JP2008164986A - 映像表示システム - Google Patents
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Abstract
【課題】簡易な構成で、全ての表示装置に対して個々の表示装置毎にアドレス設定を行う必要を無くして設置時の手間を軽減し、タイル表示装置における位置検出の際の周囲環境の条件を緩和することが可能な映像表示システムを提供すること。
【解決手段】複数のタイル表示部7と、イーサネット9を介してタイル表示部7に接続され、タイル表示部7の各々に固有のIPアドレスを割り当てるDHCPサーバと、複数のタイル表示部7の映像を撮影し、該映像に関する映像信号6を出力する撮像装置5と、特定のIPアドレスを有するタイル表示部に対して、表示データを、イーサネット9を介して送信し、かつ映像信号が入力され、該映像信号を画像処理して、上記特定の論理アドレスと、タイル表示部の物理的な位置との関係を取得する取得手段とを有し、イーサネット9を介して、タイル表示部7に接続された表示制御装置3とを備える。
【選択図】図4
【解決手段】複数のタイル表示部7と、イーサネット9を介してタイル表示部7に接続され、タイル表示部7の各々に固有のIPアドレスを割り当てるDHCPサーバと、複数のタイル表示部7の映像を撮影し、該映像に関する映像信号6を出力する撮像装置5と、特定のIPアドレスを有するタイル表示部に対して、表示データを、イーサネット9を介して送信し、かつ映像信号が入力され、該映像信号を画像処理して、上記特定の論理アドレスと、タイル表示部の物理的な位置との関係を取得する取得手段とを有し、イーサネット9を介して、タイル表示部7に接続された表示制御装置3とを備える。
【選択図】図4
Description
本発明は、映像表示システムに関し、より詳細には、有機ELディスプレイや液晶ディスプレイ等の表示装置を複数枚使用して、大型の表示装置を構成するタイル式表示装置の表示位置の設定を行う映像表示システムに関する。
従来では、複数の表示装置を並べる(例えば、縦横に並べる)ことによって構成された、大画面のタイル式表示装置において、個々の表示装置が有するタイル表示制御装置のアドレスを設定し、大画面の表示位置とアドレスとを対応付けている。これにより、任意のタイル表示制御装置に必要画像を表示させることが可能になる。
そのため、従来技術では、
1)大型の表示装置を構成する、個々のタイル表示制御装置に表示画面中のアドレスを設定するスイッチを設ける。
2)大型の表示装置を構成する、個々のタイル表示制御装置にPCインタフェースを設けてPCから表示画面中のアドレスを設定する。
という方法を用いていた。
1)大型の表示装置を構成する、個々のタイル表示制御装置に表示画面中のアドレスを設定するスイッチを設ける。
2)大型の表示装置を構成する、個々のタイル表示制御装置にPCインタフェースを設けてPCから表示画面中のアドレスを設定する。
という方法を用いていた。
また、特許文献1では、各画像表示装置に反射器によって構成されている位置検出部を設け、各画像表示装置の位置を検出する画像制御装置に、LED等の光源と、駆動回路と、受光器と、受信回路とを有する画像表示システムにおける、画像表示装置の位置検出方法が記載されている。特許文献1では、上記位置検出方法として光を用いており、画像表示装置の位置検出部から各画像表示装置へと光を照射して反射器にて上記光を反射し、該反射光を画像制御装置の受光器にて受光する。画像制御装置は、受光した光に基づいて各画像表示装置の位置を算出している。
また、特許文献1の別の形態では、各画像表示装置に基準線を設け、撮像部が基準線を含むようにして各画像表示装置を撮影し、画像制御部が、基準線の撮像面における投影された長さを算出して、各画像表示装置の位置関係を算出している。
特許文献1では、上記2つの形態共に、各画像表示装置が備える記憶部には位置検出時、通信時のデータの受け渡し時に、画像表示装置を識別するための、各画像表示装置に予め割り当てられた識別子IDが記録されている。
しかしながら、特許文献1において光を用いて位置検出を行う場合、画像制御装置に光源、該光源の駆動回路、受信器、受信回路などの構成要素を備える必要があり、また、画像表示装置にも反射器を設ける必要があり、装置の構成が複雑であった。また、特許文献1では、ミリメートルオーダ、望ましくは、サブミリメートルオーダの位置検出精度を出すことが前提であり、そのために、位置検出に光を用いている。
また、特許文献1において撮像部を用いて位置検出を行う場合、位置検出に用いられる基準線について、その長さ、または他の画像表示装置の基準線の位置とその間隔を予め既知としておかなければならず、各画像表示装置の設置時に複雑な工程を要していた。
また、上記撮像部を用いる場合、基準線を含むように各画像表示装置を撮影するわけだが、用いられる基準線は、画像表示装置の外周境界線や画像表示装置の外枠の輪郭線などである。従って、基準線が適切に識別できる環境でなければ、良好な情報を得ることが困難である。例えば、画像表示装置の周囲が暗い場合は、基準線を検出することが困難となる。このように、基準線の検出について、周囲の環境の影響により、撮影条件に制限があった。
また、特許文献1では、各画像表示装置の位置を検出するために、得られた情報(光パルスの往復飛行時間、画像制御装置から見た画像表示装置の傾き、基準線の投影面における投影された長さ)に基づいて、相対位置を算出するための手段を設けなければならなかった。
さらに、特許文献1を含めて従来の大型の表示装置を構成する場合、個々の表示装置(タイル表示装置)のアドレスとその表示位置の対応とを事前に決めておく必要があった。従って、全ての表示装置に対して、設置時に各表示装置へのアドレスの割り当てや、画像制御装置における上記アドレスと各表示装置の物理的位置との対応付けを行う必要があり、設置時に複雑な工程を要していた。
このため、タイル表示制御装置の初期設定時や故障やメンテナンスで個々のタイル表示部装置を交換するような場合には、交換品に改めてアドレスを設定しなおす必要があった。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、簡易な構成で、全ての表示装置に対して個々の表示装置毎にアドレス設定を行う必要を無くして設置時の手間を軽減し、タイル表示装置における位置検出の際の周囲環境の条件を緩和することが可能な映像表示システムを提供することにある。
