JP2008162159A - 印字装置 - Google Patents

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達也 武川
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Abstract

【課題】装置自体の小型化を図ることができるとともに印字媒体の搬送を確実に行うこと。
【解決手段】搬送路を構成する印字装置100の上面112に配置されたプラテン部120の前後に、前ガイド220及び後ガイド230を設ける。プラテン部120上方には、印字ヘッド130が配設され、搬送方向と直交する方向で移動し、プラテン部120上の通帳に印字する。プラテン部120上において、前後ガイド220,230の間の隙間のうち一方の側部の上方に可動ガイド300が配置され、他方の側部の上方には、印字ヘッド130の先端部に設けられた中央ガイド210が配置される。可動ガイド300は、後ガイド230の側方から、プラテン部120上へ、搬送方向に沿って上昇してから下降して、プラテン部120上に移動する。
【選択図】図1

Description

本発明は、通帳などの冊子状又はシート状の印字媒体を印字位置に搬送して印字する印字装置に関する。
金融機関等で使用される自動取引装置に設けられる印字装置は、前方の挿入口から挿入される通帳を、プラテン及びプラテン上方で搬送方向とは直交する方向に移動制御される印字ヘッドとの印字位置に搬送し、印字後、印字位置の後方または前方に搬送する。
このような印字装置では、通帳における挿入方向側の端部(以下、「先端部」という)が、折れや浮き上がりにより、上に反った状態で搬送されることによって発生するジャムを防ぐため、搬送路の上側にガイドを設けて通帳をスムーズに搬送させている。なお、印字装置に挿入される通帳において、装置の前方つまり排出方向側の端部を以下「後端部」という。
従来の印字装置では、プラテンを挟み、通帳を挿入する一方の側に、前方の搬送路の上面を仕切る前固定上側ガイドが配置され、他方の側に、後方の搬送路の上面を仕切る後固定上側ガイドが配置されている。
また、従来の印字装置では、両前後固定上側ガイドの間、つまり、印字位置に配置されたプラテン上で移動自在の印字ヘッドの先端部に、印字位置前後の両前後固定ガイド間の空間部を塞ぐ程度の移動ガイドが設けられている。この移動ガイドによって、プラテン上に位置する通帳の端部(先端部又は後端部)が前方向又は後方向に移動する際に、上に反り返った端部が前後固定上側ガイドにおいて進行方向側の一方に掛止することにより発生するジャムが防止されている。
しかしながら、この構成では、通帳の端部がプラテン上から前後方に移動した際に発生するジャムを防止するためには、両前後固定上側ガイド間の空間部全面を極力塞ぐ幅の移動ガイドを印字ヘッドに取り付ける必要が生じる。
よって、両前後固定上側ガイド間の空間部全面を極力塞ぐ幅の移動ガイドを印字ヘッドに備える構成では、印字ヘッド全体が大形で重量化し、印字ヘッドを移動させる駆動部の負担が大きくなるという問題がある。また、移動ガイドは印字ヘッドととともに移動するため、移動ガイドが取り付けられた印字ヘッド全体の移動幅も大きくなり、印字装置自体も大きくする必要が生じるという問題がある。
これに対して、特許文献1は、上記構成の印字装置において、移動ガイドの幅を搬送路の幅より小さくして、媒体における先端部の一方を、プラテン上から前後固定上側ガイドへガイドし、他方をプリンタシャッタによりガイドしている。
このプリンタシャッタは、前後固定上側ガイド間の橋渡しを行うものであり、印字媒体が印字位置まで吸入及び印字後に排出搬送されるときは、前後固定上側ガイド間に配置されることで印字媒体の他方上に位置し、印字中は、搬送路上を水平に回動して、後方の搬送路を形成する部位内の退避位置に位置する。
ところで、特許文献1の印字装置では、プリンタシャッタは水平方向に回動してプラテン上に配置されるため、プリンタシャッタの回動時に、プラテン上に位置する印字媒体の端部が上方に反っている場合、印字媒体と干渉してジャムを引き起こす可能性がある。
よって、プラテン上に印字媒体が位置する場合、印字媒体を一旦印字位置から退避させてプリンタシャッタを印字位置上に移動させた後、再び印字媒体を印字位置に搬送する動作を行うため、処理時間がかかるという問題がある。
これに対して、特許文献2では、プリンタシャッタを、平行リンク機構によって、搬送路の側方から移動させて、搬送路上の印字位置であるプラテン上に位置する印字媒体の他方の端部を上から押して、媒体をガイドするシャッタ機構部を備えた印字装置が開示されている。
すなわち、特許文献2では、搬送路上の印字位置、言い換えれば、プラテン上に位置する媒体の他方の端部は、上方から移動するプリンタシャッタによって前後固定上側ガイドにガイドされる。このため、媒体の他方の端部がプラテン上に位置する場合でも、プリンタシャッタを水平方向に移動させる構成と比較して、媒体の端部と干渉して発生するジャムを減少させることができる。
特許第2771492号公報 特開平9−39326号公報
しかしながら、特許文献2の構成では、平行リンク機構を有するシャッタ機構部を搬送路の側方に配置して、搬送路に対して直交する方向に沿ってプリンタシャッタを移動させるため、印字装置自体を大きくしてしまうという問題がある。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、装置の小型化を図ることができるとともにプラテン上を含み搬送路におけるジャムを発生させることなく印字媒体の搬送を確実に行うことができる印字装置を提供することを目的とする。
本発明の印字装置は、搬送路で搬送される印字媒体に対して、前記搬送路の途中の印字位置で、搬送方向と直交する方向に移動する印字ヘッドによって印字を行う印字装置であって、前記印字ヘッドに対し前記印字媒体の搬送方向の前後に配置され、前記搬送路の上面を構成する前側ガイド部及び後側ガイド部と、前記搬送方向の前後の一方側から、前記印字媒体の搬送方向に沿って前記搬送路上を上方に移動した後で降下して前記印字位置上方の前記前側ガイド部及び後側ガイド部間に位置する可動ガイド部とを有し、前記可動ガイド部は、前記印字位置に位置する前記印字媒体の先端又は後端が、前記前側ガイド部及び後側ガイド部のうち進行方向側のガイド部の下方に入る前に、前記前側ガイド部及び後側ガイド部間に位置して、前記印字媒体の先端又は後端を上方から押さえる構成を採る。
