JP2008164811A - 画像表示方法および画像表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の空間光変調素子を用いて形成した合成画像光の光路を、画質低下を招くことなくシフトでき、充分な画素シフト効果が得られる画像表示方法および画像表示装置を提供する。
【解決手段】異なる色の照明光をそれぞれ画像変調して複数色の画像光を形成し、これら複数色の画像光を合成して合成画像光を形成した後、該合成画像光の偏光を変調して、合成画像光の光路を選択的にシフトして表示するにあたり、異なる色の照明光に対応する複数の偏光変調素子21R,21G,21Bを用い、これら偏光変調素子21R,21G,21Bにより異なる色の照明光に対応する画像光毎に偏光を変調して、合成画像光の偏光を変調する。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像表示方法および画像表示装置に関するものであり、より詳しくは、複数の空間光変調素子により異なる色で画像変調された画像光を色合成手段により合成し、その合成画像光の光路を画素シフト手段により選択的にシフトして表示することにより高解像度化を図った画像表示方法および画像表示装置に関するものである。
従来の多板式の画像表示装置として、例えば、図11に概略構成図で示す3板式のものがある。この画像表示装置では、白色ランプ101からの照明光をダイクロイックミラー102に入射させ、ここでR(赤色)光を反射、他の光は透過させて、分離されたR光をミラー103で反射させてR用透過型液晶表示素子(LCD)105Rに入射させている。また、ダイクロイックミラー102を透過した照明光は、ダイクロイックミラー106でG(緑色)光を反射、B(青色)光は透過させて、G光をG用透過型LCD105Gに入射させ、B光はミラー107,108を経てB用透過型LCD105Bに入射させている。
R用透過型LCD105R、G用透過型LCD105GおよびB用透過型LCD105Bでそれぞれ画像変調されて形成された画像光は、合成プリズム110で合成し、その合成画像光の光路を画素シフト手段115で選択的にシフトして、投影光学系116によりスクリーン117に投影表示するようにしている。ここでは、画素シフト手段115は、ツイストネマティック(TN)液晶セル121Aと光路偏向素子である複屈折板122Aとで構成され、例えば水平方向に2点画素シフトを行うようにしている。
図12は、従来の多板式画像表示装置の他の例を示す概略構成図である。この画像表示装置は、図11に示した3板式の画像表表示装置において、画素シフト手段115を、水平方向に画素シフトを行うTN液晶セル121Aおよび複屈折板122Aと、垂直方向に画素シフトを行うTN液晶セル121Bおよび複屈折板122Bとで構成して、水平および垂直方向に4点画素シフトするようにしたもので、その他の構成は図11と同様である。
図13は、図11や図12に示した従来の画像表示装置における画像処理部の概略構成を示すブロック図である。この画像処理部130は、映像信号を受信し、クロックや同期信号およびデータ等を抽出する入力インターフェース(I/F)131を有している。入力I/F131は、アナログI/F131AおよびデジタルI/F131D等を有しており、アナログRGB信号、コンポーネントビデオ信号、コンポジットビデオ信号などのアナログ信号や、HDMIやDVIなどのデジタルビデオ信号といった所定の映像信号の受信が可能となっている。なお、特に図示はしないが、表示装置の対象がTVの場合には、入力I/F131は、アンテナ入力端子を有しており、アンテナから受信したTV信号は、チューナ回路で映像・音声信号に復調された後、ビデオデコーダに転送されて処理されるようになっている。
このように、入力I/F131では、各種ビデオ信号を受信して、必要に応じてデジタル信号に変換する。入力I/F131から出力される画像データは、IP(インターレース/プログレッシブ)変換部132で、プログレッシブの画像データ(フレームデータ)に変換されて、メモリコントローラ133の制御のもとに、メモリ134に一旦書き込まれた後に、読み出されてサブフィールド分割部135に供給される。
サブフィールド分割部135では、入力フレームデータを、画素シフトを行うポイント数分(2点/4点)に応じてサブフィールドに分割して、各色のデータを対応するLCDI/F136R,136G,136Bに送出する。LCDI/F136R,136Gおよび136Bは、対応するR用透過型LCD105R、G用透過型LCD105GおよびB用透過型LCD105Bの面内ムラ補正やV−T(電圧−透過率)特性補正などを行い、かつ、LCDの駆動に必要なパルスの生成およびLCDへのデータ転送を行っている。