本発明は、このような目的を達成するために、請求項1記載の発明は、各々が点灯手段を有する、複数のタイル表示部と、ネットワークを介して前記タイル表示部に接続され、前記タイル表示部の各々に固有の論理アドレスを割り当てる割り当て手段と、前記割り当てられた論理アドレスから1つの論理アドレスを選択し、該選択された論理アドレスを有するタイル表示部に対して、前記点灯手段を点灯させる命令を含む表示データを、前記ネットワークを介して送信する表示データ送信手段と、前記複数のタイル表示部の映像を撮影し、該映像に関する映像信号を出力する撮像手段と、前記映像信号が入力され、該映像信号を画像処理して、前記選択された論理アドレスと、前記複数のタイル表示部の配置位置に対する、前記表示データに応じて点灯した点灯手段を有するタイル表示部の物理的な位置との関係を取得する取得手段とを備えることを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記複数のタイル表示部により大画面が形成され、前記大画面の4隅に位置するタイル表示部には、前記割り当て手段にて割り当てられる論理アドレスとは異なるアドレスが予め割り当てられていることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項2記載の発明において、前記異なるアドレスに前記表示データを送信する手段をさらに備え、前記取得手段は、前記手段が前記異なるアドレスに前記表示データを送信した際の、前記4隅に位置するタイル表示部が有する点灯手段が点灯した第2の映像信号から、前記複数のタイル表示部の配置位置に対する、前記4隅の物理的な位置を取得し、該位置と前記映像信号とから、前記表示データに応じて点灯した点灯手段を有するタイル表示部の、前記4隅に対する相対位置を取得することを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1乃至3のいずれかに記載の発明において、前記点灯手段は、前記タイル表示部のディスプレイ部であることを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項1乃至3のいずれかに記載の発明において、前記点灯手段は、発光素子であることを特徴とする。
請求項6記載の発明は、各々が点灯手段を有する、複数のタイル表示部と、ネットワークを介して前記タイル表示部に接続され、前記タイル表示部の各々より論理アドレスの取得の要求を受信すると、前記タイル表示部の各々に固有の論理アドレスを割り当てるサーバと、前記複数のタイル表示部の映像を撮影し、該映像に関する映像信号を出力する撮像手段と、前記割り当てられた論理アドレスから1つの論理アドレスを選択し、該選択された論理アドレスを有するタイル表示部に対して、前記点灯手段を点灯させる命令を含む表示データを、前記ネットワークを介して送信する表示データ送信手段と、前記映像信号が入力され、該映像信号を画像処理して、前記選択された論理アドレスと、前記複数のタイル表示部の配置位置に対する、前記表示データに応じて点灯した点灯手段を有するタイル表示部の物理的な位置との関係を取得する取得手段とを有し、前記ネットワークを介して、前記タイル表示部に接続された制御装置とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、複数のタイル表示部の論理アドレスと大画面中のタイル表示部の物理的な位置との関係付けを、大画面を撮影する撮像手段からの情報を元に関連付けることで、個々のタイル表示部の表示位置を把握することが可能になる。このため、全てのタイル表示部に対してアドレス設定を行うことが不要となる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。なお、以下で説明する図面で、同一機能を有するものは同一符号を付け、その繰り返しの説明は省略する。
本発明の一実施形態は、複数のタイル表示部からなるタイル表示装置を複数用いて大画面を形成するものである。タイル表示装置は1つでも良い。この場合は、複数のタイル表示部により大画面が形成されることになる。
本発明の一実施形態は、複数のタイル表示部からなるタイル表示装置を複数用いて大画面を形成するものである。タイル表示装置は1つでも良い。この場合は、複数のタイル表示部により大画面が形成されることになる。
なお、本発明の一実施形態において、タイル表示部として、例えば、有機EDディスプレイ、液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ等の、映像を表示できる手段であればその形態は問わずいずれの手段を用いても良い。
本発明の一実施形態は、少なくとも1つのタイル表示装置からなる映像表示システムにおいて、タイル表示装置が有する各タイル表示部の物理的な位置(位置座標)と、該タイル表示部に割り当てられる論理アドレスとの対応付けを行っている。
本明細書において、「物理的な位置」、「位置座標」とは、実際の大画面を構成する、大画面ディスプレイ装置やタイル表示装置内における、各タイル表示部の配置位置を指す。
本発明の一実施形態において、各タイル表示部は、タイル表示部の制御を行うタイル表示制御部を備えており、個々のタイル表示制御部はネットワークに接続されている。このネットワークを経由して、各タイル表示制御部と、コンピュータ等の表示制御装置との間で表示データや画像データなどの各種データのやり取りを行う。
上記ネットワークには、固有にアドレスが決まっているものを採用する。このようなネットワークの一例としてイーサネットが挙げられる。イーサネットでは、唯一の固有のアドレスが決まっている。唯一のアドレスが決まっているネットワークであれば、イーサネットでなくてもよい。すなわち、用いるネットワーク中で、各クライアント(タイル表示部)に固有のアドレスを割り当てることができるものであれば、いずれのネットワークを用いても良い。
