JP2008164179A - 空気調和機 - Google Patents
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Abstract
【課題】屋外の画像情報を取り込むことが可能な画像センサを室外ユニット側に配設し、この画像センサから照度などの空調情報得て空調制御を行なうと共に、画像センサから人の存在を検知して防犯対策の機能を持たせる。単一のセンサに2つの機能を持たせることでコストダウンを図る。
【解決手段】室内ユニットの制御装置20に室外ユニット側に設けた画像センサ3からの画像情報を取り込む照度変換部21と人検出部22を設ける。照度変換部21は、前記画像センサ3からの画像データを取り込んで、その画素から周囲の明るさを判断し、現在昼間であるか、夜間であるかのデータを制御部28へ送っている。人検出部22は、画像センサ3からの画像データから不審者を検出するものであり、また、室内の画像センサ11からの画像データを取り込んで、不審者の存在を検出する。
【選択図】図2
【解決手段】室内ユニットの制御装置20に室外ユニット側に設けた画像センサ3からの画像情報を取り込む照度変換部21と人検出部22を設ける。照度変換部21は、前記画像センサ3からの画像データを取り込んで、その画素から周囲の明るさを判断し、現在昼間であるか、夜間であるかのデータを制御部28へ送っている。人検出部22は、画像センサ3からの画像データから不審者を検出するものであり、また、室内の画像センサ11からの画像データを取り込んで、不審者の存在を検出する。
【選択図】図2
Description
この本発明は、防犯対策機能や人の行動を監視する機能を備えた空気調和機に関するものである。
防犯対策の機能を備えた空気調和機として、例えば下記に示す特許文献1が挙げられる。この特許文献1では、屋外に設置される室外ユニットに、人の接近を検知する人検知センサと、外気音を検出する温度センサと、室内を留守状態にするときにオン操作される留守スイッチとを備えており、上記人検知センサ、温度センサ、留守スイッチからの出力信号により、室外ユニットのファンを回転させたり、ライトを点灯させたりするようにしている。このように、室外ユニットのファンを作動させることで、不審者に対して確実に人が在室しているように見せかけている。
しかしながら、この特許文献1においては、外の状況を把握、検知するのに人検知センサを用いているが、この人検知センサは熱を感知して人の存在を検知する方式のもので、不審者の検知のためだけに設けられたものである。従って、従来の装置は、コスト高にならざるを得ないという欠点があった。
この発明は上記した従来の欠点を解決するためになされたものであって、その目的は、屋外の画像情報を取り込むことが可能な画像センサを室外ユニット側に配設し、この画像センサから照度などの空調情報を得て空調制御を行なうと共に、画像センサから不審者を検知して防犯対策の機能を持たせるというように単一のセンサに2つの機能を持たせることにより、低コストで構成可能な空気調和機を提供することにある。
そこで、本発明の請求項1に記載の空気調和機では、屋外の画像情報を取り込む画像センサ3を室外ユニット1側に設け、前記画像センサ3の画像情報から照度などの空調情報を得て運転制御を行なう空調運転制御部23と、前記画像センサ3の画像情報から人の存在を検知する人検出部22とを設け、人検出部22の検知結果に基づいて不審者信号を出力するように構成していることを特徴としている。
請求項2に記載の空気調和機では、前記不審者信号の出力により警報を発する警報発生部25を設けていることを特徴としている。
請求項3に記載の空気調和機では、前記不審者信号の出力に基づいて携帯電話などの無線端末にデータ伝送する情報送信部24を設けていることを特徴としている。
請求項4に記載の空気調和機では、前記画像センサ3からの画像情報から時々刻々に人の追跡を行なって画像データを保存する人追跡データ部26を設けていることを特徴としている。
本発明の請求項1に記載の空気調和機によれば、空調運転制御部23により、画像センサ3からの画像データでもって、例えば、外の明るさを判断し、昼間においては速暖または速冷の運転制御ができ、夜間においては静かな運転制御が可能となり、快適な空調制御を行なうことができる。また、人検出部22により画像センサ3からの画像情報から人、特に不審者の存在を検知して不審者信号を出力できるので、昼夜に限らず常に不審者の監視ができて、安心感を与えることができる。このように、単一の画像センサ3により照度などの判断機能とカメラ機能の防犯機能を持たせることができる。
請求項2に記載の空気調和機によれば、前記人検出部22からの信号により警報を発する警報発生部25を設けているので、家人が不審者に気づき、警察への連絡をして、被害を未然に防止することができる。
請求項3に記載の空気調和機によれば、前記人検出部22からの信号により携帯電話などの無線端末にデータ伝送する情報送信部24を設けているので、遠く離れたパソコンや携帯電話へ不審者が家の回りにいることを連絡することができる。連絡を受けた家人は、警察へ連絡することで、被害を未然に防止することができる。特に、一人暮らしの場合では、異常時には予め登録しておいた携帯電話へ通報ができるので、安心できる。
請求項4に記載の空気調和機によれば、前記画像センサ3からの画像情報から時々刻々に人の追跡を行なって画像データを保存する人追跡データ部26を設けているので、画像センサ3からのデータを時々刻々と保存しておき、どのような経路で家の周囲に侵入してきたかを保存し、今後の防犯対策に対しての参考とすることができる。