また、画像処理部130は、メモリコントローラ133、メモリ134、サブフィールド分割部135、LCDI/F136R,136G,136Bを駆動する基準クロックを生成するための内部水晶発振器137を有しているとともに、画素シフト手段115を構成するTN液晶セルを駆動する液晶セル制御部138を有している。液晶セル制御部138では、TN液晶セルの駆動に必要な信号を所定のLCDI/Fから取得して、駆動パルスを生成している。なお、特に図示はしないが、画像変換部130には、IP変換のみでなく、台形補正、スケーリング、フレームレート変換、色信号処理、アスペクト変換などの処理部を設ける場合もある。
図14(a)〜(d)は、図12に示した画素シフト手段115による4点画素シフトを説明するための図である。図14(a)の状態は、水平方向画素シフト用のTN液晶セル121Aおよび垂直方向画素シフト用のTN液晶セル121Bへの印加電圧がともにOFF状態にある。この状態では、合成プリズム110を経た光の偏光面が水平方向にあるとすると、TN液晶セル121Aで90°回転されて垂直方向の偏光面となって複屈折板122Aで画素シフトされることなくそのまま透過し、さらにTN液晶セル121Bで90°回転されて水平方向の偏光面となって複屈折板122Bで画素シフトされることなくそのまま透過する。したがって、画素シフト手段115を透過した後の画素位置は、透過前の画素位置と同じ位置、すなわち一つの画素に注目すると位置Aとなる。
その後、TN液晶セル121Aへの印加電圧がONになると、図14(b)に示すように、合成プリズム110からの光は、TN液晶セル121Aで偏光面を回転されることなく透過して、複屈折板122Aで水平方向に半画素ピッチシフトされ、さらにTN液晶セル121Bで90°回転されて垂直方向の偏光面となって複屈折板122Bで垂直方向に半画素ピッチシフトされることになる。したがって、画素シフト手段115を透過した後の画素位置は、水平および垂直方向に半画素ピッチずれた位置Bとなる。
次に、TN液晶セル121Bへの印加電圧がONになると、図14(c)に示すように、TN液晶セル121Bでは入射光の水平方向偏光面が回転されることなくそのまま透過するので、複屈折板122Bでは画素シフトされることなく透過することになる。したがって、画素シフト手段115を透過した後の画素位置は、水平方向に半画素ピッチずれた位置Cとなる。
その後、TN液晶セル121Aへの印加電圧がOFFになると、図14(d)に示すように、合成プリズム110からの光はTN液晶セル121Aで偏光面が90°回転されて垂直方向の偏光面となって複屈折板122Aで画素シフトされることなくそのまま透過し、さらにTN液晶セル121Bを垂直方向の偏光面のまま透過するので、複屈折板122Bで垂直方向に半画素ピッチシフトされることになる。したがって、画素シフト手段115を透過した後の画素位置は、垂直方向に半画素ピッチずれた位置Dとなる。
以上の動作により、図12において、合成プリズム110で合成されるR用透過型LCD105R、G用透過型LCD105GおよびB用透過型LCD105Bの各画素位置を、水平および垂直方向に半画素ピッチシフトした4点画素シフトを行うことにより、解像度を向上させることが可能となる。
このような、画素シフトについては、例えば特許文献1に開示されている。
また、従来の他の画像表示装置として、図11や図12に示したような3板式の画像表示装置において、合成プリズム110としてダイクロイックプリズムを用い、そのダイクロイック膜の偏光特性を利用して、G色の画像光はP偏光で入射させてダイクロイック膜を透過させ、R色およびB色の画像光はそれぞれS偏光で入射させてダイクロイック膜で反射させることにより、R色,G色,B色の画像光を合成し、さらに、各画像光の偏光状態の不一致による画素ずれを防止するため、ダイクロイックプリズムと画素シフト手段との間に、積層型位相差板からなる色選択性偏光面回転手段を配置して、P偏光のG光の偏光面を回転させてS偏光に変換し、R光およびB光に対しては偏光面を回転させることなくS偏光のままとして、画素シフト手段に入射する各色の画像光の偏光方向をS偏光に揃えるようにしたものも知られている(例えば、特許文献2参照)。
特許第2813041号公報 特開2003−207747号公報
しかしながら、上述した従来の画像表示装置にあっては、画素シフト手段にTN液晶セルを用いているため、TN液晶セルの波長分散(屈折率の波長依存性)の影響を受けて偽色(クロストーク)が発生し、画質が劣化するという問題がある。
また、TN液晶セルでは、透過率がリタデーションと入射波長との関数で表され、波長によって透過率、つまり出射光の楕円偏光の形が異なる。このため、例えば4点画素シフトを行ったとしても、実際には4点画素シフト分の効果が得られず、高解像度化の効果が薄れてしまうという問題がある。
ここで、TN液晶セルにおける楕円偏光は、直線偏光が液晶のねじれに追従できず、更に液晶の複屈折性(位相のズレ)によって発生する。さらに、この液晶の旋光性および複屈折性による楕円偏光は、液晶の背景色を黄色(イエローモード)や青色(ブルーモード)へ着色させてしまい、偽色の原因にもなる。
図15は、TN液晶セルの透過率位相差依存性の一例を示す図であり、縦軸は透過率Tを示し、横軸は位相差uを示している。