また、本発明の一実施形態では、大画面ディスプレイ装置(少なくとも1つのタイル表示装置からなる装置)全体が撮影可能なカメラなどの撮像装置を用意する。表示制御装置は、この撮像装置で撮像した画像データ(映像信号)を入力できるものとする。なお、本発明の一実施形態では、撮像装置からの映像信号を表示制御装置に入力できれば良く、表示制御装置と撮像装置とは有線接続・無線接続のいずれであっても良い。
また、ネットワークとは別に、タイル表示部と表示制御装置との間に別の通信手段を設けても良い。すなわち、タイル表示部と表示制御装置との間に、上記ネットワークとは別に、有線接続または無線接続を行っても良い。本発明の一実施形態では、ネットワーク、有線接続または無線接続を介して、表示制御装置からタイル表示部(タイル表示制御部)へと表示制御信号が送信される。
本明細書において、「表示制御信号」とは、画像の表示制御用の信号であり、この信号により、個々のタイル表示部の表示タイミングの同期が取られる。
このような構成により、表示制御装置はネットワークインタフェースを有し、個々のタイル表示制御部をネットワークに接続することによって、ネットワーク経由でタイル表示制御部を制御できる。また、表示制御装置は、表示データを個々のタイル表示制御部に送信することができる。
本発明の一実施形態では、大画面ディスプレイ装置を構成するタイル表示装置が備えるタイル表示制御部(タイル表示部)の各々が固有の論理アドレスを有し、表示制御装置が該論理アドレスの各々と物理的な位置との関連付け(対応付け)を行うことが重要である。この関連付けにより、表示制御装置は、個々のタイル表示制御部(タイル表示部)の論理アドレスが分かり、その各々のタイル表示制御装置にアクセス可能である。このため表示制御装置の制御用ソフトウェアの記述は論理アドレスだけでよい。
表示制御装置は、表示データを所定の1つの論理アドレスに送信する。本発明の一実施形態では、各タイル表示部は、上記表示データに応じて点灯する点灯手段を備えている。よって、上記表示データを受信すると、上記所定の1つの論理アドレスを有するタイル表示部の点灯手段が点灯する。このとき、撮像装置により、大画面ディスプレイ装置の表示状態を撮影して、該撮像装置で撮影した画像データを取得する。表示制御装置は、撮像装置から上記画像データに関する映像信号を取り込み、該映像信号に基づいて画像処理を行う。表示制御装置は、上記画像処理により、撮影画像から発光している部分を特定できる機能により、大画面中の表示位置を特定できる。すなわち、大画面ディスプレイ装置における、上記所定の1つの論理アドレスを有するタイル表示部の物理的な位置に関する位置座標情報を取得することができる。このとき、位置座標情報と、その位置座標情報に対応する論理アドレスを対応付けることによって、位置座標情報と論理アドレスとの関係を示すテーブルに記録する。
上記対応付けを、1つの論理アドレス毎に順次行うことによって、大画面ディスプレイ装置中の各パネル表示部と論理アドレスとの関係を得ることができる。
(第1の実施形態)
図1は、本実施形態に係る、映像表示システムの該略図である。
図1において、図2に示すように、複数のタイル表示部7を備えるタイル表示装置1の各々は、ネットワーク4に接続されている。また、コンピュータ等の表示制御装置3もネットワーク4に接続されており、ネットワーク4を介して、タイル表示装置1および表示制御装置3は互いに通信を行うことができる。タイル表示装置1および表示制御装置3はそれぞれ、無線通信手段(不図示)を備えており、該無線通信手段によって、表示制御装置3は、表示制御信号2をタイル表示装置1(タイル表示装置が備えるタイル表示部7)へと送信することができる。また、複数のタイル表示装置1から形成される大画面ディスプレイ装置の少なくとも画面全面を撮影できるように、カメラなどの撮像装置5が配置されている。この撮像装置5も不図示の無線通信手段を備えており、無線通信手段によって、撮影装置5は、撮影装置5にて撮影した画像に関する映像信号6を表示制御装置3へと送信することができる。
図1は、本実施形態に係る、映像表示システムの該略図である。
図1において、図2に示すように、複数のタイル表示部7を備えるタイル表示装置1の各々は、ネットワーク4に接続されている。また、コンピュータ等の表示制御装置3もネットワーク4に接続されており、ネットワーク4を介して、タイル表示装置1および表示制御装置3は互いに通信を行うことができる。タイル表示装置1および表示制御装置3はそれぞれ、無線通信手段(不図示)を備えており、該無線通信手段によって、表示制御装置3は、表示制御信号2をタイル表示装置1(タイル表示装置が備えるタイル表示部7)へと送信することができる。また、複数のタイル表示装置1から形成される大画面ディスプレイ装置の少なくとも画面全面を撮影できるように、カメラなどの撮像装置5が配置されている。この撮像装置5も不図示の無線通信手段を備えており、無線通信手段によって、撮影装置5は、撮影装置5にて撮影した画像に関する映像信号6を表示制御装置3へと送信することができる。
なお、図1では、図面を見やすくするために便宜上、各タイル表示装置1を別個に記載しているが、実際は、各タイル表示装置1全体で大画面を形成するように配置されている。すなわち、複数のタイル表示装置1によって大画面ディスプレイ装置が形成されることになる。しかしながら、本発明ではパネル表示装置1の配置の仕方は本質ではないので、各タイル表示装置1を離間して配置するようにしても良い。
図2は、複数のタイル表示部7が組み合わされてタイル表示装置1が構成される様子を示した図であって、タイル表示装置1の正面図である。図2に示されるように、タイル表示装置1は、複数のタイル表示部7を備えており、縦横に複数のタイル表示部7を整列させている。このタイル表示部7の各々は、ネットワーク4を介して表示制御装置3に接続されている。
図3は、図2に示したタイル表示装置1の側面を概略的に示した図である。図3から分かるように、各タイル表示部7のディスプレイ部(正面側)と対向する側に、タイル表示制御部8が設けられている。図3の円の中に、タイル表示装置1がタイル表示制御部8を備えている様子を模式的に示しているが、実際は、図3の左側の図に示すように、各タイル表示部7にタイル表示制御部8がそれぞれ設けられている。各タイル表示制御部8は、ネットワーク4にそれぞれ接続されている。
