JP2004013617A - 照明装置及びそれを用いた遠隔監視システム - Google Patents
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Abstract
【課題】低コストで導入することができると共に遠隔操作が可能な遠隔監視システムを提供する。
【解決手段】遠隔監視システム1は、照明装置10と、ホームサーバ20と、センターサーバ40と、端末装置50と、ホームサーバ20から端末装置50をセンターサーバ40を介して接続するISP30とから構成されている。照明装置10とホームサーバ20とは、既設の電力線11を通じて接続され、照明装置10には、事象変化検出手段としての人体感知センサ12と撮像手段としてのカメラ13とが備えられている。人体感知センサ12で検出された不法侵入者の画像は、カメラ13で撮像され、制御ユニット14から電力線11を通じてホームサーバ20に送られる。ホームサーバ20は、適宜センターサーバ40と接続し、端末装置50に撮像した画像を送信する。照明装置10に人体感知センサ12とカメラ13とが備えられ、電力線11を介して通信をおこなうため、既存の設備を利用することができ、低コストで導入することができる。
【選択図】 図1
【解決手段】遠隔監視システム1は、照明装置10と、ホームサーバ20と、センターサーバ40と、端末装置50と、ホームサーバ20から端末装置50をセンターサーバ40を介して接続するISP30とから構成されている。照明装置10とホームサーバ20とは、既設の電力線11を通じて接続され、照明装置10には、事象変化検出手段としての人体感知センサ12と撮像手段としてのカメラ13とが備えられている。人体感知センサ12で検出された不法侵入者の画像は、カメラ13で撮像され、制御ユニット14から電力線11を通じてホームサーバ20に送られる。ホームサーバ20は、適宜センターサーバ40と接続し、端末装置50に撮像した画像を送信する。照明装置10に人体感知センサ12とカメラ13とが備えられ、電力線11を介して通信をおこなうため、既存の設備を利用することができ、低コストで導入することができる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、屋内や屋外で使用される照明装置に関し、特に不法侵入者等が屋内等に侵入した場合にその侵入者等の画像を撮像して住人等に通報したり、遠方から屋内等の様子を監視したりすることができる照明装置及びそれを用いた遠隔監視システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、メディアの発達と電子機器の発展等により、遠隔地での監視等が安価且つ容易に行うことができるようになった一方で、空き巣等の犯罪が増加し、家庭の安全が脅かされつつあるのも事実である。また、一人暮らしの高齢者が増加し、離れて暮らす家族が万が一のときを考え、プライバシーに関する問題をクリアしたうえで高齢者の生活を監視したいという要望も強くなっている。
【0003】
このような現状の中、特に、屋内等に不法侵入者が侵入した場合に、住人等が速やかに対処することができるように提案されたセキュリティーシステムが知られている。このようなセキュリティーシステムは、例えば屋内に設置されたセンサで不法侵入者の存在を感知等した場合に、警備会社に通報したり、警報音を鳴らしたり、カメラ等の撮像装置で不法侵入者の画像を記録したりするものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このようなセキュリティーシステムでは、センサ等の装置を設置したり、配線工事を行ったりしなければ稼動することができないものであり、利用者にとって高コストになることがある。また、ペット等を感知等して誤作動を起こし、近隣の住人や警備会社等に多大な迷惑をかける場合もある。更に、撮像装置を備える場合に、遠方から屋内等の様子を確認したり、記録画像を確認したりしたいという要望もある。
【0005】
この発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、低コストで導入することができると共に遠隔操作が可能な照明装置及びそれを用いた遠隔監視システムを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る照明装置は、照明灯と、この照明灯の点灯制御を行う制御ユニットとを備えた照明装置であって、監視空間の事象変化を検出する事象変化検出手段、及び前記監視空間を撮像する撮像手段が前記制御ユニットに取り付けられ、前記制御ユニットは、電力線から電力を供給されて前記事象変化検出手段、前記撮像手段及び前記照明灯に電力を供給すると共に、少なくとも前記事象変化検出手段が前記監視空間の事象変化を検出した際に前記撮像手段が前記監視空間を撮像して得られた画像情報を前記電力線を介して送信する通信制御手段を備えたものであることを特徴とする。
【0007】
この発明の照明装置によれば、照明装置に取り付けられた照明灯の点灯制御を行う制御ユニットに、事象変化検出手段と撮像手段とが取り付けられているため、照明装置を屋内等に設置するだけで監視空間の事象変化を検出し撮像することが可能となる。また、制御ユニットは、監視空間を撮像して得られた画像情報を電力線を介して送信する通信制御手段を備えるため、新たに配線工事等を行わずに画像情報の送信が可能となる。これにより、低コストで監視空間の監視を行うことができる。
【0008】
この発明に係る遠隔監視システムは、上記照明装置と、この照明装置と電力線を介して接続されるホームサーバと、このホームサーバと通信回線を介して接続されると共に、画像情報の表示手段を備えた端末装置とを備え、前記撮像装置が撮像して得られた画像情報は、前記ホームサーバを介して前記端末装置に伝送され前記表示手段に表示されるようにしたことを特徴とする。
【0009】
この発明の遠隔監視システムによれば、照明装置に事象変化検出手段及び撮像手段を備え、事象変化検出手段が監視空間の事象変化(例えば、不法侵入者等)を検出した場合に撮像手段が作動して監視空間の画像を撮像し、撮像した画像を照明装置から電力線を介してホームサーバに伝送し、一時保管すると共に、保管した画像をホームサーバから端末装置に転送して端末装置で確認することができると共に、端末装置からホームサーバを介して照明装置に制御信号を送信し、撮像手段や照明灯の制御を行うことが可能となる。事象変化検出手段や撮像手段が予め照明装置に備えられ、ホームサーバとの通信を電力線を介して行うため、遠隔監視システムを実現するための装置等の新規設置工事や専用通信回線等の配線工事が不要となる。これにより、低コストで遠隔監視システムを導入することが可能となる。また、遠方から端末装置を用いて照明装置を制御することができるので、任意に撮像手段を作動させて撮像された画像を確認したり、照明灯の点灯・消灯等の制御を行うことが可能となる。