TN液晶セルにおける位相差uは、入射光の波長をλ、TN液晶層の厚さ(セルギャップ)をd、液晶材料の屈折率異方性(複屈折率差)をΔnとして、
u=2×Δn×d/λ (1)
で表される。また、透過率Tは、位相差uをパラメータとして、
T=(1/2)×sin{π(1+u1/2/2}/(1+u) (2)
で表される。したがって、例えば、入射光の波長λを、R=600nm,G=550nm,B=450nmとすると、上記(1)および(2)式から、R,G,Bで透過率Tが異なることがわかる。これは、R,G,Bで楕円偏光の形が違うためである。なお、図15は、可視光波長帯域のある条件下での透過率位相差依存性を示している。
TN液晶セルの透過率Tは、可視光領域でブロードな特性であることが理想であるが、実際にはR,G,Bの各波長帯域で異なった特性を持っている。このため、通常は人間の目の色分解能が高いG波長帯域での透過率が最適となるように、セルギャップd、複屈折率差Δnのパラメータを調整している。
図16は、TN液晶セルの透過率波長依存性を示す図で、セルギャップdを2μmとした場合に、Δnが0.165、0.218、0.24の3種について、式(1)、(2)から求めたものである。また、この透過率波長依存性は、TN液晶セルによるスイッチングの切替えの割合を示しており、透過率Tが0に近いほど、偏光の分離性能が良いことを表している。すなわち、透過率Tの変化は、TN液晶セルのスイッチング性能を示しており、スイッチング特性は波長に応じて変化することを示している。TN液晶セルの偏光スイッチング特性としては、一般に、透過率Tが0.1以下であれば問題ない。そのため、透過率Tが0.1以下となるように液晶材料を選定することが望ましい。
TN液晶セルの応答速度を向上させるためには、セルギャップdを2μm程度とするのが好ましいが、この場合、可視光の波長帯域(380nm〜780nm)において、Δnが0.13の液晶材料を使用すると、uは1.36〜0.66の間の範囲で、透過率Tは最大0.31となり、偏光スイッチング素子としての目標値である透過率T≦0.1を満足できなくなる。
図16から明らかなように、λ=380nm〜780nmに亘ってT≦0.1を確保するには、Δnが0.218よりも小さくないと実現できない。例えば、Δnが0.24の液晶材料を使用すれば、透過率Tを0.07以下にすることが可能となる。つまり、透過率T≦0.1を満足するには、Δnを大きくする一方で、セルギャップdを小さくする必要がある。しかし、セルギャップdを小さくすると、波長分散の影響が大きくなる。また、Δnは、液晶材料に依存するが、材料の選択に際しては種類が限られ、入手性や性能安定性を考慮すると、Δnが0.26程度の液晶材料が最大という材料面での課題がある。しかも、Δnが大きくなると、斜入射した光線に対する特性の変化である視野角特性も劣化する。
また、TN液晶セルには、上述した楕円偏光と絡んで、スイッチング特性の波長依存性による問題がある。図17は、図11に示した画像表示装置で2点画素シフトを行う場合の動作を説明するためのタイミングチャートである。ここでは、説明を簡略化するため、TN液晶セルへの入射光をP偏光とし、TN液晶セルへの印加電圧OFFとすることにより得られるスイッチング特性の「Low」期間では、TN液晶セルはS偏光を出射し、TN液晶セルへの印加電圧をONとすることにより得られるスイッチング特性の「High」期間では、TN液晶セルはP偏光を出射するものとする。
図17において、TN液晶セルは、OFFからONにスイッチングする場合は、R,G,B光において、ともにS偏光からP偏光に急峻に遷移し、その応答特性はほぼ同じである。したがって、OFFからONへの遷移期間における楕円偏光の影響は殆どない。しかし、ONからOFFにスイッチングする場合には、R,G,B光ともに、P偏光からS偏光に緩やかに遷移し、その応答特性はともに異なっているため、この遷移期間における楕円偏光の影響が大きくなる。このため、通常は、人間の目の分解能が高いG光における応答特性を基準として、G光の遷移期間のほぼ中間のタイミングが、フィールドが切替わるタイミングと一致するように設定している。
この場合、図17において、Gの画像光については、Movie1−CフィールドとMovie2−Aフィールドとで、楕円偏光によるP偏光成分とS偏光成分とが、両フィールドの画像位置に均等に漏れ込むことになる。これに対し、Rの画像光では、Movie1−Cフィールドの画像位置から次のMovie2−Aフィールドの画像位置に漏れ込むS偏光成分よりも、Movie2−Aフィールドの画像位置から前のMovie1−Cフィールドの画像位置に漏れ込むP偏光成分のほうが大きくなる。また、Bの画像光では、Movie1−Cフィールドの画像位置から次のMovie2−Aフィールドの画像位置に漏れ込むS偏光成分が多く、Movie2−Aフィールドの画像位置から前のMovie1−Cフィールドの画像位置に漏れ込むP偏光成分は殆どない。このため、観察画像は、偽色が多いものとなる。
このように、TN液晶セルを画素シフト手段に用いる従来の多板式の画像表示装置にあっては、TN液晶セルの特性によって、偽色による画質低下が生じるなど、充分な画素シフト効果が得られないという問題がある。