以上説明したように、本発明によれば、装置の小型化や可動ガイド部を動作させるとき印字媒体の退避が不要で処理速度の向上を図ることができるとともにジャムの発生を減少させて印字媒体の搬送を確実に行うことができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係る印字装置の構成を示す斜視図、図2は、同印字装置の平面図である。ここでは、印字装置は、金融機関等で使用される自動取引装置に設けられ、図示しない挿入口から挿入された通帳に印字するものとして説明する。なお、印字装置により印字される印字媒体としては、通帳でなくてもよく、帳票など、シート状または冊子状の用紙であってもよい。また、通帳の挿入を、ここでは、印字装置側における通帳の吸入ともいう。
図1及び図2に示す印字装置100では、装置本体110の上面に通帳Tの搬送路が形成され、この搬送路の途中にプラテン部120が配設されている。印字装置100では、プラテン部120の一方側から通帳T(図2参照)を矢印A方向に搬送してプラテン部120上にて、印字ヘッド130により印字する。
ここでは、印字装置100に通帳Tが挿入される側であるプラテン部120の一方側を、搬送路におけるプラテン部120及び印字ヘッド130の配置位置(印字位置)を基準として装置の前側といい、印字ヘッド120に対して挿入側とは反対側を装置の後側という。また、搬送路において、挿入方向(矢印A方向)を後方、挿入方向とは逆の排出方向を前方という。
また、以下では、印字装置100における左右は、印字装置100に挿入して印字される、印字媒体である通帳(用紙)の挿入方向(吸入方向)からみた場合、つまり、印字装置100を正面視した場合の左右として用いる。
印字装置100における搬送路は、装置本体110の上面112と、この上面112の一部に配設されたプラテン部120の表面122と、プラテン部120上方の印字ヘッド130に設けられた中央ガイド210と、装置本体の上面と対向配置された前ガイド220及び後ガイド230と、可動ガイド300とにより仕切られることによって形成されている。
また、印字装置100では、印字ヘッド130の後側に図示しないページ捲り装置などが配置され、後側に搬送された通帳に対してページ捲り等の処理が行われる。例えば、印字位置であるプラテン部120上に搬送された通帳に対して印字ヘッド130が印字し、印字が次ページまで及ぶ際に、通帳を印字ヘッドの後方に搬送して、ページ捲り装置がページ捲り処理を行う。
プラテン部120は、装置本体110に対し、上下動自在に設けられており、プラテン部120の表面122は、装置本体110の上面112と略面一の位置から、上方に平行移動する。
ここでは、プラテン部120の下部は、装置本体内に上下動自在に配置されたプラテンラック123に接合されている。
このプラテンラック123は、装置本体110内に備えるプラテン駆動モータ124から、プラテン駆動モータ124の回転軸に取り付けられたピニオン124a及びプラテン駆動ギア部の各ギア125a〜124dを介して動力が伝達される。
すなわち、プラテン駆動モータ124の回転駆動によって、ピニオン124a、プラテン駆動ギア部のギア125a〜125cは回転して、ギア125cと同軸に設けられたギア125dと歯合するプラテンラック123は上下動する。
プラテンラック123の上下動によって、プラテン部120は印字媒体の厚さに応じて上下動され、プラテン部120の表面に対向配置される印字ヘッド130と印字媒体である通帳とのクリアランスを一定に保持する。なお、プラテン駆動モータ124は制御部400により駆動制御される。
このプラテン部120の表面122に対して、印字ヘッド130が、その先端部132を対向させた状態で、図示しないキャリッジに搭載されている。このキャリッジによって、印字ヘッド130は、プラテン部120の長手方向、つまり、搬送方向と直交する方向に移動する。なお、キャリッジを介した印字ヘッド130の移動は、制御部400により制御される。
プラテン部120を挟む装置本体110の上面112には、印字ヘッド130に対して前側に、前ガイド220が配置され、印字ヘッド130に対して後側に、後ガイド230が配置されている。
これら前ガイド(前側ガイド部)220及び後ガイド(後側ガイド部)230は、それぞれ平板状に形成されており、略同一の水平面上に配置されている。これら前ガイド220及び後ガイド230(以下、「前後ガイド220,230」と、もいう)は、装置本体110の上面と対向する面で通帳の搬送路の上側を仕切っている。
これら前後ガイド220,230において、搬送方向で互いに対向する端部221,231は、それぞれ上方に傾斜するテーパ状をなし、搬送路に搬送される通帳Tの端部T1(T2)を下面側に案内、つまり搬送路内に案内する。
前後ガイド220,230には、それぞれ搬送路内に連通する開口部222,232が形成され、これら開口部222,232内に、搬送路内の通帳を搬送する搬送ローラ141が回転自在に配置されている。
詳細には、前後ガイド220,230における開口部222,232を介して搬送ローラ141の外周の一部が搬送路内に配置され、装置本体110の上面112から突出する従動ローラ141a(図3参照)の外周の一部と当接している。なお、従動ローラ141aは、装置本体110内に、搬送ローラ141と平行な回転軸で回転し、且つ、搬送ローラ141側に付勢された状態で、搬送ロータ141に対して接離自在に配設されている。この従動ローラ141aは、搬送路の通帳Tの厚みに対応して下方に移動し、搬送ローラ141との間で通帳Tを挟む。
搬送ローラ141は、搬送路において、従動ローラ141aとで、吸入した通帳などの用紙を挟持した状態で回転することによって、当該用紙を搬送方向である挿入方向(後方向)または排出方向(前方向)に移動させる。
搬送ローラ141は、それぞれ、搬送方向と直交し、且つ水平方向に延在するローラ軸142に固定されている。ローラ軸142は、装置本体110を挟み、且つ、搬送方向に沿って配置された側板114,116間に回転自在に取り付けられている。
また、これらローラ軸142は、側板116に挿通された一方の端部にそれぞれローラプーリ143が取り付けられ、これらローラプーリ143には駆動ベルト144が巻回されている。
また、この駆動ベルト144は、図示しない搬送用モータのタイミングプーリに歯合しており、搬送用モータの回転駆動によって周方向に回転し、これにより、それぞれのローラ軸142を一様に同一方向に回転させる。
言い換えれば、搬送モータの駆動によって、駆動ベルト144を介して搬送ローラ141が回転し、搬送路における通帳を後方である挿入方向(矢印A方向)または前方である排出方向に搬送する。なお、図示しない搬送用モータは、制御部400により駆動制御される。
前ガイド220には、前ガイド220と装置本体110の上面112との間の搬送路を通過する通帳を検出する用紙センサ150の受光部151が取り付けられている。
この受光部151は、搬送路を挟んで装置本体110に対向配置された発光部152とともに用紙センサ150を構成し、発光部152からの光を、搬送路を通過する通帳が遮った際に、通帳の通過を検出して、その検出情報を制御部400に出力する。
