JP2008166760A - 電解コンデンサの実装体 - Google Patents

電解コンデンサの実装体 Download PDF

Info

Publication number
JP2008166760A
JP2008166760A JP2007324347A JP2007324347A JP2008166760A JP 2008166760 A JP2008166760 A JP 2008166760A JP 2007324347 A JP2007324347 A JP 2007324347A JP 2007324347 A JP2007324347 A JP 2007324347A JP 2008166760 A JP2008166760 A JP 2008166760A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrolytic capacitor
cathode
anode
surface exposed
land
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007324347A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuo Kawahito
一雄 川人
Junichi Kurita
淳一 栗田
Yoichi Aoshima
洋一 青島
Hideto Yamaguchi
秀人 山口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2007324347A priority Critical patent/JP2008166760A/ja
Publication of JP2008166760A publication Critical patent/JP2008166760A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Production Of Multi-Layered Print Wiring Board (AREA)

Abstract

【課題】陰極端子を下面で横断させ陽極端子と近接して低インピーダンスに設計された電解コンデンサを多層基板の電源ラインと接続するとき、多層基板のランドの外側に陽極と陰極の電極のビアを離して形成しているため、電解コンデンサとビアを介して電源ラインとを結ぶ回路のインピーダンスを小さくできない課題があった。
【解決手段】陽極下面露出部3と陰極下面露出部5とを電解コンデンサ1の外装樹脂6の下面から露出させ、この陽極下面露出部3、陰極下面露出部5間に外装樹脂6の絶縁領域8を設け、一方基板21には陽極下面露出部3と陰極下面露出部5に接合する第1ランド23、第2ランド27を設け、電解コンデンサ1の絶縁領域8に対向するこの第1ランド23、第2ランド27間に第1ビア24、第2ビア28を設けて、電解コンデンサ1を基板21に実装することによって、電解コンデンサの実装体のインピーダンスを低減することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、電子機器に使用される電解コンデンサを回路基板に実装した電解コンデンサの実装体に関するものである。
電子機器の高速化、高周波化に伴って、CPUの電源ライン等に使用される電解コンデンサは、低周波領域に加えて1MHz〜1GHz付近までの高周波領域に至る広帯域のノイズ除去や過渡応答性に優れたものとするために、大容量で低インピーダンスの特性が強く要望されている。
このような電解コンデンサとして、導電性高分子を固体電解質に用いESR(等価直列抵抗)を小さくしたチップ型の低インピーダンスの固体電解コンデンサが知られている。
図11は、従来の固体電解コンデンサの側面断面図、図12は、同下面図、図13は、従来の固体電解コンデンサが実装される基板の上面図、図14は、電解コンデンサを用いた回路図である。
図11に示す固体電解コンデンサ47は、一方側に陽極部42、他方側に陰極部43を形成したコンデンサ素子41を備え、陰極部43は誘電体酸化皮膜層、ピロール、チオフェン、アニリン等の電気伝導度の高い導電性高分子から構成される固体電解質層、陰極層(いずれも図示せず)が順次形成されたものである。
さらに複数のコンデンサ素子41を各々の陽極部42、陰極部43を積層して、積層したコンデンサ素子41の陽極部42、陰極部43に陽極端子44、陰極端子45が接合され、外装樹脂46によって外装されている。
図12に示すように、外装樹脂46の実装面となる下面で陽極端子44とT字状に下面を横切るように設けた陰極端子45とを近接するように露出させて、低インピーダンス特性をもつ固体電解コンデンサ47としたものである。
