JP2008167235A - 偏波スクランブラ装置、送信装置、中継装置および偏波スクランブラ方法 - Google Patents

偏波スクランブラ装置、送信装置、中継装置および偏波スクランブラ方法 Download PDF

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Abstract

【課題】信号光の偏光状態が、ポアンカレ球上全体をバランスよく覆いながら変化するようにスクランブルすること。
【解決手段】ファラデー回転子111は、入力された信号光の偏光面を回転させて出力する。λ/4波長板112は、ファラデー回転子111によって出力された信号光の偏波状態を90度回転させて出力する。ファラデー回転子113は、λ/4波長板112によって出力された信号光の偏光面を回転させて出力する。λ/4波長板114は、ファラデー回転子113によって出力された信号光の偏波状態を90度回転させて出力する。ファラデー回転子115は、λ/4波長板114によって出力された信号光の偏光面を回転させて出力する。
【選択図】図1

Description

この発明は、光伝送システムにおいて信号光の偏波状態をスクランブルする偏波スクランブラ装置、送信装置、中継装置および偏波スクランブラ方法に関する。
従来、光伝送システムにおいて、前方誤り訂正(FEC:Forward Error Correction)に偏波スクランブラを組み合わせて偏波モード分散(PMD:Polarization Mode Dispersion)耐力を向上させる技術が用いられている(たとえば、下記特許文献1参照。)。偏波スクランブラの一つとして、信号光の偏光面を回転させる磁気光学素子であるファラデー回転子が用いられている。
たとえば、40Gbpsの差動四位相変調(DQPSK:Differential Quadrature Phase Shift Keying)方式で変調された信号光のPMD耐力を向上させる場合、FECを適用するために偏波スクランブラには1MHz以上の応答特性が求められる。
特開2005−065273号公報
しかしながら、上述したファラデー回転子を高速駆動する場合、ファラデー効果を得るための磁束発生駆動コイルのインピーダンスの増加により制御電圧が大きくなるという問題がある。また、偏波スクランブラには、入力される信号光の偏波状態にかかわらず、出力する信号光の偏光状態をポアンカレ球上を網羅しながら変化するようにスクランブルする必要がある。
図13は、信号光の偏波状態を表すポアンカレ球を示す図である。図13に示すように、信号光の偏波状態を表すストークスパラメータ(S0,S1,S2,S3)は、ポアンカレ球上の1点として表される。ポアンカレ球において、S0は、球の半径に該当し、強度を示す。S1は、水平および垂直な偏光を示す。S2は、対角方位の偏光成分を示す。S3は、円偏光を示す。
ファラデー回転子の軸はポアンカレ球上の局(たとえば局1301)にあるため、信号光の偏波状態はポアンカレ球上の局を中心に回転する。このため、一つのファラデー回転子を用いた場合、経路1302にように、信号光の直線偏光はポワンカレ上の赤道と平行に動くことになる。また、この場合、信号光の円偏光は変化しない。このため、ファラデー回転子を用いた偏波スクランブラでは、出力する信号光の偏光状態を、ポアンカレ球上全体をバランスよく覆いながら変化するようにスクランブルすることができないという問題がある。
図14は、偏波スクランブラ装置のスクランブリング周波数と受信側でのペナルティとの関係を示す図である。特性1401は、クロック抽出によるトラッキングが保たれると仮定した場合のスクランブリング周波数とペナルティとの関係を表している。特性1402は、クロック抽出によるトラッキングが保たれず、ジッタによるクロック抽出の機能低下を考慮した場合のスクランブリング周波数とペナルティとの関係を表している。
特性1402が示すように、原則として、偏波スクランブラ装置の駆動速度(スクランブリング周波数)を高くすると、PMD耐力が向上してペナルティは小さくなる。しかしながら、偏波スクランブラ装置の駆動速度を高くしすぎると、ジッタによりペナルティが逆に大きくなる。このため、PMD耐力を十分に確保しつつ、クロック抽出の機能が低下しないスクランブリング周波数を設定する必要がある。
この発明は、上述した問題点を解消するものであり、信号光の偏光状態が、ポアンカレ球上全体をバランスよく覆いながら変化するようにスクランブルすることができる偏波スクランブラ装置、送信装置、中継装置および偏波スクランブラ方法を提供することを目的とする。
この発明にかかる偏波スクランブラ装置は、入力された信号光の偏光面を回転させて出力する第1偏光手段と、前記第1偏光手段によって出力された信号光の偏波状態を90度回転させて出力する第1波長板と、前記第1波長板によって出力された信号光の偏光面を回転させて出力する第2偏光手段と、前記第2偏光手段によって出力された信号光の偏波状態を90度回転させて出力する第2波長板と、前記第2波長板によって出力された信号光の偏光面を回転させて出力する第3偏光手段と、を備えることを特徴とする。
上記構成によれば、2枚の波長板によって信号光の偏波状態を変化させつつ、3つの偏光手段によって信号光の偏光面を回転させることができる。
