JP2008219760A - 光送信装置及び方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】
低速の電気回路で高ビットレートの光信号を生成する。
【解決手段】
レーザダイオード20の出力レーザ光は、マッハツェンダ干渉計構造の光IQ多重装置22に入力する。光IQ多重装置22のアーム26a上に2つの位相変調器30,32がシリアルに配置され、アーム26b上に2つの位相変調器34,36とπ/2の位相シフタ38がシリアルに配置されている。プリコーダ40は、ビットレートB/4のデータ信号U1,U2,V1,V2をプリコードし、ビットレートB/4の変調信号I,I,Q,Qを生成する。変調信号I,Qはそれぞれ、遅延回路42,44によりΔT(=2/B)だけ遅延されて、位相変調器32,36に印加される。光合波器28は、位相変調器32の出力光と、位相シフタ38の出力光を合波し、ビットレートBのDQPSK信号光を出力する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、光送信装置及び方法に関する。
近年のデータ伝送需要の高まりにより、100Gb/sを越える光ファイバ通信システムが望まれている。このような高速通信を実現する光変調方式として、多値変調技術が注目されている。特に、差動四相位相偏移変調、いわゆるDQPSK(Differential Quadrature Phase Shift-Keying)変調は、光ファイバの非線形に対して一定の包絡線特性に起因した回復力を有すること、スペクトル効率が高いこと、使用する電子機器が少ないこと、並びに、波長分散及び偏波モード分散に対する許容範囲が大きいこと等といった利点を有する。DQPSK変調は高密度波長分割多重(Dense Wavelength Division Multiplexing(DWDM))システム、及びスペクトル効率の高い高速光ネットワークのための将来有望な変調方式である。
非特許文献1には、光通信システムにおけるDQPSK直接検出方式が記載されている。DQPSK直接検出は4値位相変調方式であり、1シンボルで2ビットを伝送できる。即ち、シンボルレートはビットレートBの半分になる。
R. A. Griffin and A. C. Carter, "Optical differential quadrature phase-shift key (oDQPSK) for high capacity optical transmission," in Optical Fiber Communications Conference (Institute of Electrical and Electronics Engineers, Piscataway, N.J., 2002), Paper WX6, 2002.
DQPSK変調のような多値光変調技術を導入することで、高い伝送レートを実現できる。しかし、その場合でも、伝送レートは、主として電気回路の応答速度で制限される。
本発明は、相対的に低速の電気回路を使用しつつ、より高いビットレートを実現できる光送信装置及び方法を提示することを目的とする。
本発明に係る光送信装置は、ビットレートB/2N(Nは2以上の整数)の2N個のデータ信号U〜U,V〜Vをプリコードし、ビットレートB/2NのN個の第1の変調信号I〜I及びビットレートB/2NのN個の第2の変調信号Q〜Qを生成するプリコーダと、当該N個の第1の変調信号I〜Iを2N/B期間内に位相インターリーブする第1の位相インターリーバと、当該N個の第2の変調信号Q〜Qを2N/B期間内に位相インターリーブする第2の位相インターリーバと、コヒーレント光を発生するコヒーレント光源と、当該コヒーレント光源の出力光を2分割する光分波器、当該光分波器による分割光をそれぞれ伝搬する第1及び第2のアーム、当該第1及び第2のアームからの光を合波する光合波器、及び当該第2のアーム上の光の位相をπ/2だけシフトする位相シフタを具備する光IQ多重装置と、当該第1のアーム上に配置されるシリアル接続のN個の第1の位相変調器であって、当該第1の位相インターリーバにより位相インターリーブされた当該N個の第1の変調信号I〜Iに従い入力光を位相変調するN個の第1の位相変調器と、当該第2のアーム上に配置されるシリアル接続のN個の第2の位相変調器であって、当該第2の位相インターリーバにより位相インターリーブされた当該N個の第2の変調信号Q〜Qに従い入力光を位相変調するN個の第2の位相変調器とを具備することを特徴とする。
本発明に係る光送信方法は、ビットレートB/2N(Nは2以上の整数)の2N個のデータ信号U〜U,V〜Vをプリコードして、ビットレートB/2NのN個の第1の変調信号I〜I及びビットレートB/2NのN個の第2の変調信号Q〜Qを生成すること、当該N個の第1の変調信号I〜Iを2N/B期間内に位相インターリーブすること、当該N個の第1の変調信号Q〜Qを2N/B期間内に位相インターリーブすること、コヒーレント光源からのコヒーレント光の同相(I)成分を、位相インターリーブされた当該N個の第1の変調信号I〜Iに従い、順次、位相変調して、I成分光信号を生成すること、当該コヒーレント光の直交(Q)成分を、位相インターリーブされた当該N個の第2の変調信号Q〜Qに従い、順次、位相変調して、Q成分光信号を生成すること、及び、当該I成分光信号と当該Q成分光信号を合波することからなることを特徴とする。