図13に示すように、固体電解コンデンサ47が実装される多層基板は、基板上に1つずつ設けられた第1ランド51と第2ランド53とが対向する側と反対側の第1ランド51の外方に第1ビア52を備え、この第1ビア52を介して第1ランド51と多層基板内部のVcc層と繋がり、同様に第2ランド53の外方に第2ビア54が設けられ第2ビア54を介して第2ランド53と多層基板内部のGND層とが繋がったものである。
さらに第1ランド51、第2ランド53と固体電解コンデンサ47の下面に露出した陽極端子44、陰極端子45とを夫々半田付けして、従来の電解コンデンサの実装体を構成したものであった。
従来の電解コンデンサの実装体は、例えば図14に示す電源ラインの回路の一部を構成するもので、この回路は電圧や電流をDC―DCコンバータや3端子レギュレータの電圧変換機構64を介して電源62からCPU等の負荷部品63に供給するもので、固体電解コンデンサ47等の電解コンデンサ61をデカップリングとして用いて電源ライン65とグランドライン66に接続して使用される。
なお、この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1に示すものが知られている。
特開2006−270014号公報
このように従来は、外装樹脂46の下面に設けた陽極端子44と下面で横断するように設けた陰極端子45とを近接させた低インピーダンスの固体電解コンデンサ47を多層基板に接続するとき、多層基板が異なる電極のビア52、54をランド51、53の外側にお互いに離して設けたものであるため、CPUが高速化するに従い固体電解コンデンサ47を低インピーダンスにしてもビア52、54のインピーダンスの影響が高くなり、高周波領域におけるノイズ除去が十分でない課題があった。
本発明は、このような従来の課題を解決し、低インピーダンスの電解コンデンサの実装体を提供することを目的とするものである。
上記目的を達成するために本発明は、基板に設けた第1ランド、第2ランドに、電解コンデンサの陽極端子、陰極端子を夫々実装した電解コンデンサの実装体であって、前記基板が、第1導体パターンを介して第1ランドと接続する第1ビアと、第2導体パターンを介して第2ランドと接続する第2ビアとを備え、前記電解コンデンサが、外装樹脂の下面から露出した前記陽極端子の陽極下面露出部と、前記陰極端子の陰極下面露出部とを夫々一つ以上備え、かつ陽極下面露出部、陰極下面露出部のいずれかから選ばれる下面露出部間に挟まれる領域に絶縁領域が設けられ、前記第1ビアと前記第2ビアが、前記絶縁領域に対向する基板上に設けられ、基板内部に延びた、電解コンデンサの実装体である。
以上のように本発明の電解コンデンサの実装体によれば、電解コンデンサの絶縁領域が、陽極下面露出部、陰極下面露出部のいずれかから選ばれる下面露出部間に挟まれる領域に設けられたもので、この絶縁領域に対向する基板の領域に第1ビア、第2ビアを設けることによって、電解コンデンサ本体と第1ビア、第2ビアとの異なった電極間の誤った導通を防止しながら、第1ビア、第2ビアの対のビアを近接させることができるので、電解コンデンサに接続する対のビアのインピーダンスを小さくすることができる。
以上のように、電解コンデンサと基板とで構成される電解コンデンサの実装体のインピーダンスを小さくできる作用効果を奏するものである。
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1の電解コンデンサの実装体について説明する。
図1は本発明の実施の形態1における電解コンデンサの実装体の上面図、図2は同電解コンデンサの下面図、図3(a)および図3(b)は同基板の上面図、図4は同電解コンデンサの実装体の側面断面図、図5は同コンデンサ素子の構成を示す断面図である。
実施の形態1における電解コンデンサの実装体は、基板に設けた第1ランド、第2ランドに、電解コンデンサの陽極端子、陰極端子を夫々対向するように電解コンデンサを実装したものである。
実施の形態1における電解コンデンサの構成について説明する。
まず、図5に示すように、コンデンサ素子10は平板状の形状で、陽極体11がアルミニウム、タンタル、チタン、ニオブ等の弁作用金属からなる箔であり、陽極体11の一方には陽極体11表面が露呈した陽極部12が設けられている。この陽極体11の他方には陰極部13を設け、陰極部13側の陽極体11は誘電体酸化皮膜層14、さらに誘電体酸化皮膜層14の表面にポリピロール、ポリチオフェン、ポリアニリン等の導電性高分子から選択される固体電解質層15が形成されている。
固体電解質層15の表面には陰極層16が設けられ、陰極層16はグラファイト等からなるカーボン層と、銀、ニッケル、銅等の導電性粒子とエポキシ等の樹脂からなる導電性ペーストを塗布、硬化させた導電体層とを順次積層したものである。
