ドットの形成有無による表現形式のデータに変換する機能と
を備えることを要旨とする。
本発明は、次のような態様として把握することも可能である。すなわち、
二次元的に配列された複数の画素の各々に階調値を対応付けた画像データを受け取り、各画素の階調値と所定の閾値とを比較してドットの形成有無を判断しながら該画素の列たるラスタをドット列に変換することによって、該画像データをドットの形成有無による表現形式のデータに変換する画像処理装置であって、
複数の前記閾値が二次元的に配列された閾値マトリックスを記憶しておく閾値マトリックス記憶手段と、
ドットの形成有無の判断を行う対象画素を選択する対象画素選択手段と、
前記対象画素に対応する閾値を前記閾値マトリックスの中から読み出して、該対象画素に対応付けられた前記階調値と比較することにより、該対象画素についてのドット形成有無を判断するドット形成判断手段と
を備え、
前記対象画素選択手段は、互いに隣接する所定のN本(Nは2以上の整数)の前記ラスタをラスタ群としてまとめ、該ラスタ群に含まれる各画素を所定の順番に従って順次選択することにより、該N本の各ラスタから並行して前記対象画素を選択する手段であり、
前記ドット形成判断手段は、パイプライン処理を行いながら前記対象画素についてのドット形成有無を判断する手段である画像処理装置として把握することができる。
二次元的に配列された複数の画素の各々に階調値を対応付けた画像データを受け取り、各画素の階調値と所定の閾値とを比較してドットの形成有無を判断しながら該画素の列たるラスタをドット列に変換することによって、該画像データをドットの形成有無による表現形式のデータに変換する画像処理装置であって、
複数の前記閾値が二次元的に配列された閾値マトリックスを記憶しておく閾値マトリックス記憶手段と、
ドットの形成有無の判断を行う対象画素を選択する対象画素選択手段と、
前記対象画素に対応する閾値を前記閾値マトリックスの中から読み出して、該対象画素に対応付けられた前記階調値と比較することにより、該対象画素についてのドット形成有無を判断するドット形成判断手段と
を備え、
前記対象画素選択手段は、互いに隣接する所定のN本(Nは2以上の整数)の前記ラスタをラスタ群としてまとめ、該ラスタ群に含まれる各画素を所定の順番に従って順次選択することにより、該N本の各ラスタから並行して前記対象画素を選択する手段であり、
前記ドット形成判断手段は、前記対象画素についてのドット形成有無を判断するに際して発生する中間的な情報を、該判断のための命令が記憶されるメインメモリよりも高速に読み書き可能なキャッシュメモリに一時的に蓄えながら、前記ドット形成有無を判断する手段である画像処理装置として把握することができる。
A.発明の概要:
B.第1実施例:
B−1.装置構成:
B−2.画像データ変換処理の概要:
B−3.第1実施例の階調数変換処理:
B−4.変形例:
C.第2実施例:
C−1.第2実施例の階調数変換処理における閾値の格納方法:
C−2.第2実施例の階調数変換処理:
C−3.変形例:
D.第3実施例:
D−1.第3実施例の階調数変換処理:
D−2.変形例:
図1を参照しながら、本発明の概要について説明する。図1は、印刷システムを例にとって、本発明の概要を概念的に示した説明図である。本印刷システムは、本発明の画像処理装置10と、プリンタ20とから構成されている。画像処理装置10は、画像データを受け取って所定の画像処理を施した後、ドットの形成有無による表現形式の印刷データに変換して、プリンタ20に出力する。図中には、画像処理装置10が画像データに画像処理を施してデータを変換する処理の概要が、フローチャートの形式で示されている。画像処理装置10に供給される画像データは、二次元的に配列された複数の画素の各々に階調値が対応づけられた形式で表現されている。こうした画像データは、デジタルカメラやカラースキャナなどの画像機器で撮影した画像や、各種のアプリケーションプログラムを用いてコンピュータ上で作成した画像に所定の変換を施すことによって、生成することができる。