この用紙センサ150は、印字装置100において、通帳の挿入を検知するとともに、搬送ローラ141によって、搬送路上の通帳を、プラテン部120及び印字ヘッドにより印字を行う印字位置まで送り出す際の基準を検出するものである。
つまり、この用紙センサ150によって通帳の挿入が検出された場合、制御部400では、搬送路において用紙センサ位置に通帳の進行方向側の端部が位置するものとして、通帳において印字すべき位置がプラテン部120上に位置するように、搬送用モータを駆動して通帳を送り出す。
前ガイド220における後ガイド230と搬送方向で対向する端部(以下「後端部」という)221において、左右の一端側に、搬送方向で対向する可動ガイド300と係合する切欠部224が形成されている。
具体的には、切欠部224は前ガイド220の左側端部に形成され、前ガイド220において用紙センサ150の受光部151と搬送方向に沿って並ぶ位置に配置されている。
この切欠部224は、後ガイド230の左側に配置された可動ガイド300と搬送方向で対向し、プラテン部120上に位置した可動ガイド300の先端部301と係合する。
このようにプラテン部120及び印字ヘッド130が配置された印字位置の搬送方向の前後では、印字媒体である通帳は、装置本体110の上面112と、前後ガイド220,230によって、通帳の上面側で規制された状態で搬送される。つまり、通帳の進行方向側の端部T1,T2が上に反り上がった状態でも、進行方向側に位置する前後ガイド220,230によって押さえられる。
特に、印字媒体が、通帳のような冊子状媒体である場合、冊子を開いて印字するため、開いたページの端部が上方に反り返り易くなるが、装置本体110上における前後ガイド220,230により、端部の反り返りは規制される。
プラテン部120上方の空間(隙間S)には、印字ヘッド130の先端部に設けられた中央ガイド部210と、可動する可動ガイド300が配置される。
これらプラテン部120上の中央ガイド210及び可動ガイド300について詳細に説明する。
中央ガイド210は、印字ヘッド130の先端部に、プラテン部120の表面122に対向して設けられている。この中央ガイド210は、搬送路においてプラテン部120及び印字ヘッド130が配設された印字位置に位置する通帳の一側方側の側端部(図では左側角部)T11,T21を押さえて、印字位置からの通帳の搬送方向への移動を案内する。ここでは、中央ガイド210は、印字装置100に搬送される通帳の、印字装置100の右側に位置する側端部(図では右側角部)T11,T21を押さえる。
また、中央ガイド210は、プラテン部120の上方において印字ヘッド130の移動範囲である隙間S、つまり、前後ガイド部間の隙間Sを、搬送方向で略閉塞する長さを有する。この中央ガイド210の搬送方向と直交する水平方向の長さ、言い換えれば左右の幅は、左右方向に移動する印字ヘッド130の印字可能な領域を確保した長さである。具体的には、中央ガイド210の左右幅は、装置本体110の左右幅よりも小さい。
この中央ガイド210は、可動ガイド300とともに、隙間S上に位置する通帳の先端部T1或いは後端部T2の左右の側端部T11、T21,T12,T22を上方から押さえる。
可動ガイド300は、装置本体110の上に、後ガイド230とともに、前ガイド220と搬送方向で向かい合う位置、ここでは、装置本体110の左側部の上方に配置されている。
可動ガイド300は、装置本体110に、前後ガイド220,230が位置する水平レベルと略同等の水平レベルにおけるプラテン部120上の位置と、プラテン部120上から退避した位置とを搬送方向に沿って移動自在に取り付けられている。
可動ガイド300がプラテン部120上に位置した場合、プラテン部120の上方における隙間Sの一側部(ここでは、左側部)側を閉じている。このため可動ガイド300がプラテン部120上に位置した状態を「可動ガイド閉」状態ともいい、可動ガイド300が退避位置に位置した状態を、「可動ガイド開」状態ともいう。
なお、図1及び図2では、可動ガイド300は、プラテン部120上から退避した位置としての、後ガイド230の側方の当該後ガイド230と並ぶ位置(印字領域から退避した「退避位置」ともいう)に配置されている。
具体的に、可動ガイド300は、搬送方向に延在する平板状をなし、搬送方向の長さは、プラテン部120上における隙間Sの搬送方向の長さ、つまり、前後ガイド間の長さよりも長い。ここでは、プラテン部120上に位置した際に、プラテン部120上における隙間Sの左側を閉塞する。
この可動ガイド300の先端部301は、後ガイド230における前端部231、つまり、前ガイド220に対峙する後ガイド230の前端部231と同様に、上方に傾斜するテーパが付けられている。
可動ガイド300の後端部302には、軸支持部304,305によって搬送方向と直交し且つ水平な方向に支持されたガイド軸303が設けられている。
軸支持部304,305は、ここでは、可動ガイドの後端部302の両側から上方に突出して互いに対向して設けられた一対のリブ304,305であり、ガイド軸303は、リブ304,305のそれぞれを、搬送方向と直交し且つ水平方向に挿通させた状態で固定されている。
このガイド軸303の両端部は、装置本体110側に設けられたガイド受け部160よって搬送方向、つまり前後方向に移動自在に支持されている。
ガイド受け部160は、可動ガイド300の両側に対向して配置されるとともに互いに搬送方向に延在する一対のレール部材161,162を有する。
これらレール部材161,162のそれぞれには、搬送方向と平行に形成されたスリット161a,162aが形成され。これらスリット161a,162aには、ガイド軸303の両端部がそれぞれ摺動自在に遊嵌されている。
なお、ガイド受け部160の一方のレール部材162は、後ガイド230における、可動ガイド300と水平方向で隣り合う側端部(左側端部)の上面に、左側端縁に沿って設けられている。
また、ガイド受け部160の他方のレール部材161は、印字装置100の左の側板114に直交して、後ガイド230と同一の水平面に取り付けられたフランジ163に形成されている。フランジ163では、レール部材161は、可動ガイド300と水平方向で隣り合う端部から上方に突出して設けられ、レール部材162と対向する。
レール部材161は、可動ガイド300のリブ305に対向しており、レール部材162は、可動ガイド300のリブ304に対向している。
他方のレール部材161における後側の端部161bには、レール部材161,162間で前後方向(搬送方向)に移動する可動ガイド300における後端部302のリブ305を検出する可動ガイド位置センサ170が取り付けられている。
可動ガイド位置センサ170は、リブ305を検出して、可動ガイド300がプラテン部120上の隙間Sに隣接した、後ガイド230の側方で並ぶ位置に位置していることを検出する。