陽極部12と陰極部13との境界には、ポリイミド樹脂、シリコン樹脂などの絶縁性樹脂からなる分離部17が陽極体11上に帯状に設けられ、この分離部17によって固体電解質層15や陰極層16が陽極部12に形成されないように防止されている。
陽極体11は、弁作用金属の箔を用いたものの他に、弁作用金属の粉末からなる薄状の多孔質焼結体に弁作用金属部材を多孔質焼結体に埋め込んで接合したものでもよい。
次に、図4に示すように、電解コンデンサ1にはコンデンサ素子10が複数積層され、陽極部12が一枚ずつ交互に相反するように一方向に並べられ積層された陽極部12が陽極端子2上面に載置され、積層した陽極部12と陽極端子2が溶接により接合されている。積層されたコンデンサ素子10の陰極部13は、両端の陽極端子2間に積層され陰極端子4上面に載置され、積層した陰極部13と陰極端子4が導電性接着剤を介して接合されている。
また、電解コンデンサ1は、コンデンサ素子10を一個ずつ交互に相反させて積層する代わりに複数個ずつ一方方向に並べ相反させて積層してもよい。
陽極端子2、陰極端子4は、銅等の金属又は鉄−ニッケル合金等の合金の基材から構成され、陽極端子2は、電解コンデンサ1の陽極部12と接続する陽極端子2の上面から外装樹脂6の内部を下方に延び、外装樹脂6の実装面となる下面に露出した陽極下面露出部3に繋がって形成されている。
一方、陰極端子4は、電解コンデンサ1の陰極部13と接続する陰極端子4の上面から外装樹脂6の内部を下方に延び、外装樹脂6の実装面となる下面に露出した陰極下面露出部5に繋がって形成されている。
さらに、図2に示すように、陽極端子2の陽極下面露出部3は、実装面となる外装樹脂6の下面における対向する両端部に略矩形状に形成され、各々の陽極下面露出部3の外周の一辺の一部又は全体が外装樹脂6の端面から表出し、その他の外周が外装樹脂6と接している。
陰極端子4の陰極下面露出部5は、両端の陽極端子2を結ぶ方向に直交する外装樹脂6の下面における両端部に略矩形状に形成され、陰極下面露出部5の外周の一辺の一部又は全体が外装樹脂6の側面から表出し、その他の外周が外装樹脂6と接している。
2つの陽極端子2の陽極下面露出部3、2つの陰極端子4の陰極下面露出部5の4箇所は外装樹脂6を介して分離され、この外装樹脂6によって陽極下面露出部3間及び陰極下面露出部5間に挟まれる絶縁領域8が形成されている。この絶縁領域8は、陽極下面露出の対向する辺に沿う平行線と、陰極下面露出部5の対向する辺に沿う平行線とに囲まれる四角形状の領域からなるものである。
また、絶縁領域8に絶縁性の樹脂ペーストを塗布する、または絶縁フィルムを貼付けて絶縁領域8を形成してもよい。
このように構成された電解コンデンサは、コンデンサ素子を相反させ積層することで、一方方向に積層したコンデンサ素子に比較しESL(等価直列抵抗)を小さくできる。また陽極端子と陰極端子を近接させ下面に露出することで、電解コンデンサのESR(等価直列抵抗)、ESLを小さくでき、低インピーダンスの電解コンデンサとするものである。
上記に述べたコンデンサ素子を相反して積層する代わりに、陽極体の両端に設けた陽極部間に陰極部を設け、陽極体が陰極部を貫通する貫通コンデンサ素子を用いて電解コンデンサを構成してもよい。
次に、実施の形態1の基板の構成について説明する。
まず、図1に示すように、基板21の第1ランド23、第2ランド27は、電解コンデンサ1の夫々陽極下面露出部3、陰極下面露出部5と同じ、又は相似した形状で、夫々陽極下面露出部3、陰極下面露出部5の下側に対向して設けられている。
さらに、図4に示すように、第1ランド23、第2ランド27の表面には、半田付けを容易にするため錫めっき等の金属層(図示せず)が形成され、第1ランド23と陽極下面露出部3、第2ランド27と陰極下面露出部5が重ね合わせられるようにして半田付け33によって接合されている。
また、図1に示すように、第1ビア24と第2ビア28は、電解コンデンサ1の下面の外装樹脂6からなる絶縁領域8の下側に対向する基板21の箇所となるビア形成領域に形成されている。
この第1ビア24と第2ビア28が、第1ランド23間と平行な線上に対に並び、この対のビアは第1ランド23に近接しビア形成領域の中央部分より離れて設けられ、さらに複数個の対のビアが第2ランド27間に平行な列に設けられている。
また、第1ビア24、第2ビア28は一つ又は複数形成することができる。
このビア形成領域内では、基板21の上面に形成された第1ビア24、第2ビア28は電解コンデンサ1の外装樹脂6の絶縁領域8に重なり合うので、電解コンデンサ1の陽極部12と第2ビア28、又は陰極部13と第1ビア24とが導通せずに第1ビア24、第2ビア28の配置を設定することができる。
図3(a)に示すように、第1導体パターン22及び第2導体パターン26は、銅の金属箔からなり、第1導体パターン22、第2導体パターン26を介して夫々第1ランド23と第1ビア24が接続され、第2ランド27と第2ビア28が接続されている。