したがって、かかる事情に鑑みてなされた本発明の目的は、複数の空間光変調素子を用いて形成した合成画像光の光路を、画質低下を招くことなくシフトでき、充分な画素シフト効果が得られる画像表示方法および画像表示装置を提供することにある。
上記目的を達成する請求項1に係る画像表示方法の発明は、異なる色の照明光をそれぞれ画像変調して複数色の画像光を形成し、これら複数色の画像光を合成して合成画像光を形成した後、該合成画像光の偏光を変調して、前記合成画像光の光路を選択的にシフトして表示するにあたり、
前記異なる色の照明光に対応する複数の偏光変調素子を用い、該複数の偏光変調素子により前記異なる色の照明光に対応する画像光毎に偏光を変調して、前記合成画像光の偏光を変調することを特徴とするものである。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の画像表示方法において、
前記複数の偏光変調素子を独立制御して、対応する照明光の画像光の偏光を変調することを特徴とするものである。
請求項3に係る発明は、請求項1または2に記載の画像表示方法において、
前記複数の偏光変調素子をパルス駆動して、対応する照明光の画像光の偏光を変調することを特徴とするものである。
さらに、上記目的を達成する請求項4に係る画像表示装置の発明は、
異なる色の照明光を出力する光源と、該光源からの異なる色の照明光で照明されて画像変調を行う複数の空間光変調素子と、これら複数の空間光変調素子で画像変調された画像光を合成する色合成手段と、該色合成手段で合成された合成画像光の光路を選択的にシフトする画素シフト手段と、該画素シフト手段の動作を制御する制御手段とを有し、
前記画素シフト手段は、少なくとも、前記異なる色の照明光に対応する複数の偏光変調素子と、これら複数の偏光変調素子を経た前記合成画像光の光路を偏光に応じて選択的にシフトする光路偏向素子とを備え、前記制御手段により前記複数の偏光変調素子を制御して、対応する照明光の画像光の偏光を変調するよう構成したことを特徴とするものである。
請求項5に係る発明は、請求項4に記載の画像表示装置において、
前記制御手段は、前記複数の偏光変調素子を独立制御して、対応する照明光の画像光の偏光を変調することを特徴とするものである。
請求項6に係る発明は、請求項4または5に記載の画像表示装置において、
前記制御手段は、前記複数の偏光変調素子をパルス駆動して、対応する照明光の画像光の偏光を変調することを特徴とするものである。
請求項7に係る発明は、請求項4〜6のいずれか一項に記載の画像表示装置において、
前記制御手段は、前記合成画像光を構成する複数の画像光の偏光を揃えて前記光路偏向素子に入射させるように、前記複数の偏光変調素子による対応する照明光の画像光の変調を制御することを特徴とするものである。
請求項8に係る発明は、請求項4〜7のいずれか一項に記載の画像表示装置において、
前記複数の偏光変調素子は、対応する照明光の主波長において最大の透過率を有することを特徴とするものである。
請求項9に係る発明は、請求項4〜8のいずれか一項に記載の画像表示装置において、
前記光源は、白色高圧水銀ランプと、該白色高圧水銀ランプの出射光から、前記異なる色の照明光を分離する色分離光学手段とを有することを特徴とするものである。
請求項10に係る発明は、請求項4〜8のいずれか一項に記載の画像表示装置において、
前記光源は、白色ハロゲンランプと、該白色ハロゲンランプの出射光から、前記異なる色の照明光を分離する色分離光学手段とを有することを特徴とするものである。
請求項11に係る発明は、請求項4〜8のいずれか一項に記載の画像表示装置において、
前記光源は、前記異なる色の照明光を出射する複数の発光ダイオードを有することを特徴とするものである。
請求項12に係る発明は、請求項4〜8のいずれか一項に記載の画像表示装置において、
前記光源は、前記異なる色の照明光を出射する複数のレーザ光源を有することを特徴とするものである。
本発明によれば、異なる色の照明光で形成した複数色の画像光からなる合成画像光の偏光を変調して、合成画像光の光路を選択的にシフトして表示するにあたり、異なる色の照明光に対応する複数の偏光変調素子を用い、これら複数の偏光変調素子により異なる色の照明光に対応する画像光毎に偏光を変調して、合成画像光の偏光を変調するようにしたので、合成画像光の光路を、画質低下を招くことなくシフトでき、充分な画素シフト効果を得ることが可能となる。
以下、本発明の実施の形態について、図1乃至図10を参照して説明する。
(第1実施の形態)
図1は、本発明の第1実施の形態に係る画像表示装置の概略構成図である。この画像表示装置では、白色ランプ1からの照明光を、色分離光学手段を構成するダイクロイックミラー2に入射させ、ここでR光を反射、他の光は透過させる。ダイクロイックミラー2で分離されたR光は、ミラー3で反射させて空間光変調素子であるR用透過型液晶表示素子(LCD)5Rに照明光として入射させ、これによりR用透過型LCD5Rで画像変調してR光の画像光を得る。