【0010】
なお、照明装置の制御ユニットは、照明装置のオン/オフ用のスイッチを介して電力を供給される度に照明灯のオン/オフを制御する制御手段を備えたものであることが好ましく、この場合、制御ユニットの通信制御手段は、電力線を介して情報を受信する機能を有し、制御ユニットの制御手段は、受信された情報に基づいて各部を制御するものであることが好ましい。
【0011】
また、遠隔監視システムは、ホームサーバと通信回線を介して接続されるセンターサーバを更に備え、端末装置は、センターサーバを介してホームサーバと接続されることが好ましい。センターサーバを介することで、セキュリティー保護の強化を図ることができる。
【0012】
また、照明装置と電力線との間に配置されて照明装置をオン/オフする常時オン型のスイッチを含むようにすると良い。こうすれば、スイッチオフ時以外は照明装置に電力が供給されるため、事象変化検出手段及び撮像手段に電力供給を続けることができる。
【0013】
また、端末装置は、携帯電話、PDA(Personal Digital Assistance)及びノート型PC等の携帯情報端末であることが好ましい。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、添付の図面を参照して、この発明の実施の形態を説明する。
図1は、この発明の一実施形態に係る遠隔監視システムの基本構成を示す構成図である。
遠隔監視システム1は、屋内や屋外(以下、「屋内等」と呼ぶ。)に設置される照明装置10と、この照明装置10と電力線11を介して接続されるホームサーバ20と、このホームサーバ20と通信手段としてのインターネットサービスプロバイダ(以下、「ISP」と呼ぶ。)30等を介して接続されるセンターサーバ40と、このセンターサーバ40と同じくISP30等を介して接続される端末装置50とから構成されている。
【0015】
照明装置10は、屋内等を照明する照明灯19と、事象変化検出手段としての赤外線センサ等の人体感知センサ12と、撮像手段としてのCCDセンサ、CMOSセンサ等のカメラ13と、これら照明灯19、人体感知センサ12及びカメラ13への電力供給を司ると共に照明装置10全体を制御する制御ユニット14とから構成されている。なお、制御ユニット14は、この例では引掛けシーリングローゼット15に内蔵されたものとし、人体感知センサ12及びカメラ13は、照明装置10の笠部16の縁部16aに直接取り付けられたものとする。一方、ホームサーバ20は、その電源プラグ21が埋込コンセント22に接続され、電力線11を介して照明装置10と電気的に接続されたものである。なお、ホームサーバ20は、新規ホームサーバ装置を導入しない場合は、例えば通常のパーソナルコンピュータに遠隔監視システム1の制御用OSをインストールしたもので代用するようにしても良い。
【0016】
照明装置10は、例えばマンション等の住居やオフィス等の社屋の屋内や屋外の照明設置場所に設置され、ホームサーバ20は、屋内の所定場所に設置されている。ホームサーバ20は、電気通信回線等を通じて通信手段としてのISP30を介してセンターサーバ40に接続されている。センターサーバ40は、同様にISP30を介して携帯電話、PDA及びノート型PC等の携帯情報端末を含む端末装置50にも接続されている。
【0017】
このように構成された遠隔監視システム1では、照明装置10の人体感知センサ12が侵入者100の侵入を検出すると、カメラ13が作動してその画像を撮像する。カメラ13で撮像された画像は、制御ユニット14内で画像処理され、画像データとして電力線11を通じて埋込コンセント22に接続された電源プラグ21を介してホームサーバ20に送信される。送信された画像データは、ホームサーバ20内に一時的に保管されると共に、ホームサーバ20は、保管した画像データを電気通信回線等を介して接続されたISP30経由でセンターサーバ40に転送する。
【0018】
こうして画像データを受信したセンターサーバ40は、ISP30を介して端末装置50に画像データを送信する。端末装置50では、送信された画像データを端末装置のモニタ等で確認することができると共に、ISP30を介してセンターサーバ40に照明装置10の制御命令を送ることができる。例えば、端末装置50から照明灯19を消灯する命令を送った場合は、その制御信号はISP30を介してセンターサーバ40に送信され、センターサーバ40で該当するホームサーバ20を適宜選択し、選択したホームサーバ20にISP30を介して制御信号を送信する。制御信号を受信したホームサーバ20は、電源プラグ21及び埋込コンセント22経由で電力線11を通じてその制御信号を制御ユニット14に送信する。制御ユニット14は、受信した制御信号に基づき照明灯19を消灯させる。
【0019】
また、端末装置50からカメラ13で撮像する命令を送った場合は、上記と同様の経路で制御ユニット14に制御信号が送信され、制御ユニット14は受信した制御信号に基づきカメラ13を作動させる。このように、この遠隔監視システム1では、端末装置50側へ画像データを送信して侵入者の侵入等を通知するだけでなく、端末装置50側から制御信号を送信して照明装置10を制御することができる。なお、例えば人体感知センサ12には、瞬間検知機能と遅延検知機能とが備えられているため、遠隔監視システム1のペット等による誤作動を防止することが可能である。
【0020】
図2は、制御ユニット14の内部構成を示すブロック図である。
制御ユニット14は、カメラ13により撮像された画像データを圧縮処理等する画像処理回路61と、この画像処理回路61で圧縮された画像データを一時記憶する画像メモリ62と、ホームサーバ20とセンターサーバ40との間で画像データや制御信号の通信を行う通信制御回路63と、照明灯19や制御ユニット14への電力供給を制御する電源回路64と、これら画像処理回路61、通信制御回路63及び電源回路64の制御を行う制御手段としてのCPU65とを備えて構成されている。
【0021】
カメラ13で撮像された画像は、画像処理回路61に入力されている。入力された画像は、画像処理回路61でWebブラウザ閲覧形式の画像や携帯電話閲覧形式の画像等に適宜画像処理されると共に、送信される画像データとして圧縮が必要な場合は、圧縮処理が施される。なお、圧縮処理では、作業領域として画像メモリ62等を使用して圧縮作業を行い、圧縮画像データを作成する。この圧縮画像データのデータ形式としては、JPEG(Joint Photographic Experts Group)等が考えられる。
【0022】
人体感知センサ12からの検出信号は、CPU65に入力されている。人体感知センサ12で侵入者が検出されると、その検出信号は、CPU65に入力され、CPU65は、画像処理回路61で画像処理された画像データをホームサーバ20に送信すべく、通信制御回路63を介してホームサーバ20との通信を開始すると共に、照明灯19のリレースイッチ68を操作して照明灯19を点灯・消灯したり照度を変更したりする。