また、この発明にかかる偏波スクランブラ装置は、入力された信号光の偏光面を回転させて出力するファラデー回転子と、前記ファラデー回転子に直列または並列で接続され、前記ファラデー回転子と共振駆動するコンデンサと、を備えることを特徴とする。
上記構成によれば、ファラデー回転子およびコンデンサ間で共振させることで、低い駆動電圧によってファラデー回転子に対して高い電圧を印加することができる。
この発明によれば、信号光の偏光状態が、ポアンカレ球上全体をバランスよく覆いながら変化するようにスクランブルすることができるという効果を奏する。また、この発明によれば信号光の偏光状態を高速に変化することができる。また、中継装置に本発明の偏波スクランブラ装置を設置することにより通信品質の劣化を小さくすることができる。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる偏波スクランブラ装置および偏波スクランブラ方法の好適な実施の形態を詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1にかかる偏波スクランブラ装置の構成を示す図である。図1に示すように、実施の形態1にかかる偏波スクランブラ装置110は、ファラデー回転子(MO:Magneto−Optic)111と、λ/4波長板112と、ファラデー回転子(MO)113と、λ/4波長板114と、ファラデー回転子(MO)115と、を備えている。
ファラデー回転子111は、入力された信号光の偏光面を回転(スクランブル)させる。ファラデー回転子111は、偏光面を回転させた信号光をλ/4波長板112へ出力する。ここでは、ファラデー回転子111は、図13に示したポアンカレ球のS1軸を回転軸として信号光の偏光面を回転させる。また、ファラデー回転子111は信号光の偏光面を、速度ψで回転させるとする。
λ/4波長板112は、ファラデー回転子111から出力された信号光の偏波状態を90度回転させる。λ/4波長板112は、偏波状態を90度回転させた信号光をファラデー回転子113へ出力する。ファラデー回転子113は、λ/4波長板112から出力された信号光の偏光面を回転させる。ファラデー回転子113は、偏光面を回転させた信号光をλ/4波長板114へ出力する。
ここで、ファラデー回転子113へ出力される信号光は、λ/4波長板112を通過したことによって、ファラデー回転子111に入力される信号光と比較して偏波状態が90度回転している。このため、ここでは、ファラデー回転子113は、図13に示したポアンカレ球のS2軸を回転軸として信号光の偏光面を回転させる。
λ/4波長板114は、ファラデー回転子113から出力された信号光の偏波状態を90度回転させる。λ/4波長板114は、偏波状態を90度回転させた信号光をファラデー回転子115へ出力する。ファラデー回転子115は、λ/4波長板114から出力された信号光の偏光面を回転させる。ファラデー回転子115は、偏光面を回転させた信号光を偏波スクランブラ装置110の出力として出力する。ファラデー回転子115は、ファラデー回転子111と同じ速さで逆向きの速度−ψで信号光の偏光面を回転させる。
ここで、ファラデー回転子115へ出力される信号光は、λ/4波長板114を通過することによって、ファラデー回転子113へ出力される信号光と比較して偏波状態が90度回転している。このため、ここでは、ファラデー回転子115は、図13に示したポアンカレ球のS3軸を回転軸として信号光の偏光面を回転させる。
偏波スクランブラ装置110が備えるファラデー回転子111、λ/4波長板112、ファラデー回転子113、λ/4波長板114およびファラデー回転子115は、SBC(Babinet−Soleil Compensator)120の機能を有する。ここで、ファラデー回転子111およびファラデー回転子115の速度はSBC120の速度ψに相当する。また、ファラデー回転子113の速度δはSBC120の波長板の厚みδに相当する。
このように、2枚のλ/4波長板を3枚のファラデー回転子で挟む構成は、ファラデー回転子を任意の低速な駆動速度で使用する場合に有効な構成である。ここで、この構成の偏波スクランブラ装置110に入力される信号光の偏波状態をSとし、この偏波スクランブラ装置110から出力される信号光の偏波状態をS・Mとすると、Mは下記(1)式のように示すことができる。
Figure 2008167235
なお、(1)式において、C=cos(ψ)、S=sin(ψ)とする。ψおよびδの値を変えることで、偏波スクランブラ装置110から出力される信号光の偏波状態S・Mを自由に制御することができる。なお、ファラデー回転子111、113および115が信号光の偏光面を回転させる速度(駆動速度)は、図示しない制御部によって制御される。制御部は、ファラデー回転子111、113および115に対する制御電圧を変化させることで駆動速度を制御する。
図2は、実施の形態1にかかる偏波スクランブラ装置の設定動作の一例を示すフローチャートである。ここでは、偏波スクランブラ装置110の制御部が、ファラデー回転子111、113および115の駆動速度を設定する設定動作の一例を説明する。図2に示すように、まず、偏波スクランブラ装置110の制御部は、基準となる駆動速度ωを決定する(ステップS201)。