また、ダイクロイックミラー2を透過した照明光は、色分離光学手段を構成するダイクロイックミラー6でG光を反射させ、B光は透過させる。ダイクロイックミラー6で反射されたG光は、空間光変調素子であるG用透過型LCD5Gに照明光として入射させ、これによりG用透過型LCD5Gで画像変調してG光の画像光を得る。また、ダイクロイックミラー6を透過したB光は、ミラー7,8を経て空間光変調素子であるB用透過型LCD5Bに照明光として入射させ、これによりB用透過型LCD5Bで画像変調してG光の画像光を得る。
R用透過型LCD5R、G用透過型LCD5GおよびB用透過型LCD5Bでそれぞれ画像変調されて形成された画像光は、色合成手段であるダイクロイックプリズム10で合成し、その合成画像光の光路を画素シフト手段11で選択的にシフトして、投影光学系12によりスクリーン13に投影表示する。なお、本実施の形態では、ダイクロイックプリズム10に対して、G用透過型LCD5Gからの画像光は、P偏光で入射させてダイクロイック膜を透過させ、R用透過型LCD5RおよびB用透過型LCD5Bからの画像光は、それぞれS偏光で入射させてダイクロイック膜で反射させることにより、R,G,Bの各色の画像光を合成する。
白色ランプ1は、例えば、白色高圧水銀ランプまたは白色ハロゲンランプを用いる。したがって、本実施の形態では、白色ランプ1と、色分離光学手段を構成するダイクロイックミラー2,6とで、R,G,Bの異なる色の照明光を出力する光源を構成している。
本実施の形態では、ダイクロイックプリズム10から得られる合成画像光を、画素シフト手段11で2点画素シフトする。このため、画素シフト手段11には、R,G,Bの各色の照明光に対応する偏光変調素子21R,21G,21Bと、光路偏向素子である複屈折板22とを設け、偏光変調素子21R,21G,21Bを後述する制御手段により独立して制御して、対応する照明光の画像光の偏光を変調し、これら偏光変調素子21R,21G,21Bを経た合成画像光の光路を、複屈折板22により偏光に応じて選択的にシフトして、2点画素シフトを行う。
偏光変調素子21R,21G,21Bは、対応する照明光の主波長(ドミナント波長)において最大の透過率を有するように構成する。したがって、白色ランプ1として、例えば、図2に示すような分光分布を有する白色高圧水銀ランプを用いた場合には、その分光分布におけるR,G,Bの各色のピーク波長において、対応する偏光変調素子の透過率が最大となるように構成する。このように対応する照明光の画像光の偏光を選択的に変調する偏光変調素子21R,21G,21Bは、例えば米国カラーリンク社製のカラースイッチを用いて、一体的にまたは別々に構成することができる。
図3は、本実施の形態に係る画像表示装置における画像処理部の概略構成を示すブロック図である。この画像処理部30は、図13に示した画像処理部130において、液晶セル制御部138に代えて、画素シフト手段11の動作を制御する制御手段である偏光変調素子制御部38を設け、この偏光変調素子制御部38から偏光変調素子21R,21Gおよび21Bにサブフィールドに同期したR制御信号、G制御信号およびB制御信号を供給して、偏光変調素子21R,21Gおよび21Bを対応する制御信号により独立制御するようにしたものである。その他の構成および動作は、図13と同様であるので、ここでは図13に示した構成要素と同一作用を成す構成要素には同一符号を付して、その説明を省略する。
次に、本実施の形態に係る画像表示装置による画素シフト動作について、図4に示す模式図、図5および図6に示すタイミングチャートを参照して説明する。
図4に示すように、本実施の形態では、ダイクロイックプリズム10に対して、G用透過型LCD5Gからの画像光は、P偏光で入射させてダイクロイック膜を透過させ、R用透過型LCD5RおよびB用透過型LCD5Bからの画像光は、それぞれS偏光で入射させてダイクロイック膜で反射させることにより、R,G,Bの各色の画像光を同軸上に合成している。なお、図4では、説明の便宜上、R,G,Bの各画像光を分離して示している。
このため、偏光変調素子制御部38から偏光変調素子21R,21Gおよび21Bに供給するR制御信号、G制御信号およびB制御信号は、R制御信号およびB制御信号と、G制御信号とで極性を逆にする。これにより、偏光変調素子21R,21G,21Bにおいて、対応する制御信号がOFFのときは、入射光の偏光面を90°旋光して、P偏光をS偏光に、S偏光をP偏光に変調して透過させ、対応する制御信号がONのときは、入射光の偏光面を旋光することなくそのまま透過させる。
このようにして、後段の複屈折板22に対して、R,G,Bの各画像光の偏光を揃えたP偏光の合成画像光とS偏光の合成画像光とを、サブフィールドに同期して交互に入射させることにより、合成画像光の光路を偏光に応じて左右または上下、あるいは斜め方向に選択的にシフトして、2点画素シフトを行う。