B−1.装置構成:
図2は、第1実施例の画像処理装置としてのコンピュータ100の構成を示す説明図である。コンピュータ100は、CPU102を中心に、ROM104やRAM106などを、バス116で互いに接続して構成された周知のコンピュータである。また、CPU102にはキャッシュメモリが内蔵されており、ROM104やRAM106などから情報を読み出す際には、先ずキャッシュメモリにアクセスして、必要な情報が残っていればキャッシュメモリから読み出すことで、処理の高速化を図っている。更に、CPU102の内部では、いわゆるパイプライン処理と呼ばれる並列演算方式により処理の高速化が図られており、パイプライン処理を効果的に機能させるために分岐予測制御も行われている。
図5は、第1実施例の画像処理装置としてのコンピュータ100が、受け取った画像データに所定の画像処理を加えることにより、該画像データを印刷データに変換する処理の流れを示すフローチャートである。かかる処理は、コンピュータ100のオペレーティングシステムがプリンタドライバを起動することによって開始され、CPU102の機能を用いて実行される。以下、図5に従って、第1実施例の画像データ変換処理について簡単に説明する。
図8は、第1実施例の階調数変換処理の流れを示すフローチャートである。かかる処理は、コンピュータ100のプリンタドライバが、図5に示した画像データ変換処理の中で行う処理である。尚、図8に示した処理は、C,M,Y,Kの各色毎に行われるが、説明が煩雑なることを避けるために、以下では特に色を特定することなく説明する。また、図9は、プリンタドライバが第1実施例の階調数変換処理に従って、ドット形成の有無を判断している様子を概念的に示した説明図である。以下、図9を参照しながら、図8のフローチャートに従って説明する。
<<規則1>>: 対象画素が奇数番目のラスタ上にあるときは、対象画素の直ぐ下にある画素を新たな対象画素として選択する。すなわち、左右方向には画素位置を変更することなく、ラスタの番号を1つだけインクリメントさせる。
<<規則2>>: 対象画素が偶数番目のラスタ上にあるときは、対象画素の直ぐ右上にある画素を新たな対象画素として選択する。すなわち、ラスタ番号を1つだけデクリメントするとともに、画素位置を示す番号は1つだけインクリメントさせる。
以上に説明した第1実施例では、ラスタを2本ずつ、ラスタ群としてまとめるものとして説明したが、2本ではなくより多数のラスタをラスタ群としてまとめることとしても良い。
<<規則3>>: 対象画素があるラスタの番号が3で割り切れない場合は、左右方向には画素位置を変更することなく、ラスタの番号を1つだけインクリメントさせる。
<<規則4>>: 対象画素があるラスタの番号が3で割り切れる場合は、ラスタ番号を2つだけデクリメントするとともに、画素位置を示す番号は1つだけインクリメントさせる。
この様な規則に基づいて対象画素を順次選択していけば、図10(a)に矢印で示したように、符番[1]の画素、符番[2]の画素、符番[3]の画素、符番[4]の画素と順番に対象画素を選択して、これら画素について順次ドット形成の有無を判断することができる。
上述したように、複数のラスタをラスタ群としてまとめ、各ラスタから対称画素を所定の順序で選択しながら階調数変換処理を行う場合には、画素を選択する順序を考慮しながら閾値マトリックスの閾値を格納することで、処理の高速化を図ることが可能である。以下では、こうした第2実施例の階調数変換処理について説明する。
説明の便宜上、閾値マトリックスを構成する各マス目を、次の様に符番する。例えば、閾値(m,n)は、閾値マトリックスのm行n列目のマス目に記憶されている閾値を示すものとする。こうして各マス目を識別することにより、閾値マトリックスに記憶されている複数の閾値を識別することが可能となる。図11は、閾値マトリックスに記憶されている各閾値がこのようにして符番され、識別されている様子を表した説明図である。