なお、この可動ガイド位置センサ170により検出された情報は、制御部400に出力される。この可動ガイド位置センサ170からの情報を用いて、制御部400は、可動ガイド300がプラテン部120上からの退避位置、つまり、可動ガイド300の先端部301が後ガイド230の前端部231に水平方向で並ぶ位置であるデフォルト位置に位置していることを検出する。
この可動ガイド300は、先端部301側で、装置本体110の側方に配置されたレバー320の先端部323に連結ピン324を介して回動自在に連結されている。
可動ガイド300は、レバー320、可動ガイド駆動ギア326、ガイドモータ330モータギア332等を有する可動ガイド駆動機構部(以下、「可動機構部」という)350によって可動される。なお、可動機構部350は、可動ガイド300及び中央ガイド210とともにプラテン部120上の用紙を案内するプラテンガイド装置を構成している。
レバー320の先端部323は、退避位置に位置している可動ガイド300に対し、先端部323をガイド側に傾斜して装置本体110の上面112から突出させた状態で連結されている。
このレバー320は、基端部321で、装置本体110内に設けられた可動ガイド駆動モータ(以下、「ガイドモータ」という)330に接続されている。このガイドモータ330の駆動により、レバー320は、基端部321を中心に回転して、先端部323が回動する。
ここでは、レバー320は、先端部323を装置本体110の上面から上方に突出させた状態で、その基端部321で、装置本体110の一方の側面、ここでは、左側面に回動自在に取り付けられている。
レバー320の基端部321には、当該レバー320の回転軸325と同軸の可動ガイド駆動ギア326が接合され、この可動ガイド駆動ギア326には、ガイドモータ330の回転軸に設けられたモータギア332が歯合されている。
なお、本実施の形態では、これらレバー320、可動ガイド駆動ギア326、ガイドモータ330の回転軸は互いに平行な回転軸で回転するものとしている。このため、装置本体110に、これらレバー320、可動ガイド駆動ギア326、ガイドモータ330を設ける際に、各要素320,326,330の回転軸は互いに交わる方向に交差することなく配置される。よって、これら各要素320,326,330を介してガイドモータ330からの動力をレバー320に伝達させる機構を容易な構成でコンパクトに設けることができる。
また、レバー320の回転軸325は、プラテン部120を駆動させる機構を避けつつ、プラテン部120の鉛直下方に位置されている。つまり、レバー230は、その回動中心を、装置本体110を側方からみて、プラテン部120の搬送方向の中心を通る鉛直平面に近接して配置されている。
これにより円弧状の軌道で移動するレバー320の先端部323は、プラテン部120の真上の位置において、鉛直下方のプラテン部120の表面122から最も離間する位置している。
なお、可動ガイド300を移動させる可動機構部350は、装置本体110において、レバー320を介してプラテン部120を動作させる機構とは反対の側部側に配置されている。
つまり、図1及び図2に示すように、可動ガイド駆動ギア326、モータギア332及
びガイドモータ330は、装置本体110において、レバー320が配設されている側部(ここでは、左側部)側に配置されている。なお、装置本体110の右側部には、ピニオン124a、プラテン駆動ギア部の各ギア125a〜124c及びプラテン駆動モータ124が配設されている。
ガイドモータ330の駆動により、モータギア332、可動ガイド駆動ギア326を介して、レバー320が回動し、このレバー320の搬送方向に沿った回動によって、装置本体110の上を、上方向の動きを伴いつつ搬送方向に移動する。つまり、可動ガイド300は、搬送方向の後側から、搬送方向に沿って搬送路上を上方に移動した後で降下して前後ガイド220,230間の位置に移動する。
別言すれば、このレバー320の回動によって、可動ガイド300の先端部301は、後ガイド230側に左側で並ぶデフォルト位置(退避位置)と、デフォルト位置と略水平面上に位置するプラテン部120上の位置との間を、搬送方向、詳細には前後方向に沿って円弧状に移動する。
具体的に、後ガイド230の前側の端部と並ぶ位置に位置する可動ガイド300の先端部301は、レバー320が装置の前方に回動すると、レバー320の先端と同様の軌道で上方に円弧状に移動した後で、前ガイド220の切欠部224を閉塞する。
なお、ガイドモータ330の駆動は、搬送用モータ(図示省略)、プラテン駆動モータ124等とともに、制御部400によって制御される。
制御部400は、印字装置100における各部の制御を行うものであり、図示しない操作パネルから入力される情報を用いて、搬送用モータ、プラテン駆動モータ124及びガイドモータ330を含む印字装置100の各機構を駆動制御して、通帳に対する印字を行わせる。
特に、制御部400は、搬送用モータの駆動を制御することによって、搬送ローラ141による搬送路での通帳の搬送量を調整する。例えば、搬送用モータとして、入力信号パルス数に比例した回転角度を出力するパルスモータを用い、制御部400は、搬送量に対応したパルス数を搬送用モータに指令する。
搬送用モータは、入力される指令パルス数に対応して所定角度回転し、この回転に対応して駆動ベルト144、ローラプーリ144及びローラ軸142を介して搬送ローラ141を回転する。これにより搬送ローラ141は、搬送用モータへの指令パルス数に対応して通帳を搬送方向に送り出すこととなる。
ここでは、制御部400は、用紙センサ150の位置を基準として挿入方向に送り出す通帳Tの搬送量に対応する所定の指令パルス数を、搬送用モータに出力して、装置本体110の上面112における用紙の搬送方向への搬送量、つまり搬送位置を制御する。
例えば、制御部400は、用紙センサ150から印字位置までの搬送量に対応する指令パルス数をNpとしている。
また、制御部400は、中央ガイド210から後ガイド230に入る位置、言い換えれば差し掛かる前の位置までの搬送量を、用紙センサ150の位置から中央ガイド210の後端側端部近傍と後ガイド230の前側端部との間の搬送量とし、この搬送量に対応する指令パルス数をXp〜Ypとしている。
さらに、制御部400は、用紙センサ150の位置から前ガイド220の後端部221までの搬送量に対応するパルス数をMpとしている。
制御部400は、可動ガイド300を動作させるにあたり、搬送用モータに出力したパルス数をカウントして、通帳の先端が後ガイド230に入る前の状態、つまり、後ガイド230に差し掛かる前の状態(例えば、Xp〜Ypの範囲)、又は通帳の後端が前ガイド220から出ている状態(例えば、Mp以上)を判定する。
次に、印字装置100における可動ガイドの動作を、用紙に印字を行う場合の動作とともに説明する。
図3〜図13は、可動ガイドの動作の説明に供する印字装置の側面図である。