なお、図4では、R制御信号のOFFタイミング、G制御信号のONタイミング、およびB制御信号のOFFタイミングの位相を一致して示すとともに、R制御信号のONタイミング、G制御信号のOFFタイミング、およびB制御信号のONタイミングの位相も一致して示しているが、各制御信号のON−OFFタイミングの位相は、対応する偏光変調素子の応答特性に応じて、偏光が切替わる中間のタイミングが、フィールドが切替わるタイミングと一致するように設定する。これにより、例えば、図5に示すように、偏光変調素子21R,21Gおよび21Bが同様の特性を有する場合には、同じ特性でフィールドを切替えることができ、また、図6に示すように、偏光変調素子21R,21Gおよび21Bが異なる特性を有する場合でも、対応する制御信号のON−OFFタイミング(駆動タイミング)を、特性に応じて適切に制御することにより、それぞれ偏光が切替わる中間のタイミングでフィールドを切替えることができる。
このようにすれば、R,G,Bの各画像光について、サブフィールドの切替え時に、楕円偏光によるP偏光成分とS偏光成分とが、前後のフィールドの画像位置に均等に漏れ込むことになるので、偽色の発生を有効に低減することができる。したがって、画質低下を招くことなく、2点画素シフトによる高解像度化を図ることができる。
(第2実施の形態)
図7は、本発明の第2実施の形態に係る画像表示装置の概略構成図である。この画像表示装置は、図1に示した画像表表示装置において、画素シフト手段11に、R,G,Bの各色の照明光に対応する偏光変調素子41R,41G,41Bと、光路偏向素子である複屈折板42とを追加して、4点画素ずらしを行うようにしたものである。偏光変調素子41R,41G,41Bは、偏光変調素子21R,21G,21Bと同様に、例えば米国カラーリンク社製のカラースイッチを用いて、一体的にまたは別々に構成する。
図7では、偏光変調素子21R,21G,21Bおよび複屈折板22を経て出射される合成画像光を、偏光変調素子41R,41G,41Bにより対応する照明光の画像光の偏光を変調して、これら偏光変調素子41R,41G,41Bを経た合成画像光の光路を、複屈折板42により偏光に応じて選択的にシフトする。
偏光変調素子41R,41G,41Bは、偏光変調素子21R,21G,21Bを制御する偏光変調素子制御部38(図3参照)により独立して制御する。図7の場合には、複屈折板22の後段に偏光変調素子41R,41G,41Bを配置しており、複屈折板22から出射される合成画像光を構成する各色の画像光の偏光は揃っている。したがって、サブフィールドに同期して偏光変調素子制御部38から偏光変調素子41R,41Gおよび41Bに供給するR制御信号、G制御信号およびB制御信号の極性は、同じとする。なお、4点画素シフトの動作は、図14と同様であるので、ここではその説明を省略する。
本実施の形態によれば、第1実施の形態の場合と同様に、サブフィールドの切替え時における偽色の発生を有効に低減することができるので、画質低下を招くことなく、4点画素シフトによる高解像度化を図ることができる。
(第3実施の形態)
図8は、本発明の第3実施の形態に係る画像表示装置の概略構成図である。この画像表示装置では、光源として、R光の照明光を放射するR用レーザ光源51Rと、G光の照明光を放射するG用レーザ光源51Gと、B光の照明光を放射するB用レーザ光源51Bとを用いる。また、空間光変調素子として、反射型のR用DMD(デジタル・マイクロミラー・デバイス)52R、G用DMD52GおよびB用DMD52Bを用いる。
R用レーザ光源51Rから出射された照明光は、R用DMD52Rに入射させて画像変調し、その画像光を色合成手段であるダイクロイックミラー53に入射させる。G用レーザ光源51Gから出射された照明光は、G用DMD52Gに入射させて画像変調し、その画像光をダイクロイックミラー54に入射させる。また、B用レーザ光源51Bから出射された照明光は、B用DMD52Bに入射させて画像変調し、その画像光をダイクロイックミラー54に入射させる。
ダイクロイックミラー54では、G用DMD52Gからの画像光を反射させ、B用DMD52Bからの画像光は透過させることにより、両画像光を同軸上に合成してダイクロイックミラー53に入射させる。また、ダイクロイックミラー53では、R用DMD52Rからの画像光を反射させ、ダイクロイックミラー54からのGおよびBの合成画像光は透過させることにより、R,G,Bの画像光を同軸上に合成する。本実施の形態では、このダイクロイックミラー53から得られる合成画像光の各画像光の直線偏光を揃えておく。
ダイクロイックミラー53から得られる合成画像光は、画素シフト手段55で光路を選択的にシフトして、投影光学系56によりスクリーン57に投影表示する。なお、図8では、各画像光の光路を明瞭に示すため、適宜、光路を分離して示している。
本実施の形態では、ダイクロイックミラー53から得られる合成画像光を、画素シフト手段55で、第1実施の形態と同様に、2点画素シフトする。このため、画素シフト手段55には、R,G,Bの各色の照明光に対応する偏光変調素子61R,61G,61Bと、光路偏向素子である複屈折板62とを設ける。