図4は、図1に示した構成をより具体的に説明した図である。図4では、ネットワーク4の一例として、イーサネット9を用いている。すなわち、イーサネット9を利用し、ハブ10を利用する場合のものである。(イーサネット9では、10baseT や100baseT などハブ10を利用するものもあるが、使用しないものもある。)また、図4では、説明の便宜上1つのタイル表示装置1のみを示している。
図4では、表示制御装置3はハブ10に接続されている。また、各タイル表示制御部8はイーサネット9を介してハブ10に接続されている。また、ハブ10には、論理アドレスとしてのIPアドレスを各タイル表示制御部8に割り当てるDHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)サーバ11が接続されている。これはイーサネットの通信プロトコルにTCP/IPを用いており利用するものである。
このような構成において、表示制御装置3、各タイル表示制御部8、およびDHCPサーバ11は、イーサネット9およびハブ10を介して互いに通信することができる。
このような構成において、表示制御装置3、各タイル表示制御部8、およびDHCPサーバ11は、イーサネット9およびハブ10を介して互いに通信することができる。
図14は、本実施形態に係る、表示制御装置3のブロック図の該略図である。
図14において、全体を符号3で示す表示制御装置において、CPU31は、本表示制御装置の動作の制御処理やデータ処理等を実行する。メモリとしての記録装置32は、それらの処理手順等のプログラムを格納したROM(不図示)と、それらの処理を実行するためのワークエリア等として用いられるRAM(不図示)とを有する。ネットワークインタフェース部33は、表示制御装置3と、タイル表示制御部8、DHCPサーバ11との間でデータやコマンド等の情報を授受するためのインタフェースである。表示制御信号インタフェース部34は、表示制御装置3と、タイル表示制御部8との間で表示制御信号2を授受するためのインタフェースである。映像信号インタフェース部35は、表示制御装置3と、撮像装置5との間で映像信号6を授受するためのインタフェースである。
図14において、全体を符号3で示す表示制御装置において、CPU31は、本表示制御装置の動作の制御処理やデータ処理等を実行する。メモリとしての記録装置32は、それらの処理手順等のプログラムを格納したROM(不図示)と、それらの処理を実行するためのワークエリア等として用いられるRAM(不図示)とを有する。ネットワークインタフェース部33は、表示制御装置3と、タイル表示制御部8、DHCPサーバ11との間でデータやコマンド等の情報を授受するためのインタフェースである。表示制御信号インタフェース部34は、表示制御装置3と、タイル表示制御部8との間で表示制御信号2を授受するためのインタフェースである。映像信号インタフェース部35は、表示制御装置3と、撮像装置5との間で映像信号6を授受するためのインタフェースである。
以上の各部のほか、所定の指令あるいはデータなどを入力するキーボードあるいは各種スイッチなどを含む入力操作部36、表示制御装置3の入力・設定状態などをはじめとする種々の表示を行う表示部37は、バスライン38に接続されている。
以下、図4に示した本実施形態に係る映像表示システムの具体的な動作例を示す。すなわち、本システムではネットワーク4にインサーネット9を用い、通信プロトコルはTCP/IP採用するものとする。
工程1
DHCPサーバ11では、タイル表示装置1用に決められたIPアドレスを用意する。この場合、タイル表示装置1の物理アドレス(物理的な位置)は分からなくてもよい。このとき、表示制御装置3は、各タイル表示装置1からなる大画面ディスプレイ装置が備えるタイル表示部7に割り当てるべきIPアドレス(論理アドレス)を示すIPアドレス情報を、ハブ10を介して送信する。DHCPサーバ11は、IPアドレス情報を受信すると、タイル表示部7に割り当てるIPアドレスを認識することになり、タイル表示制御部8からIPアドレス取得の要求を受けると、IPアドレス情報からIPアドレスを1個ずつ各タイル表示部7に割り当てることになる。
DHCPサーバ11では、タイル表示装置1用に決められたIPアドレスを用意する。この場合、タイル表示装置1の物理アドレス(物理的な位置)は分からなくてもよい。このとき、表示制御装置3は、各タイル表示装置1からなる大画面ディスプレイ装置が備えるタイル表示部7に割り当てるべきIPアドレス(論理アドレス)を示すIPアドレス情報を、ハブ10を介して送信する。DHCPサーバ11は、IPアドレス情報を受信すると、タイル表示部7に割り当てるIPアドレスを認識することになり、タイル表示制御部8からIPアドレス取得の要求を受けると、IPアドレス情報からIPアドレスを1個ずつ各タイル表示部7に割り当てることになる。
なお、各タイル表示装置1が備えるタイル表示部7の数は、予めユーザにより入力操作部36を介して表示制御装置3に入力される。これにより、表示制御装置3は、大画面ディスプレイ装置が備えるタイル表示部7の数を認識することができ、該数に応じて、IPアドレス情報を生成する。この生成されたIPアドレス情報は、記録装置32に記録される。本実施形態では、タイル表示装置1の各々は、4×4のタイル表示部7にて形成されているので、N(N;自然数)をタイル表示装置の数とすると、表示制御装置3には、大画面ディスプレイ装置が備えるタイル表示部の数として、N×4×4個が入力される。よって、N×4×4個のIPアドレスを用意することになる。
なお、本実施形態では、割り当てるべきIPアドレスを表示制御措置3にて予め決定し、決定されたIPアドレスをDHCPサーバ11に教えているが、この形態に限らない。例えば、IPアドレス取得の要求により、各タイル表示部7に割り当てたIPアドレスを、DHCPサーバ11が表示制御装置3に教えるようにしても良い。このときは、例えば、DHCPサーバ11は、各タイル表示部7に割り当てたIPアドレスを示すIPアドレス情報を、ハブ10を介して表示制御装置3に送信すれば良い。