第1ランド23と第1ビア24、第2ランド27と第2ビア28は、エポキシ等の絶縁性樹脂からなるレジスト32で被覆した夫々第1導体パターン22、第2導体パターン26の一部をレジスト32から露出させたもので、レジスト32により分離されて形成されている。
第1導体パターン22は、第2導体パターン26によって分離され第2導体パターン26の側面に沿って帯状に設けられ、第2導体パターン26と隣接する箇所に第1ビア24を備えている。
第2導体パターン26は、第1ランド23間を貫通するように対向する第2ランド27間に渡って設けられ、第1導体パターン22と隣接する帯の側面の両側に第2ビア28を備えている。
図3(b)に示す第1ビア24a、第2ビア28aは、第1導体パターン22a間に対応する部分を突起状に形成し、この突起35aに対応する隣接する箇所の第2導体パターン26aの両側に凹状の切欠き35bを形成し、この箇所に第1ビア24a、第2ビア28aを設けたもので、第1ビア24a、第2ビア28aは、図3(a)に比較しビア形成領域の中央寄りに設けられている。
しかし、第1ビア24a、第2ビア28aの並び方については、図3(a)と同様に、第1ビア24aと第2ビア28aは、第1ランド23a間と平行な線上に対に並び、さらに複数個の対のビアが第2ランド27a間に平行な列に設けられている。このように、第1導体パターン22aと第2導体パターン26aとが隣接する部分を加工することにより、第1ビア24aと第2ビア28aの間隔を保ちながらビア形成領域内での配置を調整することができる。
図4に示すように、第1ビア24、第2ビア28は、更に基板21の内部で線状に延び、平行に配設されている。第1ビア24が基板21上面と平行に基板21内部に設けられた電源ラインを構成するVcc層30に接合され、第2ビア28がVcc層30の下層に分離して設けられたグランドラインを構成するGND層31に接合され、第1ビア24と第2ビア28に流れる電流は夫々反対方向に流れるものである。
また、GND層31はVcc層30の上層に設けてもよい。
この電源ライン、グランドラインは、例えば図14に示す回路の電源ライン65、グランドライン66に対応するものである。
実施の形態1の第1ビア24と第2ビア28は、第1ランド23間及び第2ランド27間に囲まれる領域の内に設けられるので、第1ビア24、第2ビア28間の距離を近づけることができる。これによって、基板21内部に平行に配設された第1ビア24と第2ビア28間のインピーダンスを小さくすることができる。
また、実施の形態1の電解コンデンサ1は、陽極下面露出部3の両側に近接して陰極下面露出部5を設けたものであるので、インピーダンスを小さくすることができる。従って、電解コンデンサ1のインピーダンス特性とビアのインピーダンス特性との総和を小さくでき、電解コンデンサ1と基板21とで構成される電解コンデンサ1の実装体のインピーダンスを小さくできる顕著な効果を奏するものである。
なお、実施の形態1の第1ビア24、第2ビア28は、第1ランド23間及び第2ランド27間に囲まれる領域の内側に設けるものであるが、電解コンデンサ1の流れる電流量の増加などに応じて、第1ランド23、第2ランド27の外側に更に設けてもよい。
実施の形態2から実施の形態4は、実施の形態1と同じ構成については同一の名称と符号を用い、その詳細な説明を省略し異なる部分についてのみ以下に図面を用いて説明をする。
(実施の形態2)
実施の形態2は、実施の形態1と第1ビア、第2ビア、第1導体パターン、第2導体パターンの構成が実施の形態1と一部異なるようにしたものである。
図6は、実施の形態2における基板の拡大上面図であり、第1ビア、第2ビアの配設を示す。
実施の形態2は、第1ビアと第2ビアが、いずれか一方のビア間に他方のビアが交互に設けられたものである。
実施の形態2は、図6(a)に示すものは、第1ビア24bと第2ビア28bが、第1ランド23間に直角方向に並んで、第1ビア24b又は第2ビア28bのいずれか一方のビア間に他方のビアが重なり、一方のビア間を結ぶ線の中心より少し離れるように他方のビアが設けられたものである。
第1導体パターン22b、第2導体パターン26bは、先端が狭くなるように台形形状または三角形状に形成された突起36を隣接する箇所に交互に設け、この夫々の突起36が交互に挟み込まれており、夫々の突起36の幅広部分に第1ビア24b、第2ビア28bが形成されたものである。
図6(b)に示すものは、第1ビア24cと第2ビア28cが、第1ランド23間に直角方向に一列に並んで、第1ビア24cと第2ビア28cが交互に設けられたものである。
第1導体パターン22c、第2導体パターン26cは、隣接する箇所に交互に矩形状の突起37を設け、この夫々の突起37が交互に挟み込まれるように設けられ、夫々の突起37に第1ビア24c、第2ビア28cが形成されたものである。