偏光変調素子61R,61G,61Bは、対応するレーザ光源の出射光の波長において最大の透過率を有するように、偏光変調素子21R,21G,21Bと同様に、例えば米国カラーリンク社製のカラースイッチを用いて、一体的にまたは別々に構成して、図3に示した偏光変調素子制御部38により独立して制御する。本実施の形態では、画素シフト手段55に入射する合成画像光の各画像光の直線偏光が揃っているので、サブフィールドに同期して偏光変調素子制御部38から偏光変調素子61R,61Gおよび61Bに供給するR制御信号、G制御信号およびB制御信号の極性は、同じとする。
本実施の形態によれば、第1実施の形態と同様の効果が得られる他、光源として、R用レーザ光源51R、G用レーザ光源51G、B用レーザ光源51Bを用いているので、各色の照明光として所望の強度の照明光を容易に得ることができ、表示画像の画質およびコントラストをより向上することが可能となる。また、各色の照明光として、R用レーザ光源51R、G用レーザ光源51G、B用レーザ光源51Bから、直線偏光された照明光を直接得ることができるので、照明光を直線偏光する偏光板も不要となる。
(第4実施の形態)
図9は、本発明の第4実施の形態に係る画像表示装置の概略構成図である。この画像表示装置では、光源として、ドミナント波長が例えば600nmのR光の照明光を放射するR用発光ダイオード(LED)71Rと、ドミナント波長が例えば550nmのG光の照明光を放射するG用LED71Gと、ドミナント波長が例えば475nmのB光の照明光を放射するB用LED71Bとを用いる。
R用LED71Rから出射された照明光は、R用偏光板72Rで直線偏光として、R用DMD52Rに入射させて画像変調し、その画像光を色合成手段であるダイクロイックミラー53に入射させる。G用LED71Gから出射された照明光は、G用偏光板72Gで直線偏光として、G用DMD52Gに入射させて画像変調し、その画像光をダイクロイックミラー54に入射させる。また、B用LED71Bから出射された照明光は、B用偏光板72Bで直線偏光として、B用DMD52Bに入射させて画像変調し、その画像光をダイクロイックミラー54に入射させる。その他の構成および動作は、第3実施の形態と同様であるので、図8に示した構成要素と同一作用を成す構成要素には同一符号を付して、その説明を省略する。
なお、本実施の形態では、R用LED71R、G用LED71G、B用LED71Bから出射される照明光のドミナント波長が、それぞれ600nm、550nm、475nmであるので、画素シフト手段55の偏光変調素子61R,61G,61Bは、図10に示すように、対応するLEDの出射光におけるドミナント波長で最大の透過率を有するように構成する。
本実施の形態によれば、第3実施の形態と同様の効果が得られる他、光源として、R用LED71R、G用LED71G、B用LED71Bを用いているので、安価にできる利点がある。
なお、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではなく、幾多の変更または変形が可能である。例えば、上記実施の形態では、画素シフト手段を構成するR,G,Bの偏光変調素子を独立して制御するようにしたが、R,G,Bの偏光変調素子の特性が揃っており、かつ入射する合成画像光の各画像光の偏光が揃っていれば、R,G,Bの偏光変調素子を共通の制御信号で一体に制御することも可能である。また、第3実施の形態および第4実施の形態では、2点画素シフトとしたが、第2実施の形態と同様に、R,G,Bの偏光変調素子と複屈折板とを追加して、4点画素シフトとすることもできる。さらに、画素シフト点数は、R,G,Bの偏光変調素子と複屈折板との組を適宜追加することにより、さらに多点の画素シフトを行うことも可能である。また、第3実施の形態および第4実施の形態においては、ダイクロイックミラー53に代えて、第1実施の形態と同様なダイクロイックプリズムを色合成手段として用いることもできる。さらに、本発明は、3板式の画像表示装置に限らず、2板式や4板式以上の多板式のものにも有効に適用することができる。
本発明の第1実施の形態に係る画像表示装置の概略構成図である。 白色高圧水銀ランプの分光分布を示す図である。 図1に示す画像表示装置の画像処理部の概略構成を示すブロック図である。 図1に示す画像表示装置による画素シフト動作を説明するための模式図である。 図1に示す画像表示装置による画素シフト動作の一例を説明するためのタイミングチャートである。 図1に示す画像表示装置による画素シフト動作の他の例を説明するためのタイミングチャートである。 本発明の第2実施の形態に係る画像表示装置の概略構成図である。 本発明の第3実施の形態に係る画像表示装置の概略構成図である。 本発明の第4実施の形態に係る画像表示装置の概略構成図である。 第4実施の形態におけるLEDのドミナント波長と偏光変調素子の透過率特性との関係を示す図である。 2点画素シフトを行う従来の3板式画像表示装置の概略構成図である。 4点画素シフトを行う従来の3板式画像表示装置の概略構成図である。 従来の画像表示装置における画像処理部の概略構成を示すブロック図である。 図12に示した画素シフト手段による4点画素シフトを説明するための図である。 TN液晶セルの透過率位相差依存性の一例を示す図である。 TN液晶セルの透過率波長依存性を示す図である。 図11に示した画像表示装置で2点画素シフトを行う場合の動作を説明するためのタイミングチャートである。