すなわち、本実施形態では、対象となる各タイル表示部7に結果として割り当てられるIPアドレスを、表示制御装置3が、後述する物理的な位置と論理アドレスとの対応付けの前に有することが重要であって、その方法はいずれの方法であっても良いのである。
工程2
個々のタイル表示装置1は初期段階で、DHCPサーバ11にIPアドレスの取得を要求して、IPアドレスを入手する。これにより、個々のタイル表示装置1は論理アドレスを獲得する。すなわち、個々のタイル表示制御部8は、イーサネット9を介してDHCPサーバ11にIPアドレス要求情報を送信し、DHCPサーバ11は、該IPアドレス要求情報を受信すると、イーサネット9を介して、各タイル表示制御部8に対してIPアドレスを割り当てる。各タイル表示制御部8は、割り当てられたIPアドレスを後述するRAM17に記録する。
個々のタイル表示装置1は初期段階で、DHCPサーバ11にIPアドレスの取得を要求して、IPアドレスを入手する。これにより、個々のタイル表示装置1は論理アドレスを獲得する。すなわち、個々のタイル表示制御部8は、イーサネット9を介してDHCPサーバ11にIPアドレス要求情報を送信し、DHCPサーバ11は、該IPアドレス要求情報を受信すると、イーサネット9を介して、各タイル表示制御部8に対してIPアドレスを割り当てる。各タイル表示制御部8は、割り当てられたIPアドレスを後述するRAM17に記録する。
工程3
表示制御装置3では、予め定められた(制御用のソフトウェアとして用意しておく)論理アドレスに基づき個々のタイル表示装置1にアクセスをする。
表示制御装置3では、予め定められた(制御用のソフトウェアとして用意しておく)論理アドレスに基づき個々のタイル表示装置1にアクセスをする。
工程4
画像表示装置3は、イーサネット9を介して特定の論理アドレス(IPアドレス)のタイル表示部7に表示データ送信する。上記表示データに基づいて、上記特定のIPアドレスを有するタイル表示部を点灯(発光)する様子を図5に示す。図5において、画像表示装置3からの表示データに基づいて点灯しているタイル表示部を点灯表示部12として示す。すなわち、点灯表示部12とは、タイル表示部と別個の部材ではなく、画像表示装置3から送信される表示データに基づいて点灯(発光)しているタイル表示部を指す。
画像表示装置3は、イーサネット9を介して特定の論理アドレス(IPアドレス)のタイル表示部7に表示データ送信する。上記表示データに基づいて、上記特定のIPアドレスを有するタイル表示部を点灯(発光)する様子を図5に示す。図5において、画像表示装置3からの表示データに基づいて点灯しているタイル表示部を点灯表示部12として示す。すなわち、点灯表示部12とは、タイル表示部と別個の部材ではなく、画像表示装置3から送信される表示データに基づいて点灯(発光)しているタイル表示部を指す。
画像表示装置3は、記録装置32に記録されているIPアドレス情報から、IPアドレスを1個選択し、該IPアドレスに向けて表示データを送信する。大画面ディスプレイ装置に含まれるタイル表示部の、上記IPアドレスを有するタイル表示部7は、表示データを受信し、該表示データに従って、タイル表示部7のディスプレイ部全体を白色に点灯(発光)する。この点灯してタイル表示部7が点灯表示部12となる。
本明細書において、「表示データ」とは、画像表示装置3から各タイル表示部7へと送られる点灯(発光)指示に関する情報である。該表示データを受信したタイル表示部7は、表示データに含まれるコマンドに従って、タイル表示部7が備える点灯手段を点灯させる。この点灯手段とは、表示データに応じて点灯するものであればいずれであっても良く、例えば、タイル表示部7が備えるディスプレイ部、該ディスプレイ部とは別個のLED、LD等の発光素子など、反射などではなく、自ら発光するものであればいずれであっても良い。本実施形態では、点灯手段はタイル表示部が備えるディスプレイ部としている。
なお、本実施形態では、表示データに含まれるコマンドとして、タイル表示部が備えるディスプレイ部全体を発光するようなコマンドにしているが、ディスプレイ部の一部のみを発光させるようなコマンドであっても良い。また、表示データに従って白色で点灯しているが、他の色であっても良い。さらに、上記表示データは、所定の色を点灯させるためのデータではなく、所定の画像データであってもよい。すなわち、本発明で重要なことは、表示データに従って何をタイル表示部にて表示するのか、ではなく、後に表示制御装置3にて論理アドレスと物理的な位置との関連付けを行うために、表示データに従いタイル表示部7が自ら発光することによって、表示制御装置3が表示データを送ったIPアドレスを有するタイル表示部7はどこにあるのかを表示制御装置3に認識させることである。
工程5
撮像装置5では大画面ディスプレイ装置の全体を撮影しているので、その映像信号6が表示制御装置3に入力される。すなわち、撮像装置5は、大画面ディスプレイ装置の1つのタイル表示部(点灯表示部12)が点灯している映像を映像信号として表示制御装置3へと送信する。
撮像装置5では大画面ディスプレイ装置の全体を撮影しているので、その映像信号6が表示制御装置3に入力される。すなわち、撮像装置5は、大画面ディスプレイ装置の1つのタイル表示部(点灯表示部12)が点灯している映像を映像信号として表示制御装置3へと送信する。
工程6
表示制御装置3においては、撮像装置5から送られた映像信号6に基づき、大画面ディスプレイ装置のどのタイル表示部7が点灯しているかを画像処理で求める。この結果点灯している位置座標(物理的な位置)と点灯指示(表示データ)を出したタイル表示部7との関係が、表示制御装置3にて対応が取れる。
表示制御装置3においては、撮像装置5から送られた映像信号6に基づき、大画面ディスプレイ装置のどのタイル表示部7が点灯しているかを画像処理で求める。この結果点灯している位置座標(物理的な位置)と点灯指示(表示データ)を出したタイル表示部7との関係が、表示制御装置3にて対応が取れる。
以下、図6〜8を用いて、物理的な位置と論理アドレスとの対応付けを説明する。
(1)表示制御装置3が、IPアドレス(1)に点灯指示を出す。すなわち、表示制御装置3は、IPアドレス(1)に表示データを送信する。