このように、複数のラスタをラスタ群としてまとめ、各ラスタを並行させながら画像データの階調数を変換する場合には、各ラスタから対称画素を選択する順序を考慮しながら閾値マトリックスの閾値を格納することで、階調数変換処理を迅速に行うことができる。以下では、図8および図9を流用しながら第2実施例の階調数変換処理について説明する。
前述したように、閾値マトリックスのサイズは画像データのサイズよりも小さいので、すべての画素についてドット形成の有無を判断するために、閾値マトリックスは画像データに対して位置を移動させながら繰り返し使用される。上述した各種の実施例では、閾値マトリックスをいずれもラスタに沿った方向に移動させている。このように移動させた場合、一つのラスタに着目すると、閾値マトリックスの同じ部分の閾値が繰り返し使用されることになる。このため、画像データによっては同一ラスタ内のドット形成に一定のパターンが発生が生じることになる。これは、特にラスタごとにばらつき要素を有する出力機器、例えばラスタを任意のノズルを用いて印画するのではなく、結果として特定のラスタを特定のノズルの組合せを用いて印画するシリアル走査のインクジェットプリンタなどに出力した場合、特定のノズルのドット着弾位置にばらつきがあると、それがラスタ方向の一定のパターンと重なって、出力画質を悪化させてしまうことがあった。このような問題の発生を回避するためには、画像データに対して閾値マトリックスを移動させる際に、ラスタの方向に完全に一致させて移動させるのではなく、ラスタ方向に対して少し傾きを持たせて移動させることが効果的である。こうすれば、ひとつのラスタに着目した場合、閾値マトリックスの位置を移動させる度に、マトリックス中の少しずつ異なる部分に記憶された閾値が使用されることになる。従って、ドットの形成に一定のパターンが発生することを確実に回避することが可能である。
上述した各種の実施例では、いわゆるディザ法と呼ばれる手法を用いて階調数変換処理を行ったが、階調数変換を行う代表的な手法には、いわゆる誤差拡散法と呼ばれる手法も存在する。以下に説明する第3実施例では、ディザ法と誤差拡散法とを組み合わせて階調数変換処理を行う。
初めに、ディザ法と誤差拡散法とを組み合わせて階調数変換処理を行う際の基本的な考え方について、図18を用いて説明する。カラー画像データは、通常、各色の画像データが組み合わされて表現されている。図18に示した例では、カラー画像データは、シアン(C)色の画像データと、マゼンタ(M)色の画像データと、イエロ(Y)色の画像データと、ブラック(K)色の画像データの組み合わせとして表現されている。ディザ法と誤差拡散法とを組み合わせて使用する場合は、これらの手法を色毎に使い分けて適用する。ここで、ディザ法は誤差拡散法に比べて迅速に処理することができるという利点があるが、その反面、誤差拡散法に比べると画質が劣る場合がある。そこで、比較的画質への影響が少ない色の画像データについてはディザ法を用いて階調数変換処理を行い、その他の色の画像データについては誤差拡散法を用いて階調数変換処理を行うものとする。
上述した第3実施例の階調数変換処理では、ラスタ群を構成する複数のラスタを並行して処理することで、ディザ法を適用した処理も、誤差拡散法を適用した処理も、いずれについても処理速度を向上させることが可能である。もっとも、ラスタ群に含まれる複数のラスタを並行して処理する方法は、上述した方法に限られるものではない。以下に説明する変形例では、ラスタ群を複数のブロックに区分けして、ブロック毎にドット形成有無を判断することにより、複数本のラスタを並行して処理している。こうすることによっても、階調数変換処理の高速化を図ることが可能である。図25は、第3実施例の変形例としての階調数変換処理の流れを示すフローチャートである。また、図26は、変形例の階調数変換処理が画像データをドット形成有無による表現形式のデータに変換している様子を例示した説明図である。以下、図26を参照しながら、図25に示すフローチャートに従って説明する。