つぎに、制御部は、ファラデー回転子113の駆動速度を設定する(ステップS202)。たとえば、制御部は、ファラデー回転子の制御電圧をj=sqrt(0.98sin(ωt)+1.35sin(2ωt)+0.98cos(ωt)+1.35cos(2ωt))に設定することでファラデー回転子113の駆動速度を設定する。
つぎに、制御部は、ファラデー回転子111の駆動速度を設定する(ステップS203)。たとえば、制御部は、ファラデー回転子111の制御電圧を(0.98sin(ωt)+1.35sin(2ωt))/jに設定することでファラデー回転子111の駆動速度を設定する。
つぎに、制御部は、ファラデー回転子115の駆動速度を設定し(ステップS204)、一連の設定動作を終了する。たとえば、制御部は、ファラデー回転子115の制御電圧を(−0.98sin(ωt)−1.35sin(2ωt))/jに設定することでファラデー回転子115の駆動速度を設定する。
図3−1は、実施の形態1にかかる偏波スクランブラ装置による信号光の偏波状態の変化を示す図(S1,S2平面)である。図3−2は、実施の形態1にかかる偏波スクランブラ装置による信号光の偏波状態の変化を示す図(S2,S3平面)である。図3−3は、実施の形態1にかかる偏波スクランブラ装置による信号光の偏波状態の変化を示す図(S1,S3平面)である。
図3−1〜図3−3は、図13に示したポアンカレ球をS3軸の方向からみた平面(S1,S2平面)と、S1軸の方向からみた平面(S2,S3平面)と、S2軸の方向からみた平面(S1,S3平面)と、をそれぞれ示している。図3−1〜図3−3に示すように、偏波スクランブラ装置110から出力される信号光の偏波状態は、ポアンカレ球上をバランスよく覆うように変化する。
なお、ここでは、ψ=(cos(ωt)−cos(2・ωt))、δ=sqrt((cos(ωt)−cos(2・ωt))2+(sin(ωt)+sin(2・ωt))2)とした円偏光の信号光を偏波スクランブラ装置110に入力した場合の、偏波スクランブラ装置110から出力される信号光の偏波状態の変化を示している。
このように、実施の形態1にかかる偏波スクランブラ装置110によれば、2枚のλ/4波長板を3枚のファラデー回転子で挟む構成によって、2枚の波長板によって信号光の偏波状態を変化させつつ、駆動速度の異なる3枚のファラデー回転子によって信号光の偏光面を回転させることができる。このため、信号光の偏光状態が、ポアンカレ球上全体をバランスよく覆いながら変化するようにスクランブルすることができる。
(実施の形態2)
図4は、実施の形態2にかかる偏波スクランブラ装置の構成を示す図(その1)である。図4に示すように、実施の形態2にかかる偏波スクランブラ装置110は、ファラデー回転子411と、ファラデー回転子412と、λ/4波長板420と、ファラデー回転子431と、ファラデー回転子432と、λ/4波長板440と、ファラデー回転子451と、ファラデー回転子452と、を備えている。
すなわち、実施の形態2にかかる偏波スクランブラ装置110は、実施の形態1にかかる偏波スクランブラ装置110の構成において、2枚のλ/4波長板420およびλ/4波長板440を、2枚ずつのファラデー回転子3組で挟んだ構成である。ここで、ファラデー回転子411,412,431,432,451および452は、それぞれが単一の速度によって駆動することで、信号光の偏波状態を単一の速度で回転させる。
また、ファラデー回転子411とファラデー回転子412、ファラデー回転子431とファラデー回転子432、およびファラデー回転子451とファラデー回転子452の3組のファラデー回転子は、組毎に異なる速度によって駆動する。これにより、偏波スクランブラ装置110全体として複数の周波数成分を作り出すことができる。
このため、実施の形態2にかかる偏波スクランブラ装置110は、実施の形態1にかかる偏波スクランブラ装置110と同様にSBC120の機能を有する。また、1組に複数枚のファラデー回転子を連続して配置することにより、一つ一つのファラデー回転子の制御電圧が小さくても、偏波スクランブラ装置110全体として信号光の偏波状態を高速にスクランブルすることができる。
また、ファラデー回転子411とファラデー回転子412とは異なる速度によって駆動してもよい。同様に、ファラデー回転子431とファラデー回転子432、およびファラデー回転子451とファラデー回転子452のそれぞれも異なる速度によって駆動してもよい。このように、同じ組のファラデー回転子の駆動速度を異なるように設定することで、偏波スクランブラ装置110全体として複数のスクランブル周波数を得ることができる。これにより、偏波スクランブラ装置110全体として信号光の偏波状態をより複雑にスクランブルすることができる。
図5は、実施の形態2にかかる偏波スクランブラ装置の動作の一例を示すフローチャートである。ここでは、偏波スクランブラ装置110の制御部が、ファラデー回転子411,412,431,432,451および452の駆動速度を設定する設定動作の一例を説明する。図5に示すように、まず、偏波スクランブラ装置110の基準となる駆動速度ωを決定する(ステップS501)。
つぎに、ファラデー回転子451およびファラデー回転子452の駆動速度を設定する(ステップS502)。たとえば、ファラデー回転子451およびファラデー回転子452の制御電圧をsin(ωt+α)に設定することでファラデー回転子451およびファラデー回転子452の駆動速度を設定する。
