JP4095483B2 - 放火検知システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、火災、特に重要文化財などにおける放火を検知する放火検知システムに関するものである。
【0002】
【従来技術】
従来、炎検知部を有する炎センサと、人体検知部を有する人体センサとを備えた放火センサが特許文献1などで開示されている。この放火センサは、炎センサと人体センサとがそれぞれ炎と人体を検出した時に、放火と判断し警報するものである。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−123266号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
放火は、通常の火災と異なり、建家の外部で火災が生じるものである。このため屋外で火災を検出する必要があるが、炎センサを屋外に設置すると、太陽光などによって誤報を生じる恐れがある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、以上の課題を解決するためになされたもので、炎検知部を有する炎センサと、人体検知部を有する人体センサと、該人体センサに設けられ、人体検知部が人体を検知したとき、侵入信号を送信する送信部とを備えた放火検知システムにおいて、炎センサは、炎検知部の感度を、通常状態では低感度に設定する感度設定部と、侵入信号を受信する受信部とを備え、炎センサの前記受信部が、侵入信号を受信したとき、感度設定部の感度を、低感度から高感度に切り替えるように制御することを特徴とするものである。
【0006】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の放火検知システムのブロック図、図2は本発明の放火検知システムの概略図である。
【0007】
まず図2のシステムの概略図を用いて、センサの設置形態について説明する。1は神社や山門などの建造物、10は人体センサ(以下、人体検知センサともいう)、20は炎センサを示している。防護すべき建造物1が重要文化財である場合には、炎センサ20などをその建造物1の軒下などに取り付けることは出来ない。これは、取り付けによって、建造物1を傷つける恐れがあるためである。
【0008】
そこで炎センサ20は、建造物1に隣接する樹木3に取り付けてある。また人体検知センサ10は、建造物1に隣接する建物5の外に設置されている。この際、人体検知センサ10及び炎センサ20は、その視野内に防護すべき建造物1が収まるように取り付けられる。そして1台では建造物1を防護できない場合には、建造物1に隣接する樹木2や建物5を利用して、センサ10,20は複数台設置される。このように建造物1の周りにセンサ10,20を1台または複数台設置することで、建造物1における放火を検知するようにしてある。
【0009】
ここで、センサ10,20は、建造物1から離れた所の屋外に設置することから、各センサを電線で接続して、電線により電源を供給することは面倒となる。そこで屋外への設置を配慮して、太陽電池により電源を供給し、無線により異常信号を送信できるセンサが望まれることになる。以下に、図1を用いてこのようなセンサ10,20のブロック構成について説明する。
【0010】
図1において、10は人体検知センサ、20は炎センサ、30は受信機である。まず人体検知センサ10のブロック構成について説明する。人体検知センサ10は、人体検知部11を有している。人体検知部11は、公知のレーザビームや赤外線などを利用して人間の存在を検知する手段である。12は無線送信部で、人体検知部11が人体を検知した時、侵入信号を無線で炎センサ20の無線送信部25や受信機30に送信するものである。13は太陽光を電気エネルギーに変換する太陽電池で、その発電された電気は、充電池を有する電源部14に蓄えられて、制御部15を介して、人体検知部11などの他のブロックに供給される。なお太陽電池13は日中の間だけ発電するのに対し、放火は主に人のいない夜間に行われることが多いので、充電池の容量は夜間監視できるだけの容量を持たせる。
【0011】
次に、炎センサ20の構成について説明する。23は太陽電池、24は電源部で、これは人体検知センサ10に設けられた太陽電池13及び電源部24と同じものである。21は炎を検出する炎検知部で、例えば、炎に特有な4.3μmの波長などを検出する赤外線検出素子や紫外線検出器などの検出素子を有している。22は炎検知部21の感度を設定する感度設定部で、例えば高感度と低感度の2段階に切り替えられる。この感度設定部22は、通常状態では、低感度に設定されており、太陽光などの非火災要因によって炎検知部21が発報しないようにしてある。
【0012】
25は無線受信部で、人体検知センサ10からの無線の侵入信号を受信する。26は無線送信部で、炎検知部21が炎を検知した時、火災信号を受信機30に無線で送信する。27はカメラ部、28は照明部であり、無線受信部25が侵入信号を受信した時に、制御部29によって起動するように制御される。なお、監視カメラからなるカメラ部27は、その撮像範囲が、炎検知部21の監視範囲を含むように設置されている。火災検知時には、無線送信部26により火災信号と共に、カメラ部27で撮像した画像信号が受信機30へ送られる。
【0013】
この炎センサ20においては、制御部29によって各ブロック21〜28が制御され、制御部29は、人体検知センサ10から侵入信号を受信した時、感度設定部22の感度を高感度に切り替えるように制御する。
【0014】