20…プリンタ
100…コンピュータ
102…CPU
104…ROM
106…RAM
108…周辺機器インターフェースP−I/F
109…ディスクコントローラDDC
110…ネットワークインターフェースカードNIC
112…ビデオインターフェースV−I/F
114…CRT
116…バス
118…ハードディスク
120…デジタルカメラ
122…カラースキャナ
124…フレキシブルディスク
126…コンパクトディスク
200…カラープリンタ
230…キャリッジモータ
235…紙送りモータ
236…プラテン
240…キャリッジ
241…印字ヘッド
242,243…インクカートリッジ
244…インク吐出用ヘッド
260…制御回路
261…CPU
262…ROM
263…RAM
300…通信回線
310…記憶装置
Claims (30)
- 二次元的に配列された複数の画素の各々に階調値を対応付けた画像データを受け取り、各画素の階調値と所定の閾値とを比較してドットの形成有無を判断しながら該画素の列たるラスタをドット列に変換することによって、該画像データをドットの形成有無による表現形式のデータに変換する画像処理装置であって、
複数の前記閾値が二次元的に配列された閾値マトリックスを記憶しておく閾値マトリックス記憶手段と、
ドットの形成有無の判断を行う対象画素を選択する対象画素選択手段と、
前記対象画素に対応する閾値を前記閾値マトリックスの中から読み出して、該対象画素に対応付けられた前記階調値と比較することにより、該対象画素についてのドット形成有無を判断するドット形成判断手段と
を備え、
前記対象画素選択手段は、互いに隣接する所定のN本(Nは2以上の整数)の前記ラスタをラスタ群としてまとめ、該ラスタ群に含まれる各画素を所定の順番に従って順次選択することにより、該N本の各ラスタから並行して前記対象画素を選択する手段である画像処理装置。 - 請求項1記載の画像処理装置であって、
前記閾値マトリックス記憶手段は、前記複数の閾値を、M行(Mは前記Nの正の倍数)×L列(Lは2以上の整数)のマトリックスとして記憶している手段である画像処理装置。 - 請求項1または請求項2記載の画像処理装置であって、
前記閾値マトリックス記憶手段は、二次元的に配列された前記複数の閾値を、前記N行ずつ複数のグループにまとめ、各グループ内では、前記対象画素選択手段が前記対象画素を選択する前記所定の順番に従って、該複数の閾値を記憶している手段である画像処理装置。 - 請求項3記載の画像処理装置であって、
前記対象画素選択手段は、前記ラスタ群に含まれる複数の画素を、縦横それぞれ所定画素数ずつの複数のブロックにまとめ、該ブロック内の各画素から前記対象画素を順次選択する手段である画像処理装置。 - 前記対象画素選択手段がまとめる前記ブロックは、前記ラスタ群に含まれる複数の画素を、縦横N画素ずつまとめたブロックである請求項4記載の画像処理装置。
- N=2である請求項5記載の画像処理装置。
- N=8である請求項5記載の画像処理装置。
- 請求項3記載の画像処理装置であって、
前記閾値マトリックス記憶手段は、前記画像データの二次元的な画素の配列よりも小さなサイズの配列を、前記閾値マトリックスとして記憶している手段であり、
前記ドット形成有無判断手段は、
前記閾値マトリックスを、前記画像データに対して縦横の方眼状に配置した状態から、前記ラスタの方向と交差する方向にK画素(Kは前記Nの正の倍数)ずつずらしながら配置した状態で対応付ける閾値マトリックス対応付け手段と、
前記画像データ上に対応付けられた前記閾値マトリックスから、前記対象画素に対応する位置に記憶されている閾値を、該対象画素に対応する閾値として読み出す閾値読み出し手段と
を備えている画像処理装置。 - 請求項8記載の画像処理装置であって、