本発明に係る光送信装置は、ビットレートB/2N(Nは2以上の整数)の2N個のデータ信号U〜U,V〜Vをプリコードし、ビットレートB/2NのN個の第1の変調信号I〜I及びビットレートB/2NのN個の第2の変調信号Q〜Qを生成するプリコーダと、当該N個の第1の変調信号I〜Iを2N/B期間内に位相インターリーブする第1の位相インターリーバと、当該N個の第2の変調信号Q〜Qを2N/B期間内に位相インターリーブする第2の位相インターリーバと、コヒーレント光を発生するコヒーレント光源と、当該コヒーレント光源の出力光を(0,π)で位相変調するI成分処理系と、当該I成分処理系の出力光を(0,π/2)で位相変調するQ成分処理系とを具備し、当該I成分処理系が、当該第1の位相インターリーバにより位相インターリーブされた当該N個の第1の変調信号I〜Iに従い、それぞれ入力光を(0,π)で位相変調するシリアル接続されたN個の第1の位相変調器を具備し、当該Q成分処理系が、当該第2の位相インターリーバ(330)により位相インターリーブされた当該N個の第2の変調信号Q〜Qに従い、それぞれ入力光を(0,π/2)で位相変調するシリアル接続されたN個の第2の位相変調器を具備することを特徴とする。
本発明に係る光送信方法は、ビットレートB/2Nの2N個のデータ信号U〜U,V〜Vをプリコードし、ビットレートB/2NのN個の第1の変調信号I〜I及びビットレートB/2NのN個の第2の変調信号Q〜Qを生成すること、当該N個の第1の変調信号I〜Iを2N/B期間内に位相インターリーブすること、当該N個の第1の変調信号Q〜Qを2N/B期間内に位相インターリーブすること、コヒーレント光源からのコヒーレント光を、位相インターリーブされた当該N個の第1の変調信号I〜Iに従い、順次、(0,π)で位相変調し、更に、位相インターリーブされた当該N個の第2の変調信号Q〜Qに従い、順次、(0,π/2)で位相変調することを特徴とする。
本発明によれば、ビットレートBの光信号を生成するために、電気段をB/2Nで動作させれば良くなり、低速の電気回路で高ビットレートの光信号を生成できる。
以下、図面を参照して、本発明の実施例を詳細に説明する。
図1は、NRZ−DQPSKシステムに適用された本発明の一実施例であるデータ伝送システムの概略構成ブロック図を示す。
光送信装置10は、ビットレートB/4の4つのデータ信号U1,U2,V1,V2から、ビットレートBのDQPSK信号Soを生成し、光伝送路12に出力する。光受信装置14は、光伝送路12から入力する光信号Soを受信し、データ信号U1,U2,V1,V2を復元する。本実施例では、各信号のレートが分かりやすいように、各信号の表記の後に、アットマークに続けてその信号のビットレートを表記した。例えば、本実施例では、データ信号U1,U2,V1,V2のビットレートは、光伝送路12上のビットレートBに対して1/4である。
光送信装置10では、レーザダイオード20が、データを搬送するキャリア光となるコヒーレントレーザ光を生成する。レーザダイオード20の出力レーザ光は、マッハツェンダ干渉計構造の光IQ多重装置22に入力する。
光IQ多重装置22は、光分波器24、アーム26a,26b及び光合波器28からなる。アーム26a上には、2つの位相変調器30,32がシリアルに配置されている。他方のアーム26b上には、2つの位相変調器34,36と、レーザダイオード20のレーザ波長に対してπ/2だけ光位相をシフトする位相シフタ38がシリアルに配置されている。位相シフタ38により、アーム26a上の光キャリアが例えば、同相成分、いわゆるI成分であるとすると、アーム26b上の光キャリアは直交位相成分、いわゆるQ成分になる。
各位相変調器30,32,34,36は、印加される変調信号の2進値に従い、(0,π)で入力光の位相を変調する。位相変調器30,32,34,36は、位相変調特性上、マッハツェンダ干渉計構造のものが好ましい。また、マッハツェンダ干渉計構造の位相変調器を採用することで、光IQ多重装置22と一体に製造できるという利点がある。MZI型位相変調器の場合、各位相変調器30,32,34,36は、対応するDCバイアスを調整してヌルバイアス点でバイアスされ、2×Vπのピークツーピーク駆動電圧で駆動される。
プリコーダ40は、ビットレートB/4のデータ信号U1,U2,V1,V2を位相変調器30,32,34,36でのDQPSKのためにプリコードし、位相変調器30,32,34,36に対するビットレートB/4の変調信号(駆動信号)I,I,Q,Qを生成する。
本実施例では、I成分に対してシリアル接続された位相変調器30,32に、位相をシフトして変調信号又(駆動信号)I,Iを印加する。すなわち、位相インターリーブを適用する。同様に、Q成分に対してシリアル接続された位相変調器34,36にも、位相をシフトして変調信号(駆動信号)Q,Qを印加する。位相インターリーブのために、変調信号Iは、遅延回路42によりΔTだけ遅延されて、位相変調器32に印加され、変調信号Qは遅延回路44によりΔTだけ遅延されて、位相変調器36に印加される。遅延回路42,44の遅延時間ΔTは、2/B(秒)に等しい。