(2)各タイル表示部7では図6の点灯表示部12の位置が光る(点灯する)。このとき、あるタイル表示装置1の各タイル表示部7では、例えば図8に示すように、IPアドレスが割り当てられている。すなわち、各タイル表示部7は、DHCPサーバ11へのIPアドレスの要求によって、固有のIPアドレスを取得する。図8では、あるタイル表示装置1が備えるタイル表示部7のIPアドレスの所在を示しているが、他のタイル表示装置1についても、同様に、各タイル表示部7について固有のIPアドレスが割り当てられている。
(3)この点灯した(光った)位置は撮像装置5により撮影され、映像信号6となり表示制御装置3に送られる。
(4)表示制御装置3では、この映像信号6を画像処理して、点灯している部分(タイル表示部)が表示部分(大画面ディスプレイ装置)のどこに対応するかを検出する。この例では、図7に示す表示位置の、物理的な位置としてのアドレス(2,1)に対応していることが分かる。これで、論理アドレス(1)と表示位置のアドレス(2,1)の対応がとれる。このとき、映像信号6の画像処理において、大画面ディスプレイ装置内の各タイル表示部の物理的な位置も決めていく。このようにして、IPアドレスと物理アドレス(物理的な位置)との対応関係が得られ、図9に示すような該対応関係に関するテーブルを作成し、記録装置32に記録する。
(1)表示制御装置3が、IPアドレス(1)に点灯指示を出す。すなわち、表示制御装置3は、IPアドレス(1)に表示データを送信する。
(2)各タイル表示部7では図6の点灯表示部12の位置が光る(点灯する)。このとき、あるタイル表示装置1の各タイル表示部7では、例えば図8に示すように、IPアドレスが割り当てられている。すなわち、各タイル表示部7は、DHCPサーバ11へのIPアドレスの要求によって、固有のIPアドレスを取得する。図8では、あるタイル表示装置1が備えるタイル表示部7のIPアドレスの所在を示しているが、他のタイル表示装置1についても、同様に、各タイル表示部7について固有のIPアドレスが割り当てられている。
(3)この点灯した(光った)位置は撮像装置5により撮影され、映像信号6となり表示制御装置3に送られる。
(4)表示制御装置3では、この映像信号6を画像処理して、点灯している部分(タイル表示部)が表示部分(大画面ディスプレイ装置)のどこに対応するかを検出する。この例では、図7に示す表示位置の、物理的な位置としてのアドレス(2,1)に対応していることが分かる。これで、論理アドレス(1)と表示位置のアドレス(2,1)の対応がとれる。このとき、映像信号6の画像処理において、大画面ディスプレイ装置内の各タイル表示部の物理的な位置も決めていく。このようにして、IPアドレスと物理アドレス(物理的な位置)との対応関係が得られ、図9に示すような該対応関係に関するテーブルを作成し、記録装置32に記録する。
なお、TCP/IPの論理アドレス(IPアドレス)は2の32乗や2の128乗などのアドレス空間から1つが選ばれることになる。ここでは、説明を簡略化するために(1)−(16)として記載した。
工程7
工程6の操作をIPアドレス(1)−(16)に対して実施することで、表示制御装置3では、表示位置(物理アドレス)と論理アドレスとの関係が明確になる。すなわち、IPアドレス(1)〜(16)について上記方法によって論理アドレスと物理アドレスとの対応を求め、該対応に基づいてテーブルを作成する。図9に表示制御装置3が取得する論理アドレスと物理アドレスとの対応に関するテーブルを示す。
工程6の操作をIPアドレス(1)−(16)に対して実施することで、表示制御装置3では、表示位置(物理アドレス)と論理アドレスとの関係が明確になる。すなわち、IPアドレス(1)〜(16)について上記方法によって論理アドレスと物理アドレスとの対応を求め、該対応に基づいてテーブルを作成する。図9に表示制御装置3が取得する論理アドレスと物理アドレスとの対応に関するテーブルを示す。
映像を表示する際は、個々の表示位置(物理アドレス)に対する、個々のタイル表示部7の論理アドレスが分かっているため、表示制御装置3から表示位置に対応する画像データをイーサネット9を介して、対象となるタイル表示部7に送ることが可能になる。タイル表示制御部8の動作を示す。
図10は、本実施形態に係る、表示制御装置3のブロック図の該略図である。
図10において、タイル表示制御部8は、表示制御部13を備えている。この表示制御部13は、タイル表示制御部8の動作の制御処理やデータ処理等を実行するCPUと、それらの処理手順等のプログラムを格納したROM(不図示)と、それらの処理を実行するためのワークエリア等として用いられるRAM(不図示)とを有する。表示制御部13には、表示メモリ21が接続されており、この表示メモリ21には、画像データや表示データが記録される。また、表示制御部13には、組込制御バス14を介して組込制御部18が接続されている。この組込制御部18は、フラッシュメモリ15と、MPU16と、RAM17と、ネットワークインタフェース部20とを有する。また、表示制御部13には、表示制御信号インタフェース部19、およびタイル表示部7が接続されている。
図10において、タイル表示制御部8は、表示制御部13を備えている。この表示制御部13は、タイル表示制御部8の動作の制御処理やデータ処理等を実行するCPUと、それらの処理手順等のプログラムを格納したROM(不図示)と、それらの処理を実行するためのワークエリア等として用いられるRAM(不図示)とを有する。表示制御部13には、表示メモリ21が接続されており、この表示メモリ21には、画像データや表示データが記録される。また、表示制御部13には、組込制御バス14を介して組込制御部18が接続されている。この組込制御部18は、フラッシュメモリ15と、MPU16と、RAM17と、ネットワークインタフェース部20とを有する。また、表示制御部13には、表示制御信号インタフェース部19、およびタイル表示部7が接続されている。
(1)表示制御装置3は、表示位置に対応するタイル表示部7のタイル表示制御部8に接続されるイーサネット9を介して、画像データを送出する。この際、表示位置と個々のタイル表示部7の論理アドレスが分かっているために、対象となるタイル表示部へと画像データの送出が可能となる。