前記閾値マトリックス対応付け手段は、前記閾値マトリックスを、前記画像データに対して前記ラスタの方向と交差する方向に前記N画素ずつずらしながら配置した状態で対応付ける手段である画像処理装置。 - 二次元的に配列された複数の画素の各々に所定の複数色の階調値を対応付けたカラー画像データを受け取り、各画素についてのドット形成の有無を各色成分毎に判断しながら、画素の列たるラスタをドット列に変換することによって、該カラー画像データをドットの形成有無による表現形式の各色のデータに変換する画像処理装置であって、
互いに隣接する所定のN本(Nは2以上の整数)のラスタをまとめてラスタ群を生成するラスタ群生成手段と、
前記各色成分の中から予め選択された第1の色成分の画像データについては、各画素の前記階調値と各画素に対応付けられた所定の閾値とを比較しながら、前記ラスタ群を構成する前記N本のラスタを並行してドット列に変換することにより、ドットの形成有無による表現形式のデータに変換する第1のデータ変換手段と、
前記各色成分から前記第1の色成分を除いた第2の色成分の画像データについては、ドット形成の有無を判断したことで判断した画素で生じた階調誤差を周辺の未判断画素に拡散するとともに、周辺の判断済みの画素から拡散されてきた階調誤差を解消するようにドット形成の有無を判断しながら、前記ラスタ群を構成する前記N本のラスタを並行してドット列に変換することにより、ドットの形成有無による表現形式のデータに変換する第2のデータ変換手段と
を備える画像処理装置。 - 請求項10記載の画像処理装置であって、
前記第1のデータ変換手段は、
複数の前記閾値が二次元的に配列された閾値マトリックスを記憶しておく閾値マトリックス記憶手段と、
ドットの形成有無の判断を行う対象画素を選択する対象画素選択手段と、
前記対象画素に対応する閾値を前記閾値マトリックスの中から読み出して、該対象画素に対応付けられた前記階調値と比較することにより、該対象画素についてのドット形成有無を判断するドット形成判断手段と
を備え、
前記対象画素選択手段は、前記ラスタ群に含まれる各画素を所定の順番に従って順次選択することにより、該ラスタ群を構成する各ラスタから並行して前記対象画素を選択する手段である画像処理装置。 - 請求項11記載の画像処理装置であって、
前記閾値マトリックス記憶手段は、二次元的に配列された前記複数の閾値を、前記N行ずつ複数のグループにまとめ、該グループ内では、前記対象画素選択手段が前記対象画素を選択する前記所定の順番に従って、該複数の閾値を記憶している手段である画像処理装置。 - 請求項12記載の画像処理装置であって、
前記対象画素選択手段は、前記ラスタ群に含まれる複数の画素を、縦横それぞれ所定画素数ずつの複数のブロックにまとめ、該ブロック内の各画素から前記対象画素を順次選択する手段である画像処理装置。 - 請求項10ないし請求項13のいずれかに記載の画像処理装置であって、
前記第2のデータ変換手段は、
前記ラスタ群の中の最後尾にある最後尾ラスタを選択し、該最後尾ラスタを構成する各画素についてドット形成の有無を判断することによって、該最後尾ラスタをドット形成の有無を表すドット列に変換する最後尾ラスタ変換手段と、
前記階調誤差を、前記最後尾ラスタを構成する各画素について算出し、該各画素の周辺にある複数の未判断の画素に拡散する第1の誤差拡散手段と、
前記最後尾ラスタに隣接するラスタ群の中の先頭位置にある先頭ラスタを選択し、該最後尾ラスタから該先頭ラスタの各画素に拡散された前記階調誤差を考慮しながら、該先頭ラスタを構成する各画素についてドット形成の有無を判断することによって、該先頭ラスタをドット形成の有無を表すドット列に変換する先頭ラスタ変換手段と、
前記先頭ラスタを構成する各画素で生じた前記階調誤差を、該各画素の周辺にある未判断の画素に拡散する第2の誤差拡散手段と、
前記ラスタ群から前記先頭ラスタを除いた残余ラスタについては、該残余ラスタと同じラスタ群に属し且つドット形成有無を判断済みの画素から拡散された前記階調誤差を考慮しながら該残余ラスタの各画素のドット形成有無を判断することにより、該先頭ラスタを前記ドット列に変換する処理に並行して該残余ラスタをドット列に変換する残余ラスタ変換手段と