まず、印字装置100において、印字される用紙である通帳が印字装置100に吸入される前では、図3に示すように、可動ガイド300は、「可動ガイド閉」状態、つまり、プラテン部120上に位置して、前後ガイド220,230とともに連続した搬送路の上面を形成する。
このようにプラテン部120上に位置する可動ガイド300では、先端部301が前ガイド220の切欠部224と係合することにより切欠部224内に配置され、後端部303は、側面視して後ガイド230の前側の端部231を含む部位と重なる。
このため、印字装置110の上面112上の搬送路における左側部分では、前ガイド220、可動ガイド300及び後ガイド230によって上面が連続する状態となる。なお、この状態の場合、印字ヘッド130は、プラテン部120上において、可動ガイド300と干渉しない装置本体110の右側に配置されている。
図4に示すように、通帳Tが吸入され、用紙センサ150により、吸入された通帳Tの進行方向側の端部(ここでは、先端部T1)が検出された状態では、可動ガイド300はプラテン部120上で閉状態のままとなっている。
そして、図5に示すように、通帳Tが印字位置であるプラテン部120上まで吸入されるまで、可動ガイド300は、プラテン部120上に位置され、通帳Tの先端部T1の左側端部T12における一方の端部T3(図2参照)の上に位置する。
次いで、印字ヘッド130により用紙に印字する場合、図6に示すように、可動ガイド300は、プラテン部120上から後ガイド230側方の位置(退避位置)に移動して印字位置から退避する。このように可動ガイド300がプラテン部120上から退避した「可動ガイド開」状態で、印字ヘッド130は、印字位置まで吸入した用紙に対して印字を行う。
このように、可動ガイド300は、通帳Tが投入されてから印字位置にて印字されるまでの間は、プラテン部120上に位置(閉状態)し、搬送方向に沿った通帳における一方の端部(ここでは、通帳の左側端部)を上方から押さえる。
つまり、可動ガイド300は、通帳における先端部T1(図2参照)の一方の側端部T12を含む用紙の一方の側端部T3に対して、搬送方向への位置決めを行う。このとき、通帳における先端部T1の他方の端部T11を含む用紙の他方の側端部T4は、印字ヘッド130の中央ガイド210によって、上方から押さえられ、搬送方向への位置決めされている。
また、印字が終了しておらず、搬送路における通帳Tの端部(用紙の先端)T1に後ガイド230が差しかかる場合、図7に示すように、可動ガイド300は、退避位置から移動してプラテン部120上に位置する。このとき、可動ガイド300の先端部301は、レバー320の回動に追従して、前後ガイド220,230と略同一水平面から上昇してから下降する軌道で前ガイド220の切欠部224に係合する。
つまり、可動ガイド300は、プラテン部120上に位置する通帳Tの端部T1に対しして、搬送方向に沿って上方から押さえるように、通帳Tの端部T1上に配置される。
よって、可動ガイド300が移動して、プラテン部120上における通帳Tの先端部T1の一端部(右側端部)T11を、通帳Tの進行方向側の後ガイド230に干渉させることなく、後ガイド230の下方の位置に案内させることができる。
また、搬送路における用紙の端部(用紙の先端部T1)が後ガイド230の下方に入った場合、図8に示すように、可動ガイド300は、プラテン部120上から後ガイド230側の退避位置に移動する。
つまり、移動ガイド300は、通帳Tの先端部T1を後ガイド230下方に案内した後、後ガイド230の側方の位置に移動してプラテン部120及び印字ヘッド130が配置された印字位置から退避する。この後、印字装置100では、改行した用紙に対して印字が行われる。
次に、印字終了後等、用紙の端部(用紙の後端)T2(図2参照)が前ガイド220から出たところ、言い換えれば、通帳Tの後端部T2(図2参照)が前ガイド220の下方の位置から外れ、プラテン部120上に位置したところから通帳Tの排出を行う場合について説明する。
この場合では、可動ガイド300は、図9〜図11に示すように、退避位置から、プラテン部120上の位置に移動する。図10は、可動ガイド300が、退避位置からプラテン部120上の位置へ移動中である状態を示している。
そして、可動ガイド300が、プラテン部120上に移動して閉状態となった後、排出方向に搬送される通帳Tの後端部T2(図2参照)は、図11に示すように、前ガイドの下方に位置し、更に排出動作が行われる。
この用紙排出動作の際に、搬送される通帳Tの進行方向側の端部、つまり後端部T2が前ガイド220の下方に入った場合、図12に示すように、可動ガイド300は、用紙排出中、つまり通帳排出中において、開状態にする動作、つまり、退避位置へ移動する。つまり、図12に示すように、用紙排出動作と、可動ガイドの開動作とを並行に行う。
可動ガイドが退避位置に移動した後、更に通帳(用紙)Tを排出する(図13参照)。
このように本実施の形態の印字装置100では、可動ガイド300は、搬送路において、印字位置であるプラテン部120上より後方に位置する後ガイド230の側方から、搬送方向に沿って、上方に向かって上昇してから下降してプラテン部120上に移動する。
つまり、プラテン部120上に通帳T等の用紙における進行方向側の端部T1(T2)が位置する場合、可動ガイド300は搬送方向に沿って移動して、通帳Tの端部T1(T2)に対して上方から押さえて端部T1(T2)の上方への反りを規制する。
よって、可動ガイド300は、プラテン部120上に位置する通帳Tの端部T1(T2)が、前後ガイド220,230のうち進行方向側に位置するガイドに差し掛かる前に、上方で規制して、進行方向側に位置する前後ガイド220,230の一方の下方に円滑に案内することができる。
より具体的には、印字位置に位置する通帳Tの先端部T1が、吸引方向である挿入方向に搬送されて、後ガイド230に入る前、つまり、後ガイド230の下方に位置する前(後ガイド230に差し掛かる前)に、可動ガイド300は、先端部T1を上方から押さえる。このとき、可動ガイド300は、後ガイド230と連続した状態でプラテン部120上に位置するため、進行方向(挿入方向)に移動する通帳T1を後ガイド230へ円滑に案内する。
また、後端部T2がプラテン部120上に位置する通帳Tを排出方向に移動する場合、印字位置に位置する通帳Tの後端部T2が排出方向に移動して、前ガイド220に入る前、つまり、前ガイド220の下方に位置する前(前ガイド220に差し掛かる前)に、可動ガイド300は、後端部T2を上方から押さえる。このとき、可動ガイド300は、前ガイド220と連続した状態でプラテン部120上に位置するため、排出方向(挿入方向と反対方向)に移動する通帳T1を前ガイド220へ円滑に案内する。
また、可動ガイド300は、水平方向に動作するとともに上下方向に動作してプラテン部120の上方に移動する。このため、可動ガイド300は、印字位置であるプラテン部120の上方への移動時に、プラテン部120上に位置する通帳の端部T1,T2の一方と干渉することなく移動する。