遅延回路42は、変調信号I,Iを4/B期間に分散配置する位相インターリーバとして機能する。遅延回路44は、変調信号Q,Qを4/B期間に分散配置する位相インターリーバとして機能する。
光合波器28は、位相変調器32の出力光と、位相シフタ38の出力光を合波する。合波光Soは、ビットレートBのDQPSK信号光であり、光伝送路12に出力される。位相変調器30,32,34,36は、最終的なビットレートBに対して1/4のレートで動作するものであれば良く、従って、光送信装置10のコストを大幅に低減できる。例えば、最終的な伝送レートBが20Gbpsの場合、各位相変調器30,32,34,36は、5Gbpsで動作可能であればよい。
図2(A)〜(F)は、位相変調器30,32,34,36のタイミングチャートを示す。なお、ここでは、理解を容易にするために、各位相変調器30,32,34,46は、印加される変調信号又は駆動信号が高(2進値の”1”)のときに、入力光の光信号の光位相を相対的にπだけシフトし、低(2進値の”0”)のときに、入力光の光信号の光位相を相対的にそのままで出力するデバイスであるとする。
図2(A)は、変調信号Iの波形例を示す。変調信号Iは、ここでは、2進値で”000101”であり、1ビット期間は4/B(秒)である。位相変調器30における相対的な光位相変化は、0,0,0,π,0,πになる。図2(B)は、変調信号Iの波形例を示す。変調信号Iは、ここでは、2進値で”010001”であり、1ビット期間は4/B(秒)であり、遅延回路42により駆動信号Iに対して2/Bだけ遅延する。位相変調器32における相対的な光位相変化は、0,π,0,0,0,πになる。図2(C)は、図2(A)に示すように位相変調器30で位相変調され、且つ、図2(B)に示すように位相変調器32で位相変調された光の位相波形例を示す。位相変調器30,32の両方でπの位相シフトを受けると、トータルで2πになり、0に戻る。位相変調器32の出力信号光の1ビット期間は、位相インターリーブにより2/Bになり、位相変調器32の出力信号光のビットレートB/2になる。
同様に、図2(D)は、変調信号Qの波形例を示す。変調信号Qは、ここでは、2進値で”001011”であり、1ビット期間は4/B(秒)である。位相変調器34における相対的な光位相変化は、0,0,π,0,π,πになる。図2(E)は、変調信号Qの波形例を示す。変調信号Qは、ここでは、2進値で”101010”であり、1ビット期間は4/B(秒)であり、遅延回路44により駆動信号Qに対して2/Bだけ遅延する。位相変調器36における相対的な光位相変化は、π,0,π,0,π,0になる。図2(F)は、図2(D)に示すように位相変調器34で位相変調され、且つ、図2(E)に示すように位相変調器36で位相変調された光の位相波形例を示す。位相変調器34,36の両方でπの位相シフトを受けると、トータルで2πになり、0に戻る。位相変調器36の出力信号光の1ビット期間は、位相変調器32の出力信号光と同様に、位相インターリーブにより2/Bになるり、位相変調器36の出力信号光のビットレートB/2になる。
本実施例では、I成分とQ成分のそれぞれについて、位相変調器30,32;34,36をシリアル接続することで、送信すべき信号を位相インターリーブ又はビットインターリーブしていることになる。位相インターリーブ後の短いビット期間の変調信号を電気的に生成するには、高速な電気回路を必要とするが、本実施例では、複数の位相変調器をシリアル接続することで、同様の作用を実現しており、高速な電気回路は不要である。但し、プリコーダ40は、位相変調器30による位相変調の影響を考慮して、変調信号I,Qを生成する必要がある。一般的には、N段の位相変調器がシリアル接続されている場合、i段目の位相変調器への変調信号は、これより前段の、1段目から(i−1)段目の位相変調器への変調信号を考慮して、決定される。
位相シフタ38は位相変調器36の出力信号光の光位相をπ/2だけシフトする。これにより、位相変調器32の出力信号光と位相シフタ38の出力信号光とは互いに直交する。
光合波器28は、位相変調器32の出力信号光と位相シフタ38の出力信号光とを直交位相状態で合波する。光合波器28の出力光Soのビットレートは、レートBになる。
光受信装置14の構成と動作を説明する。信号光Soは、I成分で伝送されるDQPSK信号とQ成分で伝送されるDQPSK信号を分離し、各DQPSK信号を時間軸上で分離すればよい。
光分波器50は、光伝送路12からの光信号を2つにパワー分割し、一方をMZ遅延干渉計(Mach−Zehnder Delay Interferometer:MZDI)52に供給し、他方をMZ遅延干渉計54に供給する。MZ遅延干渉計52は、一方のアームに1ビット期間Δτ(=2/B)の遅延回路52aを具備し、他方のアーム上に+π/4の位相シフタ52bを具備する。同様に、MZ遅延干渉計54は、一方のアームに1ビット期間Δτ(=2/B)の遅延回路54aを具備し、他方のアーム上に−π/4の位相シフタ54bを具備する。MZ遅延干渉計52は、I成分のDQPSK光信号をOOK(On-Off-Keying)光信号に変換する手段として機能し、MZ遅延干渉計54は、Q成分のDQPSK光信号をOOK光信号に変換する手段として機能する。