続いて、受信機30の構成について説明する。受信機30は、防護すべき建造物1の近辺の建物5などの常時は人が在中している場所に設置される。受信機30は、人体検知センサ10からの侵入信号と炎センサからの火災信号を受信する無線受信部31を備え、これら火災信号と侵入信号とを受信した時、放火と判断する。32は移報部で、放火と判断した時、放火信号を所定の携帯端末に移報するものである。移報部32には、建造物1の管理者が所持している携帯電話の電話番号が登録されている。33は制御部で、無線移報部31及び移報部32を制御する。
【0015】
次に、本システムにおいて、放火が行われる場合について説明する。両センサ10,20は、日中は太陽電池13,23によって発電された電気によって電源が供給されており、夜間においては、電源部14,24の充電池によって電源が供給されている。
【0016】
まず、建造物1に放火犯が近づくと、人体検知センサ10の人体検知部11が放火犯を検出し、無線送信部12が無線で侵入信号を、炎センサ20と受信機30に送信する。炎センサ20の無線受信部25は、侵入信号を受信すると、感度設定部22の感度を高感度に切り替えるように制御する。この切替により、炎検知部21は、いち早く放火犯が建造物1へ着火した炎を検出できる。なお、炎センサ20が複数台設置されている時には、作動した人体検知センサ10の近傍に設けられ、侵入信号を受信した炎センサ20は全て感度が高感度に切り替えられる。
【0017】
また、炎センサ20の無線受信部25が侵入信号を受信した時には、カメラ部27と照明部28とを起動するよう制御する。カメラ部27の起動により、炎検知部21が監視する範囲が撮像される。なお、放火は通常、夜間など人目のつかない時間帯に行われるので、照明部28を起動して建造物1の周辺を明るくすることで、正常に監視範囲を撮像できる。
【0018】
そして、炎検知部21が炎を検知すると、無線送信部26が火災信号を受信機30に送信する。また無線送信部26は、カメラ部27で撮像した画像も同時に受信機30へ送信する。
【0019】
受信機30の無線受信部31では、人体検知センサ10からの侵入信号と、炎センサ20からの火災信号の2つの信号を受信すると、放火と判断し、図示しない警報部を作動させて、放火が行われたことを警報する。また図示しない表示部に、カメラ部27が撮像した画像を表示させる。これにより、建造物1に対する火災状況を把握できると共に、放火犯の犯行現場を確認できる。
【0020】
受信機30は、放火と判断すると、移報部32が、放火信号を管理者の携帯端末に移報する。これにより管理者は、建物5から離れて受信機30の近くにいなくても、建造物1で放火が行われたことを知ることができる。
【0021】
なお放火信号を管理者だけでなく、消防署や警察署に移報するようにしてもよい。この場合、放火信号と共に建造物1の位置を特定できる情報も送れるようにする。また各センサの電源を太陽電池から得るようにしたが、電線を介して電源を供給するようにしても良いし、また乾電池などで駆動させてもよい。なお人体検知センサの監視視野は、炎センサの監視視野の外側に設けるようにしてもよい。このようにすると、防火対象物の離れた所から火種を投げ込まれても、人体検知センサの監視視野が大きいので、放火犯を検知することができる。
【0022】
このように本発明の放火検知システムにおいては、センサ10,20は太陽電池及び電源部によって電源が供給され、また無線送信部によって、火災信号などの異常信号を送信するので、電源供給用や信号送出用の電線が不要となる。このため重要文化財など、防護対象物に直接センサを設置できない場合のシステムを構築するのに有効となる。
【0023】
【発明の効果】
本発明は以上のように構成され、侵入信号を受信した時に、炎センサの感度を高感度に切り替えるように制御するので、通常は低感度に設定しておくことができ、屋外に設置しても、誤報が生じにくい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の放火検知システムのブロック図である。
【図2】本発明の放火検知システムの概略図である。
【符号の説明】
10 人体センサ、 11 人体検知部、 12 無線送信部、
13 太陽電池、 14 電源部、 15 制御部、 20 炎センサ、
21 炎検知部、 22 感度設定部、 23 太陽電池、
24 電源部、 25 無線受信部、26 無線送信部、 27 カメラ部、
28 照明部、 29 制御部、 30 受信機、 31 無線受信部、
32 移報部、

Claims (4)

  1. 炎検知部を有する炎センサと、人体検知部を有する人体センサと、該人体センサに設けられ、前記人体検知部が人体を検知したとき、侵入信号を送信する送信部とを備えた放火検知システムにおいて、
    前記炎センサは、前記炎検知部の感度を、通常状態では低感度に設定する感度設定部と、前記侵入信号を受信する受信部とを備え
    前記炎センサの前記受信部が、前記侵入信号を受信したとき、前記感度設定部の感度を、前記低感度から高感度に切り替えるように制御することを特徴とする放火検知システム。
  2. 前記炎センサに、カメラ部と照明部とを設け、前記受信部が前記侵入信号を受信したときに、該カメラ部と照明部とを起動するよう制御することを特徴とする請求項1記載の放火検知システム。
  3. 前記炎センサの監視視野内に防護すべき建造物が収まるように、前記炎センサを、前記建造物の周りに設け、前記人体検知センサの監視視野を、前記炎センサの監視視野の外側に設けるようにしたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の放火検知システム。
  4. 前記感度設定部は、前記炎検知部が太陽光によって発報しないように、前記低感度に設定されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3いずれかに記載の放火検知システム。
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