を備え、
前記第1の誤差拡散手段および前記第2の誤差拡散手段は、前記ドット形成の有無を判断した画素とは異なるラスタ群の画素に拡散された誤差については第1の誤差記憶部に記憶し、該ドット形成有無を判断した画素と同じラスタ群の画素に拡散された誤差については第2の誤差記憶部に記憶する手段である画像処理装置。 - 請求項10ないし請求項13のいずれかに記載の画像処理装置であって、
前記第2のデータ変換手段は、
前記ラスタ群を構成する複数の画素を、縦横それぞれ所定画素数ずつの複数の画素からなるブロックとしてまとめることにより、該ラスタ群を複数のブロックに区分するブロック形成手段と、
前記ドットの形成有無の判断を前記ブロック単位で行うことにより、前記ラスタをN本ずつ並行してドット列に変換するブロック単位変換手段と
を備えている画像処理装置。 - 請求項10ないし請求項15のいずれかに記載の画像処理装置であって、
前記カラー画像データは、前記画素の各々に、少なくともシアン色、マゼンタ色、イエロ色を含む各色の階調値を対応付けたデータであり、
前記第1の色成分には、少なくともイエロ色が含まれている画像処理装置。 - 請求項10ないし請求項15のいずれかに記載の画像処理装置であって、
前記カラー画像データは、前記画素の各々に、少なくともシアン色、マゼンタ色、イエロ色を含む各色の階調値を対応付けたデータであり、
前記第2の色成分には、少なくともシアン色あるいはマゼンタ色が含まれている画像処理装置。 - 請求項10ないし請求項15のいずれかに記載の画像処理装置であって、
前記カラー画像データは、前記画素の各々に、少なくともシアン色、マゼンタ色、イエロ色、ブラック色を含む各色の階調値を対応付けたデータであり、
前記第2の色成分には、少なくともブラック色が含まれている画像処理装置。 - 請求項10ないし請求項15のいずれかに記載の画像処理装置であって、
前記カラー画像データは、色相が略同一で濃度が異なる濃淡一組の色を少なくとも含んだ前記所定の複数色の階調値を、前記画素の各々に対応付けたデータであり、
前記濃淡一組の色の中の一方の色は、前記第1の色成分として選択され、他方の色は前記第2の色成分として選択されている画像処理装置。 - 二次元的に配列された複数の画素の各々に階調値を対応付けた画像データを受け取り、各画素の階調値と所定の閾値とを比較してドットの形成有無を判断しながら該画素の列たるラスタをドット列に変換することによって、該画像データをドットの形成有無による表現形式の印刷データに変換し、該印刷データに基づいて印刷媒体上に画像を表現する印刷装置であって、
複数の前記閾値が二次元的に配列された閾値マトリックスを記憶しておく閾値マトリックス記憶手段と、
ドットの形成有無の判断を行う対象画素を選択する対象画素選択手段と、
前記対象画素に対応する閾値を前記閾値マトリックスの中から読み出して、該対象画素に対応付けられた前記階調値と比較することにより、該対象画素についてのドット形成有無を判断するドット形成判断手段と、
前記ドット形成有無の判断結果に基づいて印刷媒体上にドットを形成するドット形成手段と
を備え、
前記対象画素選択手段は、互いに隣接する所定のN本(Nは2以上の整数)の前記ラスタをラスタ群としてまとめ、該ラスタ群に含まれる各画素を所定の順番に従って順次選択することにより、該N本の各ラスタから並行して前記対象画素を選択する手段である印刷装置。 - 請求項20記載の印刷装置であって、
前記閾値マトリックス記憶手段は、二次元的に配列された前記複数の閾値を、前記N行ずつ複数のグループにまとめ、各グループ内では、前記対象画素選択手段が前記対象画素を選択する前記所定の順番に従って、該複数の閾値を記憶している手段である印刷装置。 - 二次元的に配列された複数の画素の各々に所定の複数色の階調値を対応付けたカラー画像データを受け取り、各画素についてのドット形成の有無を各色成分毎に判断しながら、画素の列たるラスタをドット列に変換することによって、該カラー画像データをドットの形成有無による表現形式の印刷データに変換し、該印刷データに基づいて各色のドットを形成することによって印刷媒体上にカラー画像を表現する印刷装置であって、