MZ遅延干渉計52は、出力ポートとしてコンストラクティブポートとデストラクティブポートを具備する。シリアルに接続された2つの受光素子からなるバランスト受信器56は、MZ遅延干渉計52のコンストラクティブポート出力光とデストラクティブポートの出力光をバランス受信し、ビットレートB/2のデータ信号Uを復元する。データ信号Uはいわば、図2(C)に示す2進値を搬送する電気信号である。
同様に、MZ遅延干渉計54は、出力ポートとしてコンストラクティブポートとデストラクティブポートを具備する。シリアルに接続された2つの受光素子からなるバランスト受信器58は、MZ遅延干渉計54のコンストラクティブポート出力光とデストラクティブポートの出力光をバランス受信し、ビットレートB/2のデータ信号Vを復元する。データ信号Vはいわば、図2(F)に示す2進値を搬送する電気信号である。
電気分離装置60は、バランスト受信器56の出力電気信号をビット毎に2つの信号U1,U2に分離し、分離した信号U1,U2をビットレートB/4で出力する。電気分離装置62は、バランスト受信器58の出力電気信号をビット毎に2つの信号V1,V2に分離し、分離した信号V1,V2をビットレートB/4で出力する。
このようにして、光受信装置14は、光送信装置10のプリコーダ40に入力する信号U1,U2,V1,V2を復元できる。光送信装置10の出力光信号のI成分のDQPSK光信号がU1,U2をビットインターリーブで搬送し、Q成分のDQPSK光信号が信号V1,V2をビットインターリーブで搬送することになるように、プリコーダ40を設計することで、光受信装置14の構成が簡略化される。
光受信装置14では、ビットインターリーブされた信号U1,U2;V1,V2を電気段で分離したが、光段で分離しても良い。図3は、光段で信号U1,U2;V1,V2を分離する光受信装置14aの概略構成ブロック図を示す。
光分波器70は、光伝送路12からの光信号を2つにパワー分割し、一方をMZ遅延干渉計72に供給し、他方をMZ遅延干渉計74に供給する。MZ遅延干渉計72は、一方のアームに1ビット期間Δτ(=2/B)の遅延回路72aを具備し、他方のアーム上に+π/4の位相シフタ72bを具備する。同様に、MZ遅延干渉計74は、一方のアームに1ビット期間Δτ(=2/B)の遅延回路74aを具備し、他方のアーム上に−π/4の位相シフタ74bを具備する。MZ遅延干渉計72は、遅延回路72aの出力光と位相シフタ72bの出力光を干渉させ、これにより、I成分のDQPSK光信号をOOK光信号に変換する。MZ遅延干渉計74は、遅延回路74aの出力光と位相シフタ74bの出力光を干渉させ、これにより、Q成分のDQPSK光信号をOOK光信号に変換する。
光分離装置76は、時間軸上の2/B周期で、MZ遅延干渉計72の出力光信号から、信号U1を搬送する光信号と信号U2を搬送する光信号を分離する。同様に、光分離装置78は、時間軸上の2/B周期で、MZ遅延干渉計74の出力光信号から、信号V1を搬送する光信号と信号V2を搬送する光信号を分離する。
光分離装置76では、光分波器80が、MZ遅延干渉計72の出力光を2分割し、一方を電気吸収型光変調器82に、他方を電気吸収型光変調器84に供給する。クロック発生装置86は、周波数B/4、デューティ比50%のクロックを発生し、駆動信号として電気吸収型光変調器82に印加する。反転回路88は、クロック発生装置86の出力クロックを反転し、駆動信号として電気吸収型光変調器84に印加する。電気吸収型光変調器82,84は、駆動信号としてパルスが印加されている期間で、入力光を透過する。この構成により、ビットインターリーブされた2つの信号を分離できる。
光分離装置78も、光分離装置76と同じ構成からなり、MZ遅延干渉計74の出力光信号から、信号V1を搬送する光信号と信号V2を搬送する光信号を分離する。
受光器90は、光分離装置76の一方の出力光信号を電気信号に変換する。受光器92は、光分離装置76の一方の出力光信号を電気信号に変換する。受光器90の出力が、ビットレートB/4の信号U1になり、受光器92の出力がビットレートB/4の信号U2になる。このままではRZ波形になっているので、受光器90,92の後段に、RZ/NRZ変換回路又はラッチ回路等を配置すれば良い。受光器90又は92の出力信号の振幅又はエラー率等に従いクロック発生装置86の周波数又は位相を帰還制御することで、光分離装置76の動作が安定する。
受光器94は、光分離装置78の一方の出力光信号を電気信号に変換する。受光器92は、光分離装置78の一方の出力光信号を電気信号に変換する。受光器94の出力が、ビットレートB/4の信号V1になり、受光器96の出力がビットレートB/4の信号V2になる。このままではRZ波形になっているので、受光器94,96の後段にRZ/NRZ変換回路又はラッチ回路を配置すれば良い。受光器94又は96の出力信号の振幅又はエラー率等に従い、光分離装置78のクロック発生装置86の周波数又は位相を帰還制御することで、光分離装置78の動作が安定する。