実施の形態2は、第1ビア、第2ビアの対のビアを近接して設けることができるため、対のビアのインピーダンスを小さくできる。
(実施の形態3)
実施の形態3は、実施の形態1と第1ビア、第2ビア、第1導体パターン、第2導体パターンの構成が一部異なるようにしたものである。
図7は、実施の形態3における基板の上面図である。
実施の形態3は、図7に示すように、第1導体パターン22dが第2ランド27d間を貫通するように対向する第1ランド23d間に渡って帯状に設けられ、第2導体パターン26dが第1導体パターン22dによって分離され第1導体パターン22dの側面に沿って設けられ、第1導体パターン22dと第2導体パターン26dが隣接する箇所に夫々第1ビア24d、第2ビア28dが対向して並列に設けられているものである。
(実施の形態4)
実施の形態4は、実施の形態1の電解コンデンサと基板の構成が一部異なるものである。
図8は、実施の形態4における電解コンデンサの側面断面図、図9は、同電解コンデンサの下面図、図10は同基板の上面図である。
実施の形態4の電解コンデンサ1eは、図8に示すように、複数のコンデンサ素子10の陽極部12を一方側のみに重ねて積層し他方に陰極部13を積層したものである。また単数のコンデンサ素子10を用いたものでもよい。
積層された陽極部12、陰極部13は、夫々陽極端子2e、陰極端子4eの上面に載置され接合され、この陽極端子2e、陰極端子4eが外装樹脂6eの実装面となる下面に露出した陽極下面露出部3e、陰極下面露出部5eに繋がって形成されている。
図9に示すように、陽極端子2eの陽極下面露出部3e、陰極端子4eの陰極下面露出部5eは、外装樹脂6eの対向する端部側に略矩形状に設け、陽極下面露出部3e、陰極下面露出部5e間に挟まれる領域、すなわち陰極下面露出部5eが対向する辺に沿った平行な線と、並びにこの線と直交する陽極下面露出部3eの下面の中央に面する辺に沿った線と該線に平行で陰極下面露出部5eの端面に沿う線とに囲まれる外装樹脂6eの下面の領域を絶縁領域8eとしたものである。
図10に示すように、基板の第1ランド23e、第2ランド27eは、電解コンデンサ1eの夫々陽極下面露出部3e、陰極下面露出部5eに略同じ又は相似した形状で、夫々陽極下面露出部3e、陰極下面露出部5eの下側に対向して設けられるものである。
第1ビア24eと第2ビア28eは、電解コンデンサ1eの下面の外装樹脂6eからなる絶縁領域8eの下側に対向する基板の箇所となるビア形成領域に形成されるものであり、第1ビア24eと第2ビア28eが、第2ランド27e間と直交する線上に対に並び、この対のビアは第1ランド23eに近接して設けられ、さらに複数個の対のビアが第2ランド27e間に平行な列に設けられている。
ここで、第1導体パターン22e及び第2導体パターン26eは、銅の金属箔からなり、第1導体パターン22e、第2導体パターン26eを介して夫々第1ランド23eと第1ビア24eが接続され、第2ランド27eと第2ビア28eが接続されている。
実施の形態1〜4に示すように、電解コンデンサの陽極下面露出部に近接して陰極下面露出部を両端に設け、さらに両端の陰極下面露出部と陽極下面露出部に接して囲まれる外装樹脂からなる絶縁領域に対向する基板の箇所に第1ビア、第2ビアを近接して設けることによって、電解コンデンサの実装体のインピーダンスを小さくできる顕著な作用効果を奏するものである。
本発明の実施の形態1における電解コンデンサの実装体の上面図 本発明の実施の形態1における電解コンデンサの下面図 (a)本発明の実施の形態1における基板の上面図、(b)本発明の実施の形態1における他の基板の上面図 本発明の実施の形態1における電解コンデンサの実装体の側面断面図 本発明の実施の形態1におけるコンデンサ素子の断面図 (a)本発明の実施の形態2における基板の拡大上面図、(b)本発明の実施の形態2における他の基板の拡大上面図 本発明の実施の形態3における基板の上面図 本発明の実施の形態4における電解コンデンサの側面断面図 本発明の実施の形態4における電解コンデンサの下面図 本発明の実施の形態4における基板の上面図 従来の固体電解コンデンサの側面断面図 従来の固体電解コンデンサの下面図 従来の固体電解コンデンサが実装される基板の上面図 電解コンデンサを用いた回路図
符号の説明
1 電解コンデンサ
2 陽極端子
3 陽極下面露出部
4 陰極端子
5 陰極下面露出部
6 外装樹脂
8 絶縁領域
10 コンデンサ素子
11 陽極体
12 陽極部
13 陰極部
14 誘電体酸化皮膜層
15 固体電解質層
16 陰極層
17 分離部
21 基板
22 第1導体パターン
23 第1ランド
24 第1ビア
26 第2導体パターン
27 第2ランド
28 第2ビア
30 Vcc層
31 GND層