次に、この発明の空気調和機の具体的な実施の形態について、図面を参照しつつ詳細に説明する。図1は屋外に設置される室外ユニット1と、屋内に設置される室内ユニット10とで構成される空気調和機のブロック図を示している。なお、図1では実際に空調を行なう構成部材は周知なので図示省略している。また、室外ユニット1と室内ユニット10とは電源線や信号線をまとめたケーブル2で接続されている。
室外ユニット1の内部、あるいは室外ユニット1の近傍には屋外の状況を監視するカメラからなる画像センサ3が配設されており、この画像センサ3からの画像情報(データ)がケーブル2を介して常時室内ユニット10側に伝送されている。室内ユニット10には、室内の状況を監視するカメラからなる別の画像センサ11と、室外ユニット1側の画像センサ3と室内ユニット10側の画像センサ11との画像データを取り込んで監視情報の処理や空調制御を行なう制御装置20と、この制御装置20にて処理されたデータを外部のパソコンや携帯端末や携帯電話などの無線端末にデータ伝送する無線LAN部13等が設けられている。
図2は上記制御装置20のブロック図を示し、このマイクロコンピュータからなる制御装置20は、照度変換部21、人検出部22、空調運転制御部23、情報送信部24、警報発生部25、人追跡データ部26、記憶部27及び全体の制御を司る制御部28等で構成されている。上記照度変換部21は、室外ユニット1に設けている画像センサ3からの画像データを取り込んで、その画素から周囲の明るさを判断し、現在昼間であるか、夜間であるかのデータを制御部28へ送っている。人検出部22は、画像センサ3からの画像データから不審者を検出して不審者信号を出力するものであり、また、室内の画像センサ11からの画像データを取り込んで、人の存在を検出するようにしている。
上記空調運転制御部23は、基本的には暖房、冷房、除湿等の運転制御を行なうものであるが、上記照度変換部21にて判断した昼間データ、夜間データの信号が制御部28から送られて、そのデータに基づいて制御を行なう。つまり、現在昼間であれば、速暖または速冷の運転制御を行ない、夜間であれば運転音を静かにするためにファンの回転速度を低くして暖房または冷房の運転制御を行なう。また、情報送信部24は、人検出部22にて検出した不審者や、家族の室内における監視状況を無線LAN部13へ送るものであり、かかる情報は遠く離れた家人や家族にリアルタイムで受信できるようになっている。
警報発生部25は、画像センサ3からの画像データにより人検出部22が不審者を認識して不審者信号を出力した場合には、ランプ29を点灯させたり、ブザー30を駆動したりして家にいる家人で報知するものである。また、人追跡データ部26は、屋外での不審者の位置による追跡したデータを時々刻々で保存したり、あるいは家人の室内の出入りの状態を時々刻々で保存したりするものである。記憶部27は、データを保存したり、制御部28を駆動してりするためのプログラムを格納しておくRAMやROMから成っている。なお、図2に示す各部材は空気調和機自体の電源がオフ状態であっても、電源が印加されていて、常時可動状態となって屋外や屋内を常時監視しているものである。
次に、制御動作について説明する。室外ユニット1側の画像センサ3は周囲を常時監視しており、例えば、不審者が接近してきた場合には、画像センサ3が不審者を捉える。そして、画像センサ3からのデータが室内ユニット10の制御装置20に伝送され、制御装置20の人検出部22にて不審者を検出し、その不審者信号(不審者検出データ)が制御部28に送られる。制御部28は警報発生部25を制御して該警報発生部25によりランプ29を点灯させると共に、ブザー30にて報知して家人に知らせることになる。これにより、家人が不審者に気づき、警察への連絡をして、被害を未然に防止することができる。
また、人検出部22にて不審者を検出した場合には、制御部28が情報送信部24を制御して無線LAN部13を介して遠く離れたパソコンや携帯電話などの無線端末へ不審者が家の回りにいることを連絡することができる。連絡を受けた家人は、警察へ連絡することで、被害を未然に防止することができる。特に、一人暮らしの場合では、異常時には予め登録しておいた携帯電話へ通報ができるので、安心できる。また、人追跡データ部26では、画像センサ3からのデータを時々刻々と保存しておき、どのような経路で家の周囲に侵入してきたかを保存し、今後の防犯対策に対しての参考とすることができる。なお、画像センサ3であるカメラに熱センサ等を設けておき、この熱センサからの信号により自動追尾型としておくことで、不審者の足取りを正確に検出でき、また、保存しておくこともできる。
なお、室内ユニット10に液晶等からなる表示部を設けておき、画像センサ3からの画像データを表示するようにしても良い。また、自宅テレビに直接に画像センサ3からの画像データを取り込めるようにしておいても良い。この場合には、外で不審な物音がした場合など、画像センサ3からの画像を室内ユニット10の表示部やテレビに映し出すことができ、防犯対策上使い勝手が良い。なお、画像センサ3を遠隔操作が可能としておくことで、不審者を確実に捉えることができる。