受光器90,92,94,96としてバランス受信器構成を使用しても良いことは明らかである。
図4、図5、図6、図7、図8、図9及び図10は、実測した波形例を示す。測定器の都合で、NRZ−DPSK信号で波形を計測した。図4(A),(B)は、5.0Gbpsの変調信号I,Iの波形例をそれぞれ示す。図5(A),(B)は、5.0Gbpsの変調信号Q,Qの波形例をそれぞれ示す。図4及び図5で横軸は時間を示し、縦軸は振幅を示す。
図6は、図4及び図5に示す変調信号I,I,Q,Qにより生成したDQPSK信号光、即ち出力信号光Soの振幅と位相の一例を示す。図6(A)は光強度変化を示す。図6(A)で、横軸は時間を示し、縦軸は光強度を示す。図6(B)は光位相の変化を示す。図6(B)で、横軸は時間を示し、縦軸は光位相(ラジアン)を示す。
図2に示した変調信号I,I,Q,Qのデータ列の例では、最終的なI成分及びQ成分の位相パターンは、それぞれ、図2(C),(F)に示すようにビットレートB/2で”00110110010”及び”11010101001”となる。I成分とQ成分を合波した後では、I成分とQ成分の組み合わせとして、(0,1)、(0,1)、(1,0)、(1,1)、(0,0)、(1,1)、(1,0)、(0,1)、(0,0)及び(1,0)が伝送される。図6(B)には、このI成分とQ成分の搬送データの組み合わせを併記してある。位相の過渡的境界における光強度の落ち込みは、デュアルドライブMZ変調器の使用に起因するものである。
図7は、出力信号Soのアイパターンを示す。横軸は時間を示し、縦軸は光パワー(任意目盛り)を示す。充分にアイが開いていることが分かる。
図8(A)は、バランスト受信器56の受信信号Uの波形例を示し、図8(B)は、バランスト受信器58の受信信号Vの波形例を示す。横軸は時間を示し、縦軸は、振幅を示す。図9(A)は受信信号Uのアイパターンを示し、図9(B)は受信信号Vのアイパターンを示す。図10は、光送信装置10で生成された20GbpsのDQPSK光信号の光スペクトル例を示す。20dBのスペクトル帯域は、15GHzであった。
図1に示す光送信装置10では、I成分の処理系とQ成分を並列に配置したが、シリアルに配置しても良い。図11は、I成分の処理系とQ成分をシリアルに接続した構成の光送信装置110の概略構成ブロック図を示す。
光送信装置110では、I成分の処理系122には(0,π)の位相変調を使用し、Q成分の処理系124には(0,π/2)の位相変調を使用する。
レーザダイオード120が、データを搬送するキャリア光となるコヒーレントレーザ光を生成する。I成分の処理系122は、シリアルに接続された(0,π)位相変調の2つの位相変調器122,122からなる。また、Q成分の処理系124は、シリアルに接続された(0,π/2)位相変調の2つの位相変調器124,124からなる。
レーザダイオード120の出力レーザ光は、I成分の処理系122の最初の位相変調器122に入力する。位相変調器122の出力光は、2つ目の位相変調器122に入力する。位相変調器122の出力光が、Q成分の処理系124の最初の位相変調器124に入力する。位相変調器124の出力光は、2つ目の位相変調器124に入力する。位相変調器124の出力光が、最終的な出力光信号Soとなり、光伝送路に出力される。
位相変調器122,122は、印加される変調信号I,Iの2進値に従い、(0,π)で入力光の位相を変調する。位相変調器124,124は、印加される変調信号Q,Qの2進値に従い、(0,π/2)で入力光の位相を変調する。位相変調器122,122には、マッハツェンダ干渉計構造の位相変調器を使用できる。
プリコーダ126は、ビットレートB/4のデータ信号U1,U2,V1,V2を位相変調器122,122,124,124でのDQPSKのためにプリコードし、位相変調器122,122,124,124に対する変調信号(駆動電流)I,I,Q,Qを生成する。
図1に示す実施例と同様の位相インターリーブのために、遅延時間ΔT(=2/B)の遅延回路128が、プリコーダ126からの変調信号IをΔTだけ遅延して位相変調器122に印加する。遅延回路128は、変調信号I,Iを4/B期間に分散配置する位相インターリーバとして機能する。また、遅延時間ΔT(=2/B)の遅延回路130が、プリコーダ126からの変調信号QをΔTだけ遅延して、位相変調器124に印加する。遅延回路130は、変調信号Q,Qを4/B期間に分散配置する位相インターリーバとして機能する。
光送信装置110から出力される光信号Soは、図1に示す光受信装置14及び図3に示す光受信装置14aの何れの構成でも、受信できる。
I成分の処理系とQ成分の処理系を並列に接続する光送信装置で、各処理系において、N個(Nは3以上の整数)の位相変調器をシリアル接続した一般的な構成の実施例3を説明する。図12は、その実施例3の概略構成ブロック図を示す。
図12に示す光送信装置210は、ビットレートB/2Nの2N個のデータ信号U〜U,V〜Vを多重して、ビットレートBのDQPSK信号Soを生成し、光伝送路に出力する。