Claims (4)

  1. 基板に設けた第1ランド、第2ランドに、電解コンデンサの陽極端子、陰極端子を夫々実装した電解コンデンサの実装体であって、
    前記基板が、第1導体パターンを介して前記第1ランドと接続する第1ビアと、第2導体パターンを介して前記第2ランドと接続する第2ビアとを備え、
    前記電解コンデンサが、外装樹脂の下面から露出した前記陽極端子の陽極下面露出部と、前記陰極端子の陰極下面露出部とを夫々一つ以上備え、かつ前記陽極下面露出部、前記陰極下面露出部のいずれかから選ばれる下面露出部間に挟まれる領域に絶縁領域が設けられ、
    前記第1ビアと前記第2ビアが、前記絶縁領域に対向する前記基板上に設けられ、前記基板内部に延びた、電解コンデンサの実装体。
  2. 前記基板に形成された前記第1導体パターンと前記第2導体パターンを隣接させ、この隣接する箇所に夫々前記第1ビア、前記第2ビアを設けた請求項1に記載の電解コンデンサの実装体。
  3. 前記第1ビアと前記第2ビアが、いずれか一方のビア間に他方のビアが交互に設けられた請求項1又は請求項2に記載の電解コンデンサの実装体。
  4. 前記電解コンデンサが、前記陰極下面露出部を前記外装樹脂の下面の両端部側に設け、該陰極下面露出部間と直交する前記外装樹脂の下面の少なくとも一方の端部側に前記陽極下面露出部を設け、前記陰極下面露出部と前記陽極下面露出部に接して囲まれる領域に外装樹脂の前記絶縁領域が形成された請求項1に記載の電解コンデンサの実装体。
JP2007324347A 2007-12-17 2007-12-17 電解コンデンサの実装体 Pending JP2008166760A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007324347A JP2008166760A (ja) 2007-12-17 2007-12-17 電解コンデンサの実装体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007324347A JP2008166760A (ja) 2007-12-17 2007-12-17 電解コンデンサの実装体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008166760A true JP2008166760A (ja) 2008-07-17