これにより、従来と異なり、水平に移動してプラテン部120上の通帳と干渉してジャムが発生する恐れがない。また、従来と異なり、印字位置へシャッタを移動させるために、用紙Tを印字位置から退避させる動作を行う必要がない。
また、印字装置100では、可動ガイド300は、レバー320、可動ガイド駆動ギア326、モータギア332及びガイドモータ330等を有する可動機構部350により回転される。
これら可動ガイド300を可動させる可動機構部350では、レバー320、可動ガイド駆動ギア326及びモータギア332は、装置本体110の側面(ここでは左側面)に沿って配置され、ガイドモータ330は、装置本体110内に配設されている。また、レバー320は、装置本体110の右側面に沿って配置された板状部材からなり、右側面に沿って回動自在に設けられている。
すなわち、可動ガイド300を可動させる可動機構部350は、上面112に搬送路が形成された装置本体110の一側面に沿った部位のみを配置スペースとして用いているとともに、可動ガイド300を、装置本体110の上面112上で移動させている。
このため、印字装置100では、装置本体110の周囲に、可動機構部350を配置するための広い占有スペース、特に、駆動源となるガイドモータ330等の設置スペースを設ける必要がない。
また、可動ガイド300は、装置本体110の上面112上を、印字位置後方の後ガイド230に並ぶ退避位置からプラテン部120上の隙間Sに移動するため、装置本体110の占有領域外に、可動ガイド300の移動するためのスペースを設ける必要がない。
これにより、可動ガイド300及び可動機構部350の可動領域を含む占有スペースをコンパクト化することができ、印字装置100自体のコンパクト化を図ることができる。
特にレバー320の厚みを極力薄い平板状に形成した場合、印字装置100自体の横幅、言い換えれば、搬送方向と直交する水平方向の長さを、装置本体110の幅に近づけることができる。これにより、可動ガイド300及び可動機構部350は印字装置100に更に実装しやすいものとなる。
また、印字装置100における可動ガイド300の搬送方向の長さは、プラテン部120上における隙間Sの搬送方向の長さよりも長い。これにより、プラテン部120上から退避した退避位置からプラテン部120上に移動する際に、退避位置側のガイド(ここでは、後ガイド230)の前端部231とは、常に一部が水平方向に並ぶ状態で移動する。そして、可動ガイド300の先端部301が切欠部224に係合することで、可動ガイド300は、退避位置とは反対側のガイド(ここでは前ガイド220)に搬送方向で連続する。
すなわち、可動ガイド300は、退避位置からプラテン部120上への移動中においても、プラテン部120上と一方の前後ガイド220,230(ここでは後ガイド230)との間の上方を規制できる。
図14は、上記構成を有する本実施の形態に係る印字装置100において、媒体案内の動作を含む印字動作の一例を説明するフローチャートである。
まず、ステップS1では、印字装置100では、制御部400は、印字する用紙、ここでは通帳がセットされた状態で、図示しない挿入キーの押下を検出してステップS2に移行する。なお、挿入キーの押下の検出は、通帳がセットされた時点で検出するようにしてもよいし、別途、操作キーの操作を介して制御部400に入力されるようにしてもよい。
ステップS2では、制御部400は、ガイドモータ330を駆動して可動ガイド300をプラテン部120上に移動させて、プラテン部120上において用紙(通帳T)の一端部が通過する空間(隙間S)を閉塞して(図3参照)、ステップS3に移行する。
ステップS3では、制御部400は、図示しない搬送用モータを駆動して搬送ローラ141を挿入方向に回動させることによって搬送路に用紙(通帳T)を搬送させて用紙吸入を行い、ステップS4に移行する。
ステップS4では、制御部400は、搬送路に設けた用紙センサ150から、用紙センサ150のON情報(詳細には、受光部151から受光を示す情報)、つまり、用紙を検出した情報が入力されたか否かを判定する。ステップS4において、ON情報が入力されれば、ステップS5に移行し、ON情報が入力されなければ、入力されるまでステップS4の処理をくり返す(図4参照)。
ステップS5では、制御部400は、搬送用モータを駆動し、搬送ローラ141を介して、用紙を印字位置まで吸入、つまり、用紙としての通帳を印字位置に搬送(図5参照)して、ステップS6に移行する。
具体的には、ステップS5では、制御部400は、搬送用モータを駆動して搬送ローラ141により、搬送面である装置本体110の上面112において、用紙センサ150の位置から、プラテン部120において印字可能な印字位置まで搬送させる。例えば、印字位置100では、制御部400にて、搬送路において用紙センサ150の位置からプラテン部120上の印字位置までの搬送量に対応した搬送用モータへの指令パルス数Npが設定されている。このため、制御部400は、搬送量用紙センサ150にて用紙が検出されてから指令パルス数Npを搬送用モータに出力して駆動させることによって、用紙を用紙センサ150の位置から指令パルスNpに対応した印字位置まで搬送させる。
ステップS6では、制御部400は、ガイドモータ330を制御することによりレバー320を回動して可動ガイド300をプラテン部120上から、退避位置である後ガイド230の側方に移動(可動ガイド300を「開」状態(図6参照))してステップS7に移行する。
ステップS7では、キャリッジ(図示省略)を動作させることによって印字ヘッド130を動作させ、印字位置、つまりプラテン部120上に位置する用紙に印字し、ステップS8に移行する。
ステップS8では、印字が終了したか否かを判定し、印字終了していなければステップS9に移行し、印字を終了していれば、ステップS10に移行する。
ステップS9では、制御部400は、用紙の端部(この例では先端部T1)が中央ガイド210から後ガイド230に入る前の位置に位置しているか否か(用紙Tの先端部T1が後ガイド230に入るか否か、別言すれば、用紙Tの先端が後ガイド230に入る時かいなかを判定する。
このステップS9では、用紙Tの先端部T1が中央ガイド210から後ガイド230に入る位置に位置していなければステップS11に移行し、中央ガイド210から後ガイド230に入る位置に位置していれば、ステップS12に移行する。なお、図6に示す印字装置100の状態では、用紙の端部T1は、中央ガイド210から後ガイド230に入る位置に位置している。
制御部400におけるステップS9の処理の一例について具体的に説明する。