つぎに、ファラデー回転子431およびファラデー回転子432の駆動速度を設定する(ステップS503)。たとえば、ファラデー回転子431およびファラデー回転子432の制御電圧をsin(ωt+β)に設定することでファラデー回転子431およびファラデー回転子432の駆動速度を設定する。
つぎに、ファラデー回転子411およびファラデー回転子412の駆動速度を設定し(ステップS504)、一連の設定動作を終了する。たとえば、ファラデー回転子411およびファラデー回転子412の制御電圧をsin(ωt+γ)以上に設定することでファラデー回転子411およびファラデー回転子412の駆動速度を設定する。
なお、ここでは、ファラデー回転子451およびファラデー回転子452、ファラデー回転子431およびファラデー回転子432、ファラデー回転子411およびファラデー回転子412の順に駆動速度を設定したが、駆動速度を設定する順番はこれに限られない。また、ここでは、組毎の駆動速度を同じ駆動速度に設定したが、上述したとおり、組毎の駆動速度を異なる駆動速度に設定してもよい。
図6−1は、実施の形態2にかかる偏波スクランブラ装置による信号光の偏波状態の変化を示す図(その1)である。図6−2は、実施の形態2にかかる偏波スクランブラ装置による信号光の偏波状態の変化を示す図(その2)である。図6−3は、実施の形態2にかかる偏波スクランブラ装置による信号光の偏波状態の変化を示す図(その3)である。図6−1〜図6−3は、図13に示したポアンカレ球をS3軸の方向からみた平面(S1,S2平面)を示している。
図6−1は、偏波スクランブラ装置110に入力される信号光の偏光状態が(S1,S2,S3)=(1,0,0)である場合の、偏波スクランブラ装置110による信号光の偏波状態の変化を示している。図6−2は、偏波スクランブラ装置110に入力される信号光の偏光状態が(S1,S2,S3)=(0,1,0)である場合の、偏波スクランブラ装置110による信号光の偏波状態の変化を示している。図6−3は、偏波スクランブラ装置110に入力される信号光の偏光状態が(S1,S2,S3)=(0,0,1)である場合の、偏波スクランブラ装置110による信号光の偏波状態の変化を示している。
図6−1〜図6−3は、ファラデー回転子およびファラデー回転子の駆動速度比を4:1とし、ファラデー回転子の駆動速度比を5倍または5倍以上にした例を示している。この場合、図6−1〜図6−3に示すように、偏波スクランブラ装置110から出力される信号光の偏波状態は、偏波スクランブラ装置110に入力される信号光の偏波状態にかかわらず、ポアンカレ球上をバランスよく覆うように変化する。
また、実施の形態1にかかる偏波スクランブラ装置110と比較すると、実施の形態2にかかる偏波スクランブラ装置110は、ファラデー回転子の数が増えた分スクランブルが高速になり、偏波スクランブラ装置110から出力される信号光の偏波状態がポアンカレ球上を密に覆うように変化している。また、偏波スクランブラ装置110から出力される信号光の偏波状態は、ファラデー回転子の駆動速度を上げることで、ポアンカレ球上をさらに密に覆うように変化する。
図7は、実施の形態2にかかる偏波スクランブラ装置の構成を示す図(その2)である。図7に示すように、実施の形態2にかかる偏波スクランブラ装置110は、ファラデー回転子711〜ファラデー回転子71n(n=3,4…)と、λ/4波長板720と、ファラデー回転子731〜ファラデー回転子73nと、λ/4波長板740と、ファラデー回転子751と〜ファラデー回転子75nと、を備えていてもよい。
すなわち、実施の形態2にかかる偏波スクランブラ装置110は、実施の形態1にかかる偏波スクランブラ装置110の構成において、2枚のλ/4波長板を、n枚(3枚以上)のファラデー回転子3組で挟んだ構成であってもよい。また、3組のファラデー回転子のそれぞれの枚数nは、組毎に異なっていてもよい。
このように、実施の形態2にかかる偏波スクランブラ装置110によれば、複数のファラデー回転子を連続して配置することにより、一つ一つのファラデー回転子の制御電圧が小さくても、偏波スクランブラ装置110全体として信号光の偏波状態を高速にスクランブルすることができる。また、連続して配置したファラデー回転子の駆動速度を異なるように設定することで、信号光の偏波状態をより複雑にスクランブルすることができる。
(実施の形態3)
図8は、実施の形態3にかかる偏波スクランブラ装置の構成の一部を示すブロック図である。図8は、実施の形態3にかかる偏波スクランブラ装置110が備えるファラデー回転子(DUT:Device Under Test)811と、ファラデー回転子811を被測定装置とする波形測定装置800と、を示している。図8に示すように、実施の形態3にかかる偏波スクランブラ装置110が備えるファラデー回転子811と駆動電源812には、コンデンサ813が直列で接続されている。
ファラデー回転子811およびコンデンサ813間で共振させることで、駆動電源812の数十V程度の駆動電圧によってファラデー回転子811に対して数百V以上の印加電圧を得ることができる。これにより、数十V程度の駆動電源812の駆動電圧によってファラデー回転子811を数百kHz程度の高速で駆動することができる。なお、ここではコンデンサ813はファラデー回転子811に直列で接続されているが、コンデンサ813はファラデー回転子811に並列で接続されていてもよい。