互いに隣接する所定のN本(Nは2以上の整数)のラスタをまとめてラスタ群を生成するラスタ群生成手段と、
前記各色成分の中から予め選択された第1の色成分の画像データについては、各画素の前記階調値と各画素に対応付けられた所定の閾値とを比較しながら、前記ラスタ群を構成する前記N本のラスタを並行してドット列に変換することにより、ドットの形成有無による表現形式の第1の印刷データに変換する第1のデータ変換手段と、
前記各色成分から前記第1の色成分を除いた第2の色成分の画像データについては、ドット形成の有無を判断したことで判断した画素で生じた階調誤差を周辺の未判断画素に拡散するとともに、周辺の判断済みの画素から拡散されてきた階調誤差を解消するようにドット形成の有無を判断しながら、前記ラスタ群を構成する前記N本のラスタを並行してドット列に変換することにより、ドットの形成有無による表現形式の第1の印刷データに変換する第2のデータ変換手段と
前記第1の印刷データおよび第2の印刷データに基づいて印刷媒体上に各色のドットを形成するドット形成手段と
を備える印刷装置。 - 二次元的に配列された複数の画素の各々に階調値を対応付けた画像データを受け取り、各画素の階調値と所定の閾値とを比較してドットの形成有無を判断しながら該画素の列たるラスタをドット列に変換することによって、該画像データをドットの形成有無による表現形式のデータに変換する画像処理方法であって、
複数の前記閾値が二次元的に配列された閾値マトリックスを予め記憶しておく第1の工程と、
ドットの形成有無の判断を行う対象画素を選択する第2の工程と、
前記対象画素に対応する閾値を前記閾値マトリックスの中から読み出して、該対象画素に対応付けられた前記階調値と比較することにより、該対象画素についてのドット形成有無を判断する第3の工程と
を備え、
前記第2の工程は、互いに隣接する所定のN本(Nは2以上の整数)の前記ラスタをラスタ群としてまとめ、該ラスタ群に含まれる各画素を所定の順番に従って順次選択することにより、該N本の各ラスタから並行して前記対象画素を選択する工程である画像処理方法。 - 請求項23記載の画像処理方法であって、
前記第1の工程は、二次元的に配列された前記複数の閾値を、前記N行ずつ複数のグループにまとめ、各グループ内では、前記第2の工程において前記対象画素が選択される前記所定の順番に従って、該複数の閾値を記憶しておく工程である画像処理方法。 - 請求項24記載の画像処理方法であって、
前記第1の工程は、前記画像データの二次元的な画素の配列よりも小さなサイズの配列を、前記閾値マトリックスとして記憶しておく工程であり、
前記第3の工程は、
前記閾値マトリックスを、前記画像データに対して縦横の方眼状に配置した状態から、前記ラスタの方向と交差する方向にK画素(Kは前記Nの正の倍数)ずつずらしながら配置した状態で対応付ける工程と、
前記画像データ上に対応付けられた前記閾値マトリックスから、前記対象画素に対応する位置に記憶されている閾値を、該対象画素に対応する閾値として読み出す工程と
を備えている画像処理方法。 - 二次元的に配列された複数の画素の各々に所定の複数色の階調値を対応付けたカラー画像データを受け取り、各画素についてのドット形成の有無を各色成分毎に判断しながら、画素の列たるラスタをドット列に変換することによって、該カラー画像データをドットの形成有無による表現形式の各色のデータに変換する画像処理方法であって、
前記受け取ったカラー画像データを、前記各色成分の中から予め選択された第1の色成分の画像データと、該第1の色成分を除いた第2の色成分の画像データとに分離する工程と、
前記第1の色成分の画像データについては、各画素の前記階調値と各画素に対応付けられた所定の閾値とを比較しながら、隣接する前記ラスタを所定のN本(Nは2以上の整数)ずつ並行してドット列に変換することにより、ドットの形成有無による表現形式のデータに変換する工程と、