(2)タイル表示制御部8は、イーサネット9を経由して、タイル表示制御部8のネットワークインタフェース部20を介して、表示制御装置3から画像データを取込む。
(3)表示制御部13では、(2)で取り込まれた画像データを表示メモリ21に記録する。次いで、表示制御部13は、表示メモリ21から画像データを読出しタイル表示部7に画像データを送出する。
(4)表示制御装置3から出力される表示制御信号2は各々のタイル表示制御部8に供給されて、その信号に基づき画像の表示が行われるので、タイル表示部7毎に表示タイミングがずれことはない。
(2)タイル表示制御部8は、イーサネット9を経由して、タイル表示制御部8のネットワークインタフェース部20を介して、表示制御装置3から画像データを取込む。
(3)表示制御部13では、(2)で取り込まれた画像データを表示メモリ21に記録する。次いで、表示制御部13は、表示メモリ21から画像データを読出しタイル表示部7に画像データを送出する。
(4)表示制御装置3から出力される表示制御信号2は各々のタイル表示制御部8に供給されて、その信号に基づき画像の表示が行われるので、タイル表示部7毎に表示タイミングがずれことはない。
以上説明したように、本実施形態によれば、各タイル表示部7が有する論理アドレスを、表示制御装置3が分かっている状態で、表示データに応じて1つずつタイル表示部7を点灯させ、大画面ディスプレイ装置のうちの1つのタイル表示部が点灯している映像に基づいて、点灯しているタイル表示部7の物理的な位置を決定し、該物理的な位置と論理アドレスとの対応付けを取得している。従って、従来のように複雑な計算を行わなくても、論理アドレスと物理的な位置との対応付けを得ることができる。
また、各タイル表示部7が固有の論理アドレスを取得し、該論理アドレスに向けて表示データを送信して、1つずつ論理アドレスと物理的な位置との対応付けを行うので、大画面ディスプレイ装置の設置時に、各タイル表示部7へのアドレスの割り当てを行う必要が無い。従って、割り当てられたアドレスと物理的な位置とを考慮しながら各タイル表示部7を設置する必要が無くなり、設置時の手間が軽減できる。すなわち、より簡単に大画面ディスプレイ装置の設置を行うことが可能である。
また、本実施形態では、対象となる論理アドレスを有するタイル表示部を特定する際に、上記論理アドレスを有するタイル表示部のディスプレイ部から発光させているので、設置時が暗い場合であっても、映像信号による画像処理の際に点灯表示部の特定が可能である。よって、本実施形態では、各タイル表示部のディスプレイ部は、画像を表示する機能の他に、点灯表示部を特定する手段としても機能する。このように、本実施形態は、周囲が暗い環境でも実施することができるので、位置検出の際の周囲環境の条件を緩和することができる。
さらに、本実施形態では、各タイル表示部7のディスプレイ部全面から発光(本実施形態では、白色を点灯している)しているので、その発光位置の把握はタイル表示部の縦横の分解能で良く、撮像装置5に求められる分解能は、タイル表示部の縦横の分解能で良い。よって、撮像装置に求められる分解能を低くすることができるので、より安価な撮像装置でも適用することができ、コストダウンを図ることができる。
なお、本実施形態では、DHCPサーバ11を、表示制御装置3と別個の装置としているが、DHCPサーバ11と表示制御装置3とを一体化しても良い。また、撮像装置5についても、表示制御装置3と別個な装置としているが、一体化しても良い。
また、本実施形態では、物理的な位置と論理アドレスとの対応付けを、大画面ディスプレイ装置全体について行っているが、1つのタイル表示装置毎に行っても良い。本実施形態では、複数のタイル表示装置1からなる大画面ディスプレイ装置の全タイル表示部に対して上記対応付けを行っているが、1つのタイル表示装置毎順次行っても良いのである。
すなわち、本実施形態では、大画面ディスプレイ装置が備えるタイル表示部に、固有の論理アドレスを割り当て、各論理アドレスと物理的な位置との対応関係を、表示制御装置3が取得できれば良いのであって、その順番はいずれであっても良いのである。
すなわち、本実施形態では、大画面ディスプレイ装置が備えるタイル表示部に、固有の論理アドレスを割り当て、各論理アドレスと物理的な位置との対応関係を、表示制御装置3が取得できれば良いのであって、その順番はいずれであっても良いのである。
(第2の実施形態)
図11は、本実施形態に係る、映像表示システムの該略図である。図11の構成は図1と同じであり、動作も第1の実施形態とタイル表示部を複数点灯させること以外は同じである。
図11は、本実施形態に係る、映像表示システムの該略図である。図11の構成は図1と同じであり、動作も第1の実施形態とタイル表示部を複数点灯させること以外は同じである。
本実施形態では、少なくとも1つのタイル表示装置1からなる大画面ディスプレイ装置の4隅のタイル表示部7の論理アドレスのみ、予め設定しておく。ユーザは、この予め設定された論理アドレスと該論理アドレスを有する物理的な位置に関する情報を、入力操作部36を介して表示制御装置3に入力し、該情報を記録装置32に記録する。これによって、表示制御装置3は、予め大画面ディスプレイ装置の4隅に位置するタイル表示部の論理アドレスを予め知っていることになる。
このように、本実施形態によれば、大画面ディスプレイ装置の4隅のタイル表示部のみについて予め論理アドレスを設定すれば良いので、全てのタイル表示部に対して論理アドレスとその物理的な位置との関係を設定する必要が無く、設置時の手間を軽減することができる。
本実施形態では、最初に点灯させるタイル表示部を、予め論理アドレスと物理的な位置との関係を明らかにされた大画面ディスプレイ装置の4隅とする。この画像を撮像装置5で撮影して画像処理をする際に、4隅のタイル表示部7が点灯していると、撮像装置5の画像の中でのパネルの座標が把握することが容易になる。
図12にその撮像装置5の撮像領域22とその中における大画面ディスプレイ装置の位置を示す。4隅のタイル表示部7が点灯しているので、撮像領域22における大画面ディスプレイの撮影座標が把握できる。