波形測定装置800は、光源820と、偏光子830と、ファラデー回転子811と、偏光子840と、受光部(PD:Photo Diode)850と、オシロスコープ860と、によって構成されている。光源820は被測定信号光を偏光子830へ出力する。偏光子830は、光源820から出力された被測定信号光を所定の偏光状態にして偏光制御部へ出力する。ファラデー回転子811は、偏光子830から出力された被測定信号光の偏光状態をスクランブルして偏光子840へ出力する。
偏光子840は、ファラデー回転子811から出力された被測定信号光のうち、所定の偏光成分のみを抽出して受光部850へ出力する。受光部850は、偏光子840から出力された被測定信号光を光電変換してオシロスコープ860へ出力する。オシロスコープ860は、受光部850から出力された被測定信号光の波形を表示する。これにより、オシロスコープ860には、偏光子830によって抽出された所定の偏光成分の強度変化が示される。
また、コンデンサ813を複数用意しておき、ファラデー回転子811に接続するコンデンサ813をスイッチによって選択する構成としてもよい。この場合、ファラデー回転子811に接続するコンデンサ813を切り替えることによって、ファラデー回転子811の駆動速度を変化させることができる。また、コンデンサ813を容量が可変なコンデンサとしてもよい。この場合、コンデンサ813の容量を変化させることによって、ファラデー回転子811の駆動速度を変化させることができる。
図9−1は、図4に示したオシロスコープが表示する波形を示す図(C=100pF)である。図9−2は、図4に示したオシロスコープが表示する波形を示す図(C=220pF)である。図9−3は、図4に示したオシロスコープが表示する波形を示す図(C=560pF)である。
図9−1は、コンデンサ813の容量をC=100pFとした場合の被測定信号光の波形およびファラデー回転子811に対する印加電圧の波形を示している。図9−1に示すように、コンデンサ813の容量をC=100pFとした場合、ファラデー回転子811に対する印加電圧911は最も大きくなり、ファラデー回転子811およびコンデンサ813間の共振波912の周波数は495kHzとなる。
図9−2は、コンデンサ813の容量をC=220pFとした場合の被測定信号光の波形およびファラデー回転子811に対する印加電圧の波形を示している。図9−2に示すように、コンデンサ813の容量をC=220pFとした場合、ファラデー回転子811に対する印加電圧921は中程度になり、ファラデー回転子811およびコンデンサ813間の共振波922の周波数は358kHzとなる。
図9−3は、コンデンサ813の容量をC=560pFとした場合の被測定信号光の波形およびファラデー回転子811に対する印加電圧の波形を示している。図9−3に示すように、コンデンサ813の容量をC=560pFとした場合、ファラデー回転子811に対する印加電圧931は最も小さくなり、ファラデー回転子811およびコンデンサ813間の共振波932の周波数は238kHzとなる。
このように、実施の形態3にかかる偏波スクランブラ装置110によれば、ファラデー回転子811およびコンデンサ813間で共振させることで、駆動電源812の低い駆動電圧によってファラデー回転子811に対して高い電圧を印加することができる。これにより、駆動電源812の駆動電圧を低くしても、信号光の偏波状態を高速にスクランブルすることができる。
なお、実施の形態3にかかる偏波スクランブラ装置110は、実施の形態1および実施の形態2にかかる偏波スクランブラ装置110のファラデー回転子にも適用可能である。特に、実施の形態2にかかる偏波スクランブラ装置110のファラデー回転子は単一の速度で駆動されるため、コンデンサ813の容量(ファラデー回転子811の速度)を一定にした実施の形態3にかかる偏波スクランブラ装置110を実施の形態2にかかる偏波スクランブラ装置110に適用すると有効である。
図10は、この発明にかかる偏波スクランブラ装置を送信器に適用した光伝送システムの構成を示すブロック図である。図10に示すように、光伝送システム1000は、送信装置1010と、中継装置(ノード)1020と、中継装置(ノード)1030と、を有している。光伝送システムは1000、波長多重(WDM:Dense Wavelength Division Multiplexing)によって光伝送を行う光伝送システムである。
送信装置1010は、複数の送信器1011と、本発明にかかる複数の偏波スクランブラ装置110と、多重化部1012と、を備えている。複数の送信器1011は、それぞれ異なる波長で信号光を送信する。複数の偏波スクランブラ装置110はそれぞれ複数の送信器1011に対応して設けられている。複数の偏波スクランブラ装置110は、対応する送信器1011から送信された信号光の偏波状態をスクランブルして多重化部1012へ出力する。
多重化部1012は、複数の送信器1011から送信され、偏波スクランブラ装置110によってスクランブルされた信号光を波長多重する。多重化部1012は、波長多重したWDM信号光を中継装置1020および中継装置1030を介して図示しない受信装置へ送信する。中継装置1020および中継装置1030は、送信装置1010から送信されたWDM信号光を中継する。