【0023】
また、CPU65は、通信制御回路63を介して端末装置50からの制御信号を受信した場合、各回路61,63,64やリレースイッチ68をその制御信号の内容に基づき制御する。なお、CPU65は、人体感知センサ12からの検出信号に基づき瞬間検知機能及び遅延検知機能に基づく判断処理を行う。瞬間検知機能は、人体感知センサ12からの検出信号に基づきCPU65が瞬間的に反応するものであるが、遅延検知機能は、人体感知センサ12からの検出信号をCPU65が入力してから所定時間内における検出信号の有無等によりCPU65が反応するものである。なお、CPU65は、これら瞬間検知機能と遅延検知機能との相違により、人体感知センサ12からの検出信号を適宜判断して各回路61,63,64やリレースイッチ68を制御するため、遠隔監視システム1の誤作動が起こり難い構造となっている。また、例えば制御ユニット14に明暗センサを内蔵するようにすると、照明装置10の周囲が暗い場合に照明灯19を自動点灯させることなどが可能になる。
【0024】
なお、電源回路64と電力線11との間には、スイッチ17が設けられている。スイッチ17は、制御ユニット14と電力線11とを常時接続状態にし、人体感知センサ12及びカメラ13に常時電力を供給するために設けられ、ここでは常時ON状態で押圧時のみOFF状態になるスイッチのことを指す。但し、常時ON状態にならないスイッチを適用した場合は、遠隔監視システム1を稼動させる際にスイッチが常時ON状態となるように予めセッティングすれば良い。
【0025】
CPU65は、このスイッチ17を押圧することにより変化する電源回路64への電力供給状態をモニタしてリレースイッチ68を制御すると共に、遠隔監視システム1のセキュリティー状態の起動と解除とを行う。例えば、図3に示すように、CPU65は、スイッチ17が予め設定された時間内で瞬間的にOFF状態になったことを検出すると(S1)、リレースイッチ68がOFF状態であるか否かを判断し(S2)、OFF状態である場合は照明灯19を点灯状態に保持し(S3)、OFF状態でない場合は照明灯19を消灯状態に保持させる(S4)などの制御を行い、照明灯19の点灯・消灯状態を変更させる。
【0026】
また、CPU65は、スイッチ17が予め設定された時間内で瞬間的且つ連続的にOFF状態になったことを検出すると、そのOFF状態の数をカウントし、カウントした数に合わせて照明灯19の照度を変更させたり、遠隔監視システム1の起動を行ったりすることも可能である。更に、CPU65は、スイッチ17が予め設定された時間以上にOFF状態であることを検出すると、遠隔監視システム1のセキュリティー状態を解除する。なお、スイッチ17としては、屋内等に設置された既存のスイッチを適用することができるため、配線工事等が不要となり、遠隔監視システム1の導入コストを下げることができる。また、電源回路64には、バックアップ電源が備えられ、停電等により電力線11からの電力供給が停止した場合でも、所定時間遠隔監視システム1を稼動状態にしておくことができる。
【0027】
このような制御ユニット14を備えた照明装置10から送信される画像データは、電力線11を通じてホームサーバ20に受信され一時保管される。この例では、制御ユニット14を備えた照明装置10とホームサーバ20とを既設の電力線11を使用して接続し、いわゆるPLC(Power Line Communication:電力線通信)により画像データや制御信号の送受信を行うため、遠隔監視システム1を導入する際のコストを下げることができる。こうしてホームサーバ20に保管された画像データは、ISP30を介してセンターサーバ40に送信され、センターサーバ40において保存される。
【0028】
これらホームサーバ20及びセンターサーバ40は、図4に示すように、照明装置10から送信された画像データ及び撮像日時等のステータス情報を記録する画像データベース(以下、「画像DB」と呼ぶ。)23,41と、端末装置50から送信された制御信号(以下、「ユーザ制御データ」と呼ぶ。)を記録するユーザ制御データ記録装置24,42とを備えており、適宜ISP30を介して画像データ等はホームサーバ20からセンターサーバ40へ、ユーザ制御データはセンターサーバ40からホームサーバ20へと双方向にこれらの情報の送受信を行う。この際に用いられるファイル送受信方式としては、FTP(File Transfer Protocol)等が最適である。なお、画像DB23,41には、設定により所定時間毎に撮像した画像データ等を蓄積しておくことができるため、端末装置50において後から特定の画像データのみを確認することなども可能である。
【0029】
以下に、このように構成された遠隔監視システム1の動作について、図5及び図6に示すフローチャートを用いて説明する。
居住者が外出するために遠隔監視システム1を稼動させる場合は、図5に示すように、まず、ホームサーバ20をON状態にし(S10)、端末装置50を携帯して、スイッチ17を瞬間的且つ連続的に所定回数押圧して遠隔監視システム1を稼動させる。制御ユニット14のCPU65は、スイッチ17のOFF状態の回数を検出し、居住者が外出するまでの所定時間内は人体感知センサ12からの検出信号を無視して誤作動を防止する。
【0030】
こうして起動された遠隔監視システム1の照明装置10において、人体感知センサ12が監視空間内において事象の変化を検出すると(S11)、CPU65は、不法侵入者であるか否かを判断し、不法侵入者でない場合は待機状態を維持する。一方、不法侵入者である場合は、カメラ13を作動させ(S12)、不法侵入者を撮像する。この際、照明灯19を点灯させて、撮像する画像をより明確なものとしたり、不法侵入者に威嚇を与えたりするようにしても良い。こうして撮像された画像は、画像処理回路61により、例えば圧縮された画像データに変換され、通信制御回路63により電力線11を通じてホームサーバ20へ送信される(S13)。
【0031】
画像データを受信したホームサーバ20は、画像DB23に画像データ及びステータス情報を記録すると共に、ISP30への接続を確立し(S14)、更にセンターサーバ40への接続要求を送信してセンターサーバ40との接続を確立する(S15)。センターサーバ40との接続を確立したら、認証を行い、ホームサーバ20からセンターサーバ40へ画像データ及びステータス情報(以下、「画像データ等」と呼ぶ。)を送信する(S16)。なお、認証方式としては、基本認証を使用することができる。この例では、ホームサーバ20と端末装置50とをISP30を介するのみで接続せずに、これらホームサーバ20と端末装置50との間にセンターサーバ40を介入させているが、これらサーバ20,40及び端末装置50で送受信される画像データ等には暗号化処理が施されているため、セキュリティーの安全性は確保されている。