光送信装置210では、レーザダイオード220が、データを搬送するキャリア光となるコヒーレントレーザ光を生成する。レーザダイオード220の出力レーザ光は、マッハツェンダ干渉計構造の光IQ多重装置222に入力する。
光IQ多重装置222は、光分波器224、アーム226a,226b及び光合波器228からなる。アーム226a上には、N個の位相変調器230〜230がシリアルに配置されている。他方のアーム226b上には、N個の位相変調器232〜232がシリアルに配置されている。アーム226b上には更に、レーザダイオード220のレーザ波長に対してπ/2だけ光位相をシフトする位相シフタ234が配置されている。位相シフタ234により、アーム226a上の光キャリアが例えば、同相成分、いわゆるI成分であるとすると、アーム226b上の光キャリアは直交位相成分、いわゆるQ成分になる。
各位相変調器230〜230,232〜232は、位相変調器30,32,34,36と同様に、印加される変調信号の2進値に従い、(0,π)で入力光の位相を変調する。位相変調器230〜230,232〜232は、位相変調特性上、マッハツェンダ干渉計構造のものが好ましい。また、マッハツェンダ干渉計構造の位相変調器を採用することで、光IQ多重装置222と一体に製造できるという利点がある。MZI型位相変調器の場合、各位相変調器230〜230,232〜232は、対応するDCバイアスを調整してヌルバイアス点でバイアスされ、2×Vπのピークツーピーク駆動電圧で駆動される。位相変調器230〜230,232〜232は、ビットレートB/2Nで動作できれば良い。
プリコーダ236は、ビットレートB/2Nのデータ信号U〜U,V〜Vを位相変調器230〜230,232〜232でのDQPSKのためにプリコードし、位相変調器230〜230,232〜232に対するビットレートB/2Nの変調信号(駆動信号)I〜I,Q〜Qを生成する。
本実施例では、プリコーダ236からの変調信号I〜Iは、遅延回路238(238〜238)により位相インターリーブされて、アーム226a上の各位相変調器230〜230に印加される。同様に、プリコーダ236からの変調信号Q〜Qは、遅延回路240(240〜240)により位相インターリーブされて、アーム226b上の各位相変調器232〜232に印加される。i=1〜Nとして、変調信号I,Qを遅延する遅延回路238,240の遅延時間ΔTは、2(i−1)/Bである。遅延回路238,240は実際には省略されるが、論理的整合性のために図示してある。位相変調器230〜230により生成されるDQPSK光信号は、変調信号I〜Iが示すN個のデータ信号を時分割多重で搬送する。同様に、位相変調器232〜232により生成されるDPQSK光信号は、変調信号Q〜Qが示すN個のデータ信号を時分割多重で搬送する。
遅延回路238(238〜238)は、変調信号I〜Iを2N/B期間に2/B間隔で分散配置する位相インターリーバとして機能する。同様に、遅延回路240(240〜240)は、変調信号Q〜Qを2N/B期間に2/B間隔で分散配置する位相インターリーバとして機能する。
光合波器228は、位相変調器230の出力光と、位相シフタ234の出力光を合波する。合波光Soは、ビットレートBのDQPSK信号光であり、光伝送路に出力される。
図1に示す光受信装置14の電気分離装置60,62の分離特性を1:2から1:Nに拡張した構成に変更するか、又は、図3に示す光受信装置14aの光分離装置76,78の分離特性を1:2から1:Nに拡張することで、光送信装置210から出力される光信号Soを受信できる。
I成分の処理系とQ成分の処理系をシリアルに接続する光送信装置で、各処理系において、N個(Nは3以上の整数)の位相変調器をシリアル接続した一般的な構成の実施例4を説明する。図13は、その実施例4の概略構成ブロック図を示す。
図13に示す光送信装置310は、ビットレートB/2Nの2N個のデータ信号U〜U,V〜Vを多重して、ビットレートBのDQPSK信号Soを生成し、光伝送路に出力する。
レーザダイオード320が、データを搬送するキャリア光となるコヒーレントレーザ光を生成する。I成分の処理系322は、シリアルに接続された(0,π)位相変調のN個の位相変調器322〜322からなる。また、Q成分の処理系324は、シリアルに接続された(0,π/2)位相変調のN個の位相変調器324〜324からなる。
レーザダイオード320の出力レーザ光は、I成分の処理系322の位相変調器322〜322に順次、入力し、各位相変調器322〜322により位相変調される。位相変調器322の出力光は、Q成分の処理系324の位相変調器324〜324に順次、入力し、各位相変調器324〜324により位相変調される。位相変調器324の出力光が、最終的な出力光信号Soとなり、光伝送路に出力される。
位相変調器322〜322は、印加される変調信号I〜Iの2進値に従い、(0,π)で入力光の位相を変調する。位相変調器324〜324は、印加される変調信号Q〜Qの2進値に従い、(0,π/2)で入力光の位相を変調する。位相変調器322〜322には、マッハツェンダ干渉計構造の位相変調器を使用できる。