偏波スクランブラ装置110には、上述した各実施の形態にかかる偏波スクランブル装置110を適用することができる。特にここでは、送信器1011は一定の偏波状態の信号光を送信するため、送信器1011に設けられた偏波スクランブラ装置110を簡易に構成することができる。すなわち、一定の偏波状態で偏波スクランブラ装置110に入力される信号光に合わせて偏波スクランブラ装置110を設定することができる。
たとえば、偏波スクランブラ装置110は、実施の形態2にかかる偏波スクランブラ装置110において、1組のファラデー回転子の数が少ない(たとえば2枚。図4参照)偏波スクランブラ装置110や、実施の形態3にかかる偏波スクランブラ装置110において、単一のファラデー回転子811を備えた偏波スクランブラ装置110を適用することができる。
図11は、この発明にかかる偏波スクランブラ装置を多重化装置に適用した光伝送システムの構成を示すブロック図である。なお、図11において、図10に示した構成と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。図11に示すように、光伝送システム1100は、送信装置1110と、中継装置1020と、中継装置1030と、を有している。光伝送システム1100は、波長多重によって光伝送を行う光伝送システムである。
送信装置1110は、複数の送信器1011と、多重化部1012と、本発明にかかる偏波スクランブラ装置110と、を備えている。多重化部1012は、複数の送信器1011から送信された信号光を波長多重する。多重化部1012は、波長多重したWDM信号光を本発明にかかる偏波スクランブラ装置110へ出力する。
本発明にかかる偏波スクランブラ装置110は、多重化部1012から出力されたWDM信号光の偏波状態をスクランブルする。本発明にかかる偏波スクランブラ装置110は、偏波状態をスクランブルしたWDM信号光を、中継装置1020および中継装置1030を介して図示しない受信装置へ送信する。偏波スクランブラ装置110には、上述した各実施の形態にかかる偏波スクランブル装置110を適用することができる。
図12は、この発明にかかる偏波スクランブラ装置を中継装置に適用した光伝送システムの構成を示すブロック図である。なお、図12において、図10に示した構成と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。図12に示すように、光伝送システム1200は、送信装置1210と、中継装置1020と、中継装置1030と、を有している。光伝送システム1200は、波長多重によって光伝送を行う光伝送システムである。
本発明にかかる偏波スクランブラ装置110は、光伝送システムにおける中継装置1020および中継装置1030に設けられている。中継装置1020に設けられた偏波スクランブラ装置110は、中継装置1020が中継するWDM信号光の偏波状態をスクランブルする。また、中継装置1030に設けられた偏波スクランブラ装置110は、中継装置1030が中継するWDM信号光の偏波状態をスクランブルする。
偏波スクランブラ装置110には、上述した各実施の形態にかかる偏波スクランブル装置110を適用することができる。特にここでは、実施の形態3にかかる単一のファラデー回転子811を備えた偏波スクランブラ装置110をそれぞれの中継装置に設けると有効である。このとき、それぞれの中継装置に設ける偏波スクランブラ装置110の駆動速度を変えることで、複数の中継装置に設けられた複数の偏波スクランブラ装置110全体で複数のスクランブル周波数を得ることができる。
このように、光伝送システム1200に中継装置が複数ある場合、それぞれの中継装置に設ける偏波スクランブラ装置110の駆動速度を変えることで、複数のスクランブル周波数を得つつそれぞれの偏波スクランブラ装置110を簡易な構成とすることができる。なお、光伝送システム1200は、波長多重によって光伝送を行う光伝送システムには限らない。
以上説明したように、この発明にかかる偏波スクランブラ装置、送信装置、中継装置および偏波スクランブラ方法によれば、信号光の偏光状態を、ポアンカレ球上全体をバランスよく覆いながら変化するようにスクランブルすることができる。また、信号光の偏光状態を高速に変化させることができる。
また、この発明にかかる偏波スクランブラ装置、送信装置、中継装置および偏波スクランブラ方法によれば、駆動電源の駆動電圧を低くしつつ、信号光の偏波状態を高速にスクランブルすることができる。また、中継装置に本発明の偏波スクランブラ装置を設置することにより通信品質の劣化を小さくすることができる。
なお、この発明では、数MHzでファラデー回転子を駆動することで、受信機のクロックが外れることなく、FECの効果を得ることができる。
(付記1)入力された信号光の偏光面を回転させて出力する、当該信号光の光路上に配置された3つの偏光手段と、
前記3つの偏光手段の間に配置され、前記偏光手段から出力された信号光の偏波状態を90度回転させて出力する2つの波長板と、
を備えることを特徴とする偏波スクランブラ装置。
(付記2)入力された信号光の偏光面を回転させて出力する第1偏光手段と、
前記第1偏光手段によって出力された信号光の偏波状態を90度回転させて出力する第1波長板と、