【0032】
画像データ等を受信したセンターサーバ40は、受信した画像データ等を画像DB41に記録して蓄積すると共に、ISP30を介して端末装置50への接続を確立する(S17)。こうして、端末装置50との接続が確立されたら、センターサーバ40は、画像データ等を端末装置50に送信する(S18)。画像データ等を受信した端末装置50においては、カメラ13により撮像された画像及びステータス情報を確認することができる(S19)。
【0033】
このように、この遠隔監視システム1を稼動させておけば、外出している居住者は、外出先においても自動的に撮像された画像データを端末装置50で確認することができ、適切な対処を講じることが可能となる。また、照明装置10を玄関先などに設置すれば、留守中の来客等の画像をその都度記録することができるため、帰宅後や外出先でその画像を確認することが可能となる。
【0034】
また、居住者が外出先から屋内等の様子を確認する場合は、図6に示すように、まず、外出時にホームサーバ20をON状態にし(S20)、端末装置50を携帯して上述したように遠隔監視システム1を稼動させた後に外出する。そして、外出先において端末装置50からISP30を介してセンターサーバ40への接続を確立する(S21)。センターサーバ40への接続が確立したら、端末装置50において、例えばカメラ13を作動させる制御命令を実行する。これにより、端末装置50からカメラ13を作動させるユーザ制御データがセンターサーバ40に送信される(S22)。
【0035】
ユーザ制御データを受信したセンターサーバ40は、ユーザ制御データ記録装置42に受信したユーザ制御データを記録して蓄積すると共に、ISP30への接続を確立し(S23)、更にホームサーバ20への接続要求を送信してホームサーバ20との接続を確立する(S24)。ホームサーバ20との接続を確立したら、上述したように認証を行い、センターサーバ40からホームサーバ20へユーザ制御データを送信する(S25)。ユーザ制御データを受信したホームサーバ20は、受信したユーザ制御データをユーザ制御データ記録装置24に記録し、電力線11を通じて照明装置10の制御ユニット14に制御信号を送信する。
【0036】
ホームサーバ20からの制御信号を受信した制御ユニット14のCPU65は、カメラ13を作動させ、撮像を開始する(S26)。こうして撮像された画像は、上記ステップS13と同様に画像処理回路61及び通信制御回路63を介してホームサーバ20へ送信される(S27)。画像データを受信したホームサーバ20は、上記ステップS14と同様に画像DB23に画像データ等を一時保管してISP30への接続を確立する(S28)。そして、センターサーバ40との接続を確立し(S29)、画像データ等をセンターサーバ40へ送信する(S30)。センターサーバ40は、上記ステップS17と同様に、受信した画像データ等を画像DB41に記録して蓄積し、ISP30を介して端末装置50への接続を確立した後(S31)、端末装置50に画像データ等を送信する(S32)。こうして画像データ等を受信した端末装置50において、撮像された屋内の画像を確認することができる(S33)。
【0037】
このように、この遠隔監視システム1によれば、不法侵入者が屋内等に侵入した場合のみならず、任意に外出先からでも屋内等の様子を即座に確認することができるため、より確実な遠隔監視システムを実現することができる。また、この例の遠隔監視システム1では、既存の設備を使用して遠隔監視システムを導入することができるため、低コストで遠隔監視システムを実現することが可能となる。また、この遠隔監視システム1では、上述したような動作のみならず、例えばホームサーバ20、センターサーバ40及び端末装置50等の設定を変更することにより、適宜撮像した画像を証拠として保管すると共に印刷して出力したり、警察や警備会社に自動的に通報したりする動作も行うことができる。更に、この例では通信手段としてISP30を用いて説明したが、例えばLAN等を用いて遠隔監視システム1を実現するようにしても良い。
【0038】
【発明の効果】
以上述べたように、この発明の照明装置によれば、照明装置に取り付けられた照明灯の点灯制御を行う制御ユニットに、事象変化検出手段と撮像手段とが取り付けられているため、照明装置を屋内等に設置するだけで監視空間の事象変化を検出し撮像することが可能となる。また、制御ユニットは、監視空間を撮像して得られた画像情報を電力線を介して送信する通信制御手段を備えるため、新たに配線工事等を行わずに画像情報の送信が可能となる。これにより、低コストで監視空間の監視を行うことができる。
【0039】
また、この発明の遠隔監視システムによれば、照明装置に事象変化検出手段及び撮像手段を備え、事象変化検出手段が監視空間の事象変化(例えば、不法侵入者等)を検出した場合に撮像手段が作動して監視空間の画像を撮像し、撮像した画像を照明装置から電力線を介してホームサーバに伝送し、一時保管すると共に、保管した画像をホームサーバから端末装置に転送して端末装置で確認することができると共に、端末装置からホームサーバを介して照明装置に制御信号を送信し、撮像手段や照明灯の制御を行うことが可能となる。事象変化検出手段や撮像手段が予め照明装置に備えられ、ホームサーバとの通信を電力線を介して行うため、遠隔監視システムを実現するための装置等の新規設置工事や専用通信回線等の配線工事が不要となる。これにより、低コストで遠隔監視システムを導入することが可能となる。また、遠方から端末装置を用いて照明装置を制御することができるので、任意に撮像手段を作動させて撮像された画像を確認したり、照明灯の点灯・消灯等の制御を行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態に係る遠隔監視システムの基本構成を示す構成図である。
【図2】同遠隔監視システムの照明装置の制御ユニットの内部構成を示すブロック図である。
【図3】同制御ユニットのCPUによるスイッチON/OFFの判断処理を示すフローチャートである。
【図4】同遠隔監視システムのホームサーバ及びセンターサーバの内部を示すブロック図である。
【図5】同遠隔監視システムの動作を示すフローチャートである。
【図6】同遠隔監視システムの動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】1…遠隔監視システム、10…照明装置、11…電力線、12…人体感知センサ、13…カメラ、14…制御ユニット、15…引掛けシーリングローゼット、16…笠部、16a…縁部、17…スイッチ、19…照明灯、20…ホームサーバ、21…電源プラグ、22…埋込コンセント、23,41…画像DB、24,42…ユーザ制御データ記録装置、30…ISP、40…センターサーバ、50…端末装置、61…画像処理回路、62…画像メモリ、63…通信制御回路、64…電源回路、65…CPU、68…リレースイッチ。