Family

ID=39695736

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007324347A Pending JP2008166760A (ja) 2007-12-17 2007-12-17 電解コンデンサの実装体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008166760A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010232314A (ja) * 2009-03-26 2010-10-14 Tdk Corp 電子部品モジュール
WO2014174833A1 (ja) * 2013-04-26 2014-10-30 パナソニックIpマネジメント株式会社 固体電解コンデンサ及びそれを用いた実装体

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010232314A (ja) * 2009-03-26 2010-10-14 Tdk Corp 電子部品モジュール
WO2014174833A1 (ja) * 2013-04-26 2014-10-30 パナソニックIpマネジメント株式会社 固体電解コンデンサ及びそれを用いた実装体
US9490077B2 (en) 2013-04-26 2016-11-08 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Solid electrolytic capacitor and mounting assembly
JPWO2014174833A1 (ja) * 2013-04-26 2017-02-23 パナソニックIpマネジメント株式会社 固体電解コンデンサ及びそれを用いた実装体

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8050015B2 (en) Composite electric element
US8803000B2 (en) Device for surface mounting and capacitor element
JP4492265B2 (ja) チップ形固体電解コンデンサ
US6836401B2 (en) Capacitor, laminated capacitor, and capacitor built-in-board
JP2006237520A (ja) 薄型多端子コンデンサおよびその製造方法
US9490077B2 (en) Solid electrolytic capacitor and mounting assembly
JP5415827B2 (ja) 表面実装用のデバイス
US8320106B2 (en) Lower-face electrode type solid electrolytic multilayer capacitor and mounting member having the same
WO2012140836A1 (ja) 電解コンデンサ
TW200303564A (en) Solid electrolytic capacitor and manufacturing method for the same
US10028381B2 (en) Composite electronic component and board having the same
US20120018206A1 (en) Solid electrolytic capacitor
JP2008166760A (ja) 電解コンデンサの実装体
JP5683169B2 (ja) コンデンサ素子を含むデバイス
JP2002353073A (ja) 回路モジュール
JP2006073791A (ja) 表面実装薄型コンデンサ
JP2008021774A (ja) チップ形固体電解コンデンサ及びその製造方法
JP2005158903A (ja) 固体電解コンデンサ
JP5415841B2 (ja) コンデンサ素子およびデバイス
JP2015043350A (ja) デバイスおよびデバイスを製造する方法
JP2008021772A (ja) チップ形固体電解コンデンサ
JP2004095816A (ja) チップ形コンデンサ
JP2008021773A (ja) チップ形固体電解コンデンサ
JP5164213B2 (ja) 固体電解コンデンサ
JP5371865B2 (ja) 3端子型コンデンサ

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20080430