前記第1波長板によって出力された信号光の偏光面を回転させて出力する第2偏光手段と、
前記第2偏光手段によって出力された信号光の偏波状態を90度回転させて出力する第2波長板と、
前記第2波長板によって出力された信号光の偏光面を回転させて出力する第3偏光手段と、
を備えることを特徴とする偏波スクランブラ装置。
(付記3)前記第1偏光手段、第2偏光手段および第3偏光手段は、偏光面を回転させる速度が可変なファラデー回転子によってそれぞれ構成されていることを特徴とする付記2に記載の偏波スクランブラ装置。
(付記4)前記第3偏光手段は、前記第1偏光手段とは速さが同じで方向が逆の速度によって偏光面を回転させることを特徴とする付記3に記載の偏波スクランブラ装置。
(付記5)前記第1偏光手段、第2偏光手段および第3偏光手段は、複数のファラデー回転子によってそれぞれ構成されていることを特徴とする付記2〜4のいずれか一つに記載の偏波スクランブラ装置。
(付記6)前記複数のファラデー回転子は、偏光面を回転させる速度がそれぞれ異なることを特徴とする付記5に記載の偏波スクランブラ装置。
(付記7)前記第1偏光手段、第2偏光手段および第3偏光手段は、
入力された信号光の偏光面を回転させて出力するファラデー回転子と、
前記ファラデー回転子に直列または並列で接続され、前記ファラデー回転子と共振駆動するコンデンサと、
によって構成されていることを特徴とする付記2〜6のいずれか一つに記載の偏波スクランブラ装置。
(付記8)前記第1偏光手段、第2偏光手段および第3偏光手段は、
前記ファラデー回転子と共振駆動し、容量の異なる複数のコンデンサと、
前記複数のコンデンサを切り替えて前記ファラデー回転子に直列または並列で接続するスイッチと、
を備えることを特徴とする付記7に記載の偏波スクランブラ装置。
(付記9)前記コンデンサは、容量が可変なコンデンサによって構成されていることを特徴とする付記7に記載の偏波スクランブラ装置。
(付記10)前記第1偏光手段、第2偏光手段および第3偏光手段の駆動電圧を制御することによって前記第1偏光手段、第2偏光手段および第3偏光手段が偏光面を回転させる速度を制御する制御手段をさらに備えることを特徴とする付記2〜9のいずれか一つに記載の偏波スクランブラ装置。
(付記11)入力された信号光の偏光面を回転させて出力するファラデー回転子と、
前記ファラデー回転子に直列または並列で接続され、前記ファラデー回転子と共振駆動するコンデンサと、
を備えることを特徴とする偏波スクランブラ装置。
(付記12)波長多重によって光伝送を行う光伝送システムにおける送信装置であって、
異なる波長で信号光を送信する複数の送信器と、
前記複数の送信器にそれぞれ設けられ、前記送信器が送信する信号光の偏波状態をスクランブルする付記1〜11のいずれか一つに記載の複数の偏波スクランブラ装置と、
を備えることを特徴とする送信装置。
(付記13)波長多重によって光伝送を行う光伝送システムにおける送信装置であって、
異なる波長で信号光を送信する複数の送信器と、
前記送信器が送信するそれぞれの信号光を波長多重する多重化手段と、
前記多重化手段が多重化した信号光の偏波状態をスクランブルする付記1〜11のいずれか一つに記載の偏波スクランブラ装置と、
を備えることを特徴とする送信装置。
(付記14)光伝送システムにおける中継装置であって、
信号光を中継する中継手段と、
前記中継手段によって中継される信号光の偏波状態をスクランブルする付記1〜11のいずれか一つに記載の偏波スクランブラ装置と、
を備えることを特徴とする中継装置。
(付記15)入力された信号光の偏光面を回転させて出力する第1偏光工程と、
前記第1偏光工程によって出力された信号光の偏波状態を90度回転させて出力する第1偏波回転工程と、
前記第1偏波回転工程によって出力された信号光の偏光面を回転させて出力する第2偏光工程と、
前記第2偏光工程によって出力された信号光の偏波状態を90度回転させて出力する第2偏波回転工程と、
前記第2偏波回転工程によって出力された信号光の偏光面を回転させて出力する第3偏光工程と、
を含むことを特徴とする偏波スクランブラ方法。
以上のように、この発明にかかる偏波スクランブラ装置、送信装置、中継装置および偏波スクランブラ方法は、光伝送システムにおいて信号光の偏波状態をスクランブルする偏波スクランブラ装置、送信装置、中継装置および偏波スクランブラ方法に有用であり、特に、高速の光伝送システムを用いる場合に適している。
実施の形態1にかかる偏波スクランブラ装置の構成を示す図である。 実施の形態1にかかる偏波スクランブラ装置の設定動作の一例を示すフローチャートである。 実施の形態1にかかる偏波スクランブラ装置による信号光の偏波状態の変化を示す図(S1,S2平面)である。 実施の形態1にかかる偏波スクランブラ装置による信号光の偏波状態の変化を示す図(S2,S3平面)である。 実施の形態1にかかる偏波スクランブラ装置による信号光の偏波状態の変化を示す図(S1,S3平面)である。 実施の形態2にかかる偏波スクランブラ装置の構成を示す図(その1)である。 実施の形態2にかかる偏波スクランブラ装置の動作の一例を示すフローチャートである。 実施の形態2にかかる偏波スクランブラ装置による信号光の偏波状態の変化を示す図(その1)である。 