【発明の属する技術分野】
この発明は、屋内や屋外で使用される照明装置に関し、特に不法侵入者等が屋内等に侵入した場合にその侵入者等の画像を撮像して住人等に通報したり、遠方から屋内等の様子を監視したりすることができる照明装置及びそれを用いた遠隔監視システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、メディアの発達と電子機器の発展等により、遠隔地での監視等が安価且つ容易に行うことができるようになった一方で、空き巣等の犯罪が増加し、家庭の安全が脅かされつつあるのも事実である。また、一人暮らしの高齢者が増加し、離れて暮らす家族が万が一のときを考え、プライバシーに関する問題をクリアしたうえで高齢者の生活を監視したいという要望も強くなっている。
【0003】
このような現状の中、特に、屋内等に不法侵入者が侵入した場合に、住人等が速やかに対処することができるように提案されたセキュリティーシステムが知られている。このようなセキュリティーシステムは、例えば屋内に設置されたセンサで不法侵入者の存在を感知等した場合に、警備会社に通報したり、警報音を鳴らしたり、カメラ等の撮像装置で不法侵入者の画像を記録したりするものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このようなセキュリティーシステムでは、センサ等の装置を設置したり、配線工事を行ったりしなければ稼動することができないものであり、利用者にとって高コストになることがある。また、ペット等を感知等して誤作動を起こし、近隣の住人や警備会社等に多大な迷惑をかける場合もある。更に、撮像装置を備える場合に、遠方から屋内等の様子を確認したり、記録画像を確認したりしたいという要望もある。
【0005】
この発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、低コストで導入することができると共に遠隔操作が可能な照明装置及びそれを用いた遠隔監視システムを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る照明装置は、照明灯と、この照明灯の点灯制御を行う制御ユニットとを備えた照明装置であって、監視空間の事象変化を検出する事象変化検出手段、及び前記監視空間を撮像する撮像手段が前記制御ユニットに取り付けられ、前記制御ユニットは、電力線から電力を供給されて前記事象変化検出手段、前記撮像手段及び前記照明灯に電力を供給すると共に、少なくとも前記事象変化検出手段が前記監視空間の事象変化を検出した際に前記撮像手段が前記監視空間を撮像して得られた画像情報を前記電力線を介して送信する通信制御手段を備えたものであることを特徴とする。
【0007】
この発明の照明装置によれば、照明装置に取り付けられた照明灯の点灯制御を行う制御ユニットに、事象変化検出手段と撮像手段とが取り付けられているため、照明装置を屋内等に設置するだけで監視空間の事象変化を検出し撮像することが可能となる。また、制御ユニットは、監視空間を撮像して得られた画像情報を電力線を介して送信する通信制御手段を備えるため、新たに配線工事等を行わずに画像情報の送信が可能となる。これにより、低コストで監視空間の監視を行うことができる。
【0008】
この発明に係る遠隔監視システムは、上記照明装置と、この照明装置と電力線を介して接続されるホームサーバと、このホームサーバと通信回線を介して接続されると共に、画像情報の表示手段を備えた端末装置とを備え、前記撮像装置が撮像して得られた画像情報は、前記ホームサーバを介して前記端末装置に伝送され前記表示手段に表示されるようにしたことを特徴とする。
【0009】
この発明の遠隔監視システムによれば、照明装置に事象変化検出手段及び撮像手段を備え、事象変化検出手段が監視空間の事象変化(例えば、不法侵入者等)を検出した場合に撮像手段が作動して監視空間の画像を撮像し、撮像した画像を照明装置から電力線を介してホームサーバに伝送し、一時保管すると共に、保管した画像をホームサーバから端末装置に転送して端末装置で確認することができると共に、端末装置からホームサーバを介して照明装置に制御信号を送信し、撮像手段や照明灯の制御を行うことが可能となる。事象変化検出手段や撮像手段が予め照明装置に備えられ、ホームサーバとの通信を電力線を介して行うため、遠隔監視システムを実現するための装置等の新規設置工事や専用通信回線等の配線工事が不要となる。これにより、低コストで遠隔監視システムを導入することが可能となる。また、遠方から端末装置を用いて照明装置を制御することができるので、任意に撮像手段を作動させて撮像された画像を確認したり、照明灯の点灯・消灯等の制御を行うことが可能となる。
【0010】
なお、照明装置の制御ユニットは、照明装置のオン/オフ用のスイッチを介して電力を供給される度に照明灯のオン/オフを制御する制御手段を備えたものであることが好ましく、この場合、制御ユニットの通信制御手段は、電力線を介して情報を受信する機能を有し、制御ユニットの制御手段は、受信された情報に基づいて各部を制御するものであることが好ましい。
【0011】
また、遠隔監視システムは、ホームサーバと通信回線を介して接続されるセンターサーバを更に備え、端末装置は、センターサーバを介してホームサーバと接続されることが好ましい。センターサーバを介することで、セキュリティー保護の強化を図ることができる。
【0012】
また、照明装置と電力線との間に配置されて照明装置をオン/オフする常時オン型のスイッチを含むようにすると良い。こうすれば、スイッチオフ時以外は照明装置に電力が供給されるため、事象変化検出手段及び撮像手段に電力供給を続けることができる。
【0013】
また、端末装置は、携帯電話、PDA(Personal Digital Assistance)及びノート型PC等の携帯情報端末であることが好ましい。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、添付の図面を参照して、この発明の実施の形態を説明する。
図1は、この発明の一実施形態に係る遠隔監視システムの基本構成を示す構成図である。
遠隔監視システム1は、屋内や屋外(以下、「屋内等」と呼ぶ。)に設置される照明装置10と、この照明装置10と電力線11を介して接続されるホームサーバ20と、このホームサーバ20と通信手段としてのインターネットサービスプロバイダ(以下、「ISP」と呼ぶ。)30等を介して接続されるセンターサーバ40と、このセンターサーバ40と同じくISP30等を介して接続される端末装置50とから構成されている。
【0015】