また、空気調和機を使用する場合には、画像センサ3からの画像データでもって制御装置20の照度変換部21にて外の明るさを判断し、空調運転制御部23により、昼間であれば速暖または速冷の運転制御ができ、夜間であれば静かな運転制御が可能となり、快適な空調制御を行なうことができる。また、人検出部22により画像センサ3からの画像情報から人、特に不審者の存在を検知できるので、昼夜に限らず常に監視ができて、安心感を与えることができる。このように、単一の画像センサ3により照度の判断機能とカメラ機能の防犯機能を持たせることができる。
次に、室内に設置している室内ユニット10の画像センサ11の働きについて説明する。ところで、今現在、一人暮らしの高齢者を守るため、湯沸かしポットにセンサを付け、使用頻度(時間帯)により電話回線を利用して家族に行動パターンを知らせるサービスがある。これにより、高齢者の状態が悪くなると、行動が変化し危険性を見つけ出すことができるが、どうしてもポットは常時は使用し難いため時間が遅れ、間に合わないことも考えられる。
図3は室内ユニット10に設けた画像センサ11による室内の監視状態を示し、室内ユニット10は原則として室内の高い箇所に設置するため、画像センサ11による監視領域が広くなり、部屋全体を監視することができる。この画像センサ11からの画像データを所定の時間毎に携帯電話に伝送することで、遠く離れた家族に高齢者の行動状況を確認できて安心感を与えることができる。また、室内にいる高齢者等に異常が発生した場合には、携帯電話の画像から確認でき、消防署への通報も直ぐにできて、高齢者を助けることができる。もちろん、画像センサ11を遠隔操作できるようにしても良く。この場合には、高齢者の位置をリアルタイムで把握することも可能となる。また、画像センサ11により不法侵入者の確認も可能である。
1 室外ユニット
3 画像センサ
10 室内ユニット
22 人検出部
23 空調運転制御部
25 警報発生部
26 人追跡データ部
3 画像センサ
10 室内ユニット
22 人検出部
23 空調運転制御部
25 警報発生部
26 人追跡データ部
Claims (4)
- 屋外の画像情報を取り込む画像センサ(3)を室外ユニット(1)側に設け、前記画像センサ(3)の画像情報から照度などの空調情報を得て運転制御を行なう空調運転制御部(23)と、前記画像センサ(3)の画像情報から人の存在を検知する人検出部(22)とを設け、人検出部(22)の検知結果に基づいて不審者信号を出力するように構成していることを特徴とする空気調和機。
- 前記不審者信号の出力により警報を発する警報発生部(25)を設けていることを特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
- 前記不審者信号の出力に基づいて携帯電話などの無線端末にデータ伝送する情報送信部(24)を設けていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の空気調和機。
- 前記画像センサ(3)からの画像情報から時々刻々に人の追跡を行なって画像データを保存する人追跡データ部(26)を設けていることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の空気調和機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006350990A JP2008164179A (ja) | 2006-12-27 | 2006-12-27 | 空気調和機 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2006350990A JP2008164179A (ja) | 2006-12-27 | 2006-12-27 | 空気調和機 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2008164179A true JP2008164179A (ja) | 2008-07-17 |
Family
ID=39693903
Family Applications (1)
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JP2006350990A Pending JP2008164179A (ja) | 2006-12-27 | 2006-12-27 | 空気調和機 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2008164179A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010071595A (ja) * | 2008-09-19 | 2010-04-02 | Sharp Corp | 空気調和装置 |
CN101739040B (zh) * | 2008-11-13 | 2012-05-09 | 原相科技股份有限公司 | 温度调节器的控制装置和控制方法 |
US10024563B2 (en) | 2014-06-25 | 2018-07-17 | Mitsubishi Electric Corporation | Indoor unit of air-conditioning apparatus and air-conditioning apparatus |
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2006
- 2006-12-27 JP JP2006350990A patent/JP2008164179A/ja active Pending
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