実施の形態2にかかる偏波スクランブラ装置による信号光の偏波状態の変化を示す図(その2)である。 実施の形態2にかかる偏波スクランブラ装置による信号光の偏波状態の変化を示す図(その3)である。 実施の形態2にかかる偏波スクランブラ装置の構成を示す図(その2)である。 実施の形態3にかかる偏波スクランブラ装置の構成の一部を示すブロック図である。 図4に示したオシロスコープが表示する波形を示す図(C=100pF)である。 図4に示したオシロスコープが表示する波形を示す図(C=220pF)である。 図4に示したオシロスコープが表示する波形を示す図(C=560pF)である。 この発明にかかる偏波スクランブラ装置を送信器に適用した光伝送システムの構成を示すブロック図である。 この発明にかかる偏波スクランブラ装置を多重化装置に適用した光伝送システムの構成を示すブロック図である。 この発明にかかる偏波スクランブラ装置を中継装置に適用した光伝送システムの構成を示すブロック図である。 信号光の偏波状態を表すポアンカレ球を示す図である。 偏波スクランブラ装置のスクランブリング周波数と受信側でのペナルティとの関係を示す図である。
符号の説明
110 偏波スクランブラ装置
111,113,115,811 ファラデー回転子
112,114 λ/4波長板
120 SBC
813 コンデンサ
820 光源
830 偏光子
850 受光部
860 オシロスコープ
1000,1100,1200 光伝送システム
1011 送信器
1012 多重化部
1020,1030 中継装置

Claims (10)

  1. 入力された信号光の偏光面を回転させて出力する第1偏光手段と、
    前記第1偏光手段によって出力された信号光の偏波状態を90度回転させて出力する第1波長板と、
    前記第1波長板によって出力された信号光の偏光面を回転させて出力する第2偏光手段と、
    前記第2偏光手段によって出力された信号光の偏波状態を90度回転させて出力する第2波長板と、
    前記第2波長板によって出力された信号光の偏光面を回転させて出力する第3偏光手段と、
    を備えることを特徴とする偏波スクランブラ装置。
  2. 前記第1偏光手段、第2偏光手段および第3偏光手段は、偏光面を回転させる速度が可変なファラデー回転子によってそれぞれ構成されていることを特徴とする請求項1に記載の偏波スクランブラ装置。
  3. 前記第3偏光手段は、前記第1偏光手段とは速さが同じで方向が逆の速度によって偏光面を回転させることを特徴とする請求項2に記載の偏波スクランブラ装置。
  4. 前記第1偏光手段、第2偏光手段および第3偏光手段は、複数のファラデー回転子によってそれぞれ構成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の偏波スクランブラ装置。
  5. 前記第1偏光手段、第2偏光手段および第3偏光手段は、
    入力された信号光の偏光面を回転させて出力するファラデー回転子と、
    前記ファラデー回転子に直列または並列で接続され、前記ファラデー回転子と共振駆動するコンデンサと、
    によって構成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の偏波スクランブラ装置。
  6. 前記第1偏光手段、第2偏光手段および第3偏光手段の駆動電圧を制御することによって前記第1偏光手段、第2偏光手段および第3偏光手段が偏光面を回転させる速度を制御する制御手段をさらに備えることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の偏波スクランブラ装置。
  7. 入力された信号光の偏光面を回転させて出力するファラデー回転子と、
    前記ファラデー回転子に直列または並列で接続され、前記ファラデー回転子と共振駆動するコンデンサと、
    を備えることを特徴とする偏波スクランブラ装置。
  8. 波長多重によって光伝送を行う光伝送システムにおける送信装置であって、
    異なる波長で信号光を送信する複数の送信器と、
    前記複数の送信器にそれぞれ設けられ、前記送信器が送信する信号光の偏波状態をスクランブルする請求項1〜7のいずれか一つに記載の複数の偏波スクランブラ装置と、
    を備えることを特徴とする送信装置。
  9. 光伝送システムにおける中継装置であって、
    信号光を中継する中継手段と、
    前記中継手段によって中継される信号光の偏波状態をスクランブルする請求項1〜7のいずれか一つに記載の偏波スクランブラ装置と、
    を備えることを特徴とする中継装置。
  10. 入力された信号光の偏光面を回転させて出力する第1偏光工程と、
    前記第1偏光工程によって出力された信号光の偏波状態を90度回転させて出力する第1偏波回転工程と、
    前記第1偏波回転工程によって出力された信号光の偏光面を回転させて出力する第2偏光工程と、
    前記第2偏光工程によって出力された信号光の偏波状態を90度回転させて出力する第2偏波回転工程と、
    前記第2偏波回転工程によって出力された信号光の偏光面を回転させて出力する第3偏光工程と、
    を含むことを特徴とする偏波スクランブラ方法。
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