照明装置10は、屋内等を照明する照明灯19と、事象変化検出手段としての赤外線センサ等の人体感知センサ12と、撮像手段としてのCCDセンサ、CMOSセンサ等のカメラ13と、これら照明灯19、人体感知センサ12及びカメラ13への電力供給を司ると共に照明装置10全体を制御する制御ユニット14とから構成されている。なお、制御ユニット14は、この例では引掛けシーリングローゼット15に内蔵されたものとし、人体感知センサ12及びカメラ13は、照明装置10の笠部16の縁部16aに直接取り付けられたものとする。一方、ホームサーバ20は、その電源プラグ21が埋込コンセント22に接続され、電力線11を介して照明装置10と電気的に接続されたものである。なお、ホームサーバ20は、新規ホームサーバ装置を導入しない場合は、例えば通常のパーソナルコンピュータに遠隔監視システム1の制御用OSをインストールしたもので代用するようにしても良い。
【0016】
照明装置10は、例えばマンション等の住居やオフィス等の社屋の屋内や屋外の照明設置場所に設置され、ホームサーバ20は、屋内の所定場所に設置されている。ホームサーバ20は、電気通信回線等を通じて通信手段としてのISP30を介してセンターサーバ40に接続されている。センターサーバ40は、同様にISP30を介して携帯電話、PDA及びノート型PC等の携帯情報端末を含む端末装置50にも接続されている。
【0017】
このように構成された遠隔監視システム1では、照明装置10の人体感知センサ12が侵入者100の侵入を検出すると、カメラ13が作動してその画像を撮像する。カメラ13で撮像された画像は、制御ユニット14内で画像処理され、画像データとして電力線11を通じて埋込コンセント22に接続された電源プラグ21を介してホームサーバ20に送信される。送信された画像データは、ホームサーバ20内に一時的に保管されると共に、ホームサーバ20は、保管した画像データを電気通信回線等を介して接続されたISP30経由でセンターサーバ40に転送する。
【0018】
こうして画像データを受信したセンターサーバ40は、ISP30を介して端末装置50に画像データを送信する。端末装置50では、送信された画像データを端末装置のモニタ等で確認することができると共に、ISP30を介してセンターサーバ40に照明装置10の制御命令を送ることができる。例えば、端末装置50から照明灯19を消灯する命令を送った場合は、その制御信号はISP30を介してセンターサーバ40に送信され、センターサーバ40で該当するホームサーバ20を適宜選択し、選択したホームサーバ20にISP30を介して制御信号を送信する。制御信号を受信したホームサーバ20は、電源プラグ21及び埋込コンセント22経由で電力線11を通じてその制御信号を制御ユニット14に送信する。制御ユニット14は、受信した制御信号に基づき照明灯19を消灯させる。
【0019】
また、端末装置50からカメラ13で撮像する命令を送った場合は、上記と同様の経路で制御ユニット14に制御信号が送信され、制御ユニット14は受信した制御信号に基づきカメラ13を作動させる。このように、この遠隔監視システム1では、端末装置50側へ画像データを送信して侵入者の侵入等を通知するだけでなく、端末装置50側から制御信号を送信して照明装置10を制御することができる。なお、例えば人体感知センサ12には、瞬間検知機能と遅延検知機能とが備えられているため、遠隔監視システム1のペット等による誤作動を防止することが可能である。
【0020】
図2は、制御ユニット14の内部構成を示すブロック図である。
制御ユニット14は、カメラ13により撮像された画像データを圧縮処理等する画像処理回路61と、この画像処理回路61で圧縮された画像データを一時記憶する画像メモリ62と、ホームサーバ20とセンターサーバ40との間で画像データや制御信号の通信を行う通信制御回路63と、照明灯19や制御ユニット14への電力供給を制御する電源回路64と、これら画像処理回路61、通信制御回路63及び電源回路64の制御を行う制御手段としてのCPU65とを備えて構成されている。
【0021】
カメラ13で撮像された画像は、画像処理回路61に入力されている。入力された画像は、画像処理回路61でWebブラウザ閲覧形式の画像や携帯電話閲覧形式の画像等に適宜画像処理されると共に、送信される画像データとして圧縮が必要な場合は、圧縮処理が施される。なお、圧縮処理では、作業領域として画像メモリ62等を使用して圧縮作業を行い、圧縮画像データを作成する。この圧縮画像データのデータ形式としては、JPEG(Joint Photographic Experts Group)等が考えられる。
【0022】
人体感知センサ12からの検出信号は、CPU65に入力されている。人体感知センサ12で侵入者が検出されると、その検出信号は、CPU65に入力され、CPU65は、画像処理回路61で画像処理された画像データをホームサーバ20に送信すべく、通信制御回路63を介してホームサーバ20との通信を開始すると共に、照明灯19のリレースイッチ68を操作して照明灯19を点灯・消灯したり照度を変更したりする。
【0023】
また、CPU65は、通信制御回路63を介して端末装置50からの制御信号を受信した場合、各回路61,63,64やリレースイッチ68をその制御信号の内容に基づき制御する。なお、CPU65は、人体感知センサ12からの検出信号に基づき瞬間検知機能及び遅延検知機能に基づく判断処理を行う。瞬間検知機能は、人体感知センサ12からの検出信号に基づきCPU65が瞬間的に反応するものであるが、遅延検知機能は、人体感知センサ12からの検出信号をCPU65が入力してから所定時間内における検出信号の有無等によりCPU65が反応するものである。なお、CPU65は、これら瞬間検知機能と遅延検知機能との相違により、人体感知センサ12からの検出信号を適宜判断して各回路61,63,64やリレースイッチ68を制御するため、遠隔監視システム1の誤作動が起こり難い構造となっている。また、例えば制御ユニット14に明暗センサを内蔵するようにすると、照明装置10の周囲が暗い場合に照明灯19を自動点灯させることなどが可能になる。
【0024】
なお、電源回路64と電力線11との間には、スイッチ17が設けられている。スイッチ17は、制御ユニット14と電力線11とを常時接続状態にし、人体感知センサ12及びカメラ13に常時電力を供給するために設けられ、ここでは常時ON状態で押圧時のみOFF状態になるスイッチのことを指す。但し、常時ON状態にならないスイッチを適用した場合は、遠隔監視システム1を稼動させる際にスイッチが常時ON状態となるように予めセッティングすれば良い。
【0025】
CPU65は、このスイッチ17を押圧することにより変化する電源回路64への電力供給状態をモニタしてリレースイッチ68を制御すると共に、遠隔監視システム1のセキュリティー状態の起動と解除とを行う。例えば、図3に示すように、CPU65は、スイッチ17が予め設定された時間内で瞬間的にOFF状態になったことを検出すると(S1)、リレースイッチ68がOFF状態であるか否かを判断し(S2)、OFF状態である場合は照明灯19を点灯状態に保持し(S3)、OFF状態でない場合は照明灯19を消灯状態に保持させる(S4)などの制御を行い、照明灯19の点灯・消灯状態を変更させる。