符号の説明
1 白色ランプ
2,6 ダイクロイックミラー
5R R用透過型LCD
5G G用透過型LCD
5B B用透過型LCD
10 ダイクロイックプリズム
11 画素シフト手段
12 投影光学系
13 スクリーン
21R,21G,21B 偏光変調素子
22 複屈折板
30 画像処理部
38 偏光変調素子制御部
41R,41G,41B 偏光変調素子
42 複屈折板
51R R用レーザ光源
51G G用レーザ光源
51B B用レーザ光源
52R R用DMD
52G G用DMD
52B B用DMD
53,54 ダイクロイックミラー
55 画素シフト手段
56 投影光学系
57 スクリーン
61R,61G,61B 偏光変調素子
62 複屈折板
71R R用LED
71G G用LED
71B B用LED
72R R用偏光板
72G G用偏光板
72B B用偏光板

Claims (12)

  1. 異なる色の照明光をそれぞれ画像変調して複数色の画像光を形成し、これら複数色の画像光を合成して合成画像光を形成した後、該合成画像光の偏光を変調して、前記合成画像光の光路を選択的にシフトして表示するにあたり、
    前記異なる色の照明光に対応する複数の偏光変調素子を用い、該複数の偏光変調素子により前記異なる色の照明光に対応する画像光毎に偏光を変調して、前記合成画像光の偏光を変調することを特徴とする画像表示方法。
  2. 前記複数の偏光変調素子を独立制御して、対応する照明光の画像光の偏光を変調することを特徴とする請求項1に記載の画像表示方法。
  3. 前記複数の偏光変調素子をパルス駆動して、対応する照明光の画像光の偏光を変調することを特徴とする請求項1または2に記載の画像表示方法。
  4. 異なる色の照明光を出力する光源と、該光源からの異なる色の照明光で照明されて画像変調を行う複数の空間光変調素子と、これら複数の空間光変調素子で画像変調された画像光を合成する色合成手段と、該色合成手段で合成された合成画像光の光路を選択的にシフトする画素シフト手段と、該画素シフト手段の動作を制御する制御手段とを有し、
    前記画素シフト手段は、少なくとも、前記異なる色の照明光に対応する複数の偏光変調素子と、これら複数の偏光変調素子を経た前記合成画像光の光路を偏光に応じて選択的にシフトする光路偏向素子とを備え、前記制御手段により前記複数の偏光変調素子を制御して、対応する照明光の画像光の偏光を変調するよう構成したことを特徴とする画像表示装置。
  5. 前記制御手段は、前記複数の偏光変調素子を独立制御して、対応する照明光の画像光の偏光を変調することを特徴とする請求項4に記載の画像表示装置。
  6. 前記制御手段は、前記複数の偏光変調素子をパルス駆動して、対応する照明光の画像光の偏光を変調することを特徴とする請求項4または5に記載の画像表示装置。
  7. 前記制御手段は、前記合成画像光を構成する複数の画像光の偏光を揃えて前記光路偏向素子に入射させるように、前記複数の偏光変調素子による対応する照明光の画像光の変調を制御することを特徴とする請求項4〜6のいずれか一項に記載の画像表示装置。
  8. 前記複数の偏光変調素子は、対応する照明光の主波長において最大の透過率を有することを特徴とする請求項4〜7のいずれか一項に記載の画像表示装置。
  9. 前記光源は、白色高圧水銀ランプと、該白色高圧水銀ランプの出射光から、前記異なる色の照明光を分離する色分離光学手段とを有することを特徴とする請求項4〜8のいずれか一項に記載の画像表示装置。
  10. 前記光源は、白色ハロゲンランプと、該白色ハロゲンランプの出射光から、前記異なる色の照明光を分離する色分離光学手段とを有することを特徴とする請求項4〜8のいずれか一項に記載の画像表示装置。
  11. 前記光源は、前記異なる色の照明光を出射する複数の発光ダイオードを有することを特徴とする請求項4〜8のいずれか一項に記載の画像表示装置。
  12. 前記光源は、前記異なる色の照明光を出射する複数のレーザ光源を有することを特徴とする請求項4〜8のいずれか一項に記載の画像表示装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011118165A (ja) * 2009-12-03 2011-06-16 Nippon Hoso Kyokai <Nhk> 映像光出力装置
JP2011170008A (ja) * 2010-02-17 2011-09-01 Seiko Epson Corp プロジェクター

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