前記第2の色成分の画像データについては、ドット形成の有無を判断したことで判断した画素で生じた階調誤差を周辺の未判断画素に拡散するとともに、周辺の判断済みの画素から拡散されてきた階調誤差を解消するようにドット形成の有無を判断しながら、隣接するラスタを前記N本ずつ並行してドット列に変換することにより、ドットの形成有無による表現形式のデータに変換する工程と
を備える画像処理方法。 - 二次元的に配列された複数の画素の各々に階調値を対応付けた画像データを受け取り、各画素の階調値と所定の閾値とを比較してドットの形成有無を判断しながら該画素の列たるラスタをドット列に変換することによって、該画像データをドットの形成有無による表現形式のデータに変換する方法をコンピュータを用いて実現するためのプログラムであって、
複数の前記閾値が二次元的に配列された閾値マトリックスを予め記憶しておく第1の機能と、
ドットの形成有無の判断を行う対象画素を選択する第2の機能と、
前記対象画素に対応する閾値を前記閾値マトリックスの中から読み出して、該対象画素に対応付けられた前記階調値と比較することにより、該対象画素についてのドット形成有無を判断する第3の機能と
を備え、
前記第2の機能は、互いに隣接する所定のN本(Nは2以上の整数)の前記ラスタをラスタ群としてまとめ、該ラスタ群に含まれる各画素を所定の順番に従って順次選択することにより、該N本の各ラスタから並行して前記対象画素を選択する機能であるプログラム。 - 請求項27記載のプログラムであって、
前記第1の機能は、二次元的に配列された前記複数の閾値を、前記N行ずつ複数のグループにまとめ、各グループ内では、前記第2の機能によって前記対象画素が選択される前記所定の順番に従って、該複数の閾値を記憶しておく機能であるプログラム。 - 請求項28記載のプログラムであって、
前記第1の機能は、前記画像データの二次元的な画素の配列よりも小さなサイズの配列を、前記閾値マトリックスとして記憶しておく機能であり、
前記第3の機能は、
前記閾値マトリックスを、前記画像データに対して縦横の方眼状に配置した状態から、前記ラスタの方向と交差する方向にK画素(Kは前記Nの正の倍数)ずつずらしながら配置した状態で対応付ける機能と、
前記画像データ上に対応付けられた前記閾値マトリックスから、前記対象画素に対応する位置に記憶されている閾値を、該対象画素に対応する閾値として読み出す機能と
を備えているプログラム。 - 二次元的に配列された複数の画素の各々に所定の複数色の階調値を対応付けたカラー画像データを受け取り、各画素についてのドット形成の有無を各色成分毎に判断しながら、画素の列たるラスタをドット列に変換することによって、該カラー画像データをドットの形成有無による表現形式の各色のデータに変換する方法をコンピュータを用いて実現するためのプログラムであって、
前記受け取ったカラー画像データを、前記各色成分の中から予め選択された第1の色成分の画像データと、該第1の色成分を除いた第2の色成分の画像データとに分離する機能と、
前記第1の色成分の画像データについては、各画素の前記階調値と各画素に対応付けられた所定の閾値とを比較しながら、隣接する前記ラスタを所定のN本(Nは2以上の整数)ずつ並行してドット列に変換することにより、ドットの形成有無による表現形式のデータに変換する機能と、
前記第2の色成分の画像データについては、ドット形成の有無を判断したことで判断した画素で生じた階調誤差を周辺の未判断画素に拡散するとともに、周辺の判断済みの画素から拡散されてきた階調誤差を解消するようにドット形成の有無を判断しながら、隣接するラスタを前記N本ずつ並行してドット列に変換することにより、ドットの形成有無による表現形式のデータに変換する機能と
を備えるプログラム。
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