【0026】
また、CPU65は、スイッチ17が予め設定された時間内で瞬間的且つ連続的にOFF状態になったことを検出すると、そのOFF状態の数をカウントし、カウントした数に合わせて照明灯19の照度を変更させたり、遠隔監視システム1の起動を行ったりすることも可能である。更に、CPU65は、スイッチ17が予め設定された時間以上にOFF状態であることを検出すると、遠隔監視システム1のセキュリティー状態を解除する。なお、スイッチ17としては、屋内等に設置された既存のスイッチを適用することができるため、配線工事等が不要となり、遠隔監視システム1の導入コストを下げることができる。また、電源回路64には、バックアップ電源が備えられ、停電等により電力線11からの電力供給が停止した場合でも、所定時間遠隔監視システム1を稼動状態にしておくことができる。
【0027】
このような制御ユニット14を備えた照明装置10から送信される画像データは、電力線11を通じてホームサーバ20に受信され一時保管される。この例では、制御ユニット14を備えた照明装置10とホームサーバ20とを既設の電力線11を使用して接続し、いわゆるPLC(Power Line Communication:電力線通信)により画像データや制御信号の送受信を行うため、遠隔監視システム1を導入する際のコストを下げることができる。こうしてホームサーバ20に保管された画像データは、ISP30を介してセンターサーバ40に送信され、センターサーバ40において保存される。
【0028】
これらホームサーバ20及びセンターサーバ40は、図4に示すように、照明装置10から送信された画像データ及び撮像日時等のステータス情報を記録する画像データベース(以下、「画像DB」と呼ぶ。)23,41と、端末装置50から送信された制御信号(以下、「ユーザ制御データ」と呼ぶ。)を記録するユーザ制御データ記録装置24,42とを備えており、適宜ISP30を介して画像データ等はホームサーバ20からセンターサーバ40へ、ユーザ制御データはセンターサーバ40からホームサーバ20へと双方向にこれらの情報の送受信を行う。この際に用いられるファイル送受信方式としては、FTP(File Transfer Protocol)等が最適である。なお、画像DB23,41には、設定により所定時間毎に撮像した画像データ等を蓄積しておくことができるため、端末装置50において後から特定の画像データのみを確認することなども可能である。
【0029】
以下に、このように構成された遠隔監視システム1の動作について、図5及び図6に示すフローチャートを用いて説明する。
居住者が外出するために遠隔監視システム1を稼動させる場合は、図5に示すように、まず、ホームサーバ20をON状態にし(S10)、端末装置50を携帯して、スイッチ17を瞬間的且つ連続的に所定回数押圧して遠隔監視システム1を稼動させる。制御ユニット14のCPU65は、スイッチ17のOFF状態の回数を検出し、居住者が外出するまでの所定時間内は人体感知センサ12からの検出信号を無視して誤作動を防止する。
【0030】
こうして起動された遠隔監視システム1の照明装置10において、人体感知センサ12が監視空間内において事象の変化を検出すると(S11)、CPU65は、不法侵入者であるか否かを判断し、不法侵入者でない場合は待機状態を維持する。一方、不法侵入者である場合は、カメラ13を作動させ(S12)、不法侵入者を撮像する。この際、照明灯19を点灯させて、撮像する画像をより明確なものとしたり、不法侵入者に威嚇を与えたりするようにしても良い。こうして撮像された画像は、画像処理回路61により、例えば圧縮された画像データに変換され、通信制御回路63により電力線11を通じてホームサーバ20へ送信される(S13)。
【0031】
画像データを受信したホームサーバ20は、画像DB23に画像データ及びステータス情報を記録すると共に、ISP30への接続を確立し(S14)、更にセンターサーバ40への接続要求を送信してセンターサーバ40との接続を確立する(S15)。センターサーバ40との接続を確立したら、認証を行い、ホームサーバ20からセンターサーバ40へ画像データ及びステータス情報(以下、「画像データ等」と呼ぶ。)を送信する(S16)。なお、認証方式としては、基本認証を使用することができる。この例では、ホームサーバ20と端末装置50とをISP30を介するのみで接続せずに、これらホームサーバ20と端末装置50との間にセンターサーバ40を介入させているが、これらサーバ20,40及び端末装置50で送受信される画像データ等には暗号化処理が施されているため、セキュリティーの安全性は確保されている。
【0032】
画像データ等を受信したセンターサーバ40は、受信した画像データ等を画像DB41に記録して蓄積すると共に、ISP30を介して端末装置50への接続を確立する(S17)。こうして、端末装置50との接続が確立されたら、センターサーバ40は、画像データ等を端末装置50に送信する(S18)。画像データ等を受信した端末装置50においては、カメラ13により撮像された画像及びステータス情報を確認することができる(S19)。
【0033】
このように、この遠隔監視システム1を稼動させておけば、外出している居住者は、外出先においても自動的に撮像された画像データを端末装置50で確認することができ、適切な対処を講じることが可能となる。また、照明装置10を玄関先などに設置すれば、留守中の来客等の画像をその都度記録することができるため、帰宅後や外出先でその画像を確認することが可能となる。
【0034】
また、居住者が外出先から屋内等の様子を確認する場合は、図6に示すように、まず、外出時にホームサーバ20をON状態にし(S20)、端末装置50を携帯して上述したように遠隔監視システム1を稼動させた後に外出する。そして、外出先において端末装置50からISP30を介してセンターサーバ40への接続を確立する(S21)。センターサーバ40への接続が確立したら、端末装置50において、例えばカメラ13を作動させる制御命令を実行する。これにより、端末装置50からカメラ13を作動させるユーザ制御データがセンターサーバ40に送信される(S22)。
【0035】
ユーザ制御データを受信したセンターサーバ40は、ユーザ制御データ記録装置42に受信したユーザ制御データを記録して蓄積すると共に、ISP30への接続を確立し(S23)、更にホームサーバ20への接続要求を送信してホームサーバ20との接続を確立する(S24)。ホームサーバ20との接続を確立したら、上述したように認証を行い、センターサーバ40からホームサーバ20へユーザ制御データを送信する(S25)。ユーザ制御データを受信したホームサーバ20は、受信したユーザ制御データをユーザ制御データ記録装置24に記録し、電力線11を通じて照明装置10の制御ユニット14に制御信号を送信する。
【0036】