プリコーダ326は、ビットレートB/2Nのデータ信号U〜U,V〜Vを位相変調器322〜322,324〜324でのDQPSKのためにプリコードし、位相変調器322〜322,324〜324に対するビットレートB/2Nの変調信号(駆動信号)I〜I,Q〜Qを生成する。
実施例3と同様に、プリコーダ326からの変調信号I〜Iはそれぞれ、遅延回路328(328〜328)により位相インターリーブされて、I成分の処理系322の位相変調器322〜322に印加される。同様に、プリコーダ326からの変調信号Q〜Qは、遅延回路330(330〜330)により位相インターリーブされて、Q成分の処理系324の位相変調器324〜324に印加される。i=1〜Nとして、変調信号I,Qを遅延する遅延回路328,330の遅延時間ΔTは、遅延回路238,240と同様に、2(i−1)/Bである。遅延回路328,330は省略できるが、論理的整合性のために、図示してある。
遅延回路328(328〜328)は、変調信号I〜Iを2N/B期間に2/B間隔で分散配置する位相インターリーバとして機能する。同様に、遅延回路330(330〜330)は、変調信号Q〜Qを2N/B期間に2/B間隔で分散配置する位相インターリーバとして機能する。
本実施例では、位相変調器322〜322が、レーザダイオード320からの光キャリアのI成分に、変調信号I〜Iが示すN個のデータ信号を時分割多重で載せ、位相変調器324〜324が、同じ光キャリアのQ成分に、光変調信号Q〜Qが示すN個のデータ信号を時分割多重で載せる。
図1に示す光受信装置14の電気分離装置60,62の分離特性を1:2から1:Nに拡張した構成に変更するか、又は、図3に示す光受信装置14aの光分離装置76,78の分離特性を1:2から1:Nに拡張することで、光送信装置210から出力される光信号Soを受信できる。
DQPSK変調の実施例を説明したが、QPSK変調を適用することも可能である。
本発明は、ホモダインQPSKシステムに適用できる。本発明はまた、RZ−DQPSKまたはRZ−QPSKシステムにも適用でき、更には、差動八相位相偏移変調(Differential 8-Phase Shift-Keying:D8PSK)のような差動多相位相偏移変調(Differential Multiple-Phase Shift Keying:DMPSK)にも適用できる。
特定の説明用の実施例を参照して本発明を説明したが、特許請求の範囲に規定される本発明の技術的範囲を逸脱しないで、上述の実施例に種々の変更・修整を施しうることは、本発明の属する分野の技術者にとって自明であり、このような変更・修整も本発明の技術的範囲に含まれる。
NRZ−DQPSKシステムに適用された本発明の一実施例であるデータ伝送システムの概略構成ブロック図を示す。 位相変調器30,32,34,36のタイミングチャートを示す。 光受信装置の別の構成例の概略構成ブロック図である。 5.0Gbpsの変調信号I,Iの波形例(A),(B)をそれぞれ示す。 5.0Gbpsの変調信号Q,Qの波形例(A),(B)をそれぞれ示す。 図4及び図5に示す変調信号I,I,Q,Qにより生成したDQPSK信号光、即ち出力信号光Soの振幅(A)と光位相(B)の一例を示す。 出力信号Soのアイパターンの一例を示す。 バランスト受信器56,58の受信信号U,Vの波形例を示す。 受信信号U,Vのアイパターンの一例を示す。 生成された20GbpsのDQPSK光信号の光スペクトル例を示す。 本発明の光送信装置の別の構成の概略構成ブロック図である。 本発明の光送信装置の更に別の構成の概略構成ブロック図である。 本発明の光送信装置の更に別の構成の概略構成ブロック図である。
符号の説明
10:光送信装置
12:光伝送路
14,14a:光受信装置
20:レーザダイオード
22:光IQ多重装置
24:光分波器
26a,26b:アーム
28:光合波器
30,32,34,36:位相変調器
38:位相シフタ
40:プリコーダ
42,44:遅延回路
50:光分波器
52,54:MZ遅延干渉計
52a,54a:遅延回路
52b,54b:位相シフタ
56,58:バランスト受信器
60,62:電気分離装置
70:光分波器
72,74:MZ遅延干渉計
72a,74a:遅延回路
72b,74b:位相シフタ
76,78:光分離装置
80:光分波器
82,84:電気吸収型光変調器
86:クロック発生装置
88:反転回路
90,92,94,96:受光器
110:光送信装置
120:レーザダイオード
122:I成分の処理系
122,122:位相変調器
124:Q成分の処理系
124,124:位相変調器
126:プリコーダ
128,130:遅延回路
210:光送信装置
220:レーザダイオード
222:光IQ多重装置
224:光分波器
226a,226b:アーム
228:光合波器
230〜230:位相変調器
232〜232:位相変調器
234:位相シフタ
236:プリコーダ
238(238〜238):遅延回路
240(240〜240):遅延回路
310:光送信装置
320:レーザダイオード
322:I成分の処理系
322〜322:位相変調器