このステップS9では、制御部400は、用紙センサ150による用紙Tの検出時(センサON)から搬送用モータに出力した指令パルス数をカウントし、このカウント数が、中央ガイド210の後端側端部近傍と後ガイド230の前側端部との間の搬送量に対応する指令パルス数Xp〜Ypの範囲内に有るか否かを判定している。指令パルス数Xp〜Ypの範囲内に有れば、制御部400は、用紙Tの先端部T1が後ガイド230に入る状態であると判定し、Xp〜Ypの範囲内に無ければ、用紙Tの先端部T1が後ガイド230に入る状態ではないと判定する。
ステップS11では、制御部400は、用紙Tの先端部T1が後ガイド230に入る状態ではないと判定して、搬送用モータを駆動して用紙を挿入方向に移動し、印字位置の改行を行い、ステップS7に移行する。
ステップS12では、制御部400は、用紙Tの先端部(進行方向側の端部)T1が後ガイド230に入るときと判断して、ガイドモータ330を駆動して、可動ガイド300をプラテン部120上に移動(可動ガイド「閉」状態)にして(図7参照)ステップS13に移行する。
ステップS13では、制御部400は、可動ガイド300を閉位置のまま、搬送用モータを駆動して用紙Tを挿入方向に移動し、印字位置の改行を行い、ステップS14に移行する。
ステップS14では、制御部400は、ガイドモータ330を駆動して、可動ガイド300をプラテン部120上の閉位置から後ガイド230の側方の位置である退避位置(可動ガイド「開」位置)に移動し、ステップS7に移行して以降の処理をくり返す。
一方、ステップS8において、印字終了を判断した場合、ステップS10では、制御部400は、用紙センサ150がOFFであるか否か、つまり、用紙センサ150から用紙検出信号が入力されたか否かを判定する。
ステップS10では、用紙センサOFFであれば、つまり、制御部400に用紙センサ150から用紙Tを検出したことを示す用紙検出信号が入力されていなければ、ステップS15に移行する。
また、ステップS10において、用紙センサONであれば、つまり、制御部400に用紙センサ150から用紙Tを検出したことを示す検出信号が入力されていれば、ステップS16に移行する。なお、ステップS10において、用紙センサON状態は、前ガイド220に既に用紙Tが入っている状態である。
ステップS15では、制御部400は、用紙センサ150の位置から後方に存在する用紙Tの端部が中央ガイド210から前ガイド220に入る位置に位置しているか否か、つまり、用紙Tの後端部T2が前ガイド220の後端部221よりも後方に位置するか否かを判定する。
ステップS15において、用紙Tの端部T2が中央ガイド210から前ガイド220に入る位置に位置していれば、つまり、用紙Tの後端部T2が前ガイド220から挿入方向側に出ていれば、ステップS17に移行し、いなければステップS16に移行する。
具体的に、制御部400では、用紙センサ位置から前ガイド220の後端部221までの用紙Tに対する搬送量に対応したパルス数がMpとして予め設定されている。このため、ステップS15では、制御部400は、用紙センサ150により用紙Tを検出しなくあったとき(用紙センサOFF)から搬送用モータに出力する指令パルス数をカウントして、予め設定されたパルス数Mpと比較する。
ここでは、制御部400は、カウントしたパルス数がパルス数Mp以上であれば、用紙の後端部T2は前ガイド220の後端部221から後方に出ているものと判定し、パルス数Mpより少なければ、後端部T2は前ガイド220の下方に位置するものと判定する。
ステップS17では、制御部400は、通帳などの用紙の後端部(進行方向側の端部)は前ガイドから後方に出ている(位置する)と判断して、ガイドモータ330を駆動して、可動ガイド300をプラテン部120上に移動する。すなわち、制御部400は、可動ガイド300を「閉」状態(図9及び図10参照)にして、ステップS16に移行する。
ステップS16では、制御部400は、搬送用モータを駆動して用紙Tを、挿入方向とは反対側の方向、つまり、装置の前方に搬送して、装置本体110から排出し、ステップS17に移行する(図11及び図12参照)。
ステップS18では、制御部400は、ガイドモータ330を駆動して、可動ガイド300を閉状態(プラテン部120上の閉位置)から、開状態、つまり、後ガイド230の側方の開位置(退避位置)に移動して、処理を終了する(図13参照)。
このように、印字装置100では、搬送路において用紙Tの端部T1(T2)が、前後ガイド220,230から外れている場合、つまり、プラテン部120上に位置している場合、可動ガイド300をプラテン部120上に移動させる。これにより、用紙Tの端部T1(T2)がプラテン部120上の印刷位置から、前後ガイド220,230のうち、進行方向側にあるガイドに入る前に、移動ガイド300を当該用紙Tの端部T1(T2)の側端部T12(T22)(図2参照)の上方に配置させることができる。
これにより可動ガイド300は、印刷位置に位置する用紙Tにおける端部T1(T2)の一方の側端部T12,T22を上方から押さえて、当該一方の側端部T12,T22の上方で、前後ガイド220,230と連続した搬送路の上面を形成する。なお、プラテン部120上の用紙Tにおける端部T1(T2)のうち他方の側部T11,T21の上方には、中央ガイド210が配置されている。他方の側部T11,T21は、中央ガイド210により上方から押さえられ、上方への反りを規制される。
このように、可動ガイド300を水平方向に動作させるとともに上下方向に動作させてプラテン部120の上方に移動させるため、可動ガイド300を移動する際に、プラテン部120上に位置する通帳の端部T1,T2の一方と干渉することなく、プラテン部120上に移動することができる。よって、本実施の形態の印字装置100では、可動ガイド300の移動による用紙Tの端部との干渉を防ぐために用紙Tを退避させる動作を行う必要がない。
よって、プラテン部120上に端部T1,T2の一方が位置する通帳を、当該端部T1,T2の一方を進行方向側に位置する前ガイド220又は後ガイド230に干渉させることなく、挿入方向(後方)及び排出方向(前方)の一方を示す搬送方向へ円滑に搬送することができる。
なお、本実施の形態の印字装置100では、可動ガイド300の退避位置を、後ガイド230の側方としたが、これに限らず、前ガイド220の側方としてもよい。この場合、例えば、可動ガイド300の向きや、前後ガイド220,230の構成は、上述したものと逆向きとなり、また、ガイド受け部160の配設位置、可動ガイド位置センサ170もそれぞれ前ガイド220に配置する。
また、実施の形態における印字装置100では、可動ガイド300を可動させる可動機構部350を、レバー320、可動ガイド駆動ギア326、モータギア332及びガイドモータ330等により構成したが、これに限らない。すなわち、可動ガイド300が、装置本体110上の退避位置から、装置本体110上を搬送方向に沿って上昇してから下降することで印字位置に位置する用紙の端部を上方から押さえるように可動させる機構であれば、どのような機構であってもよい。