ホームサーバ20からの制御信号を受信した制御ユニット14のCPU65は、カメラ13を作動させ、撮像を開始する(S26)。こうして撮像された画像は、上記ステップS13と同様に画像処理回路61及び通信制御回路63を介してホームサーバ20へ送信される(S27)。画像データを受信したホームサーバ20は、上記ステップS14と同様に画像DB23に画像データ等を一時保管してISP30への接続を確立する(S28)。そして、センターサーバ40との接続を確立し(S29)、画像データ等をセンターサーバ40へ送信する(S30)。センターサーバ40は、上記ステップS17と同様に、受信した画像データ等を画像DB41に記録して蓄積し、ISP30を介して端末装置50への接続を確立した後(S31)、端末装置50に画像データ等を送信する(S32)。こうして画像データ等を受信した端末装置50において、撮像された屋内の画像を確認することができる(S33)。
【0037】
このように、この遠隔監視システム1によれば、不法侵入者が屋内等に侵入した場合のみならず、任意に外出先からでも屋内等の様子を即座に確認することができるため、より確実な遠隔監視システムを実現することができる。また、この例の遠隔監視システム1では、既存の設備を使用して遠隔監視システムを導入することができるため、低コストで遠隔監視システムを実現することが可能となる。また、この遠隔監視システム1では、上述したような動作のみならず、例えばホームサーバ20、センターサーバ40及び端末装置50等の設定を変更することにより、適宜撮像した画像を証拠として保管すると共に印刷して出力したり、警察や警備会社に自動的に通報したりする動作も行うことができる。更に、この例では通信手段としてISP30を用いて説明したが、例えばLAN等を用いて遠隔監視システム1を実現するようにしても良い。
【0038】
【発明の効果】
以上述べたように、この発明の照明装置によれば、照明装置に取り付けられた照明灯の点灯制御を行う制御ユニットに、事象変化検出手段と撮像手段とが取り付けられているため、照明装置を屋内等に設置するだけで監視空間の事象変化を検出し撮像することが可能となる。また、制御ユニットは、監視空間を撮像して得られた画像情報を電力線を介して送信する通信制御手段を備えるため、新たに配線工事等を行わずに画像情報の送信が可能となる。これにより、低コストで監視空間の監視を行うことができる。
【0039】
また、この発明の遠隔監視システムによれば、照明装置に事象変化検出手段及び撮像手段を備え、事象変化検出手段が監視空間の事象変化(例えば、不法侵入者等)を検出した場合に撮像手段が作動して監視空間の画像を撮像し、撮像した画像を照明装置から電力線を介してホームサーバに伝送し、一時保管すると共に、保管した画像をホームサーバから端末装置に転送して端末装置で確認することができると共に、端末装置からホームサーバを介して照明装置に制御信号を送信し、撮像手段や照明灯の制御を行うことが可能となる。事象変化検出手段や撮像手段が予め照明装置に備えられ、ホームサーバとの通信を電力線を介して行うため、遠隔監視システムを実現するための装置等の新規設置工事や専用通信回線等の配線工事が不要となる。これにより、低コストで遠隔監視システムを導入することが可能となる。また、遠方から端末装置を用いて照明装置を制御することができるので、任意に撮像手段を作動させて撮像された画像を確認したり、照明灯の点灯・消灯等の制御を行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態に係る遠隔監視システムの基本構成を示す構成図である。
【図2】同遠隔監視システムの照明装置の制御ユニットの内部構成を示すブロック図である。
【図3】同制御ユニットのCPUによるスイッチON/OFFの判断処理を示すフローチャートである。
【図4】同遠隔監視システムのホームサーバ及びセンターサーバの内部を示すブロック図である。
【図5】同遠隔監視システムの動作を示すフローチャートである。
【図6】同遠隔監視システムの動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】1…遠隔監視システム、10…照明装置、11…電力線、12…人体感知センサ、13…カメラ、14…制御ユニット、15…引掛けシーリングローゼット、16…笠部、16a…縁部、17…スイッチ、19…照明灯、20…ホームサーバ、21…電源プラグ、22…埋込コンセント、23,41…画像DB、24,42…ユーザ制御データ記録装置、30…ISP、40…センターサーバ、50…端末装置、61…画像処理回路、62…画像メモリ、63…通信制御回路、64…電源回路、65…CPU、68…リレースイッチ。
Claims (7)
- 照明灯と、この照明灯の点灯制御を行う制御ユニットとを備えた照明装置であって、
監視空間の事象変化を検出する事象変化検出手段、及び前記監視空間を撮像する撮像手段が前記制御ユニットに取り付けられ、
前記制御ユニットは、電力線から電力を供給されて前記事象変化検出手段、前記撮像手段及び前記照明灯に電力を供給すると共に、少なくとも前記事象変化検出手段が前記監視空間の事象変化を検出した際に前記撮像手段が前記監視空間を撮像して得られた画像情報を前記電力線を介して送信する通信制御手段を備えたものである
ことを特徴とする照明装置。 - 前記制御ユニットは、照明装置のオン/オフ用のスイッチを介して電力を供給される度に前記照明灯のオン/オフを制御する制御手段を備えたものであることを特徴とする請求項1記載の照明装置。
- 前記制御ユニットの通信制御手段は、前記電力線を介して情報を受信する機能を有し、
前記制御ユニットの制御手段は、前記受信された情報に基づいて各部を制御するものである
ことを特徴とする請求項2記載の照明装置。 - 請求項1〜3のいずれか1項に記載された照明装置と、
この照明装置と電力線を介して接続されるホームサーバと、
このホームサーバと通信回線を介して接続されると共に、画像情報の表示手段を備えた端末装置とを備え、
前記撮像装置が撮像して得られた画像情報は、前記ホームサーバを介して前記端末装置に伝送され前記表示手段に表示されるようにした
ことを特徴とする遠隔監視システム。 - 前記ホームサーバと前記通信回線を介して接続されるセンターサーバを更に備え、
前記端末装置は、前記センターサーバを介して前記ホームサーバと接続される
ことを特徴とする請求項4記載の遠隔監視システム。 - 前記照明装置と電力線との間に配置されて前記照明装置をオン/オフする常時オン型のスイッチを含むことを特徴とする請求項4又は5記載の遠隔監視システム。
- 前記端末装置は、携帯電話、PDA(Personal Digital Assistance)及びノート型PC等の携帯情報端末であることを特徴とする請求項4〜6のいずれか1項記載の遠隔監視システム。
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