本実施形態では、第1の実施形態の工程4の前に、予め入力された、大画面ディスプレイ装置の4隅の論理アドレスに向けて表示データを送信する。上記4隅のタイル表示部7は、上記表示データを受信して、ディスプレイ部から白色を点灯する。撮像装置5は、上記4隅を点灯した大画面ディスプレイ装置の映像を撮像装置5にて撮影し、該映像に関する映像信号6を表示制御装置3に送信する。表示制御装置3は、該映像信号に基づいて、大画面ディスプレイ装置内の4隅の位置を把握する。なお、上記4隅への論理アドレスの送信は、4つの論理アドレスに向けて同時に行っても良いし、所定数の論理アドレスずつ行っても良い。
次いで、工程4を行うことによって、4隅のタイル表示部の物理的な位置(座標位置)と点灯しているタイル表示部の相対位置が分かるので、後の画像処理において、表示制御装置3においてもタイル表示部の位置の把握が容易になる。
1 タイル表示装置
2 表示制御信号
3 表示制御装置
4 ネットワーク
5 撮像装置
6 映像信号
7 タイル表示部
8 タイル表示制御部
9 イーサネット
10 ハブ
11 DHCPサーバ
12 点灯表示部
13 表示制御部
14 組込制御パス
15 フラッシュメモリ
16 MPU
17 RAM
18 組込制御部
19 表示制御信号インタフェース部
20 ネットワークインタフェース部
21 表示メモリ
22 撮像領域
31 CPU
32 記録装置
33 ネットワークインタフェース部
34 表示制御信号インタフェース部
35 映像信号インタフェース部
36 入力操作部
37 表示部
2 表示制御信号
3 表示制御装置
4 ネットワーク
5 撮像装置
6 映像信号
7 タイル表示部
8 タイル表示制御部
9 イーサネット
10 ハブ
11 DHCPサーバ
12 点灯表示部
13 表示制御部
14 組込制御パス
15 フラッシュメモリ
16 MPU
17 RAM
18 組込制御部
19 表示制御信号インタフェース部
20 ネットワークインタフェース部
21 表示メモリ
22 撮像領域
31 CPU
32 記録装置
33 ネットワークインタフェース部
34 表示制御信号インタフェース部
35 映像信号インタフェース部
36 入力操作部
37 表示部
Claims (6)
- 各々が点灯手段を有する、複数のタイル表示部と、
ネットワークを介して前記タイル表示部に接続され、前記タイル表示部の各々に固有の論理アドレスを割り当てる割り当て手段と、
前記割り当てられた論理アドレスから1つの論理アドレスを選択し、該選択された論理アドレスを有するタイル表示部に対して、前記点灯手段を点灯させる命令を含む表示データを、前記ネットワークを介して送信する表示データ送信手段と、
前記複数のタイル表示部の映像を撮影し、該映像に関する映像信号を出力する撮像手段と、
前記映像信号が入力され、該映像信号を画像処理して、前記選択された論理アドレスと、前記複数のタイル表示部の配置位置に対する、前記表示データに応じて点灯した点灯手段を有するタイル表示部の物理的な位置との関係を取得する取得手段と
を備えることを特徴とする映像表示システム。 - 前記複数のタイル表示部により大画面が形成され、
前記大画面の4隅に位置するタイル表示部には、前記割り当て手段にて割り当てられる論理アドレスとは異なるアドレスが予め割り当てられていることを特徴とする請求項1記載の映像表示システム。 - 前記異なるアドレスに前記表示データを送信する手段をさらに備え、
前記取得手段は、前記手段が前記異なるアドレスに前記表示データを送信した際の、前記4隅に位置するタイル表示部が有する点灯手段が点灯した第2の映像信号から、前記複数のタイル表示部の配置位置に対する、前記4隅の物理的な位置を取得し、該位置と前記映像信号とから、前記表示データに応じて点灯した点灯手段を有するタイル表示部の、前記4隅に対する相対位置を取得することを特徴とする請求項2記載の映像表示システム。 - 前記点灯手段は、前記タイル表示部のディスプレイ部であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の映像表示システム。
- 前記点灯手段は、発光素子であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の映像表示システム。
- 各々が点灯手段を有する、複数のタイル表示部と、
ネットワークを介して前記タイル表示部に接続され、前記タイル表示部の各々より論理アドレスの取得の要求を受信すると、前記タイル表示部の各々に固有の論理アドレスを割り当てるサーバと、
前記複数のタイル表示部の映像を撮影し、該映像に関する映像信号を出力する撮像手段と、
前記割り当てられた論理アドレスから1つの論理アドレスを選択し、該選択された論理アドレスを有するタイル表示部に対して、前記点灯手段を点灯させる命令を含む表示データを、前記ネットワークを介して送信する表示データ送信手段と、前記映像信号が入力され、該映像信号を画像処理して、前記選択された論理アドレスと、前記複数のタイル表示部の配置位置に対する、前記表示データに応じて点灯した点灯手段を有するタイル表示部の物理的な位置との関係を取得する取得手段とを有し、前記ネットワークを介して、前記タイル表示部に接続された制御装置と
を備えることを特徴とする映像表示システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006355047A JP2008164986A (ja) | 2006-12-28 | 2006-12-28 | 映像表示システム |
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JP2006355047A JP2008164986A (ja) | 2006-12-28 | 2006-12-28 | 映像表示システム |
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-
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- 2006-12-28 JP JP2006355047A patent/JP2008164986A/ja active Pending
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