例えば、上述した印字装置100において、可動ガイド300の側方(図1及び図2では、左側方)に、上述した可動機構部350に代えて、可動ガイド300の移動を案内するガイドレールを配設し、レバー320により移動する可動ガイド300の軌道と同様の軌道を移動させる構成としてもよい。
例えば、レバー320により移動する可動ガイド300の軌道と同形状のスリットなどの案内溝、つまり中央部分が上方に突出した円弧状の案内溝を有するガイドレールを用いて、可動ガイド300の移動を案内させる構成が挙げられる。例えば、上記構成の印字装置100において、レバー320に換えて、可動ガイド前後ガイド220,230が配置される高さレベルに対応する位置に、レバー320の先端部323の軌道と同様の形状として、中央部分が上方に突出した円弧状の案内溝を有するガイドレールを配置する。
そして、この案内溝内に、可動ガイド300の側方に連結ピン324に代えて設けられた支持ピンを摺動自在に取り付けて、可動ガイド300を、支持ピンを介してガイドレールに片持ち状態で支持させる構成にする。このように可動ガイド300の移動をガイドレールの案内溝に案内させる構成にすることによって、可動ガイド300に、レバー320を用いた可動機構部350による動作と同様の動作をさせることができる。
また、ガイドレールの案内溝に沿って可動ガイド300を移動させる機構としては、例えば、支持ピンに、支持ピンを軸として回転するピニオンギアを取り付け、このピニオンギアを、下側で案内溝の底面に形成したラックに歯合させるとともに、上側でガイドモータ330からの動力を伝達するギア部に歯合させる構成が考えられる。このとき、ギア部は、可動ガイド300とともに案内溝に沿って移動するように設けて、ガイドモータ330が駆動すると、ギア部を介してピニオンギアが回転し、当該ピニオンギアが案内溝のラック上を移動するようにする。このピニオンギアの回転に伴い可動ガイド300は案内溝に沿って移動する。
これにより、可動ガイド300の先端部301は、レバー320の回動により可動する軌跡と同様の軌跡で、つまり、搬送方向に沿って上方に移動しつつプラテン部120上に移動して、プラテン部120上の用紙の端部T1,T2の側方を上方から押さえることができる。
なお、上記本発明は、本発明の精神を逸脱しない限り、種々の改変をなすことができ、そして本発明が該改変させたものに及ぶことは当然である。
本発明に係る印字装置は、印字自体の小型化を図ることができるとともにジャムの発生を減少して印字媒体の搬送を確実に行うことができる効果を有し、金融機関等で使用される自動取引装置に設けられ、通帳等の冊子状の印字媒体に印字する印字装置として有用である。
本発明の一実施の形態に係る印字装置の構成を示す斜視図 同印字装置の平面図 可動ガイドの動作の説明に供する印字装置の側面図 可動ガイドの動作の説明に供する印字装置の側面図 可動ガイドの動作の説明に供する印字装置の側面図 可動ガイドの動作の説明に供する印字装置の側面図 可動ガイドの動作の説明に供する印字装置の側面図 可動ガイドの動作の説明に供する印字装置の側面図 可動ガイドの動作の説明に供する印字装置の側面図 可動ガイドの動作の説明に供する印字装置の側面図 可動ガイドの動作の説明に供する印字装置の側面図 可動ガイドの動作の説明に供する印字装置の側面図 可動ガイドの動作の説明に供する印字装置の側面図 本実施の形態に係る印字装置において、媒体搬送案内の動作を含む印字動作の一例を説明するフローチャート
符号の説明
100 印字装置
110 装置本体
120 プラテン部
130 印字ヘッド
141 搬送ローラ
220 前ガイド
230 後ガイド
300 可動ガイド
320 レバー
330 ガイドモータ
350 可動機構部
400 制御部
T 通帳
T1 通帳の先端部
T2 通帳の後端部
T12 通帳の先端部の側端部
T22 通帳の後端部の側端部

Claims (5)

  1. 搬送路で搬送される印字媒体に対して、前記搬送路の途中の印字位置で、搬送方向と直交する方向に移動する印字ヘッドによって印字を行う印字装置であって、
    前記印字ヘッドに対し前記印字媒体の搬送方向の前後に配置され、前記搬送路の上面を構成する前側ガイド部及び後側ガイド部と、
    前記搬送方向の前後の一方側から、前記印字媒体の搬送方向に沿って前記搬送路上を上方に移動した後で降下して前記印字位置上方の前記前側ガイド部及び後側ガイド部間に位置する可動ガイド部と、
    を有し、
    前記可動ガイド部は、前記印字位置に位置する前記印字媒体の先端又は後端が、前記前側ガイド部及び後側ガイド部のうち進行方向側のガイド部の下方に入る前に、前記前側ガイド部及び後側ガイド部間に位置して、前記印字媒体の先端又は後端を上方から押さえることを特徴とする印字装置。
  2. 前記搬送路が上面に形成された装置本体と、
    前記可動ガイドを可動する可動機構とを備え、
    前記可動機構は、前記装置本体内に配設された可動ガイド駆動モータと、
    前記可動ガイド駆動モータの駆動により回動して、先端部が前記装置本体の上方で搬送方向に移動するレバーとを有し、
    前記可動ガイドは、前記レバーの先端部に回動自在に接続され、前記可動ガイド駆動モータの駆動により、前記搬送方向の前後の一方側から、前記印字媒体の搬送方向に沿って前記搬送路上を上方に移動した後で降下して前記前側ガイド部及び後側ガイド部間の位置に移動することを特徴とする請求項1記載の印字装置。
  3. 前記レバーは、前記装置本体の一側面に沿って配置された板状部材からなり、前記一側面に沿って回動自在に設けられていることを特徴とする請求項2記載の印字装置。
  4. 前記可動ガイド部の搬送方向の長さは、前記前側ガイド部及び後側ガイド部間よりも長く、
    前記可動ガイド部は、前記前側ガイド部及び後側ガイド部の一方と搬送方向と直交する方向で並ぶ位置から前側ガイド部及び後側ガイド部間の位置に移動することを特徴とする請求項1記載の印字装置。
  5. 前記前側ガイド部及び後側ガイド部のうちの他方の端部には、前記可動ガイド部が前記前側ガイド部及び後側ガイド間に位置した際に、前記ガイド部の移動方向側の端部と係合する切欠部が形成されていることを特徴とする請求項4記載の印字装置。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS62142547A (ja) * 1985-11-29 1987-06-25 ジヤケ・オルトペデイ−・ソシエテ・アノニム 円形領域を備えた部品を位置決め固定するための装置
JPS6367171A (ja) * 1986-09-09 1988-03-25 Hitachi Ltd 印字媒体のガイド装置

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