324:Q成分の処理系
324〜324:位相変調器
326:プリコーダ
328(328〜328):遅延回路
330(330〜330):遅延回路

Claims (5)

  1. ビットレートB/2N(Nは2以上の整数)の2N個のデータ信号U〜U,V〜Vをプリコードし、ビットレートB/2NのN個の第1の変調信号I〜I及びビットレートB/2NのN個の第2の変調信号Q〜Qを生成するプリコーダ(236)と、
    当該N個の第1の変調信号I〜Iを2N/B期間内に位相インターリーブする第1の位相インターリーバ(238)と、
    当該N個の第2の変調信号Q〜Qを2N/B期間内に位相インターリーブする第2の位相インターリーバ(240)と、
    コヒーレント光を発生するコヒーレント光源(220)と、
    当該コヒーレント光源の出力光を2分割する光分波器(224)、当該光分波器による分割光をそれぞれ伝搬する第1及び第2のアーム(226a,226b)、当該第1及び第2のアームからの光を合波する光合波器(228)、及び当該第2のアーム(226b)上の光の位相をπ/2だけシフトする位相シフタ(234)を具備する光IQ多重装置(222)と、
    当該第1のアーム上に配置されるシリアル接続のN個の第1の位相変調器であって、当該第1の位相インターリーバ(238)により位相インターリーブされた当該N個の第1の変調信号I〜Iに従い入力光を位相変調するN個の第1の位相変調器(230〜230)と、
    当該第2のアーム上に配置されるシリアル接続のN個の第2の位相変調器であって、当該第2の位相インターリーバ(240)により位相インターリーブされた当該N個の第2の変調信号Q〜Qに従い入力光を位相変調するN個の第2の位相変調器(232〜232
    とを具備することを特徴とする光送信装置。
  2. 当該第1及び第2の位相変調器が、マッハツェンダ型位相変調器からなることを特徴とする請求項1に記載の光送信装置。
  3. ビットレートB/2N(Nは2以上の整数)の2N個のデータ信号U〜U,V〜Vをプリコードして、ビットレートB/2NのN個の第1の変調信号I〜I及びビットレートB/2NのN個の第2の変調信号Q〜Qを生成し、
    当該N個の第1の変調信号I〜Iを2N/B期間内に位相インターリーブし、
    当該N個の第2の変調信号Q〜Qを2N/B期間内に位相インターリーブし、
    コヒーレント光源からのコヒーレント光の同相(I)成分を、位相インターリーブされた当該N個の第1の変調信号I〜Iに従い、順次、位相変調して、I成分光信号を生成し、
    当該コヒーレント光の直交(Q)成分を、位相インターリーブされた当該N個の第2の変調信号Q〜Qに従い、順次、位相変調して、Q成分光信号を生成し、
    当該I成分光信号と当該Q成分光信号を合波する
    ことを特徴とする光送信方法。
  4. ビットレートB/2N(Nは2以上の整数)の2N個のデータ信号U〜U,V〜Vをプリコードし、ビットレートB/2NのN個の第1の変調信号I〜I及びビットレートB/2NのN個の第2の変調信号Q〜Qを生成するプリコーダ(326)と、
    当該N個の第1の変調信号I〜Iを2N/B期間内に位相インターリーブする第1の位相インターリーバ(328)と、
    当該N個の第2の変調信号Q〜Qを2N/B期間内に位相インターリーブする第2の位相インターリーバ(330)と、
    コヒーレント光を発生するコヒーレント光源(320)と、
    当該コヒーレント光源の出力光を(0,π)で位相変調するI成分処理系(322)と、
    当該I成分処理系の出力光を(0,π/2)で位相変調するQ成分処理系(324)
    とを具備し、
    当該I成分処理系が、当該第1の位相インターリーバ(328)により位相インターリーブされた当該N個の第1の変調信号I〜Iに従い、それぞれ入力光を(0,π)で位相変調するシリアル接続されたN個の第1の位相変調器(322〜322
    を具備し、
    当該Q成分処理系が、当該第2の位相インターリーバ(330)により位相インターリーブされた当該N個の第2の変調信号Q〜Qに従い、それぞれ入力光を(0,π/2)で位相変調するシリアル接続されたN個の第2の位相変調器(324〜324
    を具備する
    ことを特徴とする光送信装置。
  5. ビットレートB/2Nの2N個のデータ信号U〜U,V〜Vをプリコードし、ビットレートB/2NのN個の第1の変調信号I〜I及びビットレートB/2NのN個の第2の変調信号Q〜Qを生成し、
    当該N個の第1の変調信号I〜Iを2N/B期間内に位相インターリーブし、
    当該N個の第2の変調信号Q〜Qを2N/B期間内に位相インターリーブし、
    コヒーレント光源からのコヒーレント光を、位相インターリーブされた当該N個の第1の変調信号I〜Iに従い、順次、(0,π)で位相変調し、更に、位相インターリーブされた当該N個の第2の変調信号Q〜Qに従い、順次、(0,π/2)で位相変調する
    ことを特徴とする光送信方法。
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